深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

City & islands with flood of colors~Hong Kong Tour'16 Apr.④~

さて、今宵のご紹介は、予告通り、香港・澳門ツアー2016春の滞在四日目、大嶼山(ランタオ島)は大澳への訪問をレポート致します。
実は、滞在二日目の長州島同様、ここは初の訪問です。
香港へはこれまで仕事とプライベート合わせて二ダースを超える回数での訪問をしていましたが、いつも、香港島の主要部と九龍地区徘徊、そしてここ二、三年の行事となっている、滞在中の澳門日帰りというベタな観光しかしておらず、一方、台湾、韓国、そしてヴェトナムでもローカルの交通機関を駆使し、日帰りギリギリの地方遠征を行って来たのに、ここ香港では、返還後の中国語圏化というネックが有ったため、英語が通じるエリア以外へはなかなか足を伸ばしずらかったのです。
しかし、このところ、台湾通いの成果も有ってか、多少は北京語も使えるようになったので、一念発起、今回から日本ではあまり馴染みのない、ローカル観光地を行程に組み入れるようにした次第。
この大墺へは幾つかのアプローチルートがあるのですが、当日は、最も初心者向け?と考えられる、地下鉄と路線バスで乗り込むこととし、宿舎のある香港大学駅から地下鉄で4つ目の上環経由、香港中央駅発の東涌まで電車で行って、そこからバスに乗り換え、50分ほどかけ、途中、山道を通って大嶼山を斜めに横切り、目的地の大墺まで辿り着いたのです。
では、当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、バス終点の大墺のバスターミナルに着いて、案内板もそこそこに人の流れを見極め、その方向に歩き出そうとすると、堤防の上でメシ食ったり、仲間と広東語でダベッたりしている地元のいたいけな男子高校生各位の姿が目に留まったので、すかさずカメラを構えたら、お話し中だったにも関わらず、目ざとく気づき、すかさずピースなんかしてきた兄ちゃんが居たので、遠慮なく一枚戴いたもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender C.Heliar75mmf1.8による絞り優先AEでの開放撮影です。

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二枚目のカットですが、バスターミナルのあるエリアから、集落や店舗などのある中州のようなエリアを結ぶ、観光シンボルでもある、ミニ勝鬨橋の上で、後ろ姿も美しい白人観光客のご婦人が、撮影条件出しが難しいのか、何枚か橋の上から集落を撮っては、背面LCDモニター眺めては首を傾げていたので、その求道者の如き崇高な後ろ姿に敬意を表し一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender C.Heliar75mmf1.8による絞り優先AEでの開放撮影です。

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三枚目のカットですが、まだランチという時間でもなく、お土産を買おうなどという殊勝な心掛けなど元より持ち合わせてなどいませんから、観光客で賑わう商店街みたいなエリアはまずパスして、水上家屋が立ち並ぶ中州の全景が撮れそうな場所を探し当てるべく、中州の突端方向の店舗が消え、独特の金属製住戸が並ぶエリアを歩いていたら、後ろから、いたいけな地元女子中学生が結構な速度で自転車飛ばしてやって来たので、地区清掃員のお婆ぁの推す台車をパスする時、速度が落ちるのを見計らって撮った必殺の一枚。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影での開放撮影です。

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四枚目のカットですが、木製の水上家屋群の全景を撮るべくロケハンしていたら、期せずして、これまで見たこともないような、全て外装がステンレス板ないし亜鉛鉄板に銀色の塗料を厚塗りした箱型住戸が、見渡す限り立ち並ぶ不可思議なエリアに踏み入ってしまったので、やや開けたところに出た時、その雰囲気を伝えられそうな、通りの全景を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影での開放撮影です。

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五枚目のカットですが、同じく、銀色の箱型住戸が一面に立ち並ぶエリアの、異界に紛れ込んだ感が伝わるようなカットを撮りたいと思い、キョロキョロ、ウロウロと徘徊していたら、ちょうど海岸方面に通り抜けられる通路有の住戸エリアを見つけたので、その狭い通路の真ん中から路地を俯瞰してみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影での開放撮影です。

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六枚目のカットですが、銀色の箱型住戸が一面に立ち並ぶ異界の如きエリアもどんづまりまで行ったので、残念ながら、水上家屋群の撮れそうな海岸線に出られるポイントは見つからず山の中に入ってしまう雰囲気の道になったので、頃合いを見て引き返し、元来たのと180度逆方向の商店街方面を徘徊しながら、集落の様子を撮ることとし、あわよくば、川というか海の浅瀬の砂洲上に建てられた住戸群の様子を撮れるポイントを探そうとして歩き出し、賑やかな商店街の入り口付近で撮ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影での開放撮影です。

