深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Rebirth of hardluck optics gifted ~Petri Auto CC 55mmf1.4 FD-remounted~

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て今宵のご紹介は予告通り、久々の工房作品、2月になってパーツストックを整理していて、不意にキーパーツを発掘し、落雷の如き閃きで図面を引くこともなく、一気呵成に製造してしまったという、まさに衝動的作品、Petri CC Auto 55mmf1.4改FDマウントです。
このレンズは、改めて説明する必要が無いほどコアなマニア各位には有名かつ垂涎の的で、5群7枚、す即ち、よくある4群6枚のプラナータイプの対称型の一番後ろのエレメントを2枚に分けて、球面収差を緩和したと云われる贅沢な設計で、後玉の直径自体も、何とキャノンのN-FD50mmf1.2Lよりも更に一回り大きいという画期的なスペックなのです。
しかしながら、このレンズが相方として恃みにしたPetri FTは残念ながら、耐久性、信頼性という観点から、この隠れ銘玉の性能を100%引き出すには至らず、この特異なマウントのレンズを何とかだましだまし実写に持ち出せる、という程度の役割しか果たせていなかったというのが偽らざる実感でした。
では、マウント改造して他のボディに移植するか?となると、特殊なスピゴットマウントと43.5mmという、ショートフランジバックで知られるキャノンEOSのEFマウントよりも更に0.5mm短いフランジバック、そう、ちょうどミノルタのSRとか、MDとかMCマウントと同一値なのですが、ミノルタとて物故メーカーに等しく、まともにフィルム撮影出来そうな機種はX-1のプロフェッショナルファインダ付きくらいしか思い浮かばないのでボツ、これより短いミランダ、コニカARも同様の理由でボツとし、唯一残ったのが国産の雄、キャノンFDマウントということで、今回、たまたまメーカー純正の中間リングセットが発掘出来たので、前に閃いたアイデアがフラッシュバックし、即実用化したということだったのです。
改造といっても、もう再生産はされないし、何よりも状態の良い個体は年々減って、マニアの間ではう奪い合い状態というのが実態の貴重な玉ですから、本体を切った張った、穴を開けるのも惜しかったのので、オリジナルのマウント固定穴をそのまま使い、FDマウントアセンブリと固定出来る、可逆改造ととしたのです。従って、愛用の黒のV6につけたい時はビス6本を外して元のマウント金具を付けるだけで、ハーィ元のペトリマウントに早変わり!ということです。
もちろん、強度はオリジナルの2mmビスを全て軟鋼製のものから高強度鋼のものに換装し、耐久性と信頼性を上げ、無限、光軸調整には工房内製のコリメータを駆使し製造しました。
では、当日の行程に沿って実写結果を見て参りましょう。
ロケ地浅草、ボディはCanonN-FD OD、フィルムは富士カラー100ネガによる全コマ開放マニュアル撮影です。

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まず一枚目のカットですが、深川は木場から浅草に出るには運賃、時間からして日本橋乗り換えの銀座線が一択のルートにつき、最初のカットはどうしても雷門周辺スタートとなってしまいがちですが、そそこはそれ、春節の時期に突入したこともあって、中華圏からのゲストも大勢訪れてくれている雷門の松下電器寄贈の大提灯の下でおどけて記念撮影する観光客各位のお姿を一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、ここも定番の撮影スポット、観光客の間ではもはや浅草名所のひとつに入っているんぢゃまいか?とも思えるくらいいつ行っても人だかりが絶えない、仲見世通り「美人茶屋 あづま」さんの店頭にて、甘酒やらきび団子などを実演販売している小姐店員さんのかいがいしく働く姿を湯気越しに撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、「美人茶屋 あづま」さんで定番の撮影を終えると、次なるターゲットはすぐ裏の側道との交差点に建つ扇子屋さんの軒先に掲げられた大和絵モチーフの手作り団扇ですが、当日はこの辺りも結構な人出で、店先で撮影ポジションを確保するのに結構難儀した一枚。

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四枚目のカットですが、新機軸として、扇子屋さんの少し奥手に新規オープンした「蒟蒻せっけん」をあ商うお店で実演販売を行っている看板娘のお嬢さんにレンズテストに協力して、ブログで宣伝しますから、とお願いしたところ、快くモデルさんになって頂いたもの。場所的にはやや不利ですがこんなき気立ての良いお嬢さんが店番するお店はきっと大繁盛すると思います。

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五枚目のカットですが、気立てと泡立ちの良いせっけん屋さんの両お嬢さんにお礼を述べ、また仲見世通りに戻って宝蔵門ほ方面を目指して歩き出したら、ちょうど舟和で買い物を終えたと思しき小姐二名が成人式を彷彿とささせるような、いわゆる観光客相手のレンタル着物とは一線を画すような見事ないで立ちで前を歩いていたので、商店街をバックに後ろから1枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、仲見世通りを不審者宜しく草餅色の巨大な古めかしいカメラを片手にストラップ巻いて持ちながらきょろきょろしながら歩いていたら、程なく伝法院通りとの交差点に達して、こここでも着物ルックの小姐がそこそこ居たので、交差点の忍者のお店の前に立ち尽くし、これは!と思った小姐が通り過ぎざまに後ろ姿を一枚戴いたもの。

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七枚目のカットですが、同じく仲見世と伝法院通りの交差点で、ここからは南方向に向かって仲見世通りの商店街の裏側が見通せるので、これも遠近感が出てて、画としては面白そうなので、前を歩く団体が或る程度の距離まで離れたところで一枚撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、再び仲見世通りを歩き出すとすぐに目の前に宝蔵門のチタン製屋根の偉容が目に入りますが、ただ漫然と通りの溢れる観光客と宝蔵門をモチーフに構図撮っても、画としては面白くもなんともないので、画面のアクセントになり得るような人物が通りがかるのを待っていたら、リュックを背負った中国人の兄ちゃんがカノジョの手を引いて通り過ぎて行ったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、程なくして宝蔵門に到達し、そのまま境内に足を踏み入れると、まずは第一定点観測スポットである手漕ぎ井戸の方に視線を走らせましたが、この寒空の下、誰が好き好んで冷たい水なんか汲み出して手を洗おうものか、閑散として人っ子一人居なかったので、次なるポイント、お神籤売り場に足を運ぶと、ここは通年不動の人気で、居ました居ました子供用のレンタル着物に身を固めたいたいけな中国人極小姐が意味を知ってか知らずか、お神籤を棚に括りつけていたのでその姿を1枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、次なる定点観測スポットである巨大焼香場の香炉周りは当日、人だかりが凄まじく、近寄るのも艱難辛苦の状況だったため、作戦変更、その横にある手水場で参拝前に身を清めようという敬虔な善男善女の姿を戴くことし、ここでも中国人一家が楽しそうに手を清めていたので、その姿を向かい側から1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、境内はほぼ撮り尽しの感無きにしもあらずだったので、また観光客が一巡ししそうな頃合いを見計らって出直すべく、いったん、奥山方面から六区へ抜けることとし、今は亡き観音温泉に面した出口から西参道に出て、六区の通りを北に向かい、花やしき通りに入った辺りで大道芸人のヲヂサンが紙芝居なんかやってたので、ちょいと失礼とばかり通りすがりに1枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、花やしき通りをモデルさんを物色しながら歩いていたら、ちょうど、着物にレース手袋、ロシア帽というちょっと捻ったファッションでしゃらりしゃらりと八文字歩きに近い歩行をする小姐二人組が目に着いたので、これはきっとレイヤーさんだ!と確信して声を掛けたら見事ビンゴ、モデル撮影バイトが終わったので帰る途中でした、ということで快くオマケの無料撮影にお応じて貰ったもの。

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十三枚目のカットですが、花やしきの前の番屋みたいな佇まいの建物の前で、中国人小姐が仲間とはぐれたのか、電話したり、スマホンで画面を大急ぎでスクロールしたりと大忙しだったのですが、何となく、その平昌辺りに居てもおかしくはないような、可愛いウィンターファッションの小姐が場違い感あアリアリの番屋の前に立ち尽くしている姿が面白くまた愛くるしかったので通りざまに1枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、辺りを一回りし終えて、また奥山方面の一本北の門、影向堂前の道から本堂横に出て、そこからまた本堂前まで歩いて行ったら、いたいけな日本産小姐が五重塔をバックに満面の笑みで自撮りなんかしていたので、そのお姿を前から1枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、巨大焼香場はまだ黒山の人だかりでその人の輪に割り込んで、煙を身に纏おうとする善男善女の笑顔を撮ろうなどと云う大それた目論見は出来ようはずもなく、仕方なく、再びc手水場に目を転じれば、居ました、居ました、外国人観光客のグループが交代で手を清めていたので、一番目立つ、それこそ大輪の花の如きオーラを纏った白人小姐が前に出た瞬間を1枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、そろそろ次の予定もあり、フィルムも3枚かそこらを残すのみとなったので、また宝蔵門下を通って仲見世通りを戻ることとし、近くまで来たら、ヒップでホップなカンジの黒人のブラザー達が大股で歩いて来て、おもむろにこの使い方が判るかとか、SONYのRX100MKIVかVを差し出してきたので、もちろん判るよ、ということでEVFをポップアップし、記念撮影して上げたお礼にモデルさんになって貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、宝蔵門を潜って仲見世通り方面に出るとすぐ、気立ての良さそうな韓国からのアガシ二名組が、自国でのオリムピックもものかわ、日本の方が大好き!と云わんばかりにお互いの全身で喜びを表現した写真の撮りっこをしていたので、器量良い方のアガシの番を待って一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、何せフィルムを使うのが3年ぶり以上、まして、露出計無しのオール人力で撮ったのはもう5年ぶり以上ですから、ほぼ全てのコマでオーバー露出となっていましたが、それでもフィルムの寛容性に助けられて何とか、レンズの描写は把握できるような実写結果になったのでは、と思いました。今度はモノクロにチャレンジしてみようかな。

さて次回はまたLeica M(TIPO240)使って、何かオールドレンズのフルサイズ描写の味見してみましょう、乞うご期待!!

  1. 2018/02/11(日) 17:04:25|
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Leitz's second arrow to enthusiast~R-Summicron35mmf2.0~

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さて、今週の更新は、工房主が想定外のA型インフルエンザに罹ってしまい、絶対安静してたので、更新が遅れてしまいましたが、予告通り、Rレンズの再発見行ってみましょう。
今回のレンズはかつて秘宝館にも登場したR-Summicron35mmf2.0で、1976年登場の4群6枚の標準的なプラナータイプの構成でフード内蔵式のコンパクトな鏡胴です。
今回、フルサイズでの初トライということで、周辺等にやや不安はありましたが、少なくともストリートスナップに使うくらいなら、光量、解像度共に特段問題は無いように思えました。
では、当日の行程に沿って実写結果を逐次見て参りましょう、カメラはLeica M(TIPO240)による絞り優先AE撮影、ロケーションは築地市場です。

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まず一枚目のカットですが、自宅兼工房での用事を済ませてからの出発だったので、築地に着いたのは14時半近く、もう大半の商店は店仕舞いの用意を始めるギリギリの線ですが、まずは腹が減っては戦が・・・ということで、手堅く「叉来い家」で漬け鮪丼を戴き、しかるのち、一番近くの通りから場外市場の中に入って行ってすぐ目に付いた観光客相手の鮮魚店の店先で一枚戴いたもの。

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二枚目のカットですが、南北を走る通路を抜け、一本目の東西に場外を貫通する通りに出る手前で白人一家の女の子と目が合って、笑って見せたらはしゃぎ出したので、これ幸いにとマイライカの試運転してるのでモデルさんになってね、と頼んだところ、ヲヤヂさんも興味深々、一家で満面の笑みを浮かべたモデルさんになってくれたもの。

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三枚目のカットですが、その白人一家にお礼を述べて画像を見て貰いGoodJob!とかお墨付き貰って、イイキブンで次の南北を走る通りの中ほどに在る刃物屋さんの前に歩いて行ったら、中国人と西欧人と思しきカポーが包丁に名入れをして貰うのを店頭で感心しながら見守っていたので、後ろからそっとその様子を戴いてみたもの。

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四枚目のカットですが、南北を走る通路と交差する二本目の東西通路の交差点近くに、まさに築地市場の場内外合わせても、インスタ映えチャンピオンになれそうな色鮮やかな甲殻類をこれまたダイナミックに飾り付けたお店が二軒在って、その東側のお店は、大将が実に気前良く、買おうが買うまいが店まで来てくれたお人は客に相違なしという心掛けなので、いつも甘えて写真撮らせて貰ってますが、今回もドアップで主力のタラバ蟹を撮らせて貰ったもの。

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五枚目のカットですが、場外市場を東西に貫く通りを西方向、即ち本市場に向かって歩いて行くと、マグロの解体しょーでもやった名残なのでしょうか?全体で100kgは裕にあると思われる黒マグロのお頭が氷を詰めた発泡スチロール箱の上に獄門首宜しく飾られており、それを中国人観光客と云わず、欧米のバックパッカーと云わず記念撮影やらインスタ掲載のために群がって撮っていたので、混ぜて貰って撮ったもの。

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六枚目のカットですが、同じく東西を貫く場外の通りの奥の方、即ち本市場エリアとを隔てる南北の広い道に突き当たる手前辺りに乾物を商うお店が在って、撮らしてね、とか云うと百万えーんとか云うので、じゃ出世払いでお願いね、とか軽口叩き合って写真を撮らして貰うことが何回かあったので、この日も撮らせてね、とか云うと、ダメダメ、オレを主役にしなきゃとか言ってたのでカメラ向けたら、ウソ、ほら、鮭だろ、鮭、とか言われたので有難く1枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、場外市場と本市場エリアとを隔てる南北の道の場外サイドには、観光客向けのお店が沢山並んでいて、もう15時も過ぎていると云うのに、テリー某の実家とは別のお店ですが、焼き立ての出汁巻きをそのまま食べたいという観光客が列をなして並んでいたので、その様子を通りざまに1枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、その南北の大きい通りを南方面、即ち市場正門入り口や波除神社方面に歩いて行くと、豪快にも両手に持った配管用と思われるブタンのバーナーで、ホタテ貝の貝殻を盛り皿として山盛りにしたウニやホタテ、そして好みによってカニやエビなどのむき身をトッピングしたものを炙っていて、注文主である家族のいたいけな童子が今にも涎を垂らさんばかりの様子で眺めていたので、通りざまに1枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、南北の大きい通りを歩きながらも、特に何を買おうとも、買い食いしようとも思っておらず、ただひたすら交差する東西の通りの様子には細心の注意を払っていたので、ちょうど午後の傾きかけた陽光による光線状態と店の前で人待ち顔の中国小姐の佇まいがとてもよくマッチングしていたので、通りざまに一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、その中国人小姐の路上の姿を捉えた通りの光の回り具合がとても魅力的だったので、場内へ進むのはいったん後回しにしておいて、一番南の場外市場内の東西を貫く通りを進み、適当なモデルさんが通らないか待ちかねていたら、ちょうど、如何にも冬支度ですよという恰好のカポーが仲睦まじく傍らを通り過ぎて行ったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、その東西を貫く通りが、一番東側の南北を走る通路に交差する辺りで、銅板葺きの住戸兼店舗がまだ何軒か残っていたことを思い出し、フルサイズで使う35mmの描写を確かめるため、そこに足を踏み入れ、マスクをしている人間が来ない頃合いを見計らってシャッター切ったもの。

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十二枚目のカットですが、再び、場外市場と本市場を隔てる南北の広い道路に戻り、なかなか趣きの有るカンジの少々鄙びた商店や飲食店が軒を並べる西側、即ち本市場の塀の東際に隣接している商店街を通りながら、ちょうどイイカンジにヤレたカンジのお店の前でどう撮ろうか考えている時に、ヤンチャな童子を速足で追いかける母親が傍らを通り過ぎて行ったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、もはや15時も半を過ぎてしまうと場内の飲食店はほぼ全てクローズかオーダーストップとなってしまうため、被写体になってくれそうな国内外のゲストは皆無でしたが、それでもかろうじてお客がまだ残っている入り口に近い棟割長屋のお寿司屋さんでは、ちょいと場違い感無きにしもあらずのクロムメッキのパーツも眩しいハーレーだかの大型バイクがこれ見よがしに停められていたので、お店を背景に一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、同じく場内の北門方面への通路沿いに停められた、築地場内外の働き者、しかも真新しいターレットが目に付いたので、クローズアップで撮ろうかいな、とかEVFで難行苦行し、ピンを合わせて居たら、中国人一家がその後ろを通りがかったので、有難く一枚戴いたもの。

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十五枚目のカットですが、ここも殆ど定点観測スポットと化してしまってはいるのですが、本市場の北門近く、警備詰め所を出てすぐの何かの冷凍工場の壁の西側に設けられた市場内外で発生したターレットや台車、或いはフォークリフトなどの部品のスクラップがイイ案配に錆色を醸し出してくれているので、ついつい今回も撮ってしまったもの。

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十六枚目のカットですが、再び正門から場外に出て、勝鬨橋方面へ歩いて行こうとしたら、正門から一番近い東西を貫く通りの路上で、店仕舞いの支度なのか、この寒空の下、威勢よく、売り物を入れていたプラケースを丹念に洗い清めていた中年夫婦の姿が目に留まったので、声を掛けて一枚撮らせて貰ったもの。

今回の感想ですが、いやはや、LV立ち上がるのが異様に遅いし、シャッター押してからのブラックアウトの時間も無限の如く長いM(TIPO240)ですが、それでもその特性を感覚として体に刻み込めば、なかなか表現力に富んだ写真の撮れる組み合わせではないかと思いました。
さて、次回は旋盤も復調したことだし、久々に工房製造品の紹介行くかな・・・乞うご期待!!

