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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Wonderful half blood~Ricxenon44mmf1.7FX~

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さて、今週のご紹介は予告通り、工房製造の意欲作、RICXENON45mmf1.7FX行きます。
そもそも、このRICXENONとは何ぞや?・・・
勘の良いマニアの方はもう重々お気づきのこととは愚考致しますが、4群6枚Wガウス型の前半分がRikenon43mmf1.7、後半分がHexxanon45mmf1.7ということで、その両光学系の名前を折衷して名付けたものなのです。

そして、外鏡胴パーツは上下ロシア物からということで、何と、4個一で産まれた難産の子がこのRICXENON44mmf1.7ということなのです。

では、さっそく、その実力のほどを実写結果を追って見て参りましょう。
ロケ地は浅草寺周辺、カメラは富士X-Pro2、全コマ絞り開放によるAE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、深川から浅草入りしようとすると、どうしても銀座線経由となりますから、三定さん前の出口から地上に出ると雷門経由の仲見世散策というルート一択となってしまうので、雷門前で着物姿に身を包み、記念撮影に余念が無い、中国産小姐の艶姿を傍から一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、雷門発、仲見世経由浅草寺境内という散策ルートでは必然的に定点観測スポット的にテスト撮影スポットとなってしまう、仲見世西隣、美人茶屋あづまさん交差点北西角に位置する扇屋さん店頭のひょっとこの目にピンを合わせた大和絵団扇至近距離撮影の図。

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三枚目のカットですが、先ほどは店先が混み合っていて、またヴィジュアル的にも「美人茶屋」さんの名にし負えない小姐がお当番で調理兼接客担当だったのでスルーし、扇屋さんの店頭から、仲見世通りへ戻ろうとしたら、後ろ姿的にはなかなかの達成度と思しき小姐がお当番に換わっていたため、有難く、ベストアングルから一枚戴いてみたもの。

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四枚目のカットですが、仲見世通りに出て、遥か彼方に見える宝蔵門目指して歩き出すとすぐのところにある元カメラ屋の土産物屋さんの店頭で、中国本土から思しき家族連れが親類、或いはご近所へへのお土産を一家総出で品定めしており、極小姐達も例外ではなく、あーだら、うーだらと路上で待つ、金主と思しきお婆ぁに話し掛け、数を見当つけているところを傍から一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですがこれも仲見世通りの路上、先ほどの地点よりはだいぶ終点宝蔵門に近い、門の横に立派な松の植栽が目印の釜飯屋さんが北西角に建つ交差点で、大きめの一眼レフに長めのズームなど装着して、何故か西の方角を目指して、シャッター切ってた黒い髪のラテン系の中年女性が居たので、その雄姿を斜め後ろから一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが仲見世通りと伝法院通り交差点の少し手前、国籍不明の中川翔子風着物小姐がボンボンマイク付きのカムレコーダなんか片手に中国語ともタイ語とも取れるアジア系言語と英語を混ぜて撮影しながら何か解説入れては、結果を眺めながら歩いていたので、意を決して、平壌アクセントの韓国語で話し掛けたら、首を傾げて手を広げ、手のひらを天に向けるポーズやられちゃたので、次に広東訛りの北京語でやったら、イイですよ、と見透かされたように日本語でお返事、かくして日本在住の香港人小姐にモデルさんになって貰ったもの。

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七枚目のカットですが、宝蔵門をくぐり抜け、まず目を走らせたのが、境内に幾つか存在する定点観測スポットのうち、一番、宝蔵門に近い、手漕ぎポンプで、今回もラッキィなことに涼を求めた中国人一家がポンプ横の休憩所で休んでおり、じっとしているのに退屈してしまったのか、一人、いたいけな小々姐が黙々と渾身の力を籠め、親の仇の如く、ポンプに取りすがって水を流していたので、傍らのヲヤヂにお世辞云いながら一枚撮らせて貰ったもの。

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八枚目のカットですが、浅草寺境内、次なる定点観測スポット、お御籤売場に移動しようとしていたら、宝蔵門から本堂へと一直線に続く石畳の道の上で、結構な数の海外からのゲスト各位が本堂をバックにしたり、宝蔵門をバックにしたり、或いは巨大香炉でご焼香を行う観光客をバックにしたりと、大記念撮影大会の様相を呈していたので、ファインダ覗いている途中にお構いなしに被写界に入ってきた中国産小姐のお姿を戴いたもの。

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九枚目のカットですが、ここも境内では本堂に近い方の定点観測スポットとなる、手水場の風景で、何回か日本訪問の経験があると思しき中国人の大人が、日本初体験と思しき、まだ浴衣もどことなくぎこちない着こなしの極小姐に、柄杓を最初は左手で持って、右手を流して、はい右手に持ち替え、左手を流して・・・とか手取り足取り教えて、極小姐が判ったのか、判らんのか、ぽっか~んと見て聞いている様子を傍から一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、本堂正面エリアではモデルさんになってくれそうな一人、或いは少人数の着物小姐が殆ど見当たらなかったので、時間調整の目的も兼ね、本堂にお参りしてから西方面の出口から下に降り、西参道方面に歩いてみれば、まさに御利益ビンゴ!とばかり、着物三人組の中国産小姐に目が合った途端、呼び止められ、要はアイポンで撮って欲しいのだが、その珍しいカメラで撮った画も送って欲しい、という欲張りなお願いで、まさに渡りに船とばかり、艶姿三人揃い踏みを撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、西参道から花やしき前の通りに抜け、そして飲み屋街からまた奥山方面へ戻って、そこから本堂西に戻ってくるルートを取ったのですが、観音裏と呼ばれる昼なお暗い裏通りでは、お天道様がまだフル稼働に近い時間帯というのに、老若男女、かなりライトな感覚で禁断の般若湯なんか口にしていたので、その退廃的な通りの様子を一枚捉えてみたもの。

