深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A tiny optics with extraordinary performance was excavated and restored~Cooke Kinic1 1/2"f3.5 mod.M~ 

さて、今宵のご紹介は先週の予告通り、久々の工房作品いきます。
このレンズは英国はRank Tayrer Hobbson製のCooke Kinic1 1/2と云い、戦前は1920年代の作と考えられる黒いエナメルと鏡面仕上げにローレットも美しい人差し指の第一関節くらいのノーコート、トリプレットのレンズヘッドです。
このレンズ、元々は4~5年前に、電子湾で兄貴格の2"を買い求め、その素晴らしい写りの気を良くして、同じ売主から第二弾として買い求めたのですが、安くしておくね♪という売主の甘言に乗せられ、ポチっとやってみれば、届いたレンズはカルピスを味のする限界くらいまで薄めた程度の白濁の上、不格好なDマウントの長い袴を佩いていて、これがどうにもこうにも分解も清掃も出来ないときたので、暫し諦めることとし、防湿庫の片隅に放って置かれたまま、半ば忘れ去られていたのです。
ところが、先の甲府信玄公祭りにて、その筋の専門家である同行者の方から、たまたまお使い戴いた、兄貴格の2"の方を望外のお褒めに与ったので気を良くして何とか使えるようにしようと思い、居間兼寝室兼書斎の机の上に置いておいたら、或る日、酒飲んで帰って来たら、閃くものがあり、道具を適当に見繕ってちゃちゃちゃ♪と分解し、あっという間に3枚しかないエレメントは占い師の水晶玉並みにきれいに透き通った状態になったのでありました。
残るは、不必要にメカニカルバックを伸ばし、しかも出穴が小さいことからAPS-Cサイズですらビネッティングの起こりそうな、有害無益なDマウントネジの袴ですが、こいつは、治具を工夫し、旋盤で切り落とし、絞りリング、そして後玉の位置を計算した部位に新たに0.5ミリピッチのネジを切って、新たなヘリコに装着できるようにした次第。
そして、昨日、久々の工作デーと決め、ヘリコ&マウントアッセンブリの中軸にネジを切って、この可愛らしいレンズヘッドを固定し、第二期工事として距離計連動も可能なようにカムも無限合わせて、内面反射防止加工して第一期工事を完了、今日の午後に世界各国からの観光客で賑わう浅草まで試写に出た次第。
では、さっそく、その実力のほどを見て参りましょう。
カメラはX-E1、全コマ開放による絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、地下鉄から上がってすぐの定点撮影スポット、雷門周辺に出るので、そこで物色していたら、中国人のカポーがアキバ帰りと思しきグッズを抱えて、スマホンで腕伸ばして二人の姿を撮っていたのですが、ちょいと間に合わなかったので、その撮影結果をレヴューしている様子を一枚頂いたもの。
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二枚目のカットですが、今日は何となく佳きチャンスに恵まれそうな予感とともにこの可愛らしい相棒と仲見世に出たのですが、雷門くぐってすぐのところで、肩車しながら散歩していた地元民のお爺と、そのお孫さんの極小姐が居たので、声かけたら、日本人から声かけられるのは珍しいねぇ・・・とか苦笑してモデルさんになって貰ったもの。
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三枚目のカットですが、お爺とお孫さんにお礼を述べて仲見世を進んで行ったら、或る店舗の店先で、黒人の混血と思しき少年と、その少年をお兄ちゃん、と呼ぶ、三つ編みも愛くるしい、いたいけな極小姐が土産物屋の店頭でハローキテー系のグッズを一心不乱に物色していたので、そーっと近寄り加減でノーファインダで撮ってみたもの。
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四枚目のカットですが、いつもの仲見世での定点撮影スポット、美人茶屋「あずま」さんの店頭で、きび団子と抹茶ドリンクを買い求めようとしている、ファンキーなカンジの黒人カポーが目に留まったので、買い終わるまで暫し待ち受け、店頭から離れるや否や、ヘイブラザー、今日は決まってるな、一枚撮らしておくれよ♪とか相当馴れ馴れしく話しかけたら、破顔してOK,OKということでノリノリモデルさんになってくれたもの。
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五枚目のカットですが、仲見世の路上でノリノリのブラザー達にお礼を述べてから別れ、宝蔵門の方向へ向き直ったら、なんと、「あずま」さんの側道を挟んだ隣の犬小道具屋さんの店頭で、いたいけな白人の極小姐が物欲しそうにショーウィンドの中のお犬さまグッズを注視しているではないですか?ということで、気配を消して背後に回り込み、必殺の一閃でその可憐な横顔を捉えてみたもの。
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六枚目のカットですが、同じく仲見世沿いで、これでもか?と小物の類いを店頭に並べ商っている土産物屋の店頭で、妙齢の白人女性がこれも一心不乱に土産物を物色していたので、人の背中に隠れながら巧みに近づき、気配を消しながら、斜め後ろに立って、通行人が途切れた一瞬を見逃さず、一閃くれたもの。