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

  1. 2018/02/07(水) 00:02:20|
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Rediscovery of Leitz's legacy①~Vario-Elmar28-70mmf3.5-4.5R~

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さて、今週の更新は、予告通り、昨年末に急遽入手出来たLeica M(TIPO240)による既存レンズ再評価の一環として、同じくLeitz社が70年代からリリースし、2000年代初めに絶滅した一眼レフシリーズのR系レンズのうち、工房にある何本かを不定期にテストしてレポートしたいと思います。
その記念すべき第一号は、やはりRレンズで一番最初に買い求めたVario-Elmar28-70mmf3.5-4.5R3カムモデルで、これは、1983年から初のライカブランドの標準域ズーム35-70mmf3.5の継承モデルとして気持ち広角側を伸ばしたもので1990年代に登場、生まれは日本の狛江市とも云われる、洋魂和才の極めて有能なハーフのモデルであります。
今回はありきたりながら、一番、モデル獲得の難度が低い浅草でテストしました。
では当日の行程に沿って、実写結果を逐次見て参りましょう。撮影条件はいつも同様、全コマ開放による絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、土曜日は色々と野暮用をこなしていたら、工房発が14時を過ぎてしまい、日本橋を通過したのが14時半、仕方なく、東京駅まで一旦出て、オアゾの地下一階でランチを戴いてから、また日本橋経由、浅草に着いたのは15時も半近くになってのことで、メトロの駅から地上に出た、道路の歩道沿いにずらっと並んだ人力車の漆黒の幌が壮観だったので、傍らの兄ちゃんに声かけて路上から一枚撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、いつも通り浅草第一のランドマークである雷門の周辺で目ぼしい画を拾おうとしたのですが、当日は、おそらく屋根からの落雪や落氷を警戒してなのか、周囲を囲ってあって、中を通るどころか、周囲にも寄り付けない状態だったので、真下から提灯を撮ることも出来なかったので、柵ギリギリからしゃがんで大提灯を斜め下から撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、真下に入り込むことも出来ず、遠巻きに見守ったり、集団自撮りを試みる観光客達を後に、次なる撮影スポットである、仲見世通りの「美人茶屋 あづま」さんの店頭で、観光客に紛れて、甘酒やらきび団子やらの実演販売に勤しむいたいけな小姐を撮ろうと、店頭の商売の邪魔にならない位置を陣取って待ち構えていたのですが、いやはや、それでも前を平気で観光客が入り込み、やっとモノになったのがこの一枚、それでもカラーバランスが夕焼けみたいなオレンジトーンになっちゃったので、ソフトで弄っていたら、昔のコダックの色褪せたカラーネガの画みたいになっちゃったもの。

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四枚目のカットですが、同じく仲見世通り上の「美人茶屋 あづま」さんの店頭のすぐ近く、側道への曲がり角にウラヂオストックからの観光客と云うベビーカー持ちの親子連れが居て、女の子が目が合ったらニッコリしてカンジ良かったので、まだ若いヲヤヂさんと英語で何とか出演交渉、あづまさん横で一家揃っての記念撮影となったもの。

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五枚目のカットですが、あづまさん付近で撮ったら、次の撮影ポイントはおのずと決まっていて、仲見世通りを宝蔵門方面に向かって右の角を曲がって10m程度のところに位置する、老舗の扇子屋さんの店頭に掲げられた大和絵や浮世絵などの図柄が手書きされた高級団扇をモチーフに背景のボケを撮る構図で、今回もしっかり撮りましたということ。

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六枚目のカットですが、無事、扇子屋さんの店頭での撮影を終え、また仲見世通りに戻ろうとあづまさんの角を曲がろうとしたら、林檎印のスマホンを差し出してきて、記念撮影したいんで、シャッター押してくれる?とか頼んで来たんで、オケーオケーと適当に3枚ほど撮って上げてから、おもむろにこちらからもお願いがあると云うことで、一瞬、金でもせびられるかと笑顔が消えかけましたが、レンズテストに付き合ってよ、と切り出したら、笑顔で喜んで、となったもの。

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七枚目のカットですが、仲見世通りを被写体探してキョロキョロしながら、人にぶつからないように歩くこと数分、やっと伝法院通りとの交差点辺りまで来て、ふと東の側道である観音通りを眺めると、人気爆発?のメロンパン屋反対の壁に友達の買い物につき合わされてうんざりしたのか、いたいけな小姐二名がアンニュイな雰囲気で壁際に立ち、スマホンなんか弄っていたので、ズームの望遠モード発揮し、そのお姿を1枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、側道からまた仲見世通りに戻り、ふと西側の伝法院通りに目をやれば、何と、まだ除雪もされずに道路のど真ん中に先週の雪が丸々と残っており、観光客は云うに及ばず、地元民各位もそれを避けて恐る恐る辺りを通行するという有様だったので、記録も兼ねてその様子を一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、伝法院通りとの交差点を過ぎてすぐのところに在り、いつも物見高い観光客の注目を集めている人形焼の店頭実演販売を行っているガラスの横で、いたいけな二人組の中国人青年二名が居たので、その姿を撮ろうかなと思ったら、そのうちの一名が只ならぬ雰囲気を察知して、オレ、トイレ行くわ、後でまた来っから、てなノリで居なくなってしまったため、残り一名にご出演願ったもの。

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十枚目のカットですが、仲見世通りをどん詰まりまで歩き通し、宝蔵門の辺りまでやって来て、第一の撮影スポットである門下付近で声を掛けられそうな個人、グループを探しましたが皆無のため、次なるスポットである手漕ぎポンプもこの寒空の下、誰が伊達や酔狂で、わざわざ冷たい水なんか酌み出すわけもなく、人っ子一人いなかったので仕方なく、門横から境内に入ると、御籤売り場の前辺りで、レンタル着物に身を固めた若い中国人小姐のグループが、この国での悲惨な事件の事を知ってか、知らずか、はしゃぎながら、ミニ撮影会みたいなことをやっていたので、一番、器量の良さそうな小姐に声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、小姐達のグループを後に御籤売り場へ足を向けると、籤結び用の棚の前で白人の童子連れのどう見ても父親とは思えない謎の東洋人がたどたどしい英語で、お金払って買い求めた御籤を何故ここに結んで置いて帰るのか説明していたので、その熱心さに感心して、横から1枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、何故か、当日は何処からか湧いて出て来たようなカメ爺・カメ婆のグループが後から境内に入って来て、被写体を狙う工房主の横を囲んで真似カットを撮るとか、悪行三昧状態が目に付き出してきたので、じっくり撮るスタイルを変更、一撃離脱的にシャッター切るスタイルとし、御籤売り場奥で抽いた籤を肩寄せ合って眺めていた中国人カポーの姿を通りすがりざまに撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、悪の老人秘密結社が五重塔やら御籤売り場での撮影に興じている間に足早に、連中の苦手な巨大焼香場までやって来て、なかなか美形のフィリピンからの小姐にロックオンし、彼女が線香を買い求め、夕陽を浴びながら厳かな表情で火をつけたところを撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、同じ焼香場の横の着火場で、中国人小姐も何かお経のようなものを唱えながら線香に火をつけていて、その横顔をなかなか魅力的だったので、光線状態の悪さもものかわ、すぐハイライトがサチュレートしてしまうEVFのピントは参考程度として、咄嗟に露出補正し勘でシャッター切ったもの。

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十五枚目のカットですが、ふと焼香場の方向を振り返ってみれば、先ほどの美形のフィリピーナ小姐がお線香を上げ、お願い事を唱え終えたのか、晴れ晴れとした表情で本堂に登ろうとしたので、卒爾ながら、とすかさず声を掛け、モデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、EVFで見ても美形フィリピーナのカットは得心の一枚だったので、あとは消化試合的な気持ちになって、あと数枚撮って、ブログ用の枚数揃えたら、ハヤタカメララボでも行くっぺか?とか考え、また本堂前から宝蔵門方面へと来た道をまた辿って戻り始めたのですが、せっかく28mmをフルに使えるのに、まだそれが判る大型の建物なんか入れたカットとか真面目に撮っていなかったことを思いだし、振り返りざまに林間のベンチ等で寛ぐ人達も入れて宝蔵門の半分と空を撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、撮ってた横をシーズン終えたサンタクロースが糟糠の妻を伴って、遥々と極東の風光明媚な島国に温泉旅行にでも来たような雰囲気を纏ったスウェーデン人の老夫婦が通り過ぎて行ったので、後をついて行って、宝蔵門の下でお互いに記念撮影をし始めた時に声かけて、シャッター押して上げる代わりにヒゲの旦那にモデルさんになって貰ったもの。

今回の感想ですが、初めてのフルサイズミラーレス使用でのスナップということになりましたが、いやはや、普段使っているX-Pro2の出来の良さを再確認したようなもので、とにかくブラックアウトの時間が長い、シャッター切ってから、書き込み終えるまで、ほぼ一呼吸以上掛かっているカンジで、やはりこれはレンヂファインダ機として使うのが正規の使い方で、EVFが最新の国産機同等の機動性を持っていると期待してはいけないのだということを痛感してしまいました。

さて、次回はまた何かRレンズをフルサイズ判でテストしてみましょうかね、乞うご期待!!
  1. 2018/01/28(日) 17:23:41|
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A festival full of amazing automobiles and attractive ladies~Tokyo Autosalon'18~

さて、今週の更新は、1/12(金)に急遽飛び込んで来た、東京オートサロン'18での顧客表敬及び営業の真似事の合間に年初からフル活躍のLeica M(TIPO240)の習熟も兼ねて持ち出し、明るめのポートレートレンズでテストしたものです。
当日は、16時まで会社でまじめにサラリーマンのお仕事に従事し、しかるのち、京葉線で海浜幕張まで移動、そこから徒歩で10分弱の幕張メッセに移動し、17時前には会場に着きましたが、初日とはいえ、来訪者でごった返す会場内を歩き、入場券を恵んで頂いたマフラー専業メーカーブースを訊ねて、ご挨拶ののち、製品写真を数枚撮らせて頂き、勤務先のパンフをカバンに入れたまま、きれいどころの撮影と、これは!と思ったブースへの勤務先の製品の営業という二刀流で、会場閉場の19時ギリギリまで粘ったのです。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズは1枚目のみKern Makro-Switar50mmf1.9、2枚目以降最後までLeitz Summarit50mmf1.5のいずれも絞り優先AEでの開放撮影となります。
では、会場を徘徊した行程に沿って、実写結果を逐次見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、目的の顧客ブースを辞してすぐ目に留まったのが、すぐ裏というか奥に位置する、ウィンドシールドの補修材の会社のブースで、比較的清楚な白地に青のアクセントの衣装を身に着けた、気立ての良さげな小姐二名が、道と云うかブース間の通路を行き交う人々に、自社製品のパンフ一式を詰めたバッグを受け取って貰おうと声を掛けているのですが、チューニングカーの祭典では地味な補修部品はどうしても脇役的立場でなかなか関心を惹けず苦戦していたご様子のため、励ましがてらモデルさんになって貰ったもの。

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二枚目のカットですが、実質、初訪問に等しいオートサロン、見るもの、聞くもの、皆珍しいことには疑いようもないのですが、それでも主役は、まごうことなく、ハイパフォーマンスカーと云われる、メーカー、チューナー如何に関わらず、一般的な市販車とは比べ物にならない、お値段、性能、インテリア、エクステリアの個性を発揮しているクルマ達で、まずはその横綱である日産自動車様のGT-Rの雄姿でも撮らせて頂こうと、会場奥の巨大ブースのステージ上に鎮座ましますご本尊さまを1枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、日産ブースでのGT-R撮影も無事こなし、その後、周辺の様子を物色してみれば、居ました居ました、去年の東京モーターショーでは完全スルー状態の欧州製のスーパーカーの雄であるランボルギーニのウラカンだかのオープンカーと、それ向けに特注で誂えられたという、ハンドメイドのチタン製エクゾーストシステムが恭しく展示されていたので、特製マフラーを主役にランボをバックグランドとして一枚撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、ランボの芸術的なチタン製マフラーにため息ついた後、次なる獲物を求めて会場内を徘徊していたら、やはり資金力がモノを言うのか、大手メーカーのブースの方が数も多く、専用ユニホームも揃えたいたいけなコンパニオン各位が満面の笑顔で来訪者を出迎え、クルマを見に来たのか単なるカメコなのか判らないような連中が、人垣を作って、コンパニオン各位の写真などを撮っていたので、工房主もちゃっかり混ぜて貰って一枚撮らせて貰ったもの。

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五枚目のカットですが、ここオートサロンではもう10年以上も前にビックサイトでやってた頃来たことがあっただけなのですが、自動車メーカー、タイヤメーカーなど、大手の資金力もある出展者は元より大きなブースの中にステージを設け、照明・音響なども凝ったダンスなどをお披露目して来訪者の注目を集めていたので、お江戸は京橋に本社のあるタイヤメーカーのブース内のステージでのパホーマンスを撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、どちらかと云うと、大手メーカーのブースは会場の壁際に陣取っていて、内側には、大小取り交ぜ、様々なチューナーやパーツメーカーなどのブースが、来場者の注目を惹こうと様々な趣向を凝らしたデコレーションやら、パフォーマンスなどを行ったいたのですが、いわゆるアキバ系の、漫画から抜け出たような着物をモチーフにしたユニークなコスチュームの小姐が笑顔を振りまいて、行き交うカメコを惹き付けていたので、それに乗じて一枚撮らせて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、アキバ系の漫画的コスチュームの小姐が人気を博していたブースのすぐ近くで、やや正統派というか、90年代のレースクイーンみたいなコスチュームでやはりカメコの人垣を作っていた小姐が目に留まったので、さっそくダッシュでポジション獲得、レンヂファインダ機の特権である、目線下さ~いとかファインダ覗きながら声掛けたら、ズッキューン!なんかやってくれたので、すかさず一枚戴いたもの。

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八枚目のカットですが、やはり近所のブースで、確かチューニングカーを得意とする中古車販売業者のブースだったかと思いますが、追っかけと思しきカメコ各位と爆笑しながらやりとりしていたコンパニオン三人組のうち、真ん中の"黄レンヂャー"の小姐の笑顔がとても眩しかったので、しばらく眺めながら、ここぞという瞬間を見定めてシャッター切ったもの。

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九枚目のカットですが、そういや、ホンダのNS-Xの二代目って一回も見たことなかったよなぁとか急に正気に返って、同じ会場建屋内奥のホンダのブースげ向かうこととし、さっそく会場に着いて市販タイプや各種のレース仕様を眺め、ブース内のレイアウト上、標準レンズでは全景が収まらないので、専らGALAXY S7 EDGEのカメラで車関係は撮影し、さて次は何処見ましょうか♪とブースを立ち去る時、「有難うございました」と声かけてくれたコンパニオンの小姐がなかなかカンジ良かったので、ついついモデルさんになって貰ったもの。

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十枚目のカットですが、そろそろ他の会場も行ってみないと閉場まで1時間切っちゃったとか思いながら歩いていたら、大手メーカーにしては珍しく会場の内側にそれほど大きくないブースを出していた車載オーディオメーカーのところで、何故かアテンドしていた全員?のコンパニオン各位がステージ上に一列に並んでBGMに合わせて交代でポージングなんかしていたので、横から一枚撮らせて貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、到着してからずっと内部を徘徊していた会場を今、まさに立ち去らんという出口に近い辺りで、エアラインのCAのユニフォームをモチーフとしたと思しきお揃いの赤・白コスチュームを纏った、気立ての良さげなコンパニオンの小姐がミニトークショーみたいなイベントやっていたので、通りざまにフラリと立ち寄り、ステージ横から一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、ここオートサロンは幾つかの大きな会場のみならず、会場間を結ぶ階上の通路にも個性的なブースが出展しており、隣の会場へ歩いて移動する途上、確か自動車工具の老舗のスナッポンだったかのブースで赤のレザー調のお揃いのコスチュームに身を固めた目のぱっちりした小姐と目が合ったので、声かけて一枚撮らせて貰っ

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十三枚目のカットですが、隣接する、ほぼ同規模の巨大な展示会場のフロアにエスカレータで降りていくと、まず、ファン獲得を目的としたのでしょうか、国内のプライベーターのレーシングチームがブースを出展していて、レーシングカーを主役として、昨年の各レースでの戦績などをPRするパネルなども華々しく展示しているのですが、やはり花形は自チーム所属のレースクィンの小姐で、笑顔を振りまき、撮影やサインなどに応じてくれていたので、ファン各位に混じって、モデルさんになって貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、そろそろ19時の閉場も近づいてきて、館内放送がその旨をアナウンスし出したので二番目に訪れた会場を後にしようと歩き出したら、階上通路に登る手前辺りに位置していた、おそらくクルマのコーティング剤か何かのメーカーの宣伝目的のブースでしょうが、ラストスパートとばかり、コンパニオン、社員総出で、足早に通り過ぎようとする来場者にパンフを持って帰って貰おうと声を掛けていたので、足を止めて話を聞いて上げた上でモデルさんになって貰ったもの。

今回の感想ですが、なかなかフルサイズのCMOS機は使いこなすのが難しいです。おそらく同じレンズを付けて、M8とかR-D1sであれば、ブレなかったであろうシーンで、残念なことに、拡大してみるとフジのX系列と同じようにCMOSミラーレスに有りがちな被写体ブレを起こしているカットがかなりあって、もうちょいAUTO ISOの使い方を上手くしないと、油断大敵、シャッターチャンスをドブに捨ててしまいかねないと思いました。

さて、次回はこのM(TIPO240)のEVFを使ってのLEITZ Zoomのフルサイズテスト撮影行ってみましょう、乞うご期待!!
  1. 2018/01/21(日) 18:38:24|
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Taipei '18 photographic Tour with my new partner ②

さて、今週の更新は1月5日から台北へ渡った今年一発目の撮影旅行からの後編をお送り致したいと思います。
まず恒例の行程紹介ですが、あいにく滞在二日目は前日晩からの雨をひきずっており、あたかも日本の梅雨時の如き雨模様の天気で、仕方なく、朝食時の食堂のテレビの全島天気予報を信じ、夕刻から降雨という表示の新竹・桃園地区へと向かうこととし、候補地は出発前に決めていた新竹市の「湖口老街」として台湾国鉄とバスを乗り継いで向かったはイイが、最寄駅では結構な降雨の上、乗り継ぐバスの案内図も時刻表も剥ぎ取られた状態で、湖口駅のインフォメーションで聞いても、下で待っとけの一点張り・・・仕方なく目的地変更し、お隣は桃園市にある馴染みの「大渓老街」へと向かって、そこで小雨のもと、2時間弱ほど撮ってからまたバスと電車乗り継いで、台北市内へ戻り、その日は小籠包の新興勢力である「金品茶楼」で小籠包他を戴いてお仕舞い。
そして翌滞在三日目も朝からどう見ても降雨、朝の食堂のテレビでも台南から高雄のエリアを除き、全島降雨ということで、ここは逆張りということで、年間降雨日数が最多の九?・金瓜石地区へと向かうこととし、11時前に宿を出て、MRTとバスを乗り継いで、まずは九?に入り、そこでランチ込みで2時間弱も撮ってから、帰りのバスの確保の観点から金瓜石へ向かい、そこで日暮れまで撮ってから、バスに乗って台北市内へと向かい、最終日前日の晩でしたが、雨なので夜市撮影もギブアップ、仕方なく、バス停そばのそごう忠孝復興店の「鼎泰豊」でまたしても小籠包他を戴き、余勢を駆って、MRT経由、長春路沿いにある「好記坦仔麺」へ向かい、そこで名物の坦仔麺を戴き、雨がいっこうに収まる気配もなかったため、夜市撮影はギブアップし、おとなしく常宿へ戻った、という今年一発目の海外遠征としては、まさに文字通りしょっぱい結末となった次第。
では、当時の行程に沿って実写結果を逐次見て参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズは1~9枚目迄がLeitz Summicron50mmf2.0、10~17枚目迄がCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、桃園駅からやや離れた桃園客運のバスターミナルから大渓行きのバスに乗り、40分少々かけて、老街の入口まで辿り着き、記憶を頼りに古建築が建ち並ぶ通りを目指している途中、台湾には何処にでもありそうな青空マーケットの片隅で、木の実や果実などを商っている老婆が雨を眺めて所在なさげにしていたので、その後ろ姿を一枚戴いたもの。

