深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A Happy New Year in Seoul③

さて、今宵のご紹介は諸般の事情によりアップが遅くなってしまいましたが、予告通り、先般のソウルツアー第三回目、最終回の更新です。
二日目の朝から、再び金浦空港経由、帰国するまでの出来事のハイライト的に写真アップして参ります。
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まず一枚目のカットは、二日目の朝、着いた時から決めていた、フルに使える中日は歴史景観地区を重点的に撮りませう、というアイデアに基づき、まずはホテルから程近い、昌慶宮跡からスタートした際撮ったものです。
このカットは宮殿前の石畳広場に敷設された「位階石標」です。何かと云えば、日本史でも出てきた、「九品中正法」の九品を表しており、これは、王様に使える家臣の位によって座る位置が決められていたことを表す石碑なのです。
要は王様に近いほど位が高く、下がっていくほど下座になるということです。
機材はM8+Cine-Xenon50mmf2改M6号機で絞り優先AEでの開放撮影です。
ピンは当然のことながら、最前列の「正」の文字で合わせましたが、その後の「従一品」以下が滑らかにボケているのは、なかなか風情有って宜しいカットになったのではないかと思いました。

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二枚目のカットは小一時間くらい昌慶宮で撮っていて、今回会心のカットを撮って、小躍りしたいキブンでその故宮を後にし、次なる目的地、「北村韓屋村」(ペクチョンハノクマウル)に移動してのものです。
昌慶宮と慶福宮という二つの故宮に挟まれ、かつ骨董街の北に位置するこのエリアは、まさに京都の何々小路とか、小江戸佐原の小野川界隈みたいに李朝末期から戦前くらいまでの古い韓式住宅が密集していて、一大観光スポットとなっているところです。
恥ずかしながら、25年前に会社の同期と3人でソウルオリムピック翌年に訪れた時は、こんな素敵な場所が有ろうとは夢にも思いませんでした。
機材はM8+Cine-Xenon50mmf2改M6号機で絞り優先AEでの開放撮影です。
この韓屋村で一番眺めが良く、そのため、雑誌等メデアで一番紹介されることが多い下り坂を中国人のモノホン小姐が下っていく様を撮ってみたものです。もちろん、正面からも声掛けて撮らせて貰ってはいますが、まぁ、趣味ぢゃないとか、心ないコメントでも書かれても不本意ですから、お友達限定の公開としましょう(笑)
「解像力番長」の異名を持つCine-Xenon5号機にしては割合にしっとりと描写しているのではないかと思いました。

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三枚目のカットは同じく韓屋村の隅々まで気の向くまま散策しながら、ふと足を踏み入れた路地裏の家の軒先に、如何にも冬の風物詩、いや、横着にもクリスマスのデコを片付け損なったようなキラキラ系のオブヂェがあったので、高く青い冬の空をバックに撮ってみたものです。
機材はX-Pro1+PO3-3M50mmf2改Mで絞り優先AEでの開放撮影です。
背景の洋風住宅の二階窓サッシ枠中央部辺りには僅かに2線ボケの傾向がありますが、それでも、この、極寒の本場ロシアでドイツシュナイダの技術を元に独自の自然科学を取り入れ改良され続けた異形の高性能レンズは「本家の当主」たるCine-Xenonと対マン張っても充分渡り合える互角の実力を備えていると云わざるを得ないのではないか、とも思いました。

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四枚目は韓屋村での撮影を一通り終え、次なる目的地である景福宮隣の国立博物館エリアにある、十二神将をモチーフにしたと思しき、石造のミニストーンサークルみたいなオブヂェで遊んでいた、白人のいたいけな童子を撮ったもの。
石造エリアに歩み寄ったら、この童子と目が合い、すかさず横に居たヲヤヂさんに「写真撮っても宜しゅうござるか?」などと問いかけ、「どうぞ、どうぞ、ウチのガキで良けりゃ、気の済むまで撮ってやっておくんなさいよ!」とか快諾を得て、そぃぢゃ♪と「Hey Boy Look at me!」とか声掛けて、表情がやや硬かったのでカメラ構えながら、「Is it a statue of your broter?」とか思いっきしからかってやったら、ほれ、この通り、No,No, Don't be kidding!とか云いながら笑ってくれたので、戴いた一枚。
機材はX-Pro1+PO3-3M50mmf2改Mで絞り優先AEでの開放撮影です。
ここでも、白人の国ロシア生まれのこの玉は、いたいけな幼子の肌のテクスチュアのみならず、活き活きとした表情まで余すところ無く描写していると思いました。

