深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

為什麼上海'17~Shanghai Photographic Tour'17①

さて、今週のアップは予告通り、7月の三連休+1で遠征した上海の今からの前編をお送り致します。
まず恒例の行程紹介から簡単に申し上げると、7月14日に成田から上海は浦東空港に飛び、インボランタリアップグレードの時は何かが起こる・・・の呪縛通り、今回も富士山の見えるビジネスの窓側の席に替えて貰ったのもものかわ、待てど暮らせどいつまで経っても飛行機は滑走路に移動せず、暫くして航路の混雑により、ということで一時間半近くの遅延で、上海についたのは陽も暮れた頃、更に市内からは結構不便な浦東空港から上海駅の目と鼻の先のホテルに入ったのは19時過ぎ、駅の周辺ではわざわざカメラを持ち出してスナップを敢行するような環境でもなかったので、顔本用の画を何枚か撮っておしまい、翌日は、意を決して、長距離バスに乗り、水郷へ行かん、と意気込み、ツアーが出ているという上海体育館へ出掛けたものの、そもそも乗り場が全然判らず、セカンドチャンスとして調べておいた、上海南駅からの定期便に乗って、独力で出掛けたもの。
そして滞在三日目は、またしても水郷制覇の野望に燃えた工房主は、この暑い中懲りもせず、上海駅から地下鉄に乗って、市内外れの水郷へ出かけ、そこでお昼過ぎまで撮ってから、ランチを兼ね、新天地へ地下鉄で移動、しかるのち、新天地で至極のランチ、食後に暫く辺りを撮ってから、前回は半分迷ったような写真撮りながら目的地へ着いちゃったような不可思議な散策が出来たので、その道を辿り、豫園まで歩いて行って、夕方まで豫園を撮って宿に戻って晩飯までおとなしくしていた、という行程。
では、さっそく、滞在二日めの中国国内の長距離バス単独行による水郷「西塘」での一日を行程に沿って見て参りましょう。
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まず一枚目のカットですが、1.5時間近くバスに揺られ、西塘のバスターミナルに着くと、否が応にも目に付く、水郷エリアへの案内看板に沿って、暑い中中央入口まで徒歩で10分少々かけて移動し、そこで100元の入場料を支払い、中に入ると、辺りは整備された普通の公園みたいで、昔訪れたことがある「周荘」とか前回の蘇州みたいな雰囲気の老街が見当たらず、暫く奥に向かって歩いていくと、大きな池だか、運河の開けたところがあって、その遥か彼方に蘇州で飽きるほど目にした石造りのアーチ型の橋や、軒の両側が跳ね上がった瓦屋根の家々が見えたので、嬉しくてさっそくシャッター切ったうちの一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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二枚目のカットですが、水辺の畔に有った水郷地区の全体図というか配置案内図を見て、遠くに見えた老街目指して歩くこととし、その途上にもそこここに売店やら茶店を兼ねた石造りの店舗兼住宅やら民泊のあいだあいだに運河というか掘割みたいなものが有って、同じ日本の水郷地区である佐原や近江八幡では考えられない間隔で橋が掛けられていたので、楽しく見物しながら手近なものに人が乗っかっていたので、これ幸いにと一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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三枚目のカットですが、奥に向かって水辺の道を歩いてきたら、しめしめ、ローカル小姐が歩いて来て、この暑いさなか、半袖とは言え、シャツを着て、ズボンも長い綿パン履いて、サンダルではなく革靴を履き、ご丁寧にカメラを二台も提げていたのを見て、大事なスマホンを持ち逃げされたり、水中に投げ込まれる恐れもないと見たのか、そこそも流暢な英語で、シャッター押して二人を撮ってくれません?と聞いてきたので、OK、OKと何枚かポーズを変えて撮って上げたあと、おもむろに中国語で、写真撮っても良いか?と聞いて、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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四枚目のカットですが、気の良い上海小姐二人と別れてから、老街の入り口に着いたのですが、そこには動態保存の資料館みたいな位置づけの古民家みたいなのが在って、そうそう、入場料100元は20ヶ所近くの資料館、博物館みたいなところへの入場料も込みだったっけかな、と思い出し、少しでも元を取り戻すべく中に入ってみたら、建物や門、塀などのデザインがなかなかセンスよく、へぇ~とか思いながら何枚か撮ったうちの一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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五枚目のカットですが、古民家資料館から出て、再び老街の水辺の道を散策しながら虎視眈々と被写体を探していたら、これまた古民家改造の土産物屋みたいなところの門前に大きな古木があって、その下の売店というか屋台みたいな土産物物販コーナーの辺りのごちゃごちゃ感がなかなかイイカンジだったので、誰か来ないかなと思った矢先、母屋から出て来た如何にもローカルカポーという風情の二人組が物色するでなし、興味なさげに店先を眺めていたので、一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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六枚目のカットですが、日中ピークの暑さもものかわ、水辺の道を被写体を求め、更に進んで行くと、木陰で涼みながら、少し遅めのランチを摂っている親子が居たので、オモニが極小姐におでんだかを上げようとするのを目を細めニコニコと傍らで眺めていた、如何にも善人そうな雰囲気の若いヲヤジに一枚撮らせて貰って良いか声を掛けてみたら大喜び、食べるのに夢中だった極小姐に写真撮ってくれるんだから笑顔でお兄さんの方を向け、とか指示までしてくれ、まさに日中友好の懸け橋となったかの如き一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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七枚目のカットですが、若い家族連れに撮影協力のお礼を丁寧に述べ、幸多かれと祈りながら別れ、ほどなくして水辺の視界が開けた遊歩道の先に目をやると、年端もいかないいたいけな童子達が、あたかもお金が無くて、どこもGW遊びに行けず、新宿辺りの喫茶店で集まってだべりながら日頃の不平不満を履き出し合っている、そんな風情を漂わせていたので、こりゃ、中国の病状も深刻だな、とか大きなお世話の気持ちで通りざまに一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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八枚目のカットですが、この西塘の特徴、というかこの上海近郊の水郷は何処もそうでしたが、店舗兼住宅の軒先が次第に伸びて、通路自体があたかも廊下のような構造になってしまった独特のアーケード構造で、それも日本のどつぼった商店街みたいな殺風景な作りではなく、天井は組木細工で頑丈かつ荘厳な造作になっていますし、また床面も精緻な石畳模様が当時の豊かな街の美意識を表しており、息を呑みながらシャッターを押したうちの一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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九枚めのカットですが、長い店舗兼住宅の連なる回廊を抜けるとまた上海近郊の水郷に特徴的な、東洋のベニスとも称された、運河に迫り出した石と漆喰で作られた独特の風合いの店舗兼住宅の連なりが姿を見せ、当日は暑かったことは猛烈に暑かったことは間違いないのですが、水面に映える、重厚な白い漆喰の壁の質感が素晴らしく、望遠でその絶景を撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender Heliar75mmf1.8による絞り優先、開放撮影です。

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十枚目のカットですが、老街の前に開けた水辺の桟橋というか船着き場には、この西塘の運河内を巡る様々なコース設定の遊覧船があり、手漕ぎの櫓舟もあれば、船外機付きの実質モーターボートもありますが、一概に屋形船形式におそらくは篠で編んだと思しき屋根が掛けられており、容赦ない日光を直接浴びることなく、水面を渡る風だけ受けて水遊びが出来るという贅沢な仕様になっているようで、外からは丸見えなのですが、色は黒いがなかなか美形の小姐と目が合ったので、望遠で一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender Heliar75mmf1.8による絞り優先、開放撮影です。

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十一枚目のカットですが、水辺から少し離れて、老街の陸側の路地散策でもしようかと思い、店舗兼住宅の途切れた辺りで奥行きが深そうな曲がりくねった横道に入ってすぐに、古びた漆喰の塀に派手なお化粧でも施したかの如き、赤紫の花々が咲き誇っていたので、思わずその対比に見とれ、次いで一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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十二枚目のカットですが、路地探検ののち、また老街のメインストリートに復帰し、水辺に沿って東方面に歩いていたら、香港みたいな雰囲気のそこそこ大きな水上レストラン、というか、係留したままの100トンクラスの船をそのままレストランに改装して、老街のメインストリートから手すり付きの跳ね板を渡って中に入るような構造になっていたのが面白く、家族連れが出てくるのを待ち構えて一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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十三枚目のカットですが、ミニ水上レストランを後にして、またメインストリートをひたすら東方面に歩いていたら、またしても蠱惑的な路地の入口が、あたかも時空の裂け目の如く、パックリと口を開けて、路地マニアの工房主においでおいでをしていたので、さすがに陽光燦々と降り注ぐ水辺の道ばかり歩き続けるのもしんどいので、涼しい日陰でもあろうかと見当をつけて飛び込んでみた路地の入口付近を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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十四枚目のカットですが、入った路地の奥まで行って、近代化された鉄筋アパートに遭遇し、地味な気持ちになって、今度は一本東側の別の路地から、雰囲気満点の老街のメインストリートに出たら、ちょうど目の前が木陰のベンチになっていて、結果としては、そもそも湿度が高過ぎて、暑く感じるのは直射日光の問題だけではないので、たいして涼もとれない場所なのですが、それでも少しでも過酷な直射日光から避ければということで、休むいたいけな上海小姐が数人いたので、そのまったりとした様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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十五枚目のカットですが、老街の東の果て近くにはいちだんと高く大きな石橋が有って、こういう橋がまさに「石橋を叩いて渡れ」という丈夫でどっしりと安定感を漂わせた建造物なのに、更に叩くという一種の非破壊検査で安全性を自ら検証すべし、ということなんだな、とか妙に納得し、その上から運河の両側に広がる老街の街並みを撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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十六枚目のカットですが、ふらふらと写真撮りながら老街の回廊やら水辺の小径を散策していたら、知らぬ間に有料の入場制限エリアから出てしまっていたようで、入場の時に「再入場するなら、今から指紋と顔写真を登録して貰う」とかゲートで云われ、そもそも出なきゃイイんだろ、そんな面倒なこと誰がするもんか、とか思い、一言「不要」(プーヤォ)と答えて入ってしまったことを思い出し、仕方ないから周辺でも撮って帰ろうと気持ちを切り替えた時、目の前にあった風景を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

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十七枚目のカットですが、いかな有料エリアを出てしまったとは云え、そんなに急にミニ上海市内みたいな街並みに変わろうはずもなく、世界中から集まる観光客から1元のお金でも落としていってもらおうというつましい努力の賜物で、周りもそこそこ、内部の老街と違和感ない景色があったので、手近な橋の上から、遺恨の?老街方向を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはVoigtlaender SW-Heliar15mmf4.5asph.IIIによる絞り優先、開放撮影です。

さて、次回の更新は翌週と云いたいところだったのですが、お盆の帰省前の更新が二週分間に合わなかったので、8/20の日曜日はスキップ、27日の日曜日とさせて頂きます。
後編は、市内水郷の「七宝」散策から、「新天地」「豫園」とエース級レンズ投入の数珠繋ぎでお送りします、乞うご期待!!
  1. 2017/08/13(日) 20:00:00|
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An evoletion of traditional festival with over 400 year's history in a local town~Serada Gion Festival

さて、今週のアップは予告通り、上州は太田世良田に400年以上も伝わるという、かつての「関東三大山車祭り」の一角「世良田祇園祭り」からお送り致します。
このお祭りは実家から電車で20分かそこらの太田市内で行われており、完全復活した3年前から毎年通って撮影しています。
尤も太田市がこの世良田地区を合併したのは、12年前の2005年前ですから、このお祭りを行う世良田東照宮にも「伊勢崎市無形文化財」という木札が神楽殿に掲げられていたり、昨年は確か伊勢崎市役所からも運営スタッフの応援が来ていたりして、まさに太田と伊勢崎と云う群馬県の3位、4位を競う都市同士の境界の街なのだと感じさせてくれます。
そんなこんなで今回は三回目の訪問、回を重ねる毎に見物客も増え、初めは質素だった山車も次第に彫り物が増え、絢爛豪華になって、往年の栄光に近づきつつありますが、今年はどんな状態だったのでしょうか。
当日の行動に沿って、実写結果を見て参りましょう。
カメラはX-Pro2、レンズは1~3枚目がVoigtlaender Ultron28mmf2.0、4~17枚目がCarl Zelss Distagon85mmf1.4MMJ、撮影条件は全コマ絞り開放による絞り優先AEとなります。
では、さっそく当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、今年も毎年のように16時半頃の太田駅発の東武伊勢崎線に乗って、最寄りの世良田駅経由、会場である世良田東照宮及び国道354付近のエリアに到着したのが17時前、普段なら、まだ境内やその周辺の生活道路上で、出発前の準備をしている山車が数台居て、それらを目当てに撮影していたのですが、今年は既に国道354上に出てしまっていたので、撮影の安全と大漁を祈願ののち、ダッシュで国道354へ向かい、ちょうどメインステージのある交差点へ向かって移動していた山車が目に留まったので、その傍らから全貌を撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、国道354上では、出陣式前の準備として、音合わせやら、演者と交代要員の配置などを確認し、メインの演者であるいたいけな童子達に大人たちが因果を含め、夜10時までの長丁場の出発前の万全の準備をしていたのですが、運行開始前の生演奏BGMも兼ねた童子達の笛や鉦や太鼓の熱演ぶりがなかなか板について来たので、介添えの大人衆に声かけて、屋台のすぐ脇まで入れて貰い、その様子を撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、出発までまだ一時間以上もあるとのことで、とにかくまだ暑いし、得心行くカットは、まだ明るい天然光の時間帯に撮れるだけ撮ってしまいたかったので、国道354上の東西に散らばって停車している山車の間を行ったり来たりして、その様子を撮っていたのですが、ちょうど撮影に都合良く、交差点手前で2台の山車が団子状態で停車してお囃子を奏でていたので、斜め後ろからその様子を撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、停車している各山車とも、その周りは演者であるいたいけな童子達の保護者や地区の大人が取り巻き、井戸端会議ならぬ山車前会議やってたり、身内の記念撮影してたりで、なかなか近くに寄って、熱心にお囃子を奏でる童子達の様子を撮れるベストポジションに自力でアプローチするのは難しいのですが、そこはそれ気の良い田舎のコミュニティのこと、これはと目をつけた大人衆に声を掛けて写真撮りたいんだけど、と切り出せば、向こう正面の良い場所を空けてくれるので、一心不乱に小太鼓を叩く極小姐の姿もこの通り、というもの。

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五枚目のカットですが、当日は曇天気味だったこともあり、17時も半を過ぎた辺りから空はだんだんと暗くなり始めましたが、レンズは既にf1.4という大口径の望遠に切り替えてますから、夜のシーンまではへっちゃら、ちょうど、山車が横に並んだ時、その前を歩く運行責任者の遥か先に別の山車が居たので、両者をモチーフにとした構図で1枚撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、交差点手前で運行開始前の小休止、お囃子も暫く止んでいる時に、これまで太鼓を叩いたり、鉦を打ち鳴らしたりと炎天下でのいつもとは違う重労働にお疲れ気味のいたいけな童子達が、小休止にほっとした表情を見せていたので、望遠の利を活かして、傍らからすかさずその様子を一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、こういうイベントには付きものの、浴衣を着た小姐二人組観客の登場で、サービス精神旺盛なことに、かつての群馬最強のゆるキャラ、ぐんまちゃんやら、新進気鋭のゆるキャラ、おおたんの傍らに立って、アマチュアカメラマンのモデルやら、いたいけな童子達との記念撮影にも快く応じていたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、なかなか運行開始しないので、いたいけな童子達は、これまでの日夜分かたずの過酷な練習で疲弊した心身がそうさせるのか、心地良い夕暮れの風に身を任せ、山車の手すりにもたれたまま、気持ち良さそうに惰眠を貪っていたので、傍らに歩み寄り、有難くそのお姿を一枚撮戴いたもの。

