深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

可以拍照嗎? Reloaded!~台北ツアー'13夏②~

さて、お待ちかね? 今週のアップは台湾ツアー'13夏の後編です。
瑞芳~九イ分一帯へ出かけた翌日、計画通り、イイ画が撮れることでは台北周辺では随一と思われる淡水・八里地区へ出かけることとしました。
ただ、朝早く出掛けても、「サンセットビーチ」の街ですから、あまり盛り上がっていない可能性があるので、市内では比較的イイ画が撮れる双連駅周辺の朝市に立ち寄ってから、MRTで午後、目的の淡水・八里地区入りし、遅くまで楽しんだのでした。
では、当日の行動を追って、実写結果を見て参りましょう。
機材はM8+Elmarit28mmf2.8 3rd.、X-Pro1+Gauss Tachar32mmf2.3改Mで撮っています。
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まず一枚目のカットですが、何と、泊まっていたホテルで朝、フロントにちょこん!と座っていた小姐を勧誘し、路上に同伴し撮らせて貰った一枚です。
朝起きてから、ホテル地下一階の食堂で朝飯を食べていたら、裸一貫に等しいようなカッコの小姐3人組が、横のテーブルにやって来て腰掛け、工房主を日本人とも気付かず、お持ち帰りされて早朝タクシー帰りしたとか、無邪気に歓談していたのを見て、う~ん、こんな小姐もここ南の島なら有り得べしだなぁ・・・とか心の奥で思いながら、1階のフロント前を通り過ぎようとしたら、ぢぇぢぇぢぇ・・・地下の関西産小姐3人組が束になっても敵わない美小姐が鎮座ましまして居られるではないですか!? そこで英語が多少通じる同僚の兄ちゃんに適当に能書き述べて、小姐を勧誘し、路上撮影会となったもの。
機材はM8での開放です。
容姿が優れているのは云うまでもないですが、南の島の美小姐らしく、どことなくキョトンとした大らかそうな表情もとても魅力的に思えました。

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二枚目のカットはホテルでの出発時の望外の僥倖に気を良くし、まず立ち寄った双連朝市で、オモニと思われる中年の女性の営む中国風お菓子の露店にて、クールな表情でポカリスエットなんざラッパ呑みしていた美小姐が目に留まったので、すかさず露店に立ち寄り、英語と中国語ちゃんぽんで、この美しい小姐さ撮らせでけろ♪とかオモニに声掛けてみたら、日本から来たのか?と聞き、そうだと答えたら、好きなだけ撮ってイイからとか破顔、では、お言葉に甘えてとばかり、こっち見てね、小姐まぢイケてる、可愛いね♪とか声掛けながら撮ったもの。
表情が多少硬くなってしまっていますが、実物はたぶん秋葉原の団体小姐芸能集団でもトップ集団入れるのでは?
とか思えるくらいの可憐で健康的な女子高生でした。
機材はX-Pro1での開放撮影です。
撮影の一部始終を環視していた周りの露店、屋台のヲヂサン、オバサンが撮影終わるとやんややんやと騒ぎ出し、日本語の話せる老婆なんざ、「ヨメさんにして連れて帰って上げて!」とか嬉しいような恥ずかしいようなセリフを臆面もなく云ってくれちゃったりしたので、逃げるようにその場を後にしました。

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三枚目のカットは午後訪れた淡水・八里地区の淡水メインストリートにて、蜆かなんかを商っていたお店の小姐がヒマそうに欠伸なんざしていたので、目が合って、バツが悪そうな表情を見せたのをチャンスに、眠気覚ましのサービスも兼ねて声掛け、一枚撮らして貰ったもの。
機材はM8での開放撮影です。
しかし、台湾の小姐は、同じアジアでよく比較させる韓国の小姐と違い、大変オープンな気質で、片言の英語で話していても、カメラを構えて、撮影者とモデルというファインダ越しの無言のコミュニケーションしていても、とても気分良いです、こういったところが、やはり黒潮の民のDNAの為せる技なのかも知れません。

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四枚目のカットはさすがに小姐オンパレードでは、何を撮りに行ったのか?とかヘンな誤解を受けてもつまらないので、淡水到着後、河岸のメインストリートの一角で見かけたハイビスカスの花です。
背景は淡水河と八里の街の南端辺りです。
機材はM8での開放撮影です。
ハイビスカスは沖縄県内では渡名喜島、久米島といった本島近くの島嶼は云うでもなく、波照間、小浜などという八重山でもあちこちに見られ、南の島のアイコンそのものだと思っていたのに、一衣帯水とも云える近隣の台湾で見かけたのは今回は実質的に初めてだったというのは驚きでした。