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五枚目のカットは歴史地区での撮影も満足に終え、腹ごしらえも兼ね明洞地区に一旦戻り、腹を満たして後、市場休みを承知で向かった南大門市場での一コマです。
機材はM8+Cine-Xenon50mmf2改M6号機で絞り優先AEでの開放撮影です。
人通りの殆ど無い市場の裏通りで、乾物か何かの露店に鎮座ましますアヂュモニと世間話がてら値切り交渉をする、韓国人観光客とのやりとりがとても暖かく見え、通りすがりに一枚戴いたものです。
Cine-Xenonのシャープさがこの距離を置いたアヂュモニとオモニ、そしてアガシのやりとりを何故か牧歌的に見せてくれました。

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六枚目のカットは二日目の夜の明洞の街頭、旧正月の元旦相当日ということで、あちこちでイベントみたいなものをやってて、その中で、何処かのTV局の中継ロケが入ったらしく、みんなバシバシ♪スマホンとかで撮っちゃってたんで、拙者も便乗して戴いちゃったものです。
機材はX-Pro1+PO3-3M50mmf2改Mで絞り優先AEでの開放撮影です。
このくらい暗くなってくると、暗視スコープ並みに明るいEVFはかなり役に立ちます。
この手が切れそうなほど目鼻立ちがシャープな小姐というかアガシが寒い中、ロケに駆り出されて、しかもワケ判らんまま、周りから撮られ放題に撮られて、機嫌良くなさそうなのが滲み出てしまっているカットになってしまいました。

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七枚目のカットは、帰国日である滞在三日目の朝、寸暇を惜しみ、再び景福宮まで出かけた際、地下鉄から一番近いゲート付近でコスプレ楽しんでいた香港からの小姐2名を見つけたので、すかさず声掛けて撮らせて貰ったものです。
機材はX-Pro1+Rodagon80mmf4で絞り優先AEでの開放撮影です。
このカットを撮った時間は10時半を回った辺りでしたが、それでもまさに雲ひとつ無い晴天の下、陽射しは結構強く、また、周囲の積雪の照り返しもありましたが、コスプレ自体がなかなか決まっていることもあり、背景の時代がかった極彩色の太鼓もこれあり、釣りの浮きみたいな蛍光色のヤッケを着た警官さえ背景に写り込まねば、結構満足行くカットになった筈なのにちょい残念でした。

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八枚目のカットはそろそろタイムアップになって来たので、宿に荷物取りに戻る途中、景福宮の門の前を通りがてら、知らん顔して通行人を入れて撮ってみたカットです。
雲ひとつ無い青空を背景に雪の積もった道、そして荘厳な李朝の建造物、その前を寒そうに通り過ぎていく市井の人々・・・旅情という言葉が当てはまるカットになったかも知れません。
機材はX-Pro1+Rodagon80mmf4で絞り優先AEでの開放撮影です。
日本国内では比較的鮮やかな発色を見せてくれるこのレンズですが、乾いた空気の大陸性の環境ではかなり抑え目の発色での写実的な表現になったと思います。

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九枚目のカットは16時半のフライトを待つ空港のゲート前待合室で、ふと目の前を早足で通り過ぎていったカラフルなチョゴリのアガシを追い掛け、ターミナルビルの果ての「Staff Only」のエリアまで歩いて行って、待つこと10分強、やっと荷押し車と共に出て来た眉目麗しい民族衣装のアガシに精一杯の笑顔で声を掛け、撮影に応じてもらうことに成功したものです。
機材はX-Pro1+Gausstachar320mmf2.3改Mで絞り優先AEでの開放撮影です。
まさにこのカット、燦然と輝く滑走路とB747をバックに控え、やや暗めの室内で、ノーストロボ撮影に成功したのは、EVFみながら、露出補正が可能なX-Pro1のみ為せる技で、まさに持ってて良かった♪となったのでした、ちゃんちゃん♪

さて、来週は何行こうかな・・・久々に修理頼んで上がって来たレンズの上がりが予想以上の出来だったので、その紹介でも行きましょうかね。乞うご期待!!