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九枚目のカットですが、メインステージ上に運営側の役付きの人々が集まり、また威勢のイイお囃子の再開ということで、交差点付近の山車の上でお揃いの法被を着た、いかにも気立てが良さそうないたいけな小姐達が、いざ日頃の練習の成果を見せん!とばかり威勢の良い掛け声とともに小太鼓のバチを頭の遥か上まで持ち上げ、小気味良いリズムを奏で始めたので、その様子を一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、同じ山車の後方に回ってみれば、晴れの舞台、いわばこの地区の山車のコンサートマスターにも相当する鉦の大役を任されたいたいけな小姐が、山車の下でカメラを構えるオモニのモデルになりながら、一方では笑顔で正確無比なリズムを刻んでいたので、その対比を天晴れと感じ、傍らから一枚撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、再び交差点の西側に目を転じれば、西の外れに停車して運行準備を行っていた地区の山車が、運行開始前の式典に向けて、交差点方向に動いて来たので、国道354上の比較的開けて背景が良好な位置に陣取り、ちょうど背筋を伸ばし、前の一点を見て歩く運行責任者が提灯持って誘導して来たので、その姿を一枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、式典開始前のお囃子演奏タイムで、眠気に任せていたいたいけな童子達も、やっと出番がやって来たことを悟り、若さゆえの素晴らしい回復力でしゃんとし、目を爛々と輝かせて、隣接する他の地区の山車の演奏状況をはじめ、辺りの状況を窺っていたようなので、その様子を一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、このお祭りの面白いところは、既に運行様式が確立してしまっている、佐原や鹿沼、川越といった観光客にも大人気の新興山車祭りとは異なり、立派な山車こそ揃えてきてはいますが、村祭りの延長戦なので、その運用は緩く、演奏には関係ないいたいけな童子も体験乗車とばかりに乗り込んでおり、ばっちりと浴衣を着込んだ極小姐が退屈そうに外の様子を眺めている姿を一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、毎年撮らせて貰っている、或る地区の山車の美人姉妹を今年も見掛けたので、撮らせてよ、と声かけたら、ちょっと待っててね、ということで、ヲヤヂさんに相談してきたら、いかにも剛毅そうなお祭りヲヤヂさんが出て来て、「ハィどれでも好きな子撮って!」ということで快諾、しかも顔本で宣伝しても一向に構わないという太っ腹なお返事も戴いたので、得心した美人姉妹+1の小姐3名様が山車の前でポーズ決めてくれたもの。

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十五枚目のカットですが、どこの時代、どこの地区にも、こういうイベントを口説きのチャンスに私用する不心得者は居るもので(笑)、山車の上で、お囃子の演奏も何処へやら、適当に太鼓を時折叩きながら、この兄ちゃんは隣の席に座らせた、浴衣の極小姐とじゃれっこし通しで、本人達は知っての上でのお構いなしか、数少ないカメ爺、カメ婆各位の餌食になっていたので、尻馬に乗って一枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、そろそろ主催者側の挨拶を皮切りに運行開始前の式典が始まるということで、いちおう、観光協会の心証を慮ってしおらしくメインステージ前交差点広場に歩いて行ってみれば、ラッキーなことに、太田まつりの時に選出される実質的なミス太田である「ミス八瀬川」の小姐2名が居たので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、今年の運行開始前の挨拶をはじめとした式典は、やれ小学生による鼓笛隊の演奏だ、やれ地区老人会の詩吟披露だ、やれ地区の幼稚園児による相撲甚句の演舞だ、とか山車祭りとは到底縁の無い催しものが一時間近く続くことになっていたので、仕方なく見切りをつけて市内に戻ることとし、駅に向かう直前、ふと目を向けた山車で、ヲヤヂさんとかき氷なんか旨そうに食べてた極小姐の姿が目に留まったので、傍らから一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、まだまだ田舎の夏祭りテイスト溢れる手作り感満載のお祭り状態なので、とても楽しいと思いました。また回を追うごとに観客も増え、山車も絢爛豪華に成長していくので、いつの日にか「関東三大山車祭り」の一角に返り咲く日が来るのだろうかとも期待してしまいました。

さて次回は二週間に亘り、撮影時期は多少前後しますが、7月の三連休+1で遠征した上海の今をお送り致します、乞うご期待!!

  1. 2017/08/06(日) 22:35:43|
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Western Japan Tour '17 vol.2

さて、今週のアップは予告通り、関西出張に引っ掛けての関西撮り倒れツアー後編をお送り致します。
まずは、恒例の行程紹介ですが、京都先斗町の夜を撮り終えた七夕でもある金曜日の晩、湖西線経由、近江八幡駅に着き、駅至近の宿にチェッキンし、翌土曜日は8時前に起床し、宿ご自慢のサービスの朝食を戴いたのですが、ブッヘコーナーのテーブル上に並べられた手作りの惣菜の中に「赤こんにゃく」を発見し、改めて近江の国の宿を借りたことを実感、しかるのち、いったん部屋に戻って準備をし、まずは市内随一の観光エリアである「日牟礼八幡」に赴くべく、駅前のロータリーからバスに乗って移動、そこでランチ込みの撮影を14時過ぎまで行って、しかるのち、隣接した江戸時代の街並みが残るエリア、たまたまミニ縁日をやっていた萎びた商店街を撮らせて貰ってから、再びバスで近江八幡駅に戻り、今度は湖西線で長浜市まで移動、日暮れまで黒壁スクェア周辺を撮って、駅付近でお茶して、電車で近江八幡駅に戻ってまた一泊、日曜の朝9時台半ば近江八幡駅発で江戸に戻って来たと云う次第。
では、行程に沿って当日の実写結果を見て参りましょう。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Nikkor3.5cmf1.8オリヂナルによる、全コマ絞り開放AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、近江兄弟社前のバス停に着いて、真っ先に目に留まるのが、このウィレム・ヴォーリーズ、帰化名、一ツ柳メレルに日本のいたいけな小々姐が心尽くしの花束を闊達に片手で差し出している像の姿が、いつ見ても、彼の優しく誠実な人柄、そして当時の日本の純朴な民草の心根を素晴らしく象徴的に表しているため、共感と敬意を表して一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、日牟礼八幡宮へ続く八幡堀という掘割にかかった橋の正面に位置する昔の学校で、今はミニ博物館というか観光案内所のような使われ方をしている白雲館という建物で、いつもは改めて写真を撮ろうとも思ったことは無かったのですが、この日は夏の清々しい青空に入道雲が広がり、ちょうど、白雲館の背後にも掛かっていたので、まさにその名の通りの構図となったため、一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、掘割にかかる八幡橋の上から、東の方向を眺めて観ると、おそらく、写真が日本に入って以来、何万カット、いや、手書き絵画の時代からすれば何十万カットも描かれてきたであろう、関西屈指の水辺の風景が広がり、テレビ時代劇のロケには必須になって、必殺シリーズでは隠れたレギュラーと云ってもおかしくないくらい頻繁に登場した八幡堀の佇まいを上から撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、堀にかかる橋を渡り切ると、目の前には日牟礼八幡宮ではなく、関所の如く立ち塞がるのが、「たねや日牟礼舎」とその付属施設である「Club Harie Confectionaries」の建物ですが、日牟礼舎の方は、江戸期の豪農の母屋を移築して手を加え、店舗兼料亭にしたもので、その店舗前の軒下周りには、専門のコーディネーターが四季の趣向を存分に取り入れたデコレーションが施されており、まずは、涼し気な軒先の瑠璃色の風鈴を一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、同じく日牟礼舎の入口左脇のダミーの井戸桁の上には竹の簀子が載せられ、ここもいつも季節の趣向を凝らしたオブジェが飾られており、秋には実の付いた柿の木一枝、盛夏には井戸の水面に西瓜を浮かべる等々ですが、今回はいつもの定番である、時代物の鉄瓶が錆びかけた鎖に繋がれ、簀子上にさりげなく置かれていたので、軒先をバックにローアングルから一枚撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、店先で何枚か撮らせて貰ったあと、初めてロープウェイで八幡山の頂上に登り、しかるのち、日牟礼舎の二階で至極の懐石料理を戴いたあと、腹ごなしとばかりに八幡堀の水面ぎりぎりに作られた細い石畳の通路を辿っての撮影を開始し、まずは橋の下から逆光気味に西の方面の水辺の佇まいを撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、まずは八幡橋からどん詰まりが近い東方向、即ち「瓦ミュージアム」方面に向かって撮りながら歩いていたら、ミュージアムから堀に続く石の階段から、優しい目をしたお武家様が降りて来られて、目が合ったら思わず凍り着いてしまったのですが、「こんにちは、観光ですか」と声を掛けられ「さよう、江戸表は深川から・・・」と反射的に答え、相手が笑ってくれたのをきっかけに「卒爾ながら写真など宜しゅうござるか」、「はぃどうぞ、こんなカンジでイイですか?」と侍の恰好で現代語を話す初老の男性と現代人で江戸時代の侍言葉で話す中年男性という奇怪なシチュエーションで撮られたもの。

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八枚目のカットですが、奇妙な遭遇による胸の高鳴りを残したまま、毎回、なかなか秀逸なカットが撮れる「瓦ミュージアム」の敷地に上がり、入場料を徴収されるのが、建物の中だけなのをイイことに敷地内の庭園、付属の登り窯みたいな窯業施設などをタダで見物し、好きなだけ写真も撮り歩いたうち、瓦を敷き詰めた細い道の手前に季節の紫陽花が可憐に咲いていたので白い建物を背景に撮ったもの。

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九枚目のカットですが、瓦ミュージアムを後にして、堀沿いの石畳の道を西方向に歩きながら、行けるところまで行って、撮ってみようと考え、八幡橋を潜った辺りで、東に向かって船がやって来るのに気づき、しかも、それが、潮来の娘船頭みたいな不当景品表示法違反そのものみたいなシロモノではなく、がたいはデカいが、一応、栗色に染めた長い髪を清潔そうにポニーテールに束ねたいたいけな若い女性船頭さんだったので、橋を通り過ぎる頃合いを見て何枚か撮ったうちのベストショット。

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十枚目のカットですが、同じく八幡堀沿いの石畳の道を歩いていたら、道の傍らに紫陽花の比較的大きな植栽があり、ちょうど見事に濃紫の花が満開だったので、堀をバックにカッコ良く一枚に収めようと構図やら露出やらに腐心していたら、ラッキーなことに背景に船が通りがかったので、エイヤとばかりにシャッター切ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、紫陽花の花を撮ってから更に西方向に歩いて行くと、堀が緩くカーブした先にちょっとした一級河川並みに広がったエリアがあるのですが、そこへ向かう途中、カーブから出て来た船の屋根部先頭付近に比較的ぱっと見の良さげな小姐が団扇で扇ぎながら涼しげに遊覧を愉しんでいる風情だったので一枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、八幡堀も西のどん詰まり近くまで到達し、周囲は何の変哲もない住居やら工場、店舗の街並みに変わってきてしまったので、早々に離脱し上の道路に上がり、相当暑さも酷くなってきたので、次なる撮影スポットである江戸時代の街並みをちょこちょこっとスマホン中心に撮り歩いて、しかるのち、その出口付近の公園前辺りからバスに乗って駅に向かおうかと思った矢先、道路反対側の萎びた商店街でミニ縁日みたいなことやってたんで、冷たいものを恵んで貰った手前、チンドン屋に扮した街の有志を追いかけながら撮った一枚。

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十三枚目のカットですが、商店街の縁日を撮らせて貰ったあと、目の前のバス停から駅に向かい、駅から湖西線経由長浜に着いてすぐ、向かった先が観光の中心のひとつ、というか長浜観光の目玉的ランドマーク「黒壁スクェア」で、まずは35mmをAPS-C換算1.5xで52.5mmのほぼ標準レンズ画角で何をどう撮ろうか、中心部の交差点前で佇みながら思案しているところにいたいけな浴衣姿の小中学生が通りがかったので、反射的に撮った一枚。

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十四枚目のカットですが、数年ぶりの来訪の街ですから、まずは中心部の交差点から見える風景を標準レンズ画角で撮ってみるのも悪くはないだろうと思い直し、交差点の真ん中でぐるっと見回しながら、東方向の祇園の山車をモチーフにした商店街のアーケードの下を通る民草と傍らの物販露店を捉えてみたもの。

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十五枚目のカットですが、アーケードの下では縁日の如く、様々な露店が出ていて、なかでも、色鮮やかなカラーボールすくいや、牧歌的な田舎の童子達の眼に潜在的な狩猟本能の炎が灯る金魚すくいなどは恰好の撮影現場なのですが、これだけの人通りにも関わらず、閑古鳥がなく店先で「どーしてお客さん来ないんだろうね」とかまだ口も利けないいたいけな乳幼児に語りかける老露天商の哀愁滲む様子を一枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、近江八幡の八幡地区に負けず劣らず、琵琶湖岸の街、長浜も水路が張り巡らされており、黒壁スクェアの近所もかつては高瀬舟のようなフラットボトムの櫓舟が行き交ったであろう両岸に船着き場の階段が設けられた掘割があって、その岸付近にコルテンという錆で腐食を抑制する特殊鋼をレーザーで切り抜いたと思しきポニーテールのいたいけな小姐のオブヂェが建てられていたので対岸の土蔵をバックの一枚撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、今の時期、もはや船が日常的に行き交うこともなくなった掘割は水位も極めて低く、それこそ靴脱げば、ひざ下くらいの深さなので水遊びも出来ようかという浅いせせらぎとなっていますが、それでも往年の水運を利するべく設けられた水辺の階段は、いたいけな若いカポ-の憩いの場となっており、さっそく先客が居たので、声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

今回の旅の感想ですが、いやはや、出張帰りの撮影旅行、イイもんです。何か仕事上のミッションをやり遂げた開放感も有って、普段、自腹ではなかなか来られない地方の撮影をのんびり楽しめるって、宮仕えの身としては、ちょっとしたボーナスみたいなもんでとても有難いと思いました。出張をお膳立てしてくれた支社の仲間に心よりお礼を申し上げたいと思いました。

さて、次回は、上州は太田世良田に400年以上も伝わるという、かつての「関東三大山車祭り」の一角「世良田祇園祭り」からお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2017/07/30(日) 19:41:02|
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Western Japan Tour '17 vol.1

さて、一週スキップしての今週のアップは予告通り、会社の久々の関西出張に引っ掛けての関西撮り倒れツアーからお送り致します。
現地に赴いたのは今を遡ること7/7の午後、そう七夕と花金のWネームに出張を入れるなんて!?とか見栄もあり、会社では多少騒いではみたのですが、よくよく考えてみれば、撮影にはこんな又とない機会はまずなく、さもありなん、出張先の支社でも、会議終了後「ほな、心ゆくまで関西撮って帰っておくれやす♪」ということで、はなから魂胆を見抜かれた出張のお膳立てだったということです(笑)
それで、肝心の行程ですが、金曜の夕刻、まず中之島の大阪東洋陶磁美術館を振り出しに、新世界、先斗町と巡って、宿舎の近江八幡には10時半も回った頃チェッキンし、翌土曜日は朝から近江八幡市内の八幡堀周辺を撮ってから、お昼を「たねや日牟礼舎」で頂き、しかるのち、午後遅くに長浜入りして日暮れまで撮って、また電車に乗って近江八幡の宿まで戻り、翌日曜日は降雨の可能性高かったため、9時台の電車で米原経由、お江戸に戻ったという次第。
前編は夕暮れの大阪から京都は先斗町の夜の風景までをお送り致します。

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まず一枚目のカットですが、淀屋橋から御堂筋線に乗り、動物園前で下車、何度か辿った道のりを記憶を頼りに辿って、よく日本紹介のCMなどででてくる「づぼらや」の巨大フグの看板と通天閣を一画面に収められる地点を目指して狭い商店街を歩いていた途上に、そのえもいわれぬ昭和の香りに惹かれるものがあって、振り返りざまに撮ってみた一枚。
カメラはX-Pro2、レンズはZM Distagon25mmf2.8による絞り開放、AE撮影です。

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二枚目のカットですが、狭い商店街のアーケードを抜け、やっとお天道様の下に出て、まず目に留まったのが、アヤシゲな南海の孤島の魔神の子供の木彫り像みたいなテイストの「ビリケン」で、これが妙に夕陽を浴びて木目も生々しく照り返していたので、横の呼び込みの小姐共々一枚に収めようと声かけたら、あーどうぞご自由に撮ってって下さいとか笑いながら奥へ引っ込んぢゃったので仕方なく、像のみ撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはZM Distagon25mmf2.8による絞り開放、AE撮影です。

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三枚目のカットですが、木彫りのビリケンをご神体とするお店を後にして、やっと通天閣が望める多少広めの通りに出て構図を考えて立ち尽くしていたら、おもむろに物凄い巻き舌の英語で話し掛けた白人の小姐がいて、要は、アンタは良さげなカメラを提げて、上手そうだから、アタイの記念撮影して頂戴!ということで、2~3週間前の浅草寺の時の如く、やれ全身入れろだの、バストアップで振り返ったところだの「づぼらや」の呼び込み担当の小姐店員も一緒に入るように撮ってくれ、だの相当注文付けられ、彼女らにi-phoneで撮って上げ、そのお礼にやっとモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはZM Distagon25mmf2.8による絞り開放、AE撮影です。

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四枚目のカットですが、注文の多い料理店ならぬ注文の多い白人女性観光客が立ち去ったあとは、いたいけなマレーシアからの小姐二名がもじもじとこちらを見ていて、しかるのち、おずおずと歩み寄って来て、アタイらも上手に撮って!ということで、今度は通天閣のみならず、交差点のほぼ全周で背景を変えて、小姐のi-Phoneで以て10数ショット撮って上げたお礼に二人揃ってモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはZM Distagon25mmf2.8による絞り開放、AE撮影です。