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五枚目のカットは淡水の目抜き通りをカメラ2台提げて人目を惹きながら徘徊し、これはと思うところで声を掛けて撮っていた中で、親子で魚介串焼きみたいなのを旨そうに食べてたのが目に留まったので、ヲヤヂさんが多少英語が判ると言うので、貴殿のいたいけな娘御さんらがシーフードバーベQを食べてるところがとても美味しそうで、これは台湾の観光の佳きPRとなるぞよ、とか因果を含めたら、へへぇ、左様で。どーぞご自由にお撮り下さいやし。アタクシどもは撮られる価値もないでしょうから、どいてますんで・・・とか云うやりとりの後、迫真の演技の童子達を撮ったもの。
機材はM8での開放撮影です。
台湾の子供達は、いつも明るく元気で、見ているこちらも幸せなキブンになってしまいます。まさに子はアジアの宝。

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六枚目のカットは淡水の岸辺の道を何か面白いものはないかと眺めながら徘徊していたら目に留まった、土嚢の山です。
こんな陽光燦々と降り注ぐアジア屈指の観光地でも、一昨日の記録的な台風上陸の痕跡が残っていて、何の感傷もなくその横を楽しげな様子の現地の若者達が通り過ぎて行くのも、とても中華的な風景だと思った次第。
機材はX-Pro1による開放撮影です。
土嚢と云えば、災害や紛争の象徴みたいに、画面に登場することが多いですが、ここでは緩やかな台湾時間の中で
ひねもす陽光を浴び、その存在も何処か間延びして見えるから不思議です。

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七枚目のカットは淡水の岸辺のメインストリートで若いオモニとその極小姐が美味しそうにアイスクリームを食べていたので、これも話しをつけて、撮らせて貰ったもの。
ホント、笑顔が自然ですね、きっと撮影用だけぢゃなく、いつもこんな笑顔溢れる生活を送っているのかしらんとか思わず、ついつい羨ましくなってしまうようなイイ笑顔を親子で浮かべています。
機材はM8での開放撮影です。
台湾のあちこちょでこんな幸せそうな姿を見かけますが、皆さん、快くその幸福感のお裾分けをしてくれます。

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八枚目のカットは淡水の波止場から、渡船に乗って対岸の八里へ渡る途中、桟橋の上で河口方面に停泊する外輪船を背景として、乗船を撮ってみたもの。
機材はM8での開放撮影。
この日は台風上陸して2日経っていたので、最初心配した、渡船欠航で八里へ渡れない、という状態にはならず、画面でも少し見えると思いますが、河の水の色が黄土色となっていた以外は特に波やうねりなども無く、平穏無事に淡水の対岸、八里の波止場へ着いたのでした。

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九枚目のカットは、八里の目抜き通りを徘徊していたら、やはりヒマなのか、店番というかガールズトークに打ち興じていた、ローカル軽食屋だったかの小姐二人組に声掛けたら、え、アタシ撮ってくれんの?とか自分を指さして大げさに驚いてくれたんで、ハィハィ、ここにアンタラ以外誰が居んぢゃい!? はよ、とっておきのポーズ見せんかいと、英語、日本語のチャンポンで語りかけ、興が乗ったとこで撮ったものです。
機材はM8での開放撮影です。
この南国の常夏の島の化身みたいに浅黒く日焼けしたいたいけな小姐の笑顔から見えた真っ白い健康的な歯が何か南の海の真珠のようにも思え、とても眩しく見えました。

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十枚目のカットは目抜き通りから少し外れた砂浜でオモニと遊ぶいたいけな極小姐の姿が目に留まったので、早速オモニにエエセンスのTシャツ着てはりますな、この素晴らしい風景をバックに一枚撮らしてよ♪とか頼んでみたら、ええ、喜んで♪ということで快諾戴き一枚撮らせて戴いたもの。
機材はM8での開放撮影。
太陽がとうに天頂を過ぎ西に傾き出した頃だったので淡水のランドマーク、ウィッシャーマンズワーフを遠景に撮ったいたいけな小姐のご尊顔はやや逆光気味で暗く写ってしまいましたが、その表情は明るく、見守るオモニもニコニコしていて、本当に台湾って元気貰える島なんだな、と実感しました。

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十一枚目のカットはそろそろ腹も減って来たのと、夕方の予定から線引きするとまた淡水に戻らねばならないので、波止場へ戻ろうと目抜き通りを歩く途中、もう小学校高学年くらいにも見えるのに、乳幼児用の足漕ぎ遊具であるシマウマ号に颯爽とまたがり、アキバの小姐演芸集団のフライング何とか云う歌舞音曲を鼻唄で歌っているという大人気ない子供が居たので、横のオモニに声掛けて、因果含めて貰って撮らせて貰ったもの。
機材はM8での開放撮影です。
この小々姐、よほど日本贔屓らしく、日本から写真撮りにやって来たと多少日本語の判るアヂュモニに説明したら、こんな天にも昇るような喜色満面の表情で撮影に応じてくれ、「小姐、多謝、再見」と礼を述べて立ち去ろうとしたら、「アリガト、ヲタク、フジヤマさん」とかワケの判らない日本語で挨拶返してきました。

