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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Ich werde Ihnen endlos~Robot Royal36~

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【撮影データ】カメラ:Robot Royal36 レンズ:Robot Xenon40mmf1.9
フィルム スーパーセンチュリア400 全コマ開放
今宵のご紹介は、秘宝館からの出展です。

先般のMelconIIの評判が良かったことを真に受け、また珍品レンジファインダー系でいきます(笑)
今回のカメラは知る人ぞ知る、北米市場でのM3対抗馬の最右翼?Berning社が1955年に満を持してリリースしたRobot Royal36です。

この36という数字は、今までの24mm幅と区別するため、24x36の画面サイズであることを知らせるためのコードネームなのです。

そもそも、Berning社は軍事目的でこのRobotブランド?のゼンマイ巻きカメラを戦前から作っていて、戦時中はメッサーシュミットに載せて偵察だか、演習時のガンキャメラ代わりに使ったか忘れましたが、軍用のビオメター40mm付きなんていうモデルもありました。

何せ、ドイツ人は疑い深いらしく、撃墜王が何機落とした!って申告しても、ぢゃ証拠写真見せて!っていわれるので、メッサーシュミットのコクピットに小型で連写の効くこのカメラを持ち込んだという話もありますし。

しかし、このRoyal36までは、全て135判フィルムを使うものの、24×24の正方形に写しこむ変則規格で、家にも画面サイズがライカ判でないモデル何台かありますが、近頃の機械式ラボ泣かせの困ったカメラ達です。

尤も、手焼きで両隣のコマが写りこんだ状態で焼いて貰って、余部を切るなり、スキャナで取り込んでソフトでトリムすればイイのですから、それほど実用上支障があるものでもありません。そういった意味では、NikonI型や、オペマI、II、そしてミノルタ35など24x32という際どい変則サイズよりは罪が軽いかも知れません。

では、持ち主を虜にするこのロボット一族の魅力は何か・・・それはモデルを問わず、精密感に溢れ、仕上げも素晴らしく、ゼンマイを巻き上げたら、かなりの速度で連射が効き、決定的シャッターチャンスがモノに出来る、更にはライカに負けず劣らず、素晴らしいレンズのラインナップが揃っていまして、標準レンズを例に挙げれば、ツァイスはどういうわけかBerning社にかなりの肩入れをしていて、Royal36用ではSonnar50mmf1.9のほか、極少数ですが40mmf2のPlanarまで供給しています。

また、メインサプライヤと思われるのが、これまたツァイスに比肩しうる光学界の重鎮、シュナイダークロイツナッハで、ここも、相当気合いが入っていて、Sonnarを凌ぐ性能と思われるXenon40mmf1.9、廉価版?のXenar45mmf2.8などがあり、広角については、Enna社なども供給していたようですが、海外オークションに出た暁には、同じ焦点距離のライカ用に較べてかなり高い値付けがされています。

さて、前置きが長くなりましたが、実写データ見て行きましょう。
今回の作例は3年ほど前に代官山界隈でテストしたものです。

まず、一枚目。これは、代官山ヒルサイドテラス向かい側の集合店舗ビルみたいなところの門扉を飾るオブジェでライトアップの具合がイイ按配だったので、後ボケも検証出来ることから一枚撮ってみたものです。
白熱灯がかなり強く照らしていますが、フレアは皆無で力強い輪郭を形作っていますし、後ボケはあたかもSonnarの本歌取りみたいにきれいな溶け方をしています。

続いて二枚目。今度は道を渡り、やや渋谷方面に戻ったあたりにある、有名なカフェです。ちょうど、陽も傾きかけてきたので、店頭の灯火もその存在感を増す時間です。
家路を急いでいると思しき、中年の夫婦者?が仲むつまじく手を繋いでカフェの前を通り過ぎようとしており、その反対からは、ヒゲを蓄えた洒脱な熟年の男性が足取りも軽くカフェを眺めながら通り過ぎようとしています。
このように自然光と人工光の入り混じった難しい露出条件下でも、すれ違わんとする登場人物達の一瞬の間合い、表情を確実に捉えてくれることが、まさにこのカメラの真骨頂です。