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五枚目のカットですが、「づぼらや」の巨大フグ看板の手前に通天閣へ続く道と並行する裏通りがあり、そこがえもいわれぬ佳き雰囲気を醸し出していたので、ついつい釣られて、撮りながら入り込んで行ったら、ちょうど、表の道路と交差する道との交差点で夕陽をバックにいたいけなシモテーと思しきカポーが漫才のノリよろしく、ボケと突っ込みしながら夕陽に向かって歩いていったので、その後姿にいたく感動し、一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはZM Distagon25mmf2.8による絞り開放、AE撮影です。

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六枚目のカットですが、新世界の南北を走る主要な道路を北方向に暫く歩いたら、程なく、大阪きってのランドマーク、関西の名所にも関わらず、何故か関西系の雄、松下でも、シャープでもなく、関東というか南東北系企業の代表格である、日立製作所の宣伝が大々的に掲げられている、通天閣の真下近くまで辿り着いたので、その手前の海賊船みたいなオブヂェが印象的なシーフードのお店の下から見上げる格好で撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはZM Distagon25mmf2.8による絞り開放、AE撮影です。

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七枚目のカットですが、そろそろ、新世界も撮り尽した感があったので、次なる目的地の京都は先斗町へ移動すべく、駅方面へ戻る道すがら、今度は、真っ白々のあたかもギリシャ彫刻の如きテイストで造形されたビリケン像があったので、その横顔越しに新世界のハデな街並みでも写そうかなと思った矢先、なかなか今風のいたいけな小姐二名が通りがかったので、急遽そちらにピンを合わせたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはZM Distagon25mmf2.8による絞り開放、AE撮影です。

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八枚目のカットですが、やっと先ほどの「づぼらや」の巨大フグの看板の掲げられた交差点付近まで戻って来たら、先ほどは交差点の真ん中付近でしか撮っていなかったので、あまり気にも留めていなかったのですが、逆方向からフグ看板越しに大阪風なんでも居酒屋のド派手な店構えを入れると、これはこれで面白いカットになるな、と思い、「づぼらや」の女給さんが熱心に観光客のグループ相手に営業掛け始めたのを潮時に一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはZM Distagon25mmf2.8による絞り開放、AE撮影です。

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九枚目のカットですが、次なる目的地、京都は先斗町へ移動するためには、まずはJRの大阪駅に出た方が良いかなと思い、元来た「動物園前」駅をそのままパスし、「新今宮」駅まで歩いて行く途上、いかにも「新世界」でござい、という風情の建物と、まだ陽が高いうちから、血中アルコール濃度は酒気帯び以上でおます♪みたいなエキストラ役のヲヂサマがやってきたので、これを潮時としてさっさと一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはZM Distagon25mmf2.8による絞り開放、AE撮影です。

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十枚目のカットですが、結局、先斗町にはJRで行くと京都駅で地下鉄に乗り換え、そこからまた歩く距離が半端ないので、阪急京都線で行くこととし、大阪駅経由、阪急梅田駅から河原町に着いた時には、陽もとっぷりと暮れ、人工光のカクテルライト下を行き交う世界各国からの老若男女を目にしたら、一瞬、日本の千年都市に来ているのか、はたまた、もう上海に来てしまったのか、或いはGW中の香港に引き戻されてしまったのかと錯覚を覚え、正気に戻った次の瞬間、目についた白人カポーに横顔を一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanon N-FD50mmf1.2Lによる絞り開放、AE撮影です。

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十一枚目のカットですが、河原町駅から東にすぐの四条大橋を渡り、程なく目的地の先斗町の通りに入りましたが、ここも、先ほどの河原町の歩道上と全く相違なく、世界各国からのゲスト各位に占拠された状態で、寧ろ、倭人グループは少数民族に転落しているありさま・・・それでもその存在感を少数精鋭で発揮せんと、この時間にはもう一次会が撥ねたのか、十分にアルコールが回った若い男女が通りで、大げさなヂェスチャも交え楽しそうな雰囲気を十分発揮していたので、では遠慮なくとばかり、通りざまに一閃浴びせたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanon N-FD50mmf1.2Lによる絞り開放、AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、人混みでごった返す先斗町の細い通りでも、やはり白人の観光客は街並みからして目立ちますので、この手の夜景撮りには格好のターゲットで、歩きながら撮っていた工房主のほかにも、明るいレンズを付けたデヂ一眼構えた、おそらくは中国人の若い観光客も他国からの観光客の姿を捉えんと通りの傍で構えていましたが、ちょうど、前方にイタリア人のファミリーが数組、小々姐世代も交え、食事を兼ねた散策でもしていたのでしょうか、目に付いたので、これ幸いにと一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanon N-FD50mmf1.2Lによる絞り開放、AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、先のカットのイタリア人ファミリーは、かなりの頻度で、これは!と思ったお店の店先のメヌーというか店のコンセプト紹介も兼ねた書き物みたいなのを丹念にチェックしながら、歩いていて、なかなかその様子が珍しかったので、少々離れたところから一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanon N-FD50mmf1.2Lによる絞り開放、AE撮影です。

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十四枚目のカットですが、メインストリートに相当する南北の鴨川沿いの通りと交差する裏通りというか、路地には、表通りの雑踏とはうらはらに人気が全くなく、京都の祇園エリア本来の夜の静謐を讃えたところもたまにはあるので、それを見つけた時、思わず嬉しさに足を止めて一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanon N-FD50mmf1.2Lによる絞り開放、AE撮影です。

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十五枚目のカットですが、先斗町のメインストリートは、一見さんお断りを基本理念とする祇園地区のお茶屋街とは異なり、お値段はそこそこ吹っ掛けていますが、店先にメニューを掲げて、初めての観光客でも懐に余裕さえあれば、安心して飲み食いして先斗町で飲食を遂げたという思いで作りも出来るのですが、何せ、多言語対応とはいかないらしく、やはり日本通を気取って、いたいけなGF連れで来た白人男性もメヌーを前に悪戦苦闘し、結局、何料理屋かくらいしか判らなかったらしく、イチかバチかで入ってみるか、同行者と相談しているところを一枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、先ほどの路地とはまた別の人気の無い路地で、何とか移り気な遠方からの観光客の注意を喚起せんと、趣向を凝らしているなかで、なかなか洒脱なステンドグラスのオブヂェをぶら下げていた飲み屋街が在ったので、中ほどまで入り込んで、そのオブヂェを撮影させて貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanon N-FD50mmf1.2Lによる絞り開放、AE撮影です。

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十七枚目のカットですが、先斗町での撮影も正直、キリがないので、9時を回った辺りでほどほどに切り上げ、少し離れていますが、乗り換えなしでJR京都駅へ直通する地下鉄四条駅まで歩いて行って、そこから京都駅まで移動、駅の構内のバカ高い和風パスタ屋で遅めのデナーを戴いてかた、湖西線に乗って、近江八幡に移動する途上、ホームでとても後ろ姿の美しい白人小姐を観かけたので、斜め後ろに忍び寄り、一枚戴いてみたもの。

さて次回は、関西撮影ツアー後編の琵琶湖東海岸の旅お送り致します、乞うご期待!!
  1. 2017/07/23(日) 22:30:22|
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藍青出於藍出了比艾②~NikkorH・C5cmf2 Silver apature ring~

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さて、今週のアップは予告通り、引き続き秘宝館からのご紹介ですが、先週の黒絞り環モデルのNikkor H・C 5cm f2の僚機の銀環モデル行ってみましょう。
先週の黒帯はなんでも最後期モデルでコレクションアイテムとしてはそこそこ珍品でコーティングも改良されたものを使っていたため、性能的にも優れているそうですが、今回の銀環は3群6枚のゾナータイプの構成こそ同じですが、スタンダードモデルにあたります。
このレンズは10年以上前に買って、暫くしてからやはり絞り直後の凹面がやや霧状のくもりが出たので、絞り羽根の油除去とヘリコイドグリスの入れ替えも合わせて、西大井のニコンOBの営む修理工場に分解清掃をお願いして、そのまま工房附設秘宝館に眠ったまま、半ば忘れられていて、黒環の修理を行った時、ふと思い出し、発掘したら出て来たもので、記憶によれば、Nikkor5cmf2は白黒合わせてあと2~3本は埋蔵されていたのではなかったでしょうか。
しょせん、趣味の世界の在庫管理なんか、厳密な台帳に基づく定期的な棚卸管理をするでなし、記憶とキブン次第のコレクションですから、さもありなんというところでしょう(笑)
では、さっそく実写結果行ってみましょう。
カメラは同様にFuji X-Pro2、絞り開放により絞り優先AEモードでの撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、本堂西側の階段下でレンズを黒環から銀環のものに換装し、南側に出たらすぐ、洋装の友達とミニ撮影会みたいなことをやってたインドネシアからの小姐達が居たので、声を掛けて彼らのカメラやスマホンで何枚か撮って上げたあと、このカメラでも一、二枚撮らせてね、とモデルさんになって貰ったもの。

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二枚目のカットですが、ミニ撮影会の小姐達が写真を送って欲しいというので、アドレスを教えてから歩き出したらすぐ、香港から来たと云う小姐が離れたところから様子を見ていたらしく、アタイも何ショットか撮ってよ、と声かけてきて、スマホンとSONYの高級コンパクトを取り出して来たので、小姐のリクに従って、バストアップやら全身、後ろ向いて見返ったところとか、合計10ショットくらい見物人を集めながら撮影し、最後にぢゃこれで撮らして貰うよ、ということでモデルさんになって貰ったもの。

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三枚目のカットですが、これも中国本土からの小姐2名組なのですが、スマホンで腕自撮り棒を駆使して、二人で肩組んで撮っていたので、予めそのどことなく楽し気な努力の様子を横から撮らして貰い、しかるのち、モデルさんになって貰ったのですが、こちらの方が画的には好みだったので本編採用としたもの。

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四枚目のカットですが、タイからの小姐3名組が、ちょっと見、比嘉愛未似の小姐をモデルに、宝蔵門下でポーズ付けて、ここでもミニ撮影会みたいなことを楽し気にやっていたんで、カメラマン役の隣の指示をする役の小姐に声かけて、ヲヂサンもバンコク暮らししてことがあって、タイが好きなので、一枚撮らせてよ、とか、うろ覚えのタイ語で話し掛けて混ぜて貰って撮った一枚。

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五枚目のカットですが、同じくピーカンの宝蔵門下は、かつての大阪万博会場、或いは今は原宿の竹下通り並みの国際化が進んでおり、韓国の小姐2名が腕自撮り棒を駆使し、スマホンで撮った写真が気に入らないのか、画面を覗き込んで、ソウル周辺の京幾道辺りのアクセントであーだら、うーだら品評し合っていたので、声かけて、その様子を一枚撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、多国籍軍展開状態の宝蔵門前広場を後にし、再び、元来た仲見世通りを雷門方面へと歩き出したら、土産物屋で親子でおもちゃみたいなものを物色していた中国人一家が居て、ピーカンの陽光を浴び、なかなか画になるカンジだったので、通り掛かりざまに一閃浴びせたもの。

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七枚目のカットですが、同じく仲見世の別の土産物屋の前で、おそらくはオランダ人と思しき、ドイツ語のようで、ドイツ語ではない、鼻濁音を多用する欧州系言語を話す夫婦者が、さすがにこの日本の蒸し暑さにギブアップしたのか、気の利いた団扇でも買い求め、扇ぎながらそぞろ歩きでもしようと考えたのか、スタヂオヂブリ系のキャラクター団扇を手に取って真剣に物色しているところを一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、仲見世通りが伝法院通りと交差するちょっとした広場みたいになった辺りで、やっと日本人小姐で浴衣に身を固めたグループに遭遇したので、じっと観察した結果、声を掛けて正面からわざわざモデルさんになって戴くのも申し訳なく、やや自粛モードで斜め後ろから一枚戴いてみたもの。

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九枚めのカットですが、これも仲見世通りをもう少し雷門方面に進んだ、おそらくは人形焼きの製造販売やってるスキンヘッドのヲヤヂさんの居た店の付近ではなかったかと思いますが、やはり斜め後ろからがその美しさを最大限に発揮する中国人小姐2名が居たので、同様に一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、同じく仲見世も雷門がよく見える辺り、韓国人のカメラ小姐、もといアガシがピーカンの陽光の下、オシャレなカンカン帽なんかかぶって同行のアガシとしみじみと語らい合っている笑顔モードがなかなか素敵だったので、軒先から一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、仲見世も雷門手前、美人茶屋「あずま」さんの手前まで来てしまったので、先ほど、到着早々に黒環をテストしたのと同様、この銀環も至近距離での試写を行うべく、仲見世側角に位置する扇子屋さんの軒先に飾られた大和絵の団扇のうち、下から二番目の雷神の画を撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、至近距離からの団扇の撮影を終え、再び仲見世に戻ろうとしたら、「あずま」さんの売り子の小姐が交代で、交通整理というか、客の誘導兼、道案内みたいなことをやっていたので、カメラを向けても気にする素振りも見せないので、お仕事中、お邪魔をするのも不本意につき、そのまま横顔を一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、このレンズの宿痾である絞り直後の凹面の曇りは、こと金属反射への不必要なフレアという形ではっきりと表れますから、調子に乗って、いたいけな小姐、アガシの類いばかり撮っていたら、その本当の健康状態は判らないワケなので、修繕中の雷門下にぶら下げられたパナソニック殿ご寄贈の大提灯の金具を一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、国内外からの観光客でゴッタ返す雷門前の広場で、シンガポールからという二人組の小姐にスマホンでの記念撮影を頼まれたので、そのお礼に3カットばかり撮らせて貰ったのですが、押されてブレたり、人が写り込んでしまったりと混雑する観光地での記念撮影の失敗続きで、やっとものになった一枚。

今回の感想ですが、白環と黒環、やはりどちらも同様に良く写るのは撮影前からのコリメータテストで或る程度は判っていましたが、個人的には、ごく僅かではありますが、解像感、コントラスト、そして画質の均質性という観点から、先にテストした沈胴のズミクロンにも勝るとも劣らない高性能ぶりを発揮した黒環に軍配を上げたいと思いました。

さて次回は恒例の夏の海外遠征で一週スキップ、その次の週から二週かけて、久々の大阪~琵琶湖東海岸の旅お送り致します、乞うご期待!!
  1. 2017/07/09(日) 19:57:48|
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藍青出於藍出了比艾①~NikkorH・C5cmf2 Black apature ring~

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さて、今週のアップは予告通り、秘宝館からのご紹介ですが、パーツ状態だったのをレストアしたのを機会に久々に棚ざらえをやって、僚機のうちの一本を発掘出来たこともあり、二週続けてのNikkor5cmf2祭りとさせて頂きます。
まずはこのレンズのご紹介ですが、言わずと知れた日本光工学全盛期のレンジファインダー機Sシリーズ用に開発されたゾナータイプの5cmf2をおそらくはタナックやニッカ用として供給すべく、ライカスクリューマウント化して供給したもので、50年台半ばから前半の製造と考えられます。
構成は3群6枚のゾナータイプというよりエレメントの細部の違いは度外視すればイエナのゾナーそのもので、写りも工房附設秘宝館にある5cmf2のゾナーに酷似しています。
幾つかヴァリエーションはあるようですが、ニコンヲタ各位の間で最も一般的な区分は絞り環の色で、白環と黒環ということで、まず今週は導入したてのコリメータを駆使してレストアした黒環モデルの実力から見ていきたいと思います。

カメラはX-Pro2、全コマ開放での絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、本日日曜日の14時半過ぎに浅草に着き、地上出口から雷門方面に向かったら、いつもの車夫の兄ちゃん各位が歩道上で熱烈商談を繰り広げており、大柄な中国人小姐達を相手に何処かの英語学校で習い覚えたと思しき英会話を駆使し、時折ジョークなど交えて一生懸命に勧誘している姿が面白かったので、通りざまに一閃浴びせたもの。

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二枚目のカットですが、修繕中の雷門を潜り抜け、いつもの定点観測スポットである「美人茶屋 あずま」さんの店頭から売り子というか製造オペレーターとセールスを兼業している浴衣姿の小姐達の中に明らかに国際化を考慮したと思しきエキゾチックなお顔立ちの小姐が八面六臂の活躍でテキパキと注文をこなしており、その様子に関心して観光客の合間から一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、次なる定点観測スポットは最短距離付近の描写と背景の遠景ボケを同時に愉しめる、仲見世側道のあずまさん裏の扇子屋さん店先に飾られた大和絵をモチーフとした高級団扇で今回は下から二番目の段真ん中の雷神の図にピンを合わせて撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、その扇子屋さんの仲見世側の壁際には「お値打ち品」と称するアウトレット的な商品を乗せたワゴンのようなものが置かれており、こんな世界各国の観光客が行き交うところで、大胆なことをするものだなぁと感心して眺めていたら、浴衣をばっちり決めた中国人小姐二名がやって来て、しっかり物色、そのうち一名がお目当ての品物をゲッチュしてそそくさとお店に向かうのに合わせてスマホンに没頭しつつワゴンを離れた小姐を狙って一枚戴いたもの。

