深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Prompt like wind, silent like forests and aggressive like fire, stable like mountaines~信玄公祭'18~

さて、今週のご紹介は予告通り、今年のお祭りシーズンの嚆矢、しかもお祭り撮影だけぢゃなく、温泉と旨いものとお酒もついてくるという、工房主にとっては、まさに春の到来にも近いイベントで、ここ6~7年間、毎年通っている「甲府市 信玄公祭り2018」からのレポートをお送り致します。
まずは初めに今回の行程のあらましから。
イベント自体は4/6~8の金、土、日の三日間開催されているのですが、やはり見せ場は中日であるど土曜日のギネス記録にも載っているという世界最大級の武者行列で、武者行列は日本しかないから、に日本一が世界一ぢゃね!?とかいう無粋な突っ込みは無しにして、今回も"風林火山"のそれぞれの文字に因んだ6組の武将の組+湖衣姫隊、三条夫人隊、大井夫人隊と30組近い戦国時代の衣装を身に纏った人々が目の前を通り過ぎていくさまは、もはや感動以外の何物でもなく、心から喝采を送りたい気持ちになります。
現地には、土曜のお昼過ぎに着くバスで甲府駅に到着、まず帰りのバスの切符を押さえてから、恒例の「奥藤本店」で「鳥もつ煮」と「手打ち蕎麦」、そして「たらの芽の天婦羅」を戴き、しかるのち、駅北口徒歩2分と謳う目の前の宿にチェッキンし、機材を持ってお祭りで賑やかな駅周辺まで出かけ、北口のイベント広場で何枚か撮ったあと、パレード前の屯所が点在する大通り方面に出掛け、写真撮りながら、振る舞い酒なんか貰って、15時半過ぎまで撮り続け、いったんお茶タイムを挟み、盆地のことですから、陽が傾き出すと暗くなるのも釣瓶落としなので、玉をf1.2クラスのハイスピードのものに換装し、そのままパレードの最後まで撮り続けたのが土曜日。
翌日曜日には、宿に荷物を預かって貰って10時前にチェッカウトし、しかるのち、昨日は14時からへ閉鎖されていた甲府城址に北口お祭り広場経由向かい、そこで出番待ちではしゃいでいたいたいけな童子侍、極小姐腰元各位の姿を撮って歩き、適当なところで切り上げてランチ、14時かっきりのバスでまた新宿に戻ったというのが二日目の行程。
では、二日間の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。
カメラはX-Pro2、レンズは1~8枚目までがM-Rokkor40mmf2.0、9~15枚目までがEBC-Fujinon50mmf1.2、16~17枚目がTessar35mmf3.5改Mによる全コマ開放、絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、北口に面した宿から駅に向かおうとして広場に目をやると、居た、居た、居ました・・・コスプレ、もとい戦国時代の衣装に身を固めた集団が賑やかに場を盛り上げているのがて手に取るように判ったので、はやる心を抑え、ダッシュで駆け寄ると、どうやら、ゲストでやって来ていた仙台観光協会の回し者?「伊達おもてなし隊」の面々だったらしく、今日最初の撮影だよ、とか云ったら、信玄公のお祭りなのに申し訳ないですなぁ・・・とか云いながら快くモデルさんになってくれたもの。

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二枚目のカットですが、遠来の政宗様ご一行に鄭重にお礼を述べ辞して直後、あろうことか、鎧兜に身を固めた異人の偉丈夫が退屈そうに伸びをしたあと、あくびなんかしてたので、なんじゃこのヲッサンとか思って近寄ってみれば、同僚?の白人女性も足軽の恰好であくびなんかしてるので、ここは一計、二人して表に引っ張り出して、注文つけて2カットばかり撮ったら、通りがかりのシャイな観光客やら、亀爺、亀婆があたかも生者を見つけたアンデッドの群れのように集まってきて、我も我もと撮影を始めてしまい、退屈しのぎをさせて上げましたという一枚。

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三枚目のカットですが、今年も幸先良いスタートを切れたので、いつも通り、甲府城址の廓内でパレード前のお侍さんやら腰元衆でも撮らせて貰おうと足を運んだら、たった5分の差で、パレード準備のたため、「城郭内関係者以外立入り禁止」になっていて、仕方なく、県庁裏経由、市役所方面の屯所を回ろうと作戦変更し、県庁の敷地に近づいたところで、これまた異人さんのお侍二名を発見、交渉して県庁をバックに一枚撮らせて貰ったもの。

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四枚目のカットですが、県庁裏のちょっとした広場では幾つかのグループが宵の口からのパレードに向けて、準備やらブリーフィングやら色々とやっていたので、その合間を縫って、これは!と思うモデルさんを物色していたら、本来ならブリーチしたウルフカットに金属製のトゲトゲとかチェーンの着いた黒レザーの衣装の方が似合いそうな、なかなかクールビューティーの白人にいきなり鉢合わせししたので、交渉の末、モデルさんになって貰ったもの。

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五枚目のカットですが、同じく県庁裏の広場でヲヤヂさんはお侍様、娘さんは、腰元衆の衣装に身をか固めていて、なかなか雰囲気が出ていたので、卒爾ながらと声をかけ、怪しいもんぢゃないので、ブログやFacebookでこのイベント紹介するからお二人一緒に撮らせて、とお願いしたところ、一瞬、怪訝そうな顔をされたので、路上でFacebookの自己紹介ページ見て貰い、やっと納得してモデルさんになっても貰ったもの。

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六枚目のカットですが、思わぬ成果に気を良くし、県庁裏を後にして、次なる目的地である市役所建物下のオープンスペースに向かってみると、これまたラッキーなことに今年は、ミス信玄公祭りでもある「湖衣姫」役の小姐がお付きの小姐二名と共に写真撮影を前提とした屯所の床几に腰掛けていたので、ウケを狙い「深川から来たしがない瓦版屋でさぁ♪」とか冗談交じりで撮影の申し入れしたら、一瞬驚いたような表情の後、破顔して快諾、お付きの方を従えての華やかながら堂々の一枚となったもの。

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七枚目のカットですが、同じく市役所下の吹き抜けのスペースには富士通さんを始め、毎年、複数の武将隊が文字通り陣取っていたので色々と物色していたら、甲府市役所隊に属するという白人女性二名が目に留まったので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、同じく市役所の周辺の路上にも各武将のグループが何となく集結しているところが幾つか在って、パナソニック隊に属するらしい、いたいけな小姐足軽、今風に云えば「足ガール」の面々が出発前の寸暇を惜しんで井戸端会議ならぬ、まさに足ガールズトークに没頭していたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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九枚目のカットですが、駅至近のジョナサンでのお茶&糖分補給の後、レンズを明るいものに換えて、週始めまではかなりの高確率での降雨が予想されていたこともあり、例年に比べ人出が今ひとつの感有りの沿道の見物の列に加わることとし、武者行列本番前のアトラクションとして供された小渕沢乗馬クラブの有志による騎馬パレードで回ってきた小姐騎馬武者の姿を撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、陽が暮れかけ、気温が急に下がりつつある路上で待つこと1時間弱、やっと武者行列の開始、初めに近い、"風"の何番隊だったか忘れましたが、年端もいかないいたいけな白人少年が背をピンと伸ばし、やや緊張した面持ちで異国の古のお祭りの栄えある騎手を務めている姿に感じ入って1枚戴いたもの。

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十一枚目のカットですが、写真的には一番見栄えがして、コンテスト等にも一番応募件数が多いという、三条夫人隊のお女中衆の衣装に身を包んだ小姐達の一行がやって来たので、先ほどまでは雑談にうち興じていた左右の亀爺、亀婆達も臨戦モードにシフトし、やたらシャッター切る音やフラッシュが焚かれる中で撮った数枚のうちの一枚。

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十二枚目のカットですが、武者行列の合間に各有名女性達の華やかなパレードがお口直し代わり?に行われるようなのですが、今回の見せ場のひとつは、三条夫人隊の直後を固めていたのは、勇壮な鎧胴装束に鉢巻姿の女性武者の一群で、先頭女性の凛々しい表情に惹かれるものがあり、女中姿の撮影結果の確認もそこそこに慌ててカメラを構え直して撮ったもの。

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十三枚目のカットですが、この武者行列の凄いところは、徒歩のみならず、隊の親分である有名武将役の人間は、役人であろうと、堅気のサラリーマンであろうと、乗馬しての参加を求められ、轡取りは、万が一の時の収拾役も兼ねた乗馬クラブの係員諸氏が行ったようですが、なかなか堂々とした騎乗の武者ぶりで、この付け髭の武将役もどこぞやの会社の部長さんだそうですが、余裕こいて手なんか降ってたので、感心して一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、時代考証という観点からは完全にアウトですが、武者行列のメンバーにはひ昼間、屯所で写真撮らせて貰ったように、小姐の鎧胴姿の武者もかなりの数が参加しており、それが、きちんと髷を結うでなく、ポニーテールやひっつめ髪のまま行進していくので、首を振るたびに髪が揺れる様がなかなか趣きあったので、通り過ぎざまに一枚撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、翌日曜日も朝から天気は快晴、やっぱり日頃の行いは大切なんだな・・・とか殆ど雨に祟られた昨年末の台北旅行はさておき、すっかり"ハイパー晴れ男"の面目躍如のキブンで、宿を後にし、まず向かったのが昨日同様、駅の北口広場で、そこでは見るべきものもなく、次に駅の北側に復興、再建された大手門の遺構に足を運び、今まで中に入ったことも無かったのですが、また4月から奉公先の会社の仕事がそっち系になったので、城郭建築に関する勉強でもしようと思い、大手門二階のミニ展示場に足を踏み入れたら、係のヲヂサンに「展望台から外眺めると綺麗だよ」と教えて貰ったので、初めてテラスに登って、大手門下でまだ残っていた太白桜も入れ、鐘撞堂、稲荷櫓方面を撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、大手門を後にして、係員のヲジサンお勧め、という夢小路経由、甲府城址の城郭に足を踏み入れたら、枝垂れ桜や、八重桜が咲き誇る中、芝生の上でいたいけな武者姿の童子達が、無邪気にチャンバラごっこなんか楽しんでいたので、ちょうど、塀をバックに高いところで、迫真の演武をやっている童子達がいたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、チャンバラごっこの童子達に礼を述べて別れ、次なるモデルさんを探してほ本の丸下の自由広場を訪れてみたら、時間も時間、ちょうどお昼時に差し掛かっていたので、まさに「「腹が減ったら戦は出来ぬ!」ではないですが、芝生の上のあちこちでお弁当遣っていたグループがめ目に留まったので、鷹揚そうな保護者の見守る座に足を運び、お昼食べてるとこ、一枚撮らしてね♪と声かけたら、「ハィ撮ってくれるんだから、ちゃんとカメラの方見てね」とか親御さんが後は仕切ってくれたので、有難く撮らせて戴いたもの。

今回の感想ですが、いやはや、甲府は良いところです、今年も益々そう感じました。確かに新宿からで電車やバスで2時間はかかりますが、旨いもの、温泉、富士山をはじめとした佳き景色、そして何よりも街の老若男女各位がそれぞれの立場で、おもてなしというものを良く判っていらっしゃる・・・来年も万障繰り合わせてお邪魔致します(笑)

さて、次回のご紹介は、これまた時代物でゲップ出そうですが、昨日、浅草は吉原周辺で行われた「浅草裏一葉桜まつり」の花魁行列とその周辺を、時空を歪ませるが如きクセ玉で撮影して来ましたのでレポートしたいと思います、乞うご期待!!
  1. 2018/04/15(日) 17:28:59|
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Going back to Hanoi'18 ②

さて、今週のご紹介は予告通り、3月下旬に2年ぶりに出掛けたハノイ、滞在三日目に中距離列車に揺られて訪問した哀愁?の港町ハイフォンからのカット、そして飛行機に乗って帰る当日の夕刻まで撮ったハノイの休日の街の様子をお送りします。
まずは恒例の簡単な行程ですが、滞在二日目にハイフォンまでの往復切符は旧市街の北の外れに位置するロンビエン駅まで写真撮りついでに出掛けて行って入手していたので、翌三日目は余裕こいて、9時20分の列車乗るのに宿を8時半過ぎには出て、旧市街を北に縦断しながらスナップしてロンビエン駅に向かい、だいぶ早く着きましたが、列車はここが始発ですから既に停車していたので、中に入って発車を待ち、3時間弱の12時過ぎにハイフォン駅に到着、前回の失敗を教訓に駅から真っ直ぐの道には行かず、前もって調べておいた古刹めがけて旧市街を通りながらスナップすることとしたのです。
当日は無事に目的地?の古刹へ辿り着き、しばし時間を潰したのち、またもと来た道と若干ルート変更しつつ、駅へ戻りがてらスナップしたり、カフェでお茶したりして、18時ちょうど発の列車に乗って、ハノイまで戻ったという次第。
で、最終日24日は朝、11時前に宿をチェックアウトし、19時頃に引き取りに来るんで、荷物預かっててね、ということで、カメラバックのみ持って街へ出て、まずは到着した時に通って気になっていた、書店街へまた舞い戻り、そこで何枚か撮ったあと、86番バスのルートを辿るようにオペラハウスを目指し、その途中でこれまで気づかなかった比較的大きなローカルデパートやら、歴史博物館、そして今回は嬉しい偶然とも云えた「日越国交樹立45周年記念」のイベントで少なくとも日本に何らかの関心は有るハノイ市民が充満する場でかなり友好ムードで写真撮れたのでした。
では、さっそく二日間の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。
カメラは1~12枚目までがFuji X-Pro2、13~17枚目までがLeica M(TIPO240)、レンズは1~5枚目までがApo-Componon40mmf2.8改M、6~12枚目がBiogon25mmf2.8ZM、13~17枚目までがUltron35mmf1.7VM Classicによる全コマ開放、絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、宿から出て、ロンビエン駅に向かうルートは実は宿の目の前の交通量の多い大通りを真っ直ぐ歩けばすぐに旧市街の北のどん詰まりに出て、高架伝いに歩けば、ほどなくロンビエン駅に到達するのですが、それでは道すがら写真を撮る目的が達せられないので、わざと遠回りすべく、まずはホアンキエム湖経由とすべく、大聖堂に面した通りに繋がる路地を通りざまに撮った一枚。

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二枚目のカットですが、湖の周回道路に出る前の路上で、果物の行商のアヂュモニの自転車の周りで、悠々自適に朝飯なんか食べてる、当のアヂュモニをさておき、自転車荷台のバナナをはじめとした果物の品定めなんかをやってる雰囲気の近所のヲヂサン、ヲヴァサンの眼つきが面白かったので通りざまに撮った一枚。

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三枚目のカットですが、若いオモニと色白の極小姐が商店の軒先で遅めの朝飯なんか食べてたので、こ声かけて撮らせて貰ったのですが、肝心の極小姐の方は、オモニがなんど、写真撮って貰うんだから、ヲヂサンの方向いて笑って、と諭しても、我が心ここに在らずという雰囲気だったので、必死に笑顔を見せてくれるオモニへのサービスも込めて撮った一枚。

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四枚目のカットですが、、旧市街は36通りを北に上り、遂にロンビエン駅もほど近いドンスアン市場が見える辺りまで辿り着いたので、よくよく考えて見れば、同市場の建物の全景図とか周囲の雰囲気とか撮ったこと無かったな、と思い直して撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、ドンスアン市場を中心とするエリアは路上マーケットが繰り広げられており、この朝の時間はまさに書き入れ時であると同時にオモニ、アヂュモニ連中が買い物を口実に集まっちゃ、情報交換ならぬ、井戸端会議に血道を上げる頃合いなので、どこもかしこも小さな商店やら、路上に広げられた行商の露店などを囲んで、歓談に打ち興じていたので、いちおう、声かけて、こっちもロクすっぽ見ないでうんうん頷いたので、ぢゃ遠慮なくと1枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、ほどなくロンビエン駅に到着、既に入線していた列車の特等席に着き、定刻通り発車、造りはベトナム戦争直後のソ連という古めかしい車両でしたが、客車内は入念にリノベされていて快適な旅も、ほぼオンスケの12時過ぎに終点ハイフォン駅に着いたので、ホームに降り立ち、駅舎に向かって歩きながら構内の様子を撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、前回のハイフォン初訪問は二つの致命的なミスを犯していて、そのひとつが滞在時間がランチ込みの2時間程度だったということ、二つ目は旧市街の位置を全く調べずに出かけてしまったことだったので、今回は入念に調べておいて、前回とは90度異なる方角に歩き出したのですが、行けども行けども、ハノイの目抜き通りとあまり変わらない商店街なので、どうしようかいなとか思った時に目の前の路上で消防車の模型で燃えさしに水かけて火消しごっこしている童子が居たので声かけて撮らせて貰ったもの。

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八枚目のカットですが、不安を水に流したのが効いたのか、ほどなく、ローカル市場街の入り口が目に留まり、そこに入って行くと、オモニ、アヂュモニ達が輪になって椅子に座り、ピーチクパーチクとさ囀りながら元気に貝の殻むきなんかやってたので、声かけてその様子を撮らせて貰ったもの。

