深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

爆暑撃退企画~築地⇒月島⇒佃激写ツアーより

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【撮影データ】カメラ:Nikon SP レンズ:Soligor35mf2.8 全コマ開放 フィルム:Kodak Ektar100
さて、まだまだ暑い日がこれでもかと続きますが、愛読者各位はいかがお過ごしでしょうか。
工房主はこの暑さにもめげず、昨日、ピーカンの土曜は所属するノンライツRF友の会、及びこのところ行動を共にしている某散策会の皆様と八丁堀で"10時だよ全員集合!"ののち、往年の時代劇、「大江戸捜査網」宜しく「さぁ、行こうか・・・」と大橋通りを思い思いのカメラを携え、そぞろ歩きしながら第一撮影ポイント、及び嬉し恥ずかし合同昼食会場の予約してある築地場外市場を目指したのです。

で、今回のお供は何かといえば、このところの撮影会では珍しく、フィルム主体でSPと旧コンタックスIIaの2台、そして、バックアップに久々のR-D1sに秘密兵器を装着しての計3台の完全武装です。

ここで、注意深い読者の方々は、素朴且つ鋭い質問を発せられると思います・・・八丁堀から出たのに、画像は何で勝鬨橋からなんねん???と・・・

実は、今回、先週、強行軍の旅から戻って半日で新作レンズを作り、そのテストに今回の撮影ツアーを選んだのはイイのですが、な、何と絞りがF22のまま、徹頭徹尾撮影し続けていたという大チョンボをしでかし、場外市場で何枚かは自信作を収めていたのですが、今朝現像から上がってみれば???みんな蒼茫の淡い夢といった趣きで、アンダーになると顕著になってくるEKTARフィルムの青緑かぶりと薄いネガにありがちなベースフィルムのうねりまで画像として拾う現象が起こってしまっているので、涙を呑んでパス、二本目のレンズテストにSPに装着し持ってきていたSoligor35mmf2.8による作例で以てご紹介することとしたのです。

では、早速作例行ってみましょう。

まず一枚目。
築地でなかなかのイタリアンパスタランチを戴いた一行は、次なる撮影スポットを目指し、勝鬨橋を渡って、まずは月島を目指します。
暑いですなぁ、夏は堪りませんなぁ・・・とか思い思いに慰めあうメンバーの隊列を追い越し、この界隈には場違いで華やかなリゾートの雰囲気を纏った小姐2名が、そそくさと追い抜いて行きました。

古めかしくて無骨な鉄の橋とリゾート地の華のような小姐2名・・・これほど面白い構成要素の取り合わせはありません。
早速、愛機SPを構え、追撃に入りました。
ところが、この小姐達、話しにうち興じている割には、異様に足が速く、カメラを構え、ピンを合わせようとすると、スタスタと前に進んでしまい、あっという間に被写界深度から出てしまいます。
それでも、何とか、ピンをだいぶ前に合わせ、ファインダを覗きながら後ろをつけて歩き、えいやっとばかりにレリーズ切ったのがこの一枚。背後の高層も頭切れていないし、何とか人様にお見せ出来るレベルのカットとなったのではないかと思い、アップした次第。

そして二枚目。
月島に着いて、表通り、裏通り、そして路地裏と一行の「大江戸捜査網」はたゆみなく続けられます。
丁度表通りを歩いている時、町内案内板の前で、またまた場違いの小姐2名に遭遇しました。
この下町の場所に二人ともそぐわないいでたちであるとともに、また両者のカッコが180度逆のコンセプトのように思えます。
この3つのアンマッチが面白くて一枚戴いたのがこのカット。
前のカットでは良く判らなかったかも知れませんが、帽子にピンを置いたこのカットでは、このSoligor35mmf2.8の本家ニッコール35mmf1.8に勝るとも劣らない素晴らしいシャープさと立体的描写の片鱗が窺えるのではないかと思います。

それから三枚目。
月島での撮影では忘れてはいけないものが三つあります。
そのひとつがこの観光交番遺跡です。
ここは月島の商店街の西の外れに近い方に在って、長年の地盤沈下によると思われる傾きは有るものの、建物自体は今だすこぶる健全で、現役の交番は引退してしまったものの、地域の安全対策の拠点、そして何よりも観光のランドマークとして、今も大活躍です。
ピンは建物の青い看板の文字に置いていましたが、その前をたまたま通りがかった親子連れがオフフォーカスになってしまったのは惜しい限りです。

続いて四枚目。
このエリアの撮影拠点の二番目、今も現役で走り回っているという「スバルFF1000」です。
これは個人的な感想でしかないのですが、フェラーリ、ランボルギーニ、アストンマーティン、ロータス、そしてポルシェ・・・そういった、豪奢で美麗な富の象徴とも言えるスーパースポーツカーのどれよりも大切にされ、長生きし、また恐らく日本で一番写真のモデルになる回数が多いであろうこの昭和の名車に畏敬の念を禁じ得ませんでした。しかも生まれ故郷が数百mしか離れていませんし。
こんなエリアのこんな路地に似合いすぎる風景なので、レンズ、カメラこそ違え、もう何十カットも撮っています。
それにしても、いつも見てもキレイにしている、オーナーさんの愛情と熱意にはいつも頭が下がる思いです。