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  1. 2013/02/25(月) 23:21:58|
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A Happy New Year in Seoul②

さて、今宵のご紹介は約25年ぶりのソウルツアーからの第二回目です。

そもそも、この胡乱なタイトルですが、何故2月も第三週に入ってのソウルで何故、Happy New Yearなのか???
それは、恥ずかしながら現地に着いて二日目の朝に昌慶宮だったかで白人の童子の写真を撮らせて貰った時、英語、独語、そしてフランス語ちゃんぽんで撮影協力への謝意を伝えながら、少し話をしたら、要はこの二日間が韓国のOld New Year、そう旧太陽太陰暦を用い、かつ中華文化圏の国々の旧正月が盛大に祝われているということが判ったのです。

では、早速、前回からの続き、到着日、即ち滞在第一日目の夕刻に梨大駅から明洞駅まで戻り、その夕刻の様子を夜店見物をしながら撮って歩ったものを見て参りましょう。
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まず一枚目ですが、明洞は昼でも多少は露店が有りますが、夕刻に掛かると、何処にこんなに隠れていたのか?とデズニーランドのエレクトリカルパレードばりに灯火も煌びやかな屋台、露店の類いが処狭しと登場します。

そんな中で、現地人ならいざ知らず、白人グループのアジュモニ達が、恐る恐る屋台のフード、確かフランクフルトの外周にジャガイモを薄く削いだものをスパイラル状のフィンのように巻いて上げた如何にもカラダに優しくなさそうなものを買い食いせんとしてました。

機材はM8+Gausstachar32mmmf2の絞り優先AEでの開放撮影です。

ピンは手前のイーデスハンソンみたいな鼻の高いアジュモニのご尊顔に合わせていますが、高い解像度、そして忠実な発色バランスが相俟って、手前の噴き上がる白い湯気と共に臨場感有るカットになったのではないかと思います。

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二枚目のカットはちょと明るめに写ってしまいましたが、これもM8のオートISO、オートWBの為せる技と改めて変に関心してしまいました。

機材は引き続きM8+Gausstacha32mmf2の絞り優先AEでの開放撮影です。

この明洞を買い食いしながら歩いていた地元の小姐と目が合ったので、お、キミ達は少女時代の研究生か何かか?とか精一杯の笑顔で話し掛け、お互いに面食らって顔を見合わせたところを、あはは、おぢさんは日本から来たので、ソウルの可愛い小姐はみんな同じに見えちゃうんだわ、記念に一枚撮らして!とか、口から出まかせを並べ、相手がきょとんとした表情から笑ったらこっちの勝ちです、早速、はいはぃ、ここに並んでね♪とか適当に指示し、ハィポーズ、イーアル、サン!とか云ってシャッター切ったのがこのカット。

云うまでも無く、小姐達の肌、髪、そしてもこもこのダウンヂャケットの質感まで余すところ無く捉えていますが、遥か後方の町の雑踏はまさにアジアの繁華街の雑踏そのものであるようにかなり崩れてごちゃごちゃに写り込んでいます。

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三枚目はこの明洞の雑踏そのものの雰囲気を捉えてみようと、街角にカメラ構えて立ち、適当な人物が通り掛かったらシャッター切るという、定置網的なスナップ撮影の定番を試してみたものです。

機材はまたしてもM8+Gausstachar32mmf2の絞り優先AEでの開放撮影。

こちらは、全然、誰か特定人物を狙って撮るつもりもなかったのですが、この画面中央付近のGF連れのカメラ目線の眼鏡兄ちゃん、シャッター切った直後にピースなんかして通り過ぎて行きました、ちょっと遅いっつーの(笑)