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五枚目のカットですが、仲見世商店街の中ほどで、一見、日本人小姐と区別が付かないような装いのコーディネーションの中国人小姐二名がスカイツリーがどのこうのとお店の前に立ち止まって、おそらく今後の身の振り方、少なくとも浅草寺お参りの後の行動予定について真剣な眼差しで合議していたので、通りざまに一閃浴びせたもの。

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六枚目のカットですが、浴衣の中国人小姐に遭遇した直後、白人の姉妹が目の前のお店で買ったおやつなどを堪能していたので、一枚撮らせてよと初め英語、きょとんしていたので、スペイン語で話掛けてみたら、横の白人紳士が、娘たちはまだノンネイティブの英語をすぐ理解出来なくて済まないな、写真なら全然構わないけど、ボクも入れてね、ということで交渉成立、ご一行さまの記念写真、アイポン無料撮影付になったもの。

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七枚目のカットですが、同じく仲見世の中ほどを少し過ぎた辺り、人形焼を実演販売しているお店の陰でホントはルール違反なのですが、別のお店で買ったアイスなどを食べている、中年の白人夫婦が居て、そのシルエットが、先のケネディ駐日大使に似てなくもなかったので、横から一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、これまでSタイプのNikkor5cmはf1.5だろうとf2だろうと、日中の開放撮影だと、結構、フレアが著しくて、それが同じ仕様のZeiss製Sonnarと比べると欠点に思えたのですが、レストアしたてではどんなものかと思い、手っ取り早くチェックするため、照明の下にいる白衣の人間を撮ろうと思い、人形焼き屋の店内で一心不乱に焼き方を務める職人さんを撮ってみたもの。

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九枚めのカットですが、人形焼のお店を出てすぐの四つ角の西南側の角で中国人小姐が仲間とはぐれたのか、或いはワザとはぐれてBFとラインでもやっていたのか一人でスマホンいじりながら時折、雑踏を眺めていたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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十枚目のカットですが、後で香港からのゲストと判明するやんちゃ小々姐がかき氷を食べながら、スカイツリーの写真を自分のスマホンで撮るため、伝法院通りの東側にすたすたと歩いてきたので、ラムネ屋の横を通り過ぎた頃合いを見計らって一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、色々なお客が集まる伝法院通り東側、スカイツリーの向こう正面に陣取ったラムネ屋さんに了解撮って店の横で張らせて貰ったら、集まるは集まるは、その赤でもとてもソウルフルな巻き舌跳ね上げ語尾の英語を話す黒人娘が率いるグループがそこそこ英語の使えるラムネ屋のオヤヂに「ラムネの語源はレモネードなのか」とかいきなり難問を吹っかけて、ヲヤヂもそんなことを聞いてくる客なんか初遭遇みたいで、降参、悪いけど、後でスマホンででも調べて頂戴とか苦笑して楽しいやりとりしていたので、その様子を屋台の脇から一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、ラムネ屋のヲヤヂさんに協力のお礼と買わなくてゴメンとお詫び云って別れ、宝蔵門近くの伝法院の東側の塀沿いを歩いていたら、ソフトリーゼントにレイバンのサングラスと、ひと昔前の香港映画のわき役みたいなカッコの中年男と目が合って、向こうもニヤっと笑ったので歩み寄って声かけたら、待ってけろ、家族も一緒に撮ろう、ということで、宝蔵門前で記念撮影していた家族を呼びに行ったら、さっきの浴衣小々姐のヲヤヂさんだったという奇遇な一枚。

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十三枚目のカットですが、仲見世通りを歩き切ったら、宝蔵門の真下で交代で色んなアングル、ポーズで記念撮影していた中国小姐二名組が居たので、声かけて陽光を受けて燦然と輝く本堂の総チタンの甍をバックにモデルさんになって貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、総チタン屋根の宝蔵門をくぐり抜け、浅草寺境内の定点観測スポットである本堂向かって右側のお御籤売り場に足を運ぶと、仲間同士でお御籤を抽いている様子を交代で撮りっこしている中国人小姐のグループに遭遇したので、ここでも交渉してその仲間に加えて貰って撮ったベストショット。

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十五枚目のカットですが、本堂前の巨大香炉の前までやって来たら、アジア系の小姐と小柄な黒人の小姐の二人組が見事に浴衣を着こなし、お互いにスマホンで記念撮影の撮り合いなんかやってて、時折、肩寄せ合って、その結果を確かめるため、画面を覗き込んでいる姿が微笑ましく、後ろから一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、いやはやコリメータって便利、無限取るだけぢゃなく、内部反射の調整にも使え、その調整結果後の試写でも、ピーカンの浅草でいつも気になるハイライトのフレアを殆ど撲滅出来たのですから・・・

さて次回は発掘したての白環の試写結果行ってみましょう、どんな結果になるのか?乞うご期待!!
  1. 2017/07/02(日) 23:51:39|
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Reunion with the spirit of Iris~Itako Iris festival '17~

さて、今週のアップは予告通り、恒例の潮来あやめ祭り2017からの厳選カットお送り致します。
今回は昨年より一週間程度遅く現地入りしたので、もしや花々は萎れてしまいシャープなレンズを使うのは紳士道に反してしまうかな・・・などと道中余計な心配などもしながら、臨時特急「あやめ」でJR東日本の潮来駅に降り立ったのが6月17日の10時40分過ぎ、11時から週末スペシャルイベントである「潮来嫁入船」がありますから、これを逃してしまっては、今回の主要ターゲットを落としてしまうことになり、ゴルゴ13ならスイス銀行口座経由、依頼主に返金の上、即引退となってしまうくらいの一大事なので、駅からは大慌てであやめ祭り会場の「前川あやめ園」に向かい、何とかいつものベストポジションを占拠することに成功し、今回、カバンに潜ませた飛び道具、M16アーマライトならぬ、最終型のYCプラナー85mmf1.4MMJを愛機X-Pro2に装着し、目の前を静々と通り過ぎて行く、花嫁行列を収め、しかるのち、舟に乗り出したところまで撮ってから、今回の二番目のミッションである「炭火焼 鰻 錦水」にて、豪華鰻重上を戴き、その後、先週にお送りした「長勝寺」に寄ってから会場に舞い戻り、14時から15時までのお茶タイムまで鬼のように撮りました・・・というのが今回のあらましです。
では、さっそく、当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。
カメラはX-Pro2、レンズは1~4枚目までがYCプラナー85mmf1.4AEG、5~13枚目までがCanon FL58mmf1.2改M非連動によるいずれも絞り開放による絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、花嫁行列は11時かっきりにいつも通り、前川あやめ園東側の土手上の通路から、空の長持を先頭に一歩ごとに立ち止まる、ちょうど小学校~高校のキャンプでの「遠き山に陽は落ちて」の音楽とともに入場する山の神の更新の如く、厳かにあやめ畑の真ん中の一本道を白金無垢の衣装に身を包んだ花嫁を主役に静々と進んで来たのでベストエリアに入ったのを皮切りに連写を浴びせたうちのベストショット。

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二枚目のカットですが、同じく前川あやめ園のあやめ畑の真ん中の一本道を、周囲で見守る観客一同の拍手喝采を浴びながら静々と船着き場を目指して進んで行く花嫁一行の後ろ姿も、天気が絶好だったため、なかなか画になったので、追い縋るが如く何枚か撮ったうちのベストしショット。

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三枚目のカットですが、花嫁一行が船着き場の建物に入るか入らないかという頃合いを見て、嫁入り舟が進む、前川の岸で柵に取り付く観客が薄めでかつ背景がうるさくないところを探しながら、次のミッションたる鰻屋への移動の利便も考え、前川の西岸に渡り、嫁入り舟の漕ぎ出しは「潮来花嫁さん」の唄が流れるので、これを合図として撮影準備に入り、視界に入ったところで、望遠の威力を活かし、まずは舟の全景を斜め前から捉えてみたもの。

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四枚目のカットですが、暫く、前川西岸に陣取って撮影したら、やがて花嫁一行を乗せた手漕ぎ舟が目の前を通り過ぎようとしていたので、今度は舟の上の人物にスポットを当てて、また行列の時と同じように凛とした斜め後ろ姿を撮らんと、手前に差し掛かった辺りから連写を浴びせたうちのベストショット。

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五枚目のカットですが、嫁入り舟を見送ってから、深追いはやめ、混雑が予想される「炭火焼 鰻 錦水」へダッシュし食事を終えてから、途中、30分程度、「長勝寺」で道草食って、再び会場に戻り、モデルさんを探してあやめ園内を徘徊していたら、あやめ畑の手入れをしている早乙女姿の小姐二名が居たので、先に声かけて15mmで撮ってから、しかるのち、レンズを58mmに交換し、語らい合ってるところを撮るつもりでしたが、奥側の小姐にはバレバレでこっち見て笑ってるカットになってしまったもの。

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六枚目のカットですが、戻って来てから一回、15mmで撮らせて貰った、「あやめ娘」の小姐ご一行様ですが、せっかくレンズを交換したこともあり、再び、観光客各位からりリクエストにお答えして一緒に記念撮影なんかしている、日除け棚の下まで戻り、「すんませーん、レンズ換えたんで、もういっぺん撮らしてね」「ハィ何度でもお気の済むまでどうぞ」てなやりとりをファインダ覗きながら交わして撮ったもの。

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七枚目のカットですが、本来であれば、武士道にもとる行いなのですが(笑)、有難うございました!と撮影に応じて戴いたお礼を述べて、その場を立ち去るか否かというシーンで、「あやめ娘」の小姐ご一行様はくるりと北側のあやめ畑の方に向き直り、なかなか風情のある後ろ姿を無防備に晒してくれちゃってたんで、遠慮なく一枚戴いてみたもの。

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八~十二枚目までは、前川あやめ園内の南北のあやめ畑の中で、もう会期も残すところ10日間も切っており、9日に梅雨入りしたとはいえ、決して平年と比べても多いとは言えない降雨量、そして低気温でも健気に咲いて、その凛とした気高い姿を国内外からの観光客に見せていたあやめ達を至近距離で撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、ぢゃ、14時になったんで、佐原さ移動する前(めぇ)、ちょっくら茶でもすっぺかと、頭の中ではすっかり常陸弁モードになってしまい、前川あやめ園を出ようと東側土手上の出入り口にまさに向かおうとしたその時、土手の上のベンチで美味しそうにもろこしなんか食べてた米国からのゲストである小姐二名が目に付いたので頼み込んでモデルさんになって貰ったもの。

今回の感想ですが、やっぱり茨城も佐原も、この辺りはのどかで良いですね・・・実は工房主の老母もはるばる群馬から、この訪問の五日後にここ潮来と佐原を産まれて初めて訪問し、この街の雰囲気と地域の方々の穏やかな気性にすっかり魅了されたようでした。
また、CanonFL58mmf1.2は相変わらず、イイ仕事してくれますね、シビれます。

さて次回はまた都内近郊のプチ観光旅行に行きたいキブンなので、秘宝館から何か持ち出して撮ってきます、乞うご期待!!
  1. 2017/06/25(日) 22:48:14|
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Underlying possibility of precision industry in Japan~Voigtlaender Super Wide Heliar 15mmf4.5asph.III~

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さて、今週のアップは予告通り久々の工房の新兵器を附設秘宝館からお送り致します。
その新兵器というのが、コシナが満を持して登場させた、デジタル対応の新世代超広角レンズSuper-Wide-Heliar15mmf4.5asph.です。
このレンズのご紹介はメーカーサイトに詳しく載っていますので、あまりくどくどと書くつもりもありませんが、
1999年発売の初代のSW-Heliar15mmf4.5asph.はコンパクトで被写界深度も深いため、主にフィルムカメラでのスナップのに意外と便利でコアなファン層中心に根強い人気があったのですが、特にライカのM9以降のフルサイズデジタルとの相性があまり宜しくなかったようで、これがMマウント化された二代目を経て、この三代目にして、9群11枚へと光学系を一新し、フルサイズデジタルにおいても周辺の色シフトや不如意の減光などが起こらなくなったとアナウンスされたものです。
では、今回は潮来のあやめ祭りから佐原老街の休日にかけて散策して参りましたので、その様子で性能をご覧ください。カメラはX-Pro2の全コマ開放により絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、予定よりやや遅れた10:35過ぎに潮来駅へと到着、11時から始まった「潮来嫁入り舟」の様子を余すところなく望遠で撮影、しかるのち、炭火焼鰻料理の名店「錦水」さんで豪華鰻重(上)などを堪能したのち、すぐに会場戻って菖蒲の花に真摯に向かい合ってその可憐な姿を撮ろうなどと云う枯れた気持ちにはなれなかったので、潮来市の名刹「長勝寺」に寄ってから会場へ戻ろうということになって、その道すがら玄関先の鮮やかな紫のあじさいと白いドアが対照的だったスナックの様子を一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、程なく「長勝寺」の入り口に辿り着き、木陰で涼みがてら、参道途上に佇んで、暫し朱塗りの立派な山門を眺めていたら、上下ジャージに日傘という、如何にも茨城県というか、その属する南東北文化圏の服装習慣を具現化したような一家がそそくさと追い越していったので、これ幸いと山門周りの風景のカットに後ろ姿エキストラ出演願ったもの。

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三枚目のカットですが、そこそこ長めの参道を歩いて行くと、そのどんづまりには、かなり特徴的な作りの本堂が鎮座ましましており、何処が特徴的かと云えば、端的には今では絶滅危惧種と云っても良さそうな茅葺屋根、そしてその屋根のデザイン自体が、この頃の寺社仏閣にしてはかなり急峻度が高く、また上に行くほどすぼまる角度も急で、ちょうど、まんが日本話か何かに出てくる「牛方と山姥」などの典型的な山のお寺みたいな佇まいを醸し出していて、超広角レンズのテストにはもってこいなので、有難く一枚戴いてみたもの。

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四枚目のカットですが、お寺で小三十分も眺めては散策し、撮っては適当な感想を述べ、そうこうするうちに予定撮影再開時刻が近づいてきたので、ショートカットを使い、あやめ祭り会場である「前川あやめ園」に移動しながら、経路にある、前川と園内を跨ぐ二連橋のうち、川の上にある位置から、自称"娘"船頭各位が年金生活の傍らのお小遣い稼ぎに漕いでいる櫓舟の行き交う川面を俯瞰して撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、当日は天気も大変良かったので、ハイライトというか集客の目玉である「嫁入り舟」の谷間の時間でも、観光客の数はそこそこ入っており、運営を行っているスタッフ各位の士気もなかなか高いようで、あちこちからいたいけな極小姐の声で「あ、あやめちゃんだ!」とか「あやめちゃんと一緒にお写真撮りたい♪」などと引く手あまた、さっそくその着ぐるみの働く場所に急行してみれば、付き添いの小姐もなかなか利発そうで器量良しだったので、一緒に入って貰って二枚看板のモデル撮影としたもの。

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六枚目のカットですが、そういえば、到着してから、嫁入り舟の花嫁行列だ、寺の風景だ、あやめちゃんだと目につくものを何も考えずに撮っていたというか、とにかく美味しい鰻を食べないとミッションの価値半減なので、肝心の主役は何かすっかり放念上人してしまっていたのですが、それじゃいかん!と思い直し、水の張られたあやめ畑の縁ぎりぎりに乗り出し、紫の花の上品な佇まいを撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、そうこうするうちに、着いた時は会場に影も形も見えなかった、陰の主役、いたいけな「ミスあやめ娘」の小姐各位がいつの間にかお揃いの着物と赤い番傘さして会場に姿を表していたので、先ほどまでの花を愛でようなどと云う殊勝な心掛けは即刻何処へやら、さっそく、ダッシュで急行し、声をかけてあやめ畑をバックにモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、よくよく考えてみれば、毎年6月も15日過ぎにやってくると、気温のせいなのか、或いは日照の関係なのか、会場内に100万株有るという色とりどりの菖蒲の花は何となく萎れ加減で、ぴんと張った健気な姿でないと画的には厳しいなとか思うことがままあったのですが、今年は気温がそれほど上がらなかったことも幸いし、花はまだ健全な姿を保ち、せっかく来たのだから佐原に遊びに行っちゃう前にちゃんと撮って、と語りかけてくるカンジもしたので、園の一番北の端からあやめ畑越しにイベントの全景を撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、主役をないがしろにしてしまったようで申し訳ないキモチで何枚か撮ったら気分も軽快になったので、そろそろ茶でもすっぺか?ということで、また園内を南方面に歩いていたら、居ました居ました・・・去年まではおそらく無かった職位で、早乙女姿の女性スタッフが菖蒲畑の手入れをしていたので、大声で「撮るよぉ!」と声かけて、手を振ったら、こちらを振り返り笑顔を見せてくれたので、その様子を有り難く一枚戴いたもの。