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七枚目のカットですが、商店街の中をまたしてもキョロキョロと挙動不審の観光客然として歩いていると、生活感溢れた事物の「ケ」の中に、結構「ハレ」の要素が見つかるもので、おそらく、漁民の神様である「媽祖」廟か、或いは、広東省の水上生活者である「蛋民」固有の龍神信仰に関わる祭礼に使う祭具が道士の書いたお札とともに置かれてあったので、その素朴ながら信仰心が溢れる様子を一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影での開放撮影です。

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八枚目のカットですが、商店街を通り抜け、中州の中の、先ほど歩いたのとは反対側の方向を目指して歩いていたら、こちらは香港・澳門で良く見かける低層の華風住戸が並ぶ狭い通りに出たので、その佇まいを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender C.Heliar75mmf1.8による絞り優先AEでの開放撮影です。

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九枚目のカットですが、商店街が切れ、住戸が立ち並ぶゾーンを暫く歩いていたら、おそらくは観光客はアテにしていないであろう、地元民各位だけのための個人商店が目の前に現れたので、その何処か懐かしい、かつての日本の田舎の「よろず屋」みたいな佇まいを一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影での開放撮影です。

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十枚目のカットですが、砂洲のどんづまり、晴れた東シナ海が一望出来る海岸線の護岸みたいなところに、いたいけな長い黒髪も美しいローカル少女が腰かけて、首から下げた日本製の観音サマカメラなど撫でながらニコニコと歌など歌って上機嫌だったので、アウトレンジから、その幸せそうな様子を一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender C.Heliar75mmf1.8による絞り優先AEでの開放撮影です。

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十一枚目のカットですが、また元来た商店街へ続く道を歩いていたら、偶然、海に面した護岸沿いの生活通路に出られる裏通りを発見し、そこを歩いていたら、足早に追い抜いて行った、白人の兄妹が居たので、声かけて撮らせて貰う前に望遠を使い、アウトレンジで後ろ姿を一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender C.Heliar75mmf1.8による絞り優先AEでの開放撮影です。

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十二枚目のカットですが、海に面した生活通路を歩いていると、ところどころ、地区のコミュニティの周回場所か、或いは毎朝の太極拳会場なのでしょうか、ちょっとした広場を目にしたのですが、そのうちひとつで、如何にも清の時代の風習が残ってますよといわんばかりの女真族の軍隊旗っぽい雰囲気の極彩色の旗が青空をバックに風にたなびいていたので、その清々しいさまを一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影での開放撮影です。

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十三枚目のカットですが、歩きながらだいぶ地理が呑み込めてきたので、河口に近い辺りで海に面した護岸の上に出て、ボートで水上家屋が立ち並ぶ水路を進んで行く、菅笠被った地元民の姿が目に留まったので、望遠を活かしその様子を一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender C.Heliar75mmf1.8による絞り優先AEでの開放撮影です。

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十四枚目のカットですが、先ほどの兄妹に遭遇した橋に戻り、その橋上から干潟上の水路の両側に所狭しと立ち並ぶ、水上生活民の家屋群の佇まいを一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影での開放撮影です。

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十五枚目のカットですが、先ほどの橋から少し河口側に歩いて、住戸の隙間の通路を伝って、橋の上から見当を付けておいた、水路沿いの護岸に出られるポイントに移動し、そこから、干潟に降りる階段を下り、水辺に近いアイポイントから水路沿いの家屋群の様子を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影での開放撮影です。

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十六枚目のカットですが、ほぼ河口の辺り、ミニ勝鬨橋から程近い護岸に出られるテラスのようなところに出て、水路伝いに立ち並ぶ水上家屋群の佇まいを別のアングルから、大嶼山央を背景として一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影での開放撮影です。

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十七枚目のカットですが、15時台のバスで地下鉄の駅まで戻って、お茶しようと思い、水上家屋群の撮影を切り上げ、商店街を通る道をまた戻り、ミニ勝鬨橋まで来たら、ちょうど観光遊覧船が戻って来て、メインランド、しかもこの広東辺りの言葉ではない会話をしていた複数の家族連れが降りて来たので、すかさず船着き場に陣取り、北京語で静かに声かけて母娘モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による絞り優先AE撮影での開放撮影です。

今回の感想ですが、全行程を通して、いやはや、香港入国時から番狂わせで余計な苦労続きの前回訪問に比べて、幸先良すぎて、怖いくらい上手く行ったと思いました。
何とならば、おそらくは海外で一番渡航回数が多い筈の香港で、これまでのマンネリを抜け、新しいエリアを訪問し、そこで得心行くカットが撮れたのですから。

さて、次回は、久々の工房製レンズの作品ご紹介行きたいと思います、乞うご期待!!
  1. 2016/05/29(日) 19:31:45|
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City & islands with flood of colors~Hong Kong Tour'16 Apr.③~

さて、香港・マカオツアー'16シリーズも佳境に入って参りましたが、第三週めの今宵は、訪問三日目、5/3に澳門で朝から夕方まで撮り歩いた時の実写結果をお送り致します。