ここでは被写体との距離が或る程度有ったので、ボケも見苦しくならず、通り全体のざわざわした雰囲気を巧みに捉えているのではないでしょうか。

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四枚目のカットですが、いつもの街頭スナップのようにキョロキョロしながら実は鵜の目鷹の目、モデルさんになってくれそうないたいけな小姐を五感、六感フルに駆使して探して通りを徘徊していました。

すると、居ました、居ました、小姐2名でまたしても屋台のフード、そうスパイラルポテトソーセージなんか買い食いしている。

これは間違いなく、明洞アガシ小姐だ!と断定し、「チェソンハムニダ サヂヌルチゴドケンチャスムニカ?」とか精一杯の笑顔で話し掛けてみました、しかし、お互いに困った顔で見合わせていたのできっと中国の小姐だろうと思い、「カーィ、パィディャオマ?」と聞き直してみたら、「何かカメラ指して云ってきとるけど、写真撮りたいんとちゃう? ま、悪そうなおっさんやなさそうやから、えーのんとちゃう」とかしっかり2人で談合してます、そう、関西産の小姐2人組だったわけです。

しかし、ここであいや拙者も江戸からの旅行者也とか同胞の名乗りを挙げるより、ワケ判らんけど、悪人でもなさそうな正体不明のおっさんがモデルのリクエストしている、という構図の方が撮り易いですから、そのまま、偽アジア人観光客になりすまし、まんまと一枚戴いちゃったワケです。

機材はここでもM8+Gausstachar32mmf2の絞り優先AE、開放撮影です。

ピンは向かって左のスパイラルポテトを持った小姐の顔に合わせていますが、同一被写界深度内の髪、そしてダウンヂャケットの布の質感のリアルな描写は改めて感心してしまいました。一方、背景は被写体との距離が1m強程度なのでかなり2線ボケが目立ちます。

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五枚目のカットは、明洞の通りの一方のはずれ、ロッテデパート側の出口付近で面白げな帽子の露店が出ていたので、その目印代わりの帽子をモチーフに付近を撮った画です。

機材はまだM8+Gausstachar32mmf2の絞り優先AEでの開放撮影です。

M8ではISO800がせいぜいなので、もうそろそろ周囲の明るさからして、開放値F2クラスでのスナップはきつくなってきます。

シャッターを切ろうとしたら、向こうから歩いて来た気の良さげな小姐がファインダ越しに笑ってくれているのが判ったので、置きピンを二重像追尾に変え、このピンクダウンヂャケットの小姐にピンを合わせてシャッター切りました。

さすがにM8の露出補正が不随意の絞り優先AEだと、背景に光るガラスの壁面が有ると、小姐にピンを合わせようと考えても、露出は小姐中心に決まってくれないので、こういう場合は、お仕事用のEOS1DsMKIIとか、Nikon D2Hが恋しく思えました。

でも、シャッター切った後、カメラを下げ、小姐とオモニに「カムサムニダ♪」と声掛けたら、笑顔で手を振ってくれたのは、「放浪の街撮りスナッパー」としてはとても嬉しい出来事でした。

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六枚目のカットはまた明洞の繁華街を中心方向に戻り、この繁華街に来てすぐに見当をつけた撮影スポットに向かって撮ったものです。

その撮影スポットとは、このところ急速な経済交流が進む中国人観光客向けにロッテデパートが行う街頭キャンペーンで、宮廷女官のカッコした小姐というか妙齢のアガシが、日本のTV番組でも良く見る、回転盤に矢を射て、当たった賞品を貰えるとかいうイベントやったり、その豪華で目を引く衣装で観光客と一緒に記念撮影したりといういかにもアジア的な企画でした。

機材はここからX-Pro1+Baltar35mmf2.3の絞り優先AEでの開放撮影に再びスィッチです。

面白いことに韓国語で「済みません、写真撮らせて貰って良い?」話しかけてみたら、「ネー、ネー」と大喜びです。要は写真を撮って貰えることが相当嬉しいらしく、他に2人ほど、撮らせて貰いましたが、みんなかなり積極的で、「チャングムみたいにキレイだね♪」とかおだててみたら、ならもっと撮って、もっと撮ってとか、おねだりされたくらいです(笑)