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十二枚目のカットは、陽がとっぷりくれてから、淡水の街を後にし、台北市内へ戻る途中、通りがかった道教寺院横の路地の様子が如何にも中華社会的な空気を漂わせていたので、画面中央奥に見えるヲヂイさんに声掛けてから一枚戴いたもの。
機材はM8での開放撮影です。
そうそう、今このカットをしげしげと眺めてみれば、何処かで見たなと思った既視感は前日の宵の口に身を置いていた、九イ分の雰囲気そのものをこの路地が纏っていたからなのでした。

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十三枚目のカットは台北市内に戻り、翌日ン早朝のフライトに備え、按摩さん行かねばなるまい、とか変な義務感に憑り付かれ、行った先でお安くしときますから二時間コースでOKですよね?とか上手いこと口車に載せられ、終わってみれば、行きつけの近場の飯屋はみんなオーダーストップ時間ぢゃね、ということになってしまい、失意のまま、西門駅前から台北駅経由、宿に戻ろうと思っていたら、地下鉄出入口付近で、年端も行かぬいたいけな女子高生風情の小姐二名組が誰かイケメンにでも声掛けて貰えるのを待っているのか、カップ入りかき氷なんか二人で食べながら、人待ち顔で立ち尽くしていたのを声掛けて撮らせて貰ったもの。
機材はM8での開放撮影。何と撮った後で画像データ調べてみたら、Auto ISO感度モード上限のISO1260での撮影となっていました。おそらく写真展当への作品作りは無理でもブログ掲載用くらいなら充分実用になることが判り、M8まだやるなぁと、成田で大活躍のR-D1s同様、改めてそのポテンシャルの優秀さに驚いた次第。
しかし・・・ここ台北西門エリアは東京で言えば原宿とか渋谷のセンター街に例えられますが、そんな若者の街で、夜の10時近くにこんな若い小姐に声掛けて、快く撮影に応じて貰えるとは、やはり台北は殿方のパラダイスなのかも知れません(笑)

今回ツアーを通しての感想としては、やはり、台湾は暖かい島です。気候もそうですが、出逢う人々皆さん、心優しく、陽気でオープンです。
思うに日本統治時代から、「旅人には親切に、年長者は大切に」という今ではとうの日本でも絶滅してしまったような道徳観が残っているからかも知れません。
甘えてしまってはいけませんが、たまには元気を貰いに訪れて、その代わりにこの美しき麗しの島の素晴らしさを事有るごとに発信していきたいと思います。
そして出来ることなら、写真を通じて現地に若い仲間を持てたら素晴らしいなと思います。

次回は夏のイベントシーズン真っ盛り、工房秘蔵の鏡玉と電子暗箱で何か面白い画でも撮って、寝苦しい夏の夜の慰みとでも致しましょう。乞うご期待。
  1. 2013/07/23(火) 23:07:10|
  2. Arri改造レンズ群
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可以拍照嗎? Reloaded!~台北ツアー'13夏①~

さて、恒例の日曜夜更新から一日遅れての今回のアップは予告通り、美しき麗しの島「フォルモサ」こと台湾ツアー'13初夏からのご紹介になります。
訪問したのは7月第2週の3連休に有休を一日くっ付け、3泊4日で行きは成田⇒桃園、帰りは松山⇒羽田というヘンテコな非対称系の便で出かけ、前回泊まった西門駅近くのLio Hotelの本館、ここは台北随一のカメラ店街のど真ん中に位置するのですがここをベースキャンプとして中2日間、みっちりと撮った次第です。
機材はカメラがM8とX-Pro1の2台体制、レンズは中日第1日めはM8にCLE用M-Rokkor40mmf2(1~11枚目)とLeitz Summarit50mmf1.5(12~13枚目)だけで撮っています。
まず中日第1日目は、到着日の夜半から朝方にかけての上陸台風の影響で台湾国鉄が全線運休の中、逢いたい人が居たので九イ分麓の街、瑞芳へ何とかバスで辿り着いたのですが、肝心のお店が休みで逢えなかったため、仕方なく、警察署前から再びバスに乗って、今回は出掛けの駄賃とばかり、九イ分のやまひとつ奥地の金瓜石まで出かけ、しかるのち、九イ分まで下り、日没まで過ごしたワケです。
では実写結果を追って見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、瑞芳駅前のアーケードを徘徊していたら、或る店舗前のコイン遊具で遊ぶいたいけなヂモテーの極小姐と目が合ったので、すかさず横に控えていたオモニに「ネイハオ、カーィ、パイディヤオマ?」などと声掛け、快諾して貰ったので撮らせて貰ったものです。
逆光で極めて悪い光線条件下でしたが、画像処理ソフトで露出を修正し、何とか採用出来ました。