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九枚目のカットですが、前回と比べて時間的なゆとりが有るせいか、今回はなかなか良い案配に調子が出て来て、市場通りの端が面した一本北の大通りを西に向かって歩いて行ったら、公園みたいなところで何かのイベントのセッティングやってて、英語で日本との友好何たら書いてあったので眺めていたら、いきなりアオザイ姿の大年増のアガシ二名に囲まれて、オニイサン日本人でしょ、ベトナムの美女撮りたいででしょ、ほらほら遠慮しないで!とかそこそこ流暢な英語で話し掛けられたので、やや怖気づきながらも有難く一枚戴いたもの。

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十枚目のカットですが、日越友好イベント会場でのサービス精神旺盛な年長のアガシ二名の熱烈歓迎に心より謝意を伝え、その場を後にして、歩くこと約15分、偶然とは言いながら蟹うどんの名店に遭遇し、そこで極上ランチを戴いてからまた30分も歩いて、目的地の名刹に何とか辿り着き、そこでふ風景撮ったり、英語が通じそうな観光客と雑談したりして時間潰し、16時半も過ぎてからまた来た道を戻り、駅を目指すことしたのですが、途中でルート変更し、駅の南に出る大通りを歩いている時に壁画の在る建物のアンダーパスを自転車が通り抜ける瞬間を捉えてみたもの。

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十一枚目のカットですが、ハイフォン駅の近くまで来たら、やはり路上で店を広げる簡易飲食店のような場所で、思い思いの椅子に腰掛け、屈託ない笑顔で歓談にうち興じる、オモニ、アヂュモニ達の姿が目に留まったので、声かけて、一枚撮らせて貰ったもの。

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十二枚目のカットですが、駅近くまで辿り着いたのが17時ちょい過ぎ、まだまだ時間ありますから、比較的チェーン店っぽいカフェなら英語メヌーも有るだろうと見当付け、入ろうかいなと店の前まで来たら、二人乗りのスクーター後ろ席、リラックマのピンクのヘルメットをかぶった、なかなかの美形の小姐と目が合ったら笑顔を向けてくれたので、蛮勇を奮って声を掛け、カレシもろとも一枚撮らせて貰ったもの。

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十三枚目のカットですが、翌24日、この日の深夜、日付が変わった0時50分発のヴェトナム航空の便でまた成田に戻らねばならないですが、空港には22時に着けば余裕なので、少なくとも夕方くらいまでは思う存分市内スナップが出来るので、宿に荷物預けて、書店街経由、オペラハウスへ向かうこととし、ホテル前の通りを歩き、駅方面へと繋がる大通りと交差する手前辺りで撮ってみたハノイの朝の街角風景。

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十四枚目のカットですが、東西を走る大通りをそのままホアンキエム湖の南方向に歩いて行けば、ほどなくオペラハウスに到達するのですが、その手前に、今まで気づかなかったローカルデパートがあり、しかも、この日は日曜だったためか、かなり大規模な歩行者天国やってて、民族衣装であるアオザイを纏った老若男女が行き交っていたので、デパートを背景に一枚撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、デパート経由、オペラハウスには到着しましたが、あいにく、この日はイベント準備の都合とやらで、中を見せて貰えなかったため、仕方なく、外観だけ眺めて、次なる目的地、歴史博物館へと向かったのですが、ここも、さすが共産主義国家、ちゃんと昼休憩が定められていて、13時半まで中には入れて貰えないとのことだったので、仕方なく、こちらもランチしてから戻ってこようと、勝手知ったるホアンキエム湖~大聖堂周辺のエリアでランチとろうと思い、歩き出した時にやってきた輪タク軍団を撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、ランチ後、無事、歴史博物館の見学を行うことが出来、ヴェトナムも侵略を受けるまではなかなかの文化水準の高い国だったことに改めて気付かされ、逆にこれはまた将来のの伸び代も有る国ではと勝手に思って嬉しくなり、歩行者天国でもうちょい画を拾おうと戻った矢先に目の前を戦車のミニカーで勇壮に駆け抜けるいたいけな童子達の姿が目に留まったので反射的に撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、歩行者天国も飽きたのでホアンキエム湖周辺のイベントでも撮ろうかいなと周遊歩道を歩き出したら、なかなか美形の白人小姐が、ヲヂサン、それライカ?なかなかクールだよね、撮りっこしない、とか悪戯っぽく話し掛けてきたので、まずは拙者から、とかカメラ向けたら、あ相手も同時に構えて、撮りっこってこういうことよ、とかお互いにヘンな写真撮ったというお話。

今回の感想ですが、いやはや、今回で3回目だったと思いますが、狭いハノイの旧市街ですら、新発見のエリアや施設あり、列車旅のハイフォンも初回の手痛い失敗を補って余りある楽しい小旅行だったので、早くも、またハノイに旅するのが楽しみになって来ました。

さて次回は、4/7、8と泊りがけで出掛けてきた信玄公祭り2018からお送り致します、乞うご期待!!

  1. 2018/04/08(日) 21:51:51|
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Going back to Hanoi'18 ①

さて、今週のご紹介は予告通り、二週間のスキップののち、3/21から24まで二年ぶりに出掛けていたハノイから、新相棒のLeica M(TIPO240)とこれまでの主力機X-Pro2による街の様子や出会いを二週に亘ってお送りします。
まず、簡単な行程紹介ですが、3/21(水)の10時成田国際空港発のベトナム航空機で14時半過ぎにハノイ郊外のノイバイ国際空港に入り、そこから欧米のバックパッカー達の間では既に有名になった"86番"バスで市内に移動、しかるのち、地図上では今回の宿に最も近い筈のメリアホテル前のバス停でげ下車し、簡単な地図と今回で4回目ということもあって、旧市街地の土地勘はそこそこありますから、えいやっと見当を付けて歩くこと30分弱で、何とか無事に宿に着き、チェッキンし、荷物置いてから、日暮れまで旧市街をスナップして歩いたのが初日。
そして翌日は、ホテルで出される朝飯食べたあと、滞在三日目に予定していたハイフォン往復のための鉄道キップ購入のため、ロンビエン駅まで歩きながらスナップ、お昼をまたホテルそばの何回か使ったことあるローカルレストランで食べてから、旧市街地と新市街地の境目辺りにある、戦争博物館を久々に見学したかったので、途中、線路沿いに暮らす人達の様子をスナップしながら博物館まで歩いて移動、見学後、隣接する史跡も見たかったので、どんどん北上するも入場ゲート見つからず、仕方なく、東西を走る幹線道路との交差点に建つアーミーホテルでお茶して、いったん宿に戻り、一休みしてから、ば晩飯兼ねて夜景スナップに出掛けたのが二日目、といったところです。
では、当日の行程に沿って実写結果を見て参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズは1~9枚目がVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph. classic、10~17枚目が、Leitz Elmarit28mmf2.8三代目、撮影条件は全コマ開放による絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、空港からのバスを降りて、だいたいの方角の検討をつけて歩き出し、たぶん前の常宿の在ったエリアだろうと、北へ抜ける道を探していたら、つい最近出来たであろう、歩行者オンリーの散歩道の両側に本屋が建ち並ぶ、なかなか雰囲気のイイ小径を発見、そこを通り抜けようと思ったら、あちこちに据え付けられたベンチで若い人々や家族連れが歓談に打ち興じていたので、宿についてから撮影開始のつもりだったのを、すぐにカメラを取り出し、手近な女子大生コンビと交渉してモデルさんになって貰ったもの。

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二枚目のカットですが、書店街?を通り抜け、北西方向に進んで行くと見慣れたホエンキエム湖~ハノイ大聖堂周辺の雑多なエリアに近づいたことを思い出し、急に懐かしさと、安堵感がこみ上げ、速足だったのが、だいぶ、周囲を見渡す余裕も出来、通りに面した食堂の軒先のテーブルで細工物に夢中の兄妹が目に留まったので、傍らの主婦連?で歓談に打ち興じていたオモニに声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、さて、宿に無事チェッキンし、荷物を置き、カメラ一台と財布、パスポート、スマホンだけという超軽装備で旧市街のスナップに出掛けて早々、これまでの常宿と今回の宿とは100m程度しか離れていないので、路地の隅々まで知り尽したエリアですから、撮影ポイントは熟知しているので、白人旅行客がたむろする安宿街を流していたら、路上で寛いでいたうちのサングラスお男が目ざとくライカに反応して、ヘイ!みミスター!とか声かけてきたので、なーに!?と返事したら、二人撮っておくれよ!ということだったのので、ぢゃいくよ、と一枚戴いたもの。

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四枚目のカットですが、まさに連鎖反応とはこのことで、二人と軽くジョークのジャブをかまし合い、お勧めの安レストランの情報交換なんかして別れたら、その斜め向かいのカフェで一部始終を見ていた白人カポーの兄ちゃんの方が、日本から写真撮りに来たカメラマンなら、我も撮っておくれよ、といいうことで、奥からなかなか眉目麗しい恋人を呼び出し、二人で決めポーズとって貰い、1枚撮ってみみたもの。

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五枚目のカットですが、路地から抜け、大聖堂に面したそこそこ通行量の多い通りを、まずは夕暮れのロンビエン鉄橋を撮る目的で、市場通りを抜けながらそこも撮ろうと考えて、ホアンキエム湖方面へと北東に歩き出したのですが、何せ二年ぶりのハノイ、同じようなバイクの量でも、上海、北京、そして台北では曲がりなりにも信号は機能し、交通整理の警官も居て、更には交通マナーという概念はそこそこ根付いていますが、ここではそんな甘っちょろい枠組みなどはなから存在せず、弱肉強食、早い者勝ちの交通戦争を動体視力と反射神経、そして動物的な勘で乗り越えないと道路の向こうのコンビニに水買いに行くのにも半日かかってしまいそうな状況なので、なかなかリズムに乗れず、ただ茫然と行き交うバイクの群れを撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、やっと道を渡る間合いを掴み、時には先を行く現地人や白人バックパッカー達と臨時の護送船団を組んで渡ったり、或いは大胆にも家族を渡らせようと体を張って流れを停めようとしている家族連れ白人の父親の横を堂々とすり抜けたりと、臨機応変、融通無碍に道を歩くすべをた体得し、辿り着いたのがホアンキエム湖の周回道路、ふと、とある木陰に目をやると、桃井かをりの若い頃みたいな雰囲気のローカル小姐が店舗前の樹に繋がれたままの食用犬?チャウチャウの頭を撫でながら、何か話しかけていたので、卒爾ながら、と声かけて横から一枚撮らせて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、撮影に協力してくれたお礼にスマホンの中にしまってある故愛犬のチョコラブの写真なんか見せて上げて、ぢゃね~日本に来たら、寿司屋くらい連れてって上げるからね、とか調子良いこと言って別れ、また北東方向に向かって歩いていたら、何と店舗の店頭の台みたいなとこところにコッカスパニエルの老犬が所在なく横たわっていて、通りを眺めていたので、近づいてみたら、尻尾を振って喜ぶでなし、一瞥してまた目を伏せてしまったので、そのどことなく厭世的な哲学者みたいな様子を至近距離で一枚戴いたもの。

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八枚目のカットですが、やっとホアンキエム湖が木立越しに見える辺りまで来て、売店前の木陰のベンチに若いオモニがいたいけな赤子とともに座っていて、マンゴーかなんかの皮剥いたヤツを食べさせていたので、え!凄い離乳食だな・・・とか思いガン見していたら目が合ってしまったので、バツが悪いこともあり、笑顔で写真撮らせてねとか声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

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九枚目のカットですが、ホアンキエム湖の周回道路から、ロンビエン駅に向かうには北へ登らねばならならないのですが、これもルートは多数ありましたが、職人街である「36通り」を縦貫する通りをめメインに面白そうな横道があればそこを適宜覗いて撮ろうと思い、湖北のロータリーから渡って早々、如何にも夕暮れのハノイらしい景色が目の前に広がったので、思わず足を止め、一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、翌3/22の木曜日、まずはロンビエン駅に切符買いに行かねばならないので、手作り感満載、心尽くしの朝食を宿で戴いてから、大聖堂の横まで来てみると、白人バックパッカー達が手に手にカメラを持って小走りに聖堂正面に向かって駆けて行くので何事かと思えば、その日は大安吉日ででもあったのか、朝っぱらから結婚式なんかやってて、古めかしい大聖堂と背の高いしん新郎新婦の組み合わせがなかなか画になるようで、みんな記念に写真を撮りに来ていたらしく、混ぜて貰って一枚戴いたもの。

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十一枚目のカットですが、新郎新婦への祝辞への街からの返礼なのか、教会から湖の周回道路へ繋がる通りに出たとたん、戸田恵梨香の若いころそっくりのいたいけなローカル小姐が、いかにも若いころは聞かん気だったかのようなスピッツの老犬を大事そうに抱えて歩いていたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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十二枚目のカットですが、ホアンキエム湖の周回道路の更に内側にある、歩行者専用の遊歩道でモデルさんを探してフラフラと歩いていたら、なんとLeica M9や日本製のフィルムカメラを提げた4~5名のカメ女子連に遭遇、工房主のM(TIPO240)を目ざとく見つけ話し掛けてきたリーダー格の小姐とお互いに撮りっこしたこちら側のカット。

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十三枚目のカットですが、湖の北側ロータリーを抜け、「36通り」からドンスアン市場周辺の路上まーマーケットを過ぎて、ロンビエン駅のすぐ近くまで来た辺りの商店の店頭で、菅笠を被り、肩天秤を担いだ行商のオモニが商店の店番ないしオーナーのオモニと野菜を売り買いするでなし、ピーチクパーチクと鳥の囀るようなベトナム語で歓談しているところを声かけて横から一枚撮らして貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、これもロンビエン駅のすぐ近くの商店街のような通りの交差点で、中学生くらいの度の強い眼鏡の小姐二人が、スクーターに跨ったまま、交差点に停まったままスマホン画面に食い入るように眺めている様子が面白かったので通りざまに一枚戴いたもの。

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十五枚目のカットですが、駅で切符を無事買い求めて、ぢゃ、ランチ行くっぺか♪とまたホアンキエム湖方面に歩き出してすぐ、路上マーケットから「36通り」に入る辺りで、商店街をずいぶんと肩で風切った白人カポーが歩いてくるのが目に留まったので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、せっかくこの辺りまで来たので、また踵を返し、ロンビエン駅からハノイ駅方面に伸びる、一日数本しか列車が通らない鉄道線が載った高架下の路上マーケットまで戻って、いかにもハノイというカットを撮ろうと待ち構えていたら、これ見よがしの派手なベトナム語の看板を掲げた商店の前の路上を菅笠に自転車という配達途中のアヂュモニが通りがかったので、しめしめと一枚戴いたもの。

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十七枚目のカットですが、ランチ後、戦争博物館を見学し、しかるのち、陸軍経営というアーミーホテル一階ロビーでお茶とスウィ-ツなどを戴き、寛ぎながらも、博物館の入場料、そこでのお土産の購入代金、そしてここでのお茶とケーキ・・・いったい、今日はいくらベトナム軍に上納したんだ?とか冷静になり、お茶後、また職人街の西側をかすめて大聖堂方面に戻ろうと歩き出してすぐに遭遇した気の良い白人観光客のグループにモデルさんになって貰ったもの。

さて次週は、3/20のハノイからハイフォンまでの100km強の鉄道の旅によるハイフォン市内のスナップ、そして最終日、3/24の夜行便に乗るまでの間のハノイ市内のスナップをお送り致します、乞うごご期待!!
  1. 2018/04/01(日) 23:43:05|
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An optic with great riddle~Kodak Ektar63mm mod. M uncoupled~