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七枚目のカットですが、色々とシャッターチャンスを物色しながら、キョロキョロと挙動不審の一歩寸前で仲見世を歩いていたら、程なく宝蔵門の前まで辿り着いてしまい、ここでもいつもの倣いで、宝蔵門或いはその周辺の記念写真を撮ろうとしている海外からの観光客に狙いを定め、お誂い向きにひとり旅と思しき、うら若き白人女性が、今頃の若い人間には珍しくコンパデヂで宝蔵門の威容を捉えようとしていたので、ヘッドホンで外界の音を遮断しているのをイイことに、至近距離まで歩み寄り、その真剣な横顔を一枚頂いたもの。
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八枚目のカットですが、宝蔵門をくぐり抜けて、浅草寺の境内に入ったら、まず一番手近な定点撮影スポットである、人力井戸に視線を走らせると、居ました居ました、マレーシアからという親子のいたいけな姉弟が一生懸命に水汲むところを、オモニとアヂュモニが向かいのベンチからペットボトル入りの緑茶なんか飲みながら、声かけて注文しながらスマホンで撮影しているという家族が居たので、声かけて混ぜて貰い、一枚撮ってみたもの。
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九枚目のカットですが、今日は、というか今日も、地下鉄出てから全戦全勝の声かけ撮影に気を良くして、境内の宝蔵門の北東にある、伊藤園だったかの緑茶を振る舞う掘立小屋みたいなアトラクション手前の桜の造花というか人工木みたいなオブヂェの前で、いかにも写真撮らせて下さいと声を掛けられるのを待ち侘びているかの如き、小姐二名が居たので、まずは日本語で、すみません、声かけたら、ハィなんでしょう?と答えてくれたので、かくかくしかじか、加工したばかりの英国製の戦前のレンズの試写してるんでモデルさんになってはいただけませんでしょうか?とお願いしたら、快諾して頂いたもの。
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十枚目のカットですが、着物の日本人小姐お二方にさっそく撮影結果をご覧戴き、えーこんなキレイに撮れるの?ぢゃ、アイポンでも撮って貰おうかな☆とかいういつもの予定調和説に繋がり、数カット撮ったら勘弁して貰い、お礼を述べて別れたら、次なる定点撮影スポットである、お神籤売り場で、難解な日本語の籤を一生懸命に解読しようと雁首揃えている白人一家が居たので、至近距離に近づき、五重塔を撮るフリして一枚頂いたもの。
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十一枚目のカットですが、今日は素通りのつもりで来ましたが、幸先の良さにお礼でもしようと思い、いちおう本堂にお参りしてから、奥山方面に降りて行ったら、さっそくのご利益だったのか判りませんが、インド人の一家がつつじの植栽に囲まれた漢字の碑文の青銅製プレートを挟んで座り、記念撮影なんかしてたので、父娘の回の時、カメラマン役のオモニに声かけて、一枚撮らして貰ったもの。
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十二枚目のカットですが、話は前後しますが、今回のこのレンズの加工の特徴は、ヘリコイド留めの位置を工夫して、なんと20cmまで接写が出来る仕様になっているので、それを試すべく、影向堂とかいうお堂の前で今を盛りにつつじが咲き誇っていたので、毎日毎日飽きもせず、スマホンで撮ってる構図に改造レンズ+APS-Cミラーレスでチャレンヂしてみたもの。
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十三枚目のカットですが、奥山から花やしき方面の出口へ抜けると、一挙に海外や国内地方都市からの観光客による賑わいは影をひそめ、まさにディープ浅草という風情の、地元民や都内からの或る程度地勢に通じた観光客以外は通らない、閑散とした通りになるのですが、結構面白い画が拾えるので、今日も歩いていたら、大型犬を囲んで世間話をする一行が居て、しかも昼から深酒したのか、比較的若い女性の連れは、伴の年配男性にもたれて眠りこけている、という非日常的な景色が撮れたもの。
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十四枚目のカットですが、奥山からウィンズ方面を抜け、六区の飲み屋街経由、再び伝法院通りに戻るルートを歩いていたら、さすが浅草、日曜の午後も遅くだったので、道に面した居酒屋はどこも満員御礼、皆さん、この世の憂さを暫し忘れるべく、楽しく飲み食い語らっていましたが、いつも気になる、赤ちょうちんならぬ「生ホッピー」の白提灯の向こうで楽しく語らうグループが居たので提灯超しに一枚撮ってみたもの。
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十五枚目のカットですが、伝法院通りから再び仲見世に戻り、帰路も撮影しながら歩いていたら、来る時は混み合っていて、とても販売員の小姐各位のご尊顔など拝めそうになかった美人茶屋「あずま」さんの店頭も客がまばらで、ちょうど頃合い良く、いたいけな幼子を抱えた若いオモニがきび団子を贖おうとしていたので、頃合いを計り一枚頂いたもの。
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今回の感想ですが、うーん、戦前の英国の光学技術恐るべし・・・一説によれば、戦前のKinicはどれも硝材、曲率といった構成まで、基本的にはデニステーラーが1893年に発明したトリプレットそのままだったといいますから、最新とは言えないまでも、銀塩に比べればはるかにシビアなデヂタル機器でこれだけの画が撮れるということは、或る意味、19世紀には光学技術は或る程度の完成を見ていたということなのでしょう。