そして三枚目。ヒルサイドテラスの看板を暮れかかる空をバックに入れての撮影です。
日は沈みかけているとは言え、まだ明るさを残していますから、背景に空を入れると、主体はコントラストが低下するのが常ですが、この写真では、白文字も下地の金属板もかなり鮮明に質感が捉えられていて、レンズ性能の高さを物語る一枚ではないかと思います。また、バックのボケもイヤミがなくて、個人的には好ましく思います。

最後の四枚目。このカットはもう日も暮れてしまい、そろそろ作戦行動を終了して深川に帰ろうかと思いながら駅に向かう途中の通りに面した雑貨屋だか若者向けの洋品店だかの店頭で、倹しいながらも幸せそうな雰囲気を漂わせながら、靴下などを選んでいた若いカップルを捉えました。
この時間では、全て人工光に切り替わってしまっていますが、その狭い照射領域の中で、絶えず動くカップルがどんぴしゃの位置に来て、あたかもスポットライトが当ったかのようになった瞬間をこのロボトの眼、Xenon40mmf1.9は捉えてくれたわけです。
ここでも、合焦域でもシャープさ、オフフォーカス部のボケは遠近を問わず破綻なく描き分けており、白熱灯下の人物も目で見たままに捉えていました。

このカメラは、撮影のデジタル化が進む昨今でも、銀塩フィルムの楽しさを実感させてくれる逸品ではないかと思います。
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テーマ:レンジファインダー - ジャンル:写真

  1. 2009/04/12(日) 20:49:53|
  2. 深川秘宝館
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:15
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コメント

 つい先日まで近所に二台ROBOTが出てました。 二台とも見せて戴いたのですが、そのうちの一台は、裏ブタすら開けることが出来ないくらいナゾめいていました。  
 ただ、その金属の硬度と精密感は、カメラの領域から離れ工業製品其の物であり、まさしく戦闘機のパーツといってもよい感覚です。
 ただ、撮影といったら、たしか24*24かハーフ判で、さて肝心の距離計があったかなーといったあんばい。これも一部は解説されてるとうりです。(ROBOTに距離計はナンセンスかもしれませんが)
 ニコノスの様に特殊用途が民生的ならよいですが、工業製品の特殊パーツのような存在目的の所在が、所有決定の両極に成りそうです。  
 撮影スタイルを再考しつつ、民生品に帰化したとはいえ、ストラップすら寄せ付けない冷ややかな存在を素手で受け止めて、銃剣で相手を追い詰めるような撮影の危険を心に抱く・・・。そんなふうに、どことなく「危険思想」めいた思いを巡らせるROBOTの感触を偲ぶ事にします。(今回の映像は、どことなく暗箱の暗幕に光をうつすROBOTのアナロジーを引きずる様子で、奇妙な想いが・・・)
 
  1. 2009/04/12(日) 22:31:12 |
  2. URL |
  3. Treizieme Ordore #-
  4. [ 編集]

Treizieme Ordore さん
早速のコメント有難うございます。
さすが、この無骨なカメラに潜むキケンなオーラに気が付かれましたか。
そう、このカメラ、お金持ちの道楽道具を装いながら、軍偵察用、秘密警察・スパイ用といったシリアスなDNAを色濃く残していまして、まさに光学兵器の民生転換の趣きです。

実際、一昨年の横須賀進駐軍基地への侵入ツアーの際、このRobot Royal36に36枚撮りフィルムを詰めて出撃し、多数の米兵及びその眷属の撮影に成功しています。
  1. 2009/04/13(月) 13:10:53 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

