さて、今宵のご紹介は予告通り、先々週末にキャラバン組んで出掛けた、甲府信玄公祭り2014からのレポートをお送り致します。
お祭りは毎年恒例の三日間の開催で、金曜から日曜の午後まで、駅前城跡を中心にかなり賑やかに行われます。
昨年、工房主単独行でなかなか楽しいヨ♪と喧伝した成果もあって、今回は日本写真界の重鎮、日本カメ博のI運営委員を含め、日曜の朝段階では5人が撮影に参加したという一大行事となった次第です。
旅程的には、駅前の木賃宿を押さえ、高輪の巨匠、相州の若き鬼才と三人で昼間に鬼のように撮りまくり、日暮れ後は、かねてより目をつけていた、若き日の太宰治も通ったという天然温泉付き銭湯へ出かけ、すっきりほっこりとしたキブンで運営委員殿をお迎えしたという次第。
で、翌朝、東京というか茨城近在からの合流組を加え、いわゆる「子供(落)武者行列」を狙って駅前城跡で撮りまくり、16時のバスで内藤新宿のバスステーションに帰還した、という流れです。
今回の機材は、1枚目から5枚目、7~9枚目がEOS50DにVarioElmar21-35mmf3.5-4ASPH.、6、8枚目がX-Pro1にFastax-Raptar50mmf2mod.M、10~15枚目は同じくX-Pro1にBaltar25mmf2.3mod.Mです。全コマ開放による絞り優先AE撮影です。
では、二日間の行動を追いながら実写結果を逐次見て参りましょう。

まず一枚目のカットですが、バスを降りてそうそう、まずは腹が減っては戦は出来ぬ♪ばかりに駅前の名物料理屋に一同しけ込み、腹ごしらえしてから、メイン会場である「喜劇駅前城跡」の異名を持つ?甲府城跡に足を運び、そこで都内では下火になりつつあった、桜の花がまだ盛大に咲き誇っていたので、それを荘厳な城壁の石組みとツーショットで撮ってみたもの。

二枚目のカットですが、一同、集合時間決めて散開後、その桜の木下でスマホンでう~ん、上手く撮れないよぉ・・・ヘン顔ぢゃんとかかなり姦しく自撮り、友撮に果敢にアタックしていた、いたいけで美形な小姐二人組が目に留まったので、良かったら、ヲヂサンが撮って上げよう、カメヲタに見えるけど、腕に覚えありだよん♪とか撮って上げた代わりにモデルさんになって貰ったもの。

三枚目のカットですが、昨年同様、シングルアゲインであちこちを徘徊していたら、晴れ渡り、涼やかな風の吹き渡るお堀端に腰掛け、紙製兜で心ばかりのコスプレを楽しむ極小姐が居たので、横のオモニに「ゆるキャラ兜、なかなか決まってますなぁ、可愛いぢゃないですか、是非に一枚撮らして♪」と頼んで一枚撮らせて貰ったもの。

四枚目のカットですが、お堀から南に伸びる道が、この日はまさに露店天国と化して、その一番外れ近くに大仰な出店を構えていた澤田某氏の大衆旅行斡旋会社の店先で、お祭りスタッフの小姐がお仕事もそっちのけ、Line登録すれば、スピードクジで景品当たるというので、一部始終見ていて、無事景品ゲッチュしたところを、ハィハィここからPRタイムだよ~とか適当に勧誘してモデルさんになって貰ったもの。

五枚目のカットですが、また城跡内に戻り、昨年はいたいけなJK(女子高生)がJK(自主活動)として、観光客やら、健気な少年少女剣士達がどつき合いから帰ってきたところを優しくお茶でもてなしてたのですが、そこに行く途中にやたら目が合うアガシ二名が石の橋際にもたれて居たので、おもむろに近寄り、おーし、ぢゃ、見返り美人AB、一丁撮ろうぢゃまいか、とか適当に声掛けて撮ったもの。

六枚目のカットですが、さて、アフタヌーンテーさ行くべいか♪ってことで西の通用門?から城郭をまさに出んとする時、結構、ステージママ系オーラを漂わせるオモニが「ほら、取っておきのポーズ決めなきゃ」とか門扉辺りで撮影に熱が入ってたんで、ぢゃ、拙者にも一枚お裾分けお願いね♪とかオモニに頼んだら、指示したオモニが驚くこのキメポーズとなった次第。

七枚目のカットですが、仲間でお茶しばいてから、また日暮れまで城跡公園でスナップ撮りませう♪ということで散開し、南側のイベント広場を徘徊していたら、踊りの出番が終わって屯所へ戻る途中のいたいけな小姐二名に遭遇したので、せっかくお会いしたのも何かのご縁だから、一枚撮らしてね♪と声掛けて戴いたもの。