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二枚目のカットですが、これも同じく大渓の老街へ向かう途上の青空マーケットの中で、屋台・露店があまた商う中、台湾で採れるのかどうか判りませんが、洋梨のような緑も初々しい果実を板を広げた台の上に山積みにして商っていた、菅笠姿の老婆の後ろ姿を1枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、バスを降り、記憶を頼りに市場通りを抜けて程なく、清の統治時代から戦前の日本による統治にかけて建てられたと云われる、往時の極めて裕福な商店が軒を並べる大渓の老街に辿り着き、よくよく考えてみれば、いつも夏のカンカン照りの時にばかり訪れていて、ましてや雨の街並みを見たのは初めてだったことに気づき、何処となく艶やかさを増した感のある、雨の街並みを撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、ここ国内外のガイドブックにも載るくらい知名度が高く、台北からは2時間程度で訪れることの出来る正真正銘の観光スポットでも、雨だと客足が鈍るのか、前来た時は、通りの上に人が歩いていない瞬間すら見たことが無かったのに、今回は、かなりの頻度でメインストリートも人通りが途絶えがちで、それでは画にならないので、ちょうど遠くから、雰囲気あるカポーが傘さして仲睦まじそうに歩いて来たので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、この大渓老街もご多聞に漏れず、本来の目的とは異なった使われ方をするようになった店舗も数多く、老舗の薬種問屋と思しき商店の看板を掲げたまま、せめて木材製品繋がりということなのでしょうか、いたいけな童子達向けと思しき竹や木の玩具が店の前の時代掛かったテーブルに積まれていたので、至近距離で1枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、ここ大渓老街のメインストリートも奥に歩き進んでいくと、さすがに、ランドマークであり、毎年夏の関羽の生誕祭が盛大に行われる関帝廟付近に来ると、カフェなども多いためか、人通りも増えて来て、極めて古風な街並みの濡れた石畳を色とりどりの傘をさした人々が行き交う様子がとても美しく、また艶めかしく感じたので一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、古風な佇まいの店舗が軒廊下で繋がっている、中華圏固有の老街の軒下では、時間によっては昼なお暗いことがままあり、夏は仮借ない亜熱帯の陽射しから人々を優しく守る役目を100年以上に亘って担ってきたのですが、当日のような雨天だと、人工光源を使わないととても通行人の眼を惹くことは叶わないので、それぞれのお店では店頭のディスプレイ、ライティングとも創意を凝らしているのですが、ふと目に留まったフラワーアレンヂがステキなお店の佇まいを撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、老街の半分以上奥に進んだ辺りで、それこそ、昨年訪れたシンガポールのプラナカン建築様式やマカオ辺りの旧市街でも見られるような、各商店の軒先の廂を数軒、或いは数十軒そのまま繋げて、近現代のアーケードみたいにした軒廊下の最も典型的な形態が残っているエリアが有ったので、そこに陣取って、人が通るのを待ち構えてシャッター切ったもの。

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九枚目のカットですが、一番最初にここ大渓老街を訪問した時は、運良く街が一番賑やかな関羽の生誕祭の日だったのですが、ちょうど関帝廟前がイベントで塞がれてしまって、そこから奥へは進めなくなっていたので、廟の横にある細い路地に入り込んだら、材木関連で財を成し、町全体が裕福だったこの街の裏の顔、即ち、路地裏の庶民の暮らし、それも表通り見合いで古風な金瓜石の鉱山住宅街とか、材質こそ違え、北京の胡同にも通じるような佇まいの住居がひっそりと佇んでいたのを発見したので、今回もそこを訪れ、雨天の表情を撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、翌日、台北は忠孝復興のそごう横バス停から中距離バスに乗って、お昼過ぎに九份に着き、ここでもかなりの降雨ではあったのですが、メインの基山街は不完全ながらアーケードもあるし、別の観光客の傘の下に潜り込んでシャッター切ることも可能なので、傘はたたんだ状態で基山街へと足を踏み入れ、上手くアーケードが掛かっているところから、とある食堂の軒先で名物「魚丸湯」を煮込んでいる小姐の様子を撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、晴れの週末であれば、押し合いへし合いでとても通りの真ん中でカメラ構えてシャッター切るなどという芸当は不可能に近いここ基山街ですが、さすがに雨の予報だと、観光客は敬遠するのか、或いはこのところ、阿妹茶店周辺の夜景目当ての客が増え、昼はそれほどでもないのか判りませんでしたが、商店の軒先の実演販売員の小姐各位もどことなく手持無沙汰で、腰に手を当て、あーぁ今日はホントに暇だわとか吹き出し付けて上げたいような小姐が目に留まったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、ここ基山街で食堂が商うものと云えば、凡そ、「魚丸湯」、「魯肉飯」くらいと相場は決まっていますが、それでも店構えや照明などで少しでも他店と差別化を図って一人でも多く客を呼び込もうという涙ぐましい努力がそこここで繰り広げられており、店内を薄暗くしておいて、阿妹茶店みたいな雰囲気の提灯を掲げて、その下で食事させるというコンセプトのお店が結構賑わっていたので、軒先から1枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、年に一回くらいしか、ここ九份は訪れませんが、それでも、ここでランチを食べる店は決めており、自称元女優のお婆が今も軒先で元気に客を捌いている、店内に有名人とのツーショット写真が所狭しと掲げられているお店で、たまに来る「自称写真家」に気を使ったのか、台湾美人の日本語専攻という女子大学生二名を相席させてくれたので、雑談がてら撮らせて貰ったもののうち一枚。

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十四枚目のカットですが、おそらく九份一有名で、観光パンフや紹介サイト等を通じ、世界中の人々の目に触れているであろう阿妹茶店のカラフルな佇まいを、ちょうど灯りが点され始めた頃合いを見計らって、竪崎路の石段の横に設けられた観光用ミニ展望スペースのようなところから撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、これも九份に関する幾千もの観光媒体で使用されているアングル、モチーフではありますが、同じく竪崎路の石段の下の方から、阿妹茶店とその向かいのお店の軒先に挟まれたところを次々下って来る観光客の様子を1枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、九份での撮影も一通り終え、バスで、更にその奥にある元金鉱労働者の集落である金瓜石へと向かい、まずは黄金博物館側のキチンと観光用に鉱山の設備、施設が整備されたテーマパークのようなエリアを眺めながら写真を撮っていたのですが、前回、水南洞での撮影と移動に時間を取られ過ぎて尾根の反対側に位置する鉱山労働者の住宅街を撮れなかったので、今回は雨で滑り易いリスクも承知の助で足を踏み入れ、戦前からの労働者の住宅の軒先の煉瓦塀越しに家屋を撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、足元には細心の注意を払い、時には集落に住み着いた猫たちの案内で細い通路や階段を通り抜け、様々な暮らしの痕跡を撮り歩いていたのですが、そろそろ帰りのバス停に戻ろうかと思いながら歩いていたら、手前の住戸の屋根から降りてきたトラ猫がしっぽを立てながら先導してくれたのでついて行ったら、このような素朴な美意識の滲み出たオブヂェに遭遇出来たもの。

今回の感想ですが、4日間のうち、3日は降雨、しかも南の島なのに肌寒い雨のそぼ降る天気での撮影ツアーとはなりましたが、大渓の老街も、九份、金瓜石の老街もいつもとは違う、観光の顔ではない、時に置き去りにされたかのような哀愁の表情を見せてくれたのが印象的でした。
それにしてもM(TIPO240)は年末ギリギリに懐に飛び込んできたのに、こんな悪条件の撮影でも良く活躍してくれた、と感謝しています。

さて翌週は昨日、お仕事半分で出掛けた幕張メッセでの「東京オートサロン'18」からM(TIPO240)で捉えたきれいどころの写真でも上げましょう、乞うご期待!!
  1. 2018/01/14(日) 19:21:46|
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Taipei '18 photographic Tour with my new partner ①

遅まきながら新年あけましておめでとうございます。

さて、さっそくですが今年一発目の更新は、先ほど帰って来た、新型機の試運転も兼ねての台北ツアー'18から二回に亘ってお送りする全編行きます。
まず、恒例の行程紹介ですが、出発は新年早々1月5日の金曜日、会社の年休を新年早々貰って、11時15分成田発の台北行き日航機に乗って、台北は桃園国際空港に少々遅れて現地時間14時25分にランディングし、空港からの高速MRT経由、北門駅近くの常宿にチェッキンしたのが16時前、それから新しい相棒である、LEICA M(TIPO240)にレンズ2本だけ持って、宿からは徒歩で15分弱くらいの台北市内きっての老街である「迪化街」へと向かい、日没までスナップし、しかるのち、宿には戻らず、駅でお茶し、しかるのち、東門駅から徒歩3分という交通至便の地にある台南料理の名店「度小月」を再訪し、坦仔麺をはじめとした台南の名物料理を堪能した、というのが1日目の全行程です。
では、さっそく、当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。
カメラは新鋭のLEICA M(TIPO240)オンリー、レンズは1~16枚目までがLEITZ ELMARIT28mmf2.8、最後の17枚目のみCANON L50mmF1.2での全コマ開放による絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、北門経由、迪化街の入口付近にやってくると目に付くのが、重厚な外観の、おそらくは日本統治時代の石造りの建物を改造した今時の若者向けカフェのようなお店ですが、丁度、その前にいたいけな現地の小姐が信号待ちのため立ったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、くだんの旧建築リノベカフェを過ぎるとすぐに、ここが迪化街であることを示す、横浜の中華街や、神戸、長崎にもありそうな、赤字に金泥をこってりまぶした木ないし、真鍮製の植字を行ったド派手な看板が目に付き、これをモチーフに通りの入口付近の全景を撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、赤地に金文字の看板を過ぎるとすぐ、通りの両側には、オリヂナル状態、或いはオリヂナルの外観、或いは両側の店舗のテクスチャに合わせてリノベされたものかに関わらず、おそらくは日本統治時代以前、もしかすると、清の時代くらいまで遡れるような建築様式の建物が整然と建ち並んでおり、さっそく嬉しくなり、まずはアイレベルで一枚撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、この迪化街、南北のメインストリートのみならず、その両脇から東西に延びる側道に至るまで、観光地であることを意識してか、景観重視の街づくりとなっており、通りを歩きながら、交差点に当たるたび、フォトヂェニックな街並みがないか、鵜の目鷹の目で探していて、これは、と思って入口付近から撮った一本目の通りの様子。

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五枚目のカットですが、迪化街の入口から暫く歩いたところにある永楽市場付近がちょっとした広場になっていて、前回同様、今回も色々な露店、屋台の類いが路上に軒を並べていたのですが、もう陽も相当暮れかけてきていたので、ぽつぽつと灯火を点し出した店もあったので、そのうちの人の良さそうなお婆ぁがやってる店の軒先で商いの様子を一枚撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、この迪化街随一のランドマークである永楽市場横の広い歩道上で、フルサイズ機による28mmレンズの威力を試すこととし、まずはローアングルで市場横の日暮れ間近の歩道上をせわしく行き交う人々の様子を捉えてみたもの。

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七枚目のカットですが、永楽市場前の広い歩道の上の露店、屋台の類いは、寒空の下にも関わらず、物見高い台湾人各位や、面白くて格安な台湾土産をゲッチュしようという下心満載の外国人観光客で、結構賑わっており、その中でも、オクターブ上げて、値切交渉やってた韓国人アガシ二名の姿が感動的だったので傍らから1枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、永楽市場を過ぎて、更に通りを奥に歩いていくと、程なく関帝廟?みたいな中華風道教寺院が見えてきて、その周辺も永楽市場付近と同様、散策を愉しむ台湾国内外の人々で賑わっていたので、寺院入口の両脇を固める狛犬の左側をモチーフに付近の全景を撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、寺院の反対側、方角で云えば西側に当たる通り沿いにも当然のことながら、迪化街の構成員として、メインの乾物、漢方薬種、或いは布切れの煉瓦ないし石造りお店が建ち並んでいて、陽も暮れかけてきた時刻に、行き交う車も灯火を点し出したので、そのコントラストが得も言われぬ素晴らしさを醸し出していたので、ローアングルから一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、幾ら建物や通りの佇まいが素晴らしくても、そこに人の息吹がなければ、ただの建築写真の出来損ないに過ぎませんから、ちょうど良い被写体が通りがかるのを待っていたら、程なく、自転車に乗った、白人男性とその連れがやって来たので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、観光的には季節も季節、時間も時間なので、写真などを撮ろうという手合いには遭遇しませんでしたが、国籍不明の中東からのゲストと思しき、うら若き女性がかなり真剣な表情で、日本製のデヂタル一眼レフを片手にストリートスナップをしていたので、すれ違いざまに一閃浴びせたもの。

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十二枚目のカットですが、迪化街ももう半分以上奥に進み、道も狭く、オープンエアの歩道に代わり、ほかの老街にも見られるような、中華圏固有の、建物の一階の廂が隣同士繋がって、あたかもひとつも回廊となったかのような構造の建築群が増えてきたので、その煉瓦造りの街並みをすっかり陽も落ちた頃合いの北の空をバックに一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、迪化街のどん詰まりを目指して、独り、写真を撮りながらとろとろと通りを歩いていると、結構な数の人々が速足で追い越していくのですが、おそらくは香港辺りからやって来たと思しき、きれいな発音で英語を話す小姐達が、Excuse Me!とか声かけて追い越して行ったので、追いかけざまに後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、ここ迪化街も奥の方になってくると、観光地の顔から、地元民のための問屋街的な商圏へと装いを変え、入口から何本か東西を走る幹線道路を超えた辺りから、建物の統一性と観光客向けのカフェ、ファンシーグッズ店舗が少なくなってくるのですが、その一方、伝統的な文脈は尊重しながら、大胆な機能性重視の現代的リノベ物件も散見されたので、そのひとつを真下から広角活かし撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、どん詰まりから数百メートル辺りになってくると、漆喰作りの店舗兼住宅のお隣が総煉瓦張りになっていたりと、観光的な配慮は何処へやらといった風情になっきますが、それでも、個々の建物はきちんと手入れされ、歴史を感じさせる本物の風格を十分湛えており、その前に最新のポルシェのRVであるマカンが停まっていたので、その対比が面白くて一枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、迪化街の奥でも古くなって、商業に適さなくなった数件を併せてリノベし、それこそ鹿港とか、三峡辺りの老街にも比肩し得るような、煉瓦造りの建造物群とその一階部分を貫く屋根付き回廊を再現しているので、その熱意に敬意を表し、薄暗い廊下に佇み、その様子を一枚撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、迪化街のどん詰まりまで辿り着いた頃にはもう既に陽はとっぷり暮れて、人工光下での帰路となりましたが、運良く、メインストリートの一本東の通りを当てどなく彷徨い歩いていたら、道教寺院前の椅子に一人腰掛け、胡弓でテレサテンの曲を奏でていたご老人が居たので、思わず嬉しくなって駆け寄り、日本語と、中国語のチャンポンで会話し、別れ際に一枚撮らせて貰ったもの。

さて、翌週は訪台二日目、三日目の雨の中の必死の撮影から厳選カットをお送り致します、乞うご期待!!