まだまだの五枚目
月島エリアを北上するといよいよ、佃です。
昭和初期の漂う路地や木造家屋のひしめく住宅地から、ちょっと目線を上げれば、そこには首都東京の富裕層がひしめく超高層マンション群が建ち並んでいて、そのアンマッチさ故、バンコク、上海、香港、そしてソウルといったアジアのメガロポリスを思い出さずにはおられず、やはり日本という国はいくら西欧化を進めていっても、アジアの一部なんだな、と改めて思い知らされた次第。
その古い路地に開かれた船溜り前の小公園で地域の子供達がやって来て遊具で遊び始めました。
目が合った小々姐の一人にカメラを指差し「撮るぞぉ」と笑顔で声かけたら、びっくりしたような表情で隣の背中向けてた小々姐に「ねぇねぇ写真撮るってさ」と言ってる最中にシャッター切ったのがこの一枚。
聞くところによれば、高層マンションの新住民の子供達と昔からそこに住んでいる地域の子供達は、学校が一緒であることもあって、分け隔てなく遊んでいるようです。
そんなことからも、お江戸下町佃界隈の懐の深さを感じた次第。

最後の六枚目。
ここが月島~佃撮影の最後の撮影スポット、と工房主は勝手に思っている下町の中華の隠れた名店「麗江」の店前に並べられた紹興酒の甕の群です。
このイイところは、ピンが精密に見られるのと、前ボケ、後ボケ、しかも画面全体の均質性まで一枚のカットでだいたい判ってしまうところなのです。
今回も向かって右の列、手前から二番目の甕の口縁にピンを置きましたが、レンズテストの総集編としてはなかなかのカットになったと思っています。
前ボケは崩れず、かろうじて品位を保っていますが、背景はそれこそ非点収差で硬い筈の甕が蕩けだしたようにも見えています。

今回の撮影会の後、主要メンバーで暑気払いをやりましたが、街撮り愛好家としては、早く秋の気配が訪れ、暑さは去って、代わりに美味しい食材の便りが聞きたいものですなぁ・・・などという話しも出たくらいです。

次回は久々に工房製レンズのご紹介行こうと思ってます、どうぞお楽しみに。

テーマ:ニコンSマウント - ジャンル:写真

  1. 2010/08/29(日) 22:00:00|
  2. 街撮り写真
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番外編~Un autre été Dram~尾島ねぷた祭り第弐夜

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【撮影データ】カメラ:Leica M8 ISO AUTO 露出+1/3 レンズ:Cine-Sonnar50mmf1.5mod.L39 全コマ開放
はてさて、今週日曜まで更新はないものと思っておられた諸兄、或いはお祭りが二日間あったというから、もう1回アップしないと画面構成上、不完全燃焼になってしまうが、日曜の定期更新は土曜日のイベントを掲載するとマニフェスト出してる以上、絶対に週内での臨時更新有る筈だ!と睨んでいた小姐方、そう、行きがかり上、もう1回更新せにゃ収まりがつかんわぃ、と昨日夜遅くに思いつき、写真だけ選んでおいて、今日、作文と写真のアップをしているのです。

様々なレンズを交替交代使っていた初日に対し、単独行の翌15日は必勝を期して、今までドンピシャの傑作をモノにしてきた深川自慢のハイスピードレンズ、Cine-Sonnar50mmf1.5での一発勝負です。

勿論、相棒はAuto ISOモードで自動的にISO1250まで感度アップしてしまう"超能力"を持ったM8です。

この日でM8による薄暮~夜間撮影は3回目ですから、限界域ではR-D1sには敵わないとしても、今回、なかなか健闘してくれたと思います。
しかも、ヘンな話し、昼間の露出条件が良い時に対し、こういう悪条件下では、「どのレンズ使っても、M8臭い画になる・・・」、現象も適度に抑えられ、デジの持つオールラウンド性が発揮されたと思います。

では、早速作例行ってみましょう。

まず一枚目。
二日目はねぷたや山車の運行台数自体は半減し、量的には寂しい限りでしたが、その代わり、強力な助っ人が来ていました。
それは、本家・家元・元祖でもある弘前から、いたいけな小々姐達が遥々応援に駆けつけてくれたのです。
そのうち、出撃前の太鼓山車の上で目を輝かせながら、巡業の支度を進めている美少姐い目が留まりました。
そこで、下に居た世話役の方々に断りを入れ、至近距離まで近づき、何枚か撮らせて貰ったのがこの一枚、
沈む夕陽と灯され始めた白熱灯のミックスライトを浴び、みちのくの美小姐のひたむきな表情は輝いて見えました。

そして二枚目。
一枚目の小姐の反対側にも太鼓担当の小姐が座っています。つまり近づいても通り過ぎても太鼓を叩く小姐が見えるという舞台仕掛けなのです。
すっかり準備も終わり、呼吸を整え、下にいる世話役からの注意に真剣に耳を傾ける様子を一枚戴き。
この小姐の向く方向は東ですから、もう顔を照らす灯りは白熱灯とやや離れた尾島交差点のナトリウムランプだけでした。それでも、肉眼で見てもファインダを通しても、そしてレンズ、CCDを通して記録された画像でもってしても、仄かな人工光に柔らかく照らされた小姐のやや緊張した表情の素朴な美しさは充分伝わってくるのではないか、と思います。

それから三枚目。
弘前のねぷたの方々にお礼を述べ、交差点に向かって歩いていくと、また派手な演出で毎年、観客を沸かせる大澤建設のねぷた、太鼓山車の一行が出撃前の最終リハに入っていました。
そこで、混雑の合間を縫って、山車の真下まで潜り込み、出撃前の緊張した面持ちの美しい小姐の表情を一枚戴き。
こういう時は、やはりM8の1.33xの見かけ倍率も、ポートレートに優れたCine-Sonnar50mmf1.5の組み合わせで来たことの僥倖を素直に喜ばざるを得ません。
たぶん、広角では余計なものを周囲から拾うし、望遠では画面構成上不可避な前のオフフォーカス部の処理、そして低照度域でのブレの問題がありますから、この組み合わせのみが可能にしたカットあと思いました。