八枚目のカットですが、そろそろ集合場所へ戻ろうかいな、とか思いながらもモデルさん物色して歩いていたら、何と、小野小町の都落ちか、義経に付き従う白拍子かという装束の小姐2名が上から降りて来たので、ダッシュで駆け寄ってみれば、異国のお客人、タイ人かと見当つけて、タイ語で写真撮らせてね、とか笑ってねとかお願いして、お礼を述べて去ろうしたら、どう致しまして、ワタシタチミャンマーから来ました、てな拍子抜けエピソードの有る一枚。

九枚目のカットですが、前売り入場券がないと夕方は城跡に入れて貰えない!という余りにも非情な仕打ちに打ちひしがれ、仲間内で回りを並べたら、駅の南側の業務用駐車場みたいなところに騎馬軍団が集結し、18時からの出陣に備えていたので、タダということもあり、その中で相対的に美形と思われる小姐武者を一枚戴いたもの。

十枚目のカットですが、翌日曜日、木賃宿を10時に出ようね☆という話だったのですが、この日はちと早く目覚めたことも有り、前日、温泉に行くので、カメラはホテルに置いたままにしたリベンヂ戦をすべく、9時半前にひとり、「新天街」なる遊郭跡?までてくてく歩いて撮りに行った一枚。

十一枚目のカットですが、メンバー揃い、10時に宿を出て、即、城跡に向かい、子供(落)武者行列に向けて、心の準備を行っているいたいけな童子達を追い求め、去年同様、たまたま顔見知りのオモニが居たため、またしても薙刀少女隊にポーズ取って貰い、気迫に満ちたお姿を撮ったもの。

十二枚目のカットですが、二日目もまた一旦散開し、思い思いの画を撮ることとし、昨日、結構、安定したカットが撮れたので、お堀端を徘徊していたら、横顔も凛々しい小姐武者がむしゃむしゃとおにぎりなんか食べてたので、素敵な横顔一枚撮らして♪ということでモデルに応じて貰ったもの。個人的には今回のベストショットではないかと。

十三枚目のカットですが、お茶をして休む組、ひたすら城跡内でスナップの鬼と化す組、そして、工房主と朝駆けつけてくれた仲間とは、もう観光見物でもしながら、緩~く撮りませう♪ってことで跨線橋を渡り、駅北側に出て、その界隈を撮ったもので、これは明治時代の商店街?ってことでした。なんかミニチュアみたいに写ってしまいました。

十四枚目のカットですが、駅隣接?の観光商店街とカモフラーヂュ模様のガスタンクの敷地を隔てる壁がなかなか高く、立派な佇まいだったので、ちょいアングル工夫してみた一枚。

十五枚目のカットですが、その駅隣接商店街に川越ほどではないにせよ、明治時代の時の鐘楼を復刻した建物があり、春の青空をバックに下から眺めたら、なかなかの風情だったので一枚撮ってみたもの。
さて、今回の感想は、甲府信玄公祭り、一人で行っても面白いが、同行者が居ればもっと楽しい、なんせ、柄にもなく、夜の温泉のぬるい湯船で熱い写真芸術論を闘わせたりもしましたし。
次回はGWの海外遠征で一週お休み、さて、5月第一回の更新は今まで行ったことのない世界がお披露目出来る筈です。
乞うご期待!!
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- 2014/04/20(日) 19:43:19|
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さて、今宵のご紹介は、香港・マカオから帰国したまさにその次の週末、有り余る体力にモノ言わせ乗り込んだ、恒例の古河桃祭り2014です。
古河は都心から1時間半弱で来られる割には、なかなか鄙びた牧歌的な街で、人々も大らかで、親切という印象を持っています。
そんな都会的田舎、古河の一大イベント、毎年、春の極短いシーズンのみ、古河公方館跡の公園で繰り広げられる桃祭り、今年はどんな出会いが有るのでしょうか?工房主の行動に沿って見て参りましょう。
カメラとレンズは11枚目を除き全てEOS50D+Leitz Vario-Elmar21-35mmf3.5-4ASPH、11枚目のみR-D1s+Fastax Raptar50mmf2、全コマ開放による絞り優先AE撮影です。

まず一枚目のカットですが、駅からのシャトルバスを降り、会場に足を踏み入れると、目の前のステージの更に先の屋台広場で、いたいけな踊り子極小姐達が、いかせんみたいなものをオモニに買って貰うところを目ざとく見つけたので、ダッシュで近寄り、親御さんにお願いして一枚撮らせて貰ったもの。