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十二枚目のカットですが、奥山エリア西側、花やしき通りの一本南の田舎芝居劇団の本拠地の劇場?横の細い路地では、何故か、お祭りの用意というか、神輿の出動前の段取りなんかやってる一団が居て、頭、一枚撮らしてくれるかい?とか声かけたら、お!構わねぇけど一杯やった方が二枚目に撮れるんぢゃねぇか!?とか一升瓶から茶碗酒など勧められそうになったので、固辞してその雄姿だけ有難く一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、奥山の元観音温泉があった辺りの壁面アートで壁一面の風車の弥七へのレクイエムでしょうか、色とりどり風車が刺されたインスタ撮影スポットがあって、大学の映画同好会のメイト同志という小姐二人がM3/4のミラーレスでお互いに撮りっこしていたので、混ぜて貰い、お面付きでということで一枚撮らせて貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、先のキツネ面小姐二名との会話を横で聞いていた、ネットモデル志望?の小姐とそのカメラマン役のちょい太目の小姐がいかにも手製レンズでの撮影に興味アリアリとのカンジだったので、能書きを垂れたところ、撮った画を送ってくれるなら、という条件でモデルさんになって貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、陽もだいぶ西に傾いてきたのと、本堂前から眺めたら、だいぶ手水場が混み合い、陽の射し加減が良い案配になってきたようなので、また足を運んでみたら、居ました居ました、また中国人一家が手水場の意味や目的を知ってか知らずか、楽しそうに柄杓で水を酌んでは、か傍らのオモニが写真撮る、なんて楽し気なひと時を過ごしていたので、有難く傍から一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、今までの適当にレンズを組み合わせ、結像するのを確認し、無限を合わせて光学系をでっち上げるというバクチに近いレンズ遊びから、セイコ-SVシャターと同じネジピッチと前後のエレメントのクリアランスを合わせてこれをコリメータで確認し、前後のクリアランスをネジ位置で調整し、ベスト位置を割り出し、スペーサをかますという手法でだいぶ像面湾曲やら、オフフォーカスエリアでの色収差は抑えることが出来るようになった次第。また、更にこの簡易測定器具を発展させ、ヘリコイドを装備し、セイコーSVシャッター規格のレンズを装着し、フジX-PRO2でスナップにも持ち出せるようにしたので、益々、新開発は進みそうです。

さて次回は帰省で一週スキップ、6/23(予)には、季節の華、潮来あやめ祭りからのレポ-トをお送りしたいと思います、乞うご期待!!
  1. 2019/06/08(土) 23:09:33|
  2. X-mount改造レンズ
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Startke conversion beyoud difference of formats~Zunow Tele-Cine 38mmf1.9 mod.FX by F.G.W.G.~

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さて、今週のご紹介は先の横浜CP+'19ツアーで伴走機にカモられてしまい、すっかり影が薄くなってしまった感なきにしもあらずの新作レンズのご紹介行きたいと思います。
そのレンズは、何とDマウントからAPS-Cフルカバーレンズにコンバートされた、Zunow Tele-Cine lens 38mm f1.9であります。
ものの記録によれば、ズノーフレックスでコケてカメラ事業から撤退し、1961年にアルコ写真工業の連鎖倒産で会社がヤシカに吸収されてしまうまでの間に作られていた8mm、16mm共用のレンズだったらしく、Dマウントのそれこそ針孔の如きマウント金物一体化のヘリコイドからレンズヘッドを取り外してイマーヂュサークルをチェックしたら、APS-Cは何とかカバー出来る程度あることが確認出来たので、レンズヘッドを摑まえインターリングを削り出して、いつものディスク型ヘリコイド経由、FXマウントの金物に結合したもの。
構成はネットで調べても良く判らず、全エレメントをバラしたわけではないので、推定ですが、4群6枚の変形オーピック型ないし、5群6枚の変形クセノター型ではないかと思います。
では、さっそく実写結果を逐次見て参りましょう。
カメラはX-Pro2、全コマ開放による絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、このレンズは浅草寺の境内に辿り着いてからリレーの襷を渡されたもので、本堂下の建屋屋根の下の手水場は、ちょうど、夕陽が斜めに射し込んで、半逆光くらいの位置からだと、人物のセミシルエットの輪郭が浮き立つので、ちょうど良いモデルさんが登場するのを待ち構えていたら、いたいけな小々姐の姉妹がやってきて、輪郭が光を帯びてきたので、ここぞとばかり一枚撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、今日は陽気も宜しかったので、普段は海外からのゲストの着物姿の方が多いのですが、珍しく日本人の方が圧倒的に多く、あちこちで腰掛けたり、立って記念撮影したりと、まさに渡りに船状態だったので、高校生くらいの小姐二名が石のベンチの腰掛け、おしゃべりしながら、スマホンなんかいじくっていたので、ダメ元で声かけたら、イイですょとの快諾得たので、二人並んでスマホンいじっているところを撮らせて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、先ほど、境内に入る時はいつもの定点観測スポットである、手漕ぎポンプの辺りには人っ子一人居らなかったので、スルーしたのですが、ふと思い出して足を向けてみたら、居ました居ました、人の良さげな中国人の親子が居て、いたいけなアナ雪の衣装をまとった極小姐が必死にポンプにしがみついて、水汲み労働に勤しんでいたので、ヲヤヂさんに声かけたら、快諾して頂いたので、極小姐に注文つけてモデルさんになって貰ったもの。

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四枚目のカットですが、宝蔵門の前でも何か面白い画が拾えないかと足を運んでみたら、仲見世沿いに露店が所せましと店開きしており、その一番宝蔵門に近いお店に、ポニーテールもオシャレななかなかの美形の小姐がやってきたので、お店の脇から、夕陽を浴びて輪郭の光る小姐の美しい横顔を一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、そういえば、お御籤売り場もまだ撮っていなかったことを思い出し、足早に立ち寄ってみれば、来ました、来ました、いたいけな、まだほっぺが赤いような女子高生の二人組が、奇特なことにお御籤を買い求めて、自らの前途多望な将来を占おうとのことらしかったので、またしても、ヲッサンは図々しく声などかけて、横からお御籤抽いてるところを撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、同じく浅草寺境内の御籤売り場の屋根の下、中国人小姐二人組が妙に神妙な顔つきでやってきて、どこで教わったのか、御籤売り場に着くや否や、御籤の収められた木製キャビネットに向き直って、深々と頭を下げ始めたので、その凛とした姿に打たれて、背景がぐるぐる回るのもものかわ、即座に一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、御籤売り場でなかなか面白い画が撮れたので、陽が有るうちに、別のところでも撮りたいと思い、本堂前の巨大香炉のところに差し掛かったら、結構な数の人々が、それぞれ、思い思いのゼスチャで香炉から立ち上る、というかもうもうと吐き出される紫煙を全身に浴びんとししていたので、張って居たら、なかなか面白いパフォーマンスをしてくれた小姐が来たので、反対側から腰だめで一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、陽も傾いてきたし、浅草寺境内で思う存分撮ったので、この後、17時前には雷門前デニーズでスィーツなんか戴きながら、豪華なテータイムをエンジョイしたかったこともあり、仲見世を雷門方面に戻りながら撮ることとし、ほ宝蔵門を出てすぐ、揚げ饅頭屋さんの店の傍ら辺りに停まっていた人力車二組の様子を一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、人力車の車夫さん達に目礼してその場を去り、仲見世を歩き出す前に再度、宝蔵門方面を振り返ってみれば、天気も良いこともあって、総チタン張りの建造物二棟のコンビが、夕暮れ前に、なかなか端正な佇まいを見せてくれていたこともあり、宝蔵門の真ん中の屋根にピンを合わせて一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、浅草寺境内南側のメロンパン屋さんの前まで来たら、何と、同じ富士のミラーレスX-T30を使って、宝蔵門と五重塔をバックに自撮りを試みていた中国人小姐二名が居たので、声かけて、三枚ほど撮って上げたお礼にモデルさんになって貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、境内南側の通路から再び宝蔵門前広場に戻ったら、門をバックにまたしても富士のミラーレスX-E3でお互いに記念撮影の撮りっこをしていた着物姿の日本人アガシ二名が居たので、二人一緒に一枚撮らせて!と声掛けたところ、後でシャッター押してくれるなら、というたやすい条件提示付きでモデルさんになって貰ったもの。