ROBOTなら、ノーファインダーモデルの方が(在りそうなので)潔く、かえって使いやすい様な気がしました。飛びぬけて解像力があるタイプのレンズがついていたら面白そうで、兵隊さんとか右翼のおじさんとか警官マニアさん等、「迷惑防止条例」にからまない程度のキワドイ被写体の撮影コレクションにはお洒落です。
 カメラから被写体を「健全」に導き出す思想があり、ホロゴンカメラとかベッサLに通じます。
 ところで、ポストライカなんか出てきたらどうしょうか考えてしまいますね(こりゃまたしつれい)。

  1. 2009/04/13(月) 20:34:08 |
  2. URL |
  3. Treizieme Ordor #-
  4. [ 編集]

こんばんは。
触れたことのないカメラですが、いかにも小さいが重いという精密機構の塊のようなイメージを持っていました。
それとレンズですが、以前ビオター40/2が良さそうで、M崎氏にライカに改造してもらおうと評価を聞いたら、それなら絶対クセノン40/1.9にした方がいい、性能が全然違いますと言っていたのをよく記憶しています。
charley944 さんの組み合わせが、M3と並ぶレンジファインダー最高峰というのもあながち誇張ではないと思った所以です。

2枚目は色が出にくい黄昏時ですが、屋根からぶら下がっている黄色いひらひらがすばらしく表現されていると感心しました。
それと周辺もこれなら十分に優秀です。
スクエアフォーマットと同じレンズなら、かなりケラレるのかと期待していたのですが、これは別設計ですね。
ボケはどれもいいですね。
シネ・クセノンと同様なものです。
全部縦位置で揃えたのが新鮮ですが、わたしのPCのディスプレイだとはみ出してしまって見にくく、職場で確認してからコメント入れさせていただきました。
  1. 2009/04/13(月) 22:04:26 |
  2. URL |
  3. 中将姫光学 #sKWz4NQw
  4. [ 編集]

Treizieme Ordor さん
再びのコメント有難うございます。
Robot一族は、ほんの例外を除いて、全てファインダがついています。しかも、超小型のモデル、即ち24x24のRoyal以前のモデルには、アイピースが二箇所(真後ろと真横)付いているものさえあります。

では、例外とは何か、それはレコーダーと言われる学術写真か何かの複製用と思しきモデルでこれは、ポストライカののっぺり感に通じるものがありますが、小生の造型に関する美意識とは相容れません。

そもそも、レンジファインダーで写真を覚えた者は、そのファインダー部がないカメラなど、受け入れられよう筈がなく、初めは光学ファインダーのないコンパクトデジカメですら買うのを躊躇したくらいです(笑)
  1. 2009/04/13(月) 22:44:26 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

中将姫光学さん
いつもながらお心遣い有難うございます。

どういう背景なのか判りませんが、米国での販売価格が1955年当時、M3より高かったというこのRoyal36は、レンズにも相当完璧を期したらしく、小生はコレクションにはないですが、Robot Sonnar50mmf2はシネ用を除き、Sonnar一族の中では傑出した性能という話を聞きますし、そもそも、最後発のドイツ製高級レンジファインダーカメラということで、Leiz対Berningというよりは寧ろ、米国市場において跳躍の兆しを見せてきた日本製カメラ迎撃用として、当時の考えられ得るベストオブベストのレンズを投入したのではないかとも考えられます。

この135判を使うRoyal36については、画面サイズが大型化することに加え、レンズ背後に巨大なビハインドシャッターが控えることからフランジバックも伸ばさねばならず、この当時の40mm~50mmクラスでライカ判よりフランジバックの長い設計の優秀なレンズと言えば・・・そう、Arriflex35用の第一世代のPlanar相当品のXenonの設計を流用したと考えても不自然ではないと思います。