さて、次回は海外取材準備で一週お休み、翌々週からはたぶん三週連続くらいで、大陸の画いくと思います、乞うご期待!!
  1. 2016/04/24(日) 21:12:33|
  2. Mマウント改造レンズ
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風臨華斬~甲州信玄公祭り2016~

さて、今宵は、先週末の土日とお邪魔した、甲府市で年一回開催されている「信玄公祭り」からお送り致します。
このイベントは、春の頭が痛い確定申告を終え、桜の花のシーズンともラップしますので、或る意味、毎年のお祭り巡りの口火でもあり、ここでの出来不出来が、工房主のその年のお祭り訪問撮影へのモチベーションにも関わってくるという、重要な役割を持つのです。
毎年、4月の第二日曜を含む金土日で開催されているようですが、今年は4月の土曜日の朝、新しくなった高速バスターミナルから新宿を発ち、途中の渋滞等もあり、到着は大幅に遅れ、12時もかなり回ってからの甲府駅前着となりました。

今回は土曜日は、甲府が初めてという方と一緒に回り、翌日曜日は帰りのバスまで一人で回りましたが、祭りの主催者の方々も飽きられないようにか、毎年、様々な企画に趣向を凝らし、昨年と同じ祭りにも関わらず、全く違う趣向の画が撮れ、実に関東近郊では秀逸なイベント、特に写真やる人間にはもってこいの企画ではないかと思いました。

では土日二日間の足取りを追って、実写結果を逐一見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、本の丸の下の広場で恒例のよさこい祭りのような渾身の踊りを競い合うイベントが開かれていたので、まずは、ポートレートから行ってみっぺか?ということで踊りのステージを望む観客席付近を物色していたら、ちょいとおどろおどろしい系メイクの小姐二人が早口の山梨弁で話ながら歩いて来たので、蛮勇を奮い起こし声を掛けたら、笑顔でモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Vario-Elmar21-35mmf3.5-4.5asph.による開放、絞り優先AE撮影です。

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二枚目のカットですが、同じくお祭り広場の周辺に視線を走らせ、モデルさんを物色していたら、視界の隅をカウボーイハットっぽい帽子をかぶった若い白人の兄ちゃんと、そのGFっぽい、ふくよかな小姐の二人が石垣に設けられた石段を登ろうとしていたので、あいやしばし!と声を掛け、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Vario-Elmar21-35mmf3.5-4.5asph.による開放、絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットですが、城郭の仲を同行者の方を案内しながら、一通り回ったので、毎年、山梨特産の宝石フェスティバルを開催していて、ミス宝石のちょいと派手めな小姐が快くモデルさんになってくれるジェリー会館を目指したら、時間帯のためだったのか、ミス宝石各位の代わりをいたいけなハローキテーの着ぐるみが務めており、ただ、乗ってきたバスで建物の前を通り過ぎる時、出演者各位との撮影コーナーが設けられているのを認めていたので、そこに歩いて行ったら、なんと、今年は夜のパレードでお披露目されるはずの「湖衣姫」役の小姐がその腰元各位と歓談しており、訪れる観光客と一緒に写真なんか撮ったりしていたので、、さっそく声かけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Vario-Elmar21-35mmf3.5-4.5asph.による開放、絞り優先AE撮影です。

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四枚目のカットですが、昨年は遠くから篝火に照らされた姫様をチラ見するだけだったのが、今年はほぼ一対一撮影会スタイルで至近距離で撮ることが出来たので、心ウキウキ、会場内で次なる獲物を探していたら、居ました居ました、女若武者装束の若い小姐が・・・ということで、こちらにも出演交渉の結果、笑顔でモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Vario-Elmar21-35mmf3.5-4.5asph.による開放、絞り優先AE撮影です。

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五枚目のカットですが、目に留まったきれいどころに思うがままに声を掛けて撮り放題の、韓国撮影旅行の延長戦みたいな幸先の良さにすっかり気を良くして、去年は女官役の集結場やら、馬の習熟場が在った、県庁敷地を歩いていたら、祭りの演者ではないですが、運営スタッフのパーカーを来た、いたいけな若い小姐2名がまた早口の山梨弁で何かくっちゃべりながら目の前を過ぎて行ったので、速足でインターセプト、花壇の縁に腰掛けているところまで行って、声かけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Vario-Elmar21-35mmf3.5-4.5asph.による開放、絞り優先AE撮影です。