まずは、当日の行程の概略から。
当日は、朝8時半過ぎに香港大学近くのホテルを出て、上環の香港側のフェリーターミナルでは10時前の早い高速船の切符を運良くゲッチュ出来たので、多少海は荒れていましたが、11時過ぎには澳門外港フェリーターミナルに着くことが出来ました。
そして、今回も半島側と島部の旧市街をハシゴし、域内での交通費も払わないという、極めてセコい決意で澳門の旅に出たので、まずは旧市街地へはカジノの無料バスに便乗しての移動です。
バスの発着場から徒歩5分程度で、まず初めの目的地である、市庁舎前の噴水池広場こと「セナド広場」に到着、ここを起点に自家薬籠中の撮影スポットをちゃっちゃっと撮って、香港と比べても物価がバカ高の澳門で格安ローカルフードを頂き、しかるのち、また無料バスでフェリーターミナルまで戻り、そこから、またカジノの無料バスで島部へ向かい、ホテルの裏口から出て、前回、或る程度目鼻を付けておいた、タイパ島地区のヨーロッパと戦前の中華民国の雰囲気が色濃く漂う旧市街地を夕暮れまで撮り歩き、最後にバスを使わせて貰ったほんの返礼にカジノ併設ホテル内のスタバでお茶しながら、Wifiで顔本に書き込みして、また無料バスで澳門外港フェリーターミナルまで戻り、高速船で香港の九龍フェリーターミナルへ移動した、という一日でした。
では、さっそく、当日の行動に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、セナド広場で、今回、海外発持ち出しのCXディスタゴンを装着し、だだっ広い場所もストレス無く撮れる快感をエンヂョイしつつ、もう一本の必殺兵器、CanonL50mmf1.2を装着したOH直後のM8という得物の威力を試さんと、被写体を探していたのですが、居ました居ました、セナド広場に出張して来ていた島部カジノの案内小姐が、カメラを二台も下げた、如何にも日本男児みたいなヲヂサンを目ざとく見つけ、宣伝を兼ねたノベルテーグッズを手渡そうと、満面の作り笑顔で近づいて来たので、受け取りながら、お姉さんキレイだね、一枚撮らしてよ、と北京語で話し掛け、通じたかどうか判りませんでしたが、とにかくOK、OKとのことで商業モードでない微笑で一枚撮らして貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先、開放撮影です。

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二枚目のカットですが、美人モデルさんの得心ノカットをゲッチュ出来て、幸先良いスタートを切ってキブン上々、同じくセナド広場界隈で次なる獲物を鵜の目鷹の目探しながら徘徊していたら、居ました居ました、広東訛りのゲコゲコ中国語風の言葉で、自撮り棒も使わず、一生懸命、親御さんから貰った自らのリーチを目一杯伸ばし切って、友垣との同伴写真を撮ろうとしていたのですが、なかなか満足行くカットが撮れないと見え、シャッター切っては首を傾げて、二人でダメ出しの論評している小姐二名が居たので、すかさず近寄り、北京風の発音で、日本から来た写真家だが、お困りの様子なのでシャッター切って上げようか、と話し掛けたら、満面の笑顔でプリーズ、プリーズということで縦横で二枚ほど撮って上げたら、多謝!多謝!と喜んでいたので、ぢゃ、ヲヂサンにも一枚撮らしてね♪とモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先、開放撮影です。

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三枚目のカットですが、M8の戦果ばかり挙げるのもフェアではないので、小姐2組と別れてから、このアジアにして最もヨーロッパの雰囲気を色濃く残したセナド広場の建物のひとつをローアングルの18mm、APS-C換算ですから、画角的には27mm相当というスナップの黄金律みたいな画面の切り取り加減で、いつもの21mmともまた違った迫力を表現出来たのではないかと思います。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

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四枚目のカットですが、同じくセナド広場のどんづまりにある、真っ黄色の教会で、確か、サンアントニオ教会とかいう名前だったかと思いますが、ここも同地区の世界遺産を構成する史跡の一部で、訪れた人間は建物だけ撮ったり、相方を前に立たせて記念撮影したり様々なようでした。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

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五枚目のカットですが、セナド広場での撮影を一段落して、次なる撮影スポット、聖ポール大聖堂跡広場へと向かい、その入り口付近で、ベトナム風の菅笠を被って、必死の形相で焼き菓子だかを試食させてる兄さんが居ましたが、とにかく、顔色が真っ黒で、しかも菅笠被ってて余計に暗く見えるし、表情も鬼気迫っているので、通行人というか観光客はその傍らを恐る恐る通り過ぎるばかりで、果敢にも手を差し出す勇気を見せる者はいないように見受けられたので、そのコミカルなシーンをかなり至近距離で一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