続いて四枚目。
交差点を過ぎ、また別のねぷた、山車の周囲でネタ探しをしていたら、居ました、居ました、丁度良いネタさんが・・・
地元のサッカー少年団の出すねぷた&山車にホームスティか何かでこちらに来ていると思しき、外国人の金髪碧眼の童子が混ざっていて、しかもなかなか日本語のスラングに長じており、相方と思しき国産童子とぢゃれ合っていたのです。
こんな草の根レベルの微笑ましい国際交流の1コマを鵜の目、鷹の目の工房主人が看過しよう筈もなく、提げてたM8をぱっと構え、さっと撮って、ニッと笑い、小さく手を振って、この小さな国際人達に別れを告げたワケです。

まだまだの五枚目。
ねぷたや山車も昨日から思う存分撮ってしまったので、スナップが無類に好きな工房主の関心は、やはり夜店に集う人々の一挙手一投足に集まります。
そこで、暫く歩いたところにあった金魚すくいの夜店で、いかにも人の好さげなおぢさんが店番していたので、一礼してから後ろに回り、おぢさん越しに金魚すくいに打ち興じるいたいけな童子達の様子を撮ってたうちの一枚がこのカットです。
では、なぜこのカットを選んだのかと言えば、他のカットでは遊ぶ童子達にピンが置かれ、おぢさんの姿はおぼろげな前ボケと化してしまっているのと、このカットでは童子達が楽しげながらも真剣に金魚と格闘するさまを見て満足そうに微笑むおぢさんの表情が肩越しに窺えたからです。

最後の六枚目。
また大通りを暫く行くと、親子でやっている夜店がありました。
お父ちゃんとまだ幼い一人っ娘の小々姐の二人きりのお店です。
しかもその営業品目がこの頃は縁日以外では殆ど見かけない「あんず飴」です。
品物が品物ですから、お店に集まるのは殆ど童子ばかり、そして、あんず飴を求めにやって来た、これも幼い小々姐達の姉妹が、自分達よりもまだ幼いながら、逞しくお店番を手伝う、内側の小々姐を見て、「偉いわねぇ・・・」とか言っていたところを後ろから頂いた一枚。

あれれれれ・・・今回のアップではねぷた祭りの筈なのに、人物写真ばっかりで、肝心のねぷたや山車の全景図が一枚も無かったですねぇ・・・でもそういうものは、太田市観光協会のHP見れば幾らでも乗ってますから、これが工房主人の見たねぷた祭りということで、何卒、ご了承下さい。

では、日曜日の定期更新をお楽しみに。

テーマ:街の風景 - ジャンル:写真

  1. 2010/08/26(木) 22:59:48|
  2. その他Lマウント改造レンズ
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Sommerträume~尾島ねぷた祭り~

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【撮影データ】カメラ:Leica M8 ISO Auto 露出+1/3、レンズ :1、2枚目;Speedpanchro32mT2.2、3枚め;Ossiloscope-Raptar51mmf1.5、4、6枚目;Cine-Sonnar50mmf1.5、5枚目;Cine-Ektar40mmf1.6 全コマ開放
さて、先々週の予告通り、今週末の特集は、お盆帰省期間中の最大にして唯一のお楽しみ、群馬県太田尾島のねぷた祭りからの作例をご紹介します。

このねぷた祭りは、毎年8月14、15日の2日間に亘って繰り広げられますが、まだまだ川越や、佐原、そして秩父などの夜祭りに較べれば知名度が低いため、見物客も近郊からが中心であることから、どこか手作り感の漂う素朴な行事で、参加者と見物客の間の距離感がとても近く、それが小生を毎年通わせる理由になっています。

しかし、知名度は今ひとつとはいえ、二日間で10数万人規模の動員は、合併元の太田市が40年近く前からやっていた「太田祭り」と較べても数倍の規模であり、本家の弘前から、ねぷた、山車の貸与、演者の派遣、運営ノウハウの提供ななどもあるらしく、実に本格的で見せ場に富み、群馬、いや北関東でも屈指のお祭りといえます。

さて前置きはこのくらいにして、早速、作例の紹介いきます。去年のR-D1sから、今年は座間で低照度域の実地試験を終えたM8がお供です。

まず一枚目。
今回は、東京から出てきて頂いた畏友Tさんご夫妻と一緒の行動でしたが、歩いて会場を回るうち、去年、太鼓に跨っていて、カメラを向けたら、満面の笑顔とピースをくれた小姐に逢いました。
こちらはしっかり覚えていた、というか写真が残っているので、忘れようもないですが、向こうも薄っすらと覚えていてくれたのか、また太鼓の上でにっこり微笑み、目一杯、ねぷた太鼓のポーズを決めてくれました。
M8はこういう照度差の大きいシーンは苦手だと思っていましたが、露出補整を+1/3でも入れておけば、かなり明るめの提灯が画面に映りこんでいても、女性の凛とした笑顔をあますところなく捉えるとともに薄暮の空に漂う雲までもしっかり写しこんでいます。

そして二枚目。
太鼓の上の小姐達に手を振って精一杯の謝意を表した後、彼女たちの山車を見送りながら、その山車がねぷたを追い越す瞬間を捉えた一枚。
ここでも、かなり明るめに中から煌々と灯りを照らすねぷたと提灯が画面の中にかなりの面積で写り込んでいましたが、薄暮の祭りの雑然とした様子を細部に至るまで良く捉えているのでないかと思います。