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六枚目のカットですが、表通りを歩いてイベントを撮りながら、喉が渇き、ちょいとサボりたい気分でもあったので、同行者の方に、駅ビルのサイゼリアでちょい早いお茶休憩する旨を申し入れ、快諾を頂き、その休憩ののち、レンズを換え、ノスタルジックな元遊郭跡の「新天街」付近を撮りに行き、その足でまた駅前のメインストリートで行われている鳶衆による梯子乗りなど撮りに行って、そこで演技に見入っていたいたいけな極小姐の横顔を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズは謎の仏玉2"f3.5改M非連動による開放、絞り優先AE撮影です。

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七枚目のカットですが、陽も傾いて来たので、工房所蔵のハイスピードレンズではおそらく最強の開放性能を誇るヘキサノンに換装し、梯子乗りを少々撮ってから、武者行列が出発前に集結する稲荷櫓前の広場が一望できる斜面の道に同行者の方と移動し、そこでAPS-Cでの58mmの87mm相当の画角を活かし、昨年のN-FD85mmf1.2Lよりは扱い易い中望遠で以て、人垣超しに演者を狙い撃ちして居たのですが、なんと今年は山梨学院大の黒人学生が鎧武者に扮して、威勢良く鬨の声を上げたので、その瞬間を捉えたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはAR-Hexanon57mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

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八枚目のカットですが、斜面の道を次々と演者達が行列して下って行きますが、毎年、その可憐な佇まいで観客の目を惹く、薄絹を笠の下に垂らして静々と歩を進める女房衆の一団が目の前を通り過ぎて行ったので、X-Pro1のピント補助機能であるクロップ拡大など使っている間がなく、57mmf1.2という大口径の被写界深度の浅さ、即ち、合焦部の輪郭のキレを頼りにシャッター切って、的中した数枚のうちのベストショット。
カメラはX-Pro1、レンズはAR-Hexanon57mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

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九枚目のカットですが、同じポジションから、目の前を通り過ぎる武者行列+αを狙って撮っていると、毎年お邪魔していることもあって、不思議と見知った顔が通り過ぎるものなのですが、今年はその期待を良い方に裏切ってくれて、先の鎧武者の黒人青年しかり、なんと、足軽装束のタイ人の女性までやって来て、嬉しいことに行列が小休止して、目と鼻の先のこの女性を撮り放題だったので、色々な表情を撮った中のベストショット。
カメラはX-Pro1、レンズはAR-Hexanon57mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

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十枚目のカットですが、同じく延々と続く武者行列+αでは女性が武者に扮してパレードするケースが去年よりも増えた気がするのですが、おそらく100m先からでも美形と認められるような笑顔の美しい女性の若武者が出てきたので、目の前まで来て通り過ぎるまで、相当数のカットを撮った中のベストショット。
カメラはX-Pro1、レンズはAR-Hexanon57mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

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十一枚目のカットですが、さすが世界最大の武者行列と謳うだけあって、延々と続いた演者の徒歩行列が小一時間も経って、全て通り過ぎた頃、ふと斜面道路向かいの毎年、井戸の近くで可憐な花を咲かせる八重桜を背景に武者姿に扮したやや年配の母親が我が子を抱いて、遠い目で行列の後ろ姿を見送っていた姿がとても美しく感じたので必殺の一枚を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはAR-Hexanon57mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、翌朝は10時かっきりに駅から少々離れた宿をチェックアウトし、まずは腹ごしらえと駅近くのジョナサンにてモーニングをゆったりと頂き、11時も過ぎてのお祭り会場への出陣、だいたいの様子は判っているので、武者行列本番よりも、出発前の準備時間の方が概して良き画が撮れるので、天守閣台に登る石段上でチャンバラごっこしている童子二名が居たので、親御さんともども、声かけて撮影に協力して貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCooke Speedpanchro 40mmf2.0 Ser.Iによる開放、絞り優先AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、本の丸南側のお祭り広場の片隅で、お昼を食べ終わった後のオヤツなのでしょうか、鳥もちみたいなものを2本の棒に上手に絡めてちびちび食べている武者姿の小々姐とその愉快な仲間が居たので、声掛けてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCooke Speedpanchro 40mmf2.0 Ser.Iによる開放、絞り優先AE撮影です。

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十四枚目のカットですが、本の丸の広場上、天守閣跡の下を周回する通路の木陰では、いたいけな子供武者達が、年に一度の晴れ舞台を前に”腹が減っては戦は出来ぬ”とばかりに、思い思いのランチを楽しんでいましたが、早めに食べ終わったいたいけな悪ガキどもは、せっかくの小道具をそのまま返しては沽券に関わるとばかり、あちこちでチャンバラごっこを繰り広げて居ましたが、なかなか良い陽の当たり加減でチャンバラに夢中になってる組が居たので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCooke Speedpanchro 40mmf2.0 Ser.Iによる開放、絞り優先AE撮影です。