  1. 2018/01/08(月) 22:12:06|
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Amazing second life of gloomy optics~Som Bertiot Cinor 40mmf1.5

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さて、今週は先週の予告通り、久々の工房作品、ご紹介いきます。
今回のレンズは泣く子も黙る高額レンズ群の一角、Som-Bertiot社のCinor40mmf1.5という珍品級の大口径単玉ですが、実はその出自がプロジェクション用光学系ということで、ライカマウントの撮影用とは打って変わって、ロシアレンズとどっこいどっこいのお買い得価格で、先に50mmf1.5を買い求めた欧州の業者から、お替りはいかが?と云うことで、撮った写真を見たい思いもあったらしく、これまた極めてリーズナブルなお値段で譲って頂いたもの。
ところで、このレンズの構成ですが、全部のエレメント単位で分解したワケではないのですが、先の50mmは前が二枚貼り合わせの長いクリアランスの後方に位置する後群は分離の二枚という典型的ペッツバールタイプだったのに対し、前群が以上に長くまたスリット経由の光線を見ても前のねじ込みを外した前群が2枚貼り合わせび1群だけとは考えられず、おそらく、ペッツバールタイプの特性は崩さないまま、40mmとするため、前群に独立した一枚凸を足したのではないかと考えられます。
では、さっそく、実写結果を逐次見て参りましょう。
ロケ地は暮れの浅草、カメラはX-Pro2による絞り優先AEでの開放撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、14時半過ぎに地下鉄を乗り継ぎ浅草に着いたら、朝飯を食べて以来、何も口にしていなかったことを思い出し、まずは腹ごしらえとばかり「宇奈とと浅草店」さんにて、リーズナブルな価格でひつまぶしを戴き、しかるのち、まずは暮れ詣でということで、浅草寺本堂にお賽銭上げてお参りしてから、清々しい気持ちで境内を散策していたら、居ました居ました、いたいけな極小姐連れの中国人一家が、例の宝蔵門近くの手漕ぎポンプで一生懸命、水を酌み出す様子をアイポンで撮ってたので、写真撮らしてねと声かけて並んだら、どういうワケか気合いが入って、渾身の力を込めた写真が撮れたもの。

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二枚目のカットですが、さっそくの御利益ぶりに気を良くして、次なる獲物を探して境内周辺を徘徊していたら、居ました居ました、自分達のスマホンで思い思いに撮った写真を見せっこしながら、論評し合っていた中国産小姐のグループが宝蔵門の下に居たので、そのままの状態撮らしてね、と声をかけたものの、生返事して判ったか判らないのかはっきりしないまま、再びスマホンを片手に仲間内で口角泡飛ばさんばかりの論戦始めたので、じゃ勝手に撮らして貰いますよ、ということでその様子を一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、境内のおみくじ売り場も貴重な票田ですが、またしても、恰好のターゲットになりそうな白人のカポーがお互いのスマホンで撮った写真を見ながらあーだらうーだら批評し合っていて、話が尽きそうな頃合いを見計らって、声をかけて、スマホンなんかと次元が違う珍レンズでその姿を記録したいとかなんとか適当な口実付けてモデルさんになって貰ったもの。

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四枚目のカットですが、お線香売り場と巨大焼香場の間辺りに、これまた大量発生の中国産小姐が夏の浴衣みたいなデザインのレンタル着物着て、大きな七五三みたいな髪飾りなんか付けて、同僚と一緒に焼香しながら、その煙を自らの至らぬところに擦り付けようとする姿を不思議がって撮ろうとしていたので、先手必勝、先に後ろから一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、この季節、まだまだ陽は短く、16時近くになると、すっかり太陽光の色温度は低くなり、また射し込む角度も相当低い角度で射して来ますから、角度によっちゃ、光るものを配置すれば、周囲がブラックアウトして浮かび上がるような構図の画が撮れるんぢゃまいかということで、宝蔵門下の巨大提灯底部の金具が陽光に照らされて鈍く光っていたのを工夫して撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、雷門方面へ歩きながら、仲見世の様子を撮ってみようと考え、宝蔵門から歩き出してすぐの土産物屋さんの店頭で、今度はいたいけな韓国産アガシ二人組がおそらくは同僚ないし、友人向けの、いわゆる帰国後、職場復帰時のバラまき用土産物を物色している現場に遭遇したので、斜め後ろに音もなく近寄り、その熱心な様子を一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、いつも同様に人混みでごった返していることには変わりはないのですが、こと暮の浅草寺仲見世通りはまさに多国籍軍駐屯地状況を呈しており、先に韓国産アガシのお土産物色の店頭から幾らも歩かないうちに、今度はインドネシア人一家が、その大家族制を背景とした、国でお留守番をする、一家眷属・一族郎党向けに気の利いた手工芸品でも買い求めんと、店員と交渉中にヒマな極小姐が店頭で幼い弟と展示されていた品物を眺めていたので、オヤヂさんの横からひょいと出てその愛くるしい様子を一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、世界各国からのゲストでごった返す仲見世を縫うように進み、やっと雷門まで手が届きそうな距離に店を構える「美人茶屋 あづま」さんの前に辿り着き、さて、今回は見慣れない新顔ばかりだなとか思いながら、適当な人垣の切れ目に頭突っ込んで、前掛け姿で一心不乱に黍団子を次々と製造する小姐の凛々しいお姿を一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、同じく仲見世通り雷門近くの「美人茶屋 あづま」さんの店頭で、いつの間にか独立採算制でもなったのか、黍団子事業部と甘酒事業部はユニホームを変えていて、しかも、今回は、年端もいかぬ若い小姐がかなり堪能な英語を駆使して、次から次へと押し寄せてくる海外からのゲストを巧みに捌いていた姿が面白かったので、ちょいと失礼と行列の横に立って、その働きぶりを一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、雷門をくぐり、大通りに面した門前のちょっとした広場に出ますが、何と、ここでいたいけな女子高生相手に人力車の営業を掛けている大胆不敵な車夫氏が居たので、その1対2の表所豊かな商談の様子を女子高生の斜め後ろに回って雑踏を背景に1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、雷門の周辺で撮ったら、次は、待乳山の聖天社へ暮参りに行こうと決めていたので、人混みでごった返す仲見世を通る気はとてもしなかったため、空いていて、比較的ショートカットとなる松屋デパート前の道に出ようと神谷バー方面に歩いていたら、ちょうど目の前の人力車が威勢良く掛け声とともに走り出したので、反射的にシャッター切ったもの。

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十二枚目のカットですが、神谷バーの先、アーケードが途切れた辺りで、遥か彼方に聳え立つスカイツリーを背景にセルフカットを撮らんとしゃがみ込んで、精一杯の笑顔で腕伸ばしてスマホンのシャッタ-切ろうとしていた関西弁の小姐2名の姿がなぜか新鮮に見えたので、黙々と傍らを通り過ぎて行く人混みを背景に一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、松屋側に渡ろうかと思った矢先、そうそう、定点観測の場所取り忘れてらぁとか思い出し、急遽、松屋前のアーケードを西に進んで、また仲見世方面に戻り、途中の煎餅の製造販売のお店の店頭で、不可思議なカッコをした煎餅が緑の繊維状の詰め物と一緒にガラス広口瓶の中に封じられて、棚に並んでいたので、そのシュールな光景を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、ホントはこれがいつも浅草ロケでの冒頭に来るわけなのですが、何せ今回は腹ごしらえの直後に本堂への暮参りという異例のルートとなっていたため、とにかく拝殿がシャットダウンされる前に聖天社に参りたいという思い先行ですっかり放念上人と化していたのですが、何とか思いとどまり、「美人茶屋 あづま」さん横の側道に面した扇屋さんの店頭の大和絵団扇の至近距離撮影を行ったもの。

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十五枚目のカットですが、松屋前から歩くこと約10分、人力車で訪れた先客も何組か居て、何とか拝殿のシャットダウン前には間に合った待乳山聖天社ですが、このコンパクトな境内には、結構、マニアックな撮影スポットが点在していて、とりあえず、手っ取り早い手水場上の古瓦屋根の巴を枯葉の残った枝木を背景として撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、同じく待乳山聖天社の境内で、手水場の傍ら、江戸時代から残ると云われている、瓦を積んで築いた築地塀の手前辺りの山茶花の植栽のうち、殆どの花は既に咲き切って、色も褪せかけてきていたのですが、ただ一輪だけ、到着を待っていたかの如く咲き立ての瑞々しさ、凛とした気品を漂わせた花が目に留まったので、敬意を表して1枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、うーん、1年ってホント早いですね、基本的に社会人って、同じことの繰り返しのサイクルの合間に個人的な趣味等のイベントが落とし込まれるので、あっという間に年末、工房の最終操業、滑り込みで、こんな面白いレンズに再び活躍の場を与えて上げられたことがとても嬉しく、そして誇らしく思えました。

さて、次回は年明けの第二週の週末、年明け早々の海外遠征からのレポートをお送りする予定です、乞うご期待!!
  1. 2017/12/24(日) 22:33:49|
  2. X-mount改造レンズ
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一個溫泉鎮溫暖的心~Kusatzu Hot Spring Photographic Tour '17~

さて、今週は先週の予告通り、先週末に工房にてクリーニングした国産普及品ズームのシェイクダウンも兼ねて撮影小旅行に出掛けた、群馬県は吾妻郡の草津温泉からのレポートをお送り致します。
海外にはしょっちゅう行ってますが、国内の中途半端な長旅はついつい敬遠しがちで、ここ草津温泉も馴染みのペンションの予約がなかなか取れないことも相俟って、ここ2年ほどは足が遠のいていたのですが、奇遇なことに先月の北京で夜の暇つぶしも兼ねてX天トラベルのサイトでそのペンションの予約が取れないものか、ものは試しに覗いてみれば、12月の第一週の週末に奇跡的に二階の一番人気の部屋が空いていたので、速攻、ポチットな、して、月が明け12月になったので、電車、バスを乗り継ぎ、片道約6時間もかけて1泊2日の旅に出かけてきたと云う次第。
改めて機材を紹介しますと、カメラはX-Pro2、レンズが12枚目までがTokina Zoom 28-70mmf3.5-4.5、13~17枚目がCanonFL58mmf1.2改M非連動による全コマ開放での撮影となります
では、当日の行動に沿って実写結果を逐次見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、草津温泉と云えば湯畑を抜きにしては語ることが出来ず、実際、ペンションからは近道を通れば5分かそこらの距離なので、バスターミナルから宿に直行し、チェッキンして荷物を部屋に置いてから、アイドル豆芝のももちゃんと遊ぶのもそこそこにカメラにズーム付けたのだけ首から提げ、あとは手ぶらで温泉街に出掛け、久々に対面した湯畑周りの画像を撮ったうちの一枚で下流から白旗の湯方向を撮ったもの。

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二枚目のカットですが、湯畑のすぐ隣に足湯の施設が有り、その屋根の下で、世界各国からのゲスト各位が皆一同に足を温泉に漬けて寛いでいるのですが、今回は、お隣、中国からの団体さんが数にもの云わせて、殆ど貸し切り状態としていたので、声かけるにはむしろ日本人よりずっとオープンなので却って都合良く、果たして一番入り口に近いところに居た夫婦者に声かけたらOK、OKと云うことで快く二人でポーズ決めてくれたもの。

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三枚目のカットですが、湯畑横の足湯のすぐ近くで次なる獲物を探して徘徊していたら、居ました居ました、独り旅の小姐がスマホンで、湯煙超しに湯畑の全景を撮ろうと風の向きによって視界が全く効かなくなったり、反対に湯気がさっと吹き飛ばされて、全景が手に取るように見えたり、タイミングを合わせるのに手間取っているのか、結構悪戦苦闘していたので、その努力に免じ、斜め後ろから一枚撮って差し上げたもの。

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四枚目のカットですが、話は前後しますが、そもそも湯畑ってなんで有るの?と子供の頃、疑問に思い、別荘を建ててしまうほどの草津マニアだった亡父に聞いてみたら、要は観光資源というありきたりの答えに加え、街の収入源として、湯の花を採取すること、そして90度近い源泉を適度な温度に大気冷却するため、ということだったのですが、さもありなん、湯畑の一番下流はそこそこ段差のある湯滝になっており、そこへ流れ込む手前の木樋の上には湯の花がびっしりと積もっていたので、その様子を望遠域で撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、湯畑の最下流、湯滝の下は湯煙がもうもうと立ち昇る滝つぼになっていますが、湯畑横の遊歩道の上の位置から下を眺めると、湯滝が記念撮影スポットとして結構な人気で老若男女問わず、相方を湯滝の前の柵のところに立たせて、ポーズ決めさせてハイチーズ!とかひっきりなしにやってたので、湯煙越しにその風景を背後の小足湯に寛ぐ人々も入れて撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、湯畑周辺でそこそこ枚数が稼げそうなので、西の河原へ行くのをちょっと思いとどまり、湯畑の水面を眺めるふりして獲物を待ち構えていると、来ました、来ましたいたいけな娘さんを連れたちょっとコワモテのヲヤヂさんが、二人で一緒に自撮りする段になったら、何処かの線が切れたんぢゃないかと思うくらい意外な笑顔モードになって、その変貌ぶりが面白かったので望遠モードを駆使して、ちょい離れたところから一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、草津の湯畑と云えば、この江戸時代は1830年の文化13年に建てられたというお伊勢講参り記念という石灯篭を忘れてはいけませんね、ということで、真横から撮ったり、はたまた対岸から望遠で撮ったりとか、幾つか試みてみたうちの一枚で、湯滝下からの逆光状態でセミシルエットの灯篭の裾付近を湯煙が這うものが一番気に入ったのでアップしたもの。

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八枚目のカットですが、屋根付きの大足湯の反対側の斜面は元々、道路が狭かったので、歩道を付けるのがやっとで、それでも、木製の洒脱なデッキタイプの階段になっていて、ところどころに設けられた踊り場に相当する場所に、いたいけな若者各位が立ち止まり、或いは湯畑とを隔てる木製の柵にもたれかかって湯畑を背景に二人自撮りを試みたりと、なかなかの活況だったので、上から目線でその様子を一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、上から目線と云えば、木製階段の上から湯滝の滝つぼ方向を眺めれば、来ました来ました、温泉街にはこれが無くちゃ☆という存在、浴衣或いは丹前姿の観光客各位で、ちょうど、湯畑前の大東館から浴衣の上に丹前を羽織った中国人小姐二名が出て来て、轟々たる音ともうもうたる湯煙を上げる湯滝を珍しがってスマホンで撮っていたので、その様子を後ろから一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、湯畑周りはもう撮り飽きちゃったので、次なる目的地、西の河原へ移動しながら撮り歩くこととし、顔本用のカットなどスマホンで適宜撮っていたら、10分弱で、西の河原の入り口付近へ到着、確か前回来た時にはなかった、入り口付近の新しい露天足湯に老若男女が足を付けて寛いでいたので、通りざまにその牧歌的な様子を一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、湯畑同様、ここ西の河原もところ構わず、それこそ水たまりのようなところからも、結構熱い源泉が湧き出ており、辺りはまさに湯煙が立ち込めており、風向きによっては視界が3mもなくなることも有りますが、それでも、あちこちから湯が湧き出て、また河原というだけに、かなり勢いのある川が流れているのですが、これが上流では80度近いお湯が流れ出るというまさに熱湯の川で、その風景がよほど珍しいのか、いたいけな都会者のカポー達がおっかなびっくり熱湯の川に掛かる木橋を渡る様子が面白かったので、望遠モードで一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、西の河原でも思う存分に撮れたので、お茶して一旦、宿に戻り、自分でも内湯の温泉に入ろうかいとか思って、また元来た道を戻りかけたら、その道の真ん中くらいにある、温泉卵を目の前で引き上げて食べさせてくれる足湯併設の商店の店頭で、ピンクのダウンを纏った従業員のいたいけな小姐がちょうど注文に応じて温泉卵を引き上げようと湯面に体を乗り出した瞬間を戴いたもの。

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十三枚目のカットですが、湯畑下のお洒落な茶店でレアチーズケーキと特製ブレンドテーなど頂いてから、いったん宿に戻り、晩飯まではまが時間があったので、内湯の温泉にインターバルを置いて二回ほど入ってから、湯畑周辺の温泉街で蕎麦でも戴こうと思い、昼から夕刻に使ったズームに換え、シャープなハイスピードレンズの四番打者、キャノンのFL58mmf1.2に付け替え、近道である湯畑上のお寺の石段経由、温泉街に出ようと思い、暗い夜道を歩いて行ったら、突如視界が開けた石段からの夜景が綺麗だったため、思わず一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、夜になれば、色とりどりのカクテルライトでライトアップされる、草津温泉随一のランドマーク、湯畑は、どちらかと云えば地味で渋めの昼とは全く異なった艶やかな表情を見せてくれるため、ひっきりなしに写真を撮りに来る人出も途絶えることはなく、ちょうど目の前で自撮り棒を取り出したカポーが居たので、これ幸いにと横から一枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、湯畑横の屋根付き大足湯も、昼間同様の賑わいですが、ただ、陽が沈んだら、ひたすら飲み食いの時間と決めてでも居るのか、昼間に比べると圧倒的に中国等からの観光客に遭遇する頻度は少なくなり、この時間帯ではほぼ日本人だけが物静かに肩寄せ合って語らい合いながら、足湯を愉しんでいるような雰囲気だったので、湯煙が光る湯畑を背景として、そのほっこりした様子を一枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、湯畑の下、湯滝の滝つぼの西側には、結構有名な焼鳥屋をはじめ店頭販売の飲食店があり、陽が沈んでから営業するらしく、冷え込んだ空気の中、暖かげな白熱電球の灯りも相俟って、湯畑に負けじともくもくと煙を立ち昇らせて店頭で焼鳥を焼いたり、おでんを煮込んだりしているお店の前には長蛇の行列で、やっと自分の番が巡って来てお目当ての料理を買うことが出来た人々は、目と鼻の先に有る酒店で缶ビールやらチュウハィを買い込んで店頭でハフハフ言いながら一杯やっているため、その幸せそうな様子を斜め後ろから一枚戴いてみたもの。

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十七枚目のカットですが、美味しそうに何か食べてる人たちの様子を何時間撮っても、腹は満ちて来ないのが天地の理あので、そろそろ自分も何か食べようという気になり、湯畑周辺に何軒かある蕎麦屋を回って、値段やら、料理の特徴を調べていたら、ちょうど、目の前からライトアップされた湯畑横の遊歩道をそぞろ歩きする雰囲気有るカポーが目に付いたので、すかさず前から一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、うーん、草津温泉はやっぱりイイですね・・・特徴の無いマイルドなお湯の温泉が多いなか、強烈な酸度を誇り、しかも莫大な湧出量のため、源泉掛け流しがデフォルトで、街自体にも適度な活気があって、それほど俗化されてもおらず、家族連れや若者を呼び込む路線を徹底し、健全な形で発展し直したというところがとても好感持てました。

さて、次週は年末のあいさつ回りに帰省するため、一回スキップ、翌々週は今年最後の更新で、工房作の珍レンズ紹介行きたいと思います、乞うご期待!!
  1. 2017/12/10(日) 17:40:51|
  2. 旅写真
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A new horizon of modified optics~Projector Cinor 50mmf1.5 mod. X~

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さて、今週は先週の予告通り、久々の工房作品、Projector Cinor 50mmf1.5mod.Xのレポートをお送り致します。
実は、このレンズ、工房初が三つあって、一つ目はもちろん、初のプロジェクター用レンズの改造だったということ、二つ目は初のFuji Xマウント専用レンズ製造であったこと、三つ目は非常にフランジバックの短い加工かつ、ライカマウントやFマウント、EOSマウントのように光学的なピント基準機が存在しないため、X-E1をテストベッドとし、従来の600m先の高層ビルの上層部の模様を使って精度を追い込む方法では所定性能出ないので、これまでは補助的に使用してきた当工房製コリメータをピント調整に初めて使用したということです。
では、このプロジェクター用のCinor50mmf1.5とは何物なのか。
1950年代くらいにフランスはSom Bertiot社が製造した投影用光学系で、構成は3群4枚の前1群貼合わせ、後2枚独立のいわゆるペッツバールタイプのレンズで、写真撮影用としては大変珍しいタイプで、135判全盛期以前の大中判の時代のレンズでしたから、50mm以下の焦点距離の物は殆ど作られておらず、当工房では、DallmeyerのKinematograph2'f1.9があるくらいです。
このレンズ中はスカスカで絞りすらないですが、上から下までのストレートな寸胴型で、太さもかなりありましたから、いつものライカマウント、ないしM42のヘリコイドユニットでは到底収まりきらず、別の比較的設計の新しい一眼レフ用のレンズのヘリコイドを移植して加工したものです。
では、その驚異の描写の世界、大胆にも北京でシェイクダウンテストを行った際の実写結果を逐次見て参りましょう。
カメラはX-Pro2、もちろん開放F1.5での絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、先の北京ツアーで滞在三日目の故宮博物館見物から次なる目的地である王府井への移動途上、故宮のお濠端の歩道を北から東に移動しながら撮影したことは本編でも書いた通りですが、その北東角の辺りで結婚写真の借景撮影やってたグループの本番の合間、M8で何枚か撮らせて貰っていたら、スタッフも花婿もカメラやレンズが相当好きだったようで、英語で話しているうちに、面白いレンズ持ってきているので、試し撮りさせて貰ってイイか、勿論どうぞ、という話になって、本番で花嫁・花婿がポーズ付けてる横から撮らせて貰ったもの。