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さて、今週のご紹介は予告通り、確定申告も無事終わったことだし、ここ深川でも早い桜の樹は花も咲かせ始めたし、久々にLeica M(TIPO240)による工房製改造レンズ試写のレポート行ってみたいとおも思います。
今回、加工、テストしたのは、謎のKodak製Ektar銘の63mmレンズで開放値の表示すらないもので、シャッター速度から推定するにおそらくf5.6~6.3程度ではないかと思われる、総真鍮無垢削り出しの重厚なハウジングの奥底に小鳥の目玉みたいに可愛らしいエレメントがちょこんと鎮座ましましているという、如何にも謎に満ちた玉で、記憶の限りではここに着いてから、あまりにも重く、その一方、光学系がしょぼかったので、ちょっと改造意欲が湧かず、道具箱の奥底に転がされていたのですが、またいつもの降りてきて系の閃きが有って、確定申告終了後はコイツを撮れるようにしなければならないと思い込み、昨日の土曜日に3時間ほど掛けて加工したものです。
分解清掃の段階で判ったのは、構成がテッサー、或いはトリプレットタイプではないかと云うこと。
左側を被写体として、(凸-凹(-凸)といった構成なのですが、実のところ、二群凹の収められた厚めの真鍮黒塗りのハウジング筒が開けられなかったので、貼り合わせがあるかどうか確認出来ていないのです。なお、絞り機構はありません、尤も開放でしか撮らないので関係はないですが。
とまぁ、謎は謎のままとして、さっそく、実写結果行ってみたいと思います。
ロケ地はご存知浅草、カメラはLeica M(Tipo240)による絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、いつもの通り、地下鉄駅から上がると雷門へ向かい、その付近で何枚か撮ってみるのですが、この日も大勢の着物小姐が思い思いに記念撮影したり、頼まれ一緒モデルなんかやったりして和気あいあいの雰囲気だったので、赤いバラの髪飾りがステキだった中国人小姐のグループの後ろを通りざまに1枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、赤い髪飾りの小姐、結構、海外からの観光客に人気あるらしく、おそらくはまシンガポール辺りから来た華僑のグループに英語で一緒に入って撮らせてとか頼まれ、オケー、オケーととか二つ返事で了解しにこやかな雰囲気で撮っていたので、リーダー格と思しき中年男性に頼んで写列の横に入れて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、雷門付近でまずまずの戦果を挙げられたので、キブン良く、次の定点観測スポットである、美人茶屋あづまさんへ向かったのですが、今回はビジュアル的に魅力を感じる小姐が皆無だったのでパス、仕方なく、くもりの残ったノーコートレンズで空を入れて撮ったらどうなるか、仲見世入口付近の赤提灯にピンを合わせて撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、美人茶屋あづまさんはダメでも気立ての良い店頭デモンストレーション小姐が居る蒟蒻石鹸屋さんの前に行ってみれば、ここもいつものカンジ良い小姐の姿は見当たらずパス、では、とこれまた定点観測スポットである、扇子屋さん店頭の大和絵団扇でも撮ろうとしたら、何と、どういうワケか、いつもと反対に西側に向けられ、仲見世サイドから見るとのっぺらぼうの団扇が柵に並べられているように見えましたが、反対側に回って無事一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、そろそろ誰ぞに声でもかけて撮ろうかいなと思い、あづまさんの列に並ぶ関西弁の小姐二名にここで一枚撮らして貰ってイイ?と聞いたら顔さえ出さなきゃ全然オケーです、とか渋めのお答えだったので、じゃ並びながらメールしてるシチュエーションで、ということで合意、一枚撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、この日は何かの祭礼イベントらしく、ふだんの日曜の午後の3~4倍の人出で、とてもじゃないが、通りで誰かに声かけて往来の真ん中で写真なんか撮れる状態ではない仲見世をあ足早に通り抜け、浅草寺境内に辿り着き、まずは上海旅行から無事、かつ大満足で帰国した母親加護のお礼参りを済ませるべく、手水を使い、本堂にお参りしての帰り、清楚な日本人小姐が本堂の階段上かから祭礼の写真なんか撮ってたので、声かけて、斜めしたからその様子を撮らせて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、お参り済ませて、ギアが一段上がった工房主は、降りた境内で次なるモデルささんを探したら、エクスキューズミーとか声を掛けてきたイタリア人カポーが居たので、本堂をバックにアイポンで記念撮影して上げる代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、本堂下を徘徊しながら次なるシャッターチャンスを探していたら、たまたまき着物の白人カポーが目に留まり、二人して肩なんか寄せ合って、金龍の舞なんかしみじみと見物していたので、せめてその後ろ姿をとか思ってEVF覗いていたら、ラッキーなことに小姐が横向いて美しい笑顔が見えたのでその一瞬を切り取ったもの。

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九枚目のカットですが、なかなか良いカットが撮れたわい、とか独りごちてその場を去ろうと踵を返した刹那、後ろでヲヤヂさんの肩車で祭礼を見物していたインド人極小姐目が合い、照れ笑いしたら向こうも微笑み返してくれたので、土台になったヲヤヂさんにお願いして父娘モデルさんになって貰ったもの。

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十枚目のカットですが、そろそろ雷門前のデニーズでお茶とスィーツを愉しんでもバチが当たらないような頃合いになって来たので、境内を辞そうと思った矢先、お御籤売り場で、これまた別の中国人小姐グループがワィワィ云いながらお御籤を拡げて見せ合っていたので、通りざまにその斜めうしろ姿を戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、このレンズ、開放値暗いクセに空とか強い光源が入ると白いフレアというか霧が出たみたいに画面全体のコントラストが低下するのですが、そうでなく、程々に明るいところでは、素晴らしいシャープネスと発色バランスを発揮してくれるので、宝蔵門下の大提灯で試してみたもの。

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十二枚目のカットですが、宝蔵門を出ると、そこには中国人小姐と韓国人アガシの二人組が台湾からのカメ爺一個小隊に包囲されてほぼ専属モデルにさせられているという浅草ならではの光景があり、混ぜて貰う前にまず周囲の全体像を撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、台湾国旗のバスタオルを両肩から掛けた、カメ爺団体のリーダーっぽいヲヤヂさんに声かけ、しかるのち、韓国語が聞こえたので貸し切りモデル状態の小姐の声かけたら、二人して、に日本語判るよ、ということで快諾を貰い枝垂れ桜の下で一枚撮らせて貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、そうこうしているうちに再び境内が賑やかになってきたので、足早に戻ってみると、先ほどの金龍の舞と一緒に行動していた稚児さん一行が屯所に戻るのか、大人に手を引かれ、参道を歩いてきたので、国内外の観光客が思い思いのカメラ、スマホンを片手に撮影していたので、あ空いていたところに入れて貰い、その様子を一枚撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、さぁお茶だ、お茶だとか歩き出そうとしたところ、またしても着物姿の小姐がつかつかと歩いてきて、やや訛りは判るものの、ほぼ完ぺきな日本語で、写真上手そうだから、二人一緒に撮って、ということでライカの御利益てきめんで、五重塔下で何枚かアイポンで撮ったお礼にモデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、宝蔵門から表に出ると、まだ先ほどの中韓連合小姐と台湾カメ爺ご一行様のセッションとトークが続いており、しっかり、国旗バスタオルの爺に、お、それライカだな、なんかヘンなレンズ付けてるけど、ちゃんと写ってるのかとか、たどたどしい日本語で突っ込んで来られたので、背面液晶見せながら、その仲間ともあーだら、うーだら写真談義してたら、またしてもスマホン片手の着物小姐二名組が桜の樹の下で記念写真撮って、とか頼んで来たのでまず一人目を撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、先の着物姿の日本人小姐の二人目、こちらはコスプレモデル経験有りでポージングには自信有り、ということで、目線は云うに及ばず、指先の仕草まで気を使い、やや本気モードでモデルさんになって貰ったもの。

今回の感想ですが、いやはや、見た目は重くて、中身がしょぼい、キテレツレンズだと思いましたが、なかなかどうして、光線状態さえコントロール出来ればシャープだし、発色はコダック固有の暖かいい色合いだし、小姐を撮るとイイ味出してくれて、クラシックレンズ使ったモデル撮影会なんかだと結構重宝するかも知れません、もうちょい丁寧にクリーニングしてみましょう。

さて、次週、その次もは久々の長めの海外遠征でスキップ、4月1日の日曜晩にその成果をお披露目すすることと致しましょう、乞うご期待!!
  1. 2018/03/18(日) 23:16:21|
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High performance but less fame~Leitz Vario-Elmar21-35mmf3.5-4.0asph.

さて、今週のご紹介は予告通り、Leica M(TIPO240)によるLeitz R lens再評価第三弾行ってみます。
今回の患者さんはVarioElmar21-35mmf3.5-4.0asph.というRシリーズ最終機に出たズームレンズですですが、肝心のR8、R9がウルトラセブンに出て来た宇宙怪獣ジャミラみたいな異様なデザインとむ無意味に大きくて重かったことから全く売れず、従って発売期間、販売数の両面から見て、かなりレアな玉の筈なのですが、不気味なまでにプレミアが付くM用の玉に比べれば、まさに鳴かず飛ばず、先のICS世界の中古カメラ市@銀座松屋でも会場で未使用品を見かけましたが、それでも税込み30万円と新品の正規価格からすれば、信じられないような安価でした。
発売は2002年、構成は8群9枚で、この画角、開放値は当時としても、日本産では何の変哲もないスペックで、実際、画角的にはバッティングするCanon N-FD20-35mmf3.5Lなど1984年には発売されていましたし、トキナー辺りからも似たようなスペックのものは各マウントで発売されていたと記憶されています。そんなところからも、Mレンズと比べると気の毒なほど、お安い価格的評価に甘んじなければならなかったのかも知れません。
では、さっそく、実写結果を見て参りましょう。
ロケ地は本所から浅草、カメラはLeica M(TIPO240)による絞り優先AEモードでの全コマ開放撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、折角の超広角ズームをフルサイズで使えるのですから、M(TIPO240)を買った当初から是非とも試したい被写体が幾つか有ったのですが、そのうちのひとつが、スカイツリーとさ逆さスカイツリーを同一画面で写し込める横十間川の十間橋からの構図で、やはり21mmでも両方の頭を縦位置に収めるのは難しく、水面の方はちょっとズルして切って何とか収めたもの。周辺がやや光量落ち+色シフトしてます。

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二枚目のカットですが、くだんの橋からは横十間川を西方向、即ちスカイツリータウンに向かって5~6分も歩けば、もうスカイツリーの真下に着くのですが、ちょうど時刻的には早春の陽光が西に沈みかけた頃なので、川面に向かって浅い角度で低い色温度の光線が射すタイミングで、まだ冷たそうな水面と手前の歩道の手摺の金属感とまだ蕾も膨らまない桜の樹の枝のシルエットの構図がなかなか良いカンジとなった一枚。

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三枚目のカットですが、横十間川の夕暮れに見とれていたら、その傍らを賑やかに家族連れが童子は小走りに、まだ若い親御さん達は大股に歩きながら語らい合い、楽しげに通り過ぎていったので、光線の回り具合を見計らって、童子達のシルエットに光の縁取りが出来た一瞬を見計らってシャッター切ったもの。

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四枚目のカットですが、スカイツリータウン一階の広場に着いたら、フランス語でキャァキャァとはしゃぎながら、傘を斜めにさしたり、回したりして、おそらくは今流行り物のインスタ向けの写真なんか撮っていた白人のカポーが居たため、しめしめとばかり、写真が凄く上手なヲヂサンがシャッター切って上げるからとか甘い声を掛けてモデルさんになって貰ったもの。

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五枚目のカットですが、一階からエスカレータに乗って、スカイツリーへのエレベータへの乗り換えロビーのある4階屋上に移動し、さっそく、西側の広場でスカイツリーをシンメトリカルに収められるひ秘密の位置に立ち、最短焦点距離の21mm側でツリーの威容を下から見上げる格好で撮ってみたもの。ここでも空側に減光+色シフトが認められます。

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六枚目のカットですが、スカイツリー下での撮影もほどほどに切り上げ、まだ陽光が残るうちに東武電車で浅草に移動、雷門まで戻らず、浅草駅北口から出て、伝法院通りからいつものフランチャイズである仲見世にアプローチしモデルさんを探そうとしたら、いきなり着物着たアジア人と白人の二名組の小姐に声かけられて、シャッター切って上げた代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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七枚目のカットですが、先の二人組と別れてから、そのまま仲見世通りを浅草寺方面へと歩き、程なく宝蔵門前まで来たら、結構、着物が似合うネシアの小姐がお友達と写真撮りっこしていたので、一枚撮らせてよ、と頼んだら、着物着てない友人は他人のフリして逃げ出し、逃げ遅れた着物の小姐が快くもモデルさんになってくれたもの。

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八枚目のカットですが、ここもいつもの定点観測スポットのうちの一つですが、宝蔵門を潜って、そのまま本堂に至る道を辿らず、横東側の休憩スペースとの間に在る手漕ぎ井戸の方面に目をやったら、い居ました居ました、冬の間は水が冷たいため、どうしても敬遠される井戸に中国人親子がやって来て、童子が水汲んで手を洗いながら、親御さん達が写真なんか撮っていたので、声かけて撮影人に混ぜて貰ったもの。

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九枚目のカットですが、周囲もだいぶ暗くなって来ての屋根の下なので、開放値の明るくない玉ではどうかな、とは思ったのですが、ここ手水場もなかなか秀逸なカットが撮れることがままあるため、暫し張って居たら、来ました、来ました、久々の日本人で豪快に童子を肩に抱えた若いオモニが笑顔でお清めを始めたので、待ってましたとばかりに一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、巨大香炉の在る焼香場の傍ら、線香売り場と手水場が一体化した建物の南側、ちょうど御神籤売り場との間のちょっとした広場からはスカイツリーの勇姿が望めるのですが、同時に空いた場所でもあるので、メールやラインしたりする息抜きの場としていつも、何がしかの観光客がたむろしているので、ツリーを背景にその様子を捉えてみたもの。

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十一枚目のカットですが、境内での撮影が一段落し、今度は雷門方面へと仲見世を歩いて被写体を探してみようかと歩き出した刹那、またしても着物姿のアガシ二名に英語で声かけられて、五重塔を背景にシャッター切って欲しいというので、このタイからのアガシ二名の願いを聞き届け、代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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十二枚目のカットですが、宝蔵門をくぐり、仲見世に入るとすぐに、糖質制限ダイエット中の自分は絶対に買わないでしょうが、結構な数の観光客が群がる揚げ饅頭屋さんの店頭で、これまた中国人の小集団が自分達の買う品物の上がりを待っていたのですが、その中でも極小姐が待ちきれないとばかりに実演のヲヂサンの目の前に進み出て無言でプレッシャ掛けてるその姿が面白くて、傍らから一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、仲見世を雷門方面に歩いてすぐに伝法院通りとの交差点に出ますが、ここの位置的にスカイツリーの全貌が見易くなっていて、先ほどの着物小姐二名組ではないですが、インスタ映えを狙い、キャァキャァ云いながらシャッター切っている観光客が多いのですが、あにはからんや、また居たので、その後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、人混みの仲見世を歩き通し、やっと雷門の手前、美人茶屋あづまさんの位置する交差点まで辿り着き、そこを西に曲がり、ここも定点観測スポットである、側道との角に位置する扇子屋さん店頭の大和絵団扇をモチーフに店頭の様子を撮ってみたもの。ここでも空は入っていますが、35mmサイドでの撮影なので、光量落ち+色シフトは全くと云って良いほど認められません。

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十五枚目のカットですが、この日は、結構な数の観光客、それこそ多国籍軍と云ってもイイほどの多種多様な人々が、和風テイストのインスタ映えを狙い、雷門周辺で自撮り、ないしカポーの交替撮りをか敢行していたのですが、特に何処の焼鳥レストランにも無いような巨大赤提灯が大人気らしく、下にた立ち止まっては代わる代わる記念撮影している中国人グループが居たので、傍らから一枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、同じく雷門付近での撮影で、今度は正面南から宝蔵門方面に向かい、やはり、巨大赤提灯とツーショット撮影を決め込もうとする若い小姐と、それを横目に見つつ冷淡な表情で傍らを足早に通り過ぎて行く年配のアガシとの対比を捉えてみたもの。

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十七枚目のカットですが、すっかり陽が落ち、人工光によるライトアップ時刻になった雷門前の広場で、思い思いのスタイルでパートナーとツーショット記念撮影を愉しむカポーや、人待ち顔でスマホン画面なんか覗き込む兄ちゃんなんかが散らばっていて面白いので、広角を活かし、一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、やはりフィルム時代の広角はデヂタルのフルサイズだと、CMOSの構造上、どうしても周辺が甘くなって、光量落ちと色シフトが起こるのですが、広角Mレンズに比べ、テレセントリック性は良い筈のRレンズでも少なくとも21mmサイドで空を入れた構図では光量落ちと色シフトは顕著に認められ、なるほどと納得した次第。
さて次回は確定申告も終わったし、何か工房製レンズのテストでもしようかな、乞うご期待!!
  1. 2018/03/11(日) 20:45:39|
  2. 深川秘宝館
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Classic but most advanced ~Voigtlaender Ultron35mmf1.7asph.~

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さて、今週のご紹介は予告通り、横浜はパシフィコで今週末に開催されていたCP+2018にて、導入したてのVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.試写した結果をお送り致します。
実は50mmは純正、改造を含め潤沢に在庫有り、よりどりみどりなのですが、いざM(Tipo240)をスナップに連れ出そうとすると、一番機動性が高い35mmのf2クラスのレンズが手薄で、何とド定番のズミクロン35mmf2すらなく、選択肢はVoigtlaenderのC.Nokton35mmf1.4かCanonL35mmf1.5、同f2しかなく、Canonのf1.5は独特の形状の連動カムのため、ライカM系列では距離計連動が危うく、f2は開放ではシャープとは言えないし、ボケも?ということなので、薄暮用に買ったC.Nokton一択の状態が続いていたので、年明けから35mmf2クラスの開放からシャープな玉の導入を検討していたのですが、価格が高騰している割には状態の良いものが少ないズミクロンは除外し、コシナのラインナップから買うか、或いは程度の良い中古のG.Planar35mmf2.0を買って台湾辺りのキット使って距離計連動改造しようか、色々考えていたのですが、結局、Biogon35mmf2.0かUltron35mmf1.7asph.、KM Hexanon35mmf2.0のいずれかから選ぶことに決めて、色々調べて、お店で現物見た結果、一番高い、Ultron35mmf1.7asph.を買うこととしたのです。
このレンズは2015年8月発売の、云わずと知れたコシナのVoigtlaenderのVMマウントシリーズの最新鋭の製品で、7群9枚で一番最後の凹レンズに非球面を採用しています。なお、意匠性の好みに合わせ、アルミ製で黒塗りのモデルと真鍮削り出しにクロムメッキを施したシルバーの二つがラインアップされていますが、素材の堅牢さ、そして仕上げの美しさを考慮し、定価が二万円高いシルバーを選んだ次第。
では、さっそく会場での試写結果を逐次見て参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)による全コマ絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、JCIIのブースで集合し、I大先生に遅まきながら新年のご挨拶などさせて戴いてから、仲間と再集合時間を確認し、そのうち一名と会場内を徘徊することととして、JCIIぶブースを出てから真っ先に目に付いたメーカーブースの軒先に佇んでいた、白いコスチュームも眩しい山口美枝似のコンパニオンの小姐にお願いしてモデルさんになって頂いたもの。