二枚目のカットですが、古河桃祭り名物の熱気球体験搭乗コーナー付近、それを羨ましげに眺める爺ちゃんと、いたいけなお孫さんの図です。

三枚目のカットですが、これも毎年恒例という、人力車とミス桃娘の取り合わせ、たまたま会場に入ってすぐ、力車屯所に赴いたら、これから出ますので、追っかけるか、先回りして撮ればどーでしょう?と云う観光協会スタッフのノー天気なアドバイスを真に受け、かなりのハイペースで走る人力車を横を並走し、声掛けながら撮った一枚。

四枚目のカットですが、この公方館跡の総合公園には、かなりの童子達向けの遊び場が設けてあり、そのひとつである、人力井戸の前で、水汲む小々姐達に声掛けたら、横のオモニ達から、ほら撮ってくれるってんだから、笑顔で水汲みなさいよ!とかハッパかけられて、気合い入る小々姐達のお姿を一枚撮ったもの

五枚目のカットですが、人力井戸近くの人工小川で、お孫さんを冷たいせせらぎの中で歩かせながら手を引く、悠々自適風の爺サマの姿が目に留まったので、お孫さんと一緒のところを一枚撮らせてね♪とお願いして撮ったもの。

六枚目のカットですが、藤の樹なんかも有る遊具エリアを色々眺めたり撮ったりしながら歩いていたら、藤の枝に捉って奇声を上げて手を振り、おらさ撮ってけろ!と全身のゼスチャでモデル志願してきた健気な童子を一枚撮ってみたもの。

七枚目のカットですが、この公園内で一番の高所、富士を模したと思われる比較的大きな築山の斜面を元気良く雄叫び上げながら駆け下りてくる、いたいけな童子達の溌溂とした姿を捉えてみたもの。

八枚目のカットですが、会場本部テントのすぐ横手で、大道芸のお兄さんがパフォーマンスなんかやってて、工房主がその口上に釣られてやって来た時にはすでに横に囚われ、ワケも判らないまま即席アシスタントにされていた哀れな極小姐と、したり顔の大道芸人の姿を撮ってみたもの。

九枚目のカットですが、せっかくの梅祭りなのに、主役の写真が無いのもまた本末転倒主従逆転の極みと思い、公園の人工的農村風景をバックに可憐な桃の花を撮ってみたもの。

十枚目のカットですが、そろそろ陽も傾いて来たので帰り支度しませうか、ということで、会場内広場の特設ステージ付近までやって来たら、どうやら、ベンチヲーマーにされてしまったと思しき極小姐2名が並んで、自分達の社中を羨ましげに観てる姿が愛くるしかったので後ろから一枚戴いたもの。

十一枚目のカットですが、会場内で仲良さそうに肩車なんかして、楽しくお話しなんかしながらにこやかに歩いてくる若いお父さんとその極小姐のお姿が目に留まったので、卒爾ながら!と声掛けて、即席モデルさんになって貰ったもの。

十二枚目のカットですが、何故か、また昨年のミス桃娘の方に会場でばったりと遭遇、去年も人力車を追っ掛けたけど、今年も全力疾走で追い縋りましたわ、とか話したら思い出してくれ、ハイ、ポーズ!ってことでまたしてもモデルさんになって貰った一枚。
今回の感想としては、やっぱり、古河の桃祭りは規模はそれほど大きくないし、イベントもそんなに目白押しってことでもないですが、みんな気持ち良く撮影に応じてくれて、スナップ愛好者冥利に尽きるイベントです・・・しかも会場入り前には安くて旨い鰻重定食も戴いたし・・・また来年もお邪魔しま~す♪
でも、なんかヘンだぞ、春の日本三大祭りって、古河入ってたかなぁ・・・ヤマザキ春のパン祭り、花王ヘアケア祭り、う~ん、なんか違和感が(爆)
とつまらん冗談はさておき、次回も出張イベント、これも恒例、甲府信玄公祭り2014からハイライト編をお送り致します。乞うご期待。
テーマ:祭り/イベント - ジャンル:写真
- 2014/04/13(日) 21:00:00|
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さて、今宵のご紹介は、香港・マカオツアーの三日目、四日目からお送り致します。
三日目も二日目同様、朝、香港北角の宿を出て、MTRで上環まで向かい、そこからジェットフォイルに乗って、マカオへ出勤です。
何故二日間もマカオに出勤したかと言えば、前回ふらっと見つけたカンジの良い路地が前日の探索では見つけることが出来なかったからです。
そして、帰国の朝、遂に溢れ出る写欲を抑えがたく、朝練よろしく早起きしてホテル周辺をスナップしたカットもアップしました。
では、その行動に沿って実写結果見て参りましょう。
機材は1~10枚目までX-Pro1にFMAO Baltar40mmf2.3開放での絞り優先AE、11枚目、12枚目がX-Pro1にPorst50mmf1.2開放での絞り優先AE、13~15枚目がX-Pro1にElmarit28mmf2.8開放での絞り優先AEでの撮影です。