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二枚目のカットですが、そのお濠端で借景写真を大々的にやってるグループの周囲に集まってた見物人の中に、きっといつかは自分も、とか橋の欄干にもたれかかりながら妄想を膨らませているであろういたいけな小々姐の姿が目に付いたので、主役の花嫁、花婿の殆ど逆光に近い条件よりはだいぶマシな光線状態だったので、そっと近寄り一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、幸先の良いテストに気を良くして、お濠端の道から王府井へ向かい、石造りの家々が建ち並ぶ、故宮と並行に南北を走る比較的大きな通りを歩いていたら、まてしても借景撮影グループに遭遇、この手のグループは相乗り撮影の申し入れをしてもまず断ることはないので、大胆にもスタッフが準備中なのをイイことに新郎に声をかけて、花嫁さんにポーズをとって貰ったもの。

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四枚目のカットですが、同じく故宮博物館の東側を南北に走る大きめの通りをM8メインで撮影しながら歩いて、同時にこのエキセントリックな描写を売り物とするレンズの実験台も探していたのですが、借景撮影に向いているエリアは限られているらしく、南に下るに従い、結婚写真のグループも目に付かなくなり、また石造りの家の付近には際立ったオブジェも無かったのですが、或る民家を利用したミニ博物館みたいな建物の門の脇に狛犬ならぬ、龍か何かの彫刻入りの狛太鼓が目に付いたので、これ幸いにと一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、故宮博物館を後にして撮りながらてくてく歩くこと30分強、やっと王府井の目抜き通りに出て、さて誰かに声かけて、背景が開けたこの通りで思い切り、ぐるぐるボケのワイルド描写を開放しようかなときょろきょろよそ見しながら歩いていたら、いかにも気の強そうな黒人の小姐がスマートホン片手に小走りに近寄って来て、アタシの写真撮ってくれない?話し掛けようとしてもみんな逃げちゃうの・・・ということだったので、何枚かアイホンで撮って上げた代わりにファンキーな写りのレンズのモデルになって、と頼んで撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、王府井小吃街の入り口の日本でも餃子で有名なお店で大外れの北京ダックを食べたあと、来たついでに老若男女の人混みでごった返すこの屋外型フードコートでスナップを敢行することとし、このワイルドなレンズも使って撮っていたら、人垣越しにイカかなんかの串焼きをいたいけな極小姐に分け与える若いオモニの姿が見えたので、とっさにシャッター切ったもの。

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七枚目のカットですが、北京の庶民は上海ともまた違い、どちらかというと素朴な人たちが多いので、大人も子供も日本から来たカメラマンだ写真撮らせてくれ、と声かけるとまず「不是」とは云わないので、親子連れで西安風の羊肉のスパイス焼きの串なんか食べてたのが目に留まったので、ヲヤヂさんに写真撮ってもイイかと聞いたら、だれでも好きなのをどうぞということで、聞いて聞かないフリしていたいたいけな小姐のかぶりつくさまを至近距離で一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、娘さんを人身御供に差し出す気前の良さに感服し、というか味をしめ、次なる獲物をと、この人混みの屋外型フードコートを徘徊していたら、居ました居ました中学生くらいの弟と高校生くらいの兄の兄弟が美式熱狗(アメリカンホットドッグ)なんか頬張っていたので、一枚撮らせてねと兄に声かけて、手のひらで弟を指したので、では遠慮なく、と一枚戴いてみたもの。

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九枚めのカットですが、この屋外型フードコートでは至近距離での撮影が続いたので、次は背景が開けたところで、もうちょい被写体との距離を撮った撮影を試みるべく、フードコートの奥まった辺りで店舗が切れていて、奥の東西を走る通りと繋がる通路のような辺りで買ったものを賞味している人々を餌食にすべく足を向けたら、居ました居ました、ランドセルしょって、新橋のガード下の焼鳥屋辺りにたむろしてそうな会社帰りのヲッサンを彷彿とさせるような豪快な食べっぷりで串焼きなんか頬張っていたいたいけな極小姐の姿が目に付いたので、これ幸いにと一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、同じく王府井小吃街の奥の通路のような辺りで、店舗で買い求めた飴細工?みたいな魚のカッコしたお菓子を片手にニィーとご満悦の様子で記念撮影なんかしている親子連れが居たので、斜め横から、そのチャイナドレスみたいなデザインのピンクの防寒着を纏ったいたいけな極小姐の嬉しそうな笑顔を一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、王府井エリアでは思う存分撮ったので、地下鉄に乗って、次なる目的地である北京八大胡同と云われるエリアに移動すべく、最寄りの虎坊橋で降りて通りを奥へ奥へとM8メインに辺りの様子を抜け目なく撮りながら歩いていったのですが、ちょうど陝西巷へ曲がる手前辺りで、昔、子供の頃、田舎で飼っていたポインタとコッカスパニエルの雑種のとても利口な雌犬にそっくりの白黒中型犬と目が合ったので、一瞬意識が飛びそうになったのですが、これも何かの縁と思い、おとなしいのを良いことに至近距離で一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、陝西巷の奥まで入ってまた戻って来て、とにかく元来た通りのどん詰まりまで歩いてみようと思い、背中に午後遅くの斜めの陽光を浴びながら自分の長い影を踏むように歩いていたら、古民家の前で、濃いピンクのバラが、この時分の薄ら寒い北京の気候もものかわ、健気に咲いていたので、その姿を残すべく、街並みを背景に一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、そのあとに寄って見物したいところがあったので、八大胡同探検はまた次回に残すとして、また最寄りの和平門から地下鉄に乗って、その目的地たる「人民軍地博物館」に着いたはイイものの、何故か閉まっていて、中に入れる様子もなかったので、仕方なくその日は、いったん宿に戻り、一休みしてから、晩飯がてら、持ってきたレンズの中では一番明るいこのレンズで駅周辺の夜景を撮ることとし、20時前に宿から駅前広場に向かっていた際にスマホンに没頭していた小姐のセミシルエットを一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、うーん、こういう中央が相当シャープでコントラストもそこそこ高く、カラーバランスも悪くはないレンズ、背景のぐるぐるボケさえ上手く使いこなせれば、ポートレート写真では面白いのでは?と思いました。で、さっそく、弐号機を製造すべく、より焦点距離の短いレンズヘッドを入手し、マウント周りのパーツの到着待ちというところです。

さて、次回は12/2の週末はまたショートトリップに出るため一週スキップ、12/9の週にその結果でもレポートしましょう、乞うご期待!!

  1. 2017/11/25(土) 16:19:57|
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Going back to Beijing'17②

さて、今週は二週に亘ってお送りする11月初旬の北京旅行からのハイライト、第二回をお送り致します。

まず恒例の行程のご紹介ですが、三日目の朝は、昨日の国家大劇院の正面図というか北から撮った写真はてっぺん付近に太陽が位置してしまう、という金属外装の建造物を撮るときには最も避けるべき条件で、何とか騙しだまし撮っていたという自覚症状があったため、仕方なく、滞在三日目で明朝にはまた帰国しなければならないと云うのに大劇院経由の一日のスタートで、正面から何枚か撮った後、ほど近い天安門まで歩いて行って、厳重なセキュリテーチェックを経て、故宮に入ったのが11時過ぎ、そこで御物拝観しながら、敷地内でここぞという時にシャッター切る、要はどっちつかずの観光
スタイルを押し通し、故宮博物館というか紫禁城の観光コースを一通り巡ってから、ランチも兼ね王府井を目指すべく、北側の門から出て、お堀を時計回りに回って、幾つかの胡同やら巷を写真撮りながら通り抜け、王府井に着いたのが2時前、撮影スポット探索も兼ね、まずは、前日、スナップを敢行した「王府井小吃街」に向かいそこで何気なく目を泳がせていたら、北京ダックが50数元、即ち日本円で1000円そこそこで食べられるという立て看板があったので、そこに入ってあえなく爆沈、仕方なく、前日に入ったショッピンセンターの食堂街の飲茶等のお店でランチの摂り直しをするという前代未聞の惨憺たる状態で、しかるのちまた王府井でスナップしながら地下鉄駅に移動し、そこから今回の絨毯爆撃的スナップ会場とすべき「八代胡同」エリア最寄り駅である「虎坊橋駅」に向かい、地図もろくすっぽ見ないで、好奇心の赴くまま2時間以上も裏通りや路地裏をほっつき歩いて、そろそろ飽きてきた頃に表通りに出たら、「和平門」駅の真ん前だったという僥倖に巡り合い、そして最終目的地である「軍事博物館」に地下鉄で移動し、地上に上がり、胸ときめかせて正門前に着いたら、閉館中という過酷な現実に直面し、仕方なく北京駅近くの宿に引っ込んだ、というのが今回のあらましです。

では、さっそく行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8、全コマ開放AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、大劇院と今回の滞在最後の対面を惜しんで別れた後、徒歩で故宮博物館の一部でもある天安門方面に歩いて行こうとしたのですが、歩道工事とセキュリティ上の要請の合わせ技なのか、いったん地下に入って、それまで歩いていた南側、即ち人民大会堂北側の歩道から、北側の天安門側の歩道を通るようなルート設定されており、仕方なく、人の流れに沿って歩いていくと、地下鉄全駅でのX線荷物検査、及びニトロ化合物検査では飽き足らないのか、故宮に入るずっと手前の歩道上にX線検査と身分証チェックの小屋が掛けられており、全員そこを通らないと、故宮博物館にも、横断歩道経由、天安門広場にも行けないようになっていて、北側に渡ってすぐ人民大会堂をバックに人の流れを撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、首からこれ見よがしにライカを提げているせいか、あちこちで声を掛けられることが多く、或る者はカメラに関心を持って話し掛けてきたり、また或る者は、こういう高そうなカメラ提げてる人間なら、自分のスマホン預けても持ち逃げされたりはしないだろうという安心感からか、記念撮影のシャッターを押してくれということだったり、この香港からという小姐は友達と別行動なので、記念撮影のシャッターを押してくれそうな人が見当たらなかったので声を掛けてきたということだったので、お返しに天安門をバックにモデルさんになって貰ったもの。

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三枚目のカットですが、厳しいセキュリティチェックを通り抜け、やっと天安門より内側に入っても、すぐに故宮博物館に入って見物出来るワケではなく、ネット経由、チケット予約してなかった人間に対するペナルティ的な仕打ちが待っていて、それは門内部の隅っこ、インフォメーションセンターで聞かなければ到底見落としそうな小屋の窓口に並んで、現金で切符を買い求めなければならないということで、ここでも15分以上並ばされ、やっとチケットというか身分証チェック済のバウチャみたいなA4の紙をプリンタで出力したものを40元払って発行して貰い、せいせいしたキブンで博物館入り口に向かう途上に撮った一枚。

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四枚目のカットですが、天安門横の入場ゲートから故宮博物館への入り口までの間の広場には、ネット予約してある人間のためのバウチャ引き渡しコーナーみたいなものが至る所にあって、ネット予約した人間に恩恵を与えているようなのですが、それでもチョンボっておきながら、係員に詰め寄ったり、泣き落そうとする手合いは国籍、宗教に関わらず少なからず居るようで、入り口に一番近い引き渡しコーナーでもソ連軍払下げみたいなヘンな手編みの帽子を被った白人観光客が渡されたプリントを片手になかなか立ち去ろうとせず、同伴の女性の予約も一緒にしたのに入っていないとかなんとかクレームつけ、必死に事態収拾を図ろうという真摯な態度に心を打たれ、野次馬込みの人混みの中から一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、成田を出て以降、艱難辛苦の挙句、やっと辿り着くことが出来た故宮博物館の入り口から入ってまず目に入る、ラストエンペラー等の大作映画のロケでも複数回使われた、一番最初の宮殿とその前の広場の威容を広角レンズの威力発揮でまだPM2.5シーズン前のどこまでも広い北京の蒼い空をバックに一枚撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、広場を歩いて渡り、一番最初の宮殿に辿り着き、絢爛豪華な玉座を一目見て、出来ることなら撮影して、運が良ければ、それを背景に自撮りまでやってしまおうという逞しい中国人民でゴッタ返す宮殿正面からの見物をそこそこに切り上げ、向かって左側の建物を見物して特徴的な屋根回りの写真でも撮ろうかいな、と思ったら、同じように人混みに辟易したようなタイ辺りの坊さんが、ねぇ次どこ行く~?、え~写真もうLINEに上げちゃった~?てなノリで歓談に打ち興じていたので、その和やかなご様子を傍から一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、まさに中華人民共和国となった現在は故宮と呼ばれる清王朝による宮殿遺跡転用の博物館がかつて紫禁城と呼ばれた時期を彷彿とさせる、くすんだ朱塗りの高い塀が両側にそそり立つ長い通路は、前回、確か1999年に初めて北京にパック旅行で来た時、右も左も判らないまま、ガイドさんの言いなり聞く蔵状態で、中を連れ回され、いきなり目の前に広がって、その威容にいたく感動した覚えがあったので、嬉しくなって太陽が画面に入ってしまうリスクもものかわ、一枚撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、南の天安門側から入って、景山公園に面した北の門から出るという、共産主義国家に相応しい、極めて合理的かつ効率的な見学ルートを終え、故宮博物館からは南東に位置する王府井まで徒歩で移動すべくお堀伝いに歩いていたら、ちょうど北東角の辺りで、中華系民族の大好きな借景結婚写真なんか仰々しく撮っていたので、専属カメラマンがセッティング等で手薄の頃合いを見計らって、何枚か撮らせて貰ったうちの一枚。

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九枚めのカットですが、お堀の東側の南北に走る、比較的交通量は多いものの、街路樹が両側に植えられ、立ち並ぶ住戸や店舗棟の建造物が石造りで風情溢れた、同じ首都の東京とは比べ物にならないくらい景観を重視した素晴らしい道を歩いていたら、これまた赤い羅紗張りの幌も素晴らしい人力自転車が頃合い良く走ってくるのが見えたので、立ち止まって一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、王府井に移動するには南北に走る道を建国門街まで歩き切ってしまうと、また繁華街の中心に辿り着くためには改めて王府井の歩行者天国みたいな通りを北上しなければならないので、適当な緯度で東方向に向かわねばならず、いつもの勘働きで面白そうな雰囲気の漂う路地に入って行ったらすぐに石造りの家の前に置かれた椅子の上で日向ぼっこをしているいたいけな極小姐の姿を通りすがりに一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、故宮東側の大きな通りから王府井方面に繋がる東西に走る裏通り、中国表記で云う巷を歩きながらも、北半球である限り方向感覚には絶対的な自信有りますから、迷う心配などせず路地裏を見つけては覗き、写真を撮るという基本動作の繰り返しで、ふと目に付いた武骨なアルミ構造が剥き出しの造作が特徴的なな三輪オートバイがさりげなく置かれた路地を撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、同じく王府井へ移動する巷から巷への散策の途上、先般、上海の淮南中路伝いの散策で大通りを少し入ったところに在る19世紀から20世紀の初頭にかけての租界がらみの石や煉瓦造りの家や通りよりも更に古めかしい雰囲気を湛える煉瓦造りの狭い路地が目に着いたので、中に入ろうとする妙齢の女性をやり過ごし、後ろ姿でエキストラ出演して貰い、辺りの様子を撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、王府井で二回もランチを戴き、周辺を何枚か撮りながらMRTの駅に移動し、かつての遊郭の佇まいを残すという「八大胡同」エリアで思う存分スナップを敢行すべく「虎坊橋駅」で降り、あとは地図でエリアへのアプローチだけ確認し、後は歩きながら辺りの様子を見ながら、勘働きも駆使して臨機応変にルートを考えるという、いつものスタイルで歩き出したのですが、ラッキーなことに地図で地名を見て覚えていた陝西巷へと足を踏み入れてすぐ、人力車が古風な石造りの宿屋の前に停まって車夫兼ガイドのスキンヘッドのヲッサンが説明を始めたら、赤い扉が開き、観光客が出て来たのでその瞬間を切り取ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、この陝西巷を含む付近一帯は、かつての遊郭跡とは云われるものの、東京都内の赤線・青線遺構の下町界隈とはだいぶ趣きが異なり、何せ地方からの人口流入が東京の比ではない北京の中心部のことですから、徒歩でも自転車でも交通量の多い通りに面した店舗兼住宅は巧みな改装の結果、古風な雰囲気は残しつつも、健全な街並みに生まれ変わってしまい、路地裏撮影愛好家にはやや物足りない感なきにしもあらずだったのですが、ちょっと脇に逸れれば、おそらくは文化大革命以前のこの辺りの庶民の暮らしていた住戸そのままの佇まいが残されているので、嬉しくなって一枚撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、結局、900m近く続く陝西巷の北から南、南から北を往復して写真を撮っていたのですが、半分より南に近い辺りまで行くと、街の由来を意識した街並みづくりを志向しているのか、歩いて来た途上に比べれば、道の東西両側に建ち並ぶ石造りの建物も、この街の全盛期だった清朝末期か中華民国建国当時の雰囲気をさりげなく漂わせており、道端で麻雀なんかにうち興じる年寄りを横目に人力車が頻繁に行き交うので、頃合いを見計らって、人力車も入れて一枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、同じく陝西巷からですが、この南北を走る有名な裏通りの南端に近い辺りでは通りもだいぶ広くなっており、両側も前方も視界が広がって、いかにも北京の下町のお店という雰囲気の店構えの商店の前を観光客を乗せた人力車が午後遅くの斜めからの陽光を浴びてすいすいと通り過ぎていくさまがなかなか面白かったので、立ち止まって一枚撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、陝西巷から元の通りに戻り、「虎坊橋」駅から二叉に分れて東西に向かう通りのもう一方と再び合流する地点まで辿り着いたので、次なる予定地「軍事博物館」への移動も考え、最寄りの駅にを目指しながら下町の風景を撮ろうと、再び西方向に歩き出して直後に夕陽に照らされる石造りの街並みの佇まいを撮ってみたもの。