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十五枚目のカットですが、城郭内では一通り撮り尽した感アリだったので、別の被写体探しがてら時間調整のため、南側の橋を渡り、飲食露店が立ち並ぶ通りに出ようとしたら、軽妙な呼び込みとともに、遠路遥々、浜松から、「出世大名家康くん」とそのPRのための武者装束の男女が笑顔で手を振りながら行進して来たので、これを追尾、立ち止まったところで、折衝、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCooke Speedpanchro 40mmf2.0 Ser.Iによる開放、絞り優先AE撮影です。

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十六枚目のカットですが、「出世大名家康くん」のプロモーションでやって来た武者行列の大将格、家康公の出陣姿に扮した男性が居たのですが、なかなか武者姿が決まっているうえ、物腰が柔らかい優しい目をした偉丈夫で、武者姿の童子達も、初対面にも関わらず、この敵方の大将を相当気に入ってしまい、質問攻めは勿論、親御さんを呼びに行って一緒に記念撮影したり、一緒に武者行列で歩いてくれとスカウトしたりと大人気だったので、その様子を捉えてみたもの。

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十七枚目のカットですが、これを撮らなきゃ帰れない・・・というほど定例化している、薙刀少女隊分隊揃い踏みの図で、なかなか数が揃っていたシーンが無くて、モデルさん探しに難航していたのですが、広場で車座になってお弁当を使っていたグループが、さぁ、出陣準備で薙刀取りに行きましょうと歩き出したところを見計らって、「薙刀少女隊、今年も清き一枚お願いします」とか声かけたら、毎年のことなので、親御さん達も覚えていてくれて、あら今年は遅かったわねぇとか云いながら、はぃ、あーた達写真撮ってくれるから並んでね、とか仕切ってくれ、シャッター押す段になって、あらま、いけない、薙刀少女隊が薙刀持ってなくちゃ、ただの丸腰着物少女隊だわねぇ・・・とか勝手に盛り上がって戴いているのを尻目に一枚撮らせて頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCooke Speedpanchro 40mmf2.0 Ser.Iによる開放、絞り優先AE撮影です。

今回の感想ですが、いやはや、二か月連続の韓国ツアーの余勢を駆って、甲府でも望外の出来だったと思います。これをブースターとして、今年も秋祭りのシーズンまで、合間にレンズ作りながら、お祭り撮影突っ走るぞ!!

さて、次回のご紹介は去年から停滞している、工房の新作レンズご紹介行きましょう、乞うご期待!!
  1. 2016/04/17(日) 19:54:18|
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Invitation from a spirit of peach flowers~Koga Peach Flower Festival2016~

さて、今宵のご紹介は予告通り、二週遅れてはしまいましたが、古河の桃祭り2016からのレポートになります。
ここ古河市では毎年、桃の花の咲く3月中旬から4月の上旬までの期間、昔は古河公方の屋敷が在ったという、利根川の堤防からも程近い、古賀総合公園を会場として、毎年、盛大に開催される春の祭典で、これを皮切りとして、脳天気な工房主の年がら年中お祭り三昧の火蓋が切って落とされます。実はこの記事を書いている日曜も、とある世界的祭典から戻ってからのことなのです。
実は、今回は韓国から帰って来てから速攻で仕上げた新作レンズのシェイクダウンテストも兼ねての撮影行だったのですが、ご本尊さまの方は、別途、もう少し、内面クリーニングをきっちり行ってから別途発表することとして、謎の50mmf3.5、4群6枚という不可思議なスペックのフランス玉とだけ予告しておきましょう。
では、当日の行程に沿って、逐次、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、当日午前、JR古河駅で集合した一行は、まずは戦の前には腹ごしらえとばかり、古河の鰻&川魚料理の名店「たたみ屋」さんに徒歩で移動しながら、街の要所要所で撮って行こうということで、駅から西に伸びる旧日光街道を歩きながら、やれ看板が古めかしくて面白いだの、やれ店構えが時代がかってて、撮ったら面白そうとか論評しながら歩いていて、とある商店を望む歩道上に慎ましげなプランターが置かれ、何となく秋の草花っぽいのが植わっていたのですが、気にせず、花越しに商店の佇まいを撮ろうとしたら、ちょうど、通行人がやって来て、期せずしてエキストラ出演してくれたもの。

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二枚目のカットですが、同じく幹線道路を歩きながら、シャッター通りになってしまっている、街道沿いの古めかしい商店街の様子を撮ろうとして、誰か通りがかるのを待っていたら、ちょうど、自転車に乗って、長い髪を風になびかせた、いたいけな小姐が通ったので、これ幸いとシャッター切ったもの。