それから三枚目。
Tご夫妻と会場をそぞろ歩きしていたら、上州の名物を即売しているテントがあって、そこには浴衣を着た若い小姐と法被を着た若い小姐がきびきびと立ち回っていました。
そこで、たまたまその別の役割と思しき小姐達が至近距離でニアミスした刹那、「東京から来た、ちょっこし有名な写真家ですが、お二方が並んでいるところを一枚撮らせて頂きたい」とお願いし、一発OK、そこでシャッター切ったのがこの一枚。
結果としては、あまりに白熱灯が明るすぎ、二重像が良く見えなかったのでピンが相当アヤシゲですが、何とか見られないこともない、と判断しアップしました。

続いて四枚目。
またお祭り会場である尾島のメインストリートを歩いていたら、先ほどの群銀のねぷたも隊列の中で停まっていて、一行は何やら時間調整中のようです。
そこで、手持ち無沙汰状態の演者の小姐に手を振って、カメラを向けたら、一人の小姐が気付き、もうひとりにも声かけて、二人そろってピースと笑顔をくれたのがこの一枚。
これもちょこしピンは甘めですが、まぁ、RFで開放の夜間撮影でしかも大口径f1.5ですから良しとしましょう。

まだまだの五枚目。
会場メインステージの置かれた、尾島木崎街道との交差点までやって来たら、先ほどから気になっていた、高校生と思しき、ねぷた太鼓の山車の演者の小姐が仲間とともに歓談していました。
そこで、蛮勇を奮い起こし、「あんのぉ、お三方並んで、一枚撮らしてくんねぇだか?」と声かけたら、リーダー格と思しき向かって右の小姐が仲間と反対向いてひそひそ話すこと数十秒・・・ん、こりゃダメか、お断りかな!?と思い、別れの言葉を掛けようと思った刹那、イェーィとか言って、ピースして突然ポーズとってくれたので、慌ててシッター切ったのがこの一枚。
ナトリウム灯の下というのがかなり残念でしたが、それでも、小姐達の若い美しさは充分に表現できているのではないでしょうか。

最後の六枚目。
また会場であるメインストリートを歩きながら、夜店に集まる人々の様子を抜かりなくチェックしていきます。
何店かの横とか斜め後ろから遠慮がちにそぉっと撮りながら次から次へと移動して行ったのですが、一番東側に近いお店、たぶんクジ引きだったと思いますが、そのお店の斜め後ろから遠慮がちに写真撮っていたら、なんと、そのお店のいかにも人の良さげなお兄さんが「良かったら、中入って撮って貰ってもイイですよ♪」と嬉しい一言をかけて頂いたので、遠慮なく、お店の中から数枚、そしてまたお礼を述べてお店を出る時に可愛げな小々姐姉妹が一所懸命にクジやっていたので、思わず一枚頂いたのがこのカット。

お店のお兄さん、ご好意有難うございました。東京とか都会のお祭りだと、お店の周りで撮ろうものなら、罵声とともに追い払われかねないので、お声がけ、本当に嬉しかったです。

さて、来週は、また某散策会の方々とうちのノンライツRF友の会の合同散策撮影会を都内某所で行いますので、そこから何か見繕ってご紹介しましょう。

テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真

  1. 2010/08/22(日) 22:00:00|
  2. 街撮り写真
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おまけ~進駐軍基地の夏~

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【撮影データ】カメラ:Zeiss Ikon ZM フィルム:Kodak Ektar100 露出+1/3 全コマ開放
はてさて、今週末の更新はお休みですなどと言っておきながら、突然の座間基地編のおまけです。
何とならば、前々回の鎌倉にて非現実的な発色を売り物とする?SOLARISフィルムでBALTAR35mmf2.3の作例を出してしまったので、ホントこのレンズ大丈夫かいな???などと他人事ながら、多大なご心配をして頂く方々も少なからず居られたため、やはり基準となるEKTAR100でのものも掲載しないとフェアではない、と思い掲載するに至った次第。

本レンズの驚異の外観、能書きその他は夏休みが終わり、ほとぼりが醒めた頃、じっくりやりますが、今回は基地内の夏の休日湯のレポートということで。

まず一枚目。
ゲートをくぐり、右手方向に進むと子供達のための即席ミニ遊園地みたいなものが出来ていました。
そこでは、鉄製のレールを引いたミニ蒸気機関車やら、エアドームみたいなものが有って、子供達は結構器用に楽しげに遊んでいます。
いつも思うのですが、基地住宅に寝起きする進駐軍子弟の外国籍の子供も、付近の民間人の日本人子女も、ふだん見慣れない遊具で実に上手い具合に適応して楽しんでいるのは不思議なもので、もしかすると、想像力や適応性、そして思考の柔軟性のようなものは、子供時分は人種・民族に関わり無くかなり高いレベル持っていて、それが大人になって喪失される過程で、国家や民族、宗教といった社会的システムの中でその喪失のレベル、即ち残留歩留りが異なるのでは?ということです。
とまぁ、くだならんことを考え込む大人を尻目に子供達は楽しく、良く遊びます。
やはりこのレンズ、135判だと、若干周辺がブラックアウトするようですが、落ち方のグラデーションが自然でイイカンジではないでしょうか。

そして二枚目。
ミニ蒸気機関車の隣にはコンプレッサで空気を送り込んで屹立し、偉容を聳え立たす恐竜アトラクションがありました。
こんなのはまず日本では見たことがないです。
大きさといい、背中のフィンみたいなパーツの間の滑り台みたいなのを潜って遊ぶのですが、全身のテクスチャがCGを精緻にプリントしたような加工になっていて、日本のマンガみたいにデフォルメしたものとは、かなり異なる迫真の外観です。
その恐ろしげな口の中に自ら飛び込もうとしている、いたいけな地域住民の子女の姿を偶然捉えたものです。
尤も、この恐竜はかなりリアルな造作たっだのですが、ここには写っていませんが、隣の忍者屋敷は???てなカンジで屋根正面左手に佇む忍者など、色はパステルカラーだし、かたちは上下方向に伸びきった肥満ヒトデみたいだし、アメリカ人の脳内博物誌の構造を垣間見た気分になりました。