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六枚目のカットですが、大聖堂跡の前でスマホンやらコンパデシやらで仲間の写真を交代で撮り合いしている、健気な小姐3人組のグループが目に留まったので、またしても、北京風の中国語で、シャッター押して上げましょうか?日本から来た写真家でクラシックレンズのテスト中なので、良かったら後で撮らせて、と頼んだら快諾して撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。
 
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七枚目のカットですが、大聖堂跡前での撮影はほどほどに切り上げて、次なる撮影スポット、「快艇頭里」へ向かうべく、西側の道を、これまた世界遺産の一部である、中世からの石積みの塀の切れ間から抜け出て、長屋エリアみたいな一角へ寄ってみた時、ちょうど階段の上に人の気配がしたので振り返ると、住人と思しき老婆が歩いてきたのでとっさにシャッター切ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

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八枚目のカットですが、「快艇頭里」へ向かう途中の、比較的大きな、骨とう品店なども立ち並ぶ通りを一人とぼとぼと歩きながら、ふと、ここのかつての宗主国、ポルトガルの古都オ・ポルトを10年以上前に、やはり一人でライカREにズーム付けて徘徊したことがあったことなど思い出し、そのイメージと重ね合わせ、辺りの様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

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九枚目のカットですが、これも同じく「快艇頭里」へ続く通りで、もう目的地は目と鼻の先、数十メーター先を左折して階段を下れば、懐かしい魯迅の時代のような、北京の胡同や、台中の鹿港老街を思わせるような重厚な石造りの建物が向かい合って建つ路地に出るのですが、その手前の通りの上空までアパートが迫り出す様子が如何にも今の香港・澳門地区の住宅事情を象徴的に表して
いて面白いと思い、ローアングルから一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

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十枚目のカットですが、若干撮った順序は前後しますが、「快艇頭里」へ続く下の道に合流してすぐ、裏通りの奥に大聖堂跡の勇姿が垣間見えたので、車の侵入防止の石畳の道中央部の鉢植えも面白く、50mm大口径の準望遠効果を活かし、一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先、開放撮影です。

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十一枚目のカットですが、これも「快艇頭里」へ続く道の途上にある、商店街というか、観光客目当ての土産物屋が軒を並べる一角で、行き交う観光客もものかわ、虚ろな目で佇んでいる白人男性の姿が目についたので、50mmの準望遠効果でその様子を捉えてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り優先、開放撮影です。

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十二枚目のカットですが、お待たせしました、澳門地区No.1?の路地裏撮影スポット、「快艇頭里」の佇まいですが、今回はカメラを構えていたら、観光客と思しき中国人の親子が仲良く歩いて来て、ファインダ越しにもカメラ目線だということがありありと判ったので、ご厚意に甘えてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

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十三枚目のカットですが、いつもは無人の佇まいばかり撮っていた「快艇頭里」に仲良さそうな中国人親子がモデルさんで入ってくれたことにキブンが弾み、辺りを何枚か撮ってから、また上の通りを歩いていたら、前を歩く、如何にも清潔感溢れる純白の制服を着たいたいけな現地の中学生くらいの小姐がちょうど後ろから走って来て追いついた同じくらいの男子中学生と手を繋いで歩き出したので、その仲睦まじい様子を少しはうらやましいと思い、一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

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十四枚目のカットですが、セナド広場付近の現地人相手?の食堂でリーズナブルなお値段の澳門式炒飯など頂き、しかるのち、カジノ併設ホテルの地下から無料シャトルバスで外港フェリーターミナルまで便乗し、そこで乗り換えた島部地区のカジノ併設ホテル行き無料シャトルバスでコタイ地区最北部西側に位置するホテルまで送って貰い、裏口から旧市街地に抜けた時に旧市街地の入り口付近に在った華南・南欧様式折衷の広場の佇まいを撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

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十五枚目のカットですが、前回はこの近くまで来ていて、見落としていた、ポルトガル植民地時代の旧市街の裏通りで、何とも、南欧風というか、3月に訪問した釜山の「甘川洞文化村」の裏通りの雰囲気も漂うような不可思議な既視感に戸惑っていたところ、ちょうど良い案配に地元民の方が通りがかったので一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

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十六枚目のカットですが、ここも同じく澳門島部タイパヴィレッジ地区の官也街と言われる旧市街地の裏通りで、建物の壁の色使いから街頭のデザインのデテールに至るまで、ここがかつてポルトガルの植民地で東西の文明の交差点の一部だったのだと、感慨に耽って、辺りの様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

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十七枚目のカットですが、官也街での撮影も一段落し、前回、初めて訪問した、コロニアル風の住宅が湖沼地帯の面前で動態保存されている、とても不思議なイメージの公園があったので、そこをめざし移動していたら、途中の石段の麓で、おそらくは中国メインランドからの観光客ご一行様と思しき家族連れが樹の木陰の円形ベンチのようなところで、水分補給したり、おむつを換えたりしていたのでその様子を一枚収めようと、気配を消して近寄って行ったら、水分補給中のおませさんにしっかり気付かれ、ずっとカメラ目線のままだったので、笑顔で手を挙げて、一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCXマウントのDistagon18mmf4AEGによる絞り優先AE、開放撮影です。

