
さてまた今宵のご紹介は工房製の改造レンズに戻ります。
前回がキヤノンのレンズ&ボディだから、キヤノン繋がりというわけでもないんですが、たまには簡単にだれでも出来るようなものも紹介したら!?という声もなきにしもあらずだったので、このところ、SLRキブンの時は、元々、お仕事兼用で買ったNikonD2Hを差し置いて連れ出す機会がとみに多いEOS-1D用に改造したレンズをご紹介です。
このレンズヘッドもとーぜんのことながら、通常の銀塩フィルム撮影用のものなどではなく、引伸機用のものを使っています。
全体は、黒のガラス繊維強化のエンプラでそこはかとなくチープな雰囲気を漂わせていますが、さにあらず、このレンズは畏れ多くも、世界に冠たる独ローデンシュトック社がアポクロマート仕様最高級グレードとして、世に送り出したスーパーレンズで、この個体自体は電子湾の夜釣りで新品同様を驚くほど安く釣り上げたのですが、新品をしかも国内で買うとなったら、目玉が飛び出て、引っ込めるのに苦労しますし、或いは卒倒してAEDの出番となるやもしれません・・・輸入ブランド品が高いのはバッグもレンズもおんなじですって・・・
このレンズ、外見はまぁ安っぽいのは致し方ないのですが、まさに水前寺清子の歌ぢゃあるまいが、中身が物凄い、アポクロマートの性能を引き出すため、5群7枚っていう橙黄色〜淡黄緑域までの色消しを担当するエクストラ中玉を含む変形オーピック型です。
そして、このヘリコイドを持たないレンズヘッドをEOSにむりやりくっつけるため、工房では、某軍事大国からふんだんに輸入したL39→M42のネジ変換レンズ、BORGヘリコ、そしてM42からEOSマウントへの変換リングを使ってフランジバック等も調整してあります。
で、肝心の写りですが、テスト撮影を兼ねた初陣は散々でした・・・中には、おぉぉぉと思うようなショットもあるにはあるのですが、プラ製のレンズヘッドを絞り値表示窓をレンズ鏡胴の12時位置に合わせるため、無理矢理ねじ込んだら、どうやら、残留応力が中〜後玉にかかってしまったらしく、かなりの枚数で周辺が無残に崩れたりヘンな片ボケが現れたりして、ほぼ一日を棒に振ってしまったぁぁぁ、と頭を抱えて絶叫したいキブンになってしまいました。
しかし、このレンズは強度はあるが、応力に対し弾性変形による歪みが起き易い材質なんで、ムリなねじ込みの応力さえ開放してやれば、また元の性能に戻るって寸法です。
また近いうちにリターンマッチをして、パーフェクトな作例をご紹介したいと思う次第でありました。
[EOSマウント Rodenstock Apo-Rodagon75mmF4]の続きを読むテーマ:Canon EOS&EF LENS - ジャンル:写真
- 2008/06/02(月) 23:52:29|
- EOSマウント改造レンズ
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