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十二枚目のカットですが、、宝蔵門前のまだ咲いていない桜の立ち木の前に来たら、たまに見かけるカメ爺のグループが、着物姿の日本人アガシ二名に、ホレ、プロが撮って上げるからそこに立って、こっち向いて・・・とかやってたんで、いかにも写真同様、話好きそうなカメ爺集団だったので、スマホンで何枚か撮って、画像を確認し終わったのを見計らって、こちらも一枚撮らせて、とアガシに頼んでモデルさんになって貰ったもの。

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十三枚目のカットですが、そろそろペースを上げないとデニーズで並ぶことも想定するとゆったりおお茶してる時間がなくなっちゃいますから、速足で仲見世を歩き、しかも、鵜の目鷹の目でシャッターチャンスを探すという離れ業をやっていたのですが、或る物販店で、和風アイスかなんかを店頭で注文するシステムになっていて、なかなか決め切れず、やっと店員に発注しようとしていた西欧からのゲストの小姐の横顔を店頭から一枚撮らせて貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、伝法院通りとの交差点迄歩いてきたら、ふと、早田カメラでも覗こうかという気になって、東に曲がったら、すぐに一対の石造りの重厚な狛犬の姿が目に留まり、しかも背景が赤い垂れ幕みたいなものがぶら下がっていて、その奥の店先は薄暗い、といういかにもブツ撮りににはお膳立てしたかの如きシチュエーションだったので、有難く一枚撮らせて貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、そういえば、このレンズ、特に無限に近い被写体を入れた構図だと周辺の流れがドラスチックだったことを思い出し、仲見世通りの人通りがやや薄くなったあたりで、立ち止まり、頭の上にカメラを掲げ、勘で構図と水平を取ってシャッター切ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、仲見世を歩くこと5分強、やっと雷門が近くに見える辺りまで辿り着いたら、店頭で土産物を物色している風情の東欧からの小姐二名に遭遇、声を掛けたら、古いレンズに興味大ということなので、二つ返事で仲見世の雑踏をバックに二人並んでモデルさんになって貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、やっと雷門のところまで到着し、ここでも良い画が撮れることが多いので、目と鼻の先のデニーズにすぐにでも行きたい衝動を堪え、柱の横で佇んでいたら、中国人の子連れ家族が次々やって来て、どういう経緯か、雷門のメガ提灯に触れると幸運になるのか、しきりにいたいけな童子を持ち上げて、金物に触れさせて、童子達もおっかなびっくりながら嬉しそうな表情で手を伸ばしていたので、その和やかな様子を傍らから一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、いやはや、これが元Dマウントの物故メーカーの、誰にも顧みられなかった古レンズの写りとは・・・そういった意味では先のニコノス用UW-Nikkor28mmf3.5と同様、一般的にミラーレスでの撮影には向かないと考えられてきたものを蛮勇を奮い起こし、情熱を持って改造を行えば、驚くようなパフォーマンスを見せてくれる、ということでした。

さて、次回は連休による海外遠征で一週スキップ、再来週、そのまた次の週は、旅先からのレポートをお送り致します、乞うご期待。
  1. 2019/03/17(日) 19:53:27|
  2. X-mount改造レンズ
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Nostalgic but very capable, CC Petri 40mmf2.0 mod. FX by F.G.W.G.

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まず、先週は、急にPCのWindowsの具合いが絶不調となり、これを再インストールする時「個人ファイル・設定を保存」したにも関わらず、画像編集ソフトどころか、Word、Excel互換ソフトまで雲散霧消してしまい、その再設定に時間を取られてしまい、完全リカバーはこの週末まで持ち越され、従ってアップも不本意ながら一週間スキップをせざるを得なかったという次第です。

で、そのご紹介予定だったレンズですが、確かに不用意にアップしてしまうと、まだ使えるものまで破壊され、その挙句に再利用も出来ず、結局、屑箱行きを量産させてしまう虞れがなくもなかったので、じっくり時間をかかけてアップ出来る今週の方が好都合ではあったのですが、先の栃木祭りでテスト撮影を兼ねたデヴューを遂げた「Petri CC 40mmf1.7」をXマウントに改造したものをご紹介したいと思います。

まずはレンズのご紹介ですが、このレンズが装着されていたのが、PETRI ES AUTO35というコンパクトレンヂファインダー機で、1974年に発売になった電子制御の銀塩機で、何と40mmf1.7という、キャノンが一世風靡したキャノネットQL17に対抗するかの如き奢ったレンズが搭載されていた、とても意欲的な製品でした。
しかも、キャノンが45mmでf1.7だったのに、より広角側でf1.7というところに小メーカーの心意気を感じてしましまいました。

完全に分解出来なかったので、反射光と前後群を外してのレンズ度数と曲率等からの推定では、4群6枚、しかも前後の凸エレメントが殆ど同じ大きさ、曲率であることから、まさに広角プラナー型の典型ではないかと思いました。

このレンズを距離計もファインダも機能不全になっていた、ジャンク機から艱難辛苦の果て取り外し、無限の取れないMマウント経由、全長を縮めたFXアダプタを介してFXマウント化したものです。

では、さっそく実写結果を逐一、見て参りましょう。

ロケ地は栃木祭り、カメラjはFuji X-Pro2、全コマ開放による絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、11時過ぎにメイン会場である大通りに入り、そこから北の方向に歩いて行く途中、何組かの山車、及びその町会の社中とすれ違いましたが、その中で、なかなか派手な衣装をまとい、しかも先導を務める手古舞シスターズにありがちな濃い化粧とバリバリの日本髪風カツラではない普通っぽいポニーテールが初々しい、如何にもローカル小姐ですよ、という風情の小姐が目に留まったので、横に並んで一枚撮らせて貰ったもの。

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二枚目のカットですが、引き続き大通りを奥へ奥へと進んで行くと、いたいけな童子達が先達を務める山車とその町会社中に遭遇したのですが、遊びたい盛りの童子達ににしてはなかなか殊勝な心掛けで、大声を掛け合って、出発前の規律を保とうとしていて、その緊張感に溢れた雰囲気を至近距離から撮らせて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、同じ山車の社中で、町会の他の子を撮ると、自分も写真を撮って貰いたいらしく、先先達の小々姐の一人がおっかなびっくりこちらを見つめていたので、ホラ撮るよ、とか言って、カメラを向けたら、如何にも待ってましたとばかりに満面の笑顔を浮かべてくれたので、有難く一枚撮らせて貰ったもの。

