深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Das langen speer vom Wetzler~Leiz Vario-Elmar70-210mmf4~

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【撮影データ】カメラ:EOS 1DsMKII 絞り優先AE、露出補整+1/3、全コマ開放、ロケ地:川越祭り
さて、また週は巡り、日曜日の晩が訪れ、当工房ブログの更新です。
今回は、順当にいけば、工房製品のご紹介となるところでしたが、先週の川越祭りで初使用にも関わらず、大活躍してくれたVario-Elmar70-210mmf4をいつになるか判らない後回しにするわけにもいかないので、二週連続、秘宝館からの御物紹介となります。

さて、このR用の長物ズーム、工房主の好みからすれば唐突感有る登場の感無きにしも有らずなのですが、実は、今まで買ったライツの純正レンズではかなり初めの頃、Rではたぶん3本目ではないでしょうか。

そもそもの出会いが、今から約12年前のバンコク駐在中、入り浸っていたに等しい、マーブンクロンセンターの某カメラ屋で、R4のフィルム窓のモルト修理に持ってった帰り、店のマネージャに別室に呼ばれ、またもや「今日もスペシャルオッフアーが有るので、見て行ってくれ、自分が知る限り、バンコク市内でRを使いこなしている人間はミスターしかいない」とかおだて半分で見せられたのがこの玉だったのです。

バンコクに居ては相場など知りようもないですから、高い、安いなど判断出来るわけもなく、商売上手のマネージャの言い値で買ってきたワケです。今になっては幾ら出したか記憶はおろか、伝票等も残ってはいませんし・・・

しかも、大マヌケなことに「ウルトラレアな玉」の言い分を信じて、勿体無くてなかなか使う気にもなれず、防湿庫の奥底に仕舞われ、二回の引越しを経て、深川秘宝館の主になっていたワケなのです。

ところで、このレンズの氏素性についても、少々説明を加えておかねばなりません。

この長大な外見を持つ、案外地味なスペックのレンズ、産まれはなんと、我が国、日本なのです。

ライツ社はことOEM製品については多くを語ろうとはしませんが、このレンズは、国内の数社でも兄弟モデルが製品化されたらしく、1973年からのミノルタとライツ社の総合的な技術交流の一環として一眼レフ用レンズのテコ入れとして、ミノルタがライツのために1971年から製造して供給したようです。

光学系は緑のマルチコートが施され、ずっしりと重い全金属製鏡胴には、ズーミング、フォーカシングの何れのリングにもゴム製の機能的なローレットが巻かれ、製造から30年近く経っており、そのうち12年近くは死蔵されていた割には回転はスムーズで、開放でしか使いませんが、オート絞りも確実に作動します。

国産の一眼レフ用のズームで特に長い方、この70-210mmなどというスペックで30年も経ってしまえば、まず商品価値はゼロで、商品棚より、ヂャンク棚を探した方が手っ取り早いといった惨憺たる有様ですが、このミノルタが手掛けたライツの稀少玉は程度にもよりますが今だに国内外で600ドル~700ドルの相場がついており、驚くべきことにマウントアダプタの功徳も有ってか、少しずつではありますが上昇基調にもあるようです。

さて、では作例を見ていきましょう。

まず一枚目。

川越祭りといえば、やはり絢爛豪華な山車の登場です。

メインストリートである蔵造り通りの埼玉りそな銀行社屋前に、各町の山車が集結して優美さを競っていましたが、ちょうどそのうちひとつが、見上げた位置から山車と銀行のドーム屋根部が相並ぶ構図で撮れそうだったので、先のYCテッサー45mmf2.8から急遽交換して撮影したもの。

考えてみると、このEOS1DsMKIIという機種、今は値がこなれてきていますが、アダプタを使えば、ツァイスもライカも自由自在、気分やニーズによって使い分けられるといった極めて便利な電子暗箱です。

ピンは山車上部の赤い緞子直上の彫金金具に合わせていますが、いははや、色ヌケ、シャープネス、後ボケの自然さ、30年も前の玉とは思えませんでした。

そして二枚目。

人ごみを縫って、とにかく、時の鐘、市役所方面に進みました。

すると、商店の軒先で「はぁーぃ出来上がり♪」と言う年輩の女性の声が聞こえ、反射的に振り向くと、祭り衣装と化粧が完成した、小々姐がご褒美に買って貰っていたあんず飴にありついていました。

そこで、同伴のおばあちゃんに声を掛け、一枚撮らして貰ったのがこのカット。「芦田愛菜ちゃんより可愛く撮って!!」というリクエストでしたが、さて、どうでしたかな???

70mm域の最短で撮っていますが、シネレンズみたいなモンスター達と較べては可哀想ですが、必要且つ充分なシャープネスで以ていたいけな小々姐のはにかんだ表情を余すところなく捉えているのではないでしょうか。

それから三枚目。

小々姐とおばあちゃんにお礼を述べて、その場を後にし、更に先に進みました。

すると、山車がメインストリート上に止まり、中段の移動式ミニ舞台で田楽みたいなものを舞っていました。

そこで望遠ズームの威力を発揮すべく、210mm域での撮影です。

男性の髪の生え際でスプリットイメージを合わせましたが、ここでもこの稀有の長尺ズームは程好いシャープネスと発色の良さで、見たままの臨場感を余すところなく捉えてくれています。

これがツァイスの望遠ズームだったら、もうちょいコントラストと彩度が上がり、シャープネスは少し落ちるのかななどと想像してみましたが、日本生まれでも、ライツの味付けとはこういうものか、と感心した次第。

続いて四枚目。

山車の周りの町会の方々にお礼を一言述べて、また歩き出しました。

第一目的地の「幸寿司」さんの手前100メートル程度手前の地点で、また戻って来た夏の日差しを避けるようにソフトクリームを買い求める親子の姿が目に留まりました。

そこで、おやぢさんに、なかなかお揃いで決まってますね、一枚撮らせて下さいな、と声を掛けたところ、ふたつ返事で快諾、小々姐の気が散らないうちにシャッター切ったのがこのカット。

おやぢさんは、小々姐だけが写るものとばかり思っていて、見事に画面から退いちゃってますが、目線だけは、暖く娘さんに注がれているのが印象的なカットになったと思います。

最後の五枚目。

おやぢさんと小々姐に心からお礼を述べ、その場を後にして、幸寿司に足を運んだところ、人ごみでごった返す川越の街にして珍しく、すぐに席に案内され、ご馳走にありついたのは先週報告したとおりですが、その後駄菓子屋横丁を経て、陽も傾きかけた川越の街を歩きながら、駅を目指していたら、ふと脇道の景色が近所の懐かしい子供時分のお祭りの日の様子にダブって見えたので135mm前後の焦点域で撮影したのがこのカット。