中将姫光学さんが奇しくも言い当てられたように、このRobot Royal36マウントのXenonは他の銀塩用Xenonとは硝質もコーティングも異なって見え、寧ろ1950年代のArriの奥目Xenonに近いようにも見えます。
  1. 2009/04/13(月) 22:56:31 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

今回もとても綺麗な機体ですね!
代官山での作例からレンズ性能の良さがうかがい知れますが、僕にとってはカメラデザインも大変に魅力的です。
そこかしこに見えるローレットが刻まれたノブはメカ好きにはたまらない魅力があります。
そして、ボディ両サイドの少し膨らんだラインがカメラをとても愛嬌あるスタイルにしていると思います。
きっと丈夫で重たいカメラなんですよね? しかし「カワイイ!」というのが僕の第一印象です。
ロゴもやっぱり可愛いです。
  1. 2009/04/13(月) 23:51:53 |
  2. URL |
  3. andoodesign #WSWGH/LU
  4. [ 編集]

andoodesignさん
いつも有難うございます。
このRobot Royal36の描写性能の高さのみならず、造形についてもお褒め戴き、大変嬉しく思っています。

そもそも、このカメラを買った理由は、写りがどうのこうのではなく、1.に珍品ノンライツRFであるということ、2.にスリムでムダがないM3やキャノンVIL、P等のシンプルなデザインに反し、グラマラスな上に重厚な精密感を漂わせていたこと、3.にゼンマイの自動巻上げでモードラのように連写出来るメカが面白かった、という点でした。

で、レンズのことなど特に何も考えず、見た目がキレイな玉が付いたのを、銀座の悪魔教会最上階に移る前の「黄色い手榴弾」のお店で買ってきたら、あっと驚く写りだったというオチです。
  1. 2009/04/14(火) 18:07:47 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

美しいボディとレンズですね。とてもすっぱい店での戦利品とは見えません。私自身はあまりボディには入れ込む余裕もなく、自分自身を納得させるためにも、ボディというものは、「突き詰めれば正確にシャッター幕を開けて貰うためのメカ」であり、写真自体はフィルムとレンズによる産物と言い聞かせてきましたが、そんな中でもとても興味があったのが、コンパスと、このロボットロイヤル36です。今回のcharleyさんのお話で、レンズにも非常に多くのバリエーションがあることをお教えいただき、さらに興味が増して着ました。Planarもあるとは存じ上げませんでした。このあたりの焦点距離のPlanarでもっとも優れた性能のものがどれなのか、探りたくなりますね。自分自身の経験と他の方の作例を見る限りにおいては、Contarexの55mmf1.4と、初期RTS用50mmf1.4が好みなのですが、とても全部を並べてテストはできないので、これは永遠の課題になってしまうかもしれません。
  1. 2009/04/16(木) 05:41:04 |
  2. URL |
  3. kinoplasmat #lpavF/Xw
  4. [ 編集]

kinoplasmat さん
ありがとうございます。
Robot Royalのファンの方にまた巡り合えたようで、嬉しい限りです。

M3ショックに対し、世界中の135判カメラメーカーの中には、使い勝手を犠牲にしたり、奇をてらったメカでM3対抗しようとしたり、或いはメカの進化そのものを断念して旧式メカで安かろう悪かろうの売り逃げせんばかりのノンライツカメラも多く有った中で、Nikon、Canon、そしてこのBerning社のレンジファインダーカメラは勝敗はともかく、まさにM3に真っ向から立ち向かった正統派のアプローチだと思います。

だからこそ、製造後50年以上も経っても、時にはM3を差し置かんばかりに、人を惹き付ける魅力を持ち続けますし、実際に所有しても、質感、操作感、そして写りの全てにおいて、期待を裏切らないのだと思います。

それから、Planarの標準域でのベストレンズですが、今週末にひとつの回答案が示せると思いますので、どうぞお楽しみに。
  1. 2009/04/16(木) 17:21:39 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