それから三枚目。
いつまでも、子供の遊び場でイイ年こいた大人達だけがぼぉっとしているワケにもいかないので、Tご夫妻に案内を乞い、この手の開放デーの定番の基地従業員手ずからの調理によるバーベキュー広場へと向かいます。

すると居ました、居ました、国内でも、いや、米国だった一般の民間人のバーベキュー大会では見かけることがまずない、巨大バーベキューロースター前で黙々と重筋熱労働を続ける基地従業員達の姿が・・・
このグリルは素材が違うのか、或いは焼き方が熟練しているのか判りませんが、脂と煤を含んだ、少なくとも撮影機器には有害な煤煙をそれほど上げてはいませんでしたが、中には物凄いのが有って、花火の時刻まで、もうもうと煙を上げ、すぐ隣の樹木の害虫燻蒸でもやってんぢゃね!?ってのが有ったくらい。

さすがノーコートのレンズ、こういう日陰メインの構図だと途端にコントラストが上がり、画面が締まります。

続いての四枚目
バーベキューなんかやっている飲食露店ストリートを暫く進むと、右手のちょっこし開けた芝生の広場に、な、なんと兵員輸送用のヘリコが鎮座ましましている。

いやはや、驚きました。
来る前の説明では、実戦部隊の居ない基地ということで、そういった兵器、武具の類いは全く期待していなかったのですが、なんと、かのF・コッポラ監督の名作「地獄の黙示録」で登場したのと、素人目には区別が付かないような立派なヘリコが鎮座し、その周囲を親子連れがおっかなびっくり取り囲み、いかにも気の良さそうな係員の兵隊さん達が、子供連れに声掛けて、バイザーメットなんかも被らせて、一緒に記念撮影なんかしていました。
まさにこーいうところがアメリカです、「二度と得られない経験、プライスレス」なのでしょう。

自分はもうおっさんなので、こういうシーンに巡り合っても、基地出て3歩も歩いたら感動など忘れてしまうのでしょうが、感受性豊かな子供の頃であれば、この歳になるまで得がたい経験の思い出として覚えているのだろうと思いました。
実際、生まれ故郷の駅前で進駐軍の下士官にハーシーズのチョコ貰ったのは今でも覚えていますし。

しかし、ヘリコのコックピットに座る黒人少々姐の虚ろな眼差しは何を見ていたのか、気にはなったところです。

まだまだの五枚目。
ヘリコ広場を後にして、グランド近くまで歩いて行くと、見慣れた代物が置いてありました。
そう、イラク戦争や、古くは第二次大戦中の戦闘部隊の映像を写すとき、必ず一瞬は写り込むオブジェ、野戦用給水器です。
ジープや兵員輸送車で牽引出来るようになっていて、戦場や兵站基地での水供給を行います。従って、配色も目立ちづらい、オリーブドラヴとか、迷彩色になっているのです。
しかし、その戦場の雰囲気を纏った無骨な野戦用給水器も今日は家族サービスとばかりに、炎天下で水を欲するちびっこ達にその胎内に蓄えた豊富な水を分け与えています。

最後の六枚目。
基地の開放されたエリアの隅々まで歩いてみようということで、グランドの西端まで歩きました。
そのはずれにちょっとした遊具が置いてあり、宵の口からの盆踊り大会に備えたと思しき、甚平・浴衣の兄弟が鉄棒で遊んでいました。
ちょうど、良いアングルでシャッター切ろうとした刹那、親御さんが、子供達に声をかけ、瞬発力に優れた姐さんは、脱兎の如くダッシュし、負けず嫌いな弟の方は鉄棒でもって、逆上がりか、大車輪が上手く出来るまではその場をテコでも動かない・・・というカンジでした。

今回の半日の撮影で改めて思ったことは、やはりバーバル、ノンバーバル含め、被写体と何らかのコミュニケーションしながら撮るには、商業的なもの、つまりマスコミやフリーランスを想像させるような巨大なプロ用デジ一眼などではなく、いかにも写真が好きで趣味で撮ってます♪的なオーラをまざまざと発散している小さなカメラ、特にレンジファインダー機は最適ではないか、と思った次第。

さて、今週末は夏のイベントの山場、太田尾島ねぷた祭りに行って来ま~す。

テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真

  1. 2010/08/13(金) 22:00:00|
  2. Arri改造レンズ群
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夏休み特集~進駐軍座間基地潜入撮影行~

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【撮影データ】カメラ:Leica M8 ISO Auto 露出補整+1/3 レンズ:Cine-Heligon50mmf2改M
さて、夏まっ盛の今日この頃、陽の高い時分には、外に出るのも億劫になってしまいますが、先週の鎌倉~江ノ島ツアーに引き続き、また今週もご好意でイベントへのお誘いを受けたので、これ幸いにと出かけてしまいました。

今回の撮影場所は、タイトルの示す通り、今、話題の在日米軍基地問題のひとつでもある、神奈川県の相模原と座間市にまたがる広大なキャンプ座間です。

ここは、戦前~戦中に旧帝国陸軍の士官学校が在ったところで、最寄りの駅は相武台前という駅となっています。

当日は、日中の暑さを逃れ、また、夜間の花火までの体力温存も考え、15時にこの相武台前駅集合とし、バスで会場である基地ゲート前に赴きました。

ゲート前に着いてまずびっくりしたのは、同じ進駐軍基地の解放デーイベントというのに、数万人が押し寄せ、入場まで2時間待ちはザラという横須賀基地とは違い、ゲート前には入場待ちの行列も存在せず、手持ち無沙汰の警備兵諸氏が、あくびをするくらいの牧歌的なシチュエーションでした。