特定の人物にピンをおいてのカットではないので、それほどシャープネスは感じられないですが、ただ、ボケの美しさ、望遠の持つ圧縮効果の出方等、このレンズのクセみたいなものは或る程度判るカットにはなったのではないかと思います。

今回の感想は、う~ん、こんな素晴らしい玉、死蔵しないでタイで使い倒せば良かった。専ら、日本から持って行った28-70mmf3.5-4.5ばっかり使ってました。

さて、来週こそは工房作品レンズいきます。乞うご期待。

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  1. 2011/10/30(日) 21:00:00|
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A moderate eagle's eye~YC Tessar45mmf2.8~

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【撮影データ】カメラ:Canon EOS 1DsMKII 露出;絞り優先AE、+1/3 レンズ:YC Tessar45mmf2、全コマ開放
さて、日曜の晩がまたやって来て、やっと佐原祭りの熱気と余韻から醒め、ごく普通の工房コレクション、"深川秘宝館"からのご紹介となるかと思いきや、またもやお祭り風景です。

そう、佐原祭りの翌週は、毎年恒例なのかどうかまでは調べませんでしたが、これまた"小江戸"で名を馳せる川越祭りなのでした。

武州川越と言えば、東西線、有楽町線経由、東武線川越市駅までは約1時間680円そこそこの道程ですから、これまた行かないという手はありません、そこで、週末に計画的衝動買いした某エルンストライツ社の高級レンズの試写も兼ね、そうだ☆川越行こう!ということになったのです。ま、気ままな1人暮らしゆえ、行こうと思えば、その日の朝に気まぐれで決めても、物理的に到達可能なとこであれば、何処でも行けるのですが・・・

今回ご紹介のレンズはミラーレスが出揃う前、そうヤシカコンタックスを京セラが製造中止する旨アナウンスし、使えるボディがなくなってしまうことから、相場がずるずるに下がった頃購入した、ヤシカコンタックスマウントの一眼レフ用レンズテッサー45mmf2.8です。

このレンズは1975年にヤシカからコンタックスRTSが華々しくデビューその7年後の1982年に登場したものです。

当初はヤシカはプラナーの50mmf1.7と同1.4をメインの標準レンズとして売り、このテッサーは廉価版かつ好事家向けで量がさばけないものと読んで、AE仕様で登場させてから、ほんの短い期間で姿を消し、あまりの根強い人気に後にレンズ群をMM切り替え後、一定量を再生産したとのことです。

構成は3群4枚で、典型的なテッサー型、ただ、ガラスは新種ガラスを用いるとともに、カールツァイスご自慢のT*(Tスター)コートというマルチコーティングを奢っていました。

往年のテッサーといえば、「鷹の眼」との異名を持つシャープさが売り物の銘玉でしたが、果たして、YCマウント仕様として東洋の島国国家で甦ったこの玉はどんな写りを見せてくれるのか、"孤高の万能暗箱"EOS1DsMK2とのコンビでレポート致します。

ということで、まず一枚目。

川越祭り会場に着いたのは、午後13時をとうに回り、お天道様が真上からちょっと西に傾き掛けたかなという頃合いでした。

鉦や太鼓、そして笛の音も賑やかなメインストリート、蔵造り通りをカメラ構え、文字通り"鵜の目鷹の目"で歩いていると、いたいけな小々姐を先導に立てた山車の一群に遭遇しました。

ただ、ここはかなろ観光客サービスを徹底してやってる街だけあって、山車の運行が小休止している間に小々姐達を並ばせ、アマチュアカメラマン達にミニ撮影会の場を提供していました。

ところが、佐原とは違い、有象無象のマナーの悪い御老人カメラマンも大量の押し掛けているためか、撮ったら次の人のために場所を空けるという初歩中の初歩のマナーも守らず、正面位置に仁王立ちしたまま、撮ったデータを背面モニタで見ては拡大して消したりして立ち退く気配が有りません。

本来なら、罵声の一つも浴びせて、首っ玉持って、引き吊り降ろしたいところですが、よその街の目出度いお祭りの場、ましてや、いたいけな童子達の前で荒事を見せ付けるのも教育上宜しくないので、大人しく斜め横の空いたポジションから大人しく撮っていたら、小生のひたむきな心掛けを感じ取ってくれたのでしょうか、居並ぶ小々姐の中でも、一番器量良し小々姐がつぶらな瞳でじっとこちらを見て、望むべくもないシャッターチャンスを与えてくれたのでした。何カットか撮ってから、手を振り心から感謝の言葉を述べ、別れました。

ピンはばっちりあっているはずですが、やはりシネレンズやら産業用の怪物クン達と親密交際?していると、どうも甘い描写に見えてしまうのは致し方ないと思いました。

そして二枚目。
蔵造り通りを時の鐘方向に歩いていたら、埼玉りそなのドーム付き建物付近で山車が何台か集まり、競演しているようなので、見物人の流れが急に滞り出しました。

しかし、そういった想定内の現象でも、"鵜の眼鷹の眼"宜しく、シャッターチャンスを見つけ出すのが、お祭りスナッパーの妙技です。

視界の少し先にいたいけな童子を腕に抱えて、遠方の山車見物にうち興じる若い父親の姿が見えたので、後姿なら、何処の誰かも判らんし、ま、お祭りだからイイっしょ♪と音もなく背後に近寄り、シャッター音もけたたましい1DsMK2で微笑ましい親子の絆みたいなものをしっかり捉えさせて戴いた次第。

特にお父さんの肩にしっかりと回した童子の腕の柔らかそうな質感にこのレンズの優しい描写の利点を感じました。

また背後の山車や街並み風景のなだらかなボケもさすがです。

それから三枚目。

心の中で、サンキュ!いつまでもお幸せに!と声を掛け、その場を立ち去り、次なる獲物を探します。

すると初めに見た山車をやり過ごし、次に遭遇した山車のお囃子社中が、いたいけな小姐ではないですか!?

これが佐原なら、まばらな見物客の中でもカメラを持った人間は物珍しさに山車の周りに十重二十重に群がり、女性の演者をカメラの砲列で取り囲むところですが、ところ変われば品変わる・・・川越では珍しくも何ともないようで、見物客は結構、平然と眺め、如何にもよそ者然としたカメラマンが長い玉で或る程度距離を置いて、控えめに撮るくらいで、町会の人にちょいとすいませんね、今朝、深川から出て来て不案内なもんで、ごめんなさいよ、とか言い訳しぃしぃ最前列にしゃしゃり出て、こんなアングルで撮ろうという無粋ものは皆無なのでした。

それでも、このマイルドテッサーはうら若い女性演者の化粧も薄い健全な色気みたいなものをそこはかとなく捉え、また、お祭りの現場の臨場感も余すところなく伝えています。

続いて四枚目。

必死の太鼓を叩く小姐に手を振って、「サンキュ!頑張ってね!」とか恥ずかしながら声援を送り、その場を後にして、腹が減っては戦は出来ぬ、とばかり、おなじみの「江戸前 寿司割烹 幸寿司」さんへ向かい、奇跡的に空いていたその二階カウンターにすべり込み、直後の大混雑に先んじて、至極の「お祭りちらし」(1600円)と青豆奴(400円)を堪能したのでした。