今回の感想ですが、やはり、CanonL50mmf1.2LはAR-Hexanon57mmf1.2と並び、スナップであれ、ポートレであれ、常に不動の四番打者で、市場での評価は低いままですが、とても満足度が高く、信頼度も高い逸品だと感じましたし、またこの性能をあますとこなく引き出すOH後のM8の性能も大満足、もう一方のDistagon18mmf4は大きいことに目を瞑れば、レギュラーメンバーのElmarit21mmf2.8と肩を並べる路地裏撮影の名手に成り得ると思った次第。

さて、次週は香港・澳門ツアー最終回、ランタオ島の秘境?「大墺」からのレポートをお送り致します、乞うご期待。
  1. 2016/05/22(日) 19:39:31|
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City & islands with flood of colors~Hong Kong Tour'16 Apr.②~

さて今週のご紹介は香港ツアー'16春二日目の訪問地、これまで何十回も香港エリアを訪問したことがあったにも関わらず、今回が初訪問となった「長州島」探訪記をお送り致します。
この「長州島」という島は、大嶼山(ランタオ島)の南東部に位置する離島でありながら、香港有数の観光地で、日本で云えば、江の島界隈の雰囲気や賑わいを想像して頂ければ、当たらずとも遠からずではないかと思います。
ただ、個人的には、台湾の「旗津島」とか同淡水の「八里」辺りのアジア的水辺の繁華街的雰囲気満載という印象を持ちました。
この「長州島」へのアクセスは唯一、香港島上環のフェリーターミナルから直行連絡船が出ていて、ヂェットフォイルを使った高速便と焼玉エンヂン?客船の普通便の二種類があり、料金も時間もさほど変わらないので、すぐに出るという普通便に乗ったら50分ほどで島の船着き場へ着きました。
船着き場の目の前が島一番の目抜き通りになっていて、沖縄の離島のように街が高台に在って、船着き場周辺が閑散としているということはなく、商店の前に物販の露店や民宿の受付屋台がところ狭しと立ち並び、まさに東南アジアのバイタリテーそのものを目にした思いでした。
尤も、島自体の大きさは歩きでも2時間掛からず一周出来るほどなので繁華街もそれほど長いワケでもなく、写真を撮ろうとすれば、もう一本奥の生活路地に入り込まねばならないのでした。
話は前後しますが島にはお昼前に着き、お昼を挟んであちこち、時には観光客や島の子供たちにも声を掛けて撮影し、裏通りの食堂で至極のローカル色豊かなランチなぞ頂き、その後、16時半の帰便まで、優雅なお茶タイムをすることもなく一心不乱にひたすら撮り続けたという次第。
ここでやっと機材の話ですが、前日の北角エリア同様、ライカジャパンで平成の大修理後、初の撮影旅行ですから、M8と日中スナップに最適のSummaron35mmf3.5Lで丸々一日、例によって例の如く絞り開放AEで撮り通したのでした。
では、さっそく、5/2当日の行動に沿って撮影結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、船着き場の目の前の繁華街を通り過ぎ、まずはおトイレでも拝借しょうと案内板を頼りに島の西方向に歩いて行ったら、童子達の遊び声が響き渡る裏通りがあったので、そこに目を向けたら、突如、いたいけな姉妹が凄まじい勢いで嬌声を上げながら走って来たので、とっさに腰を落としピンを合わせシャッター切ったもの。

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二枚目のカットですが、カメラを持ってキョロキョロと挙動不審の観光客モード全開で目抜き通りを徘徊していたにも関わらず、年端もいかない欧米からのバックパッカーもどきの若者達からは旅慣れた老練の旅行者に見えるのか、小姐の方が港付近に向けてシャッター切っていた工房主に話し掛けて来て、香港のよもやま話なんかも少々しながら、記念撮影して上げた代わりに一枚撮らせて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、島の目抜き通りに面した店舗兼住宅のこじんまりとした佇まいを収めようと、しゃがみ込んでローアングルに構えて、エキストラというか通行人が来るのを待っていたら、腰が痛くなる寸前にちょうどイイ、リゾートファッションに身を固めた若い夫婦者がベビーカーなんぞ押しながら通りがかったのでこれ幸いにと通り過ぎた刹那シャッター切ったもの。