Baltar35mmf2.3はそれほど解像力番長でもないので、このくらいの距離でも女性のお肌や髪のくたびれ具合いを暴いたりはしませんが、それでもX-Pro1の最新のCMOSの力を借りて、光の加減による陰影を上手く使い、この小姐をなかなか魅力的に写してくれたのではないかと思いました。

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七枚目は先ほど開店準備していた屋台がオープンした頃だろうと、再びロッテデパート側の出口付近に戻り、ちょうど第一陣のお客が屋台の周りに思い思いに着座し、腹ごしらえを始めた様子を撮ったものです。

機材はX-Pro1+Baltar35mmf2.3の絞り優先AEでの開放撮影。

釜山でも台北でも思ったのですが、我々アジアに暮らす人間は、どうやら暖かい電燈の灯と立ち上る湯気が演出するノスタルジックな光景に弱いようで、この屋台の周辺で何枚か撮らせて貰っている間に何組かの和人のグループが「美味しそうだからちょっと寄ってこ!」と異口同音い述べ、現地人の間に混ざって座り、はふはふ云いながら、たぶんトッポギだと思いましたが、真っ赤な鍋の中身を堪能していたのでした。

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八枚目は晩飯を食べる店を探して通りを徘徊していた時、ピンクのパーカーをおしゃれに着こなしたいたいけな極小アガシがコワモテの白人の大男のヲヤヂと思しきヲサーンを従えて如何にも幸せそうな様子で歩いて来たので、早速呼び止め、卒璽ながら、とモデルさんになって貰ったものです。

機材はX-Pro1+Baltar35mmf2.3の絞り優先AEでの開放撮影。

なんか、決まってますよね、極小アガシのピンクのパーカーの首元から覗く韓国風の玉のアクセサリーも、マフラーをいなせに巻いたコワモテの青い目の大男のヲヤヂさんも。

さて、次回は総集編。二日目の朝から、出発日のお昼過ぎの空港までの出来事を厳選カットでレポート致します。
乞うご期待。

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  1. 2013/02/17(日) 00:22:35|
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A Happy New Year in Seoul①

さて、今宵のご紹介は予定を大幅に変更して、というか工房主のブログへの取り組みのいい加減さを端的に表すが如き路線で申し訳ありませんが、先週末からソウルに写真展ネタ仕入れに行ってましたので、そこから、写真展素材とバッティングしないカットを豪華3回に分けてアップ致します。
今回の機材は、カメラは全てX-Pro1、絞り優先AE、レンズはコート有りBaltar35mmf2.3改Mの全コマ開放撮影です。
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まず一枚目ですが、2月9日の9時40分羽田発の便でソウルに入ったのが12時過ぎ、何せ25年ぶりのソウル入りですから、一週間も暮らした明洞も初めて訪れたに等しく、リムジンバスで市内入りし、ホテルにチェックイン出来たのは2時半も回ってのことでした。

到着日で陽が高いのは大変有難いことで、日曜は人っ子一人居ない可能性が有る為、心を鬼にして、早速、ホテルから至近の駅からの地下鉄で一本で行ける梨花女子大に向かいます。

ここも25年前に会社の同期3名の「モテナイトリオ」で恐る恐る訪れ、女子大生に声を掛けるのもままならず、カフェの窓越しから、闊達な小姐達を眺め、悶々とした思ひ出の場所なのです。

が・・・今回は違います。声掛けの魔術師(自称)が正々堂々と、いたいけな韓国の小姐に声を掛け、正面突破でモデルさんになって戴こうという切実な決意で再び足を踏み入れたのです。

で、まずは腕鳴らしとばかり、駅からの通りで屋台に群れている小姐達にこそっとカメラを向けたら、まさに気付かれ、わ~、うちら撮ってくれるんだってぇ~とか、赤い手袋の和製小姐が歓喜の声を挙げ、ま、いっかと一枚撮らせて貰ったカットです。