私は、レンズも好きですが
カメラという機械自体が好きな人間だと思います。

なので、
昔、ヤシカコンタックスが宣伝していた

「写真はレンズで決まる」

っていう謳い文句が、すごく嫌いでした。

まあ、普通に考えれば、レンズで決まってしまうのでしょうが
ボディーの重要性、つまり精度というものを判っていない人が多すぎます。

写真は、光の入らない入れ物があれば
レンズが曲がって取り付いていようが写ります。

でも
それは、レンズやボディーを作った人に対して
申し訳ない行為だと思うんですよ・・・・

こんな事を書くと、キノプラズマートさんに対して
批判しているような書き込みに思われそうですが
決して、そうではないです・・・・(^_^;)

ちゃんと整備されたレンズとボディーが
やはり一番写真を撮るという行為に気合が入るし
楽しいというのが、ここに出入りするようになって
確信が持てたこともあって
書き込みさせてもらいました・・・・・(^_^;)

(そんな事を思っているものだから
最近は、昔のフォーカルプレーンの大判(グラフレックスとかね)
とかに興味が出だしているバカな自分がおります・・・・笑)
  1. 2009/04/16(木) 21:04:35 |
  2. URL |
  3. 山形 #-
  4. [ 編集]

山形さん
有難うございます。
機材、そして写真への熱い想いを吐露して戴き、工房主人としても感じ入るものがありました。
この際、少し早い夏休み、もといGW前哨戦ということで、24日に89横浜店集合、中華街に繰り出し、少し早めの忘年会予行演習やりませう>_<\☆★ばっこぉ!!
  1. 2009/04/16(木) 23:09:46 |
  2. URL |
  3. charley944 #-
  4. [ 編集]

山形さん、全く問題ないです。われわれは決してカメラメーカーでもレンズメーカーでもなく、趣味と妄想の世界でお話しているわけですから、何にどのような形で興味を持ち、入れ込んだとしても全て自由ですので。ちなみに私もカメラのボディが嫌いということでは全くありません。第三者を名指しで批判することは避けたほうが良いと思いますが、Aさんはそうだろうけど、自分はこうですという表現は至極当たり前のことですので、どんどんおっしゃってください。そしていつかお会いすることができましたら、その時はアルコールの勢いでいろいろとぶつけ合えたら楽しいですね。それでは。
  1. 2009/04/17(金) 03:23:20 |
  2. URL |
  3. kinoplasmat #lpavF/Xw
  4. [ 編集]

 クラカメ専科のバックナンバー記事にありました。
 WMF社製ステンレス鋼ボディ・ボイエルレ親子時計製造会社製スプリング・ゴーティエ社のシャッターと、資材調達には事欠かない幸運なスタートがROBOTにあったそうですね。
 このような背景に相応する強力なモデルは、35判ではALPAボルシーフレックスでしょうか・・・。
 いずれにせよ、ライカで成功した「精度が高く頑強な小型万能カメラ」の当初は、飛び火のように各地ご自慢の精密工学を屈指した産業が生まれる起点にも成り、とても興味深いものです。

 ***今回、更新が遅いので、とんでもない工作か撮影旅行か、気をもませます。(まさか、あたらしいご病気か、ほんとうのご病気かも心配です)
  1. 2009/04/19(日) 20:17:07 |
  2. URL |
  3. Treizieme Ordor #-
  4. [ 編集]

Treizieme Ordor さん
有難うございます。
このロボットってカメラはそもそも、かの"天才"Kiffit氏が開発したカメラで、やはり独創性に加えて、開発当時に当時の最新技術の恩恵に浴するという僥倖があったわけですね。
同じスプリングカメラでも、レニングラード、フォトンらの不人気?加減とは対照的です。

ところで病気ですか・・・う~んそうとも言えるし、そうでないとも言えるし(苦笑)
今日も、先週仕入れたレンズを一本加工してましたし。
  1. 2009/04/19(日) 23:27:53 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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