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十枚目のカットですが、潮来で撮影後、15時近くまで駅近くのファミレスで休憩し、しかるのち、鹿島線で佐原に移動し、撮影開始したのですが、今回はまず今月22日にはとバスで初佐原入りする老母の下見を兼ねて佐原老街西はずれに在る「東薫酒造」さんを訪問、改築が終わってまだ日も浅く、白木の壁面も清々しい蔵の内部を撮らせて貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、同じく佐原老街の「東薫酒造」さんの敷地内の蔵の北側にある、清酒仕込み蔵の窯から伸びた煉瓦積みの煙突の風情溢れた佇まいを下から見上げる格好で撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、同じく「東薫酒造」さんの敷地の南東の塀側にさりげなくオブジェとして置かれている釉薬も黒々とした「もろみ」仕込み用の甕の偉容を、塀際にささやかに咲く薔薇の花々バックに撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが佐原老街を東西に貫く目抜き通りを通って、小野川のところまで歩いてきたら、ちょうど時間が16時になったので、小野川を跨ぐ通称「ジャージャー橋」の観光放水が始まったので、5分かっきりで終わってしまうため、ダッシュで橋の近くまで近寄って、息を整えるのももどかしく、周囲の風景ともども一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、観光放水ののち、小野川上流の「与倉屋大土蔵」まで行って、また別のルートを通って、大通りの小野川を挟んで東側に位置する煉瓦造りの古い銀行の支店を撮りに戻ったのですが、その反対側の種子店の店先に可憐に咲く赤い小さな花々を撮ろうとしたら、ちょうど隣の店舗から、いたいけな小姐が出て来たので、夕陽で後光が射す神々しいお姿を一枚戴いたもの。

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十五枚目のカットですが大通り周りは殆どめぼしいものは撮ってしまったので、定番の観光コース、小野川北上コースを取り、川の左右を走る道路伝いに歩きながら、面白そうな建物やらオブジェが目に入ると最寄りの橋を渡って反対側の道路に移動して撮るという動作を繰り返し、ちょうど夕陽が射す時刻になって来たので、川の東岸にある旧家の街並みを撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが同じく小野川伝いの散策で、陽がだいぶ傾いて来て、ここ佐原老街も空が茜色に染まりはじめてきたため、手ごろな橋の上で立ち止まり、明るさを失いつつもまだ白く薄雲が浮いている北の空を入れ、小野川の水面を撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、佐原老街に幾つかある観光ランドマーク、その殆どが戦前までの豪商だったり、銘家の屋敷だったりするのですが、この小野川沿い随一の歴史的建造物「正上」の蔵の入口の門に掲げられた、苔むした大谷石の屋号のレリーフにこの街の歴史の重みのようなものを感じ、敬意を表して一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、これまで15mmなんて玉は香港辺りで特異な超高層ビルの谷間を画面に無理やり収めるための非日常的な道具、とばかり思っていたのですが、このX-Pro2の極めて優秀なEVF内の電子水準器のおかげで、不用意なパースがついて画がデフォルメされ台無しにされることもなく、普通にスナップに使えるカンジです。
また、ほぼ一年ぶりに訪問出来た佐原の街もとても暖かい雰囲気で居心地良かったです。
さて、次回は「潮来あやめ祭り」の本編をお送り致します、さぁ何のレンズが出てくるか?乞うご期待!!
  1. 2017/06/18(日) 22:28:14|
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A restored perpetual eye~Leitz Summicron 50mmf2.0coll.~

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さて今宵のご紹介は前回というか昨晩の予告通り、先々週、浅草にて、修理上がりのLeitz Summicron50mmf2.0沈胴の試写を行って参りましたので、その結果をアップ致します。
実は、何のかんの言いながら、ひとつの銘柄、焦点距離でバリエーション違いが多いのは、アリフレックス用Xenon50mmf2.0に次いで、このSummicron50mmf2.0が多く、一番最初にクラカメ始めた時に銀座の黄色い手榴弾マークのお店で買った、第三世代の二番目の型、1979年からカナダで製造された黒の固定鏡胴の4群6枚タイプのものから始まって、次いで何時買ったのかさえ覚えていないものの、修理上がりで素晴らしい性能を叩き出した第二世代の逆ローレットでバヨネットの個体、そして欧州出張時にニュルンベルクの市電の停留所横に有った個人経営の小さなお店に寄った時、前玉にこまかい傷が多いのでおまけしておくよ、ということでかなり安く買い求めてきたこの初期の沈胴型の計三本となります。
この個体、前玉の細かい磨き傷だけであれば、それこそ白色のペンライトででも透かしてみない限りは気にもならず、写りにも殆ど影響はないと考えていたのですが、そのうち、一番肝心の絞り直後の凹レンズの内側にキャノンの50mmf1.8ほどは酷くないものの、軽フリントガラスの経年劣化としてはかなり一般的な白い曇りが出て来てしまったので、その研磨+再コートも含めレストアに出したもの。
ではさっそく、その修理後の実力を当日の行程に沿って逐次見て参りましょう。
カメラはX-Pro2、全コマ開放による絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、五重塔の写真を撮る必要があったため、それを済ませて宝蔵門周辺でモデルさんになってくれそうな人達を探していたら、来ました来ました、ブータン風の和装の着こなしをしたインド人一家が楽しそうに歩いてやってきて、門の下で記念撮影なんか始めたので、シャッター押して上げましょうねとか甘い囁きで勧誘し、記念撮影して上げたのち、一家勢揃いでモデルさんになって貰ったもの。

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二枚目のカットですが、宝蔵門をくぐり抜けて次なる撮影スポットである手漕ぎ井戸方面を目指していたら、中国からの小姐他ゲストご一行さまが、本堂方向を眺め透かしながらどうやって記念撮影とか撮ったら良い?みたいな雰囲気でお揃いの和装(但し男性は除く)で合議していたので、その様子をちゃっかり横から一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、今回は手漕ぎ井戸周辺には、フォトヂェニックな雰囲気の大人も子供も居なかったので、仕方なく、次の定点観測スポットであるお御籤売場に向かい、そこで暫し物色していたら、清楚な雰囲気の白人女性がガイドブック片手にお御籤を買い求めようと、例の竹串入れの缶みたいなのを良く振って、抽いたは良いが、そもそも出て来た竹串に書いてある文字が読めないので、従って指定されたお御籤の入っている抽斗がどれか判んないぢゃん・・・という一連の悲しい出来事の発端を撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、せっかく浅草寺に一人で来たので、たまには真摯にお参りでもしてみようとか思い、まずは手水場で手を洗い、口を漱ごうと思って足を踏み入れたのですが、やはり罪深きスナップシューターは邪念に屈してしまい、お清めもそこそこに、まじめに手を洗い、口を漱ごうとしている善男善女の中から被写体を選び出して、いつの間にかシャッターなど押してしまっていたのでした。

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五枚目のカットですが、そうこうして無事本堂でお参りを済ませてのち、同じ方向から出るのも芸がなく、シャッターチャンスに巡り合う確率も減りますから、奥山方向、即ちご本尊サマに向かって左手方向の出口から退出し、階段を下り、奥山方面を眺めてみれば、いつも通りの露店の列に天気が良かったこともあり、各国の浴衣姿の小姐、アガシがたむろし、まさに多国籍軍の様相を呈していたので、歩きながら一枚戴いたもの。

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六枚目のカットですが、本堂西側を通り、再び本堂下の真っ正面、巨大な香炉が置かれている辺りに戻ってみれば、中国人親子がまたしてもスマホンの自撮り棒で家族写真撮ろうとしているのですが、みんなが使っているのでBluetoothが干渉でもするのでしょうか、なかなか上手くシャッター切れず、首を傾げて、みんなでお困りのようなので、ハーィお助けタァーイム!とばかりにシャッター押して上げましょうか勧誘を行い、そのお礼としてモデルさんになって貰ったもの。

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七枚目のカットですが、宝蔵門とお御籤売り場の間のちょっとした広場みたいな辺りを歩いていた和装姿の小姐二名がタイからやって来たと云う夫妻に呼び止められ、一緒に記念撮影したり、相互にたどたどしい英語で国際交流を試みるという微笑ましいシーンを展開してくれちゃたりしていたものだから、つい嬉しくてその様子を一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、宝蔵門下まで来たら、いかにも日本のヲタク文化に憧れて、一生けん命貯金して、憧れのニホンにやってキマシタァみたいな雰囲気の東欧の小姐二名が、よりによって大阪のヲバちゃんみたいなのに呼び止められて、そのご自慢の一眼レフで下から見上げる格好で一枚撮られようとしているところを斜め上からお裾分け頂いたもの。

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九枚目のカットですが、宝蔵門を出てすぐ、仲見世と境内のつなぎ目の辺りにある揚げ饅頭屋さんお店頭で、おそらくはマレーシア辺りからと思しき小姐三人組が、なんと珍しいことにアクションカメラとして名高いGoProに自撮り棒つけて持ち歩いていて、それをひっくり返して仲間内の記念撮影しようというスゴイことやっていたので、その様子を面白半分に一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、マレーシア三人組を撮ったあと、いきなり斜め後ろから英語で呼び止められたので、げ!他に仲間が居て、何のために撮った?とか詰問か?と恐る恐る振り返ってみれば、美形の白人小姐が、スマホンのシャッター押して、この立派な門の前でアタシを美人に撮って!とかいう信じ難いようなリクだったので、ハィハィそういうことでしたらと喜んで、色々注文付けて何カットか撮って上げて、グレート!!ということだったので、ぢゃ、こちらのお願いも聞いてね♪ということでモデルさんになって貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、仲見世を雷門方向に戻りながら被写体を探すことにし、キョロキョロと辺りを眺めながら歩いていたら、人形焼の実演販売をやってるお店の店頭で、これまた好奇心旺盛なお年頃のいたいけな中国人小々姐が、親の点呼も振り切り、一心不乱に焼き方さんの手元を睥睨していたので、その鬼気迫る様子を一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、仲見世をそぞろ歩きしながらシャッターチャンスを探していたら、程なく伝法院通りと交差する辺りまでやって来て、そこではスカイツリーが比較的良くその全貌が見渡せるポイントなので、国内外の観光客とも、一生懸命、腕を伸ばして、スカイツリーをバックに自撮りを試みるのですがなかなか上手く行かないようで、白人のカポー二人組もしまいには交代で撮る有様だったので、声かけて二人纏めてスマホンで撮って上げたお礼にモデルさんになって貰ったもの。

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十三枚目のカットですが、某ハヤタカメラのある伝法院通りの途中のお豆腐屋さんの店頭で、閉ざされたシャッター上に大きく漢字で書かれた屋号をバックとして、七五三みたいな和装着こなしの中国人小姐二名が記念撮影ごっこしていたので、声かけるまでもなくその様子を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、ここも伝法院通り上のとあるラーメン屋さん店頭に行列しながら、他で買い求めたと思しきヂェラートなんざ美味しそうに食べているという不可解な小姐、しかもどう耳を澄ませても国産としか考えようがない小姐二人組が居たので、その謎の挙動を一枚撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、また仲見世に戻って、雷門方向に歩き出して程なく、日曜日が休日と云うのも、観光地の商店街に連なる店舗としては不可解な挙動というか営業方針ですが、とにかくその閉ざされた小奇麗なペイント付きのシャッターの前で、初詣客が半年タイムスリップしてきたみたいなカッコの中国産小姐が嬉々として記念撮影なんかしていたので、その様子を横から一枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、仲見世も宝蔵門からスタートすればどんづまり、雷門まで10メーターも無いいつもの撮影スポット「美人茶屋 あづま」さんの店頭は甘酒やら桃太郎の家来ぢゃあるまいし黍団子を求める国内外の観光客でごった返して、仄かな殺気さえ漂う有様だったので方針変更、店頭で、食べ歩きの自粛を呼びかける役の小姐に一枚撮らして貰うよとか声かけても全然気にもしていない様子だったので、至近距離から横顔を一枚戴いてみたもの。

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十七枚目のカットですが、遂に仲見世の出発点である雷門前まで辿り着き、最後のもうひと踏ん張りでモデルさんになってくれそうな善男善女を物色していたら、居ました居ました、トルコからやって来たと云う親子連れがヲヤヂさんを俄かカメラマンに仕立て上げて雷門の偉容をバックに記念撮影なんかしていたので、数枚撮り終えたところで、卒爾ながら拙者も、とお願いして妻子をモデルさんに差し出して貰ったもの。

今回の感想ですが、同じSummicrom50mmf2.0でも三本とも描写傾向が全く異なるような印象を受けました。やはり当たり前ですが、新しいものほど、コントラスト高めで解像感も高いカンジなのです。
でも、この初代はそういった性能とはまた別のところで、様々な人たちの今の生きざまを、そしてそういった見ず知らずの人たちとの邂逅をとても優しく生き生きと写し取ってくれるところにとても魅力を感じました。

さて次回ですが、法事の帰省で一週お休み、翌々週にGWの香港戦線で大活躍した久々の新調レンズの魅力をお伝えしたいと思います。乞うご期待!!
  1. 2017/06/04(日) 19:58:41|
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Nostalgic fisherman's market~Tsukiji photographic tour May '17~

さて今回のアップはまたしてもプロバイダの通信量制限に引っかかってしまい、更新することが不可能となってしまった結果、不本意ながら一週間スキップせざるを得なかったですが、予告通り、愉快なお仲間各位と出掛けた築地ツアー'17.5からご紹介致します。
まずは恒例の当日の行程の簡単な紹介からいきます。
当日土曜日は午前11時に東京メトロの築地駅改札に集合し、まずは軽く撮ってから楽しい市場ランチしませうということで、場内までメンバー一緒になって移動し、しかるのち、集合時間と場所を決め、散開して、或るメンバーは"奥の院"とも呼ばれる場内の仲買人の店舗が並ぶエリアまで入り込んで激写、工房主は場内は食堂街周りをさらっと撮ってから、むしろ、他のメンバーとは反対に場内より、国内外からの観光客で賑わう場外の方が興味あるので、いったん外に出て、集合時間ギリギリまで場外を撮り歩き、また場内の集合場所へ戻って再集結し、しかるのち、鳥肉卸商が営む鶏料理屋に至高の焼鳥丼を堪能しに向かったということです。
では、当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。
機材は1~4枚目まではカメラはX-Pro2、レンズは深川試作レンズ10号50mmf2.8、5~17枚目まではカメラは同じ、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による絞り開放、絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、一行は場内には北側の通用門から入り、まずは食堂街方面を目指し歩いていたのですが、この通路、ターレットの整備工場も通りに面しているためもあってか、様々な色や形式のターレットが結構なスピードで行き交っているのですが、まずは築地らしいカットをと思い、晴海の高層マンション群を背に疾走してきた一台のターレットを置きピンで撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、プロの職場である場内でも、食堂街だけは観光客もどうぞ♪ということで大々的にオープンになっていることから、法外とまでは云うつもりはないですが、明らかに銀座界隈の名だたる寿司屋のランチと比べても割安感に乏しい寿司、海鮮丼を目当てにガイドブックやら観光地紹介サイトのページコピーを握りしめた国内外の観光客が所狭しと闊歩しており、その中で、いきなり「何処がおススメか教えてけろ」とか話掛けてきたインド人夫妻が居たので、全部おススメではないけれど、築地でお寿司を食べたという実績造りならかくかくしかじかと比較的良心的な値段で握りセットを出すお店を教えて上げた代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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三枚目のカットですが、インド人夫妻を紹介した店の前の比較的短めの行列まで連れていってから、辺りを見回すと、居ました居ました、雨傘と見まがうような丈夫そうな水玉模様の日傘なんかさしちゃって、ギンガムチェックの半そでブラウスも涼し気な清楚なカンジの小姐がカポーで来ていたので、振り返りざまにその幸せそうな様子を一枚撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、もう11時も半をとうに回ってしまっているので、少し早めのランチにありつこうと、食堂街はより賑やかになって来ていて、場外では多数派の中国系のみならず、インド人、アラブ系、白人と様々な海外からのゲストが、郷に入っては郷に従えとばかり、ガイドブックと一心不乱に睨めっこしながらおとなしく行列して高いランチの順番を待っていたので、すかさず一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、試作レンズの性能はだいたい判ったので、先の香港でも大活躍をしてくれたS-Nikkor35mmf1.8の素晴らしい描写力にバトンタッチすることとし、場外に出てすぐレンズ交換したら、白人のカポーが波除神社前で楽しそうに歓談していたので、卒爾ながら、と声を掛けてモデルさんになって貰ったもの。