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二枚目のカットですが、いつもは必ず同伴している旧一号機X-Pro2の実家、富士フのブースにもしかして、また開発途上のハラショーな製品の痕跡でもないかと訪問したのですが、なかなか希望に沿うよようなものはなく、去年の中判に代わって、今年はアマチュア向けとしては???と思うX-H1の大々的なお披露目をやっていたのですが、その会場で結構ゆるめにモデルさんを撮らせていたので、いつもはPro2使ってるんだけを、今日は忘れたゴメン、ということで、苦笑する係員の黙認を良いことにステージ脇からミニショーを撮らせて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、なかなか幸先良いスタートに気を良くして、次なる獲物を虎視眈々と探しながら、お仲間と話しながら歩いても、目だけキョロキョロと辺りに視線を走らせ、ハクバのブースで結構気前よく撮影に応じていたのが目に留まったので、小走りに近寄り、コンパニオン小姐を撮ろうと行列している後ろについて、順番来てから一枚撮らせて貰ったもの。

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四枚目のカットですが、同じく会場を鵜の目鷹の目歩いていたら、東芝のブースで大々的にFlash Airのプロモーションのためのステージショーなど行われており、華やかなモデルの小姐達が、軽快なBGMに合わせ、ステージの左右を行き来し、ところどころで決めポーズなんか撮るので、ステージの脇にい入れて貰って、その全景図を1枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、会場内にはこれまで以上に海外、とりわけ中国籍の企業からの出展が目に付いたのですが、レンズフィルター会社のブース軒先で、製品を眺めていたら、いたいけな小姐が近づいてきて、相当流暢ですが、中国人特有の僅かななまりがあったので、話の途中に不意に北京語で、小姐、写真撮っても良いか?と切り出したら、一瞬驚いた表情ですがオケー、オケーということで、本人による背面液晶モニタでの画像チェックでオケー貰うまで3枚撮ったうちのベストショット。

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六枚目のカットですが、いたいけなコンパニオン各位の写真を撮るのみならず、飛ぶ鳥をも落とさんばばかりのSONYには色々と意見を述べ、聞きたいこともあったので、ブース位置を確認するとすぐさま向かったのですが、なかなかエンヂニアと話しをするのはハードル高そうで、まずは軒先で不織布のバッグなんか配っているコンパニオン小姐の写真なんか撮らせて貰い、一回りしてから再訪しようということでモデルさんになって頂いたもの。

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七枚目のカットですが、SONYのブースを出て、またしても、気立ての良さそうなコンパニオン小姐さ居ねぇだか?のノリで会場を徘徊していたら、タムロンのブースの入り口付近で、笑顔でカメコの撮影りリクにも気軽に応じていた小姐が居たので、声かけ、M(TIPO240)の原因不明のスタックにも関わらず、快く付き合って貰ったもの。

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八枚目のカットですが、会場を徘徊していると、いつの間にか同じブースを再訪し、知らないまま、ままた同じコンパニオンの小姐に声を掛けてしまうというのは、いつもよりテンションが高い、こういうイベントでは致し方ないことではありますが、ステージは撮らせて貰ったものの、ブース軒先で案内ししているコンパニオン小姐はまだ撮らせて貰っていないことを思い出し、声かけてモデルさんになって頂いたもの。

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九枚目のカットですが、毎年、結構気前良くポートレに応じてくれるコンパニオンの小姐を揃えていたことを思い出し、オリムパスのブースが目に留まるや否や速足で訪問し、周りのカメコがみんなOMととか、PENシリーズでお世辞交じりに小姐達を撮っているのに若干気まずい思いもしたので、EVFだけオリムパス製品なんで勘弁してね、とかヘンな言い訳しながらモデルさんになって貰った第一弾。

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十枚目のカットですが、モデルになってくれたコンパニオンの小姐が怪訝そうな表情ながらも、ライカにオリムパスのEVFが使えて、愛用者は結構多いという説明にいちおう感心したようで、これに気をよ良くし、同じブースの隣の組の小姐にも同様に声かけてモデルさんになって貰ったオリムパス編第二弾。

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十一枚目のカットですが、オリムパスブースでの想定外の厚遇に気を良くして、次なる獲物は?と再び会場徘徊を始めようとしたら、すぐ近くのブースでヘソ出し小姐が笑顔で次々訪れるカメコ、カメ爺の相手なんかしているのが目に留まってので、頼もう!ということで声かけたら、あらライカですね、可愛い!とか訳判らんノリだったので一枚撮らせて貰ったもの。

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十二枚目のカットですが、大変申し訳ないことにブースの主の会社の名前はすっかり失念してしまったのですが、ストラップ関係の大手メーカーというブースの前で、グラマラスな小姐がカメコも声かけないのか、ヒマそうに男性スタッフとお茶挽いていたので、必殺ポーズお願い!と声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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十三枚目のカットですが、同じストラップ関連のメーカーブースでモデルさんになって貰った小姐と不意にカメラ談義になったら、ちょうど、持ち場交代の小姐も中から出て来たので、では二人並んではハィポーズということで、唐突なお願いにカメラを反対に構えたのはご愛敬とばかり一枚撮らせて貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、再びタムロンのブースを訪問すると、時間による交代なのか、さっきとはべ別の白いコスチュームのコンパニオンの小姐が出て来ていて、先に撮っカメコとの雑談タイムでは、おオートサロンなどにも出ていたらしくなかなか忙しいなどということだったので、ではぜひともそんな人気のコンパニオン様なら一枚お願い、ということでモデルさんになって貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、意外にガードが高そうで実はそうでもないのが、業界の一方の雄、Canonのブースで、何とブースの総合受付の小姐がカタログ貰うでなし、モデルのリクだけに立ち寄るカメコ、カメ爺の類いにも快く応じてくれていたのを通り掛かって見ていたので、一日の仕舞いに眉目秀麗な小姐が佇んでいるのを確認し、大胆にもお願いしてもの。

今回の感想ですが、いやはや、クラシック然としたルックスはもちろん、操作感、そしてライティングが不随意で光線状態が必ずしもベストとは言えない条件下の開放での描写といい、最新のコシナのレンズは素晴らしい、仲間内の夜の飲み会でも、コシナの躍進ぶりは話題にななっていましたし。会場で目にした50mmf1.2asph.は是非とも手に入れたいと思いました。
さて、次回は再びLeica M(TIPO240)によるLeica Rレンズ再評価いきます、乞うご期待!!

  1. 2018/03/04(日) 23:02:04|
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Truth of Japanese Noctilux~Canon FL58mmf1.2~

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て、先週は工房主が不運にもインフルエンザA,B両タイプ制覇という人並み外れた偉業を達成してしまったが故に臨時休業、確定申告真っ盛りのシーズンにも関わらず、春の陽気に誘われて、昨日のど土曜日に葛飾柴又は帝釈天まで撮影に出掛けた結果をもとにレポートお送り致します。
今回ご紹介のレンズは既出ですが、フルサイズでの初テストということで、再度おさらいをしますと、CanonFL58mmf1.2で1964年発売の5群7枚、ちょうど最後群が分割されているズマリットタイプの変形プラナー型の光学系になります。
結論を申せば、フルサイズでエクステンションアダプタ経由の大口径レンズを使うことは、やはりビネッティングの心配があり、実際、空が入るシーンではやはり顕著に認められましたが、それ以外の暗所を撮るシーンではノクチルックスもかくやあらんばかりの高性能ぶりを発揮してくれたので、シーンを選んで使えば、今でも十分作品造りにも使えそうなレンズということです。
では、さっそく当日の行程に沿って実写結果を逐次見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、葛飾柴又といえば、まずは映画「男はつらいよ」の主人公フーテンの寅さんということで、駅前の広場には立派なブロンズの銅像が建立され、ここに降り立つ観光客は例外なく、この銅像を単体で撮影したり、或いは一緒に記念撮影したりと大忙しで地域のランドマークになっているので、敬意を表して一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、駅前のちょっとした広場を抜けると、帝釈天に続く参道があるのですが、この参道は柴又街道で二分されていて、手前の駅に近い方はどちらかというと昔からのせんべいやら漬物、或いは映画でも有名な草団子などのお店よりはもうちょい一般的なお店が並んでおり、その中のやきとん屋の店構えがなかなか良かったので焼き方の兄ちゃんに声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、柴又街道のすぐ手前の有名店、鰻及び川魚料理を売り物とするゑびす屋さんの昼なお薄暗い店頭で時代がかった黄色い御用提灯みたいなのが軒下に並べられて、なかなかイイ風情を醸し出していたのでいたので、ちょいと失礼とお客でもないのに軒下に入り込んで一枚撮らせて貰ったもの。

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四枚目のカットですが、柴又街道を渡ってすぐの参道向かって右側に、映画「男はつらいよ」で主人公の実家の草団子屋という設定で世界中の映画ファンには知れ渡っている「とらや」こと「高木屋」の店構えが目に入るので、ただ撮るのも面白くないので、前を親子連れが通りがかった瞬間を狙ってシャッター切ってみたもの。

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五枚目のカットですが、同じく帝釈天参道の「高木屋」の反対側、いつの間にか同業者の店舗を買収したのか、道の両側に「高木屋」のお店があり、その店先に据え付けられたベンチ上で、いたいけな関西からと思しき観光女子の小姐二名が美味しそうに名代の草団子なんか頬張っていたので、横から一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、ここ帝釈天の参道は浅草寺の仲見世と比べるべくもなく、短く、また人通りも比べるべくもないこじんまりとした通りですが、それでも写真の題材になりそうなシーンは結構あちらこちらに点在しており、また仲見世では時折「撮影禁止」の無粋な札が店頭に貼られたりしていますが、ここではどうぞどうぞお撮り下さい、という極めて嬉しい心使いで、お言葉に甘え、古めかしいせせんべいを収納したガラス容器群をお店の軒下で撮らせて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、ここ帝釈天の参道は、短い上に見どころが結構あるので、あっと云う間に山門前に着いてしまうため、標準レンズで全景が入る辺りの店先に佇んで、これは、と思うモデルさんがあ歩いてくるのを見計らってシャッター切ろうとしたら、派手な赤いヤッケで犬の散歩しているヲヂサンがややって来たので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、帝釈天の山門をくぐるとまず目につくのが、都内の寺院では珍しい端正な姿の石造りの仏像に水をかけて苔や水垢を擦り落とすという供養の場なのですが、ちょうど陽光の射し込み角度、色温度がベストに近い時刻に着けたので、山門の屋根の下を潜って射し込む夕陽に照らされた石仏の柔和な横顔を1枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、モニターで見た石仏の表情に満足し、もう一か所の仏像というか、護法童子の銅像が巨大な香炉を支えている造形の焼香場があるので、その軒下に潜り込み、人の流れが途切れたせ刹那を狙って、愛くるしい造形の護法童子の銅像の表情を捉えてみたもの。

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十枚目のカットですが、帝釈天の境内をあとにして、敷地東側の道路を歩くこと5分弱、ここも葛飾し柴又の著名な観光名所になっている「山本亭」を訪問し、お金を払って中に上がり込むほどのこともなないので、いつも庭園を素通りしながら写真を撮らせて貰うのですが、ふと目に留まったエントランスのランプシェードの造形が美しかったので1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、庭園を素通りしながらも、塀のすき間から、敷地内の贅を凝らした建物のよ様子を垣間見ることは可能で、たまたま午後の遅い陽光を浴びた無人の茶室の佇まいがとても心惹かれるものがあったので、塀のすき間から1枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、敷地の中を素通りすると云っても、建物の外装にも相当なお金を掛けているらしく、そこここに手の込んだ造形物が目に留まり、本館北側の窓の防犯用と思しき金属製の格子も和洋折衷のとても凝った造りで、持ち主の美意識を垣間見るような思いだったので、1枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、庭の通路伝いに設けられた掘り込み井戸風の蹲でこれも、おそらくは水道水でしょうが、流れ、滴り落ちる水と時代掛かった自然石の表情とが、午後の陽光に煌めいて、得も云われぬ美を作り出していたので、これも至近距離から1枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、さすが往年のお大尽が贅を凝らして作った庭園だけあって、庭木も銘木と云われるものが多いらしく、中でも一番大きく背の高い樹には、金沢は兼六園で有名な雪吊りが施されて、行き交う観光客の関心を惹いていたので、それでは、とアングルを工夫して一枚撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、そろそろ次なる目的地、横十間川エリアに移動したかったので、山本亭周辺での撮影もそこそこに切り上げ、帝釈天の参道をまた辿って駅に向かおうとしていたら、「高木屋」の手前辺りで優しげな表情の白人男性がしゃがんでいたいけな童子と会話を交わしていたので、お邪魔しては申し訳ないとか思いつつ、声を掛けてモデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、「高木屋」二号店のベンチには往きとは異なり、いたいけな童子を交えた家族連れが陣取って、買った草団子の賞味もそこそこにやれ、あの店に行きたいの、ちょっと歩いてくる、などなど腰を据えたい親の意向とは裏腹に極小姐達は落ち着かない雰囲気だったので、その様子がお面白く、通りざまに1枚戴いてみたもの。

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十七枚目のカットですが、柴又街道をまた渡って、駅側の参道に足を踏み入れると、往きは人だかりの無かった「ハイカラ横丁」なる川越の駄菓子屋横丁の店舗を丸々一戸切り取って置いたような駄菓子屋というか小物雑貨屋というかそういう類いのお店の前でいたいけなカメラ腐女子が撮った画像の確認なんかやっていたので、借景とばかり1枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、冒頭述べた通り、やはりAPS-Cサイズのデヂカメでは判らないことがまだまだあるので、この新しい相棒 Leica M(TIPO240)を駆使し、これからも再評価を続けて行きたいと思った次第。
さて、次回は横浜はCP+2018にこのTIPO240他と乗り込み、いたいけなコンパニオンの小姐、アガシの類いでも撮りまくって参りましょうかね、乞うご期待!!
  1. 2018/02/25(日) 21:55:49|
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Rebirth of hardluck optics gifted ~Petri Auto CC 55mmf1.4 FD-remounted~

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て今宵のご紹介は予告通り、久々の工房作品、2月になってパーツストックを整理していて、不意にキーパーツを発掘し、落雷の如き閃きで図面を引くこともなく、一気呵成に製造してしまったという、まさに衝動的作品、Petri CC Auto 55mmf1.4改FDマウントです。
このレンズは、改めて説明する必要が無いほどコアなマニア各位には有名かつ垂涎の的で、5群7枚、す即ち、よくある4群6枚のプラナータイプの対称型の一番後ろのエレメントを2枚に分けて、球面収差を緩和したと云われる贅沢な設計で、後玉の直径自体も、何とキャノンのN-FD50mmf1.2Lよりも更に一回り大きいという画期的なスペックなのです。
しかしながら、このレンズが相方として恃みにしたPetri FTは残念ながら、耐久性、信頼性という観点から、この隠れ銘玉の性能を100%引き出すには至らず、この特異なマウントのレンズを何とかだましだまし実写に持ち出せる、という程度の役割しか果たせていなかったというのが偽らざる実感でした。
では、マウント改造して他のボディに移植するか?となると、特殊なスピゴットマウントと43.5mmという、ショートフランジバックで知られるキャノンEOSのEFマウントよりも更に0.5mm短いフランジバック、そう、ちょうどミノルタのSRとか、MDとかMCマウントと同一値なのですが、ミノルタとて物故メーカーに等しく、まともにフィルム撮影出来そうな機種はX-1のプロフェッショナルファインダ付きくらいしか思い浮かばないのでボツ、これより短いミランダ、コニカARも同様の理由でボツとし、唯一残ったのが国産の雄、キャノンFDマウントということで、今回、たまたまメーカー純正の中間リングセットが発掘出来たので、前に閃いたアイデアがフラッシュバックし、即実用化したということだったのです。
改造といっても、もう再生産はされないし、何よりも状態の良い個体は年々減って、マニアの間ではう奪い合い状態というのが実態の貴重な玉ですから、本体を切った張った、穴を開けるのも惜しかったのので、オリジナルのマウント固定穴をそのまま使い、FDマウントアセンブリと固定出来る、可逆改造ととしたのです。従って、愛用の黒のV6につけたい時はビス6本を外して元のマウント金具を付けるだけで、ハーィ元のペトリマウントに早変わり!ということです。
もちろん、強度はオリジナルの2mmビスを全て軟鋼製のものから高強度鋼のものに換装し、耐久性と信頼性を上げ、無限、光軸調整には工房内製のコリメータを駆使し製造しました。
では、当日の行程に沿って実写結果を見て参りましょう。
ロケ地浅草、ボディはCanonN-FD OD、フィルムは富士カラー100ネガによる全コマ開放マニュアル撮影です。