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四枚目のカットですが、今回の一連のお祭りシリーズの総集編のような、隔年開催の栃木祭り本祭りで、なかなか幸先の良い滑り出しだったので、遭遇する山車の町会ごとに、まずは先達の金棒曳きの小姐のカットを撮らせて貰っていたのですが、大通りの真ん中辺りで出会った町会の山車のの先達の小姐はその器量もさることながら、なかなか撮り慣れていらっしゃるようで、工房主のみならず、次から次へとやってくるカメ爺、カメ婆の無理繰り要求にも笑顔で応えていたので、その熟練のポートレをお願いした一枚。

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五枚目のカットですが、実は今回、栃木祭本祭では前回のUltranit50mmf2.8をはじめ、このレンズを含めて3本をテストを兼ね持ち込んだのですが、元肥料屋さんの店頭にさりげなく置かれた黒塗り大八車の上に置かれた季節の花の鉢がなかなかイイ雰囲気を醸し出していたので、手前の車輪のエッヂにピンを合わせて全レンズで撮ったうちの一枚。

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六枚目のカットですが、時刻も12時前後になってくると、いかな冬の時期でも太陽が高く上がってくるので、山車のような背の高い被写体を入れてのカットはなかなか構図に苦労させられるのですが、今回は実は、もう一本、同じ口径のレンズ用にニコンの50mm用の深いフードを持ち込んでいたので、それを装着していた上に左手を上手く使ってハレ斬りを行い、後光が射す山車の前に勢揃いした先達の小姐各位の雄姿を北側かから撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、先の山車の前で町会の人にも声かけて撮らせて貰ったにも関わらず、背面モニタの画像見せた途端、一番手前向かって左側の小姐が切れてしまっていることをすかさず指摘され、本人からもブーイング出たので、特別に個人撮影となったもの。

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八枚目のカットですが、お土産に江戸へ持ち帰るお酒を買い求めるお店のメドがついたので、お茶の時間に再集合するまで、各人、自由行動、となり、金色の獅子頭が気になっていたので、また元来た道を栃木駅方面へと戻って行ったら、ちょうど、獅子頭の横のお囃子屋台で、いたいけな童子下座連が景気の良いお囃子なんか奏でていたので、最前列に通して一枚撮らせて貰ったもの。

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九枚目のカットですが、食事前に撮らせて貰った山車社中の先達が、どうやら交替したようなので、これも是非撮らねばとか、妙な使命感に燃えて、また町会の世話役の方に度々済みませんねぇとか声かけて最前列に通して貰い、日本髪のカツラが妙に似合う小姐本人にも横から一枚撮らせて貰うよとか声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

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十枚目のカットですが、やはり山車祭りと云えば、灯の点る宵の口以降が実質的な本番なようで、昼の間は動いたり、止まったりというカンジで、ここでもたまたま、伝統的景観保存家屋のような店舗前に停車していた山車の傍らで曳き綱を曳く若衆と先達の金棒曳きの小姐達が、だいぶ緩いカンジでご歓談中だったので、か家屋をバックに金棒曳きの小姐の後ろ姿を撮りたかったので声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、大通り上に複数停車する、各町会の山車の周辺では、当然のことながら町会の面々が思い思いに時間を費やしているわけで、殊、ここ栃木祭りは隔年開催なので、町会の世話役の方々にとっては、天気にも恵まれ、人の出もまずまずとなったので、感慨もひとしおだったのでしょうか、腕を組んで自らの町会の山車をしみじみと眺め語らい合う姿を後ろから一枚頂いたもの。

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十二枚目のカットですが、集合時間前にカット数を稼ぎたかったので、大通り上の各町会の山車の周辺で何か画になりそうなネタがないか、鵜の目鷹の目、探しながら歩いていたら、居ました、居ました、ひょっとこの面をめくり上げて仮眠?をひと休み状態だった神楽舞いの演者さんが目に留まったので、小走りに駆け寄り、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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十三枚目のカットですが、ラストスパートとばかり、各町会の山車の間を駆け巡るっていたら、エイエイオー!とか、いたいけな童子達の元気の良い鬨の声が聞こえてきたので、ここぞとばかりにダッシュし、町会の世話役の方に声かけて、人垣の中に通して貰い、気勢を上げる童子達の上からその様子を一枚撮らせて貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、刻々と迫る集合時間を前に各町会の山車の周辺で何か面白いシーンはないものか見て回っていたら、居ました、居ました何年か前に、物凄く立派な鹿革の祭り半纏を粋に着こなしていた、まさに祭りの顔役然とした、初老の男性が、これまた粋なカンジの小姐と仲良くツーショット決め込んでいたので、横から一枚撮らせて貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、新作レンズのテストであるからには、最短での性能も見なければならないので、手っ取り早く、身近な山車を見回したら、鹿沼祭りの山車にも匹敵し得るような見事な木彫りの獅子がしっかりと両目を開けてこちらを睨みつけていたので、これ幸いにと一枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、同じ町会の山車の傍らで、お囃子を担当する下座連のベテラン奏者のご老人が目を細め、自らの町会の山車を感慨深げに眺めていたので、そっと斜め後ろから、その様子を一枚戴いてみたもの。

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十七枚目のカットですが、集合時間が近づいてきたので、集合場所の近くまで足早に戻ってきたら、丁度、停車しながらお囃子を奏でる山車が有ったので、その先達を務める、高校生という二人組に声掛けてモデルささんになって貰ったもの。

今回の感想ですが、いやはや、事前の期待も予想をも遥かに上回る描写性能で驚かされました。歴史には"If"は禁物ですが、もう少しペトリが商売が上手くて、企業体力が残っていたなら・・・レンズ専業メーカーとして、細々とでも露命を繋ぎ、このレンズもライカマウント化されていたなら、とか思ってなりません。

さて、次回は、やっと買えた驚愕の一本、CP+で目を付けて9ヶ月ぶりにやっと手元にやってきた新レンズ、これを同じく栃木祭りでの撮影でレポートしたいと思います、乞うご期待!!
  1. 2018/11/18(日) 22:21:58|
  2. X-mount改造レンズ
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An amazing miniature optics from G.B.~Dallmeyer25mmf3.5~

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まずは、拙写真展も無事、千秋楽を迎えることが出来、一部の熱烈なファン各位ともお話しをする機会も得まして、まずまずの収穫ではなかったかと思いました、皆様、改めて心より御礼を申し上げます。