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六枚目のカットですが、市場の波除神社側の門から出て国内外からの観光客で賑わう場外市場を目指したのですが、その途上、市場の東側フェンスに接した昔ながらのプロ相手の乾物店の店頭で地元民各位が楽しげに丁々発止のやりとりをしていたので、通りざまに一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、場内に入ってすぐ、確か某有名タレントの実家という卵焼屋の隣のマグロ小売店で、本マグロをおろしたのを短冊に切るので、みんな買ってって~とか呼び込みをやっていたのでまだ写真撮影中につき買い物は出来ないけど、写真だけ撮らして貰ってイイ?と声かけたら、どーぞどーぞということだったので呼び込みの小姐に場所を譲って貰って、作業風景を撮らせて貰ったもの。

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八枚目のカットですが、場内の雑踏の中をただひたすらシャッターチェンスのみ追い求め、目を爛々と輝かせ、ずんずんと進んでいく中年男は、客観的に見たら不審者以外の何者でもなかったでしょうが、それでも観光客でごった返す築地ではお客も商店の人達も、全くお構いなく、次から次へと売って、買って、食べて、そして眺めて、アジア共通のマーケットを支配する混沌に身を任せる快感に浸っているため、牡蠣の浜焼きを求めて店頭に群がる観光客越しに髭を生やした偉丈夫の店主のお姿を一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、場外市場の雑踏の中、オモニと思しき年配の女性と買い物に来ていた、清潔そうな白いTシャツにジーンズと今どき珍しい、パーマも毛染めもしていない健康そうな長い黒髪の小姐が目の前を歩いていたのですが、おもむろに通りの真ん中で立ち止まって、オモニと身の処し方に関する相談を始めた頃合いを見計らって後ろから一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、ここも場外市場の中では、この頃流行りの観光客相手の海鮮丼屋にも衣替えせず、少なくとも工房主が大学生の頃からずっと同じ刃物を扱う店舗なのですが、いつものように職人さんが、一心不乱に店頭で出刃包丁を研いでいたので、傍らのおかみさんに声かけて、至近距離で作業風景を一枚撮らせて貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、場外市場の通りには、海鮮丼屋や寿司屋、或いは浜焼みたいな主食、酒のアテ系の飲食物の物販店舗のみならず、いかにもいたいけな女子供各位が喜びそうな甘味系のお店も僅かながら存在し、まさに残存者利益ではないですが、こういう土曜日のお昼時には、お土産目当ても含め、多国籍軍の総攻撃もかくやあらんばかりに世界各国の小姐各位が店頭でひしめき合っており、なかなか横顔が清楚な中国小姐が目に付いたので、横から一枚撮らせて貰おうと思ったら、向こうの方が一枚上手、撮られると気づき、すかさず笑顔を向けてくれたので、有難く一枚戴いたもの。

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十二枚目のカットですが、この日は陽射しがかなり強かったため、曇天であれば、青空の下での商いとなるところも、かなり厚手の布地を張った簡易テント状の天蓋で商品陳列台を多い、お客との商談もその中で行うスタイルとなっていたので、白人カポーが乾物の味見ののち、買い物のための品定めを真剣にやっていたので、テントの中に首を突っ込み、ちょっと失礼、とばかりに一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、この活甲殻類専門のお店も、色鮮やかな商品を商う関係上、築地に来るとほぼ毎回寄って撮らせて貰い、この貫禄ある若女将の風情漂わせるオモニも、まだ華やかな小姐時代にも何回か店頭で撮らせて貰ったことがあり、慣れたものなので、一枚撮らせてねと声かけると、アイヨォ!と低めの張りのある声で答えてくれるのでお言葉に甘えて一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、そろそろ集合時間に近くなってきたので、また市場の波除神社に面した門方面に戻りながら撮り歩くこととし、場外の一番西側の道路に面したソフトクリーム屋の店頭でブロンドの長髪も見事な小姐が、手にしたソフトが溶けそうなのもものかわ、一心不乱に友と歓談に打ち興じていたので、通りざまに一枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、先ほど場内から出て来た時に通った、市場東側の塀に接した商店街のプロ向け乾物屋の店頭で、いかにも物見遊山の観光半分、掘り出し物があればとの買い物半分と思しき、やや年配のカンカン帽被った小姐がお好み焼きか焼きそばにでも使うのか、業販用の青のりなどのパッケーヂを手に取って品定めしていたので、その様子を一枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、そのお隣のお店の店頭では、昔の野際陽子を彷彿とさせる、いかにも利発そうな中年女性が、観光客と思しき白人の夫婦者相手にかなり上手な英語でジョークも交え、店の業態やら、商品の説明、そして築地市場本体がここからなくなっても、この辺りのお店は残るみたいですヨォなどということをつらつらと説明していたので、感心しながらそのご様子を一枚戴いてみたもの。

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十七枚目のカットですが、まさに築地撮影はターレットに始まりターレットに終わる・・・ではないですが、愉快なお仲間各位と合流して、波除神社側の門から出てすぐ、なんと、ターレットの荷台の上にブルカを巻いたムスリムの小姐を含む観光客ご一行様を乗せ、かなりのスピードで疾走して来たので、通りざまに一閃浴びせたもの。

今回の感想ですが、うーん、築地は、国内外からの観光客で溢れ、シャッターチャンスも一杯、或る意味、浅草、原宿、そしてここ築地はスナップの聖地と呼ばれるに相応しい気もしました。

さて次回ですが、修理上がりの沈胴ズミクロン50mmf2.0の試写結果を浅草からお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2017/06/03(土) 23:23:02|
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One of the best amusement parks human beings has ever created~Hong Kong Tour'17.May②~

さて、今週のアップは香港ツアー'17春の後編、滞在3日めの5月3日の大墺(タイオウ)とその翌日の5月4日の赤柱(スタンレー)への訪問からお送り致します。

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まず一枚目のカットですが、ランタオ島のMTRターミナルである東涌駅から徒歩5分のバス乗り場へ移動し、凄まじい人出によるバス待ち行列に小一時間並んで乗って、しかるのち40分以上バスに揺られてやっと着いた大墺バスターミナルから、街の中心街というか集落の商店街のようなところをめざして干潟に出来た水路の上を跨ぐ跳ね橋までやってきたところ、ムスリムの小姐分隊がやって来たので、立ち止まって、橋をバックに一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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二枚目のカットですが、跳ね橋の手前まで歩いてきて、ふと水路の方を見下ろすと、これだけの凄まじい人出にも関わらず、思案顔で独り船の上に腰を下したままの編み笠の漁師のアヂョシが居て、カメラを向けたら、頃合い良く、陽に炙られ真っ黒になった顔を上げてくれたので、岸から一枚撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender C-Heliar75mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットですが、跳ね橋の上で立ち止まって、水路伝いに建ち並ぶ水上生活民の集落の様子を撮っている観光客は引きも切らないので、隙間が空いたところを狙いすまし、昨年同様、中望遠の威力を試すべく、今年はX-Pro2の方につけての集落撮影を観光船がやって来たタイミングで行ったもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender C-Heliar75mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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四枚目のカットですが、跳ね橋を渡り切った辺りの岸には、まさに文字通りの産地直送というか地産地消のお手本みたいな、漁師のハルモニが船の上に広げた即席鮮魚店から岸の上のお客に対し、獲れたばかりの小魚や甲殻類の類いを商っていたので、これ幸いにと橋の袂からその様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender C-Heliar75mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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五枚目のカットですが、橋から続いているメインストリートというか観光客目当ての土産物屋や揚げ物みたいなローカルファストフードのお店が建ち並ぶエリアに入って、モデルさんになってくれそうないたいけな若者はおらんものかのぅ・・・とかきょろきょろしながら歩いていたら、居ました居ました、自撮り棒持参で人混みでごった返す狭い通りもののかわ、青春の一コマを残すことに余念がなさそうな白人小姐二名組が居たので、声かけて撮らせて貰ったもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender C-Heliar75mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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六枚目のカットですが、同じく集落の目抜き通りのエリアで次なる獲物は・・・と鵜の目鷹の目で歩いていたら、親子連れの中華系一家が観光客向けのローカル菓子みたいなものを商う店の前でいたいけな小々姐とその弟と思しき童子に何がしかのお菓子を買って上げようかどうしようか、うーん、これ以上肥満が進行したら、御幼少のみぎりから生活習慣病になっちゃったら可哀そうだものな、でも何も買わないと行楽地に来たのに何も買ってくれない、ケチでイヤな性格の親だ、とか思われるのも心外だしな、とか逡巡している傍らで、もう殆ど獲物を狙う眼つきの小々姐の様子を一枚戴いてみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender C-Heliar75mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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七枚目のカットですが、集落の目抜き通りをまずは、前回同様、外洋方向に向かって歩くこととし、通りに立ち並ぶ露店、屋台の類いを眺めながら、これはと思った景色を撮って行ったのですが、水上民の暮らすコンテナハウスみたいな一角の手前で簡易テントのような日よけの下で、更に編み笠みたいなものを被ったまま、小間物の商いをしていたアヂュモニが居たので、隣のテント店先の商品と通りを行き交う観光客を背景として、その悠然とした姿を一枚戴いてみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender C-Heliar75mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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八枚目のカットですが、再び強烈な直射日光とコンクリート造の道路からの照り返しを受けて目抜き通りを外洋方向に向かって歩いていると、遥か彼方から、チリン、チリンとベルなどを鳴らし、通行人をかき分け、三輪車に乗ったタラちゃんならぬ、編み笠のアヂュモニが結構なスピードでやって来たので、通りの脇に佇み、正面に来た辺りを見計らって必殺の一枚撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender C-Heliar75mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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九枚目のカットですが、集落の目抜き通りも水上生活民のコンテナハウス群を抜け、ヘリグラウンド併設の運動場を通り過ぎると海沿いの道となって、急に観光地から地元民の生活の場の様相を呈してきて、ふと道端に目を凝らすと、日本では一体幾らぐらいになるのだろうかというくらいの質、量の小海老の天日干しをしていたので、これをモチーフに辺りの風景を撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十枚目のカットですが、目抜き通りの先端、著名観光ホテルの下、不定期船の船着き場になっているような広場で、やはりいたいけな中国系の若いカポーやら家族連れが多数居て、思い思いの記念撮影なんかしていましたが、なかなかかっけぇオッパーと小姐がいちいち撮影結果を背面LCDで確認しながら気合い入れて記念撮影なんかしていたので、その様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender C-Heliar75mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十一枚目のカットですが、その船着き場前の広場では欧米からの観光客も複数組訪れていて、そのうち、男女一名ずつの童子を連れた四人組の白人一家が居て、どうやら、少しおませなお姐さんばかりオモニが贔屓するので面白くない弟が、駄々を捏ねてしゃがみ込んだのを教育上宜しくないと判断したオモニが呼びに行ったら、チュウしてくれなきゃイヤだとかヘソ曲げたので若いオモニが童子の頭を押さえつけ、笑いながら説教していたのを一枚撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender C-Heliar75mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、目抜き通りのどん詰まりまで行っちゃったんで、あとはまた中心部経由、反対側、即ち水路の源流というかランタオ島内部に向かう方向を探訪するだけのことなので、反対方向に向かって歩き、コンテナハウス群が始まる手前辺りまで来たら、来る時は反対側なので気付かなかった、建築物壁面の「東京碼頭」の文字が目に留まったので、面白いと思い集落の遠景とともに一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、翌4日はお昼前に香港島の中心部、中環にあるバスターミナルからExpressバスで車中観光も兼ね、島の反対側にある「赤柱」まで行くことにして、朝からかなりの降雨だったにも関わらず、予定通りバスで初めての「赤柱」に着き、まずは海岸線とばかり、ターミナル下のスタンレーマーケットと称する寂れた土産物屋街を抜け、堤防まで辿り着き、同じように恨みの雨の中散策する家族連れの雄姿を撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十四枚目のカットですが、堤防伝いの道を暫く散策していたら、晴れ男の功徳というか、南方の降雨の特徴である、降ったり止んだりのサイクルがだんだん降らないサイクルに振れて来たので、傘をさすのをやめ、堤防下のウッドデッキの道を散策する白人夫妻の姿を一枚撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十五枚目のカットですが、名前が「スタンレー」というだけあって、しかも一応、表通りの街並みは欧米からの観光客の嗜好に合わせ、欧米のビーチリゾートっぽい体裁になってはいるのですが、堤防から内陸に続く生活道路を10分も歩き続ければ、やはり混沌が支配するアジアの片隅であることを嫌が応でも実感させてくれるような景色がそこここにあり、中でも、英語の落書きの向こうのガラクタ屋の店番代わりが兵馬俑だったのには意外性を感じ、嬉しくて一枚撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十六枚目のカットですが、裏通りも山の登り口まで来てしまったので、断続的とは言え、雨天に軽登山の真似事などしたくもないので、再び、活気あふれる海岸エリアに戻ることとし、戦争騒ぎの最中であったにも関わらず、韓国からの若い団体客で賑わう海岸通りのエリアに戻ってきて、沖合の水面に浮かぶ小舟のシルエットなど撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十七枚目のカットですが、海岸通りの途中から、屋根付き船着き場となっている突堤があり、そこのちょっとした屋内広場みたいなところで、韓国からと思しき、いたいけな若者各位が思い思いに記念撮影しているのを認めて、小走りに近寄り、アガシ二名に韓国語で話し掛け、モデルさんになって貰ったもの。

今回の感想ですが、香港はやっぱり面白い・・・同じ東洋人の住むアジアの一地区であることは疑いようがないのですが、街並みは日本とは全く違いますし、そこに住む人々のメンタリティもそれこそ、日本人とも韓国人とも、もちろん、メインランドの中国人とも違うまさに和魂洋才ならぬ華魂洋才のようで、とても心惹かれるものがあります。
そして日本とは比較にならない貧富の差ですら、捉えようによっては、才覚一つで億万長者にも大貧民にもなり得る壮大なゲームボードの盤上の暮らしにも思えるのです。
ここ香港には、少なくとも年一回は訪問して、この壮大な人類最高の遊園地をエンジョイしたいと心から願っています。

さて、次回は今週土曜日に愉快なお仲間各位と誘い合って出掛けた築地~晴海~豊洲ツアーからお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2017/05/21(日) 18:57:09|
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One of the best amusement parks human beings has ever created~Hong Kong Tour'17.May①~

さて、今宵のご紹介は予告通り、毎年GWの恒例行事となりました外遊で今年も訪問先に選んだ香港エリアでの4泊5日の旅程から、二回に分けてお送り致します。
毎回の外遊のたびにだいたい300枚/日は撮ってる勘定なので、ほんとは1日分で一週分くらいの分量は十分にあるのですが、一つのネタをズルズルと何週にも亘って引きずるのも潔くないと考えるので、涙を飲んで斬りに斬って、今週は到着日の夕方から翌日の朝9時15分といういつもより3時間近く到着の早いジェットフォイルでのマカオの旅からのカットとなります。
本編に入る前に恒例の行程紹介を行いますと、初日は朝10時40分羽田発の便だったため、15時過ぎには香港に入って、荷物をホテルに預け、そのまま、前々から行きたくて仕方なかった太古駅近くの高層アパート群と北角の路面電車を撮って、しかるのち九龍地区経由、晩飯食べて香港大学駅傍の宿に戻る前に上環のマカオ行きヂェットフォイルのターミナルで翌朝の切符を求め、翌日は朝9時15分という驚異的に早い便でマカオに入って、タイパビレッヂと半島部の世界遺産エリアを撮って、夕刻、九龍地区へ戻り、その翌日は色々と考えましたが、結局、奇祭による未曾有の人出を避けるべく、ランタオ島の水上生活民の村である大墺へ向かい、夕方まで撮影、そしてその翌日は今まで訪れたことのなかった赤柱(スタンレー)へ中環駅前から特急バスで向かい、雨にもめげず夕刻まで撮影し、いったん宿に戻って休んでから、夜は香港島の繁華街である銅鑼湾周辺で晩飯がてらスナップしたという次第。そして5日目の朝10時ちょうど発の便で成田に戻ったのです。
では、さっそく各日の行程に沿って実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、今回は日本から出掛ける前にも、現地でも様々なソースで確認していただけあって、太古駅近くの高層アパート群の世紀末的風景は撮れる!との確固たる自信を持ってチェッキンした宿からMTRに乗って一本の太古駅までやって来て、地上を眺め廻しましたが、確かに高いビルが林立しているエリアには違いないですが、映画「トランスフォーマ」や、「パシフィックリム」或いは出発前々日の晩に見た「ゴーストインザシェル」に出てくる、サイバーパンクな雰囲気のアパート群が何処にあるかあまりにも広くて見当がつかず、上を見上げて手近な高層マンションの偉容を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Heliar15mmf4.5asph.による絞り開放AE撮影です。