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二枚目のカットですが、アーケードの外の車道上でも露店みたいなものが数多く出ていたので、その中で焼き物と揚げ物を商っていた屋台を斜め横から一枚頂いたものです。
日中から路上に色とりどりの屋台が並ぶさまは日本人の感覚からすれば、ちょっとした縁日キブンですが、タイ、香港、そしてここ台湾と極めて日常的なアジアの原風景なのかも知れません。

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三枚目のカットですが、色とりどりの屋台を眺めながら、たまには話し掛けられたりして駅前を徘徊していたら、シャボン玉なんざエンジョイsながら、横目でこっちにガンつける、ちょっとトッポい小姐が居たので、声掛けて、撮らせて貰ったもの。
シャボン玉やってるところを撮らせてけろ、と極めて平易な英語で頼み、シーとか云っていたのに、いざカメラ構えたら、ほ~ら、こんなポーズつけて、ご自慢オのちょいグロ系のTシャツと相俟って可愛さ100倍ですね。

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四枚目のカットは、金瓜石の終点バス停についてから、いつものズボラな当てずっぽう散策撮影で、観光ルートとは正反対の方向にある集落の生活通路に迷い込んで、ふと素敵な色彩の住宅群が目に留まったので一枚頂いたもの。
時間を経た渋いレンガのトーンと背景のカラフルなトタン板の外壁の配置が如何にも中華民族の集落的で面白いと思いました。

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五枚目のカットは九イ分まで戻る前にせめて唯一の観光施設である「黄金博物館」の敷地、或いはタダで見せて貰えるエリアまでは行ってみようと思い、その裏手に広がる観光ルート?の階段通路で下から偶然上がって来た一家を捉えたもの。
一応、観光地とは云え、台北からはかなり離れた山あいの集落のこと、子供から大人までネイハオ!とか挨拶交わしながら通って行き、牧歌的な素朴さを発揮してくれました。

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六枚目のカットは金瓜石からまたしても艱難辛苦の挙句、やっとバスで辿り着いた九イ分で、メインストリートである堅崎路で営業していた数少ない店舗の店番の小姐に声掛けて撮らせて貰ったもの。
アジアの他の観光地であれば、タダでさえ台風影響でお客が少ないのですから、写真撮ったんだから、何か買ってってよ、とか云ってくるところですが、この小姐、タオシェとかお礼述べて立ち去ろうとしたら、涼しげな声でタオシェと返してきました。こうなると、是非、また来て何か買って上げねば!という気になってしまいます。まさにこれが千客万来、商売繁盛の秘訣なのかも知れません。

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七枚目のカットはいつもの3分の1以下の人出というメインストリート上で犬のオブジェを背に休憩している犬とガラスのショーケースに映る己が姿にうっとりする小々姐の図です。
この犬、よくよく見てみたら、前回、急な石段が有名な基山街の階段をそろりそろりと慣れた足取りで下ってくるところを捉えた地廻り犬でした。

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八枚目のカットは堅崎路を登り切った辺りでもうひとつのメインストリート基山街と交差するところで、軽食など食しながら休憩、及び歓談していた一家が居て、一番のおちびさんと目が合ったので、こういうグループでは一番発言力の強いアヂュモニに話しをつけて一枚撮らせて貰ったもの。
つぶらな瞳であまりにも真っ直ぐ見つめられたもので、世俗の垢にまみれ、生活に疲れた中年男はファインダ越しに思わず照れてしまった気がします。

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九枚目のカットは台風一過のおかげもあって、奇跡的に人通りが途切れた基山街の石段をバックに古いバス停標識のオブジェと夜になったら灯が点る赤提灯を撮ってみたもの。
しかし、この次の瞬間には、観光客が迸る間欠泉のごとく階段上を埋め尽くしたので、まさに平日の早朝くらいしか撮れない貴重なカットを土曜日の夕刻に撮れたと言えます。

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十枚目のカットは基山街をちょい戻って中腹でモデルさんを探していたら、ブルースリー没後40周年ということもあってか、カンフー服に身を包んだ渋いヲヤヂさんが下って来たので、すかさず一枚頂いたもの。
普段の土曜であれば、もっと階段上に観光客が溢れていて、この白いカンフー服のヲヂさんも埋もれてしまったでしょうが、当日はまさに主役級の存在感でした。

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十一枚目のカットは基山街を下った映画館前のちょっとした広場に在る店舗前で、いたいけな小姐が年食って横着さを身に纏うゴールデンレトリバと戯れていたので、声掛けて撮らせて貰ったもの。
実は声掛けたら、本人より先に画面右端にちょいと顔覗かせている姉の方が「え、ライカぢゃね、せっかくだから撮って貰いなよ♪」(推定)とか口利きをしてくれたのでこんなコミカルなカットになった次第です。

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十二枚目のカットはこの一帯に在る有名な茶楼の赤提灯をはじめとしたイルミに灯が点ったのを合図として、レンズを夜景用のLeitz Summarit50mmf1.5に装け換えての撮影です。
このカット、正直、フレアが目立つため、Samsungのスマホンで撮ったものよりダメかなぁとか背面モニタで見たときは思ったのですが、この浮世離れした観光地の夕暮にはこれはこれでアリなのかも、と思った次第です。