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三枚目のカットですが、佐原や栃木、或いは川越のように小江戸を称し、街の各所各所に伝統建築がまとまって残存しているのと
異なり、ここ古河は大通りから一本曲がると、いきなり、中国の胡同(フートン)を彷彿とさせる古風な石や煉瓦、或いは漆喰作りの店舗兼住宅の壁兼塀みたいな建造物が現れたりして、何か街中で宝探しをしているような意外感が有って、なかなか面白い街で、今回も古風な煉瓦作りの覗き窓付きの頑丈な壁兼塀の様子を撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、やいのやいの盛り上がりながら大通りを撮り歩き、そろそろ、別動隊との合流時間が近づいてきたので、お店の在る、お寺方面への道へと曲がり、程なく目印代わりの大きな割烹料理屋の前で別動隊と遭遇し、駐車場にリメイクと思しき年代物のクラウンに良く似せてある物体を発見したので撮ろうとしたところ、地元のいたいけな小姐が通りがかったので、とっさにピントを前にずらして一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、メンバー全員集合で、美味しい鰻重を頂き、さぁ、性根据えて撮っぺか?ということで、来た道とはルートを変えて、駅まで戻り、そこからシャトルバスに乗って、会場に乗り込むこととし、「たたみ屋」さんから程近い、かつてのお大尽の邸宅の塀の忍び返しみたいな木製のパーツを撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、駅前に着いてから、ちょうど出てしまったので、次のバスを待ってから会場入りし、集合時間を決め、メンバーは三々五々、会場内に散って、撮り始めたのですが、まずは定点観測とばかり、入口付近にある用水の鋼製バルブを撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、もう4年は通っているので、勝手知ったる他人の台所ではないですが、何処に行けば、ミス桃娘各位の写真が手っ取り早く撮れるかは頭に叩き込んでおり、それこそ目を瞑ってもそこへは行けるので、脇目も振らずに真っすぐ、桃娘各位の勤務先へ直行、まずは、去年もモデルさんをお願いした年長の小姐に声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、桃娘各位は何故か二人一組で行動するような決まりになっているのか、顔見知りの桃娘の小姐と一緒にビラ配りをしていた小姐には見覚え無かったのですが、余勢を駆って、声を掛けてお願いして、同じく桃林を背景にモデルさんになって貰ったもの。

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九枚目のカットですが、彼女達の直接の雇用主である観光協会の男性スタッフが来年のポスターに使うのなんの言って、その場に居合わせた桃娘各位に桃林を背景に一列に並びポーズをつけるよう、結構、高飛車に指示していて、なんか小役人っぽくてイヤなヤツだなぁとか思いつつも、せっかくのチャンスですから、撮影している広報担当の女性の横から、シャッター切ったタイミングずらして撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、会場には、当然のことながら、桃の花ばかりではなく、春を感じさせるような色とりどりの花々が植えられており、本部テント前の桃林の奥にはちょっとした菜の花畑のような場所があり、まばらながらも、可憐に咲き誇る菜の花が目に留まったので、ピーカンの下、ほぼ最短距離で一枚撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、園内には幾つかの定点観測ポイントというか、安定してそれなりのカットが撮れる場所が幾つかあり、午後の木漏れ日を浴びたせせらぎが照り返す、すぐ横に手動ポンプが設置され、いたいけなよゐこ各位が、けなげにも肉体労働の真似事に勤しんでいたので、そのセミシルエットのお姿を一枚頂いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、ここ、古賀総合公園は元湿地帯だったこともあり、クリークや、浅い底なし沼みたいな水辺の景色が至る所に配置されており、中でも、沼のようなところには、あちこち、蓮が植わっており、花こそ咲いてはいませんでしたが、その葉が水面を覆うさまは、なかなか印象派の絵画っぽくて好みなので、その様子を一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、桃祭りの主役はやはり、可憐ながら艶やかな桃の花々でしょ♪ってことで、辺りの木々を水面に映す、春の水辺を背景として、花が鈴なりの枝の様子を一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、いつもは時間が無くて南の古民家エリアの方へは訪れることはなかったのですが、今回は早めに会場入りしたこともあり、また真っ先に桃娘各位のお姿を思う存分撮らせて戴いてしまったこともあり、新機軸として、南側の未開拓のエリアを通って、雄大な湖沼地帯を散策し、なかなか素敵な造形物が並べられたエリアを発見したので、そこからの全景を撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、そろそろ帰りのバスの時間も迫って来たので、メンバー集結し、公園西側出入り口外のバス停まで移動する際、いたいけな幼い兄弟を乗せた人力車が前からやって来たので、すれ違いざまの一閃、シャッターを切ってみたもの。

今回の感想ですが、花と美女、そして旨いものがあれば、やはりこの世も天国ですね、古河の桃祭りはまさに三拍子揃っている上に、毎年の年中行事の走りみたいなものなので、今回みたいに上手くいくと、否が応でもこれからの今年の幸先の良さを期待してしまいます。

さて、次回は、今週末に訪問した「甲府信玄公祭り2016」からレポート致します、乞うご期待!!