さて、今週のご紹介は、久々のヴィンテージレンズ、しかもこれまでにないチャレンジングな試みということで、一年弱前に英国から届いた時、あまりの小ささにバレルレンズを注文した筈なのにこんな豆粒みたいなもん送って来やがって!と立腹と失望、そして改造しても画面の中央部しか結像しない、いわゆる鍵穴写真の「家政婦は見た」状態の写りしかしないのでは、加工工程が丸々ムダになりますので、暫く防湿庫で眠らせておいたのですが、
7月に香港行った時、ふと、新界の街角で降りて来たインスピレーションがあり、ホテルで簡単に機構図の肝だけメモし、帰ってから機構図と使える部材を選定、本格的な加工はお盆明けから始めて、やっと先週、完工したので、昨日、築地で試写してきたという次第。

比較的エレメントの状態は良かったので加工前に分解はしなかったのですが、反射面が大小で8面ありましたので、おそらくはスーパーシックスないし、オーピック型なのではないかと思われます。
絞り無しの真鍮直管型鏡胴、直径は約12mm、後玉の口径は8mm弱というところでした。
まぁ、f3.5とはいえ25mmでAPS-Cをほぼカバー出来るのですから、テッサー、トリプレットということはまず考えられないでしょうし。

では、さっそく実写結果を見て参りましょう。
カメラはFujiX-Pro2、全コマ開放(というか絞り機構無し)、絞り優先AEモード撮影

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まず一枚目のカットですが、築地に着いたのはもう14時前ということだったので、まずは腹ごしらえとばかり、穴子料理の銘店「つきじ芳野」で穴子重を戴き、しかるのち、波除神社前を通って場外の一番西の通路を歩い歩いていたら、アジア系の女性二名を同伴して歩いていた黒人兄ちゃんが両手を広げ、足をクロスして立って「Hoo!」とか絶叫していたのが目に留まったので、即座に駆け寄り、出演交渉、モデルさんになって貰ったもの。

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二枚目のカットですが、次いで、その通路を挟んで東側の場外市場の商店街を眺めれば、ちょうど、午後の西日が商品展示た棚に射し込んで、イイ案配のライティングになっていたので、スパイス屋さんで物色中のヲッサン二名を入れて店頭回りを撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、再び獲物を探し、西側通路を歩いていたら、たまたま談笑中の外国人カポーと目が合い、いわゆる微笑み返しをしたら、こちらの得物に目線を走らせているのが判ったので、歩み寄って、かくかくしかじか、80年以上も前に英国で製造された豆レンズをデヂカメ用に改造して性能テストしているので、協力してくれるか?と聞いたらノープロブレム、面白い!ということで、モデルさんになって貰ったもの。

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四枚目のカットですが、せっかく築地にやってきたので、色鮮やかなエビ、カニの類いも至近距離で撮りたいとか思い、場外市場を東西に走る買い物ロード的通路のうち北から二番目のものに足を踏み入れ、まずは雑踏の様子を空を入れて撮った撮ったら、イメージサークルの大きさも把握出来るのではないかと思い、通路真ん中に仁王立ちで置きピンで一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、東西通路を東に向かって50mもいかない辺りに店頭に解体したばかりの本マグロの頭を店頭展示している寿司屋があり、気味悪そうに遠巻きに眺めて通り過ぎる観光客入れば、至近距離に近寄り、インスタ用かなんかにドアップで撮影する者、わざわざしゃがんで並んで記念撮影する中国人一家居たりして、そこそこ活況だったので、傍らで待ち構えて、辺りの様子を一枚撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、同じ場外の東西通路を歩いて半分を越した辺りの店先で、順番を待っていた、白いTシャツを着た髪の長い買い物客の小姐の髪が、ちょうど目の前でそよ風のいたずらで舞い上がったので、反射的にシャッター切ってみたもの。

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七枚目のカットですが、いつも買わないのに、築地に試写に来ると、頼んで撮らせて貰っているお店で、顔見知りの店員さんが居なかったのですが、店頭の様子をちょっと撮らせてね、と店番の兄ちゃんに声かけ、あ、カメラ意識しないで自然な様子でね、とか厚かましくもリクエストしてエビ、カニを背景に一枚撮らせて貰ったもの。

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八枚目のカットですが、同じエビ、カニ系のお店で兄ちゃんにありがとね、と声かけて立ち去ろうとしたら、店頭で韓国人のアガシ2名がカップ入りのタラバなんか食べながら、「マセッソヨォ♪」なんて連発していたので、通り過ぎざま、そっと横からその微笑ましい姿を戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、場外の東西通路も晴海通りに近い辺りまで来て、晴海通りから西へ一本目の南北つ通路の角にある、大イタチだかなんかの剥製が目印の乾物屋の店頭で、子連れ狼宜しく、次から次へと試食する童子を横目に、果敢に流暢な日本語日本語を駆使して、値切り切交渉をしていた中国人ヤンママ母娘の様子を撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、15時近くになってくると、場外内部のお店もだいぶクローズし、それを見越したかのよようにランチタイムも過ぎたお客の波は徐々に退き始めてきたので、比較的飲食街の密度が高い、門跡通りs商店街、即ち場外の北側の幹線道路に面したアーケードに出ようと西側通路に再び出て見たら、居ました、居ました、カメラ吊るした、モノ判りの良さそうな外国人カポーが結構な数居たので、まず手近なお二方に趣旨を説明してモデルささんになって貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、場外の西側通路から門跡通り商店街のアーケードにアクセスし、モデルさんを求めてあちこちに視線を走らせていたら、吉祥寺のハモニカ横丁宜しく、昼なお暗い通路の奥に煌々と照らされたカウンター飲食店があり、結構、頻繁にお客が行き交っていたので、その様子を入り口から1枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、通路から再び門跡通り商店街のアーケードに戻ろうと踵を返し、表に出たとたん、いきなり、ファンキーな出で立ちの外国人小姐カポーに呼び止められ、この辺りのでハッセルのセコハンのアクセサリとか、フィルムなんか買えそうなところは無いかとか聞いてきて、マニアックなカメラ提げてるから、そそういうの詳しそうだと思って、とのことだったので、新宿西口と中野のフジヤカメラ行ってみれば、とか教えて上げてから少々立ち話して、ところでそのレンズ?とかおもむろに聞いてきたので、じゃ撮ってみようね♪といいうことでやっと撮らせて貰えたもの。

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十三枚目のカットですが、同じく門跡通り商店街のアーケードを本願寺方面に歩きながらモデルさんを探していたら、いきなり、焼け跡の工事現場の仮設囲いの窪んだ辺りで、竹の縦笛なんか吹いている白人小姐が居て、目線走らせたら、また目が合っちゃって、向こうがニコッと笑ってきたので、こちらも微笑み返し、このまま黙って通り過ぎるのも大和男子の名がすたるとばかり「もしかして、小姐はインドで名高いヘビ使いか?」とか思いっきしキツめのギャグかましたら、かなり大げさなジェスチャで否定し、後ろのナップザックにはコブラじゃなくて、カメラが入っているのよ、しかもアナコンダより長い長いフイルム巻いたヤツが・・・とか器用に返してきたので、ここでも雑談少々し、モデルさんになって貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、そういや、ここんところ、きちんとしたカメラの広角レンズで本願寺の荘厳な建造物全景を撮って無かったっけな、とか思い出し、今回の玉は25mm、即ち、APS-C換算でも38mm程度だから、門のところからなら入るべ、ということで、試してみたら、余裕で入り、光の平行度が高い無限でのイメージサークルも良く判ったという一枚。