今回の感想ですが、いやはや、最後に出張で来てから、実に13年ぶりの北京は別物でした。
仕事での出張では土日も気を使った商社の現地スタッフが何処かに連れて行ってくれるし、反対に言えば、好き勝手には歩けなかったし、ましてや一人で勝手に路地裏に入り込んで写真撮りまくるなど、絶対に出来なかったことではないでしょうか。
街も豊かになったし、表通りの景色も変わってはしまいましたが、それでも、国家大劇院の建設現場事務所にされていた胡同の古い学校の三階の会議室から眺めた胡同の入り組んだ路地は場所こそ違え、いまだに健在ですし、何よりも誰の助けも借りず、自らの足と目で、そこに暮らす人々の今を切り取っていけるというのが、とても嬉しかったと思いました。

さて、次回は久々の工房作の珍レンズ?のレポート行きます、乞うご期待!!
  1. 2017/11/19(日) 17:30:36|
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Going back to Beijing'17①

さて、今週は二週に亘ってお送りする11月初旬の北京旅行からのハイライト、第一回をお送り致します。

まず恒例の行程のご紹介ですが、まず赤い鶴のフラッグシップキャリアで北京に入ったのが11/2の深夜12時過ぎ、何故こんな遅くに着いたかと云うと、17:20発の筈の便が何と貨物ドアが閉まらなくらなるというアクシデント発生で、急遽、機体交換し、3時間10分遅れの20:30発となってしまったからです。
そして、空港から何とか深夜バスに飛び乗り、市内の北京駅前の停留所で降りたのが深夜1時半頃で、そこから氷点下の北京駅近くの故同を徘徊して宿を探し出し、寝ないで待っていてくれたうら若き北京小姐のフロント係のお世話になって、やっとチェッキンし、その晩は熟睡しておしまい。
それから翌3日は少しでも早起きして当初の目的の国家大劇院北京の写真を撮るだけ撮って、あとは自由種目と思ったのですが、体が云うこと聞かず、結局、宿を出発したのが11時も20分くらい回った頃、そして、深夜の人っ子一人居ない北京駅前とはうって変わって、人人人の北京駅前に出て、そこで行列して北京市版スイカを買って、またセキュリティのゲートを通るために地下鉄駅で行列して、大劇院に着いた時には12時もゆうに回り、金属と硝子で出来た超モダーンな建造物を撮るには最悪の条件である、建物の真後ろ上方から光が射す状態で何とか工夫して正面図を撮り、その後も周囲をぐるぐる回って、数十カット撮ってから、やっとせいせいしたキブンで周囲の胡同を撮りに出かけ、しかるのち、夕刻の景山公園頂上からの大劇院夕景を撮る時刻まで王府井でスナップしたり、ランチしたりして、17時も回った頃、景山公園まで歩いて移動し、この日の為に買い求めたSonnar135mmf2.8MMJで渾身のカットを撮ってこの日はお仕舞・・・というのが、今回のあらすじ。
では、さっそく行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。
カメラは2~16枚目がLeica M8、1、17枚目がX-Pro2、レンズは1~16枚目がUltron28mmf2.0、17枚目がCarlZeiss Sonnar135mmf2.8となります。

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まず一枚目のカットですが、艱難辛苦の挙句、13年ぶりに辿り着いた北京のサイトでやっと対面が叶った国家大劇院北京の周りを写真撮りながら感慨深く散策していたら、何も事情を知らない山東省からという見るからに素朴そうな小姐二名が華為のスマホンでシャッター押してけろ、と頼んで来たので、良いけどモデルになってね♪と申し入れて、出演して貰ったもの。

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二枚目のカットですが、大劇院関係の写真は何せピーカンでお天道様が正面の背後から燦々と照らしてくれているので、また翌日に出直すこととし、プロジェクト営業の時は、横目で眺めるだけで、中に入ってみようとも思わなかった、昔ながらの北京の路地である胡同の中に入り込んで、スナップを敢行しようとし、まずは大劇院西側の判り易い路地に入ったら、いきなり観光案内に出てきそうな、自炊をしない北京っこ御用達の大衆食堂のハデな看板が目に付いたので、これ幸いにと撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、これも大劇院西側の胡同の中の奥まった路地で、路地裏から大劇院の偉容が垣間見られる、ちょうど日本で云えば、曳舟とか東向島辺りの路地からスカイツリーが顔を覗かすようなカットを撮りたいと思い、木戸が開いている集合住宅の通用口から中に入って散策していたら、偶然、古めかしい木枠のドアに斜めから午後の陽光が射している光景を目にしたので、嬉しくなって撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、ここも同じく大劇院西側の胡同ですが、少し南に下った辺りの別の胡同のやはり開かれた木戸の奥の集合住宅の共用の中庭兼通路の部分で、表に面した住居の壁や胡同の塀のように似せてはいるものの、本来の石積み構造から、鉄筋コンクリート造のモダンな躯体に古めかしい色合いのタイルを張り付けた景観調和型のリノベーションではなく、おそらくは文化大革命よりもっと前と思しき煉瓦積みの壁の住戸があったため、その侘び住まいの様子を一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、木戸が開かれた路地に入っちゃ、辺りを撮って、しかるのち、またクルマも通れる比較的広い生活道路に出て、大劇院の位置を確かめるということの繰り返しでしたが、リノベではありますが、やっと古風な石塀越しに総チタン張りの大劇院の偉容が見られる通りを見つけたので、色々とアングルやら、露出の難しいM8のことですから、何枚か撮っては露出見て、を繰り返し、やっとモノになった一枚。

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六枚目のカットですが、大劇院の見える路地裏ではないですが、古風な通りから眺めた大劇院の画を撮れたのでまぁ良しとし、南西側の比較的有名な胡同に歩いて移動し、その中でまた開かれた木戸の中の路地でも撮ろうと、虎視眈々とカメラを片手に歩いていたら、コンビニが殆どない北京で重宝される「超市」日本語に直訳すれば、スーパーマーケットですが、実質的には、田舎の街や村には必ず一軒はあるという「よろず屋」そのもので、その懐かしい佇まいに思わず一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、その胡同散策で、昔懐かしい「よろず屋」を過ぎて程なく、開かれた木戸が有って、なかなか魅力的な佇まいだったのですが、入り口付近にちょっと怖そうなヲッサンがモルタルかなんか捏ねていたので、恐る恐る遠巻きに覗いてみれば、何か用かと声かけてきたので、写真撮りたいと云ったら、オケー、と意外にも二つ返事で奥へ通してくれたので、遠慮なく、古風な煉瓦積みの住戸を撮らせて貰ったもの。

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八枚目のカットですが、ここも同じ胡同で、もう少し奥、即ち西に行った辺りで、開かれた木戸の前から、なんぢゃこりゃ状態で、目を疑ってしまったのですが、普通は薄暗く、通りの人目を惹かないように衝立を立てたり、コの字型の通路にしたりしているのが胡同とばかり思ったのが、何と、内部を煌々と照らし、しかもかなり達筆な文字で漢詩か何かを書き記したものが辺り一面に張り出してあって、如何にも写真撮ってインスタかなんかで世界に発信してくれよ、という意図アリアリだったので、その主の思いを組んで、一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、胡同を徘徊していたら、13時半も回り、そろそろ腹も減ってきたので、次なる目的地、王府井に地下鉄で移動し、まずは腹ごしらえとばかり、デパートの上の食堂街でお手軽ランチなどを戴き、しかるのち、王府井の一帯でスナップを開始したのですが、近代的な街並みに西洋風のデパートやブティックの建ち並ぶ、北京きっての繁華街の片隅で、胡同のようなテイストの建物が残されており、しかもそれが、文化大革命当時を思わせるようなスローガンが書き連ねられた真っ赤な横断幕が貼られ、木漏れ日に照らされていたので、何かとても嬉しくなって一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、だいたい、道に迷って本当に心細くなった時以外、ガイドブックも地図も殆ど見ないので、辺りを徘徊していて、まさに犬も歩けばナントカ式に行き当たったのですが、「王府井小吃街」なるオープンエアのフードコートみたいなところを見つけ、ここが結構、北京っこもおのぼりサンも分け隔てなく、買い食いを愉しんでいるような雰囲気だったんので、仁王立ちになって辺りの様子を撮ろうとシャッター切った刹那、屋台からとうもろこしなんか買って、スマホン見ながら歩いてきた小姐と遭遇したもの。

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十一枚目のカットですが、同じく王府井のエリアで、普段はよほど道に迷ったり、或いは時間通りに何処かの目的地に着く、或いは戻るなどという場合を除いて、ガイドブックはおろか、地図ですら見ないので、まさに食後の腹ごなしも兼ねた付近の散策で、「犬も歩けば棒に当たる」的に、ここ「王府井小吃街」を見つけたのですが、とにかく中国人、こと北京っこは買い食いがお好きなようで、日本で云う「デザート」は別腹というのが、甘いものでなく、串焼き、或いは蒸かしとうもろこし、肉まんじゅうなどに化けたようで、ランチタイムはとっくに過ぎているのに、大盛況の露店の様子を撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、これも同じく「王府井小吃街」の中の様子で、中国共産党のイメージカラーである真っ赤っかなアポロキャップを白髪頭に被って、高級そうなカシミヤかなんかのストールと上着を身に着けた、早口でまくし立てる老婦人が、店頭に並べられたイカだかツブ貝だかの串焼きを温め直している店員に対し、手ぶり口ぶりで事細かなに指示を加えている様子が面白かったので背後から一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、これ見よがしにライカの赤いロゴの入ったM8なんかでスナップやってたら、やはりカメラ好きには気にかかるらしく、チェコから来たと云う家族連れのヒゲオヤヂが一杯加減で、こんな平和そのもののフードコートでミリタリーカメラマンのご活躍か?とか茶化してきたので、そうじゃなくて、日本から13年ぶりにやってきた北京の様子にいたく感動して、景色を余すところなく撮ろうとしているのだ、と云ったら、ぢゃ我らも景色の一部だな、そのライカで撮っておくれよ、ということで、一枚撮らせて貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、ここ「王府井小吃街」はもちろん、串焼きや揚げ物、とうもろこしやら饅頭、点心の類いだけぢゃなくて、女子供相手のおやつに相当するような甘味、フルーツ系も置いているのですが、前に上海で見かけた、日本の杏飴を更に発展させたようなイチゴを串刺しにして水飴で封入したようなスィーツがそれこそ林立状態で露店店頭にデスプレイされていたので、スタッフの兄ちゃんに撮ってもイイかと話しながら一枚撮らせて貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、そろそろ陽も傾きかけてきたので、当日のお仕事写真第二弾、景山公園頂上からの大劇院の夕陽に染まる全景を撮らねばならないので、まだまだシャッターチャンスが山のように転がっている王府井を後にして、極力広い道を避け、胡同ないし、巷と云われる生活感溢れた裏通りを辿り、紫禁城を目指し、その東側から北上して景山公園に到達するコースを取ったのですが、一国の首都とは言え、表通りを少し奥に入れば、昔ながらの古風な煉瓦積みの住戸兼店舗が残っていて、その真っ赤なドアが夕陽に照らされていたりと、写浴をそそられる光景に結構直面し、そのひとつを挙げてみたもの。

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十六枚目のカットですが、紫禁城と景山公園を隔てる北側の道路を渡って行ったら、ちょうど信号待ちの人力車の中年カポーと目が合い、ヲヂサンの方が、首から提げてたライカを指さし、ついで自分を指さし、四角い枠を両手の人差し指と親指で作って見せて、ニッコリ笑って親指立てたので、記念に一枚撮ってくれよ、ということだと判断し、中国語とロシア語で有難うと云って、一枚撮らせて貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、これが当日最後の仕事、中国国家大劇院/北京の夕暮れに佇む勇姿で、2.2km先に建つドームながら、幅が220m近くあるため、APS-CサイズのX-Pro2に135mmの望遠を付ければ、203mm相当なので、ご覧の通り、画面いっぱいではないものの、景色の中で程良い大きさに収まって、しかも手前の紫禁城の夕暮れも同じ画面に収まるので、ちょっと重さと大きさは嵩みましたが、コンパクトなHexanon135mmf3.5やPetri135mmf2.8ではなく、コイツを調達して持ってきた甲斐があった、と思わせる一枚。

さて、次回は13年ぶりの北京の観光目玉、紫禁城内部から、清朝から共和国初期まで在った、城郭南部の遊郭の遺構を残す、下町の風景などをお送りしたいと思います、乞うご期待!!
  1. 2017/11/12(日) 18:00:09|
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星港旅情'17~ Singapore Photographic Tour'17~③

さて、今週は三週に亘ってお送りする10月初旬のシンガポール旅行からのハイライト、最終回をお送り致します。

まず恒例の行程のご紹介ですが、9日の深夜1時50分発の日航機で帰国することになっていたので、実質的最終日である8日は少し早めに起き、宿自体のチェックアウトは12時とのことだったのですが、10時半前にはチェックアウトし、荷物まで夕方まで預かって貰うこととし、最後にオーチャード通りの「翡翠小厨房」でランチを食べた時に気になっていた「松發肉骨茶」を食べてから、撮れるだけ撮ろうと考え、まずはMRTでオーチャード通りに向かい、そこでランチ挟みで1.5時間強くらい滞在し、しかるのち、またMRTでチャイナタウンに向かい、ここで、途中雨宿りも含め2時間くらい滞在し、ちゃっかりこんと職場や実家への土産なんかも買い込んで、撮るだけ撮って、まだ日暮れまでには気が遠くなるくらいの時間があったので、雨上がりのマーライオン公園で、この国の守護神に永の暇乞いでもしようと、地図でみたら案外近い、マーライオンまでチャイナタウンから歩いて行って、周辺で記念撮影に勤しむ世界各国からの老若男女の様子などをスナップし、前日寄ったローカルの茶店があいにく閉まっていたので、スタバでお茶しながら時間調整し、宿のあるゲイランにいったん戻って、荷物を受け取り、MRTでチャンギ空港に離陸から6時間以上も前に入って薄ら寒いラウンジで時間潰してから夜行便乗って帰って来た、という次第。

ではさっそく、当日の行動に沿って、逐次実写結果を見て参りましょう。

カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り優先AEでの全コマ開放撮影です。

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まず一枚目のカットですが、当日は朝早くから断続的に雨が降っていたようで、宿を出た時はたまたま上がっていたのですが、第一目的地であるオーチャード通りに着いてみると、ここでは直前まで降っていたようで、歩道の至る所が濡れて、ところどころに水たまりのようなものも出来ていましたが、それでも地元民各位はそんなの慣れっこで、慌ただしい日常の中の休日を精一杯楽しもうと、通りを闊達に行き交っていたので、その様子を特徴的なショーウィンドあるデパ前で一枚撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、流行の最先端のように形容されることも多い、ここオーチャード通りですが、何とその真ん中辺り、地価も東南アジアでは一番高そうなエリアに、二階建てのプラナカン建築様式のみが建ち並ぶ通りがあるのは、到着二日目にレポ-トした通りですが、その時は、奥まで行ってみようとは思わず、入り口から100mかそこらの店舗が多いエリアで何枚か撮っただけで撤収してしまったのですが、何せ最終日は夜中の1時50分の二時間前、即ち11時50分までは何とか時間潰さなければならず、またその一方、三日目午後遅くのマーライオンパークでの降雨、そして当日も空模様が怪しい状態だったので、撮れる時に枚数を稼いでおきたいと思い、奥まで歩きながらかなり入念に撮ったのですが、店舗が無くなり、住宅だけのゾーンに入ってすぐの個人宅前に咲いた熱帯植物の様子を一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、中国文化圏固有の建築様式らしく、台湾の老街でも、上海の水郷でも良く見られる、家と家の軒下を繋いでしまい、あたかも道側が開放された軒下の長い廊下のようになっている長い長い通路を奥へと向かって歩きながら、各戸の特徴的な玄関回りや、そこから見える道の反対側の景色などを撮っていたら、既に奥まで行き着いて戻ってきたのか、鼻歌加減の白人一家が、器量良しの小々姐を先頭にこちらに向かって歩いてきたので、立ち止まって一枚戴き、挨拶などして別れた時のもの。

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四枚目のカットですが、プラナカン建築通りのだいぶ奥地に来た頃、一軒の家の前の植栽と軒の間に目をやると、苔むした古木の枝から、おそらくは竹と思われる木製の筒に、元はカラフルな幾何学模様が施された風鈴或いは呼子みたいな物体が吊り下げられており、それが、長い時間、南国の太陽や雨風に晒されて、イイ案配に色も褪せたカンジが心惹かれるものがあったので、プラナカン建築の軒先をバックに至近距離で一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、奥まで辿り着き、また反対側から長廊下みたいな軒下の様子をところどころ撮りながらオーチャード通りの方に向かって歩いて行ったら、10月初旬とはいえ、さすが南国の太陽、透水性のタイルの水分は殆ど消失し、白っぽい色調に変わっていましたが、また新たなお客さんとして、ゲコゲコ聞こえる中国語、おそらくは広東省辺りからの観光客と思しき若い小姐を交えた一家が賑やかにやってきたのですれ違いざまに一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、オーチャード通りのMRT駅からチャイナタウンに向かい、地上に出たは良いが、またしてもスコールに捕まってしまい、駅から商店街に出るところにある高くて巨大なアーケードの屋根の下の石の階段の隅に腰掛け、行き交う人々を眺めながら30分以上も時間を潰し、やっと上がってきたので、まずはアーケードのすぐ近くのお店で土産物を買い揃え、しかるのち、カメラをバッグから出して通りに出てから、雨上がりの商店街の街並みをバックに行き交う人々の様子を撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、後から分かったことなのですが、当日は、中華街奥のシンガポール最大級のヒンズー教寺院で、裸祭りみたいな行事が行われていて、それを観たり、応援したりするため、中華街があたかもインド人街であるリトルインディアに乗っ取られちゃったみたいな状況になってて、それでも雨で客が全然来ないよりはマシという雰囲気の華僑たちの店の前で親子で腕自撮りやってるインド人親子の姿が目に留まったので、声かけて、シャッター押して上げる代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、雨上がりでまだ人通りもイマイチの中華街で、白人観光客にしてはかなり珍しく、一人で自撮り棒なんか片手に、あちこちで立ち止まっては記念撮影し、おそらくはツイッターかインスタかなんかにリアルタイムに上げてるという面白い小姐を見かけたので、目の前で自撮りしてからSNSに上げるのを待って、声かけて中華街の街並みをバックに何枚か撮らせて貰ったうちの一枚。