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四枚目のカットですが、エリア全体が海岸線に囲まれている香港と云えども、開発が進みすぎて、なかなかこういう漁村風の港周りの風景を撮ることは叶わず、寧ろ、良く行く台湾の淡水とか、旗津島、或いは今年3月に訪れた韓国は釜山のような牧歌的な雰囲気を漂わせている、この離島の海沿いの風景に感じ入るものがあって一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、島の内部、高台方面へ向かって裏通りを徘徊していたら、低層住宅が立ち並ぶ、島民住宅団地みたいなエリアの中央部にささやかな公園みたいな開けた場所があって、そこでちょっと見た目はイカツイですが、優しい笑顔でいたいけな極小姐である娘さんに鉄棒なんか教えていた若いヲヤヂさんが居たので、声を掛けて撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、島の高台から別の方角の海岸伝いの道路に出て、昼飯でもどつぼった店で食べようかと思い、島の目抜き通りを目指していたら、その途中にある地元民相手の商店のようなお店の前で、いたいけな極小姐がご自慢のシャボン玉を辺り構わず発散していたので、そのご乱行ぶりが面白かったので、遠巻きに一枚頂いたもの。

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七枚目のカットですが、その目抜き通りへ戻る道すがら、海水浴場みたいな浜辺を通ったのですが、その海岸伝いの道の傍らに、空の色、いや海の色を意識したのか、水色のペイントを施された武骨なコンクリート塀が在ったのですが、その前に陣取って、ファッション雑誌風のオシャレ系ポートレを撮ろうと試みている韓国人アガシ二名が居たので、そっと背後からお裾分けよろしくその様子を一枚頂いたもの。

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八枚目のカットですが、目抜き通りに程近い観光?広場近くの露店街では、観光客、地元民を問わず、平日だというのに結構な人出で、ちょうどお昼過ぎで、皆さんお腹が空いたのか、適当に露店、屋台の類いから飲食物を買い求め、バクバク、ゴクゴクやりながら、そぞろ歩きする姿が印象的だったので、ちょいとイケてる小姐二名を引き連れてるちょいとイカれてるっぽい兄ちゃんが来たので、抜き撃ち的に一枚頂いたもの。

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九枚目のカットですが、目抜き通りの東の端付近に合流出来たので、その華やかながらも牧歌的な様子を撮ろうと、獲物を探していたら、ちょうど辛子色の外壁もオッサレ~なカフェ?の店先で、昼の日中から、豪快にビールなんかをラッパ呑みしている小姐達が居たので、一枚撮らして貰うよ、と声かけたら、断るでなく、喜ぶでなく、何処となく気のない返事だったので、普通に一杯やってる風情で一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、江の島でも、パリでも、釜山は甘川洞文化村でも、はたまた大阪の天王寺動物園前でも、若い人々、特に今後、将来を誓い合おうという奇特なカポーが集まる場所には、鍵をフェンスにぶら下げるという不可思議な施設が在って、ここでも、いたいけな若者達が健気にもマジックで何か書いた後、フェンスに鍵を掛けていたのですが、珍しいことに中学生くらいの小々姐二名が、よせばイイのに他人様が書いた愛の賛歌?をスマホで撮っては、真顔で見て、次の瞬間、ケラケラ笑い出すという道徳的にはあまり好ましいとは言えない行いで盛り上がっていたので、その様子を一枚頂いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、島の目抜き通りに出たはイイですが、なかなか腰を落ち着けて、しかもリーズナブルなお値段で旅愁溢るるローカルフードを食べさせてくれそうなお店がなかなか見つからず、船着き場から向かって東側から再度、島の中央部へ向かう商店街へ入り、そこで地元民相手のレストロンを探すこととし、歩きながら、その生活道路の様子を一枚撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、同じくお食事処を探しながら、ひたすら鼻と目、そして第六感をフルに動員し、生活道路を徘徊していたら、暫くして、いかにも地元民相手のマーケットのような賑やかな商店街のような通りに出たので、その様子を振り返りざまに一枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、マーケットみたいなところがなかなかアジア的な風情に溢れていて、興味深かったので、食事もそっちのけで辺りを踏破していたら、19世紀の台湾辺りとか、澳門辺りにありそうな、石造りと漆喰の組み合わせのような重厚な建造物が裏通りに面して建っているのを見つけたので、嬉しくなって、通行人が来るのを待ち構えて一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、無事、地元民相手のスーパーマーケットに面していたレストランでご当地名物の蝦雲吞麺とウバ茶葉の効いたホットミルクティなぞ頂き、さすがに離島かつ名だたる観光地ということもあって、宿の在る北角エリアのローカル食堂並みとはいかないまでも、少なくとも香港島や九龍の繁華街の観光客目当ての広東料理のレストランなどよりははるかに安いお値段で、心に沁みる美食を頂き、キブン良くなってお店から出てすぐ近くのちょっとした広場で、いたいけな極小姐をセルフ輪タクの車台に乗せて、記念撮影しようとしているフランス人パパが居たので、声かけて一緒に撮らして貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、港近くでは観光客相手のみならず、地元民相手の商店も少なからず存在していて、その店先で、品定めをするでなく、値切りをするでなく、広東語固有のゲコゲコ聞こえる発音で店主のお婆とあーでない、こーでないと四方山話に花を咲かせるベテラン主婦層各位と店主のやりとりを少々離れたところから一枚頂いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、島の東部には有名な鍾乳洞や奇岩が所せましとならぶ景勝地があるということなので、腹ごなしも兼ねて、近くまで行ってみようと思い、目抜き通りを再び東方面に舵を切って歩き出したら、前から、いたいけな極小姐にペダルを漕がせて、その他大勢は鼻歌キブンでゴキゲン乗車体験という、地獄絵?のようなセルフ輪タクがやって来たので小走りに近寄り、写真撮ってイイ?とお婆ぁに声かけたら、キレィな北京発音でトォウーィx2と破顔しながら応えてくれたのでお言葉に甘え一枚頂いたもの。