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十五枚目のカットですが、日比谷線から茅場町で東西線に乗り換え、お買い物をすべく乗り込んだ中野で、何とお目当てのフジヤカメラのヂャンク館が遥か彼方のブロードウェイに引っ越してしまったということで、図らずも移動途中にスナップすることとなり、築地では試せなかった至近距離での試写を行うべく、通り掛かりの氷川神社祭礼の提灯を一枚撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、フジヤカメラ東側の裏通りも新目白通りに近い辺りには、かなりディープな建造物がまだ現存しており、その中でも店の外観、看板がレトロ臭ぷんぷん、しかも背景には青空と共に中野サンプラザの白い威容が入るという光景を目にしたので、嬉しくなって、一枚撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、その中野奥の時代に取り残されたような一角で、それでも個々のお店は個性を競おうしているかの如く、外観のデスプレイには心配りを忘れておらず、アメリカンテイストのカフェバーのようなお店の屋根からスパイダーマンが這い降りてくるという、浅草仲見世が見たら、おお同志!とか手を差し伸べてきそうな光景が有ったので、店の前まで足を運んで見上げて一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、いやはや、人は外観では判断出来ないとは云いますが、レンズもさもありなん。
この頃、手慰み程度に色々なエレメント組み合わせて創作レンズと称する無手勝流レンズを作りますが、どれも、直径、長さとも、この豆レンズの数倍はありますが、ここまでの性能のものは作れません、しかも小さいののみならず、前の持ち主曰く、おそらくはWW1とWW2の間くらいに造られた製品じゃないかと、とのこと、いや今回はその写りを目にすることが出来、自分で何でも加工出来る有難みも感じた次第。

さて、次回は外出予定が無かったら、失敗作?のソフトフォーカスレンズでも試写してみましょうかね、乞うご期待!!
  1. 2018/09/09(日) 22:01:19|
  2. X-mount改造レンズ
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Amazing second life of gloomy optics~Som Bertiot Cinor 40mmf1.5

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さて、今週は先週の予告通り、久々の工房作品、ご紹介いきます。
今回のレンズは泣く子も黙る高額レンズ群の一角、Som-Bertiot社のCinor40mmf1.5という珍品級の大口径単玉ですが、実はその出自がプロジェクション用光学系ということで、ライカマウントの撮影用とは打って変わって、ロシアレンズとどっこいどっこいのお買い得価格で、先に50mmf1.5を買い求めた欧州の業者から、お替りはいかが?と云うことで、撮った写真を見たい思いもあったらしく、これまた極めてリーズナブルなお値段で譲って頂いたもの。
ところで、このレンズの構成ですが、全部のエレメント単位で分解したワケではないのですが、先の50mmは前が二枚貼り合わせの長いクリアランスの後方に位置する後群は分離の二枚という典型的ペッツバールタイプだったのに対し、前群が以上に長くまたスリット経由の光線を見ても前のねじ込みを外した前群が2枚貼り合わせび1群だけとは考えられず、おそらく、ペッツバールタイプの特性は崩さないまま、40mmとするため、前群に独立した一枚凸を足したのではないかと考えられます。
では、さっそく、実写結果を逐次見て参りましょう。
ロケ地は暮れの浅草、カメラはX-Pro2による絞り優先AEでの開放撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、14時半過ぎに地下鉄を乗り継ぎ浅草に着いたら、朝飯を食べて以来、何も口にしていなかったことを思い出し、まずは腹ごしらえとばかり「宇奈とと浅草店」さんにて、リーズナブルな価格でひつまぶしを戴き、しかるのち、まずは暮れ詣でということで、浅草寺本堂にお賽銭上げてお参りしてから、清々しい気持ちで境内を散策していたら、居ました居ました、いたいけな極小姐連れの中国人一家が、例の宝蔵門近くの手漕ぎポンプで一生懸命、水を酌み出す様子をアイポンで撮ってたので、写真撮らしてねと声かけて並んだら、どういうワケか気合いが入って、渾身の力を込めた写真が撮れたもの。

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二枚目のカットですが、さっそくの御利益ぶりに気を良くして、次なる獲物を探して境内周辺を徘徊していたら、居ました居ました、自分達のスマホンで思い思いに撮った写真を見せっこしながら、論評し合っていた中国産小姐のグループが宝蔵門の下に居たので、そのままの状態撮らしてね、と声をかけたものの、生返事して判ったか判らないのかはっきりしないまま、再びスマホンを片手に仲間内で口角泡飛ばさんばかりの論戦始めたので、じゃ勝手に撮らして貰いますよ、ということでその様子を一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、境内のおみくじ売り場も貴重な票田ですが、またしても、恰好のターゲットになりそうな白人のカポーがお互いのスマホンで撮った写真を見ながらあーだらうーだら批評し合っていて、話が尽きそうな頃合いを見計らって、声をかけて、スマホンなんかと次元が違う珍レンズでその姿を記録したいとかなんとか適当な口実付けてモデルさんになって貰ったもの。