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二枚目のカットですが、一応、高層マンション群の立ち並ぶ高台の上まで行って、プライベートエリア、オフリミットという標識とフェンス、ゲートで仕切られた辺りまで登って、この辺りにはそれらしき高層アパートはないな、と目星をつけて、また元来た道を降りて来た時、往きはさして気にも止まらなかった店舗兼住宅のアパートの造形が妙に気になって歩道から一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Heliar15mmf4.5asph.による絞り開放AE撮影です。

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三枚目のカットですが、実は山の上から見て、何となく中庭から撮ったら、欧米の著名写真家が撮った画みたいな雰囲気のカットが撮れるかなと見当付けた高層アパートが下の道からしか登れなかったので、いったん、MTRと並行しているメインストリートまで出て、そこからアプローチ路を探すつもりだったのですが、低い通路から射し込む光が何かアヤシゲだったので、二枚目のカットのアパートの一階通路の吹き抜けを通り抜けてみたら、まさに僥倖としか云いようがなかったのですが、偶然にも各映画のロケで使われた場所に出ることが出来、これが目的地だったと気づいたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Heliar15mmf4.5asph.による絞り開放AE撮影です。

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四枚目のカットですが、三枚目のカットと同じ世紀末的雰囲気を漂わせている雑居マンション群の中庭から南側に降りる階段の手前で海外からの小姐のグループが楽し気に変わり番こに記念撮影ごっこみたいな遊びをしていたので、階段をおりがてら、風呂向きざまに一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Heliar15mmf4.5asph.による絞り開放AE撮影です。

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五枚目のカットですが、太古駅傍の世紀末系高層アパート群の写真も満足いくまで撮れたので、次なる目的地、MTR港島線で中環方向に数駅戻ったところにある北角駅周辺の高層アパート下のマーケット内を走る二階建てトラムの写真を撮ろうと、一年ぶりにこの場所に舞い戻り、なかなか電車が来ないし、市場の監視もヒマなのか市の衛生部署の係員は雑談したくて話掛けてくるし、と時間を潰していたら、当のトラムがやっとやって来たので待ち焦がれた一枚目を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Heliar15mmf4.5asph.による絞り開放AE撮影です。

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六枚目のカットですが、前回以前もそうだったのですが、ここ国際都市香港の下町はやはり国際的で、この市場もお手伝いさんや子守りなどで市内に多数棲息しているフィリピン小姐のみならず、マレーシア、或いはインドネシアのムスリム系の小姐達の姿がやたら目に付き、写真撮らせて、とか正攻法で行くと、教義を盾にけんもほろほろ鳥的に断られるので、歩いている姿を自然に収めてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影です。

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七枚目のカットですが、これも北角の路上市場内を行き交うムスリム小姐の一人で、遥か前方からなかなかの美形がひらひらと歩いてくるのが見えたので、電車撮るフリして知らんぷりしてて、通り過ぎようとする刹那、置きピンで一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影です。

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八枚目のカットですが、同じく北角市場内を、良く似た父娘が手を繋いで歩いていたので、声かけて撮らせて貰おうとしたら、大声でストップ、ストップと叫びながら駆け寄ってくる小々姐が居て、ヲヤヂさんが破顔して、娘は二人居るんだが一緒に入ってイイよね、とのことだったので、喜んで!ということで家族の肖像的写真になったもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影です。

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九枚目のカットですが、前回は何となく不自由なカンジがした、市場内でのスナップですが、今回はなかなかイイ雰囲気で撮れ出したので、蛮勇を奮い起こし、人の良さそうな鮮魚店のヲヤヂが店の掃除しながらニコニコと鼻歌みたいなのを歌っていたので、写真撮っても宜しいか?と声かけて、うんうん頷きながらも照れてこっち向かなかったので、では遠慮なく、と店先から精勤ぶりを一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影です。

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十枚目のカットですが、翌5/2は滞在二日目ということで、前の晩に半ば説教めいた係員から、マカオ行くなら出来るだけ早い船で行くべきだ!ということで9時15分発で、香港を発ち、10時半前にはマカオに着いてしまったので、まずはタイパ地区の旧市街を撮影ということで、タダバスに乗せてくれたギャラクシーホテルのすぐ裏から大通りを渡って入れる旧市街のエリアの裏通りの地番表示板周りを撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による絞り開放AE撮影です。

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十一枚目のカットですが、タイパヴィレッヂと云われる、このホテル地区の北のエリアでは古い植民地時代のポルトガルと華風の文物が絶妙にフューヂョンを起こしており、この石畳の広場の片隅に干してあった篠製の籠というか笊みたいなものも、そのデザインは何処となく南欧風で、何となく不可思議なイメージだったので、至近距離から一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による絞り開放AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、これもタイパヴィレッヂの奥の路地にある土産物屋兼、自転車修理業者の看板みたいなものなのでしょうが、昨年訪れた南欧風の漆喰の白い壁に素朴ながら端正に造形された自転車のオブヂェがセンス良く飾られていたので、嬉しくなって一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による絞り開放AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、ここも、観光客で賑わうタイパヴィレッヂのホントの裏通り、地区住民の生活の場であるエリアまで入り込んで、変にディスプレイしていない、素のコロニアル様式、というかシンガポールや本国、ポルトガルのポルト辺りの路地にも通じる雰囲気の漂う、人気無い閑散とした様子を撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはS-Heliar15mmf4.5asph.による絞り開放AE撮影です。

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十四枚目のカットですが、これもタイパヴィレッヂ内部のあまり観光客のやって来そうもない、ランドマークである聖堂の下の道の更に側道の奥の白人男性が経営する英国風パブ店頭のオブヂェですが、主人の撮らせてと頼んだら、自分はノーだが、店頭の相棒の写真を撮ってやってくれ、とかウィンクされたので、はぃ喜んで!と一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による絞り開放AE撮影です。

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十五枚目のカットですが、路地裏撮影もそろそろ飽きて来たので、植民地時代のポルトガル人住宅の建ち並ぶ公園エリアの在る小高い山を登り、今回はモデルさんになってくれそうないたいけなうら若き小姐、アガシの類いが皆無だったため、適当に住宅でも撮って、半島部に戻ろうか、とか思いきや、公園の奥の沼の畔で、歌舞楽曲の類いが始まったので、おっとり刀で駆けつけ、傍らから、心地良くギターを奏でる中年男性の姿を一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による絞り開放AE撮影です。

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十六枚目のカットですが、コタイエリアから半島部の旧市街地に移動するには、いったん、タダバスでフェリー埠頭のバスターミナルまで戻る必要があるので、ランチがてら、ヴェネチアンリゾートまで徒歩で移動し、そこからバスに乗ってターミナルまで運んで貰い、乗り換えようとしたら、別のカジノの美形の係員が勧誘して来たので、時間が無いから遊びには行けないけど、キミを一生忘れないよう写真撮らせてね♪とか適当に話し掛けて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による絞り開放AE撮影です。

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十七枚目のカットですが、旧市街の世界遺産エリアから目と鼻の先まで運んでくれたタダバスを降り、観光の起点である議事堂前のセナド広場についたら、いきなりメインランドの小姐と思しき手合いに声かけられて、記念撮影のスマホの自撮り棒が壊れて困っているから、シャッター押してくれとか云われて、何枚か角度変えて撮って上げたお礼にモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による絞り開放AE撮影です。

さて次回は香港旅行後編、滞在三日目の大墺、四日目の赤柱での街撮り行きます、乞うご期待!!
  1. 2017/05/14(日) 19:37:45|
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A veteran from Great Britain~Cooke Microtal40mmf4 mod.M~

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さて、今宵のご紹介は、久々の工房製品、英国はRank Tayler Hobbson社製のCooke Microtal40mmf4をライカマウント化したものの登場です。
このレンズ、文献はおろか、もう10年選手ともなろう電子湾の釣り大会でもいまだこれ以外の個体を見たこともなく、売主の説明によるしかありません。
産まれは1970年台の初め、電子湾で売りに出されるまでは、近年まで何と大英博物館で専用カメラに着けてマクロ撮影に使われていたとの説明でした。
当然のことながらレンズ構成等のテクニカルま情報など売約前に有ろうはずもなく、ただ、物凄くシャープなのだが、Cマウントでフランジバックが通常のものより極度に長いのでスペーサ使わないと無限が出ないことと、絞りはなく、F4固定ということだけが知らされました。
たまたまお値段が手ごろだったのと状態もとても良さげだったので、即決し、送って貰ってからすぐに改造したものです。
なお、分解していないので、構成は正確には判りませんが、前に米国から輸入したKodak社製のシネエクター50mmf2とスリット光を通した反射面構成が近似していたので、おそらく凸凹チョークリング凹凸の四群四枚構成ではないかと推定しています。
またイメージサークルの大きさは、暗箱で確認したところでは余裕で43φはありましたから、フルサイズもカバー可能ではないかと思います。
では、さっそく、築地~豊洲でのロケによって、実写結果を見て参りましょう。
機材はカメラがX-Pro2、絞りは開放の絞り優先AE撮影となります。

Microtal_001.jpg
まず一枚目のカットですが、都営線で築地市場に着いたので、まず撮影前の腹ごしらえに穴子料理の名店「築地芳野吉弥」へ行くには、市場を突っ切っていくのが手っ取り早いため、北門から入ったのですが、すぐに入り口付近に打ち棄てられた台車等の鉄スクラップが目に留まり、一枚撮ってみたもの。

Microtal_002.jpg
二枚目のカットですが、市場を抜け、お目当ての穴子料理屋前に着いたのは14時前になってしまい、確か15時がオーダーストップだったので、余裕かと思いきや、こんなランチタイム過ぎの時刻でも、店の前には行列が出来ており、仕方なく、列に並んで通りを眺めていたところ、外人部隊ご一行様が嬉々としてやって来たので、ここぞとばかり、ノーファインダで一閃浴びせたもの。

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三枚目のカットですが、お目当ての穴子料理屋では、いつもの馴染みのメニューが惜しくも売り切れだったので、もうちょい安いメニューを頼み、それでもまぁまぁ満足出来たので、改めて築地場外エリアへと足を運び、被写体を探していたら、店仕舞いした乾物屋前で底抜けに明るい声で大笑いしているユニークなTシャツ来たいなせな爺ちゃんがいたので、後ろ姿を撮らせてくれよ!と頼んで、へぇオレでイイんかい?とか云うノリで一枚撮らせてもらったもの。

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四枚目のカットですが、今回もなかなか面白い写真がしょっぱなから撮れたので、気を良くして場外市場を次なる獲物を探し、鵜の目鷹の目徘徊していたら、おそらくはマグロの解体ショーで使った残滓なのでしょうが、立派なクロマグロのお頭が店の前の発泡スチロールの箱の上に展示されていて、それを恐る恐る観察していた中国極小姐の様子が面白かったので反対側から一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、春は貝のシーズンなので、あちこちの店頭で即席浜焼きの如く、七輪やら、ガスグリル持ち出して金網の上でホタテやらハマグリ、アサリなどを焼いてそのまま食べさせていたのですが、なかなか口上が巧みなのか、いたいけな小姐が焼き手の兄さんの周りにたむろしていた露店があったので、ちょいと失礼、と様子を一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、場外市場西の端、市場との境界辺りにも店舗の長屋みたいな施設が在って、ちょうどその前の路上で、留学生と思しき中国からの学生さんとその家族が輪になって戦利品の論評会みたいなことを口角泡飛ばしていて、その中に掃き溜めに鶴とは良く云ったものでなかなか美形の小姐が一名いたので、近寄りざまに一閃浴びせたもの。

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七枚目のカットですが、ここも中国人ご一行様で賑わう場外市場西側の路上で、よほど日本人が珍しかったのか、じっと立ち尽くして行き交う人々の様子を観察していた中国人小々姐が一名いたので、声を掛けて一枚撮らせて貰ったもの。

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八枚目のカットですが、同じく場外市場西側の歩道上で、恋人と思しき男性から唐突なプロポーズでもされたのか、とても幸せそうな表情で買い食いの箸を手にしたまま、相手を見返すいたいけな小姐の表情がとても宜しかったので、通りざまに一閃浴びせたもの。

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九枚目のカットですが、場外市場には、何も鮮魚店とこのところ雨後の筍の勢いで増えてきた海鮮丼店ばかりでなく、老舗の域に達した厨房道具店もそこここに店を構えており、その中の包丁を商う刃物屋で自分の使う道具を品定めしながら店の様子を撮っていた西洋の料理人と思しき男性の姿を一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、そろそろ次の撮影地である月島方面に移動しようと、晴海通りに抜ける場外市場内を東西に貫く通りを歩いていたら、外人専門店みたいな昼呑みの角打ちみたいなお店の前で、バイキングの末裔みたいなマッチで怖そうなヲッサンが、やや年のいった美女を従え、昼酒を旨そうに煽っていたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、ここも場外市場東のエリア、晴海通りに近い辺りの鮮魚店の店頭で、珍しそうにタラバ蟹やら毛蟹を品定めする、金髪碧眼のご一行様各位の熱心なご様子を傍から一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、築地場外市場を後にして、一路月島を目指し、晴海通りを南下し、勝鬨橋の西側歩道を歩いていたら、北詰の動力室のトンネルをいたいけな極小姐と仲良しこよしで手を繋いだ若いヲヤヂさんが歩いてきたので、その微笑ましいお姿を一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、橋のちょうど真ん中に差し掛かった辺りで、運良く、水上バスのスーパースター?「ヒミコ」型二番艦の「ホタルナ」がやって来たので、築地市場のバースの前まで差し掛かるのを待って、築地市場の全景と「ホタルナ」そして東京タワーと来日外国人なら狂喜乱舞しそうな豪華三点セットで一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、勝鬨橋を渡り、月島エリアに入ってすぐの交差点を東方向、即ち進行方向左に進むと、大川に繋がった運河が在って、そこには釣り船やプレヂャーボートの類いがいつも係留されていて、両岸に植えられた木々の枝の葉の緑と遥か彼方に聳え立つ高層マンションとが水面に映るとなかなか面白い共演になるので、写真を撮るのですが、この日も曇天とは言え、水面に映る景色はなかなか凛として美しかったので一枚撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、銀座から2.5km圏内とはいえ、昔からの漁師町であり都心の下町でもある月島では、スカイツリー効果で、戦前の街並みがB29による爆撃以上に完膚なきまでに破壊されつつある向島地区より遥かに健全に保全されており、大通りから一本入るとこの通り、小津安二郎もアイゴ~と涙に咽びそうな状態で残っているので嬉しくて一枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、これも月島から佃島方面に向かって歩きながら覗いた、かつてスバルFF1000の旧車が置かれていた路地に咲く名も知らぬ南国の花のような植物をモチーフに辺りの雰囲気を撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、佃島手前の橋を新川方面とは反対の南側、つまり豊洲方面に渡って、晴海を通って、豊洲に出て、暫くはららぽーと敷地内の石川島播磨重工ドック跡の遺物などをモチーフに無辜の民の幸せそうな様子などを撮っていたのですが、ふと沖合に目を凝らしてみれば、何たるラッキーか、先ほどみた「ホタルナ」の一番艦である、「ヒミコ」が長年の風月に晒され、だいぶくたびれながらも精悍な装いでドック入りして来たので、その勇姿を捉えてみたもの。

今回の感想ですが、うーん、やっぱり英国の産業用レンズは40mmという、APS-Cで撮ると60mm換算のなかなかスナップでは難しい画角になってしまうのですが、慣れてしまうと、何撮っても、そこそこ画になってしまうので、面白い。また出物が有ったら買い込んで実写してみたいです。

さて次回、来週日曜日はGWの香港ツアーから新発見の撮影スポットからのレポートも含め二週に亘りお送りしますので、乞うご期待!!