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十六枚目のカットですが、軽登山の真似事までして鍾乳洞の近くまで行ってはみたものの、かなり急な狭い坂道、ちょうど江の島の稚児が淵へ下る坂道をもっと狭く急にしたカンジのところに人が鈴なりで動かず、しかも時折、下から、鍾乳洞帰りの観光客が上がって来て、離合すると云う、修羅場と化していたので、あっさり諦め、海岸線の奇岩だけ見物し、目抜き通りへ戻る途上に島東部の漁港沿いの道の様子を撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、船着き場の手前のちょいと大き目の広場の傍らにセルフ輪タクが停めてあり、またしても、いたいけな我が子の成長写真に励む若いヲヤヂさんが居たので、ブログに出した後で送って上げるから、と甘い言葉を囁き、娘さんの成長を記録するという大役を買って出たもの。

今回の感想ですが、パワーアップした力強い描写もさることながら、極めてクリアで視度に寛容なレンジファインダと相対的に被写界深度が広い割にはかなりシャープなSummaron35mmf3.5Lの組み合わせで、途中レンズ交換することも、相方のX-Pro1の出番を仰ぐこともなく、一本勝負で丸々一日撮り切れました。

さて次回は、5/3のマカオ、ここでも、これまで訪問していない島部の旧市街の様子も交えレポートしたいと思います、乞うご期待!!
  1. 2016/05/15(日) 19:51:15|
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City & islands with flood of colors~Hong Kong Tour'16 Apr.①~

さて、一週間のスキップを経てのアップはGWのど真ん中、このところ習慣化した?Mayday前後のハノイツアーに代わり、昨年末以来の香港ツアーです。
前回は行き夜行便の3泊4日で出かけたので、中日が2.5日程度しかなく、しかも着いた日が夜行便の早朝ということで、マカオへの移動についても、早朝着いて早々空港から直接発つ目論見だったのが、結局13時発まで待たざる得ず、バックパッカー諸氏と空港のトランジットエリアの3連ベンチの争奪戦を繰り返しながら、惰眠を貪り、ヘロヘロになってマカオに移動するという、極めて不本意なスターとなったのですが、今回は、ちょいと早起きをしましたが、9時成田発のキャセイだったので、13時前に香港空港に到着し、前回と同じ香港島は西環エリアにある、かつての高級ホテルにチェックイン後、久々の北角エリアへのストリートスナップに出掛け、個人的には幸先の良いツアー封切となったのでした。
まず、今回ほツアーの大まかな行程というか、訪問先を記しておくと、到着日(5/1)は北角から九龍、5/2は長洲島、5/3はマカオ、5/4は大嶼山(ランタオ島)、5/5は早朝便で帰国となります。
駆け足でちゃちゃっと二週間くらいで紹介してしまってもよいかなとか思いながら写真をセレクトしていたのですが、初日の北角~九龍スナップも、おまけのつもりがOH直後で新パラメータ設定のM8単独スナップの出来が捨て難く、今回は一旅行では異例の四週連続企画とさせて戴きます。
ではさっそく、約半年ぶりの香港到着日のスナップを追って見て参りましょう。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender Ultron28mmf2による開放絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、路面電車が行き交かう香港島ではありますが、至近距離で迫力あるアングルで撮影出来るポイントは実は2か所程度しかなく、前回訪れた堅土城(ケネデータウン)と、前々回訪れたここ北角(ノースポイント)だけとなるのですが、何せ、ここ北角は、アメ横の中を二階建ての路面電車が人混みを押しのけて進んでいくようなダイナミックなシーンが簡単に撮れるので、今回のツアーの準備運動代わりに選んで訪問し、地下鉄の出口からアメ横入り口の停車場に停まっている車両を見上げる格好で撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、店舗兼住宅とは云いながら、土地の少ない香港島に有りがちな高層アパートが立ち並ぶ間から僅かに覗く空を背景に買い物客や物見遊山の旅行者が行き交う、アメ横っぽい北角の市場の様子を路面電車の線路上を歩く人々をローアングルから見上げる格好で撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、市場の通りに着いた時分には、なかなか路面電車がやって来なかったので、暫し、通りを徘徊しながら世界各国の装束に身を包んだ色とりどりの人々の様子をスナップすることとし、まずは路上ショッピングを楽しんでいる、いたいけなムスリムの小姐達の楽しげな様子を通りざまの一閃頂いたもの。