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四枚目のカットですが、お線香売り場と巨大焼香場の間辺りに、これまた大量発生の中国産小姐が夏の浴衣みたいなデザインのレンタル着物着て、大きな七五三みたいな髪飾りなんか付けて、同僚と一緒に焼香しながら、その煙を自らの至らぬところに擦り付けようとする姿を不思議がって撮ろうとしていたので、先手必勝、先に後ろから一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、この季節、まだまだ陽は短く、16時近くになると、すっかり太陽光の色温度は低くなり、また射し込む角度も相当低い角度で射して来ますから、角度によっちゃ、光るものを配置すれば、周囲がブラックアウトして浮かび上がるような構図の画が撮れるんぢゃまいかということで、宝蔵門下の巨大提灯底部の金具が陽光に照らされて鈍く光っていたのを工夫して撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、雷門方面へ歩きながら、仲見世の様子を撮ってみようと考え、宝蔵門から歩き出してすぐの土産物屋さんの店頭で、今度はいたいけな韓国産アガシ二人組がおそらくは同僚ないし、友人向けの、いわゆる帰国後、職場復帰時のバラまき用土産物を物色している現場に遭遇したので、斜め後ろに音もなく近寄り、その熱心な様子を一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、いつも同様に人混みでごった返していることには変わりはないのですが、こと暮の浅草寺仲見世通りはまさに多国籍軍駐屯地状況を呈しており、先に韓国産アガシのお土産物色の店頭から幾らも歩かないうちに、今度はインドネシア人一家が、その大家族制を背景とした、国でお留守番をする、一家眷属・一族郎党向けに気の利いた手工芸品でも買い求めんと、店員と交渉中にヒマな極小姐が店頭で幼い弟と展示されていた品物を眺めていたので、オヤヂさんの横からひょいと出てその愛くるしい様子を一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、世界各国からのゲストでごった返す仲見世を縫うように進み、やっと雷門まで手が届きそうな距離に店を構える「美人茶屋 あづま」さんの前に辿り着き、さて、今回は見慣れない新顔ばかりだなとか思いながら、適当な人垣の切れ目に頭突っ込んで、前掛け姿で一心不乱に黍団子を次々と製造する小姐の凛々しいお姿を一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、同じく仲見世通り雷門近くの「美人茶屋 あづま」さんの店頭で、いつの間にか独立採算制でもなったのか、黍団子事業部と甘酒事業部はユニホームを変えていて、しかも、今回は、年端もいかぬ若い小姐がかなり堪能な英語を駆使して、次から次へと押し寄せてくる海外からのゲストを巧みに捌いていた姿が面白かったので、ちょいと失礼と行列の横に立って、その働きぶりを一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、雷門をくぐり、大通りに面した門前のちょっとした広場に出ますが、何と、ここでいたいけな女子高生相手に人力車の営業を掛けている大胆不敵な車夫氏が居たので、その1対2の表所豊かな商談の様子を女子高生の斜め後ろに回って雑踏を背景に1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、雷門の周辺で撮ったら、次は、待乳山の聖天社へ暮参りに行こうと決めていたので、人混みでごった返す仲見世を通る気はとてもしなかったため、空いていて、比較的ショートカットとなる松屋デパート前の道に出ようと神谷バー方面に歩いていたら、ちょうど目の前の人力車が威勢良く掛け声とともに走り出したので、反射的にシャッター切ったもの。

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十二枚目のカットですが、神谷バーの先、アーケードが途切れた辺りで、遥か彼方に聳え立つスカイツリーを背景にセルフカットを撮らんとしゃがみ込んで、精一杯の笑顔で腕伸ばしてスマホンのシャッタ-切ろうとしていた関西弁の小姐2名の姿がなぜか新鮮に見えたので、黙々と傍らを通り過ぎて行く人混みを背景に一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、松屋側に渡ろうかと思った矢先、そうそう、定点観測の場所取り忘れてらぁとか思い出し、急遽、松屋前のアーケードを西に進んで、また仲見世方面に戻り、途中の煎餅の製造販売のお店の店頭で、不可思議なカッコをした煎餅が緑の繊維状の詰め物と一緒にガラス広口瓶の中に封じられて、棚に並んでいたので、そのシュールな光景を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、ホントはこれがいつも浅草ロケでの冒頭に来るわけなのですが、何せ今回は腹ごしらえの直後に本堂への暮参りという異例のルートとなっていたため、とにかく拝殿がシャットダウンされる前に聖天社に参りたいという思い先行ですっかり放念上人と化していたのですが、何とか思いとどまり、「美人茶屋 あづま」さん横の側道に面した扇屋さんの店頭の大和絵団扇の至近距離撮影を行ったもの。

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十五枚目のカットですが、松屋前から歩くこと約10分、人力車で訪れた先客も何組か居て、何とか拝殿のシャットダウン前には間に合った待乳山聖天社ですが、このコンパクトな境内には、結構、マニアックな撮影スポットが点在していて、とりあえず、手っ取り早い手水場上の古瓦屋根の巴を枯葉の残った枝木を背景として撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、同じく待乳山聖天社の境内で、手水場の傍ら、江戸時代から残ると云われている、瓦を積んで築いた築地塀の手前辺りの山茶花の植栽のうち、殆どの花は既に咲き切って、色も褪せかけてきていたのですが、ただ一輪だけ、到着を待っていたかの如く咲き立ての瑞々しさ、凛とした気品を漂わせた花が目に留まったので、敬意を表して1枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、うーん、1年ってホント早いですね、基本的に社会人って、同じことの繰り返しのサイクルの合間に個人的な趣味等のイベントが落とし込まれるので、あっという間に年末、工房の最終操業、滑り込みで、こんな面白いレンズに再び活躍の場を与えて上げられたことがとても嬉しく、そして誇らしく思えました。

さて、次回は年明けの第二週の週末、年明け早々の海外遠征からのレポートをお送りする予定です、乞うご期待!!
  1. 2017/12/24(日) 22:33:49|
  2. X-mount改造レンズ
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A new horizon of modified optics~Projector Cinor 50mmf1.5 mod. X~

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さて、今週は先週の予告通り、久々の工房作品、Projector Cinor 50mmf1.5mod.Xのレポートをお送り致します。
実は、このレンズ、工房初が三つあって、一つ目はもちろん、初のプロジェクター用レンズの改造だったということ、二つ目は初のFuji Xマウント専用レンズ製造であったこと、三つ目は非常にフランジバックの短い加工かつ、ライカマウントやFマウント、EOSマウントのように光学的なピント基準機が存在しないため、X-E1をテストベッドとし、従来の600m先の高層ビルの上層部の模様を使って精度を追い込む方法では所定性能出ないので、これまでは補助的に使用してきた当工房製コリメータをピント調整に初めて使用したということです。
では、このプロジェクター用のCinor50mmf1.5とは何物なのか。
1950年代くらいにフランスはSom Bertiot社が製造した投影用光学系で、構成は3群4枚の前1群貼合わせ、後2枚独立のいわゆるペッツバールタイプのレンズで、写真撮影用としては大変珍しいタイプで、135判全盛期以前の大中判の時代のレンズでしたから、50mm以下の焦点距離の物は殆ど作られておらず、当工房では、DallmeyerのKinematograph2'f1.9があるくらいです。
このレンズ中はスカスカで絞りすらないですが、上から下までのストレートな寸胴型で、太さもかなりありましたから、いつものライカマウント、ないしM42のヘリコイドユニットでは到底収まりきらず、別の比較的設計の新しい一眼レフ用のレンズのヘリコイドを移植して加工したものです。
では、その驚異の描写の世界、大胆にも北京でシェイクダウンテストを行った際の実写結果を逐次見て参りましょう。
カメラはX-Pro2、もちろん開放F1.5での絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、先の北京ツアーで滞在三日目の故宮博物館見物から次なる目的地である王府井への移動途上、故宮のお濠端の歩道を北から東に移動しながら撮影したことは本編でも書いた通りですが、その北東角の辺りで結婚写真の借景撮影やってたグループの本番の合間、M8で何枚か撮らせて貰っていたら、スタッフも花婿もカメラやレンズが相当好きだったようで、英語で話しているうちに、面白いレンズ持ってきているので、試し撮りさせて貰ってイイか、勿論どうぞ、という話になって、本番で花嫁・花婿がポーズ付けてる横から撮らせて貰ったもの。