まぁ、こんなカンジでノリノリで撮影開始出来たのが幸先良い景気付けとなり、今回の望外の撮影行をもたらしてくれたのですが・・・

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二枚目は一枚目のノリの良さと幸運にキブンが良くなり、女子大方向から歩いて来た正真正銘の梨花女子大生二人組を捕まえ、英語で調子良く勧誘し、こんなカンジでノリノリの撮影です。

眼鏡なんか掛け、難しそうな顔で歩いていましたが、そこはそれ、やはりお年頃のいたいけな小姐ですから、おだてて、その気にさせれば、世界共通の笑顔を引き出せるのです。

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三枚目はこれも大学方向から歩いて来たお2人でしたが、声をかけて、少しお話ししてみたら、お友達がここの女子大に通ってて、土地勘が有るし、ここの商店街は安くてファンシーなグッズがあるから、お買い物がてらお散歩してたのよ、とかたどたどしい英語で説明してくれたので、でも、十分可愛いね、少女時代のメンバーがお忍びでお散歩かと思っちゃったよ、とかお世辞を述べ、もーヤダ!とかテンション上がってからのカットです。

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四枚目は、余勢を駆って女子大構内でモデルさんになってくれそうな小姐を物色していたら、巨大なガラス構造物の前で一生懸命、i-Phoneで自分撮りしようとしていた小姐が居たので、これも常套手段で、ヘィ小姐、良かったら、シャッター押して上げようか? 拙者は人のお役に立つのが無上の楽しみなんだ♪とかこれまた適当なことを相当な巻き舌英語でしゃべくりまくり、じゃ、ヨロシクね☆とシャッター押して上げたあと、拙者からもお願いが有って、小姐にモデルさんになって貰いたいんだ、こんな雄大な景色、人が居なきゃ魅力半減だろ、小姐みたいにナチュラルビューティが入ってくれれば、即芸術さ!とか歯の浮くようなお世辞を並べ、ここでもテンション上がったところで撮らせて貰ったカットです。

なお、この小姐はマレーシアから遥々、ソウルに観光にやって来て、ガイドブック見て、世界最大級の女子大?ってことで物見遊山に来たんですと。

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五枚目はまだ雪がかなり残ったキャンパス構内でやはり中国上海から遊びに来ていたという若夫婦が、いたいけな極小姐を雪の中で遊ばせていたので、ここでも声を掛け、ここらぢゃ見掛けない可愛い小姐を一枚撮らせてね♪とかこれまた適当なことを英語と中国語のちゃんぽんで話し掛け、OK、OKとオモニが快諾し、オヤヂもニコニコして腕組み笑っていたので、ぢゃ遠慮なく、と小姐にベロベロバァ!とか適当に気を引いて、こっち向いた瞬間にシャッター切ったカットです。

しかし、オヤヂさんもEOS5DMKIIなんか提げて相当カメラ好きそうだったので、その場で撮ったばかりのカットを背面液晶で見せて上げたら、X-Pro1は見たことがなかったのか、ヘンテコなちっちゃなレンズが付いてて、それがこんなに良く写るのが不思議だったのか、しきりに感心してました。

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六枚目は女子大構内での撮影をそろそろ切り上げ、何処かで優雅なティータイムでもしようかな・・・とか思い、梨花女子大から延世大学へ向かう道すがら商店街を物色していたら、またしても、来ました、来ました、今度は女子高生っぽい三人組の小姐です。

で、早速声掛けて、いやぁ、キミ達、可愛いなぁ、思わず、AKB48が海外ロケでもやってるのかと思っちゃったヨ、とかきつい冗談を飛ばしたところ、意外や意外、あらまぁ、ワタシはマツイ何とか云うのに似てるとこの前も云われたわヨとか向かって左から二番目の小姐は満更でもないご様子。

ま、良いや、とにかく折角、今日東京から着いたばっかりなんで一枚撮らせてよ、とか頼んだら、あっさり、アタシだけで良いのとか、結構、云うわ、云うわ松井嬢、そーじゃなくてみんな一緒ね、と仲良く並んで撮ったのがこのカット。

この小姐達は梨花女子大の附設女子高生とのことで、同女子大を卒業したら、日本のオシャレな会社で働きたいわね♪とか嬉しいことを云ってくれました・・・うちの工房みたいな中小企業ぢゃご希望には到底沿えませんが。