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まず一枚目のカットですが、深川は木場から浅草に出るには運賃、時間からして日本橋乗り換えの銀座線が一択のルートにつき、最初のカットはどうしても雷門周辺スタートとなってしまいがちですが、そそこはそれ、春節の時期に突入したこともあって、中華圏からのゲストも大勢訪れてくれている雷門の松下電器寄贈の大提灯の下でおどけて記念撮影する観光客各位のお姿を一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、ここも定番の撮影スポット、観光客の間ではもはや浅草名所のひとつに入っているんぢゃまいか?とも思えるくらいいつ行っても人だかりが絶えない、仲見世通り「美人茶屋 あづま」さんの店頭にて、甘酒やらきび団子などを実演販売している小姐店員さんのかいがいしく働く姿を湯気越しに撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、「美人茶屋 あづま」さんで定番の撮影を終えると、次なるターゲットはすぐ裏の側道との交差点に建つ扇子屋さんの軒先に掲げられた大和絵モチーフの手作り団扇ですが、当日はこの辺りも結構な人出で、店先で撮影ポジションを確保するのに結構難儀した一枚。

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四枚目のカットですが、新機軸として、扇子屋さんの少し奥手に新規オープンした「蒟蒻せっけん」をあ商うお店で実演販売を行っている看板娘のお嬢さんにレンズテストに協力して、ブログで宣伝しますから、とお願いしたところ、快くモデルさんになって頂いたもの。場所的にはやや不利ですがこんなき気立ての良いお嬢さんが店番するお店はきっと大繁盛すると思います。

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五枚目のカットですが、気立てと泡立ちの良いせっけん屋さんの両お嬢さんにお礼を述べ、また仲見世通りに戻って宝蔵門ほ方面を目指して歩き出したら、ちょうど舟和で買い物を終えたと思しき小姐二名が成人式を彷彿とささせるような、いわゆる観光客相手のレンタル着物とは一線を画すような見事ないで立ちで前を歩いていたので、商店街をバックに後ろから1枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、仲見世通りを不審者宜しく草餅色の巨大な古めかしいカメラを片手にストラップ巻いて持ちながらきょろきょろしながら歩いていたら、程なく伝法院通りとの交差点に達して、こここでも着物ルックの小姐がそこそこ居たので、交差点の忍者のお店の前に立ち尽くし、これは!と思った小姐が通り過ぎざまに後ろ姿を一枚戴いたもの。

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七枚目のカットですが、同じく仲見世と伝法院通りの交差点で、ここからは南方向に向かって仲見世通りの商店街の裏側が見通せるので、これも遠近感が出てて、画としては面白そうなので、前を歩く団体が或る程度の距離まで離れたところで一枚撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、再び仲見世通りを歩き出すとすぐに目の前に宝蔵門のチタン製屋根の偉容が目に入りますが、ただ漫然と通りの溢れる観光客と宝蔵門をモチーフに構図撮っても、画としては面白くもなんともないので、画面のアクセントになり得るような人物が通りがかるのを待っていたら、リュックを背負った中国人の兄ちゃんがカノジョの手を引いて通り過ぎて行ったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、程なくして宝蔵門に到達し、そのまま境内に足を踏み入れると、まずは第一定点観測スポットである手漕ぎ井戸の方に視線を走らせましたが、この寒空の下、誰が好き好んで冷たい水なんか汲み出して手を洗おうものか、閑散として人っ子一人居なかったので、次なるポイント、お神籤売り場に足を運ぶと、ここは通年不動の人気で、居ました居ました子供用のレンタル着物に身を固めたいたいけな中国人極小姐が意味を知ってか知らずか、お神籤を棚に括りつけていたのでその姿を1枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、次なる定点観測スポットである巨大焼香場の香炉周りは当日、人だかりが凄まじく、近寄るのも艱難辛苦の状況だったため、作戦変更、その横にある手水場で参拝前に身を清めようという敬虔な善男善女の姿を戴くことし、ここでも中国人一家が楽しそうに手を清めていたので、その姿を向かい側から1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、境内はほぼ撮り尽しの感無きにしもあらずだったので、また観光客が一巡ししそうな頃合いを見計らって出直すべく、いったん、奥山方面から六区へ抜けることとし、今は亡き観音温泉に面した出口から西参道に出て、六区の通りを北に向かい、花やしき通りに入った辺りで大道芸人のヲヂサンが紙芝居なんかやってたので、ちょいと失礼とばかり通りすがりに1枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、花やしき通りをモデルさんを物色しながら歩いていたら、ちょうど、着物にレース手袋、ロシア帽というちょっと捻ったファッションでしゃらりしゃらりと八文字歩きに近い歩行をする小姐二人組が目に着いたので、これはきっとレイヤーさんだ!と確信して声を掛けたら見事ビンゴ、モデル撮影バイトが終わったので帰る途中でした、ということで快くオマケの無料撮影にお応じて貰ったもの。

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十三枚目のカットですが、花やしきの前の番屋みたいな佇まいの建物の前で、中国人小姐が仲間とはぐれたのか、電話したり、スマホンで画面を大急ぎでスクロールしたりと大忙しだったのですが、何となく、その平昌辺りに居てもおかしくはないような、可愛いウィンターファッションの小姐が場違い感あアリアリの番屋の前に立ち尽くしている姿が面白くまた愛くるしかったので通りざまに1枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、辺りを一回りし終えて、また奥山方面の一本北の門、影向堂前の道から本堂横に出て、そこからまた本堂前まで歩いて行ったら、いたいけな日本産小姐が五重塔をバックに満面の笑みで自撮りなんかしていたので、そのお姿を前から1枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、巨大焼香場はまだ黒山の人だかりでその人の輪に割り込んで、煙を身に纏おうとする善男善女の笑顔を撮ろうなどと云う大それた目論見は出来ようはずもなく、仕方なく、再びc手水場に目を転じれば、居ました、居ました、外国人観光客のグループが交代で手を清めていたので、一番目立つ、それこそ大輪の花の如きオーラを纏った白人小姐が前に出た瞬間を1枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、そろそろ次の予定もあり、フィルムも3枚かそこらを残すのみとなったので、また宝蔵門下を通って仲見世通りを戻ることとし、近くまで来たら、ヒップでホップなカンジの黒人のブラザー達が大股で歩いて来て、おもむろにこの使い方が判るかとか、SONYのRX100MKIVかVを差し出してきたので、もちろん判るよ、ということでEVFをポップアップし、記念撮影して上げたお礼にモデルさんになって貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、宝蔵門を潜って仲見世通り方面に出るとすぐ、気立ての良さそうな韓国からのアガシ二名組が、自国でのオリムピックもものかわ、日本の方が大好き!と云わんばかりにお互いの全身で喜びを表現した写真の撮りっこをしていたので、器量良い方のアガシの番を待って一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、何せフィルムを使うのが3年ぶり以上、まして、露出計無しのオール人力で撮ったのはもう5年ぶり以上ですから、ほぼ全てのコマでオーバー露出となっていましたが、それでもフィルムの寛容性に助けられて何とか、レンズの描写は把握できるような実写結果になったのでは、と思いました。今度はモノクロにチャレンジしてみようかな。

さて次回はまたLeica M(TIPO240)使って、何かオールドレンズのフルサイズ描写の味見してみましょう、乞うご期待!!

  1. 2018/02/11(日) 17:04:25|
  2. 旅写真
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Leitz's second arrow to enthusiast~R-Summicron35mmf2.0~

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さて、今週の更新は、工房主が想定外のA型インフルエンザに罹ってしまい、絶対安静してたので、更新が遅れてしまいましたが、予告通り、Rレンズの再発見行ってみましょう。
今回のレンズはかつて秘宝館にも登場したR-Summicron35mmf2.0で、1976年登場の4群6枚の標準的なプラナータイプの構成でフード内蔵式のコンパクトな鏡胴です。
今回、フルサイズでの初トライということで、周辺等にやや不安はありましたが、少なくともストリートスナップに使うくらいなら、光量、解像度共に特段問題は無いように思えました。
では、当日の行程に沿って実写結果を逐次見て参りましょう、カメラはLeica M(TIPO240)による絞り優先AE撮影、ロケーションは築地市場です。

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まず一枚目のカットですが、自宅兼工房での用事を済ませてからの出発だったので、築地に着いたのは14時半近く、もう大半の商店は店仕舞いの用意を始めるギリギリの線ですが、まずは腹が減っては戦が・・・ということで、手堅く「叉来い家」で漬け鮪丼を戴き、しかるのち、一番近くの通りから場外市場の中に入って行ってすぐ目に付いた観光客相手の鮮魚店の店先で一枚戴いたもの。

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二枚目のカットですが、南北を走る通路を抜け、一本目の東西に場外を貫通する通りに出る手前で白人一家の女の子と目が合って、笑って見せたらはしゃぎ出したので、これ幸いにとマイライカの試運転してるのでモデルさんになってね、と頼んだところ、ヲヤヂさんも興味深々、一家で満面の笑みを浮かべたモデルさんになってくれたもの。

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三枚目のカットですが、その白人一家にお礼を述べて画像を見て貰いGoodJob!とかお墨付き貰って、イイキブンで次の南北を走る通りの中ほどに在る刃物屋さんの前に歩いて行ったら、中国人と西欧人と思しきカポーが包丁に名入れをして貰うのを店頭で感心しながら見守っていたので、後ろからそっとその様子を戴いてみたもの。

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四枚目のカットですが、南北を走る通路と交差する二本目の東西通路の交差点近くに、まさに築地市場の場内外合わせても、インスタ映えチャンピオンになれそうな色鮮やかな甲殻類をこれまたダイナミックに飾り付けたお店が二軒在って、その東側のお店は、大将が実に気前良く、買おうが買うまいが店まで来てくれたお人は客に相違なしという心掛けなので、いつも甘えて写真撮らせて貰ってますが、今回もドアップで主力のタラバ蟹を撮らせて貰ったもの。

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五枚目のカットですが、場外市場を東西に貫く通りを西方向、即ち本市場に向かって歩いて行くと、マグロの解体しょーでもやった名残なのでしょうか?全体で100kgは裕にあると思われる黒マグロのお頭が氷を詰めた発泡スチロール箱の上に獄門首宜しく飾られており、それを中国人観光客と云わず、欧米のバックパッカーと云わず記念撮影やらインスタ掲載のために群がって撮っていたので、混ぜて貰って撮ったもの。

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六枚目のカットですが、同じく東西を貫く場外の通りの奥の方、即ち本市場エリアとを隔てる南北の広い道に突き当たる手前辺りに乾物を商うお店が在って、撮らしてね、とか云うと百万えーんとか云うので、じゃ出世払いでお願いね、とか軽口叩き合って写真を撮らして貰うことが何回かあったので、この日も撮らせてね、とか云うと、ダメダメ、オレを主役にしなきゃとか言ってたのでカメラ向けたら、ウソ、ほら、鮭だろ、鮭、とか言われたので有難く1枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、場外市場と本市場エリアとを隔てる南北の道の場外サイドには、観光客向けのお店が沢山並んでいて、もう15時も過ぎていると云うのに、テリー某の実家とは別のお店ですが、焼き立ての出汁巻きをそのまま食べたいという観光客が列をなして並んでいたので、その様子を通りざまに1枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、その南北の大きい通りを南方面、即ち市場正門入り口や波除神社方面に歩いて行くと、豪快にも両手に持った配管用と思われるブタンのバーナーで、ホタテ貝の貝殻を盛り皿として山盛りにしたウニやホタテ、そして好みによってカニやエビなどのむき身をトッピングしたものを炙っていて、注文主である家族のいたいけな童子が今にも涎を垂らさんばかりの様子で眺めていたので、通りざまに1枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、南北の大きい通りを歩きながらも、特に何を買おうとも、買い食いしようとも思っておらず、ただひたすら交差する東西の通りの様子には細心の注意を払っていたので、ちょうど午後の傾きかけた陽光による光線状態と店の前で人待ち顔の中国小姐の佇まいがとてもよくマッチングしていたので、通りざまに一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、その中国人小姐の路上の姿を捉えた通りの光の回り具合がとても魅力的だったので、場内へ進むのはいったん後回しにしておいて、一番南の場外市場内の東西を貫く通りを進み、適当なモデルさんが通らないか待ちかねていたら、ちょうど、如何にも冬支度ですよという恰好のカポーが仲睦まじく傍らを通り過ぎて行ったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、その東西を貫く通りが、一番東側の南北を走る通路に交差する辺りで、銅板葺きの住戸兼店舗がまだ何軒か残っていたことを思い出し、フルサイズで使う35mmの描写を確かめるため、そこに足を踏み入れ、マスクをしている人間が来ない頃合いを見計らってシャッター切ったもの。

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十二枚目のカットですが、再び、場外市場と本市場を隔てる南北の広い道路に戻り、なかなか趣きの有るカンジの少々鄙びた商店や飲食店が軒を並べる西側、即ち本市場の塀の東際に隣接している商店街を通りながら、ちょうどイイカンジにヤレたカンジのお店の前でどう撮ろうか考えている時に、ヤンチャな童子を速足で追いかける母親が傍らを通り過ぎて行ったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、もはや15時も半を過ぎてしまうと場内の飲食店はほぼ全てクローズかオーダーストップとなってしまうため、被写体になってくれそうな国内外のゲストは皆無でしたが、それでもかろうじてお客がまだ残っている入り口に近い棟割長屋のお寿司屋さんでは、ちょいと場違い感無きにしもあらずのクロムメッキのパーツも眩しいハーレーだかの大型バイクがこれ見よがしに停められていたので、お店を背景に一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、同じく場内の北門方面への通路沿いに停められた、築地場内外の働き者、しかも真新しいターレットが目に付いたので、クローズアップで撮ろうかいな、とかEVFで難行苦行し、ピンを合わせて居たら、中国人一家がその後ろを通りがかったので、有難く一枚戴いたもの。

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十五枚目のカットですが、ここも殆ど定点観測スポットと化してしまってはいるのですが、本市場の北門近く、警備詰め所を出てすぐの何かの冷凍工場の壁の西側に設けられた市場内外で発生したターレットや台車、或いはフォークリフトなどの部品のスクラップがイイ案配に錆色を醸し出してくれているので、ついつい今回も撮ってしまったもの。

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十六枚目のカットですが、再び正門から場外に出て、勝鬨橋方面へ歩いて行こうとしたら、正門から一番近い東西を貫く通りの路上で、店仕舞いの支度なのか、この寒空の下、威勢よく、売り物を入れていたプラケースを丹念に洗い清めていた中年夫婦の姿が目に留まったので、声を掛けて一枚撮らせて貰ったもの。

今回の感想ですが、いやはや、LV立ち上がるのが異様に遅いし、シャッター押してからのブラックアウトの時間も無限の如く長いM(TIPO240)ですが、それでもその特性を感覚として体に刻み込めば、なかなか表現力に富んだ写真の撮れる組み合わせではないかと思いました。
さて、次回は旋盤も復調したことだし、久々に工房製造品の紹介行くかな・・・乞うご期待!!

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

  1. 2018/02/07(水) 00:02:20|
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Rediscovery of Leitz's legacy①~Vario-Elmar28-70mmf3.5-4.5R~

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さて、今週の更新は、予告通り、昨年末に急遽入手出来たLeica M(TIPO240)による既存レンズ再評価の一環として、同じくLeitz社が70年代からリリースし、2000年代初めに絶滅した一眼レフシリーズのR系レンズのうち、工房にある何本かを不定期にテストしてレポートしたいと思います。
その記念すべき第一号は、やはりRレンズで一番最初に買い求めたVario-Elmar28-70mmf3.5-4.5R3カムモデルで、これは、1983年から初のライカブランドの標準域ズーム35-70mmf3.5の継承モデルとして気持ち広角側を伸ばしたもので1990年代に登場、生まれは日本の狛江市とも云われる、洋魂和才の極めて有能なハーフのモデルであります。
今回はありきたりながら、一番、モデル獲得の難度が低い浅草でテストしました。
では当日の行程に沿って、実写結果を逐次見て参りましょう。撮影条件はいつも同様、全コマ開放による絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、土曜日は色々と野暮用をこなしていたら、工房発が14時を過ぎてしまい、日本橋を通過したのが14時半、仕方なく、東京駅まで一旦出て、オアゾの地下一階でランチを戴いてから、また日本橋経由、浅草に着いたのは15時も半近くになってのことで、メトロの駅から地上に出た、道路の歩道沿いにずらっと並んだ人力車の漆黒の幌が壮観だったので、傍らの兄ちゃんに声かけて路上から一枚撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、いつも通り浅草第一のランドマークである雷門の周辺で目ぼしい画を拾おうとしたのですが、当日は、おそらく屋根からの落雪や落氷を警戒してなのか、周囲を囲ってあって、中を通るどころか、周囲にも寄り付けない状態だったので、真下から提灯を撮ることも出来なかったので、柵ギリギリからしゃがんで大提灯を斜め下から撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、真下に入り込むことも出来ず、遠巻きに見守ったり、集団自撮りを試みる観光客達を後に、次なる撮影スポットである、仲見世通りの「美人茶屋 あづま」さんの店頭で、観光客に紛れて、甘酒やらきび団子やらの実演販売に勤しむいたいけな小姐を撮ろうと、店頭の商売の邪魔にならない位置を陣取って待ち構えていたのですが、いやはや、それでも前を平気で観光客が入り込み、やっとモノになったのがこの一枚、それでもカラーバランスが夕焼けみたいなオレンジトーンになっちゃったので、ソフトで弄っていたら、昔のコダックの色褪せたカラーネガの画みたいになっちゃったもの。