手荷物チェック、金属探知機検査を受け、中に入ると、やはり閑古鳥状態、案内して頂いた、いつもお世話になっている散策会の世話役のTさんのご説明によれば、夕方から宵の口になると、湧いたように人々が出てくる、まだ気温が高いこの時間はこんなもんです・・・とのこと。

まぁ、スナップ写真撮るには、原宿の裏通りみたいに雑踏だらけぢゃ、被写体とのクリアランスも満足にとれないので、このくらいで充分と思い、夜の盆踊り、花火まではひたすら露店冷やかしがてら、道行く人々を鬼神の如き気迫でスナップすることに専念することとしました。

今回の機材はZeiss Ikon ZMとLeicaM8の二台体制、ホントは昼をM8、夜をR-D1sとのデジRF使い分けでも良かったのですが、実は、先週、鎌倉~江ノ島ツアーに持ち出したBALTAR35mmf2.3改Mの銀塩でのテストをやはりEKTAR100でもやらないと、他のレンズとの比較が出来ないので、一本丸々36ショット、日暮れまで撮る目論みで持ち出したという次第です。
しかし、レンズは撮ってた時間が一番長かったこともあり、今週は工房壱号機のHeligonを中玉曇りをクリーニング後、パーツを一新し距離計連動に再改造したものを持ち出し、M8でテスト撮影を兼ねたものを今回はアップしました。

では、さっそく、行動を追って、作例見て行きましょう。

まず一枚目。
レンズをCine-Xenon28mmf2から、本日のテスト対象たるCine-Heligon50mmf2改Mに換装し、アポクロマートレンズの威力を、同行のTご夫妻にデモンストレーションするため、丁度良い獲物が来たので、早速シャッターを切ったのがこの一枚。
後ですれ違った時にTシャツの文字で判ったのですが、この小姐2人は基地内のハイスクールのチアガールのお嬢さんだったようです。
それにしても、基地の消防&救急ステーション前で金髪碧眼の小姐達と進駐軍の陸軍迷彩服を着た兵士がすれ違う様子は日本に居ることを忘れさせるようなシーンでした。

そして二枚目。
レンズを交換して、買い食いモードに入り、更に花火大会のポジション確保も兼ね一行3名はまた会場奥地へと足を進めます。
その途中で、いかにも米国人のファミリーっていう典型的な一家が「さぁ、次はどこさいぐっぺか?父ちゃん、晩メシさ、なんだかうんめぇもんさ食べてぇねぇ・・・」などといった牧歌的で微笑ましい会話をしている様を後ろからそっと近づき一枚戴き。
客観的に見て、カリホルニアの浜辺かなんかでバーベキューを腹一杯食って、もう日暮れだからとっとと帰ろう♪ってなカンジのいでたちの家族の背景に浴衣の日本人小姐達が複数オフフォーカスで写り込んでいるのが奇妙なコンビネーションで面白いですね。

それから三枚目。
また暫く歩くと、到着してすぐに霧散水装置の下でいたいけな小児、児童の類いがきゃあきゃあ騒いで楽しんでいた場所に到達し、珍しく、金髪碧眼の見るからに可愛げな小々姐が、日本人の悪ガキ少年や、浴衣小々姐と、国境も人種の垣根も超え、無邪気に楽しく遊んでいるではないですか。
そのユニバーサルな人類愛の象徴とも思えるような光景に心打たれシャッターを切ったのがこの一枚。
ホントは角度がもうちょい良ければ、虹も入ったのですが、そちらは、小々姐が下向いていたり、走り回って画面からはみ出していたりしたので、涙を呑んでこの一枚を採用した次第。

続いての四枚目。
お店を冷やかしながら歩いていると、同行のTさんが、すわ敵襲?とばかりにカメラを構えなおし、右手方向に早足で歩きおもむろにシャッターを切りだしました。
視線の先には、黒人のおそらく基地従業員と思われる、いかにも人の良さげなおっちゃんが子供を抱っこして揺らしながら、にこにこ愛嬌を振りまいていました。
それをチャッターチャンスと捉え、突進されたようです。
小生もそれにあやかり、横から撮らせて貰ったのがこの一枚。
なかなか露出が難しい構図ではありましたが、気の良さそうなおっちゃんの表情がかろうじて窺えるのではないかと思います。

まだまだの五枚目。
花火の良く見えそうな観客席の近くの露店で、ナチョスやら、ビールやら買い込んで、お話し&花火見物モードに入って来ました。
その客席に着く前、夕暮れの基地構内を背の高い優しそうな目をした大男の陸軍下士官と、アジア系の女性が仲睦まじく、夕陽に向かって並んで歩く姿が微笑ましかったので、一枚戴いたものです。
あくまで、部外者の感覚論でしかないとは思うのですが、やはり、実戦部隊、しかも最前線への即応部隊が駐留している沖縄とここや、横須賀とは同じ兵士と言っても、緊張感が全然違っていて、沖縄市(コザ)辺りのゴーストタウン辺りで昼間にすれ違う兵士は異様な緊張感を漲らせ、目つきも鋭いため、とてもカメラを向けるどころか、話しかけるのも憚られるカンジですが、この基地は本土に在り、また実戦部隊も駐留していないことから、良く言えば友好的で柔和、悪く言えば緊張感が足らないような印象を受けるのでしょう。