相当満腹してから、いつもの駄菓子屋横丁に向かいましたが、いやはや、人、人、人、そして人・・・いつもの週末でさえ、ちょっと混んでしまったら、充分なクリアランスが取れないことからまともな撮影は厳しいというのに、そこでの混雑は年末のアメ横並み、いや、一方通行規制が無い分、もっと酷かったと言うべきでしょう。

必死の思いで横丁を抜け出し、何とかメインストリートに辿り着いて、ゆっくりと移動する山車に随伴しながら歩いて行って、その周りの人々をスナップするという方法に切り替えました。

すると、或る交差点の手前、建物が切れた辺りでちょうど西陽が差し込み、真横を歩いていた赤子の産毛が眩い金色に光る瞬間を目の当たりにし、次の瞬間には反射的にファインダ覗き、シャッター切ったのがこのカットです。

このカット、手持ちのもっとシャープで発色も艶やかな玉で撮っていたらどうだったか?帰ってからPCのモニターを見て自問自答しましたが、結局は堂々巡りの挙句、答えは出ませんでした。

何故ならシャッターチャンスは千載一遇、その時持っていた道具で撮ったものがベストと考えるよりほかないからです。

赤子のみならず、若いが気丈そうなお母さん、手を引かれ、横をちょこちょこ歩くいがぐり頭のやんちゃ坊主・・・傾きかけた秋の陽光に照らされ、何故か懐かしい、記憶の何処かの秋祭りの一シーンみたいになり、満足しました。

最後の五枚目。

追い抜きざまに「一枚戴きました」と声を掛けたら、やさしそうな笑顔で会釈してくれたお母さんに再び頭を下げ、先を急ぎました。

すると、暫く行った先でまた山車が小休止し、町内会のご一行様も一休み状態です。

よほど今年の夏の猛暑に懲りたのか、熱中症防止のため、これも若い利発そうなお母さんがいたいけな娘さんにアクエリアス状の清涼飲料水を与えています。

咽が相当渇いていたのか、500ccのペットボトルを受け取った小々姐は、まさにガブ飲み状態で、安堵した表情で乾きを癒していました。

その様子がとても安らかな雰囲気だったので、小姐にカメラを向けてシャターを切った刹那、利発そうなお母さんが顔を上げ、ちょうど陽に当たる位置で写り込んでくれ、写真としての見せ場をもうひとつ作ってくれました。

今回の感想としては、この富岡光学製のテッサー、かなりマイルドではありますが、こういったお祭りの人ごみの中で、巨大なEOS1Dsを駆使し、臨機応変、予想不可能なシャッターチャンスをモノにするようなスナップにはかなり心強い相棒と思いました。

これが、常用のバリオエルマー35-70mmでは焦点距離の選択も含め、その大きめの鏡胴でかなり撮影チャンスが制約受けたのではないかと思います。まぁ、実際のところは、やってみなかったから判らないですが・・・

さて、次回は工房作品のご紹介行きます、それとももう一本の秘宝、12年の眠りから醒めたエルンストライツの隠し玉行こうかな・・・乞う御期待。

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  1. 2011/10/23(日) 21:00:00|
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Cheer up Japan! ~佐原祭り'11~アンコ-ル編

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【撮影データ】カメラ:Zeiss Ikon ZM 絞り優先AE、露出補整0、 フィルム;Fuji Superia400EX36、レンズ:FMAO_Baltar40mmf2.3
さて、もう日曜日でお仕舞いにしようと思っていました佐原祭り特集、某東北方面から、「挑戦状」とも「果し状」とも取れるような美少女系写真が怒涛の如くアップされてきて、なかなかのプレッシャなので、出し惜しみせず、もうちょい公開しましょう。

この一連のカットは初日18日に驚異のSuper Lomoからバトンを受け取った、米国製レンズ軍団の旗艦、FMAO_Baltar40mmf2.3をフジのスペリアでのネガ撮影したものです。

ロシアレンズと米国製フィルムの写りに対し、米独混成レンズに国産フィルム、果たして、勝負の行方や如何に?

まず一枚目。
休憩中の山車のすぐ近くで寛いでいた、町会の親子連れとそのお友達の男の子2名の楽しそうなやりとりを目敏く見つけ、俊速でシャッター切ったのがこのカット。

陽当たりが良過ぎて、いたいけな小々姐の愛くるしいお顔はハイライトが飛んでしまってますが、それでも、楽しい雰囲気は充分に伝わってくるシャープなカットではないでしょうか。

そして二枚目。
お父さんに撮影協力のお礼を述べ、また歩き出し、毎年、カエルのデザインを変えるというウワサで持ちきりの小野道風の山車の近くまでやって来ました。

すると、町会の肝煎りのおぢさまが渋い顔で辺りを睥睨しています。

そこで、はぃ、そのままと一声掛けて、中腰になって、見上げるようなアングルで後方の山車ともども写し込んだのがこのカット。

焦点距離に比して極端に被写界深度が狭いシネレンズにあって、このFMAO_Baltar40mmf2.3は開放からかなり被写界深度も広く、またシャープなので、スナップには本当に重宝します。

続いて三枚目。
渋めで演技派のおぢさまにお礼とお暇の辞を述べて、その場を後にし、またしても獲物を求めて徘徊していたら、カエルの山車のすぐ近くに神武天皇だか大国主命だかの山車も休憩していて、その近くで祭りに参加しているをぢぃさんの勇姿をカメラに納めんとする、いたいけな小々姐の姿が目に留まりました。

そこで、音も無く立ち寄り、その瞬間を文字通り横撮りさせて貰いました。

しかし、そのままだんまりを決め込んで立ち去るのも申し訳ない気がしたので、一声かけて、家族勢ぞろいのカットを小々姐愛用?のデジカメで撮って上げたのでした。

ここでも、異様に広い被写界深度が、肉眼では有り得ないパンフォーカス的視覚感をもたらし、不思議な感覚の画にしてくれました。

それから四枚目。
幸せそうなご一家に撮影への協力の御礼を述べ、その場を後にして、お囃子が聞こえてきた路地に向かいました。
すると、またしても女性のお囃子演者の載る山車に遭遇しました。

そこで、周りの世話役諸氏に事情を説明し、撮影に好都合のベストポジションを空けて戴き、至近距離から撮らせて戴いたのがこのカット。

50mm以上ならもっとド迫力のポートレートっぽいのも撮れたかも知れませんが、速写でその場の臨場感を重視する小生のスナップ流儀であれば、このくらいの間合いが一番捉え易いのです。