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七枚目は、新村駅まで歩いて行ってからまた梨大駅まで戻り、駅の周辺の露店で買い食いをしていた小姐達を見つけたので、またそっとカメラを向けたら、あ、うちら撮ってくれるんやて、とかまた別グループの和製小姐です。
ハィハィ撮らせて戴きますよ、キミ達、お嫁入り前の小姐がヲサーンみたいに路上で買い食いなんかすなよ!とか心の中で思いながら、済みませんが、拙者も日本からのカリスマブロガー兼腕利きカメラマンです、一枚撮らせてね♪とか声掛け、ちょい離れてシャッター切ったカットです。

さて、梨花大でのリベンジは大成功、この後、一旦、明洞まで戻り、11階のティーサロンで優雅なティータイムを楽しみ、その後、明洞の夜店街の撮影に繰り出しました。

その様子は次回更新まで、乞うご期待!! てか、小姐ばっかり撮ってて、なにやってんだてな感も無きにしもあらずではありましたが。

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  1. 2013/02/12(火) 00:06:03|
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A return of Lucky~CP+α'13~

さて今宵のご紹介は予告?通り、愉快な仲間達と横浜パシフィコで開かれていたCP+及びその道すがら撮った画でいきます。

で肝心の機材ですが、先般ご紹介したFujimoto50mmf2.8が距離計連動カムのプロァイルというか位相そのものが30度近く無限側にずれていて、中近距離が大甘だったのを見破られてしまい「f5.6くらいで撮った方が良いかも・・・」という工房の存廃に関わるような?コメントなども頂戴してしまったので、敢えて再登場し、名誉挽回のチャンスを与えた次第です(笑)
カメラは前回同様、R-D1s、絞り優先Autoの全コマ開放での撮影、JPEG撮って出しです。

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まず一枚めのカットですが、これは会場に出かける前、大久保の名人のところへ寄って、ちょいとした用足しをする必要があったので、飯田橋の乗換えを考慮し、工房から一番近い木場から乗らず、門仲まで歩いて行く途中、ちょいと試写をしたかったので、富岡八幡宮の裏に出る、鉄橋が有るルートを辿る際、オール木造の材木問屋さんの建物の壁際に掛かっていた赤い花の鉢を最短付近で撮ったものです。

先般の中野の路地裏の浮き玉のカットと比較して戴ければ、ピントのシャープさの違いが一目瞭然ではないかと思います。

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二枚目のカットは同じく、富岡八幡裏のルートに手作り家具工房みたいなお店があって、よく店頭で作業している人に話し掛けて、製造、もしくはレストア途中の家具を撮らせて貰うのですが、今回もイイ案配に時代が出ている鉄板製の椅子が有ったので、色調、テクスチャの再現性を確認すべく、お願いして撮らせて貰ったものです。

ピンは真ん中の錆の残るオフベージュの菱形ドットが綺麗な椅子の背もたれ部に合わせています。
やはり、カムを切り直しすると、別物のレンズのように素晴らしい写りになったのではないかと自分では感じました。

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三枚目は15時過ぎに横浜パシフィコのCP+会場入りし、速攻で並んだにも関わらず、45分以上も行列させられた富士フィルムのX100S&X20体験コーナーの後、せっかくの無料モデル撮影会みたいなもんですから、眉目秀麗の小姐を求めて、会場をあてどなく徘徊し始め、派手なアナウンスとライティングが目に留まったパナソのブースでのショータイムみたいなステージでのカット、其の壱です。

やはり写実性命の産業用レンズですから、こういうシーンでは距離計さえしっかりしていれば、現代の最新レンズにも負けない素晴らしい写りを見せてくれます。

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四枚目は同じステージからのカットで、今度は3名のモデルさんがセットでステージ狭しと歩き回り、ポイントポイントで、写真家の先生の指示で立ち止まって、ポージングするという、商業ベースの広宣ブースのイベントでは考えられないような出欠大サービスで、運良くステージのすぐ近くのポジションを確保出来たため、R-D1sの即写性をフルに活用し、横の最新のAF・AEのデジSLRにも負けない勢いで撮った中からの其の弐です。