最後の六枚目。
陽が落ちると、いよいよメインイベントの盆踊り大会です。
花火見物のための席を確保したといっても、もう気もそぞろ、やはり浴衣、着物姿の外人のお子さん達の写真を何カットかは撮りたいものです。
そこで、T夫妻に席の確保と荷物番をお願いし、M8の感度を目一杯上げて、ノーストロボ撮影前提で会場へ乗り込みます。
ところが、踊りの輪が十重二十重で、しかも歌舞音曲が鳴っている間はその輪がそれぞれ違う速度で回転したり止まったりするものですから、本の丸である、櫓の周辺には近寄れません。
櫓上でパフォーマンスを行う団体の交代の一瞬にスキを狙い、匍匐前進ならぬ、中腰全力疾走で踊りの輪の中に飛び込もうとする刹那、物凄い勢いで後を追って来たと思われるムキムキマッチョの非番兵士みたいな黒人青年に腕を掴まれ、咄嗟のことなので、驚きと緊張感で相手をまじまじと見返す間もなく、向こうはニッと歯を見せて破顔・・・「オニィさん、キャップ落としてますよ、ハィ良かったね」と流暢な日本語で。。。

脱力感に崩れ落ちそうになりながらも、乾ききった喉の奥から裏返りそうな声を振り絞り「サ、サンキュです・・・」とやったお礼を述べた次第。いやはや実際はかなりビビリました。

その直後、早鐘の如き心臓を何とか押さえシャッターを切ったうちの一枚がこのカット。

本土でも、米国でもなかなか撮れない、摩訶不思議なカットになったのではないかと。

実はもうひとつショックな事実が帰ってから判明していて、3m以内のカットが殆ど甘ピンとなっていたのです。
その原因は、出てくる前に慌てて距離計連動カムをくっ付けたのは良かったのですが、最初に改造した時は、まだ良く判っていないまま使っていたらしいのですが、レンズの実焦点距離が47mmそこそこしかなかったのです。
そのため、本来であれば、ライカの基準焦点距離51.6mmとのドライヴ量の差を補整するため、極めて緩い傾斜カムを切らねばならなかったのが、それをやっていなかった・・・

夜になる前にカバンに潜ませた、Cine-Sonnar50mmf1.5か、Ossilo-Raptar51mmf1.5に換装しておけば・・・と思っても後悔先に立たずってヤツでした。
まさに改造レンズでも「ご利用は計画的に」、最終検査も「出かけるときは忘れずに」でした。

さて、来週は帰省のためお休み、その翌週はお楽しみ、日本の祭り行きます。

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  1. 2010/08/08(日) 22:00:00|
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夏到来~湘南お散歩会から~

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【撮影データ】カメラ:R-D1s ISO200 露出補整+1/3(3,6枚目)、Zeiss Ikon ZM Solaris Ferrania100EX36(1、2,4,5枚目)、レンズ:BALTAR35mmf2.3mod.M(1,2枚目)、Ihagee Vivtar50mmf2.9mod.L39(3,6枚目)、Steinheil Cassar50mmf2.8mod.CX(4,5枚目)
さて、今宵のご紹介は予告通り、いつもお世話になっている、某散策会メンバー各位にも参加を仰いでの、ノンライツRF友の会湘南ツアー'10夏からのレポートです。
前日の天気予報で、湘南地方は最高気温34℃という見通しを聞き、翌朝、晴れ上がった空を眺めながら、木場発
横浜経由の鎌倉入りが10時も15分ほど前のことでした。
家を出る時、朝飯を食べて来なかったので、当初の目論見通り、小町通り入口近傍に在るマクドにて、メガマフィンセットなど頂き、メンバーの皆さんの到着を待ちました。

10時数分前にマクドを出て、駅の待ち合わせ場所に移動する最中にも、背中への容赦ない直射日光の暑さを感じます。
早くも数名のメンバーが到着していて、電話なり、メールなりで遅れる旨連絡有ったメンバー以外が到着してから、いよいよ撮影スタートです。
まずは、定番の小町通りを鶴岡八幡方面に向かい、何箇所かの撮影スポットを案内しながらの慣熟撮影です。
メンバー各位は街撮りの手練れ揃いでもあらせられるので、ここぞ!と思った場所では、親の仇、とばかりにシャッターの連写を浴びせ、普段からちまちま撮リ歩くクセが抜けない工房主とか、その弟子は面喰らってしまいます。

途中、裏通りから路地に入ってみたり、アテにしていた、とっておきの撮影スポットがリニューアルのため、跡形も無く更地になっていたり、結構、色々なハプニングが有ったりして、楽しい撮影ツアーは進みました。

さぁ、ここで一枚目。
小町通りも終わりに近い、某庭園で名高い高級手打ち蕎麦屋さんの手前の小道を右にそれると、いかにも湘南の趣味人!というカンジの建物自体もセンス良いですが、外に開け放たれたガレージの中身がとてもオシャレなお宅が在るので、いつも撮らせて戴いています。
毎回、配置が変えてあるのですが、写真撮りには嬉しい、真っ赤っかなミニクーパーと真っ赤っかな、ヴェスパ、そして黄や緑のマウンテンバイクまで整然と置いてあります。
そしてその背後のラックには、その家の主人が青春時代、友としたであろう年代もののサーフボードが・・・
この画は沖縄戦線で活躍した、謎のスーパーレンズ、そのうち、正式お披露目はしますが、BALTAR35mmf2.3を工房でMマウント改造したものを使い、イタリア製?のSOLARISフィルムでの撮影です。