なかなか容姿も身のこなしも美しい女性で、撮影出来て、大変ラッキーだったと思います。

まだまだの五枚目。
町会の世話役の方にお礼を述べ、その場を後にし、またしても獲物を探す彷徨は続きます。

小野川伝いに大通りに出たら、また別の山車が軽やかなメロディを奏でています。

そこで、ここでは、町会の人や警備が手薄なのを見計らい、またしても山車に接近し、お囃子に浮かれ、社中のライブ風景を激写しました。

ここでもやはり、被写界深度の深さを活かし、山車の上の社中の隅々までシャープにクリアに捉えています。

最後の六枚目。
目が合った、手前の手鼓のをぢさまに黙礼し、その場を後にして、遥か遠くから歩いてくる山車の露払い役の手古舞軍団に目を凝らしました。

居た、居た、居ました。去年、集合写真を撮らせて貰った中に、女優さんのように美しくて、気立ても良さそうな小姐が1名居たので、今年も、と密かに期待していたのでした。

しかも、こんな陽が傾き出して、最高のライティングの頃合いに遭遇するとは・・・

思わぬ天佑に感謝しながら、数百人を超すと思われる、参加者の中で群を抜いて光っていた、佐原秋の大祭のクイーンとの遭遇を心に刻むため、渾身の思いでシャタ-を切ったのでした。

はぃ、これでおしまい、めでたしめでたし・・・どんど晴れ。

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  1. 2011/10/19(水) 21:00:00|
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Coraggio Giappone!~佐原ツアー'11後編~

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【撮影データ】カメラ:Leica M8 絞り優先AE 露出補整+1/3、レンズ:1~3枚目;RTH Cooke Speedpanchro32mmT2.2、4~6枚目;Wollensak Oscillo-Raptar51.6mmf1.5 何れも開放
さても日曜の夜が巡り来て、感動の余韻も醒めやらぬ、佐原のお祭りの思ひ出から、後編をレポート致します。

毎年恒例というか、結局は1人でも同行メンバーが居ても寄っている、佐原の鰻割烹の銘店「山田屋」にて鰻重上2500円(肝吸い付)を戴き、相当、マターリした気分で、当日の仕上げ、夜間撮に総勢三名で出かけました。

あちこちの露店では灯りが煌々と灯され、それに惹き付けられた祭り装束の老若男女の姿を見ていると、同じ年の春に未曾有の大災害が起こり、この街でも家が傾いたり、瓦が落ちたり、川底が液状化の影響で吹き上がったりと想像を超える被害を受けていた、とは到底思えませんでした。

辛い出来事も笑顔で受け流し、今日を精一杯生き、明日も佳き日であれと願う・・・そういった江戸庶民のメンタリティのようなものが、150年余の時空を超えて、この"江戸勝り"の佐原の地には脈々と生き続けているような気がして、"産地偽装"の深川っ子の小生としては、とても眩しくさえ見えました。

夜になると、元々宿泊施設のキャパも少なく、電車の便も決して良くないこの街では、観光客は激減し、街の人々と近隣住民だけのお祭りの顔を見せてくれます。

では、早速、続きを見て参りましょう。

まず一枚目。

「山田屋」を後にした一行は、路傍の風景を適宜撮りながら、大通りへと向かいました。人出が依然多いのと、証明が充実し、写真撮影には好環境だからです。

山車が幾つか整列していたので、手近なものに歩み寄ると、先導役の年輩男性2名が、伝統的な提灯に灯を点そうとしている姿が目に留まりました。

光線加減からしても、背景の祭り装束の群れの位置からしても、このような好都合の被写体配置はなかなか有りません。そこで、一枚戴きました。

ピンは手前の男性の頭の輪郭で合わせていますが、背後の男性以下はなだらかにボケてなかなか雰囲気有るカットになったのではないでしょうか。

カリカリするカンジではないですが、手前の白髪頭の毛の一本一本まで精緻に描写しています。

そして二枚目。

更に獲物を求めて歩いていたら、一昨年の太田尾島ねぷた祭りで撮った肩車越しの山車のカットを毎日がお祭りみたいな東北地方在住の某氏にパクられてしまったので、またそのリベンヂをしっかりとやらねばなりません。

強い光源が入ってしまい露出には苦心しましたが、AEロックという便利な機能を駆使し、ほぼ、ドンピシャの露出に近いセンで捉えることが出来たようです。

投光機の白色光が小々姐のツインテからほつれた髪を透かして届いていますが、その横のフードのフェイクファーのテクスチァといい、開放でこの描写ですから、シネレンズの性能たるや、やはり伊達でも佐竹でもましてや最上でもないと思います。

それから三枚目。
10時近くまで思い思いに撮影し、そろそろ成田の宿に戻ろうかい、ということで駅方面に歩いて行くと、ちょうど踏切りの遮断機が降りていて、様々な格好の老若男女がその前に佇んでいました。

そこで、お祭り衣装の小姐グループも居たので、彼女らをモチーフに「遊び疲れた家路」みたいな雰囲気を漂わせたカットを撮りたくなって、シャッター切ったのがこの一枚。

踏切直上のナトリウムランプとやや離れた水銀灯、そして、近くの露天商の裸電球、かなり混み入ったミックスライト条件でしたが、M8の優秀な露出計は、TTLと外光測光を上手く判断し、カラーバランス、露出レベルとも鑑賞に堪えうるレベルの画として捉えてくれたようです。

32mmのレンズにしては、けっこう被写界深度が狭く、小姐3名組の一番手前にピンを置いたら、一番奥の娘さんは、既にオフフォーカスとなってしまっていました。

しかし、後ボケには芯も残らず、ましてやグルグルなど生じず、M8と組ませれば、まさに街撮りスナップにはオールランドの相棒ではないかと思った次第。

続いて四枚目。

翌朝は10時9分成田発の銚子行きで佐原には10時半過ぎの"出勤"でした。

本当は前日の夜間撮影の出撃予定だったOscillo-Raptar51.6mmf1.5が、あろうことか夜間撮影が有る事が判っているのに、ISO100のフィルムとF2以下のレンズしか持参して来なかった、メンバーの一名に貸したままとなってしまい、結局活躍の場が与えられず、また、同行のI運営委員殿がノクチ50mmf1.0を朝っぱらから通しで使われるということなので、その心意気に感じ入り、当日はM8の眼はこのOscillo-Raptar51.6mmf1.5が務めることとなったのです。

佐原の駅に着き、またしても大通りを目指して歩いていたら、赤い祭り装束の小々姐3名組と目が合いました。

そこで、まずは一発目の人物撮影ということで、「ちょっこし、そのフリフリポテトをノリノリで食べてるとこ撮らしてくんない!?」と声掛けたところ、食べてるとこはヤーダヨ!でも写真ならキレイに撮って!ということで、いかにも気立ての良さそうなお姉ちゃん格の小姐と交渉成立、朝っぱらからテンション高く一枚撮らせてもらった次第。