まず一枚目のカットですが、前日に引き続き、探索スタート地点のセナド広場から東側の建物の間の緩い坂道を撮ってみたもの。

二枚目のカットですが、セナド広場奥からセントポール天主堂跡方面に向かう西側の道入口付近の賑わいを特徴有る南欧風の黄色い家を主題として撮ってみたもの。

三枚目のカットですが、セントポール天主堂跡の手前から観光ルートを逸れ、前日の探索ルートと前回のおぼろげな記憶を繋ぎ合わせながら、徘徊している途中に前日の印象的な石畳の坂道の下に出たので、またしても人が通るのを待って一枚撮ってみたもの。

四枚目のカットですが、坂道の前を通り過ぎる、異国の美女ご一行3名様を見かけたので、ダッシュで追い駆け、出演交渉してモデルさんになって貰ったもの。Thank you very much for your kind cooperation at that time. Why don't you contact me via e-mail? I will send you this picture datum just for your good memory of your trip in Macau.

五枚目のカットですが、馴染み?の坂道の前を通り過ぎ、記憶と勘を頼りに生活道路をひたすら西方向に向かい、その途中でムク犬が店頭でヘタって、優しく見守る極小姐が居たので一枚撮らせて貰ったもの。

六枚目のカットですが、二日がかりでやっと探し当てた前回の路地を前にして、感涙に咽びながら撮った一枚。

七牧目のカットですが、異国情緒溢るる旧市街のしかも観光ルートから外れた路地に残る石塀上の中国語、ポルトガル語併記のタイル標識の佇まいを撮ってみたもの。

八枚目のカットですが、お目当ての路地を見つけ心行くまで撮ってから、近傍を散策し、なかなか風情に溢れた鉄扉の有る路地裏の様子を一枚撮ってみたもの。

九枚目のカットですが、路地から多少広い裏通りの生活道路に抜ける道すがら、崩れかけた石積の壁に可憐な小さい野草が花咲かせていたので一枚撮ってみたもの。

十枚目のカットですが、神経を研ぎ澄ませて裏通りを徘徊していたら、どこからか安里屋ユンタの中国語歌詞が聞こえてきたので、その音を頼りに入り込んだ路地裏の佇まいを一枚撮ってみたもの。

十一枚目のカットですが、二日目の路地裏探訪も無事終え、この日はタクシーで帰ろう♪とばかり、基点のセナド広場に戻ったら、中央付近で異様な鋭い目線で辺りを睥睨しているコート姿の化粧の濃い白人女性に声を掛けたら、ポルトガルから来た本職モデルさんだと言うことで無料撮影会をプレゼントしてくれたもの。

十二枚目のカットですが、マカオのフェリーターミナルから九龍半島地区へ戻り、すっかり日の暮れたネイサンロードなどをそぞろ歩きしながら、行き交うダブルデッカーバスに映る街の灯を一枚撮ってみたもの。

十三枚目のカットですが、前日に引き続き、香港島の夜景が一番良く見える、いつも大入り満員の渡船場隣の展望デッキで100万㌦の夜景を前に愛を囁き合う白人カップルの熱い後姿を一枚戴いたもの。

十四枚目のカットですが、翌日の朝、夕方のフライトだったので丸々午前中はフリータイムのため、毎朝、マカオへの出勤時に後ろ髪挽かれる思いで切り捨てていた、北角エリアの活気に溢れた様子を表すべく、市場の軒先をかすめ走り抜けるトラムと並んで歩くいたいけな小姐を入れ撮ってみたもの。

十五枚目のカットですが、同じく朝の北角エリア路上マーケット界隈を歩く人々とアジア的な高層アパートの雑多な佇まいを一枚に収めてみたもの。
今回の感想としては、頼んでおいたフォトCD-R7本分がなかなか上手くいかず、結局、X-Pro1での画像によるご紹介となってしまいましたが、これはこれで、溢れる色彩がアジア的なカオスを少しでも表現出来たのではないかとも思った次第。
さて、次回は二週遅れでもう散ってしまっているかも知れませんが、毎年恒例行事と化した、古河桃祭からのカットをお送り致します、乞うご期待!!
テーマ:街の風景 - ジャンル:写真
- 2014/04/07(月) 00:00:48|
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