このカットでも、シャープさは云うに及ばず、発色の艶やかさ、コントラストの高さは、いかなR-D1sがデジタルカメラであるとは云え、セミクラシックレンズと10年近く前に登場した600万画素そこそこのCCD機で撮ったとは思えない気がします。

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五枚目はこのステージでのベストショット。ピントも露出もさることながら、真ん中の個人的には一番美形と感じたモデルさんがストレートに目線送ってくれています。

しかし、今、撮影したものを見直して、改めて関心したのが、これホントデジタルで撮った画なの???ということ。

何とならば、かなり強めのスポットライトを浴びた若い小姐の陶磁器の如き艶やかな肌はかなり反射率の高い被写体ですから、ハイライトはぶっ飛び、テクスチャどころでなく、大フレア大会になってしまうところです。

少なくとも、今、電子湾で10万円くらいするシネレンズでも、このシーンであれば、フレアかクレセント状のゴーストが発生し、モデルさんの肌のテクスチャなどと戯言を言うどころではないものがあります。

そういった意味では某新宿のカメラ屋の棚の奥でひっそりと持ち主を探していたこの天涯孤独の未確認レンズが恩返しをしてくれたのかも知れません。

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六枚目のカットは、パナソのステージから離れ、たぶんニコンさんではなかったかと思うのですが、ブースの受付前を通った時に目が合って、微笑み掛けてくれた小姐の表情がカンジ良かったので、お願いして撮らせて貰ったカットです。

ここでも、このレンズの得意領域である、最短付近での撮影です。

ライティングが頭上高くからのハロゲンなので髪とコスチューム襟元のスカーフは程好い照り加減ですが、ちょっぴりボーイッシュで愛くるしい小姐の笑顔はちょっと翳り加減なのが勿体無い気がしました。う~ん、次回はレフ板背負った助手同伴で来ようか(苦笑)

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七枚目はそろそろ展示も店仕舞いの17時ちょい前になり、今回のイベントを仕切る大親分のところへ再び顔を出しに寄ったところ、「このブースの前の通路をずっと行くと、若くてキレイな小姐の写真が撮れるやも知れません」とのご託宣を受け、喜色満面、意気軒昂でカメラ2台を下げ、相当早足ながらキョロキョロ見回しながら歩くヘンなオサーン状態だったのですが、行けども、行けども中小ブースはうらぶれた男子社員ばかり、或いは上海から来たというアヤシゲなマウントアダプタ屋のブースでは口角泡飛ばし、店員同士がディベートに打ち興じて、こっちがせっかく改造レンズ2本も提げてこれ見よがしにブースの様子伺っているのに、まさに傍若無人状態の完全シカト。

仕方なく、またいたいけな小姐を求め、鵜の目鷹の目状態で索敵していたら、居ました、居ました、ハッセルのブース内のテント中で、ハッセルブラッドの妖精がそのままスウェーデンからほうきに跨って飛んで来ました、みたいな風情の白色小姐がプライベート撮影会みたいなのをやってたので、隙を見て、何枚か撮っちゃったうちの一枚です。

ここでも、オリジナルのブロンドの髪のしなやかさ、抜けるように白い柔肌の質感、そして、ローマ時代の彫刻のように弛みひとつない美しい造型の横顔の輪郭を余すところ無くシャープに捉えています。

今回の感想は、やっぱり、幾ら難加工でも、最後の点検を忘れちゃダメね・・・ってこと。ミラーレスならいざ知らず、距離計連動式カメラではやはり連動機構の精度がレンズ性能をどれだけ引き出すか、というキーファクターですから、今後は十分気をつけます。そーいや、今回のカムプロファイルの異常を指摘された方からは、だいぶ前にスピードパンクロの32mmに間違って40mm用のカムプロファイルを装着したヤツのミスも指摘されたような記憶が・・・笑

さて来週は、工房新作レンズの発表行きましょう。乞うご期待!!

テーマ:何気ない日常の写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/02/03(日) 21:03:30|
  2. Mマウント改造レンズ
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charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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