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十三枚目のカットは再び来た道を辿って、台北へ戻るバス停まで移動する途中、堅崎路の或る商店、たぶん食べ物屋さんではなかったかと記憶していますが、そのお店の店頭で店番していた幼い姉弟の姿が目に留まったので、傍らのオモニに声掛けて撮らせて貰ったもの。
風景ではフレアどころかハイライトでのシルエットにパープルフリンジまで出てしまいイイとこなしのこの老レンズではありますが、強いハロゲンラランプに煌々と照らされた幼子の姿はここまで美しく捉えることが出来たのです。

さて今回の瑞芳~金瓜石~九イ分編はいかがだったでしょうか。

来週は、後編として中2日めの市内~淡水~八里~市内編をお送り致します。

ずいぶんと沢山の方々が撮影に協力してくれましたが、ここでの掲載可能な枚数には限りがあるので、相当悩んでのセレクションです。乞うご期待!!

テーマ:旅行の写真 - ジャンル:写真

  1. 2013/07/21(日) 20:03:29|
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袖触れ合うも他生の縁~成田祇園祭'13ツアー~

さて、今回のアップは成田から先の某所からのレポートからだとばかり期待されていた方々には大変申し訳ありませんでしたが、飛行機に乗る前週に出掛けた「成田祇園祭2013」からのご紹介です。
いやはや、今回は前の晩、金曜夜9時に完成した徳国製トリプレット"Kino-Hyper50mmf3"の試運転も兼ねての成田入りだったのです。
11枚目を除く全カット、予備役である筈のR-D1sが未だ第一線級のスナップマシンであることを図らずも証明することにもなってしまいました。11枚目のみ、伴走機のX-Pro1、工房製アダプタの確性試験を兼ねてのKonica Hexanon35mmf2.8での撮影です。

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まず一枚目のカットは京成成田駅から降りて、期待に胸躍らせ、新勝寺への参道を歩いて行ったら、歩道に腰掛けた年端もいかぬ極小姐が、上目使いでこっち睥睨しながらかき氷なんか賞味していたので、傍らの親御さんに「旨そうに食べてますね、一枚撮らせて下さいな♪」と声掛けたら「あら、良かったわね、撮ってくれるんだって!! カメラの方ちゃんと向きなさい!!」とか親御さんが指導賜り、「ん!? うっせーな、食ってんだろが!?」てなこと言いたげに多少不機嫌モードで撮影に応じてくれた画です。
さすが、第二次大戦前の映画用のトリプレット、中心部はカミソリの如くシャープですが、周りのアウトフォーカス部はぐでんぐでんに流れまくってます。

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二枚目のカットは同じく参道を歩き進んで行くと、泣いていた極小姐を腕の中であやしていた、元イケメン風パパさんが居たので、モノは試しとばかりに一枚撮らしてね、と声掛けてみたら、え、撮ってくれるんですか、嬉しいなぁ♪てなカンジで快く撮影に応じて頂いたもの。
図らずも半逆光に近い条件での撮影になりましたが、このレンズ実は大久保の名人のところで、研磨+再コートの加工を受け、更に深川で内部の反射防止対策していたのでフード無しでもここまでの性能を発揮出来るのです。
幼子も柔肌とまだ乾ききらない涙を極めて精緻に描写していると思いました。

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三枚目のカットですが、参道を更に進んで行くと、昔ながらのよろず屋さんみたいなお店の店先で、チャイナ服に身を包んでニコニコ笑いながら店番していた、タレパンダの化身みたいな小々姐が居たので、店先から声掛けて撮らせて貰ったもの。
ここでも画面センターの小々姐の愛くるしい表情や張りのある若々しい肌は余すところなくシャープカツリアルに描写しきっていますが、背景の小物類はぐるんぐるんの凄まじい流れようで、これがトリプレットの味付けなのか?と唸ってしまいました。

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四枚目のカットは参道を手を繋いで歩いてくる祭装束の健気な小々姐4人組が居たので、すかさずキャッチし、並んで撮らせて貰ったもの。
このカットもかなりのピーカンでしたが、ノーフードでも見苦しいフレアやゴーストは殆ど発生せず、ただ、画面両端で若干被写界深度から外れた小々姐のご尊顔がやや甘い結像になっているのが認められます。

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五枚目のカットですが、参道を徘徊しながら次なるターゲットを探していたら、カメラを二台も下げ、キョロキョロしている大の大人がよほど珍しかったのか、剃髪した入門したての小僧さんみたいな向かって左の童子と目が合ったら、キャッキャと歓声をあげ、こっちに手を振ってくれています。
よほど写真が撮って欲しかったのか、言葉がかろうじて通じる、右側の小々姐に一枚撮らせてね♪とか声掛けてみたら、ハィこの通り、嬉しさ一杯、晴れの日モードの写真の一丁上がり!となった次第です。