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四枚目のカットですが、同じく北角の路上市場で、やはりここは亜熱帯の都市なのだなぁと実感させてくれるドリアン売りの露店が出ていて、そこのちょいと渋めの若い兄ちゃんが半裸でドリアンの販促活動なんかやってたもんだから、結構、妙齢の女性がひきもきらず話し掛けて活況を呈していたので、そっと一枚人陰から撮ろうと思ったら、気づかれて、兄ちゃんがカメラ目線をくれたもの。

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五枚目のカットですが、ライカなんか下げて目を吊り上げてスナップなんかやってたら、他の茫洋とした観光客諸氏からは浮いて見えるのは仕方のないことで、ナイジェリアからやって来たという香港市民の経済格差のフィールドワ-クを行っているという父娘に話し掛けられて、お互いに撮りっこした時の一枚。

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六枚目のカットですが、そうこうしているうちに、やっと待ちに待った路面電車、しかも、ゲゲゲの鬼多郎に出てくる百目鬼みたいな異様な風体の電車がそろり、そろりとアメ横の真ん中を進んで来たので、前回、確認しておいた、ベストポジションをどの観光客よりも早くキープし、M8のレンジファインダ一杯に収まりかけたところでシャター切ったもの。

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七枚目のカットですが、北角ではもうおなか一杯撮ったので、MRTに乗って、今度は対岸の九龍地区に尖沙咀経由移動し、一番の撮影スポット「1881」という、香港総督邸跡の商業施設を訪れたところ、ちょうど、スゥィーツフェアみたいなのをやっていて、その敷地の中央付近の広場にあるデザートポット風オブジェに乗っかって嬌声を上げるいたいけな香港婦女子の姿を一枚頂いたもの。

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八枚目のカットですが、同じく「1881」施設敷地内のスゥィーツフェア周辺でモデルさんを物色していたら、赤のロゴ付きM8を目ざとく見つけた三人組小姐のうち一名が、スマホンとパナソのコンパデヂであたし達の写真撮ってぇ~とか、妙に親しげに話し掛けて来たので、撮ってもイイけど、モデルになる覚悟はあるか?と真顔で聞いたら、一瞬凍りついたようになりましたが、OK,OKと交渉成立、一枚撮らせて貰ったもの。

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九枚目のカットですが、同じく「1881」の敷地内、北部の建物部への階段方向に目を向けたら、いたいけな小姐二人組が目いっぱい手を伸ばし、二人入れた自撮りを試みていましたが、何度やっても上手くいかないらしく、首を傾げていたので、モデルさんになってくれたら、何枚かステキなカット撮って上げるよん♪とか言葉巧みに勧誘し、一枚撮らせて貰ったもの。

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十枚目のカットですが、ここ「1881」は元香港総督の邸宅ということですが、当然、総督の邸宅といえば、駐留軍の司令官の公邸も兼ねているわけで、儀礼用の大砲が備えてあって、返還前までは英国の国家的儀礼行事の際、空砲を発砲したとのことで、今でも手入れが行き届いた鋼鉄製の砲身は素晴らしく蠱惑的な緊張感を放っており、そのイメージを尾栓方向から撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、「1881」の敷地を出て、次なる撮影スポット、香港フェリーターミナル方面へ向かおうと西側の出口を出て、ふと「1881」の敷地内の塀兼建造物に巧みに埋め込まれた「Cartier」の店舗の前を一瞥もくれずに通り過ぎて行く香港市民の姿がなかなかシニカルで面白かったので、置きピンで一枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、九龍のフェリーターミナルビルに面したバスターミナル側の壁にはいつも巨大なポップ広告が掲示されていて、なかなか圧巻で優れた撮影ポイントなのですが、今回もそこで通りがかりの人間を入れ、街の動きのようなものを表現した一枚を撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、夕暮れも近い時間で空もぐずつき始め、対岸の香港島の高層ビル群の明かりもややもやに霞みかけていたのですが、それでも、フェリーターミナルには、いつも目にする超大型客船が横付けされていて、暮色の空と、真っ白な客船の巨体、そして遠くにはやや霞みかけた香港島の高層ビル、といういかにもお定まりの観光写真的な風景が目の前にあったので、とりあえず一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、フェリーターミナルビル二階の港に面した展望デッキ的通路に出てみると、やはり観光客のカポ-がロマンチックと思われる風景に乙な気分になり、何度も自撮りみたいなことをやって、その結果をあーだら、うーだら北京語で口角泡飛ばして論評していたので、その様子が面白く、振り返りざまに一閃浴びせたもの。

さて、来週は、これまで仕事を含め数十回訪問した香港で、初めて訪れた離島、長州島探検記をお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2016/05/08(日) 23:44:16|
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charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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