  1. 2017/05/07(日) 19:13:23|
  2. Mマウント改造レンズ
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The greatest Samurai's parade in Kofu 2017②

さて、GWも残すところ丸一日とちょいになってしまいましたが、月末にアップ予定だった、甲府信玄公祭り2017後編をアップ致します。
本当はGW突入前にアップしてせいせいしたキブンで高跳びしたかったのですが、工房のインターネット接続インフラであるUQ-Wimaxがなかなか渋チンで、7GB使うと通信速度が一挙に2000分の一程度に低下し、実質的にテキストベースのメールの送受信くらいしか出来なくなってしまうカラクリで、先月は20日過ぎに容量を使い切ってしまったということで、更新したくとも、出来なかったということなのです。
とまぁ、つまらん内輪ネタはさておき、さっそく、甲府二日目の朝からの行程に沿って、実写結果を逐次見て参りましょう。
機材はカメラがX-Pro2、レンズが修理から上がったBoyer Saphier50mmf3.5による全コマ、絞り優先での開放撮影です。

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まず一枚目のカットですが、10時前にホテルに荷物を預け、14時過ぎの帰りのバスまで鬼の如くスナップをすべく、まずは、お城の本の丸南側の桜並木の下に飲食屋台が立ち並ぶ通りにやってきて、朝っぱらから豪勢に、宮城県からやってきた出店の牛タン串焼きを大量に買い込む小姐二名組の様子を斜め後ろから一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、昨日こちらに着いた時、お城の南側の堀際に聳え立つ石垣上の白壁にかかった桜の枝が見事だったことをふと思い出し、廓の南側にかかった堀を跨ぐ橋の上まで来て、西の方面のどんよりした花曇りの空を背景に入れて白壁に映える桜の様子を一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、堀に掛かる橋から南方面に伸びた通りにもところ狭しと飲食等の露店が軒を並べていたのですが、その途切れたところに植わっていた桜の木の下で、いたいけなローカル小姐二名が楽しそうに語らい合いながら、メールかなんか打っていたので、 声をかけてその様子を一枚撮らせて貰ったもの。

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四枚目のカットですが、橋の南側の通りの中ほどから本の丸方向を眺めてみると、花曇りの空の下、食べ物を調理する脂の煙が立ち上り、その合間に桜の花が咲き乱れるという、季節的でなかなか面白いシーンだったので、手ごろなカポーが通りがかったタイミングでシャッター切ってみたもの。

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五枚目のカットですが、雨も上がって、本の丸の天守閣下広場には、午後からの「子供武者行列」に参加するいたいけな童子各位の演者が集まり出してきたので、ここぞ書き入れ時とばかり、踵を返し、広場に足を踏み入れ、モデルさんを物色していたら、まさに左朴善のノリで老人と子供のポルカ状態が目に留まったので声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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六枚目のカットですが、続々と集まりつつある、行列の参加者の群れに目を向けると、毎年必ず居る、仲間内での我流チャンバラの仲間達を見つけたので、さっそく、小走りに近寄り、傍らの母親各位に向かって、東京から写真撮りに来たんで、一枚撮らせて、と声かけたら、さっそく鶴の一声、童子達にポーズを命じ、モデルさんにさせてくれたもの。

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七枚目のカットですが、そろそろ腹も減って来たので、帰る前にも必ず寄ることにしている「奥藤」本店へ向かおうと、再び本の丸南側の飲食店回廊を通りがかったら、革ジャンみたいなジャケットを小粋に着こなしたマダムが、豪快にベーコンだかを焼いて食わせるコーナーで嬉々として注文しているところに遭遇したので、その様子を一枚撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、駅前方向への近道かつ階段等の起伏の無いコースであるこの本の丸南側の回廊は何回か通りましたが、そこの桜の木の下で楽しそうに何かを食べている人間を撮っていなかったことに気づき、歩きざまにノーファインダーで一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、「奥藤」本店で毎年恒例の鳥もつ丼などを戴き、かなりの満足度で午後の撮影をスタートしたのですが、今回は駅北側広場でのイベントの画を拾っていなかったことを思い出し、そちらに足を運んだところ、朝からの雨で一旦取り外した神輿側面の提灯を、雨が上がったことから再装備している向こうで、腕を組み渋い顔をして仕事ぶりを眺めている棟梁のご尊顔が見えたので、提灯越しに一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、甲府駅北側線路伝いの時代考証がよく判らない、幕末から昭和初期?の建造物のレプリカを何となく並べてみました、という風情のエリアの全体像をとりあえず一枚撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、その駅北側のエリアに並ぶ土蔵とも石蔵ともつかない不可思議な、小樽辺りから借りてきて、とにかく配置してみましたという店舗利用の建造物の軒下になかなか風情あるランプとバケツ改造のオブヂェが飾ってあったので、至近距離で一枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、駅北側の時代考証不明の商業エリアの南側、即ち建物と線路の間には通路とちょっとした広場みたいなスペースがあり、各店舗とも趣向を凝らしたデスプレイを展示していましたが、生の啓翁桜みたいな花を生けてあったのがとてもきれいに見えたので、石造りの店舗を背景に一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、同じく駅北側の時代考証不明の商業エリアの東端から駅の北口方向に向けてシャター切ろうとしたら、ちょうど、いたいけな若いカポ-がエキストラ志願とでも言わんばかりに幸せそうに飄々と歩いてきたので、参加願ったもの。

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十四枚目のカットですが、食事をしている間に雨はすっかり上がり、いたいけな童子達が無粋な透明のビニール合羽を着込んでの武者行列とはならないようになって一安心、しかしもうバスの時間まで1時間を切ってしまったので、もしやと思い、天守閣跡に登ってみれば、見事ビンゴ、雲の切れ目から、一年に一度の旅人の見送りに出て来てくれたような富士の雄姿を撮ることが出来たもの。

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十五枚目のカットですが、天守閣跡西側の広場の南側の門の近くには一本の見事な枝垂れ桜が今を盛りにと咲き誇っており、毎年、その可憐な姿を撮っていたことを思い出し、天守閣台の石垣を背景に至近距離で、桜の枝を撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、無事、枝垂れ桜と天守閣台の石垣のカットも撮り終えたので帰ろうと思っていたら、いたいけな極小姐が後からついて来たオモニの制止も振り切り、今を盛りと咲き誇る枝垂れ桜の精にでも魅入られたか、はしゃいで樹の下を走り回っていたので、その嬉々とした様子を一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、やはり甲府信玄公祭りは良いものです、特に今回は出掛ける前に艱難辛苦の連続ではありましたが、その困難が大きい分以上に自分としては満足いく旅を終えられたと思いました。来年も、またその次の年も、体力と気力が続く限りお邪魔して、世界に発信し続けたいと思いました。

さて次回はGWの旅行前に今回、冒頭で活躍した久々の当工房製改造レンズのご紹介いきます、乞うご期待。
  1. 2017/05/06(土) 21:37:10|
  2. 旅写真
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The greatest Samurai's parade in Kofu 2017①

さて、今週のご紹介は、予告通り、先週末にお邪魔した、恒例の「甲府信玄公祭り2017」からハイライトを二週間に亘ってお送り致します。
まず恒例の、旅の行程についてざっとご説明致しますと、4月8日の土曜日の朝10時5分新宿バスターミナル発甲府駅前行の高速バスに乗ろうと、深川の自宅を早めに出て、9時半前にはバスターミナルに着いたのですが、信玄公祭りのためなのか、或いは週末の朝の特定時間帯が混んでいるのか判りませんが、何と次に席が取れる便が11時35分発で、これだと現地着予定が13時45分、当日の中央道の降雨を考えれば何某かの遅れを見込むのが妥当で、着いたらイの一番に食べようと思っていた「奥藤」本店の鳥もつ煮定食を食べ損なうリスクも高く、何事においても中途半端なことが貯金やポイント類の収集の類い同様に大嫌いな工房主はそのままやーめた!と雨の中、再び深川に戻ってしまうことも考えたのですが、宿の予約条件が理由の如何に関わらず、当日のキャンセルは50%のキャンセル料課金ということで、お祭りの晩でしかも駅横のホテル、工房主がキャンセルしたところで、どうせ飛び込みの客で埋まってしまうのにただキャンセル料払うのも金をドブに捨てるようなものなので、堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、断腸の思いでJR東日本の窓口に並び、10時4分発のあずさ号の臨時列車で現地入りすることとしたのです。
結果的には、この艱難辛苦の甲府への旅がこれまでにない素晴らしい旅をプレゼントしてくれたのですが・・・
では、さっそく土曜当日の足取りに沿って実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、特急あずさ号は12時前に予定通り甲府駅に着いたので、車中でサンドイッチを食べたこともあり、まだそれほど空腹でもなかったため、まず甲府城本の丸下のイベント広場へ出かけてみたら、居ました居ました、信玄公の遺徳を讃える創作ダンスイベントの出演者の小姐が、ステージが終わった後の心のゆとりか、家族で記念撮影なんかやっていたので、さっそく声を掛け、親兄弟各位の「えーさっきお父さんがカメラ向けた時と顔つきが全然違うヨwww」とか愉快な声援を受けながらポーズつけて貰い一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはUn-identified40mmf4.0modMによる開放、絞り優先AE撮影です。

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二枚目のカットですが、幸先良い撮影に気を良くして、広場をキョロキョロしながら歩いていたら、時間も時間だったため、ちょうどお弁当を使おうとしていた、創作ダンスの別の組の小姐三人組が目に付いたので、小走りに近寄って、ここでも卒爾ながら、と声掛けて、東京から今着いたとこ、とモデルさんをお願いして、お三方揃い踏みでハイポーズ!となったもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはUn-identified40mmf4.0modMによる開放、絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットですが、度重なるラッキーに気を良くして、朝のいっそやめてしまおうかという悲壮な心の揺らぎは何処へやら、いつもの勘働きで撮らせてくれそうな人達を周辺でスキャンしてみると、居ました居ました、桜の咲くお城の石垣をバックに一生懸命、腕を伸ばしてスマホンで二人の思ひ出の写真を撮ろうとしている小姐二名組が・・・ということでここでも小走りに近寄って、趣旨を説明の上、代わりにシャッター押して上げるからということで、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはUn-identified40mmf4.0modMによる開放、絞り優先AE撮影です。

_DSF4939.jpg
四枚目のカットですが、お堀の北側の塀の裏、つまり本の丸下の広場外縁の通路では、毎年、甲府在住ののミニ県人会みたいな人達が思い思いの郷土料理のテント出したりしているのですが、その盛り上げ役として、綾小路きみまろそっくりの道化師兼手回しオルゴール師を兼ねたヲヂサンが居て、毎年、挨拶がてらカメラを向けると、キテレツなポーズで歓迎してくれるのですが、今年は相当忙しいらしく、ファインダー覗いてる画面中を行ったり来たりしていて、ハィ適当に二枚目撮ってってね♪ということで、風船細工しながら歩いているところを一撃必殺戴いたもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはUn-identified40mmf4.0modMによる開放、絞り優先AE撮影です。

_DSF4950.jpg
五枚目のカットですが、お城のお堀に南北方向に掛かった橋を南側に渡って、食べ物屋台やら物販テントなどが立錐の余地なしの通りを抜けると、甲府宝石会館の面した通りに出るので、そろそろ昼飯の「奥藤本店」へ移動がてら、毎年恒例のミス宝石と準ミス宝石の小姐各位のポートレでも撮らせて貰おうと思い、宝石会館前を歩いていたら、いきなりお酒とかどうですか!?とか声を掛けられたので、まだお仕事中なので、気が向いたらと答えておいて、せっかくだから二人揃ってモデルさんになってよ!とお願いして一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはUn-identified40mmf4.0modMによる開放、絞り優先AE撮影です。

_DSF5026.jpg
六枚目のカットですが、宝石会館の南側でいつもミス宝石、準ミス宝石のお二方がイヤな顔ひとつせず、観光客の老若男女と一緒に記念撮影しているところへ来てみると、お二方は所用でお留守中、その代わりを等身大のハローキテイの着ぐるみが立派に勤めていたので、一、二枚挨拶代わりにスマホンで撮ってから、次なるターゲットの湖衣姫さまご一行のお姿でも撮らせて頂こうと屯所に足を運んだものの、待てど暮らせど姿を現さず、食事のあと、また根気良くやって来たら、毎年同じ場所で宿営している富士通のご一行がバスで賑やかにやって来たので、さっそく綺麗どころに声掛けて集まって貰い、記念撮影となったもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはUn-identified40mmf4.0modMによる開放、絞り優先AE撮影です。

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七枚目のカットですが、そうこうしているうちに湖衣姫さまご本尊は姿を現さなかったのですが、毎年、駄洒落ではないですが、むさくるしくなりがちな武者行列に一抹の清涼剤として彩を添える、女人の旅装束の方々が三名ほど現れ、お互いに衣装の細かいところを交代でチェックなんかしていて、その様子がまた何とはなしに楽しそうだったので、卒爾ながら、と声かけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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八枚目のカットですが、これも富士通の方々や湖衣姫さまご一行と同じ、宝石会館一階の通りに面した屋根付広場に集まってきた地元のグループの方々なのですが、何かこれから仮装パーティに出掛ける高校生のノリで楽しそうにケラケラ笑い転げながら、出陣の準備なんかやってたので、これも小走りに近寄り、卒爾ながら、とお集まりいただき、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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九枚目のカットですが、本の丸下のイベント広場でもまた人が入れ替わり、また面白い画が撮れないかなと思って、宝石会館前を通り過ぎ、再び城址公園へとつながる道を歩き始めたら、少し離れた前方に、鎧装束のお侍さんとその同僚の女侍の小姐がビールなんか呑みながら、楽しそうにお城方向へ向かって歩いていたので、卒爾ながらと呼び止め、お二方揃ってモデルさんになって貰ったもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十枚目のカットですが、先ほど通った、お堀を南北に渡る橋に続く道に入った辺りで本の丸下のイベント広場で信玄公を偲ぶパフォーマンス大会に出場したと思しき中学生くらいの小姐二人が「腹減っちったよなぁ、あんなチンケな弁当と茶ぢゃ足りないよなぁ・・・」などと処遇への不満を口にしながら、買い食いを何処でしようかと物販テントを覗きながら歩いていたので後をつけ、桜がきれいな辺りで後ろから一枚戴いてみたもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十一枚目のカットですが、満開の桜が両側に咲き誇る、そのお城南側の物販ストリートをずっとお城方面へと歩き、ちょうどお堀の外周道路の手前辺りで、いたいけな極小姐を肩車して何か乳幼児向けの流行り歌なんか口ずさんであやしていた若いヲヤヂさんがいたので、桜が満開の通りをバックに背後から一枚戴いてみたもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、このお爺さんの紙芝居屋さんも、先の綾小路きみまろ酷似系の道化師のヲヂサンと同様、この信玄公祭りでは常連メンバーで、多少、店開きの場所こそ違え、だいたい毎年同じような辺りで自転車の荷台に載せた紙芝居を一点当たり100円の駄菓子を買ってくれたよゐこ相手に上演するのですが、よくよく冷静に考えてみれば、この諸色高騰のご時世に一個100円かそこらの駄菓子が10個、20個売れたところで生活費になろう筈もないので、やはりこれは甲府市ないし、祭り実行委員会から何らかの補助を貰っての集客イベントと考えた方が良いのだろう、とか思いながら、はしゃぐ極小姐を撮ってみたもの、
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、お堀に掛かった橋を渡って、本の丸下のイベント広場に戻って見ましたが、ステージの上で思い思いのお揃いの装束に身を固めた小姐のグループが信玄公を偲ぶ大胆なダンスというかパフォーマンスを繰り広げており、さすがにステージ下には椅子が置かれていて自由に歩き回り、至近距離に歩み寄って演者を撮るなどというマネは出来そうにありませんでしたから、おのずと出演前後を狙うしかなく、ちょうど桜の下で自撮りやってた小姐二名が居たので、声かけて撮らせて貰ったもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

_DSF5076.jpg
十四枚目のカットですが、夕刻からの武者行列の出陣前の様子を狙うのを毎年の楽しみとしていますが、ちょう15時過ぎに駅前のファミレスへとお茶しに移動していた道すがら、駅前の通りに面した広めの駐車場内で、出陣前の腹ごしらえとばかり、自陣営のケータリングみたいな食事を楽し気に頬張っていた小姐武者のグループが目に留まったので、小走りに近寄って、出演交渉し、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはS-Nikkor35mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

_DSF5092.jpg
十五枚目のカットですが、お茶の時間を終え、お城と駅の間に位置する宿にチェッキンし、夜間戦闘用の必殺兵器f1.2の単玉を装着したカメラ一台のみ身に着けて、昨年の実績から見当をつけていた、宿の東側の城の稲荷櫓方面からの下り坂で張ることとしたのですが、どういうわけか、交通整理を担当しておられた実行委員会の方が、ここで撮ってもイイよ、と立ち入り禁止ロープの内側の場所を与えて戴いたので嬉々として、まず先走り的にやって来た異国の小姐侍の姿を撮ってみたもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはCosina55mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

_DSF5095.jpg
十六枚目のカットですが、出陣前には屯所が判らず、オフカットを撮ることが出来なかった旅装束の小姐ご一行さまが続々と目の前を通り過ぎて行ったので、これも絶好の撮影ポジションに感謝しつつ、シャッター押し続けたうちのベストショットの一枚。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはCosina55mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

_DSF5206.jpg
十七枚目のカットですが、各隊とも工房主の目の前の辺りで適宜停まって、世話役の方のメガホン経由の号令とともに、観客へのアッピールと仲間内での士気高揚を目的として、思い思いのポ-ズ、鳴り物で鬨の声を上げるのですが、殆ど全て撮った中でも最も躍動感に溢れるゼスチャで盛り上がりを見せてくれた組のもの。
カメラはFujifilm X-Pro2、レンズはCosina55mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

さて次回は甲府信玄公祭り後編として、翌日曜日のメインイベントである「こども武者行列」の出発前のオフカット中心にお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2017/04/16(日) 19:25:20|
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charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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