そして二枚目。
一行は小町通りを突き当たりまで行進し、お昼を摂る江ノ島目指して、江ノ電で途中下車しながら撮影スポットを巡るべく、駅に戻ります。
その途中でも勿論、撮影の手を緩めるワケではなく、皆、鵜の目、鷹の目で獲物を探しながら、駅まで三々五々歩いて行きます。
この時間になると、10時過ぎには、とんびやかもめならぬ閑古鳥が啼いていた小町通りにも観光客が、満潮の如く次第に寄せて来て、何軒かのお店には、早くも行列が出来ます。
その中で、おぉぉぉ、くらげの水兵さん、もとい、かもめの水兵さんのモデルになったとも、勝手に考えている、横須賀海自教育隊の水兵さん2名が、非番の外出で、買い食いしようとしていました。
そこで、沖縄の余勢を駆って、「水兵さん、水兵さん、一枚ばかし、並んでるとこ、撮らしてくんない♪」とお願いしたところ、「兵隊サンぢゃないすけど、それでも良かったらどうぞ」とか言いながら、快くポーズを決めてくれたので、シャッター切ったのがこの一枚。これもBALTAR+SOLARISでの銀塩撮影。

それから三枚目。
江ノ電に乗って、まずは、稲村ガ崎で降り、線路伝いの道をそぞろ歩きしながら、思い思いの被写体を撮っていきます。
ここでいつも必ずといって良いほどお邪魔するのが、線路を渡って山際に在る、古民具を再生して売っている、民家風のお店です。
今回も中にお邪魔して何カットか撮らせて戴きましたが、今回、テストに持ち出した、IHAGEEのVICTARレンズの逆光性能を見たかったので、R-D1sの測光性能を信じ、あえて難しい構図にチャレンジした一枚。
ノーコートながら、この難しい逆光と反射率がバラバラの被写体であるドラムセットを必要かつ充分な解像力で描いています。

続いて四枚目。
お店の方にお礼を述べて、また行路に戻ります。
暫く歩くと、海側に思い思いのデザインのお洒落な洋館風の個人邸が並んでいます。
またそういった凝ったお宅はというと、やはり庭先のクルマも凝っていて、妙にマッチした風景を作り出しています。
そこで、また、撮影ツアーには嬉しい、白い洋館の軒先に赤いミニクーパーって構図が有ったので、もう何も考えず、シャッターを切ったのがこの一枚。
このカットはSTEINHEILのCASSAR50mmf2.8とSOLARISによる銀塩撮影ですが、ノーコートかつ、くもりが完全には取り切れてなかったので、かなりフレアっぽくコントラストの低い、眠い画になってしまった次第。

まだまだの五枚目。
一行は七里ガ浜からまた江ノ電に乗り、目的地の江ノ島駅に着きました。
ランチを摂る予定の島まで、参道をずんずんと進んで行きます。
勿論、漠然と島の食堂目指して歩くのではなく、途中、これは!と思ったものがあれば、情け容赦なく、シャッターを切りながらの行軍です。
道の左右には、この夏の書きいれ時に売上倍増を目論み、趣向を凝らした店頭ディスプレィがあちこちに立ち並び、それを眺めながら歩くのも、暑さを忘れさせるような楽しいひと時です。
そこで目に留まったのが、夏だというのに、黒尽くめのリゾートファッション。
周りの店舗が赤、青、黄色、パステルカラーの華やかな色彩で道行く人々の目を惹こうというのに、あえて、夏らしくない配色と実は涼しげな素材、縫製で仕立て上げた大人めのアイテムを前面に押し出したこのお店のアイデアに敬服しての一枚です。
中心部で合焦している、黒のレースの帽子は極めて緻密に描写されていますが、前ボケにあたる手前のインドネシア風の腰巻は見事、流れ、フレアの餌食です。これもCASSAR+SOLARISでの銀塩撮影です。

最後の六枚目。
今回は隅田川の花火等の影響で、島自体への人出は、想定外の少なさだったのですが、お目当てのお店は、湘南の超人気店の支店、さっと行って、ぱっと入れよう筈もなく、メンバー各位には申し訳なかったのですが、結局、小一時間も待って、やっと入りましたが、日頃から味にうるさい?メンバー各位にも及第点貰えたようで、ほっと旨を撫で下ろし、後半の撮影に入りました。
実は、江ノ島も何十回か通ってはいたのですが、ヨットハーバーには、いっぺんも足を踏み入れたことがなく、このあたりに通暁したメンバーのTさんの案内で、初めて、撮影のため、訪れた次第。
バース界隈を撮り歩きながら、ふと前方に目線を走らせると、いたいけな少年少女を満載した、大型ヨットがちょうど帰港してきたところでした。
おぉぉ、これが戸塚ヨットスクールか???とか良からぬ連想が頭の中をよぎりましたが、いやはや、こんな楽しそうな表情の少年少女の顔がそんな地獄の一丁目みたいなガレー船教室の筈ない・・・などと勝手に妄想が膨らむうち、あれよあれよと思う間に船は着岸、健気にも少年少女は力強く船から降りてきました。
その海の男予備軍たる少年の雄姿を捉えたのがこの一枚。
これはVICTARによるR-D1sでのデジタル撮影です。

今回は総勢10名にも及ぶ大人数での撮影ツアーとなり、いつもの仲間内だけの無手勝流撮影会とは違って、かなり段取りの悪さが目立ってしまい、ご迷惑をお掛け致しましたが、ま、終わり良ければ、全て良しという諺もありますので、これに懲りず、どうか今後もご厚誼宜しくお願いします☆ということで、参加メンバー各位にはこの場をお借りして御礼を申し上げます。

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  1. 2010/08/01(日) 23:00:00|
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charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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