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九枚目のカットですが、ブギスのアラブストリートでも、リトルインディアでも気づいたのですが、ここシンガポールのエスニック地区は、目抜き通りからちょっと入ったところの建物の壁面に、かなり洒脱な落書きというか、今風の壁画が描かれているところが結構な数あって、それも、欧米のガイドブック、ないし、ネットの旅行記で紹介されているのか、記念撮影スポットと化しているのですが、ここでは珍しく人気が無かったので、奥で一服する兄ちゃんを借景に一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、中華街奥のヒンズー寺院のイベントは男性だけが演者のようで、妻子はその間、無聊を託つほかないようで、買う気があるか否かは推し量るよりありませんが、かなりの数のインド系の女子供が華僑の営む土産物屋とかヂューススタンドの店先にたむろしていて、目の前でも軒から吊るされた色とりどりのキッチュな品物の数々を手に取って熱心に物色していたので、その様子を横から一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、せっかくのチャイナタウンではありますが、日本では大きなヒンズー寺院などなく、仮にあったとしても、宗教的行事は異教徒にはオープンにはしていないでしょうから、奥の寺院でどんな行事が行われているのか、帰る当日と云うこともあり、好奇心はムクムクとアンダマン海上の積乱雲の如く心の中に沸き起こり、あわよくば写真でも撮らせて貰おうと思った時にはすでに歩き出しており、程なく人混みでごった返す寺院の前に着いたら、既に先客の中国系観光客やら白人の一家が思い思いのカメラで殆ど裸ん坊のインド人男性の群れをニコニコ笑いながら撮っており、それでも一応、近くの整理員と思しきご婦人に撮っても良いのか?と聞いたら撮りたいのか?と反問され、イエスと云ったら、腕を引っ張られて至近距離で好きなだけ撮れ、と連れて来られた入り口付近の画。

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十二枚目のカットですが、それでもやはりチャイナタウン、それも世界に名高いシンガポールの中華街にやってきたのですから、野次馬精神剥き出しで、当たるを幸いにインド人ばっかり撮っていたら、この街を築いた華僑各位に失礼に失礼に当たると思い、何か特徴的なものを、と思い、前回同様、中華街の遥か彼方にそびえる真っ黄っ黄の薄型高層中華風味ビルをバックに異国情緒たっぷりのヒンズー修行者のコスプレを愉しむインド人男性が歩いてくるところを撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、チャイナタウンにも何故か、大陸からの観光客が回遊するようで、きれいな北京語をしゃべる麦わら帽子の小姐とその愉快なお友達と思しき、お揃いの人民解放軍払下げみたいな国防色のTシャツを着込んだ二人組がいきなり視界に現れ、何も言わず目の前で同じ建物を撮り始めたので、おいおいどういうメンタリティーしてんだ、コイツらは?とか思いながら、中華街に真正中国小姐二名登場、しめしめという思いには勝てず、後ろからそっと一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、中華街ではもうゲップが出るくらいに撮ったので、実は歩いて行ける距離にあるマーライオンパークでも最後に訪問しようと、方向を見当付けて歩き出したのですが、とにかく、この小さな都市国家の何処にこれだけのインド人、しかもヲッサン達が居たのかと思うくらい大量のインド人男性が歩道上に溢れ返り、それがお揃いの黄色ないし、オレンジがかった色の衣装を身に纏っているのですから、ブキミなポケモン大集合にも見えないことはないと思い、その一種異様な通りの様子を撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、チャイナタウンからマーライオン公園のあるラッフルズプレイス界隈までは直線距離で1キロ程度なのですが、そこはそれ、見るもの全てが物珍しいシンガポールの通りをテクテク歩いての移動ですから、いつもの大手町やら丸ノ内、有楽町界隈の1キロとは所要時間は全然別物で、何のかんの、見たり撮ったりで30分以上も掛かっての移動となり、文明化博物館近くのビルの谷間にこれまた面白げなオブジェが向かい合って建てられていたので、そのお見合いみたいな状態を一枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、博物館の周りを通って、マーライオン公園に隣接するフラートンホテルの前まで来たら、何故か英国植民地の高級ホテルではお約束になっているかの感アリアリのロールスロイスがエントランス前にこれ見よがしに置かれており、その前で通りすがりにしっかりちゃっかり借景記念撮影しているインド人一家が居たので、これまたちゃっかり横から一枚戴いたもの。

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十七枚目のカットですが、今滞在三回目のマーライオンとのご対面を果たすべく、当日最後の訪問エリアとしてやって来ましたが、世界三大がっかりから脱却して以降、あいも変わらず、世界各国の老若男女に取り囲まれ、飽きもせず、24時間、各人思い思いの記念撮影に付き合って上げている、心優しいシンガポールの守護神の前で、嬉しそうに嬌声を上げてポーズに余念がない、韓国からの小姐達を入れての一枚。

今回の感想でしたが、うーん、シンガポールは遠いですが、それでも楽しい・・・しかも、お金があれば有るなりに、もちろん、お金をそれほどかけずにも、コンパクトな観光名所を回り、好きなだけ撮って、安くて旨いフードコートで満腹し、安くても快適で利便な宿で心地良く惰眠を貪ることが出来る・・・また来年も訪問したいですね。

さて、次週はまたしても修行に出掛けるため一週スキップ、その翌週は驚異の新レンズ開発レポートか旅レポ行きます、乞うご期待!!
  1. 2017/10/29(日) 19:56:49|
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星港旅情'17~ Singapore Photographic Tour'17~②

さて、今週も前週に引き続き10月初旬のシンガポール旅行からのハイライト、二回目をお送り致します。

まず恒例の行程のご紹介ですが、到着二日目、10/6の晩は、いったん宿に戻って装備を置き、このところ夜間専用と化している感無きにしも非ずのX-Pro2にF1.2のハイスピード玉を付けて、MRTで宿の在るアルジュニード駅からクラークキー駅に向かい、そこで散策しながら、週末のお祭り騒ぎと云うか、無国籍的などんちゃん騒ぎを野次馬目線で撮影し、再びMRTで最寄り駅まで戻って、駅前の地元民各位御用達の旨くて安いフードコートで晩飯を戴き、宿に戻り、翌10/7はまたブランチを食べる都合も有ったので、いったんオーチャード通りに出て、写真も撮らず高級飲茶「翡翠小厨房」で豪華ランチを戴いてから、当日の撮影エリアその壱、アラブストリ-トに向かうべくMRT経由、ブギス駅へと移動、そこで残暑?もものかわ、1時間半近くも粘り強く撮影し、しかるのち、昼間のマーライオンにまだ挨拶してなかったっけな?とかふと思い、ラッフルズプレイス駅経由、マーライオン公園まで移動し、スコールに中断されるまで撮り続け、雨が小降りになってから、雀のお宿ならぬ、マーライオンのお宿ことフラートンホテル近くのカフェお茶して日暮れ前に宿に戻った、というのがその日の行動。では二日に亘る行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、6年前に初めて来た時とはルートが若干異なった上、このエリアのイルミネーションも前にも増して大がかりかつどぎつくなっていたので、若干戸惑いましたが、M8と銀塩機しか持ってこなかった前回に比べ、今回はX-Pro2という夜景には滅法強い相棒と一緒でしたから、風景を撮るにはあまり向いていない50mmクラスのハイスピードレンズで場所を色々変えたり、構図を工夫したりして、何とかクラークキーの入り口の夜の艶やかさを表現しようと苦心した一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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二枚目のカットですが、さっそく少々毒々しい色使いでライトアップされた橋を渡り、クラークキーのレストランなどが所狭しと軒を並べる通りに足を踏み入れてみると、まさに老若男女、様々な人種・国籍の人々が、それこそ灯りに誘われる昆虫の如く、それほど広くはないアーケードの真ん中に広げられた屋台のような物販店などを冷やかしたりして、飛び交うあまたの言語を耳にしていると、まさに"異国の夜の夢"という実感を得たので、目の前の様子を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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三枚目のカットですが、橋を渡る前から、法令に厳しく秩序維持第一の厳格法治国家とは思えないようなPAの凄まじい音量で流れてくる、ドイツ民謡?のような調べを耳にしたので、人の流れとも合致する、音源の方に歩いて行ったら、広場のようになったアーケードの集合点みたいなところに特設ステージが設けられ、そこで、オクトーバーフェストと思しきイベントで、ステージ上のチロルの民族衣装みたいなコスプレしてた芸人さん達が、ノリノリで歌舞音曲の類いを演じていたので、警備スタッフに話つけてステージ袖から何枚か撮らせて貰ったうちの一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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四枚目のカットですが、同じく、クラークキーのオクトーバーフェストみたいなイベントで、ステージを撮り終えて、警備スタッフにお礼を述べて帰ろうかと思った矢先、ステージ下の各客席テーブルの間を、ミュンヘン辺りの飲み屋の小姐みたいなコスプレした中華系の小姐が精一杯の笑顔で酔客の好き勝手な繰り言聞きながら健気に営業活動やってる様子が目に付いたので、警備スタッフに会場で写真撮ってもイイかと聞いたら、止めたってみんな云うこと聞かないよ、と二つ返事でオケー貰ったので、客席とドリンクをサーブする通路脇をキープして何枚か撮った内の一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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五枚目のカットですが、同じくオクトーバーフェストみたいなイベント会場から、警備スタッフとフロアマネージャみたいな黒服前掛けの兄ちゃんが話してたので、一応、お礼だけ述べて立ち去ろうとして、ふと横向いたら、なかなかポロシャツにジーンズ、そしてお揃いの前掛けが決まっている、ポニーテールの白人の女給さんのきれいな横顔が目に付いたので、出がけの駄賃に一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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六枚目のカットですが、夜が更ける毎にテンションも益々上がっていって、シラフではとても気恥ずかしいようなオクt-バーフェストの会場を後にする時、客席の後ろを静々と歩いて立ち去ろうとしていた刹那、ステージ方向を眺めてみれば、後ろに近い客席の白人の小姐が相当出来上がっちゃったみたいで、ステージやテーブルの上のジョッキなどをスマホンで撮りまくり、ツイッターかなんかで現場中継宜しく上げていたので、その様子を通りすがりに一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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七枚目のカットですが、クラークキーの一帯で心行くまで写真が撮れた、というより、プラプラと写真撮りながらほっつき歩き回っていたら、時間も21時近くにもなってしまったため、晩飯の心配も出て来たので、そろそろ安くて旨いフードコートがあまた位置する最寄り駅に戻るべく、それでもそのまま来た駅から帰ってしまうのも芸が無いので、心地良い夜風に吹かれながら河岸伝いに下流のラッフルズプレイス駅までは写真撮りながら歩こうと思い、河岸のベンチで対岸の灯りを横顔に受けた、いたいけな若者達の姿を撮ったうちの一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先AEでの開放撮影です。

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八枚目のカットですが、翌朝は冒頭述べた通り、ブランチするだけ、と硬く心に決め、つい撮影に夢中になって昼時を過ぎて人気レストランに入れなくなるのを予防した結果、途中出会ったシャッターチャンスを何回も見逃しても、「翡翠小厨房」にて、香港と比してもそれほど高いとは思われない点心類を戴いてから、そそくさとMRTに乗り、その日の最初の撮影エリア、ブギスのアラブストリートに向かったのですが、アラブストリートと云いながら、ざっと見て、インド人が半分弱、中華系が三分の1程度、残りがマレーシアないしインドネシアムスリムにパキスタンかバングラのイスラム教徒というカンジで、如何にも中東から来ました的な人間には遭遇しなかったのですが、ヒンズー寺院と道教の廟みたいな施設が立ち並ぶ付近の屋台の花屋の小姐店員さんがカンジ良かったので斜め後ろから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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九枚目のカットですが、同じくブギスのアラブストリート奥のヒンズー寺院前の歩行者天国みたいなエリアに立ち並ぶ献花用の花を商う屋台の花屋には、概して信心深いのが相場である年寄り連中ばかりでもなく、それこそ、セントーサ島のウニバーサルスタヂオ辺りにカポーで遊びに行った帰りのような風情の若い人々も、極自然な雰囲気で立ち寄って花束やら線香を買い求め、しかるのち、ヒンズー寺院かその隣にある道教の廟みたいなところのどちらかに入って行って、その宗派の決めた様式に則って参拝していくのですが、そのうちの一名の小姐のお姿を収めてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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十枚目のカットですが、この日というかちょうど彼の地に滞在していた期間中、何某かのヒンズーの祭礼期間だったらしく、この翌日、出発前に立ち寄ったチャイナタウン奥の大きなヒンズー寺院でも盛大な行事を目にしたのですが、ここアラブストリート奥の寺院付近でも、広場にテーブルを沢山並べた無料のランチお振る舞いみたいな会場が有って、順番を待っていた老若男女の列に、如何にも人の良さそうな家族連れの若いヲヤヂさんの姿を認めたため、声かけて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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十一枚目のカットですが、よくよく考えてみれば、日本国内は勿論、国際都市と呼ばれる香港でも上海でも、釜山、ハノイでも、民族衣装に身を包んだインド人を頻繁に見かけることはあまりなく、記憶をたどれば、バンコク駐在時代にインド人街が有って、そこに民族衣装来たインド人店員さんがあちこちに居たので、休みのたびに写真を撮りに行ったのを思い出したくらいで、実はなかなか珍しい光景ですから、集団ランチが終わって、気分も開放的になったのか、路端会議の傍ら、ハイテンションで電話などをかけまくるインド人婦人連のお姿を近くから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、寺院通りでのスナップもそろそろ飽きてきたので、まさにカオスの形容詞がぴったりのアラブストリートのブギス駅方面へのアーケード内でも撮ろうかいな、とか思い、駅方面へ歩いていたら、かなりカラフルな色彩の人力車。それも上海やバンコクやハノイ辺りでよく目にする自転車と荷台というか搭乗台が一体化した三輪タイプのリキシャではなく、何とサイドカータイプの変わったヤツで、しかも後ろに気の利いたセリフなんか書きなぐってあったので、面白半分に一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、寺院のあるエリアから大通りを挟んで反対側のビルの間を縫うように設けられたアーケードは、かつての上野のアメ横とか、那覇の平和通りの奥の方みたいなカンジで、何故か薄暗い照明になっており、それとは正反対に個々の店舗は店内と云わず、商品と云わず、思い思いの照明方法で煌々とライトアップしており、スナップをするには、必ず何処かの商店の灯りが届く範囲でないと、ストロボでも焚かない限り不可能に近いので、注意深くシャッターチャンスを探りながら歩いていたら、練り物屋の店頭で、かなり美形のインド人小姐がいかにも頑固そうな中華系のヲヤヂに根切交渉なんか始めちゃったので、これ幸いにと人垣から顔出して一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、薄暗くて人混みでごった返すアラブストリートのアーケードを通り抜け、反対側のビルの袂にあるMRTの入り口に向かおうとしていたら、地図も見ず、前を向いて足早に歩く工房主を地元民と見間違えたか、さっき写真撮ってたヒンズー寺院と道教の廟みたいな施設が立ち並ぶエリアへの道を聞いてきたので、彼らの地図をもとに親切に教えて上げた代わりにモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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十五枚目のカットですが、ブギス駅から程近いラッフルズプレイス駅でMRTを降り、前回と合わせれば、10回ではきかないマーライオンパークへの道を辿る・・・つもりだったのですが、出口を点対称で180度間違えてしまい、アジア文明化博物館の入口前の出口に上がってしまい、ぐるっと回ってマーライオンに逢いに歩いて行こうとしたのですが、今回も怪我の功名、健気にも時間があるたびに顔を出す日本からの観光客に気を使ってくれたのでしょうか、結婚式の記念撮影をしている一行に遭遇し、カメラマンの機材点検の合間に一、二枚撮らせて貰ってイイか?と聞いたら快諾して貰えたので、ポーズ撮って貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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十六枚目のカットですが、博物館の敷地を出て、フラートンホテルの前の河岸沿いの道を通ればマリーナベイに繋がる幹線道路に当たり、その下をくぐる河岸沿い歩道経由、マーライオンの背後に出られるのですが、橋の下は昼なお薄暗く、潮風が心地良いため、いつでも2~3組の若いカポーが石造りの柵というか低い塀みたいなところにちょこんと並んで座り、所在なさげにぷらぷらと足を揺らしたりしながら、時の移ろいを愉しんでいるのですが、今回は一組ぼっちでこれが背後の赤い花の咲いた緑の植栽をバックになかなかイイ画になったので、通りざまに一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

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十七枚目のカットですが、この日は撮影途中でスコールが来て、結局、先ほどの橋の下の歩道の柵と云うか塀みたいなところに一時間以上も座ってやり過ごし、また降られても困るので、陽が暮れる前に帰ってしまったとは、最初に述べた通りなのですが、着いてすぐの時は陽射しも良く、世界各国からの老若男女の観光客が今や「世界三大がっかり」から町ぐるみの尽力で脱し、今やアジア屈指の観光ランドマークへと飛躍したマーライオンの前後左右で写真を撮っていて、広東省辺りからやってきた小姐軍団が自撮り棒や手を駆使して記念撮影しているさまを傍から一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影です。

さて、次回は最終回、出発前日というか、夜行便の出発前の昼間にせっせと枚数稼いだ、オーチャード通りのプラナカン建築通りから、今回、実は昼間は訪れるのを忘れるとこるだった中華街からのレポートをお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2017/10/22(日) 16:28:33|
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星港旅情'17~ Singapore Photographic Tour'17~①