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四枚目のカットですが、同じく仲見世通り上の「美人茶屋 あづま」さんの店頭のすぐ近く、側道への曲がり角にウラヂオストックからの観光客と云うベビーカー持ちの親子連れが居て、女の子が目が合ったらニッコリしてカンジ良かったので、まだ若いヲヤヂさんと英語で何とか出演交渉、あづまさん横で一家揃っての記念撮影となったもの。

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五枚目のカットですが、あづまさん付近で撮ったら、次の撮影ポイントはおのずと決まっていて、仲見世通りを宝蔵門方面に向かって右の角を曲がって10m程度のところに位置する、老舗の扇子屋さんの店頭に掲げられた大和絵や浮世絵などの図柄が手書きされた高級団扇をモチーフに背景のボケを撮る構図で、今回もしっかり撮りましたということ。

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六枚目のカットですが、無事、扇子屋さんの店頭での撮影を終え、また仲見世通りに戻ろうとあづまさんの角を曲がろうとしたら、林檎印のスマホンを差し出してきて、記念撮影したいんで、シャッター押してくれる?とか頼んで来たんで、オケーオケーと適当に3枚ほど撮って上げてから、おもむろにこちらからもお願いがあると云うことで、一瞬、金でもせびられるかと笑顔が消えかけましたが、レンズテストに付き合ってよ、と切り出したら、笑顔で喜んで、となったもの。

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七枚目のカットですが、仲見世通りを被写体探してキョロキョロしながら、人にぶつからないように歩くこと数分、やっと伝法院通りとの交差点辺りまで来て、ふと東の側道である観音通りを眺めると、人気爆発?のメロンパン屋反対の壁に友達の買い物につき合わされてうんざりしたのか、いたいけな小姐二名がアンニュイな雰囲気で壁際に立ち、スマホンなんか弄っていたので、ズームの望遠モード発揮し、そのお姿を1枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、側道からまた仲見世通りに戻り、ふと西側の伝法院通りに目をやれば、何と、まだ除雪もされずに道路のど真ん中に先週の雪が丸々と残っており、観光客は云うに及ばず、地元民各位もそれを避けて恐る恐る辺りを通行するという有様だったので、記録も兼ねてその様子を一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、伝法院通りとの交差点を過ぎてすぐのところに在り、いつも物見高い観光客の注目を集めている人形焼の店頭実演販売を行っているガラスの横で、いたいけな二人組の中国人青年二名が居たので、その姿を撮ろうかなと思ったら、そのうちの一名が只ならぬ雰囲気を察知して、オレ、トイレ行くわ、後でまた来っから、てなノリで居なくなってしまったため、残り一名にご出演願ったもの。

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十枚目のカットですが、仲見世通りをどん詰まりまで歩き通し、宝蔵門の辺りまでやって来て、第一の撮影スポットである門下付近で声を掛けられそうな個人、グループを探しましたが皆無のため、次なるスポットである手漕ぎポンプもこの寒空の下、誰が伊達や酔狂で、わざわざ冷たい水なんか酌み出すわけもなく、人っ子一人いなかったので仕方なく、門横から境内に入ると、御籤売り場の前辺りで、レンタル着物に身を固めた若い中国人小姐のグループが、この国での悲惨な事件の事を知ってか、知らずか、はしゃぎながら、ミニ撮影会みたいなことをやっていたので、一番、器量の良さそうな小姐に声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、小姐達のグループを後に御籤売り場へ足を向けると、籤結び用の棚の前で白人の童子連れのどう見ても父親とは思えない謎の東洋人がたどたどしい英語で、お金払って買い求めた御籤を何故ここに結んで置いて帰るのか説明していたので、その熱心さに感心して、横から1枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、何故か、当日は何処からか湧いて出て来たようなカメ爺・カメ婆のグループが後から境内に入って来て、被写体を狙う工房主の横を囲んで真似カットを撮るとか、悪行三昧状態が目に付き出してきたので、じっくり撮るスタイルを変更、一撃離脱的にシャッター切るスタイルとし、御籤売り場奥で抽いた籤を肩寄せ合って眺めていた中国人カポーの姿を通りすがりざまに撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、悪の老人秘密結社が五重塔やら御籤売り場での撮影に興じている間に足早に、連中の苦手な巨大焼香場までやって来て、なかなか美形のフィリピンからの小姐にロックオンし、彼女が線香を買い求め、夕陽を浴びながら厳かな表情で火をつけたところを撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、同じ焼香場の横の着火場で、中国人小姐も何かお経のようなものを唱えながら線香に火をつけていて、その横顔をなかなか魅力的だったので、光線状態の悪さもものかわ、すぐハイライトがサチュレートしてしまうEVFのピントは参考程度として、咄嗟に露出補正し勘でシャッター切ったもの。

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十五枚目のカットですが、ふと焼香場の方向を振り返ってみれば、先ほどの美形のフィリピーナ小姐がお線香を上げ、お願い事を唱え終えたのか、晴れ晴れとした表情で本堂に登ろうとしたので、卒爾ながら、とすかさず声を掛け、モデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、EVFで見ても美形フィリピーナのカットは得心の一枚だったので、あとは消化試合的な気持ちになって、あと数枚撮って、ブログ用の枚数揃えたら、ハヤタカメララボでも行くっぺか?とか考え、また本堂前から宝蔵門方面へと来た道をまた辿って戻り始めたのですが、せっかく28mmをフルに使えるのに、まだそれが判る大型の建物なんか入れたカットとか真面目に撮っていなかったことを思いだし、振り返りざまに林間のベンチ等で寛ぐ人達も入れて宝蔵門の半分と空を撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、撮ってた横をシーズン終えたサンタクロースが糟糠の妻を伴って、遥々と極東の風光明媚な島国に温泉旅行にでも来たような雰囲気を纏ったスウェーデン人の老夫婦が通り過ぎて行ったので、後をついて行って、宝蔵門の下でお互いに記念撮影をし始めた時に声かけて、シャッター押して上げる代わりにヒゲの旦那にモデルさんになって貰ったもの。

今回の感想ですが、初めてのフルサイズミラーレス使用でのスナップということになりましたが、いやはや、普段使っているX-Pro2の出来の良さを再確認したようなもので、とにかくブラックアウトの時間が長い、シャッター切ってから、書き込み終えるまで、ほぼ一呼吸以上掛かっているカンジで、やはりこれはレンヂファインダ機として使うのが正規の使い方で、EVFが最新の国産機同等の機動性を持っていると期待してはいけないのだということを痛感してしまいました。

さて、次回はまた何かRレンズをフルサイズ判でテストしてみましょうかね、乞うご期待!!
  1. 2018/01/28(日) 17:23:41|
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A festival full of amazing automobiles and attractive ladies~Tokyo Autosalon'18~

さて、今週の更新は、1/12(金)に急遽飛び込んで来た、東京オートサロン'18での顧客表敬及び営業の真似事の合間に年初からフル活躍のLeica M(TIPO240)の習熟も兼ねて持ち出し、明るめのポートレートレンズでテストしたものです。
当日は、16時まで会社でまじめにサラリーマンのお仕事に従事し、しかるのち、京葉線で海浜幕張まで移動、そこから徒歩で10分弱の幕張メッセに移動し、17時前には会場に着きましたが、初日とはいえ、来訪者でごった返す会場内を歩き、入場券を恵んで頂いたマフラー専業メーカーブースを訊ねて、ご挨拶ののち、製品写真を数枚撮らせて頂き、勤務先のパンフをカバンに入れたまま、きれいどころの撮影と、これは!と思ったブースへの勤務先の製品の営業という二刀流で、会場閉場の19時ギリギリまで粘ったのです。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズは1枚目のみKern Makro-Switar50mmf1.9、2枚目以降最後までLeitz Summarit50mmf1.5のいずれも絞り優先AEでの開放撮影となります。
では、会場を徘徊した行程に沿って、実写結果を逐次見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、目的の顧客ブースを辞してすぐ目に留まったのが、すぐ裏というか奥に位置する、ウィンドシールドの補修材の会社のブースで、比較的清楚な白地に青のアクセントの衣装を身に着けた、気立ての良さげな小姐二名が、道と云うかブース間の通路を行き交う人々に、自社製品のパンフ一式を詰めたバッグを受け取って貰おうと声を掛けているのですが、チューニングカーの祭典では地味な補修部品はどうしても脇役的立場でなかなか関心を惹けず苦戦していたご様子のため、励ましがてらモデルさんになって貰ったもの。

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二枚目のカットですが、実質、初訪問に等しいオートサロン、見るもの、聞くもの、皆珍しいことには疑いようもないのですが、それでも主役は、まごうことなく、ハイパフォーマンスカーと云われる、メーカー、チューナー如何に関わらず、一般的な市販車とは比べ物にならない、お値段、性能、インテリア、エクステリアの個性を発揮しているクルマ達で、まずはその横綱である日産自動車様のGT-Rの雄姿でも撮らせて頂こうと、会場奥の巨大ブースのステージ上に鎮座ましますご本尊さまを1枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、日産ブースでのGT-R撮影も無事こなし、その後、周辺の様子を物色してみれば、居ました居ました、去年の東京モーターショーでは完全スルー状態の欧州製のスーパーカーの雄であるランボルギーニのウラカンだかのオープンカーと、それ向けに特注で誂えられたという、ハンドメイドのチタン製エクゾーストシステムが恭しく展示されていたので、特製マフラーを主役にランボをバックグランドとして一枚撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、ランボの芸術的なチタン製マフラーにため息ついた後、次なる獲物を求めて会場内を徘徊していたら、やはり資金力がモノを言うのか、大手メーカーのブースの方が数も多く、専用ユニホームも揃えたいたいけなコンパニオン各位が満面の笑顔で来訪者を出迎え、クルマを見に来たのか単なるカメコなのか判らないような連中が、人垣を作って、コンパニオン各位の写真などを撮っていたので、工房主もちゃっかり混ぜて貰って一枚撮らせて貰ったもの。

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五枚目のカットですが、ここオートサロンではもう10年以上も前にビックサイトでやってた頃来たことがあっただけなのですが、自動車メーカー、タイヤメーカーなど、大手の資金力もある出展者は元より大きなブースの中にステージを設け、照明・音響なども凝ったダンスなどをお披露目して来訪者の注目を集めていたので、お江戸は京橋に本社のあるタイヤメーカーのブース内のステージでのパホーマンスを撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、どちらかと云うと、大手メーカーのブースは会場の壁際に陣取っていて、内側には、大小取り交ぜ、様々なチューナーやパーツメーカーなどのブースが、来場者の注目を惹こうと様々な趣向を凝らしたデコレーションやら、パフォーマンスなどを行ったいたのですが、いわゆるアキバ系の、漫画から抜け出たような着物をモチーフにしたユニークなコスチュームの小姐が笑顔を振りまいて、行き交うカメコを惹き付けていたので、それに乗じて一枚撮らせて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、アキバ系の漫画的コスチュームの小姐が人気を博していたブースのすぐ近くで、やや正統派というか、90年代のレースクイーンみたいなコスチュームでやはりカメコの人垣を作っていた小姐が目に留まったので、さっそくダッシュでポジション獲得、レンヂファインダ機の特権である、目線下さ~いとかファインダ覗きながら声掛けたら、ズッキューン!なんかやってくれたので、すかさず一枚戴いたもの。

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八枚目のカットですが、やはり近所のブースで、確かチューニングカーを得意とする中古車販売業者のブースだったかと思いますが、追っかけと思しきカメコ各位と爆笑しながらやりとりしていたコンパニオン三人組のうち、真ん中の"黄レンヂャー"の小姐の笑顔がとても眩しかったので、しばらく眺めながら、ここぞという瞬間を見定めてシャッター切ったもの。

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九枚目のカットですが、そういや、ホンダのNS-Xの二代目って一回も見たことなかったよなぁとか急に正気に返って、同じ会場建屋内奥のホンダのブースげ向かうこととし、さっそく会場に着いて市販タイプや各種のレース仕様を眺め、ブース内のレイアウト上、標準レンズでは全景が収まらないので、専らGALAXY S7 EDGEのカメラで車関係は撮影し、さて次は何処見ましょうか♪とブースを立ち去る時、「有難うございました」と声かけてくれたコンパニオンの小姐がなかなかカンジ良かったので、ついついモデルさんになって貰ったもの。

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十枚目のカットですが、そろそろ他の会場も行ってみないと閉場まで1時間切っちゃったとか思いながら歩いていたら、大手メーカーにしては珍しく会場の内側にそれほど大きくないブースを出していた車載オーディオメーカーのところで、何故かアテンドしていた全員?のコンパニオン各位がステージ上に一列に並んでBGMに合わせて交代でポージングなんかしていたので、横から一枚撮らせて貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、到着してからずっと内部を徘徊していた会場を今、まさに立ち去らんという出口に近い辺りで、エアラインのCAのユニフォームをモチーフとしたと思しきお揃いの赤・白コスチュームを纏った、気立ての良さげなコンパニオンの小姐がミニトークショーみたいなイベントやっていたので、通りざまにフラリと立ち寄り、ステージ横から一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、ここオートサロンは幾つかの大きな会場のみならず、会場間を結ぶ階上の通路にも個性的なブースが出展しており、隣の会場へ歩いて移動する途上、確か自動車工具の老舗のスナッポンだったかのブースで赤のレザー調のお揃いのコスチュームに身を固めた目のぱっちりした小姐と目が合ったので、声かけて一枚撮らせて貰っ

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十三枚目のカットですが、隣接する、ほぼ同規模の巨大な展示会場のフロアにエスカレータで降りていくと、まず、ファン獲得を目的としたのでしょうか、国内のプライベーターのレーシングチームがブースを出展していて、レーシングカーを主役として、昨年の各レースでの戦績などをPRするパネルなども華々しく展示しているのですが、やはり花形は自チーム所属のレースクィンの小姐で、笑顔を振りまき、撮影やサインなどに応じてくれていたので、ファン各位に混じって、モデルさんになって貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、そろそろ19時の閉場も近づいてきて、館内放送がその旨をアナウンスし出したので二番目に訪れた会場を後にしようと歩き出したら、階上通路に登る手前辺りに位置していた、おそらくクルマのコーティング剤か何かのメーカーの宣伝目的のブースでしょうが、ラストスパートとばかり、コンパニオン、社員総出で、足早に通り過ぎようとする来場者にパンフを持って帰って貰おうと声を掛けていたので、足を止めて話を聞いて上げた上でモデルさんになって貰ったもの。

今回の感想ですが、なかなかフルサイズのCMOS機は使いこなすのが難しいです。おそらく同じレンズを付けて、M8とかR-D1sであれば、ブレなかったであろうシーンで、残念なことに、拡大してみるとフジのX系列と同じようにCMOSミラーレスに有りがちな被写体ブレを起こしているカットがかなりあって、もうちょいAUTO ISOの使い方を上手くしないと、油断大敵、シャッターチャンスをドブに捨ててしまいかねないと思いました。

さて、次回はこのM(TIPO240)のEVFを使ってのLEITZ Zoomのフルサイズテスト撮影行ってみましょう、乞うご期待!!
  1. 2018/01/21(日) 18:38:24|
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Taipei '18 photographic Tour with my new partner ②

さて、今週の更新は1月5日から台北へ渡った今年一発目の撮影旅行からの後編をお送り致したいと思います。
まず恒例の行程紹介ですが、あいにく滞在二日目は前日晩からの雨をひきずっており、あたかも日本の梅雨時の如き雨模様の天気で、仕方なく、朝食時の食堂のテレビの全島天気予報を信じ、夕刻から降雨という表示の新竹・桃園地区へと向かうこととし、候補地は出発前に決めていた新竹市の「湖口老街」として台湾国鉄とバスを乗り継いで向かったはイイが、最寄駅では結構な降雨の上、乗り継ぐバスの案内図も時刻表も剥ぎ取られた状態で、湖口駅のインフォメーションで聞いても、下で待っとけの一点張り・・・仕方なく目的地変更し、お隣は桃園市にある馴染みの「大渓老街」へと向かって、そこで小雨のもと、2時間弱ほど撮ってからまたバスと電車乗り継いで、台北市内へ戻り、その日は小籠包の新興勢力である「金品茶楼」で小籠包他を戴いてお仕舞い。
そして翌滞在三日目も朝からどう見ても降雨、朝の食堂のテレビでも台南から高雄のエリアを除き、全島降雨ということで、ここは逆張りということで、年間降雨日数が最多の九?・金瓜石地区へと向かうこととし、11時前に宿を出て、MRTとバスを乗り継いで、まずは九?に入り、そこでランチ込みで2時間弱も撮ってから、帰りのバスの確保の観点から金瓜石へ向かい、そこで日暮れまで撮ってから、バスに乗って台北市内へと向かい、最終日前日の晩でしたが、雨なので夜市撮影もギブアップ、仕方なく、バス停そばのそごう忠孝復興店の「鼎泰豊」でまたしても小籠包他を戴き、余勢を駆って、MRT経由、長春路沿いにある「好記坦仔麺」へ向かい、そこで名物の坦仔麺を戴き、雨がいっこうに収まる気配もなかったため、夜市撮影はギブアップし、おとなしく常宿へ戻った、という今年一発目の海外遠征としては、まさに文字通りしょっぱい結末となった次第。
では、当時の行程に沿って実写結果を逐次見て参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズは1~9枚目迄がLeitz Summicron50mmf2.0、10~17枚目迄がCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、桃園駅からやや離れた桃園客運のバスターミナルから大渓行きのバスに乗り、40分少々かけて、老街の入口まで辿り着き、記憶を頼りに古建築が建ち並ぶ通りを目指している途中、台湾には何処にでもありそうな青空マーケットの片隅で、木の実や果実などを商っている老婆が雨を眺めて所在なさげにしていたので、その後ろ姿を一枚戴いたもの。