  1. 2016/04/10(日) 23:27:42|
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Get buck to Pusan port~Pusan Tour'16.Mar.II~

さて、今宵のご紹介は、予告通り、釜山滞在時の安東河回村への日帰りツアーからお送りいたします。

まずは、数年前、日暮れ前ギリギリの時間に何とか辿り着き、駆け足で見て回ったここ、河回村についておさらいしましょう。
ここ安東河回村は釜山から高速バスで約2時間半の安東市郊外バスターミナルから更に市内バスで30分強の位置にあり、ソウルからもほぼ同じような所要時間で訪れることが出来ます。

この村がユネスコ世界遺産に登録されたのが、2010年7月、同じ両班の村、慶州郊外の良洞民俗村と同時の登録となりました。

ここの特徴はいうまでもなく、築数百年という李氏朝鮮時代からの茅葺屋根の韓屋がそのままの状態で居住に供され、動態保存されていること、そしてこんな一回り30分も掛からない小さな集落だというのに、李氏朝鮮時代は両班や学者、そして近代では韓国を代表する世界的金属加工メーカー豊山金属の柳一族、そして、韓流スターの中でも日本でトップクラスの人気を誇る、リュ・シオンの出身地ということです。

今回は前回の失敗をもとに相当早めに釜山を出て、しかも今回は途中の地下鉄のトラブルなどもなく、14時過ぎには集落に入ることが出来たので、かなりゆとりをもって観て、撮ることが出来ました。