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六枚目のカットは幼い兄弟と少しお話ししてから新勝寺方面に下って行く途中、やはり、撮って下さいとばかり、お揃いの浴衣で晴れがましく歩いてくる女子中学生3人組が居たので、これもラッキィ☆とばかりに声掛けて、往来のど真ん中で撮らせて貰ったもの。
しかし、面白いのは、小生がこうやって即興撮影会をやろうとすると、これ見よがしのカメラ爺とか婆ぢゃない、普通のコンパデジなんか持った若い人々がお裾分けとばかりに周りでモデルさん?たちを撮り出すのですね。
そこそこのギャラリーに囲まれて、この健気な小々姐達も照れながら嬉しそうでした。
一番左側の小々姐の白い浴衣の生地には午後の太陽が燦々と降り注いでいましたが、極僅かに上品なフレアのヴェールがかかったのは嬉しい誤算でした。

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七枚目のカットは参道の石のベンチで家族でかき氷なんか賞味していたので、旨そうですね♪ いたいけなお嬢さんの食べてるところ一枚撮らせて下さいと、声掛けて撮らせて貰ったもの。
さすが撮られなれているのか、年端もいかぬ極小姐とは思えぬ堂々とした表情で、後からこのカット見ても、童子らしからぬ落ち着き払った表情に何度も笑ってしまいました。
しかし、この稀代のトリプレット、開放値がf3と暗いこともあってか、画面中央付近で合焦したエリアのシャープさ、リアルさは素晴らしいものがあります。

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八枚目のカットは、かき氷極小姐一家の寛ぐ、道の反対側辺りでこれまた祭り装束が決まっていた親子連れが居たので、撮影を申し入れたのですが、何と無情なことにヤンママは、え~アタシ恥ずかしい!この娘はまだそんな年頃ぢゃないから、ご自由にどーぞ♪とかあっけらかんとしたもので、それぢゃお言葉に甘えて!と撮らせて貰ったもの。
親に見離された形になってしまった?この健気な極小姐は、ポーズに困った風もなく、こっちを向いて多少照れた様子で撮らせてくれましたが、産毛に一本一本までリアルに描写していますが、背後のお面はぐるんぐるん状態で大変なことになっています。

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九枚目のカットは本堂まで上がってから、特段、イベントも無かったようなので、また下の参道まで降りて、人だかりのする方向へ歩いて行ったら、お☆居ました、居ました、昨年、本堂の境内、三重塔下辺りで個人撮影会?に応じてくれた成田屈指の美形小姐が!!ということで永の無沙汰を詫び一枚撮らせて貰ったもの。
が、現実とは無情なもので、何十人かに撮られていたらしく、はぁ、そんなことも有りましたっけ?とかかなりドライなお言葉で少しがっくし、ときてしまいました。
でも、来年こ来てくれたら、たぶん覚えてますから宜しくお願いしますね♪とかフォーローの鮮やかさは大したものでした。

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十枚目のカットはぢゃ、そろそろ駅方面に戻っぺか、と歩き出してすぐ、編みヘア系のちょっとおっかなげな小姐2人組が大声で気分良さげに大声で談笑しながら歩いて来たので、「あいや、暫し待たれよ!」とか勧進帳ばりに声掛けたら、え、マヂ、歌舞伎のセリフっぽくね♪とか馬鹿受けしたので、そのままのノリで一枚撮らせて貰ったもの。
ここでも、合焦位置のシャープさと背景のぐずぐず感が相俟って、独特の立体的描写を演出していますが、こんなピーカンの下でこれだけの活躍をしてくれるのは、やはり元の性能の高さ故でしょう。
しかし・・・この撮影の後、では拙者、先を急ぐ故、これにて御免!とかバイバイしようとしたら、「ちょっとお侍の兄さ~ん!!」と二人して呼び止めるぢゃないですか?
何かと思えば、仲間内の集合写真撮るからシャッター押してよ、あと兄さんの高そうなカメラでうちらの仲間も一緒に撮ってよ♪とか即席ふれ合い広場と化してしまったのです。

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十一枚目のカットは大きなスポーツバッグみたいなものを体の前面に提げて歩いてくる不可思議な小姐二人組が居たので、「卒璽ながら、レッドブルのキャンペーンガールがたとお見受け申すが・・・」と声を掛けたら、あら嬉しい、ここまで誰も気付いてくれなかったし、声も掛けてくれなかったんです、とか満更でもないご様子だったので、それでは拙ブログでの宣伝も兼ねて、いざ一枚参ろう♪とか適当に撮らせて貰ったもの。
しかし、またしてもの路上撮影会で周りに人だかりも出来、これに気を良くした向かって左の小姐からレッドブルのエナジードリンクとノベルティグッズなんか貰ってしまい、なんかとても嬉しいキブンになってしまいました。
今回のアップではカットのみ、Konica Hexanon35mmf2.8をアダプタ経由のX-Pro1での撮影ですが、やはりモダンなレンズは発色、シャープネス、そして画面の均質性、背景のボケ具合いといい実に上質です。が、反対に云えば、若干没個性と言えなくもないです。