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二枚目のカットですが、これも同じく大渓の老街へ向かう途上の青空マーケットの中で、屋台・露店があまた商う中、台湾で採れるのかどうか判りませんが、洋梨のような緑も初々しい果実を板を広げた台の上に山積みにして商っていた、菅笠姿の老婆の後ろ姿を1枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、バスを降り、記憶を頼りに市場通りを抜けて程なく、清の統治時代から戦前の日本による統治にかけて建てられたと云われる、往時の極めて裕福な商店が軒を並べる大渓の老街に辿り着き、よくよく考えてみれば、いつも夏のカンカン照りの時にばかり訪れていて、ましてや雨の街並みを見たのは初めてだったことに気づき、何処となく艶やかさを増した感のある、雨の街並みを撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、ここ国内外のガイドブックにも載るくらい知名度が高く、台北からは2時間程度で訪れることの出来る正真正銘の観光スポットでも、雨だと客足が鈍るのか、前来た時は、通りの上に人が歩いていない瞬間すら見たことが無かったのに、今回は、かなりの頻度でメインストリートも人通りが途絶えがちで、それでは画にならないので、ちょうど遠くから、雰囲気あるカポーが傘さして仲睦まじそうに歩いて来たので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、この大渓老街もご多聞に漏れず、本来の目的とは異なった使われ方をするようになった店舗も数多く、老舗の薬種問屋と思しき商店の看板を掲げたまま、せめて木材製品繋がりということなのでしょうか、いたいけな童子達向けと思しき竹や木の玩具が店の前の時代掛かったテーブルに積まれていたので、至近距離で1枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、ここ大渓老街のメインストリートも奥に歩き進んでいくと、さすがに、ランドマークであり、毎年夏の関羽の生誕祭が盛大に行われる関帝廟付近に来ると、カフェなども多いためか、人通りも増えて来て、極めて古風な街並みの濡れた石畳を色とりどりの傘をさした人々が行き交う様子がとても美しく、また艶めかしく感じたので一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、古風な佇まいの店舗が軒廊下で繋がっている、中華圏固有の老街の軒下では、時間によっては昼なお暗いことがままあり、夏は仮借ない亜熱帯の陽射しから人々を優しく守る役目を100年以上に亘って担ってきたのですが、当日のような雨天だと、人工光源を使わないととても通行人の眼を惹くことは叶わないので、それぞれのお店では店頭のディスプレイ、ライティングとも創意を凝らしているのですが、ふと目に留まったフラワーアレンヂがステキなお店の佇まいを撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、老街の半分以上奥に進んだ辺りで、それこそ、昨年訪れたシンガポールのプラナカン建築様式やマカオ辺りの旧市街でも見られるような、各商店の軒先の廂を数軒、或いは数十軒そのまま繋げて、近現代のアーケードみたいにした軒廊下の最も典型的な形態が残っているエリアが有ったので、そこに陣取って、人が通るのを待ち構えてシャッター切ったもの。

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九枚目のカットですが、一番最初にここ大渓老街を訪問した時は、運良く街が一番賑やかな関羽の生誕祭の日だったのですが、ちょうど関帝廟前がイベントで塞がれてしまって、そこから奥へは進めなくなっていたので、廟の横にある細い路地に入り込んだら、材木関連で財を成し、町全体が裕福だったこの街の裏の顔、即ち、路地裏の庶民の暮らし、それも表通り見合いで古風な金瓜石の鉱山住宅街とか、材質こそ違え、北京の胡同にも通じるような佇まいの住居がひっそりと佇んでいたのを発見したので、今回もそこを訪れ、雨天の表情を撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、翌日、台北は忠孝復興のそごう横バス停から中距離バスに乗って、お昼過ぎに九份に着き、ここでもかなりの降雨ではあったのですが、メインの基山街は不完全ながらアーケードもあるし、別の観光客の傘の下に潜り込んでシャッター切ることも可能なので、傘はたたんだ状態で基山街へと足を踏み入れ、上手くアーケードが掛かっているところから、とある食堂の軒先で名物「魚丸湯」を煮込んでいる小姐の様子を撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、晴れの週末であれば、押し合いへし合いでとても通りの真ん中でカメラ構えてシャッター切るなどという芸当は不可能に近いここ基山街ですが、さすがに雨の予報だと、観光客は敬遠するのか、或いはこのところ、阿妹茶店周辺の夜景目当ての客が増え、昼はそれほどでもないのか判りませんでしたが、商店の軒先の実演販売員の小姐各位もどことなく手持無沙汰で、腰に手を当て、あーぁ今日はホントに暇だわとか吹き出し付けて上げたいような小姐が目に留まったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、ここ基山街で食堂が商うものと云えば、凡そ、「魚丸湯」、「魯肉飯」くらいと相場は決まっていますが、それでも店構えや照明などで少しでも他店と差別化を図って一人でも多く客を呼び込もうという涙ぐましい努力がそこここで繰り広げられており、店内を薄暗くしておいて、阿妹茶店みたいな雰囲気の提灯を掲げて、その下で食事させるというコンセプトのお店が結構賑わっていたので、軒先から1枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、年に一回くらいしか、ここ九份は訪れませんが、それでも、ここでランチを食べる店は決めており、自称元女優のお婆が今も軒先で元気に客を捌いている、店内に有名人とのツーショット写真が所狭しと掲げられているお店で、たまに来る「自称写真家」に気を使ったのか、台湾美人の日本語専攻という女子大学生二名を相席させてくれたので、雑談がてら撮らせて貰ったもののうち一枚。

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十四枚目のカットですが、おそらく九份一有名で、観光パンフや紹介サイト等を通じ、世界中の人々の目に触れているであろう阿妹茶店のカラフルな佇まいを、ちょうど灯りが点され始めた頃合いを見計らって、竪崎路の石段の横に設けられた観光用ミニ展望スペースのようなところから撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、これも九份に関する幾千もの観光媒体で使用されているアングル、モチーフではありますが、同じく竪崎路の石段の下の方から、阿妹茶店とその向かいのお店の軒先に挟まれたところを次々下って来る観光客の様子を1枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、九份での撮影も一通り終え、バスで、更にその奥にある元金鉱労働者の集落である金瓜石へと向かい、まずは黄金博物館側のキチンと観光用に鉱山の設備、施設が整備されたテーマパークのようなエリアを眺めながら写真を撮っていたのですが、前回、水南洞での撮影と移動に時間を取られ過ぎて尾根の反対側に位置する鉱山労働者の住宅街を撮れなかったので、今回は雨で滑り易いリスクも承知の助で足を踏み入れ、戦前からの労働者の住宅の軒先の煉瓦塀越しに家屋を撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、足元には細心の注意を払い、時には集落に住み着いた猫たちの案内で細い通路や階段を通り抜け、様々な暮らしの痕跡を撮り歩いていたのですが、そろそろ帰りのバス停に戻ろうかと思いながら歩いていたら、手前の住戸の屋根から降りてきたトラ猫がしっぽを立てながら先導してくれたのでついて行ったら、このような素朴な美意識の滲み出たオブヂェに遭遇出来たもの。

今回の感想ですが、4日間のうち、3日は降雨、しかも南の島なのに肌寒い雨のそぼ降る天気での撮影ツアーとはなりましたが、大渓の老街も、九份、金瓜石の老街もいつもとは違う、観光の顔ではない、時に置き去りにされたかのような哀愁の表情を見せてくれたのが印象的でした。
それにしてもM(TIPO240)は年末ギリギリに懐に飛び込んできたのに、こんな悪条件の撮影でも良く活躍してくれた、と感謝しています。

さて翌週は昨日、お仕事半分で出掛けた幕張メッセでの「東京オートサロン'18」からM(TIPO240)で捉えたきれいどころの写真でも上げましょう、乞うご期待!!
  1. 2018/01/14(日) 19:21:46|
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Taipei '18 photographic Tour with my new partner ①

遅まきながら新年あけましておめでとうございます。

さて、さっそくですが今年一発目の更新は、先ほど帰って来た、新型機の試運転も兼ねての台北ツアー'18から二回に亘ってお送りする全編行きます。
まず、恒例の行程紹介ですが、出発は新年早々1月5日の金曜日、会社の年休を新年早々貰って、11時15分成田発の台北行き日航機に乗って、台北は桃園国際空港に少々遅れて現地時間14時25分にランディングし、空港からの高速MRT経由、北門駅近くの常宿にチェッキンしたのが16時前、それから新しい相棒である、LEICA M(TIPO240)にレンズ2本だけ持って、宿からは徒歩で15分弱くらいの台北市内きっての老街である「迪化街」へと向かい、日没までスナップし、しかるのち、宿には戻らず、駅でお茶し、しかるのち、東門駅から徒歩3分という交通至便の地にある台南料理の名店「度小月」を再訪し、坦仔麺をはじめとした台南の名物料理を堪能した、というのが1日目の全行程です。
では、さっそく、当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。
カメラは新鋭のLEICA M(TIPO240)オンリー、レンズは1~16枚目までがLEITZ ELMARIT28mmf2.8、最後の17枚目のみCANON L50mmF1.2での全コマ開放による絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、北門経由、迪化街の入口付近にやってくると目に付くのが、重厚な外観の、おそらくは日本統治時代の石造りの建物を改造した今時の若者向けカフェのようなお店ですが、丁度、その前にいたいけな現地の小姐が信号待ちのため立ったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、くだんの旧建築リノベカフェを過ぎるとすぐに、ここが迪化街であることを示す、横浜の中華街や、神戸、長崎にもありそうな、赤字に金泥をこってりまぶした木ないし、真鍮製の植字を行ったド派手な看板が目に付き、これをモチーフに通りの入口付近の全景を撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、赤地に金文字の看板を過ぎるとすぐ、通りの両側には、オリヂナル状態、或いはオリヂナルの外観、或いは両側の店舗のテクスチャに合わせてリノベされたものかに関わらず、おそらくは日本統治時代以前、もしかすると、清の時代くらいまで遡れるような建築様式の建物が整然と建ち並んでおり、さっそく嬉しくなり、まずはアイレベルで一枚撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、この迪化街、南北のメインストリートのみならず、その両脇から東西に延びる側道に至るまで、観光地であることを意識してか、景観重視の街づくりとなっており、通りを歩きながら、交差点に当たるたび、フォトヂェニックな街並みがないか、鵜の目鷹の目で探していて、これは、と思って入口付近から撮った一本目の通りの様子。

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五枚目のカットですが、迪化街の入口から暫く歩いたところにある永楽市場付近がちょっとした広場になっていて、前回同様、今回も色々な露店、屋台の類いが路上に軒を並べていたのですが、もう陽も相当暮れかけてきていたので、ぽつぽつと灯火を点し出した店もあったので、そのうちの人の良さそうなお婆ぁがやってる店の軒先で商いの様子を一枚撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、この迪化街随一のランドマークである永楽市場横の広い歩道上で、フルサイズ機による28mmレンズの威力を試すこととし、まずはローアングルで市場横の日暮れ間近の歩道上をせわしく行き交う人々の様子を捉えてみたもの。

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七枚目のカットですが、永楽市場前の広い歩道の上の露店、屋台の類いは、寒空の下にも関わらず、物見高い台湾人各位や、面白くて格安な台湾土産をゲッチュしようという下心満載の外国人観光客で、結構賑わっており、その中でも、オクターブ上げて、値切交渉やってた韓国人アガシ二名の姿が感動的だったので傍らから1枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、永楽市場を過ぎて、更に通りを奥に歩いていくと、程なく関帝廟?みたいな中華風道教寺院が見えてきて、その周辺も永楽市場付近と同様、散策を愉しむ台湾国内外の人々で賑わっていたので、寺院入口の両脇を固める狛犬の左側をモチーフに付近の全景を撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、寺院の反対側、方角で云えば西側に当たる通り沿いにも当然のことながら、迪化街の構成員として、メインの乾物、漢方薬種、或いは布切れの煉瓦ないし石造りお店が建ち並んでいて、陽も暮れかけてきた時刻に、行き交う車も灯火を点し出したので、そのコントラストが得も言われぬ素晴らしさを醸し出していたので、ローアングルから一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、幾ら建物や通りの佇まいが素晴らしくても、そこに人の息吹がなければ、ただの建築写真の出来損ないに過ぎませんから、ちょうど良い被写体が通りがかるのを待っていたら、程なく、自転車に乗った、白人男性とその連れがやって来たので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、観光的には季節も季節、時間も時間なので、写真などを撮ろうという手合いには遭遇しませんでしたが、国籍不明の中東からのゲストと思しき、うら若き女性がかなり真剣な表情で、日本製のデヂタル一眼レフを片手にストリートスナップをしていたので、すれ違いざまに一閃浴びせたもの。

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十二枚目のカットですが、迪化街ももう半分以上奥に進み、道も狭く、オープンエアの歩道に代わり、ほかの老街にも見られるような、中華圏固有の、建物の一階の廂が隣同士繋がって、あたかもひとつも回廊となったかのような構造の建築群が増えてきたので、その煉瓦造りの街並みをすっかり陽も落ちた頃合いの北の空をバックに一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、迪化街のどん詰まりを目指して、独り、写真を撮りながらとろとろと通りを歩いていると、結構な数の人々が速足で追い越していくのですが、おそらくは香港辺りからやって来たと思しき、きれいな発音で英語を話す小姐達が、Excuse Me!とか声かけて追い越して行ったので、追いかけざまに後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、ここ迪化街も奥の方になってくると、観光地の顔から、地元民のための問屋街的な商圏へと装いを変え、入口から何本か東西を走る幹線道路を超えた辺りから、建物の統一性と観光客向けのカフェ、ファンシーグッズ店舗が少なくなってくるのですが、その一方、伝統的な文脈は尊重しながら、大胆な機能性重視の現代的リノベ物件も散見されたので、そのひとつを真下から広角活かし撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、どん詰まりから数百メートル辺りになってくると、漆喰作りの店舗兼住宅のお隣が総煉瓦張りになっていたりと、観光的な配慮は何処へやらといった風情になっきますが、それでも、個々の建物はきちんと手入れされ、歴史を感じさせる本物の風格を十分湛えており、その前に最新のポルシェのRVであるマカンが停まっていたので、その対比が面白くて一枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、迪化街の奥でも古くなって、商業に適さなくなった数件を併せてリノベし、それこそ鹿港とか、三峡辺りの老街にも比肩し得るような、煉瓦造りの建造物群とその一階部分を貫く屋根付き回廊を再現しているので、その熱意に敬意を表し、薄暗い廊下に佇み、その様子を一枚撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、迪化街のどん詰まりまで辿り着いた頃にはもう既に陽はとっぷり暮れて、人工光下での帰路となりましたが、運良く、メインストリートの一本東の通りを当てどなく彷徨い歩いていたら、道教寺院前の椅子に一人腰掛け、胡弓でテレサテンの曲を奏でていたご老人が居たので、思わず嬉しくなって駆け寄り、日本語と、中国語のチャンポンで会話し、別れ際に一枚撮らせて貰ったもの。

さて、翌週は訪台二日目、三日目の雨の中の必死の撮影から厳選カットをお送り致します、乞うご期待!!