さて、今週からマイル修行も兼ねてのシンガポール旅行からの三週に亘ってのハイライト、一回目をお送り致します。

まず恒例の行程のご紹介ですが、10/5のお昼前の羽田発の日航機でシンガポールはチャンギ国際空港に着いたのは現地時間の夕方17時前、そのまま空港から、MRTで以て魔界都市とも云われるゲイラン地区のど真ん中に位置する日本のビヂネスホテルより宿泊賃の安いローカルチェーンの宿に直行し、チェッキン後、荷物を置いて直ちにマーライオンに長の無沙汰の挨拶でもしようと出かけ、宿のフロントの女の子に念のため、最寄り駅を訊ねてみれば、何とマーライオンの対岸のベイマリーナホテル最寄りの駅を教えられ、そこからマーライオンを目指し、夜風に吹かれながら写真撮ってそぞろ歩きして、マーライオンパークに辿り着いて無事ご対面、それから、晩飯を食べることも考慮し、ホントは徒歩でも行けたのですが、夜で6年ぶりということも考慮し、地下鉄を乗り継ぎ、30分近くかけ、わずか1kmかそこらのチャイナタウンには22時前に到着し、写真を撮りながら、晩飯食べる場所を探し、屋台街みたいなところで、鴨のローストと焼き豚の合い掛け飯みたいなものと海老ワンタンを食べて16シンガポールドルもの大金を払い、なんかおかしいなぁ?とか思いながら、またMRT経由、宿の在るゲイラン地区へ戻ったというのが一日目の晩。
そして、翌10/6は少々早起きして、まずはこの国というか街と云うかの一番の繁華街、オーチャードロードで多国籍軍的なスナップを撮ろうと出かけ、そこで写真撮りながら、ブランチも摂ってしまおうと考え、初日の宿代現金前払いで手元の現金が少々心細くなったこともあって、現地紹介のサイトで見つけた両替商の集積地、ラッキィビル地下で両替商を回り、アホなことにレートを逆に計算していて、ダントツでレートの悪い入口付近のインド人経営の両替商で両替して、奥の一番レートの良い店と比べ、日本円で1万円に対し240円ほど損してしまったのをじくじく悩みながら、ラッキィビル奥のタイ人の小姐とアジョシがやってるタイ料理のお店で安くて旨い、パイナップルチャーハンとトムヤムグーンを戴き、やっと気持ちのテンション上げて、1時間かそこらオーチャード通りで、時折、通行人に声を掛けスナップを行い、しかるのち、MRT経由、リトルインディアに向かい日暮れまでスナップに勤しんだ、というのが今週の粗筋。
では、さっそく、二日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、怪我の功名とは都合の良い日本語の言い回しは有るもので、お目当てのマーライオンの正反対の岸に出てしまったのですが、なかなかどうして、夜景が素晴らしく、ちょうど、上海でいえば、高層ビル群が浦東に集中しているため、旧市街の外灘から川越しに眺めた方がきれいなのと同様、ここでもラッフルズプレイスからクラークキーにかけてライトアップしたビル群が集中しているため、息を飲むような景色を眺められ、また当初降りた側もさすが金持ち国家の金持ち企業体の事業だけあって、マリーナベイ辺りには奇抜な建造物も多々あり、サンズ・マリーナベイホテルの南東にある、美術館だかの開く途中の蓮の花みたいな建物もブルーバイオレットにほんのりとライトアップされていたので、f1.2レンズの威力を活かして撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

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二枚目のカットですが、見た目は結構距離があるようでしたが、夜景を眺めながら、時折、珍しいカメラとレンズを提げて上機嫌で歩いている東洋人を珍しく思うのか、声を掛けてくる、いかにもカメラ好きそうな白人観光客や裕福そうな上海か香港辺りの中国人観光客と立ち話などして、そぞろ歩きしていたらものの30分もしないうちに目的のマーライオンの足元というか、足がないので、ヒレ元に着き、その勇姿をラッフルズプレイス周囲のビル群を背景に桟橋上から撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

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三枚目のカットですが、マーライオンへの長の無沙汰の挨拶を済まし、周囲の写真も満足行くまで撮ったので、次なる目的エリアである、チャイナタウンへ向かうべく、最寄りのMRT駅であるラッフルズプレイスに移動し、そこから一回乗り換えでくだんのチャイナタウン駅に着いたのですが、ガイドブックを熟読しての前回とは異なり、スマホンにWifi付けてますから、判らんかったら調べればイイや♪程度の出たとこ勝負のお気軽旅行につき、やはり、一番の目抜き通りの出口とは全然違うところに出ててしまい、仕方なく、人の流れに沿って歩いて行ったら、見覚えある街角に出て、その周囲のお店でキビキビ商品をパッケージングするちょんまげ小姐店員と、中国人観光客の嬉しげな表情の対比が面白かったので、背後からそっと一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

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四枚目のカットですが、中華街とは云っても、米国以上の多民族国家シンガポールですから、アラブ人街の奥に大きなヒズー教の寺院と道教の廟が並んでいたりするのと同様、ここ中華街の奥にもかなり大きなヒンズー教の寺院とその関係施設が鎮座ましましている関係上、昼夜問わず、中華系の人間と負けず劣らず、インド人の老若男女を目にする機会が多く、ちょうど探し当てた屋台街の入り口付近で、インド人の小姐同士が、デザートでしょうか、プラカップに入ったフルーツを串刺しにしてアーンとやってるところを一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

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五枚目のカットですが、屋台街でさぁて何を食べようかと迷うフリをしつつ、抜け目なく、面白そうなシーンをX-Pro2の静かなシャッターを活かしてちゃっちゃっと撮り歩いていたのですが、或る共用テーブルスペースで、白人の初老男性が、かなり巻き舌ながら流暢なドイツ語を操る、年齢的には少し上の中華系の男性と一杯ひっかけながら議論していた姿が面白かったので横から一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

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六枚目のカットですが、ここシンガポールは基本的に物価がまんべんなく高いことで有名ではありますが、日本同様、アルコール類には政策的に高額な課税が課せられており、仕入れ値が元々高価なうえ、店によって販売価格が全然違う、というのがここシンガポールの商売ですから、ロシアからと思しきこのうら若き小姐はボーイフレンドに飲ませるビールを一セントでも安く買おうと、値札を見て回り、屋台街の一番外れにある、飲み物専門店で瓶保証料無用のローカル缶ビールを買い求めていたので、その健気なお姿を斜め後ろから一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放、AE撮影となります。

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七枚目のカットですが、翌6日は、今回のシンガポールの宿も朝飯無しなので、少し遅めに起きるようにして、11時半前くらいにオーチャード通りに着くようにして、冒頭説明した経緯で、両替、ランチを済ませ、天気も良い通りに出て、スナップしようと、鵜の目鷹の眼で獲物を探しましたが、牧歌的な台北や釜山と違い、行き交う人々も、なかなか撮らせてくれるか否かのオーラを見抜く勘を取り戻すのに時間がかかり、仕方なく青空に浮かぶ雲を背景に荘厳な教会の佇まいを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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八枚目のカットですが、しかしながら、通りの歩道上で観光客の多いエリアを行きつ戻りつ、30分も声かけちゃ断られ、またそれでも声かけながら歩いていたら、横で見ていたスペインからの観光客という心優しい婚約者同志が、我らで良ければモデルになるぜ、その代わり、撮った画はメールかなんかで提供せいよ、と反対に声かけてきてくれたので、有難くお申し入れを受け、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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九枚めのカットですが、心優しいカポーによる支援のおかげで、すっかり復調し、折れそうな心もしゃんとしてきたので、気分を一新し、極めて現代的な通りに面した、19世紀以前の様式を色濃く残した住宅群が軒を並べるプラナカン建築通りに足を踏み入れ、まずはその全体的な佇まいを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十枚目のカットですが、そのプラナカン建築通りの入り口付近には、パリのシャンゼリゼとか、ミラノのドゥーモ周辺にある雰囲気の屋根付きオープンテラス的な長いカフェが有り、たまたま外を眺めながら、オモニとブランチを摂っていたフランス人の小姐と目が合ったら笑顔を見せてくれたので、これ幸いにと、お食事中ながら一枚撮らせて貰って宜しいか、と聞いたら、ノープロブレム、どうぞ、ということだったので、お言葉に甘えて一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十一枚目のカットですが、同じくプラナカン建築通りのちょい入ったところの店舗兼住宅みたいなカンジの欧風建築の袂にて、お友達同士でモデル撮影ごっこみたいなことをしている上海からという小姐二名が居たので、日本から来たんだけど混ぜてよ、と声かけて、もう一名の小姐が望遠ズームで撮ってた横から撮らせて貰った一枚。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十二枚目のカットですが、同じくプラナカン建築通りのちょっと入ったところから見た通りの全景で、カメラを構えて構図とか露出を考えていたら、後ろに人気を感じ振り返れば、タイ人の家族連れが写り込まないようにか気を使って立ったまま待っていてくれたので、マイペンライなカップと声をかけ、前に行けというゼスチャをしたら歩き出したので、後ろ姿モデル♪後ろ姿モデル♪と有難く一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十三枚目のカットですが、プラナカン建築通りでそこそこ撮った後、またメインストリートであるオーチャード通りに戻り、次なる目的地であるリトルインディアへ移動すべく、MRTオーチャードロード駅へ向かって歩いて行ったら、日本の縁起物である紅白の水引をモチーフにしたがごとき、赤と銀、金のメタリックな玉を頂点が開いた円弧上に造形し組み合わせたオブジェが目に付き、その円弧の組み合わせた中心を通行人が通りがかった瞬間にシャッター切ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十四枚目のカットですが、MRTオーチャードロード駅のまさに入口まで来た時、人待ち顔の幼い兄妹が目に留まり、妹の方と目が合ったら笑顔を見せてくれたので、兄の方にゆっくりした英語で日本から来たのだけど、写真撮らせて貰ってもイイかな?と声かけたら、笑顔でうんうん頷いてくれたので、異邦人に写真を撮って貰えることで、いかにも嬉しそうな笑顔に幼い妹と硬い表情の兄ちゃんのツーショットとなったもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十五枚目のカットですが、MRTでほどなくリトルインディア駅に着き、ここでも、ガイドブックなんざ見てなかったので、またしても前回同様の目抜き通りへ一発アクセスとはいかず、あまり人気のない通りに面した出口から地上へ上がってしまったため、仕方なく持ち前の勘を発揮し、人通りの方向性を見極め、ずんずんと歩いて行ったら、まさに怪我の功名、前回は気づかなかった、結構、サイケな配色と構造のフードコート付きマーケットモールのような場所の中庭に偶然出て、お天気も宜しかったので、そこから眺めた青空も入れて一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十六枚目のカットですが、マーケットモールの中庭を抜け、勘を頼りに丁度MRT駅の面する通りと並行する大きな通りに出てみたら、まさにビンゴ、前回同様、迷路のようなインド人街の入口に到達出来、6年ぶりの再訪に思わず嬉しくなってその近傍の様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十七枚目のカットですが、さっそく、インド人街へ足を踏み入れてみると、そこは6年前と相も変わらず、混沌と商魂が支配するカオスの世界で、そもそも店と通路の区分などなく、目に見える物体は店員とレジ以外全て売り物という風情で、あちこちで、英語、中国語、そしてウルドゥー語と思しきインド系言語で、売り子の呼び込みやら、値切りの交渉なんかやってるので、ただ眺めて通っているだけでも楽しくない筈もなく、その様子をぜひ残しておきたく、一心不乱に物色するインド人一家の至近距離で一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

さて次回は、滞在二日目の晩、クラークキーの賑やかな夕べの様子と翌滞在三日目のオーチャード通り、アラブ人街であるブギス駅周辺の様子についてお送り致します、乞うご期待。


  1. 2017/10/14(土) 20:00:00|
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An amazing existance among tremendous numbers of optics human beings have ever produced ~IBELUX40mmf0.85~

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さて、一日遅れとなった今回のアップは予告通り、久々の新レンズ導入、その驚愕の性能をレポートしたいと思います。
レンズ銘は「Handevision Ibelux40mmf0.85」、これまで市販された写真用レンズでは、ライカのノクチルクス50mmf0.95とそれに先駆け市販化されていたCanon50mmf0.95があり、概ね、"ハイスピードレンズ"と云えばf1.2クラスが一般的でしたから、このf0.85というチャレンジングな開放値は実に驚愕すべきものだったと考えます。
しかも、このレンズを送り出したプロジェクトが実に興味深く、アダプタでは確固たる地位を築きつつある、上海のKIPON社がドイツの光学設計専門機関IB/Eオプトに設計を依頼し、上海の光学機器製造工廠で製造したというのです。
発売は2014年、確か日本では世界の中古カメラ市の渋谷東急東横店での回で銀一さんが持ち込んでいたのが初お目見えだったと記憶していますが、最初の印象は、とにかく重い、そして中国製なのに22万円!?ということで、とても手を出そうという気持ちにはならず、これまで通り、f1.2の"ハイスピードレンズ"の蒐集に血道を上げてきたということです。
ところが、ふと或るきっかけで、このレンズのモデルチェンジが近いらしく、既存品はバーゲンセールになっていることを知り、密林に踏み入り、思わずポチっとな!してしまい、気づいていたら手元に来ていたという映画の中のラブストリリ-のひな型のひとつみたいな経緯で導入したのです。
構成は8群10枚で重さは1.2kg近くあるため、軽快なストリートスナップや、海外へ持ち出してどうこう、はとてもムリですが、それでも映画「バリーリンドン」のロウソクの灯での撮影を可能にしたという世界に10本しかない「アストロプラナー50mmf0.7」に次ぐ超弩級のハイスピードレンズを我が物としてスナップに使えるという昂揚感は何物にも代え難い思いました。
では、さっそく到着翌日の土曜日にX-Pro2に装着し、深大寺に出掛けて行った全コマ絞り開放AEでの試写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、いつもは普通のレンズを持ち出しているので、それほど何を撮ろうか考えずに深大寺境内や門前町、そして神代植物公園附設水棲植物園辺りで適当にシャッター切っているのですが、今回は、はなから特別なレンズ、という意識が頭の中を支配しており、何でもかんでも手当たり次第とはいかず、逡巡しながら境内を徘徊していたら、聞き慣れた北京アクセント中国語が聞こえてきたので、観光で来たと云う中国人の母娘さんにお願いしてモデルさんになって貰ったもの。

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二枚目のカットですが、一枚目に手堅く人物ポートレを撮れたので、やっと平常心を取り戻し、近距離でのシャープさと背景のわさわさ感を見るのにちょうど良いところがあったのを思い出し、山門脇のシャープなエッジを四隅に持った笠をかぶる石灯篭を狙って背景の樹々の緑、そして木漏れ日を入れて撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、とんでもないレンズならとんでもない背景の大暴れ具合いであろうと予想していたら、二枚目の試写結果を背面LCD画面で確認したところ、全然まともな50mmf1.4クラスのレンズとさして相違ないノーマルな後ボケにやや拍子抜けしながらも、だいたいのコツが掴めてきたので、灯篭の至近距離にある芒の穂越しに門前通りの様子を撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、こうなるといつもの試写パターンで対応出来そうなので、重さがケタ外れに重いのをガマンし、山門の階段を軽快?に駆け下り、まずは深大寺窯の店先に飾ってある、瀬戸物の絵付け風鈴の群れの一番手前のものを最短距離で撮ったら、さて背景はどうなるのか、試しに一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、ここまで来ると、完全にいつもの試写パターンに乗ることが出来てきて、続いては、深大寺窯のお隣り、浅草は仲見世の美人茶屋「あずま」さんと並ぶ深大寺の美人茶店「八起」さんの店頭で団子等の日本的伝統菓子・軽食の類を一心不乱に実演販売する小姐をモデルさんに一枚です。

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六枚目のカットですが、美人茶店「八起」さん店頭で小姐の撮影を行ったら、まさにおんぶにだっこの喩えではないですが、同じく「八起」さんの店舗奥の通りに面した柵の一部を切り欠いて設置してある自然石を組んで作った蹲に水が満々と湛えられている様子を最短距離で一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、背面LCD画面で濡れた蹲の写りようを確認し、なかなか満足行く描写であることが判ってきて、重いのをガマンさえすれば、夕暮れや宵の口の据えもの斬り的な撮影にはこの上ない得物であるなぁとか感慨に耽っていたら、すぐ脇の日傘付の長腰掛けに犬連れの母娘が座り、犬と楽しく晩秋のカキ氷なんか堪能していたので、その様子を横から一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、山門下を南北に細長い門前通りを今度は山門を挟んで反対側の時代がかった雰囲気の建物の蕎麦屋兼土産物屋が軒を並べる界隈にあって、ひときわ大きな水車が回っていて人目を惹く店舗の前まで歩いて来て、木陰の被写体で、果たして回転を止めるほどのシャッター速度が稼げるか否か試し、結果はとても満足行くことが判ったという一枚。

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九枚目のカットですが、大きな水車を軒先に据え付けた蕎麦屋と山門までの間には、結構な人出のある飲食物の店頭販売のお店が在って、いわゆる「おやき」と称する和風肉まんみたいな食品やら蕎麦饅頭、そして9月も最終週というのにソフトクリーム、アイス最中などという歯に沁みそうな恐ろしいおやつを売っているお店の店頭で、抹茶ソフトを頼んで、出来上がりを待っていた若いヲヤヂさんとその腕に抱かれた極小姐の様子を背後から一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、至近距離の被写体のテクスチャと背景のボケの比較が確かめられる格好の場所が、山門真下の観光蕎麦屋「嶋田屋」さんの軒先に、それこそ狛犬の如く左右対で据え付けられた五百羅漢のうちの二体のうちの向かって左側の石像で、例年、石像の左側のプランターにコスモスなどがはみ出さんばかりに植えられていて、石像の背景のボケを彩ってくれるのですが、今年はそれがなく、やや寂しいものとなってしまった一枚。

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十一枚目のカットですが、深大寺門前町から徒歩3分程度にある神代植物公園附設水棲植物園の上に位置する、知る人ぞ知る四季通じての撮影スポット深大寺城址の入り口付近に設置された、まさに正真正銘の「深大寺蕎麦」畑で白い可憐な花が満開に近い状態だったので、至近距離で畑の様子を一枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、深大寺城址と云えば、これまた知る人ぞ知る、なんちゃって「この木、何の木」が有りますが、登って来たアングルからだと、ちょうど蕎麦畑の仄かな白い花々の彼方に力強く枝葉を広げる「この木、何の木」の偉容が見える格好なので、その構図で一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、そして深大寺城址での試写とくれば、これはもう欠かせないマストアイテムとなっているのが、かつてのお城の本の丸の館跡の柱の位置を示す、てっぺんが丹念に磨き上げられ、黒光りする黒御影石群とそれらが置かれた芝生の緑の対比で、今回も手前の石のエッヂにピンを合わせて石の列を撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、今回の深大寺行きの目的のひとつ、年一回の彼岸花こと曼殊沙華の可憐な花の姿を捉えることで、この驚異のレンズの性能を測り知ることだったのですが、幸いなことにピークは一週間程度過ぎてはいましたが、それでも、新調したレンズを持って訪問してくるのを心待ちにしていたかの如く、何本かの株は威勢良く赤い花を咲き誇っていたので、嬉しい気持ちで、心の中で花々の妖精に感謝しシャッターを切ったもの。

今回の感想ですが、うーん、とても素晴らしいものを買えたという思い以上に、こんな尖った、使い手を選ぶようなレンズを商品化してしまうという、まだ若い中国人社長の清々しい心意気に触れられたような気持ちに慣れて、とても嬉しくなりました。

さて、次回は、今朝帰って来たばかりのシンガポールハイライト、三週に亘ってお送り致します。
  1. 2017/10/09(月) 20:42:20|
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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