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十二枚目にカットは話しは前後しますが、本堂に登る途上に放生池という、生き物を話して功徳を積むという宗教施設が有るのですが、帰りに金色の鰻の見物をしていた一家が居て、そのお揃い浴衣のいたいけな姉妹が愛くるしかったので、親御さんにお願いして一枚撮らせて戴いたもの。
左右の背景はやはり流れていますが、それでも中央部被写体のシャープさ、コントラストの高さ、発色のバランスでリアリティに優れたオールドレンズと言う評価はあながち誇張でもないのでは、と思いました。

今回の感想は、このところ毎年、成田祇園祭に出かけていますが、年を追うごとに、皆さん撮影に協力的になって戴いている感ひしひしで、来年もますます楽しみです。

さて、次回は美しい麗しの島、南海の楽園"フォルモサ"からのレポート二週連続一挙公開と参ります、乞うご期待!!
  1. 2013/07/16(火) 00:33:06|
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初夏開運☆深大寺蕎麦喰い隊'13

さて今宵のご紹介は先週の予告通り、6月末にぷらっと出かけた深大寺蕎麦蕎麦喰い隊のイベントからのアップとなります。
今回の機材は1~4枚目までは前回の浅草ロケで驚異の高性能ぶりを発揮し、今後、中古市場での払底も懸念される絶滅危惧種"Carenar55mmf1.7 by Petri"なのですが、5枚目からラストまでは、1960年代終わりの国産57mmf1.2を深川でMマウントアダプタを作成し、先のPetri製レンズ同様X-Pro1で絞りAE優先での開放撮影したものなのです。
追々本編でレンズの氏素性共々ご紹介しますから、今暫しお待ち下さい。
では早速実写結果を追って見て参りましょう。

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まず一枚目のカットは深大寺山門から、ターゲットのお蕎麦屋さんに隊員と移動する際、不運にも工房主の眼に留まってしまったいたいけな駄菓子小々姐の麩菓子一気喰いの図です。
この日は天気も良く、ご両親もキブンが宜しかったのか、撮影を申し出たら、なんとこの実の娘さんである小々姐に「ほら、写真撮ってくれるってんだから、ポーズ決めろよ!!」とか素晴らしい協力体制ぶりです。
この健気な小々姐も思い切りが良いというかノリが良いというか、一発目のカットで親御さんから、ちゃんとカメラ見なきゃダメぢゃないか!とかダメ出しされたこともあり、ニカット目はこの鬼気迫る勢いでの麩一気喰いです。
やはり、カリカリではないものの、見た目に忠実に描写するPETRIの忘れ形見は、こういうシーンでは本当に頼もしい相棒だと思います。

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二枚目のカットは食事後、腹ごなしと、茶店の美小姐店員さんに逢う前のココロの準備体操も兼ね、隊員各位も引き連れ、何と入場料を500円も徴収するという都立神代植物園に入り、リアル花々と概念的な比喩の上での花々の両方を撮るため、徘徊している際、芝生大広場の入口付近で見つけた白い可憐なリアル花を撮ったもの。
最短距離での純白の花は勿論、クリアかつリアルに描写されていますが、その背景は各種収差が入り乱れた、えもいわれぬぼわっとしたボケと化しています。
こういうシーンは近距離での爆発的収差が魅力的?なProminar50mmf2と一騎打ちさせてみれば面白かった!と後から悔しがることしきり。

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三枚目のカットは芝生でほぼ名物となりつつある「親子シャボン玉アワー」をまた見知らぬ家族が楽しんでいたので、その家長殿にかくかくしかじかでござるから、しゃぼん玉といたいけな童子の図で撮らせてよ♪と頼み込み、しからば!とのことで何枚か撮らせて戴いたうちの一枚。ホントは小々姐の斜め前から、可愛いご尊顔がばっちり写ったカットも有って、親御さんからは掲載許可も貰っていますが、秘すれば花という言葉も有り、概念的な花は想像力を働かせた方が数倍美しくなることも有り得べしなのでこのカットを採用した次第。
背景は若干ざわついていますが、身の回りのシャボン玉が被写体からの位置により色々な描写になっていて面白いと思いました。