この日も朝から相当天気が良く、路上もこの時間からかなり明るかったですが、アスファルトの路面に千葉名物?の"ヤンキー座り"しててくれたおかげで、M8の露出計は反射係数が程好い路面から拾ったようで、かなり上手いこと露出が合ったようです。

大口径特有の全体的な柔らかさと、個々の部位に於ける、瞠目すべきシャープネス、こういった二律背反の共存がこの稀有なる運命を辿って深川に舞い込んだこのレンズの魅力ではないかと思います。

まだまだの五枚目。

朝からモデルさん役を快く引き受けてくれた小々姐3人組みに心からお礼を述べ、その場を立ち去り、また、鵜の目鷹の目、大通り界隈で獲物、もといモデルさんを探します。

すると、山車を曳く大綱の先導役の童子達が小休止でへばってます。

その山車の社中全景をざっと見て、ぱっと思ったのが、ははぁん、やはりどこの町会も、先導は童子を据えるにしても、やはり、眉目秀麗な幼子を据えてくるなぁ・・・ということ。

個人的な感想ですが、親御さん了承のもと、今回のモデルさんになってくれた小々姐だって、器量という点では、テレビに出まくら千代子状態の「A田M菜」ちゃんくらいであれば、スクラッチでも楽勝ではないでしょうか。

ほんと、佐原には、そのくらいの器量良しは掃いて捨てるくらいあちこちに居るらしく、お祭りの際に大量発生してくるのです(笑)

ここでも大口径の優しげな柔らかさと、内に秘められたシャープネス、クリアさがいたいけな幼子の今を力一杯捉えていると思います。

最後の六枚目。

傍で見ていたお母さんに心より協力御礼を述べ、またその場を後にしました。

最終日である当日は、17時9分の電車でお江戸に戻りたかったので、同行の1名と足早に駅を目指しました。

しかし、どうしても、目に付く光景が有るもので、お祭りとは関係なく、切り抜き細工で自分オリヂナルの小物だかが作れる、とかいうお店の店先に傾きかけた秋の陽を、さらさらの美しい髪で弾き返す凛とした小々姐が居たので、足を停め、その美しい横顔を一枚戴いた次第。

前後ともオフフォーカスの部分はフレアが残りますが、一番残したかった、小々姐の横顔、特に陽の当たる横顔の髪の周りには、あたかも空気すら逃げて真空になってしまったかの如きクリアさでフレアの痕跡すら有りません。

またボケもかなりマイルドに蕩けるが如き描写となっており、肉眼で見たら少し雑然とした感も有った背景は、小々姐の佳き引き立て役に回ったようでした。

今回もそれこそ朝から晩まで、げっぷが出るほど、レンジファインダ機でお祭りとその周辺風景を人物中心に斬り取りましたが、ここで思ったのが、撮影結果、特にレンズ毎の被写界深度に関わる前後ボケや露出加減が或る程度シャッター推す瞬間には予想つく一眼レフに比べ、レンジファインダ機はM8の如きデジタルでも、帰ってからモニタで確認しないと、作品の出来栄えは予想が付かないし、そこが面白くて虜になるのでは、ということ。

さて来週末こそ、お待ちかね秘宝館からご紹介しましょうね、乞う御期待。

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  1. 2011/10/16(日) 21:00:00|
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Coraggio Giappone!~佐原ツアー'11番外編~

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【撮影データ】カメラ:ZeissIkon ZM 、露出 絞り優先AE、+1/3、レンズ:Super Lomo50mmf2、フィルム:Kodak Ektar100、全コマ 開放
さて、週末を待たずしての臨時更新です。驚いた愛読者の方がおられたらゴメンなさい。
何故、急に翻意して週半ばに更新を思い立ったかと言えば、ひとえに佐原の人々の心意気と、もてなしの心に応えるためにほかなりません。

まだ地震被害から復旧し切っていないのにも関わらず、お祭りを敢行し、自分達の立ち上がる姿を世間に発信しようとし、また本番での観光客の多寡に関わらず、祭りの今を楽しむことで自分自身にも、観る者にも元気を分け与えようとした、街の人々のその心意気に対して、自分が何が出来るかと思い、公開可能なカットは出し惜しみせず全て公開してしまい情報発信で援護射撃しよう、と思い立った次第。

レンズはそのうち公開しますが、未発表の高性能改造レンズということで・・・

まず一枚目。

吉庭の至上のヴュッフェを腹一杯戴いた後、本格撮影に入り、被写体が一番多そうな、街のメインストリートに歩いて行きました。
すると、或る商店前で、祭り衣装もびったり決まった親子が目に留まり、お父さんが山車の解説パンフを拡げて、目の前にやってきたのはどこの街のだよ、とか幼い娘さんに説明し始めた途端、娘さんはお父さんの肩に圧し掛かり、「あ、これ、マィちゃんとこの街のだよ!」とか指さして説明しています。

本当は、嬉しさの余り、破顔したかったであろうに、渋い表情で決めているお父さんの様子が面白くて、一枚戴きました。

さすがに黙って立ち去るのも流儀に反するので、「今、イイ表情だったので、一枚戴きました」と声掛けましたが、その時、渋い顔のお父さんが初めて破顔し、「おぃ、今の写真撮ってくれたんだってさ♪」と娘さんに言って聞かせていた表情が印象的でした。

ピンを置いた娘さんの鉢巻周辺は極めてシャープでリアルですが、ボケもなかなか芯もない、なだらかでイイ案配のボケになっています。

そして二枚目。

父娘に鄭重にお礼を述べ、その場を立ち去り、伊能忠敬記念館方面に歩いて行きました。
すると、ちょうど、山車の年番交替とやらで二つの町の町会長さんを含めた顔役が揃い踏みして、厳かな儀式の後、二台の山車のお囃子衆合奏による手古舞が始まりました。

その儀式の際、後ろの方から、お揃いの染め抜きの着物も粋なおぢさま方が並んだ様をそぉっと撮らせて戴いたカット。

何せ、厳かな引継ぎ式の時、「卒璽ながら、貴殿らの写真を撮らせて戴きたい」などと声でも掛けようものなら、空気を読まない振る舞いに対するストレートな怒りを買って、簀巻きにされて、小野川にでも投げ込まれかねないでしょうから(笑)

ここでも、髪の毛一本一本を余裕で解像するシャープなレンズは、後ボケに芯をも残さず、ぐるぐるもなく、極めてナチュラルに遠景が故の街並みの風情を描かせています。

それから三枚目。

儀式も一段落したので、他の見物人同様、その場から蜘蛛の子を散らすが如く足早に立ち去り、次なる獲物を求め、大通りを徘徊していました。

すると、さすがお祭りも二日目の昼過ぎにもなると、幼な子には疲れが出るのか、身なりはびしっと決まった優しげなお母さんの背中で眠りこけていました。

そこですかさず、類は朋を呼ぶ状態で眠った小児を背負ったお母さん達が集まって、路上意見交換会みたいなことをやってる背景から音も無く気配も消して近寄り、見事一枚仕留めたカットです。