では、当日の行動に沿って実写結果を見て参りましょう。

Andon_16_001-1.jpg
まず一枚目のカットですが、入村料徴収ゲートから村の入り口まで送ってくれたシャトルバスを降りてすぐ、この前はじっくり見られなかった対岸の芙蓉台(プヨンデ)を川越しに眺めようと村の外周道路を歩き出してすぐ、異国に咲く可憐な紅梅に心を惹かれ、花をモチーフに農村の風景を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_002-1.jpg
二枚目のカットですが、紅梅の咲く農道の上を通る堤防上の道がかつての韓流ドラマ「冬のソナタ」に登場する並木道みたいにそこはかとなくイイ雰囲気だったので、ペ氏とチェ女史みたいなカポーが通るのを待っていても埒があかないので、遠方に人が現れたのを潮目に一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_003-1c.jpg
三枚目のカットですが、堤防上の道で眉間にしわ寄せて、写真を撮りまくっていたら、かなり流暢な英語で、アイポンのシャッター切ってくれないかと話し掛けてきた中国人の小姐が居たので、何枚か撮って上げるからモデルになって頂戴、と交渉の結果、2本のレンズで撮ったうちの長い方の結果。
カメラはX-E1、レンズはCanonFL58mmf1.2、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_004-1.jpg
四枚目のカットですが、モノホンの小姐はここが初めてということだったので、しばらく一緒に歩き、説明なんかして上げたのですが、堤防から降りて集落に入ってすぐの民家の庭先に在った、物置と思しき歴史的建造物がなかなかイイ雰囲気を醸し出していたので、一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_005-1.jpg
五枚目のカットですが、小姐を村の中心部の友達との待ち合わせ場所まで連れて行ってから別れ、再び単独行に戻り、まずは前回手薄だった北村地区を回ろうと探訪を始めたら、まだ冬の時期だったので、伝統的なキムチ製造、保管用の陶器製の大甕が民家の塀の脇に置いてあったので、これ幸いに背景の家屋ともども一枚頂いてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_006-01.jpg
六枚目のカットですが、実はそれほど韓国の建築様式、しかも李朝以前のものに詳しくない工房主にとっては、建物も練塀も個々にはみんな似たように見えてしまうのですが、それでも、建造物の配置や背景の山々の様子によって、通りの表情は違いますので、それで撮る気のモチベーションが維持されるということなのですが、手前の家屋の壁兼塀の先に別の家の塀とまた別の家の長屋門みたいなものが見え、遥かな青空の下、山が見えると言うことでなかなか画になると思い撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_007-1.jpg
七枚目のカットですが、暫くは同じような家々が並ぶ退屈な農村だなぁ、とか平日の観光客がまばらな時に出かけて行って、ずいぶんと身勝手な感想を抱いていたのですが、それでも、真面目に風景写真を撮る気になって、家々を詳細に検分してみれば、それなりに細部を凝った造りになっていて、25mmのパース効果など上手く使えばそれなりに無人の村落でも画になるかなぁ、とか思い、民家の軒先に寄って古風な木枠の窓なんか入れて撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_008-1.jpg
八枚目のカットですが、前回はとにかく時間がなくて、めぼしいところしか回れなかったので、村落の南方面は全くの手つかずだったのですが、伝統的な韓屋形式を取り入れたキリスト教の教会が村の南はずれの川沿いにあると案内板には書いてあったのと、尖塔が少し見えたので、そちら方面に向かって歩き出したら、かなり大きな屋敷なのか、長い塀だけが続き、その先に青空と朝鮮半島らしい険しい山の稜線が見えたので一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_009-1.jpg
九枚目のカットですが、常々人にはよく言っている、「人生、たまには振り返って見ることも必要」をふと思い出し、来た道を振り返って眺めれば、塀と韓屋がなかなか良い配置で建っていたので、これ幸いにと一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_010-1.jpg
十枚目のカットですが、長い塀の終わるところが、そのまま村落の東南の境にもなるのですが、その塀もその終わりのところで開けており、庭の中が眺められるようになっていたのですが、伝統的な韓屋が二棟、ちょうど90度の位置で建てられており、庭にはキムチ用の大甕、そして敷地の背後には、芙蓉台が望めるという、なかなか素晴らしい住環境を拝見出来たので、一枚頂いてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_011-1.jpg
十一枚目のカットですが、あいにく教会が敷地が閉まっていて入れてもらえなかったので遠巻きに眺めるだけにして、また集落の中心部へと戻ることとし、南村方面へ歩いていたら、なかなか立派な門構えの韓屋があったので、門前からその威容を一枚頂いてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_012-1c.jpg
十二枚目のカットですが、小さな村落なので、東西南北を撮りながら歩いて回っても、だいたい1.5時間もあればお釣りがくるぐらいで、前回、なかなか面白い画が撮れた、神社みたいな役割のご神木を祀る村の中心部の聖域のようなところへ行ってみようと思い、足を運んだら、見事、勘が的中、ほぼ人とすれ違うことの少ないこの村落の中で、子供連れの若い家族が居て、カメラを2台下げた工房主が入って来たら、待ってましたとばかりにアイポンとX-E2を渡して来て、家族の集合写真撮って欲しいと、たどたどしい英語で頼まれたので、撮って上げるから、その代わり、お子さんが願い事の紙を結ぶところを撮らせてね、と交渉成立、モデルさんを提供して貰ったもの。
カメラはX-E1、レンズはCanonFL58mmf1.2、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_013-1c.jpg
十三枚目のカットですが、家族から丁重なお礼を述べられて聖域を後にし、そろそろバスの時間を考え、安東バスターミナル行きバス停の在る、村落の東側エリア辺りで撮ろうかと思い、移動していたら、朝鮮半島固有のトーテムポール的な魔除けの木彫り人面柱が風雪に晒され、得も言われぬ佳き風合いを醸し出していたので、これも長い方の玉で撮ってみたもの。
カメラはX-E1、レンズはCanonFL58mmf1.2、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_014-1.jpg
十四枚目のカットですが、トーテムポール群のほど近くにも当然のことながら、伝統的な韓屋とそれを囲む練塀はあまた存在しているのですが、時間も16時を回り、陽も西の空に傾き出して、光線が低くなってきたので塀や建物の陰影が来た時とは異なった風合いとなってきてイイ案配となったので、近くの家々の間で青空を背景にセミシルエットとなった木を入れて一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_015-1.jpg
十五枚目のカットですが、村落の東の入り口付近に在って、高い塀もなく、比較的建物の様式などが良く見てとれる韓屋が在ったので、敷地に入れて貰い、軒先から至近距離で家屋の様子を一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_016-1.jpg
十六枚目のカットですが、これも村落東側のエリアに位置する韓屋ですが、低い塀越しに匂い立つ白梅が咲き誇り、その先には、屋根の両端が跳ね上がった瓦屋根の韓屋の威容が見て取れたので、これ幸いにと塀越しに一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはZeiss Biogon25mmf2.8ZM、絞り優先AEでの開放撮影です。

Andon_16_017-1c.jpg
十七枚目のカットですが、そろそろバスに乗って安東市のバスターミナルに戻ろうと、バス停に向かって歩いていたら、着いてすぐに堤防の上の道から村落に歩いて来た畑の中の道をこの村に滞在しているらしい二人組の小姐ないし、アガシが背筋をピンと伸ばし、二人脚の上げ下げまで揃えたかの如くぴったりと並んで歩いていたのが面白かったので、その様子を長い方の玉で撮ってみたもの。
カメラはX-E1、レンズはCanonFL58mmf1.2、絞り優先AEでの開放撮影です。

今回の旅の感想ですが、前月のソウルと合わせ、出来るだけ、現地の食べ物を食べ、現地の言葉で会話するようにしましたが、やはり、韓国の老若男女の心根は初めて新入社員時代に同期社員3名で旅した30年近く前のソウルとそれほど変わっておらず、概して不器用ですが、初心で気の良い人達が片寄せ合って暮らしている、心地良い旅先ではないかと思いました。また数日間の休みが取れたら、息抜きに出かけてみたいと思っています。

さて、来週はやや古新聞気味かも知れませんが、3/26に出掛けた古河のもも祭り2016から珍玉を使っての撮影レポートお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2016/04/03(日) 19:16:24|
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charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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