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四枚目のカットは蕎麦喰い隊にゲストとして参加された日本写真会の長老Kさまからのご依頼により、木陰で休息を取るいたいけな双子ちゃんを陽光燦々たる芝生上に駆り出し、将来のことも考えたのか、色々と難しい注文をつけて、表情を引き出しながら撮っている姿を横から借景したもの。
このカット、若干フレアがかって見えますが、それでも、ノーフードでの開放でピーカンの芝生の上のカットですからねぇ・・・
個人的には、この幼子達のまとう微かなヴェールの如きフレアが柔らかさを演出して、このレンズやるなぁ☆と思ったくらいです。
余談ながら・・・Kさまと工房主らが、このいたいけな双子ちゃんをワーワー云いながら取り囲んで撮っていたのを、もう一組の中学生から小学生くらいの姉妹がじっと見ながら羨ましそうな表情を浮かべていたのが印象的でした。
声掛けようかとも思いましたが、ヲヤヂさんが、あまりのコワモテだったので腰が引けちゃったのです(苦笑)

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五枚目のカットは神代植物園から、そろそろお茶しながら茶店のキレイどころさ見っぺか?というノリで隊員各位と深大寺境内を撮りながら移動している時に、池を眺めて思い詰めた表情の極小姐のいたいけなお姿が眼に留まったので、傍らの親御さんに話しをつけて撮らせて貰ったもの。
ここから、某57mmf1.2のモンスターレンズの登場です。
これで正真正銘の開放撮影なのです。斜め横からの入射光によるクレセント状フレアを避けるため、浅いフードこそかましてますが、基本は、来着後、マウント修理と前後の玉をクリーニングしたままでのこの実力です。
実は台湾で国産最強の標準、計測性能ベースではノクチ50mmf1.2の225万番台のものをも凌駕するのでは、との下馬評も名高いCanon N-FD50mmf1.2Lをアダプタ経由X-Pro1で撮影していますが、輪郭のシャープさ、コントラストの高さ、発色のバランス良さ、どれをとっても日中のスナップではこのモンスターどころか、曽祖父格のFL58mmf1.2にも敵わないくらいでした。

シャープネス、発色バランス、立体感・・・全てにおいて、真の国産のノクチキラーではないかと感心してしまいました。

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六枚目のカットはおなじみ「八起」の超絶美茶店小姐です。
もう云うことないですね、元々の美しさにかて加え、表情の作り方等々、ご自分の魅せ方を120%判っていらっしゃる☆
こんな至近距離でも心優しいモンスターレンズは「美しい人はより美しく」その魅力を余すところ無く描写しています。てか、このフレーズ、ライバル会社のぢゃないですか!?

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七枚目のカットはここも定点観測ポイントと化しつつある、「八起」さんの庭先の蹲の図です。
お店でお茶とお菓子をご馳走になり、この美小姐店員さんを思い思いに撮らせて戴いて、深大寺城址公園に向かう道すがら撮ったものです。
夕陽が似合う情景こと深大寺城址はまだ15時半では午後の陽光が燦々と輝いている時刻ですが、ここ深大寺茶店街は木立の中ということもあり、この時間から、補助光源としてタングステンライトで庭先を照らしているのです。
ピンは画面向かって左側の石のふち、ここと同一焦点面のみシャープに描かれ、それ以外はややクセのあるボケと化しています。

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八枚目のカットは深大寺城址での撮影を一通り終え、次いで下の水棲植物園での撮影を行おうと隊員各位と移動し、赤紫の微細な花の向こうに見えるあずまやがどのように後ボケと化すかを知るために撮ったものです。
その結果は百聞は一見にしかず、新しい設計である筈のAi-Nikkor50mmf1.2やら、Cosinon55mmf1.2の開放での軟調の描写は何なのだろう!?と思わず首を傾げてしまいたくなるほどでした。
背景のボケは若干芯が認められはしますが、まぁ、鑑賞上煩いというほどでもないように個人的には思いました。

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九枚目のカットですが、そろそろ解散の時刻も近づいて来たため、もう一箇所くらい撮ってからお開きにすっぺ♪との声に応えるかたちで、閉館間際の水車資料館に赴いて撮ったものです。
ここでも、被写体ブレを考慮し、はなから水車は画面構成の小道具として使うこととし、むしろその補色であり、且つ秋の主役なるも初夏は所在が頼りなさげなまだ青々としたもみじの葉をモチーフとして撮影しました。
ここでも、稀代の大口径モンスターレンズは最後の一発をバシッと決めてくれました。
背景の茅葺屋根のハイライト部に垣間見られる口径食の痕跡が巨大なレンズでのスナップを表すくらいのクリアでリアルな描写だと思いました。

今回の感想としては、やっぱり、シーズンオフでも撮影スポットの財源は定期的に訪れて、定点観測しなきゃならんなぁ・・・ってこと。

しかし、この万能に近いモンスターレンズ、海外ロケまで連れ出すか?と問われたら、色々と厄介なことがありそうで考えてしまいそうです。

来週は、恒例、日本の夏祭りシリーズ第一弾"成田祇園祭2013"から、傑作選をお届けします。乞うご期待!!

テーマ:街の風景 - ジャンル:写真

  1. 2013/07/07(日) 23:37:31|
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charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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