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二枚目のカットですが、そのお濠端で借景写真を大々的にやってるグループの周囲に集まってた見物人の中に、きっといつかは自分も、とか橋の欄干にもたれかかりながら妄想を膨らませているであろういたいけな小々姐の姿が目に付いたので、主役の花嫁、花婿の殆ど逆光に近い条件よりはだいぶマシな光線状態だったので、そっと近寄り一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、幸先の良いテストに気を良くして、お濠端の道から王府井へ向かい、石造りの家々が建ち並ぶ、故宮と並行に南北を走る比較的大きな通りを歩いていたら、まてしても借景撮影グループに遭遇、この手のグループは相乗り撮影の申し入れをしてもまず断ることはないので、大胆にもスタッフが準備中なのをイイことに新郎に声をかけて、花嫁さんにポーズをとって貰ったもの。

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四枚目のカットですが、同じく故宮博物館の東側を南北に走る大きめの通りをM8メインで撮影しながら歩いて、同時にこのエキセントリックな描写を売り物とするレンズの実験台も探していたのですが、借景撮影に向いているエリアは限られているらしく、南に下るに従い、結婚写真のグループも目に付かなくなり、また石造りの家の付近には際立ったオブジェも無かったのですが、或る民家を利用したミニ博物館みたいな建物の門の脇に狛犬ならぬ、龍か何かの彫刻入りの狛太鼓が目に付いたので、これ幸いにと一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、故宮博物館を後にして撮りながらてくてく歩くこと30分強、やっと王府井の目抜き通りに出て、さて誰かに声かけて、背景が開けたこの通りで思い切り、ぐるぐるボケのワイルド描写を開放しようかなときょろきょろよそ見しながら歩いていたら、いかにも気の強そうな黒人の小姐がスマートホン片手に小走りに近寄って来て、アタシの写真撮ってくれない?話し掛けようとしてもみんな逃げちゃうの・・・ということだったので、何枚かアイホンで撮って上げた代わりにファンキーな写りのレンズのモデルになって、と頼んで撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、王府井小吃街の入り口の日本でも餃子で有名なお店で大外れの北京ダックを食べたあと、来たついでに老若男女の人混みでごった返すこの屋外型フードコートでスナップを敢行することとし、このワイルドなレンズも使って撮っていたら、人垣越しにイカかなんかの串焼きをいたいけな極小姐に分け与える若いオモニの姿が見えたので、とっさにシャッター切ったもの。

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七枚目のカットですが、北京の庶民は上海ともまた違い、どちらかというと素朴な人たちが多いので、大人も子供も日本から来たカメラマンだ写真撮らせてくれ、と声かけるとまず「不是」とは云わないので、親子連れで西安風の羊肉のスパイス焼きの串なんか食べてたのが目に留まったので、ヲヤヂさんに写真撮ってもイイかと聞いたら、だれでも好きなのをどうぞということで、聞いて聞かないフリしていたいたいけな小姐のかぶりつくさまを至近距離で一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、娘さんを人身御供に差し出す気前の良さに感服し、というか味をしめ、次なる獲物をと、この人混みの屋外型フードコートを徘徊していたら、居ました居ました中学生くらいの弟と高校生くらいの兄の兄弟が美式熱狗(アメリカンホットドッグ)なんか頬張っていたので、一枚撮らせてねと兄に声かけて、手のひらで弟を指したので、では遠慮なく、と一枚戴いてみたもの。

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九枚めのカットですが、この屋外型フードコートでは至近距離での撮影が続いたので、次は背景が開けたところで、もうちょい被写体との距離を撮った撮影を試みるべく、フードコートの奥まった辺りで店舗が切れていて、奥の東西を走る通りと繋がる通路のような辺りで買ったものを賞味している人々を餌食にすべく足を向けたら、居ました居ました、ランドセルしょって、新橋のガード下の焼鳥屋辺りにたむろしてそうな会社帰りのヲッサンを彷彿とさせるような豪快な食べっぷりで串焼きなんか頬張っていたいたいけな極小姐の姿が目に付いたので、これ幸いにと一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、同じく王府井小吃街の奥の通路のような辺りで、店舗で買い求めた飴細工?みたいな魚のカッコしたお菓子を片手にニィーとご満悦の様子で記念撮影なんかしている親子連れが居たので、斜め横から、そのチャイナドレスみたいなデザインのピンクの防寒着を纏ったいたいけな極小姐の嬉しそうな笑顔を一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、王府井エリアでは思う存分撮ったので、地下鉄に乗って、次なる目的地である北京八大胡同と云われるエリアに移動すべく、最寄りの虎坊橋で降りて通りを奥へ奥へとM8メインに辺りの様子を抜け目なく撮りながら歩いていったのですが、ちょうど陝西巷へ曲がる手前辺りで、昔、子供の頃、田舎で飼っていたポインタとコッカスパニエルの雑種のとても利口な雌犬にそっくりの白黒中型犬と目が合ったので、一瞬意識が飛びそうになったのですが、これも何かの縁と思い、おとなしいのを良いことに至近距離で一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、陝西巷の奥まで入ってまた戻って来て、とにかく元来た通りのどん詰まりまで歩いてみようと思い、背中に午後遅くの斜めの陽光を浴びながら自分の長い影を踏むように歩いていたら、古民家の前で、濃いピンクのバラが、この時分の薄ら寒い北京の気候もものかわ、健気に咲いていたので、その姿を残すべく、街並みを背景に一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、そのあとに寄って見物したいところがあったので、八大胡同探検はまた次回に残すとして、また最寄りの和平門から地下鉄に乗って、その目的地たる「人民軍地博物館」に着いたはイイものの、何故か閉まっていて、中に入れる様子もなかったので、仕方なくその日は、いったん宿に戻り、一休みしてから、晩飯がてら、持ってきたレンズの中では一番明るいこのレンズで駅周辺の夜景を撮ることとし、20時前に宿から駅前広場に向かっていた際にスマホンに没頭していた小姐のセミシルエットを一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、うーん、こういう中央が相当シャープでコントラストもそこそこ高く、カラーバランスも悪くはないレンズ、背景のぐるぐるボケさえ上手く使いこなせれば、ポートレート写真では面白いのでは?と思いました。で、さっそく、弐号機を製造すべく、より焦点距離の短いレンズヘッドを入手し、マウント周りのパーツの到着待ちというところです。

さて、次回は12/2の週末はまたショートトリップに出るため一週スキップ、12/9の週にその結果でもレポートしましょう、乞うご期待!!

  1. 2017/11/25(土) 16:19:57|
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charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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