それでも、余りにも小児が気持ち良く休んでいたので、ついついお母さんに「相当お疲れみたいですね、なかなか微笑ましい姿なんで、後ろから一枚戴いちゃいました♪」とバカ正直に名乗り出たら、「こんな地味なカッコでも良ければ、お祭りのPRに使ってやって下さいね」と嬉しいお返事。

お~っと、このカットでは背景にぐるぐるボケがは発生しています。端正な写りを旨とするこのレンズにしては珍しい現象です。

続いて四枚目。

若いイナセなお母さんに心からお礼の言葉を述べ、その場を後にし、更なる獲物を求め、大通りを彷徨い続けます。

すると、また髪のセットも揃いの法被も決まった小姐達が一糸乱れぬ手古舞を舞っていました。

何せ、年に2回しかない佐原のお祭り、しかももうひとつは夏の盛りなのでなかなか来られないし、心行くまで堪能出来るのは、実質的には年に一回の土日二日間だけということになります。

その凛とした後姿に惹かれるものがあって、踊りの隊列の邪魔にならない程度まで近寄って撮ったのがこのカット。

背中から陽を浴びて輝く黒髪が魅惑的ですし、この小姐は祭りの常連なのでしょうか?洗い晒された法被の生地の素朴な風合いが却って「江戸勝り」の粋を強く感じさせてくれたような気がしました。

なお、このカットでもよくよく見てみれば、背景の柳の木?がいまにも渦巻きに巻き込まれそうな雰囲気を湛えていたのでした。

まだまだの五枚目。

撮ってばかりいると、喉も渇こうというもので、物販のお店の方に足が自然と向きました。

ところが、先客の祭り装束の小姐がオレンジジュースだかまさにを買わんとしているシーンに目が行き、その次の瞬間にはフレーミングを決め、シャッターを切っていました。

とっさのことだったので、ピンは売り子の別嬪さんまで繰り出せなかったですが、何とか被写界深度で救われたようです。

これがもう一本のf1.5の50mmクラスだったら、完全アウトだったかも知れません。

決定的瞬間が撮れたと思い込んだ小生は喉の渇きも忘れ、るんるん気分でその場を立ち去り、また別のカットをものにすべく歩き出していたのです。

最後の六枚目。

ジュースのお店から小野川方面の十数メートル歩いた辺りの別のお店の軒先でも、またドラマが繰り広げられていました。
小姐の一団が普段から付き合いの有る馴染みのお店なのか、リーダー格の小姐がおばさまと楽しげに談笑しています。

その表情があまりにものどかで牧歌的だったので、黙って一枚戴き。

あまりにもお話しに夢中で、「撮りましたよ、イイですよね」とか声掛けるのが申し訳なさそうなので、黙って立ち去りはしましたが、取り巻き連中はこの距離でこれ見よがしにカメラ構えてたのをニコニコ見てただけだから、文句の言われようもないですね、と勝手に状況証拠から判断し、万事一件落着。

ここでは、やはり手前の小姐がオフフォーカスで写り込んでいますが、前ボケが優くマイルドなボケであることが良く判るのではないかと思います。

さて、今週末は、夜の佐原祭りから始まり、最終日のクライマックスまでご紹介致します。乞う御期待!!

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  1. 2011/10/13(木) 23:36:00|
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Coraggio Giappone!~佐原ツアー'11前編~

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【撮影データ】カメラ:Leica M8 絞り優先AE、露出+1/3、レンズ:Baltar35mmf2.5modM、全コマ開放
さて、今般、行楽の秋も過ぎ去ろうとしておりますが、愛読者各位におかれましては、いかがお過ごしでしたでしょうか。

工房主は、「さて来週は秘宝館からのご紹介です」、とか調子の良いことを言いながら、その時点では楽しみにしていた佐原ツアーを完璧に忘れていて、いい加減な予告をしている有様・・・

そうです、土、日とお酒も呑まず、寸暇を惜しんで撮り続ける、という某軍曹のブートキャンプもかくやあらん、とばかりのチャーリーズブートキャンプこと佐原ツアー'11からのご紹介となったのです。

今週、来週と、2週にわたり、佐原への観光後押しの意味も込め、渾身のレポートを行います。

ということで、まず一枚目。

今回のツアーは夜までゲストのI運営委員殿が来られないし、同行予定のH氏は、撮るものの趣味が全く別なので、日暮れまでは別行動、実質1人旅に近い行動予定だったので、12時過ぎに佐原に着く電車で街に入りました。

当初の行動目論見では、「ロティスリー吉庭」の極上地産地消バイキングを堪能してから、午後、ゆったりまったりしながら撮りゃイイんぢゃね♪とか軽い気持ちで居たのですが、ダメでした・・・駅を降りて、観光案内所の前まで来たら、祭り装束のやんちゃ盛りのいたいけな小々姐2名がウキウキはしゃいでいるではないですか?

これは、長年の勘というか、第六感で、「写真撮られたいのよオーラ」が全身に漲っています。全然カメラを向けずに通り過ぎる、その他アマチュアカメラマン諸兄、諸姉の眼は節穴なのでしょうか???

早速、「うん、なかなか決まっているぢゃないか、君達。よし、江戸表から着いたばかりのおぢさんが君達の晴れ姿を一枚撮って、ブログとやらで全国に発信して上げようぢゃまいか?」とか、上から目線で話しかけたら、「本日、一枚目げっと!」とか2ちゃんねるのナンバーゲッターみたいなこと言いながらも、言う通り、モデルさんになってくれました。

実は、かなりの逆光で、画像処理ソフトでトーンカーブはちょっといじってありますが、それでも、この小々姐2名の切れるが如き輪郭で、背景から浮かび上がるが如きシャープネスは満足いく描写でしたし、一番めの声掛けが予想以上に上手く行って、幸先良いスタートになったワケです。

そして二枚目。
未来のミスあやめ?お二方に鄭重にお礼を述べ、その場を後にし、祭り濃度の高い方向へとカメラ2台さげ、目をぎらつかせたおっさんは歩いて行きました。

ほどなく「ロティスリー吉庭」にて極めてコスパフォ、および絶対的満足度も高いランチを戴き、かなり気分良く、午後の撮影に入りました。

暫く、歩きながら目に付くものを反射的に撮っていたら、いつもの小野川沿いの風致地区の散歩道に繋がる路地から、人生の艱難辛苦の一覧目録でも見せられたかの如き渋い表情で歩いてくる、年端もいかないいたいけな童子が目に留まりました。