  1. 2018/01/08(月) 22:12:06|
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Amazing second life of gloomy optics~Som Bertiot Cinor 40mmf1.5

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さて、今週は先週の予告通り、久々の工房作品、ご紹介いきます。
今回のレンズは泣く子も黙る高額レンズ群の一角、Som-Bertiot社のCinor40mmf1.5という珍品級の大口径単玉ですが、実はその出自がプロジェクション用光学系ということで、ライカマウントの撮影用とは打って変わって、ロシアレンズとどっこいどっこいのお買い得価格で、先に50mmf1.5を買い求めた欧州の業者から、お替りはいかが?と云うことで、撮った写真を見たい思いもあったらしく、これまた極めてリーズナブルなお値段で譲って頂いたもの。
ところで、このレンズの構成ですが、全部のエレメント単位で分解したワケではないのですが、先の50mmは前が二枚貼り合わせの長いクリアランスの後方に位置する後群は分離の二枚という典型的ペッツバールタイプだったのに対し、前群が以上に長くまたスリット経由の光線を見ても前のねじ込みを外した前群が2枚貼り合わせび1群だけとは考えられず、おそらく、ペッツバールタイプの特性は崩さないまま、40mmとするため、前群に独立した一枚凸を足したのではないかと考えられます。
では、さっそく、実写結果を逐次見て参りましょう。
ロケ地は暮れの浅草、カメラはX-Pro2による絞り優先AEでの開放撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、14時半過ぎに地下鉄を乗り継ぎ浅草に着いたら、朝飯を食べて以来、何も口にしていなかったことを思い出し、まずは腹ごしらえとばかり「宇奈とと浅草店」さんにて、リーズナブルな価格でひつまぶしを戴き、しかるのち、まずは暮れ詣でということで、浅草寺本堂にお賽銭上げてお参りしてから、清々しい気持ちで境内を散策していたら、居ました居ました、いたいけな極小姐連れの中国人一家が、例の宝蔵門近くの手漕ぎポンプで一生懸命、水を酌み出す様子をアイポンで撮ってたので、写真撮らしてねと声かけて並んだら、どういうワケか気合いが入って、渾身の力を込めた写真が撮れたもの。

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二枚目のカットですが、さっそくの御利益ぶりに気を良くして、次なる獲物を探して境内周辺を徘徊していたら、居ました居ました、自分達のスマホンで思い思いに撮った写真を見せっこしながら、論評し合っていた中国産小姐のグループが宝蔵門の下に居たので、そのままの状態撮らしてね、と声をかけたものの、生返事して判ったか判らないのかはっきりしないまま、再びスマホンを片手に仲間内で口角泡飛ばさんばかりの論戦始めたので、じゃ勝手に撮らして貰いますよ、ということでその様子を一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、境内のおみくじ売り場も貴重な票田ですが、またしても、恰好のターゲットになりそうな白人のカポーがお互いのスマホンで撮った写真を見ながらあーだらうーだら批評し合っていて、話が尽きそうな頃合いを見計らって、声をかけて、スマホンなんかと次元が違う珍レンズでその姿を記録したいとかなんとか適当な口実付けてモデルさんになって貰ったもの。

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四枚目のカットですが、お線香売り場と巨大焼香場の間辺りに、これまた大量発生の中国産小姐が夏の浴衣みたいなデザインのレンタル着物着て、大きな七五三みたいな髪飾りなんか付けて、同僚と一緒に焼香しながら、その煙を自らの至らぬところに擦り付けようとする姿を不思議がって撮ろうとしていたので、先手必勝、先に後ろから一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、この季節、まだまだ陽は短く、16時近くになると、すっかり太陽光の色温度は低くなり、また射し込む角度も相当低い角度で射して来ますから、角度によっちゃ、光るものを配置すれば、周囲がブラックアウトして浮かび上がるような構図の画が撮れるんぢゃまいかということで、宝蔵門下の巨大提灯底部の金具が陽光に照らされて鈍く光っていたのを工夫して撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、雷門方面へ歩きながら、仲見世の様子を撮ってみようと考え、宝蔵門から歩き出してすぐの土産物屋さんの店頭で、今度はいたいけな韓国産アガシ二人組がおそらくは同僚ないし、友人向けの、いわゆる帰国後、職場復帰時のバラまき用土産物を物色している現場に遭遇したので、斜め後ろに音もなく近寄り、その熱心な様子を一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、いつも同様に人混みでごった返していることには変わりはないのですが、こと暮の浅草寺仲見世通りはまさに多国籍軍駐屯地状況を呈しており、先に韓国産アガシのお土産物色の店頭から幾らも歩かないうちに、今度はインドネシア人一家が、その大家族制を背景とした、国でお留守番をする、一家眷属・一族郎党向けに気の利いた手工芸品でも買い求めんと、店員と交渉中にヒマな極小姐が店頭で幼い弟と展示されていた品物を眺めていたので、オヤヂさんの横からひょいと出てその愛くるしい様子を一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、世界各国からのゲストでごった返す仲見世を縫うように進み、やっと雷門まで手が届きそうな距離に店を構える「美人茶屋 あづま」さんの前に辿り着き、さて、今回は見慣れない新顔ばかりだなとか思いながら、適当な人垣の切れ目に頭突っ込んで、前掛け姿で一心不乱に黍団子を次々と製造する小姐の凛々しいお姿を一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、同じく仲見世通り雷門近くの「美人茶屋 あづま」さんの店頭で、いつの間にか独立採算制でもなったのか、黍団子事業部と甘酒事業部はユニホームを変えていて、しかも、今回は、年端もいかぬ若い小姐がかなり堪能な英語を駆使して、次から次へと押し寄せてくる海外からのゲストを巧みに捌いていた姿が面白かったので、ちょいと失礼と行列の横に立って、その働きぶりを一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、雷門をくぐり、大通りに面した門前のちょっとした広場に出ますが、何と、ここでいたいけな女子高生相手に人力車の営業を掛けている大胆不敵な車夫氏が居たので、その1対2の表所豊かな商談の様子を女子高生の斜め後ろに回って雑踏を背景に1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、雷門の周辺で撮ったら、次は、待乳山の聖天社へ暮参りに行こうと決めていたので、人混みでごった返す仲見世を通る気はとてもしなかったため、空いていて、比較的ショートカットとなる松屋デパート前の道に出ようと神谷バー方面に歩いていたら、ちょうど目の前の人力車が威勢良く掛け声とともに走り出したので、反射的にシャッター切ったもの。

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十二枚目のカットですが、神谷バーの先、アーケードが途切れた辺りで、遥か彼方に聳え立つスカイツリーを背景にセルフカットを撮らんとしゃがみ込んで、精一杯の笑顔で腕伸ばしてスマホンのシャッタ-切ろうとしていた関西弁の小姐2名の姿がなぜか新鮮に見えたので、黙々と傍らを通り過ぎて行く人混みを背景に一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、松屋側に渡ろうかと思った矢先、そうそう、定点観測の場所取り忘れてらぁとか思い出し、急遽、松屋前のアーケードを西に進んで、また仲見世方面に戻り、途中の煎餅の製造販売のお店の店頭で、不可思議なカッコをした煎餅が緑の繊維状の詰め物と一緒にガラス広口瓶の中に封じられて、棚に並んでいたので、そのシュールな光景を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、ホントはこれがいつも浅草ロケでの冒頭に来るわけなのですが、何せ今回は腹ごしらえの直後に本堂への暮参りという異例のルートとなっていたため、とにかく拝殿がシャットダウンされる前に聖天社に参りたいという思い先行ですっかり放念上人と化していたのですが、何とか思いとどまり、「美人茶屋 あづま」さん横の側道に面した扇屋さんの店頭の大和絵団扇の至近距離撮影を行ったもの。

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十五枚目のカットですが、松屋前から歩くこと約10分、人力車で訪れた先客も何組か居て、何とか拝殿のシャットダウン前には間に合った待乳山聖天社ですが、このコンパクトな境内には、結構、マニアックな撮影スポットが点在していて、とりあえず、手っ取り早い手水場上の古瓦屋根の巴を枯葉の残った枝木を背景として撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、同じく待乳山聖天社の境内で、手水場の傍ら、江戸時代から残ると云われている、瓦を積んで築いた築地塀の手前辺りの山茶花の植栽のうち、殆どの花は既に咲き切って、色も褪せかけてきていたのですが、ただ一輪だけ、到着を待っていたかの如く咲き立ての瑞々しさ、凛とした気品を漂わせた花が目に留まったので、敬意を表して1枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、うーん、1年ってホント早いですね、基本的に社会人って、同じことの繰り返しのサイクルの合間に個人的な趣味等のイベントが落とし込まれるので、あっという間に年末、工房の最終操業、滑り込みで、こんな面白いレンズに再び活躍の場を与えて上げられたことがとても嬉しく、そして誇らしく思えました。

さて、次回は年明けの第二週の週末、年明け早々の海外遠征からのレポートをお送りする予定です、乞うご期待!!
  1. 2017/12/24(日) 22:33:49|
  2. X-mount改造レンズ
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一個溫泉鎮溫暖的心~Kusatzu Hot Spring Photographic Tour '17~

さて、今週は先週の予告通り、先週末に工房にてクリーニングした国産普及品ズームのシェイクダウンも兼ねて撮影小旅行に出掛けた、群馬県は吾妻郡の草津温泉からのレポートをお送り致します。
海外にはしょっちゅう行ってますが、国内の中途半端な長旅はついつい敬遠しがちで、ここ草津温泉も馴染みのペンションの予約がなかなか取れないことも相俟って、ここ2年ほどは足が遠のいていたのですが、奇遇なことに先月の北京で夜の暇つぶしも兼ねてX天トラベルのサイトでそのペンションの予約が取れないものか、ものは試しに覗いてみれば、12月の第一週の週末に奇跡的に二階の一番人気の部屋が空いていたので、速攻、ポチットな、して、月が明け12月になったので、電車、バスを乗り継ぎ、片道約6時間もかけて1泊2日の旅に出かけてきたと云う次第。
改めて機材を紹介しますと、カメラはX-Pro2、レンズが12枚目までがTokina Zoom 28-70mmf3.5-4.5、13~17枚目がCanonFL58mmf1.2改M非連動による全コマ開放での撮影となります
では、当日の行動に沿って実写結果を逐次見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、草津温泉と云えば湯畑を抜きにしては語ることが出来ず、実際、ペンションからは近道を通れば5分かそこらの距離なので、バスターミナルから宿に直行し、チェッキンして荷物を部屋に置いてから、アイドル豆芝のももちゃんと遊ぶのもそこそこにカメラにズーム付けたのだけ首から提げ、あとは手ぶらで温泉街に出掛け、久々に対面した湯畑周りの画像を撮ったうちの一枚で下流から白旗の湯方向を撮ったもの。

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二枚目のカットですが、湯畑のすぐ隣に足湯の施設が有り、その屋根の下で、世界各国からのゲスト各位が皆一同に足を温泉に漬けて寛いでいるのですが、今回は、お隣、中国からの団体さんが数にもの云わせて、殆ど貸し切り状態としていたので、声かけるにはむしろ日本人よりずっとオープンなので却って都合良く、果たして一番入り口に近いところに居た夫婦者に声かけたらOK、OKと云うことで快く二人でポーズ決めてくれたもの。

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三枚目のカットですが、湯畑横の足湯のすぐ近くで次なる獲物を探して徘徊していたら、居ました居ました、独り旅の小姐がスマホンで、湯煙超しに湯畑の全景を撮ろうと風の向きによって視界が全く効かなくなったり、反対に湯気がさっと吹き飛ばされて、全景が手に取るように見えたり、タイミングを合わせるのに手間取っているのか、結構悪戦苦闘していたので、その努力に免じ、斜め後ろから一枚撮って差し上げたもの。

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四枚目のカットですが、話は前後しますが、そもそも湯畑ってなんで有るの?と子供の頃、疑問に思い、別荘を建ててしまうほどの草津マニアだった亡父に聞いてみたら、要は観光資源というありきたりの答えに加え、街の収入源として、湯の花を採取すること、そして90度近い源泉を適度な温度に大気冷却するため、ということだったのですが、さもありなん、湯畑の一番下流はそこそこ段差のある湯滝になっており、そこへ流れ込む手前の木樋の上には湯の花がびっしりと積もっていたので、その様子を望遠域で撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、湯畑の最下流、湯滝の下は湯煙がもうもうと立ち昇る滝つぼになっていますが、湯畑横の遊歩道の上の位置から下を眺めると、湯滝が記念撮影スポットとして結構な人気で老若男女問わず、相方を湯滝の前の柵のところに立たせて、ポーズ決めさせてハイチーズ!とかひっきりなしにやってたので、湯煙越しにその風景を背後の小足湯に寛ぐ人々も入れて撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、湯畑周辺でそこそこ枚数が稼げそうなので、西の河原へ行くのをちょっと思いとどまり、湯畑の水面を眺めるふりして獲物を待ち構えていると、来ました、来ましたいたいけな娘さんを連れたちょっとコワモテのヲヤヂさんが、二人で一緒に自撮りする段になったら、何処かの線が切れたんぢゃないかと思うくらい意外な笑顔モードになって、その変貌ぶりが面白かったので望遠モードを駆使して、ちょい離れたところから一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、草津の湯畑と云えば、この江戸時代は1830年の文化13年に建てられたというお伊勢講参り記念という石灯篭を忘れてはいけませんね、ということで、真横から撮ったり、はたまた対岸から望遠で撮ったりとか、幾つか試みてみたうちの一枚で、湯滝下からの逆光状態でセミシルエットの灯篭の裾付近を湯煙が這うものが一番気に入ったのでアップしたもの。

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八枚目のカットですが、屋根付きの大足湯の反対側の斜面は元々、道路が狭かったので、歩道を付けるのがやっとで、それでも、木製の洒脱なデッキタイプの階段になっていて、ところどころに設けられた踊り場に相当する場所に、いたいけな若者各位が立ち止まり、或いは湯畑とを隔てる木製の柵にもたれかかって湯畑を背景に二人自撮りを試みたりと、なかなかの活況だったので、上から目線でその様子を一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、上から目線と云えば、木製階段の上から湯滝の滝つぼ方向を眺めれば、来ました来ました、温泉街にはこれが無くちゃ☆という存在、浴衣或いは丹前姿の観光客各位で、ちょうど、湯畑前の大東館から浴衣の上に丹前を羽織った中国人小姐二名が出て来て、轟々たる音ともうもうたる湯煙を上げる湯滝を珍しがってスマホンで撮っていたので、その様子を後ろから一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、湯畑周りはもう撮り飽きちゃったので、次なる目的地、西の河原へ移動しながら撮り歩くこととし、顔本用のカットなどスマホンで適宜撮っていたら、10分弱で、西の河原の入り口付近へ到着、確か前回来た時にはなかった、入り口付近の新しい露天足湯に老若男女が足を付けて寛いでいたので、通りざまにその牧歌的な様子を一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、湯畑同様、ここ西の河原もところ構わず、それこそ水たまりのようなところからも、結構熱い源泉が湧き出ており、辺りはまさに湯煙が立ち込めており、風向きによっては視界が3mもなくなることも有りますが、それでも、あちこちから湯が湧き出て、また河原というだけに、かなり勢いのある川が流れているのですが、これが上流では80度近いお湯が流れ出るというまさに熱湯の川で、その風景がよほど珍しいのか、いたいけな都会者のカポー達がおっかなびっくり熱湯の川に掛かる木橋を渡る様子が面白かったので、望遠モードで一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、西の河原でも思う存分に撮れたので、お茶して一旦、宿に戻り、自分でも内湯の温泉に入ろうかいとか思って、また元来た道を戻りかけたら、その道の真ん中くらいにある、温泉卵を目の前で引き上げて食べさせてくれる足湯併設の商店の店頭で、ピンクのダウンを纏った従業員のいたいけな小姐がちょうど注文に応じて温泉卵を引き上げようと湯面に体を乗り出した瞬間を戴いたもの。

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十三枚目のカットですが、湯畑下のお洒落な茶店でレアチーズケーキと特製ブレンドテーなど頂いてから、いったん宿に戻り、晩飯まではまが時間があったので、内湯の温泉にインターバルを置いて二回ほど入ってから、湯畑周辺の温泉街で蕎麦でも戴こうと思い、昼から夕刻に使ったズームに換え、シャープなハイスピードレンズの四番打者、キャノンのFL58mmf1.2に付け替え、近道である湯畑上のお寺の石段経由、温泉街に出ようと思い、暗い夜道を歩いて行ったら、突如視界が開けた石段からの夜景が綺麗だったため、思わず一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、夜になれば、色とりどりのカクテルライトでライトアップされる、草津温泉随一のランドマーク、湯畑は、どちらかと云えば地味で渋めの昼とは全く異なった艶やかな表情を見せてくれるため、ひっきりなしに写真を撮りに来る人出も途絶えることはなく、ちょうど目の前で自撮り棒を取り出したカポーが居たので、これ幸いにと横から一枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、湯畑横の屋根付き大足湯も、昼間同様の賑わいですが、ただ、陽が沈んだら、ひたすら飲み食いの時間と決めてでも居るのか、昼間に比べると圧倒的に中国等からの観光客に遭遇する頻度は少なくなり、この時間帯ではほぼ日本人だけが物静かに肩寄せ合って語らい合いながら、足湯を愉しんでいるような雰囲気だったので、湯煙が光る湯畑を背景として、そのほっこりした様子を一枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、湯畑の下、湯滝の滝つぼの西側には、結構有名な焼鳥屋をはじめ店頭販売の飲食店があり、陽が沈んでから営業するらしく、冷え込んだ空気の中、暖かげな白熱電球の灯りも相俟って、湯畑に負けじともくもくと煙を立ち昇らせて店頭で焼鳥を焼いたり、おでんを煮込んだりしているお店の前には長蛇の行列で、やっと自分の番が巡って来てお目当ての料理を買うことが出来た人々は、目と鼻の先に有る酒店で缶ビールやらチュウハィを買い込んで店頭でハフハフ言いながら一杯やっているため、その幸せそうな様子を斜め後ろから一枚戴いてみたもの。

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十七枚目のカットですが、美味しそうに何か食べてる人たちの様子を何時間撮っても、腹は満ちて来ないのが天地の理あので、そろそろ自分も何か食べようという気になり、湯畑周辺に何軒かある蕎麦屋を回って、値段やら、料理の特徴を調べていたら、ちょうど、目の前からライトアップされた湯畑横の遊歩道をそぞろ歩きする雰囲気有るカポーが目に付いたので、すかさず前から一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、うーん、草津温泉はやっぱりイイですね・・・特徴の無いマイルドなお湯の温泉が多いなか、強烈な酸度を誇り、しかも莫大な湧出量のため、源泉掛け流しがデフォルトで、街自体にも適度な活気があって、それほど俗化されてもおらず、家族連れや若者を呼び込む路線を徹底し、健全な形で発展し直したというところがとても好感持てました。

さて、次週は年末のあいさつ回りに帰省するため、一回スキップ、翌々週は今年最後の更新で、工房作の珍レンズ紹介行きたいと思います、乞うご期待!!
  1. 2017/12/10(日) 17:40:51|
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charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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