そこで、カメラを構え、咄嗟にフォーカス合わせ、シャッター切ったのがこのカット。

露出的にはかなり難しい条件であるにも関わらず、M8のスポット測光に近い露出計は、かなりイイ線で当てて来ていますし、さすがシネレンズ、かなり高いバランスでコントラストと階調再現性を両立させ、ナチュラルな前ボケも相俟って、人間の眼で見たままの臨場感を再現しています。

それから三枚目。
小野川のほとりを自由自在に歩き周り、定番撮影スポットである、与倉屋の大土蔵でも見に行こうと、深川に縁有る偉人でもある伊能忠敬生家方面に歩いていたら、またしても、いかにも「撮影のお声掛け上等」という気前の良さげなオーラを全身から漲らせている小姐2名が眼に留まりました。

しかも、向かって左の小姐は去年の秋祭りでの撮影で、集合写真みたいな撮り方した時、一名だけ、こっちに目線くれた小姐です。

「スンマセンけど、そこの提灯挟んで2人並んで写真撮らしてくんない??」とか声掛けてみたら、「えーどうしよっか?」とか言いながら、満更でもない様子。

そこでもう一押し「このカリスマブロガーの手によって、佐原にも美人さんが居るんだ、という事実とがんばれニッポンのメッセージを強く発信するのだよ!!」とかイイ加減なことを言ったらバカ受け、あえなく撃沈して小生の指示通り、おとなしくモデルさんになってくれてという次第です。

さすがシネレンズ、年頃の小姐各位の肌理細やかな肌や、祭り半纏の洗い込まれた風合いなど、余すことなく捉えています。

続いて四枚目。
小姐2名に撮影協力のお礼と精一杯のお世辞を述べ、すたすたとその場を後にして、次なる獲物を探しました。
すると、人だかりする山車の中段に眼を凝らしてみると・・・んんん???

そう、女性のお囃子が乗っているではないですか?しかも、それぞれ両側に1名と2名。

早速、人ごみを掻き分け、山車の至近距離に取り付きます。

小野川沿いの伊能忠敬記念館近傍の路地で停泊しながらお囃子を奏でているので、撮影ポジションさえ確保してしまえば、後は、相手の表情と陽の当り加減を睨みながら、シャッター推す瞬間を待ち受けるだけです。

雲が切れ、演者の横顔に陽が当った瞬間、女性演者は心持ち、顔をこちらに向けた気がしました。

そこで反射的にシャッター切ったのがこのカット。

まだ表情が固く、撮影者の方に目線を走らせるほど余裕もないのでしょうけれど、この一生懸命演奏しているという雰囲気のあるカットにはなったのではないでしょうか。

まだまだの五枚目。

地区の責任者の方に一言お礼を述べて、路地を後にし、また与倉屋の方向に歩いていると、あろうことか、子供達がニコニコ笑って手を振ってきます。

何事かと思い近寄ってみると、「まずは写真、写真、一枚撮ってってよ」とか嬉しくも意図不明の営業。

ぢゃ有り難く一枚戴きますよ、とか言いながらシャッター切って、お礼を述べたら、ここでもまた「本日4枚目ゲットぉ!」とか賞金稼ぎみたいなことを口々に叫んでいます。要は学校などで、何回撮られたかでスコアを競うゲームみたいなことをやっているのでしょう。

なかなか素晴らしいことです。全国でも見習って欲しいものです。

子供達の愛くるしい表情は勿論のこと、午後の傾き始めた陽を浴び、黄金色に照り返すさらさらの髪の毛一歩一本まで精緻に描写していますが、背景は線が残ってざわざわしたボケになってしまったようです。

最後の六枚目。
小々姐3名組にお礼を述べ、「頑張ってね、未来のミスあやめのお嬢さん達!」とか精一杯のおべっかを使い、その場を後にし、目的の大土蔵を外から眺め、震災の傷跡もかなり癒えてきたことを目の当たりにし満足して、また元来た道を引き返し、夕暮れの小野川沿いでも撮ろうと、また川伝いの道を歩きながら、適当にシャッター切っていきました。

そして、いつもの鮎とか海老を炭火で塩焼きにして店頭で食べさせているお店まで来たら、夕陽を浴びた真っ赤な祭り半纏の小児の鋭い目線に射すくめられました。

そこで、店のカウンター越しにお母さんに「あの、一枚撮らせて貰ってイイですか?」とか声かけたら、こっちを睨んでいた小児はウソのようにお母さんかまって!とかいうカンジでテーブル越しに手を振り上げ、体を揺すったりして、全然、写真を撮られる心構えが出来ていません。

小生の困った表情を鋭く察したお母さんが、おでこをパシっ!と軽く叩いて、「ほら、写真撮ってくれるって言ってるんだから、向こうちゃんと向きなさい!」と"鶴の一声"。

次の瞬間、その小児は、さきほどの刹那にも増して鋭い目線でカメラを睨みつけ、その気迫に感じ入って、シャッター切ったのがこの一枚です。

う~ん、背景がもっとすっきりしていれば「電気のふるさと」フォトコンででも入賞を狙える出来だと思ったのに!!てな上がりになったわけです。

さて、来週は佐原秋の大祭撮影ツアー後編をお送り致します。乞う御期待。

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  1. 2011/10/10(月) 21:00:00|
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Revenge of unfortunate products~MC Industar61L50mmf2.8 mod.L39~

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【撮影データ】カメラ:R-D1s ISO200 露出+1/3 絞リ優先AE 全コマ開放、ロケ地:深川古石場~川崎
さて、今宵のご紹介は、またしても、工房オリジナルに近い改造レンズMC Industar61L改L39いきます。

このHFTコーティングやツァイスT*を彷彿とさせる濃緑と紫も美しいマルチコートも艶やかなガラスの佇まいは、旧ヤシコンGレンズか、或いはローライ35の名玉かと見紛うばかりですが

しかし、Iddustar61のコードネームが指し示す通り、正真正銘の旧ソ連製です。

構成は3群4枚のテッサータイプ、しかし、同じインダスター銘を持つ他のモデルと異なり、硝質も、それに起因する、各エレメントの曲率もだいぶ緩くなっており、そもそも、「ロシアレンズは光通すと黄色っぽい」というステレオタイプが通じません。

マルチコートとランタンガラスが贅沢に奢られているところから推察するに、このレンズ、1970年代終わりから、80年代半ばにかけて製造されたようです。

なお、元から"Industar61 53mmf2.8"の銘を持ったL39レンズが有りますが、枚数・群構成だけは同じですが、硝材も、コーティングも曲率も、エレメントのクリアランスも全くの別物です。

実はこのレンズの入手にはちょっとした出来事が有って、元々は「無」だったのです。

何とならば、改造用パーツを良く買う、旧ソ連の或る国のカメラ屋で「5 Bad lens $15」とかいわゆるヂャンクの纏め売りをしていたので、これを他のパーツと共に注文したら、「クリスマスプレゼント代わりにヂャンクをもう一本おまけするよ♪」ってことで、ヘリコイドはガタガタ、鏡胴のローレットは擦れ擦れでレンズ自体も埃とタールみたいな汚れにまみれ、まさに「おまけの子」に相応しいみすぼらしい姿で深川の地に訪れたのです。

ただ、送って貰ったレンズはヘリコイド取り用のものであっても、必ず、エレメントの具合を点検するのが、モノを大切にする当工房の姿勢ですから、慎重にダスターかけ、そっと柔らかいネルにプラレンズクリーナをしめし、少しずつ汚れを削ぐように前玉を掃除したら、何と、目を疑うような美しいマルチコートも美しい、屈折率の高そうなエレメントが現われたではないですか・・・

そこで、大物の制作が一段落し、手が空いた時に改造に取り掛かれるよう、満身創痍の鏡胴から光学ブロックを取り出し、前後のリングを外して大きく3つのアッセンブリになった光学エレメントを取り出し、暫く保管しておいたのです。

そして、先月、少し手が空いたことと、別の驚異的な高性能を持つロシアレンズを発掘したこともあり、このマルチコートの無銘レンズにも急に関心が湧き、他の米独英日の名だたるレンズを放っぽり出して、改造に取り掛かり、エレメントを全部取り払った光学ブロックにはエナメルの焼付け塗装まで行い、改造に入った次第。

しかし、長年の汚れはなかなかしつこく、また、ブロック内にも埃や、ロシアレンズにありがちな、切削屑、或いは塗料剥れみたいなものがそこかしこに残っていたため、ねじ込み固定ではなく、光学エレメントを内鏡胴に押し込み後、最外面の全周ネジで外から留める方式のこのレンズでは、エレメント間のクリアランス、そして平行度に影響し、かなりの致命傷になると考え、超音波洗浄槽で徹底的に洗浄後、電解洗浄を施しました。

更に、突き当て箇所、エレメント間のクリアランスに影響無い内鏡胴側面には、元の黒染め半光沢アルマイトの上から工房特製の無反射グラファイト塗装を施し、内面反射抑え込むこととしました。

光学ブロックさえ、元の精度以上に組み上げてしまえば、あとはこっちのもんです。

高強度真鍮丸インゴットを削り出してスペーサを造り、これで以て、既製のL39ヘリコイドを分解、再注油したアッセンブリに固定するだけです。

こうして日本製L39の新しい体を与えられたロシアの悲運の銘玉は、21世紀のデジタルレンジファインダー機で、今を写す新しい命を持つに至ったのです。

さて、では作例を見ていきましょう。今回は土曜日のお遣いついでに撮った、出まかせ写真なので、出来は御容赦のほど・・・

まず一枚目。
工房の前の道を横切ると小さな児童公園が古い河川の後に設けられています。
そこで、カンナと思しき、原色の美しい花が咲いており、また背景にボカシ易い遊具があったので、ここで一枚、早速作例を撮ろうとカメラを構えていたら、突然、鉄棒で遊んでいた小々姐が駆け出してきて背後の後ボケを演じてくれた一枚。
花のエッヂはシネレンズほどカリっとは立っていませんが、それでも、鑑賞に必要かつ充分な解像度は発揮していますし、何よりも、テッサータイプではたまに大暴れする背景が、まるで躾の良いゾナーみたいに芯もなければ、ぐるぐるもない、上品なボケと化しています。

そして二枚目。
木場方面に歩いて行くと、日曜は休み、月~土まで夕方5時くらいから8時までしか開いていないという不可思議な居酒屋があります。
そこの軒先に可憐な花が群生していたので、JYさんの見事な彼岸花とまではいかないまでも、気分だけちょっと真似てスナップ。
やはりここでも、カリカリにはならず、程好い解像度と極めて忠実な発色再現で以て、道端の可憐な花々を記憶に残してくれましたし、後方の葉や花も心地良いボケで表現しています。

それから三枚目。
木場の駅まで来ると、水道管が鮮やかなブルーのペイントを施され、人や車が行き交う橋の上高く、運河を跨ぐ箇所があります。
そこで、内面反射撲滅の成果を見るべく、曇天とはいえ、まだかなり明るい空を背景に、水道管の制水弁を撮ってみました。
ここでもエッヂが立つまではいきませんが、それでも厚くペンキを塗られたバルブの下の金属の鋳肌やペイント自体のさらっとした質感は充分に捉えられていますし、手前のボケも、肉眼でのそれに近いカンジで好感が持てるのではないかと感じました。

勿論、フレアやゴーストは皆無。スナップ用途としては百点満点を上げたいところです。

続いて四枚目。
木場から浅草経由、川崎八丁畷に出て、お願いしてあったシネレンズのレストアが上がったので、それを引取り、たまに試写に立ち寄るチネチッタ川崎を目指しました。

川崎駅とは反対方向からアプローチすると、特徴あるゲートから程近い距離に、よく南欧辺りで見掛ける、道標が設置されています。

これも背景まで距離が取れるし、文字や金属加工オブジェなので描写傾向を見るにはうってつけなので、今回も早速一枚、戴きました。

ピンは上の透かし彫りの丸い金属オブジェに置いていますが、このカットでは、背景の樹木が若干、ざわついた移りになってしまっているようです。

最後の五枚目。
毎回、必ず、人物は一カット以上、入れるよう気をつけているのですが、なかなか声をかけて撮らせてもらえるような雰囲気の人々に遭遇出来ず、チネチッタ内をうろうろと物色しながら徘徊していたら、居ました、居ました、
格好のモチーフが。


そう、ここチネチッタでは集客対策のイベントとして、週末及び祝祭日には、大道芸人を呼んで、エリア内でパフォーマンスをさせていて、ここは撮影自由なのです。

そこで、携帯電話やスマートホンで撮りまくる見物客に混じって、R-D1sにいかにもヘンテコで目立つレンズをくっつけたおっさんが大道芸人とそれを見物するやじうまをまんまと撮影した、という顛末。

ここでは、大道芸人そのものにピンを置いたカットと手前のちょんまげ(ポニーテールとも言う)の小姐のシュシュにピンを置いたカットの二枚を撮りましたが、やはり、こっちの方がビジュアル的にも自然なカンジなので採用しました。

やはり前ボケはナチュラルなカンジで、あたかも肉眼で見たように心地好く写っているのではないでしょうか。

今回の感想としては、やるなぁ・・・ロシアレンズ、というカンジです。

しかし、こんな素晴らしいものを「おまけだぉ」とか、あっさりくれてしまうくらい自国内でも評価が低いのは、何か可哀想な気もしました。

尤も評価が高ければ、高くなるし、入手も難しくなってしまうでしょうから、ニコンSマウント改造用にもう一本ゲッチュするまでは、そっとしておいて欲しい、というのが偽らざる心境です。

さて、来週は秘宝館からのご紹介です。何が出るか、乞う御期待。

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  1. 2011/10/02(日) 21:00:00|
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プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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