深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Sober mentre lente di talento~Topcon Simlar5cmf3.5~

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さて今宵のご紹介は予告通り、工房附設秘宝館から国産の古玉。但し、あまりに数が多く、アダプタ探すのも面倒くさいので、防湿庫の中をざっと見て、まだ登場していないのが何本(何十本?)かあるので、適当にスナップに都合良さそうな50mmクラスのを何本か掴んでバッグに放り込み、そのまま浅草に出掛けて撮ってきたうちの一本です。

このC.Simlar銘のエルマータイプの3群4枚のレンズは1953年から1954年の間にしか製造されなかった結構数の少ないもののようで、しかも輸出が中心だったらしく、国内には1954年のTOPCOR銘になってから数が出回るようになったようです。

実は、キャノン、ニコンは50mmはf3.5からf1.2ないし、f1.1まで持ってますし、ライツも同様ですが、トプコンは50mmクラスしか持っていない上、それもf2.0とこのF3.5の2本しか無いのです。

でも、たまに取り出して遊ぶと地味ながら素晴らしい端正な描写で目を愉しませてくれるので、大切な古玉のコレクションの一部です。
では、さっそく、このところ国際的な観光地と化した浅草の土曜日の賑わいを御年63才の古玉を通して見て参りましょう。
カメラはX-Pro1、絞り優先AEでの開放撮影です。

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まず一枚目のカットですが、地下鉄から地上に出て、まず一番目に立ち寄る雷門付近で、このところ常態化している、中国人小姐、或いは中国人カポ-の浴衣ペアルックの記念撮影ですが、なかなか着こなしも決まった和風の小姐をちょっとMr.Boo風の如何にもカメヲタっぽい兄ちゃんがしゃがみこんで下から何某かの指示を中国語で飛ばしながら撮っていたので、「対不起♪」とか声かけて、兄ちゃんの頭の斜め上から一枚頂いたもの。

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二枚目のカットですが、浅草でのいつもの定点観測スポット、仲見世から、美人茶屋「あずま」さんの横を西に入ってすぐの扇屋さんの店頭の江戸風団扇の図で、中央奥の風神の模様にピンを合わせて撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、団扇の試し撮りを終え、では浅草寺方面へ向かおうか、と仲見世に戻ったら、優しそうな目をした髭面の初老の白人男性が孫娘と一緒に土産物屋店頭で地図なんか見てたので声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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四枚目のカットですが、如何にも着付けは見様見真似でやってしまいました、という風情の東南アジアからのゲストの浴衣小姐が仲間と仲見世を冷やかしながら歩いていたので、中国人と見当を付けて声を掛けてみれば、全然通じず、横の家族と思しき大姐が、苦笑いして「Sorry. We are from Thailand.」とか云ってくれたので、それでは、とタイ語でお願いして一枚撮らせて貰ったもの。

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五枚目のカットですが、仲見世を歩き切って宝蔵門から浅草寺境内に入ると、まずはいつもそこそこイイ画のチャンスが転がっている、手漕ぎポンプの界隈に足を運んだのですが、親に奉仕の精神を褒められ、すっかり水奉行と化したらしき、いたいけな中国人童子が、来る人来る人に水を振る舞っており、花も恥じらう同郷の小姐グループのうち一名が嬉しげに手などを洗っている様を一枚撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、手漕ぎポンプの次は、これまた境内での定点観測ポイントである、お神籤売場へ向かい、やたら姦しい中国人小姐のグループが意味が判ってるのかどうか判りませんが、お互いに籤の中身を見せ合ったり、或いは手で持ってるところをアイポンで写したりしてやたら盛り上がっていたので、その様子を後ろからそっと一枚頂いたもの。

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七枚目のカットですが、ここもお御籤売場の周辺ですが、スカイツリーが見渡せる神籤結び棚の前にて、結んで、ハイ!サヨナラする前の籤の中身をもう一回二人で読み返して、うんうんと頷き合う、これまた中国人カポーの様子を背後から一枚頂いたもの。

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八枚目のカットですが、本堂に一応、形ばかりのお参りなどして、さぁ、お茶タイムだ♪と元来た道を辿ろうとしたら、手漕ぎポンプの前で、労働奉仕中の中国人童子がそろそろ、その若い力にも限界が来たのか、それとも褒めてくれる筈の親御さんがスマホンでメールだか、顔本だか始めちゃって自分を顧みてくれなくなったのでモチベーション低下したからなのか判りませんが、相当ヘタった表情で水を振る舞っていたので、その様子を一枚戴いたもの。

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九枚目のカットですが、過酷な労役の場と化した手漕ぎポンプ場から宝蔵門方面に目を転じると、これまたいかついカンジのヲヤヂさんが、幸いなことに自分にはあまり似ていないいたいけな小々姐の娘さんが自らの大切なおやつであるアイスクリームだかヂェラートだかのコーンを欠いてはドバトに分け与えていたので、我が娘とは云え、その優しさに心打たれ、目を細めている様子を一枚頂いたもの。

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十枚目のカットですが、仲見世も美人茶屋「あずま」さんの辺りまで来てしまったので、ここらでもうちょい声かけて撮らないとな、とか内心思って辺りを見回していたら、通り掛かった、タイガーウッズの妹さんっぽいタイ系米人の小姐が「あら珍しいレンズで撮ってるわね、アタシもカメラマンなのよ♪」というカンジで話し掛けてきてくれたので、ぢゃ一枚行きますかと、モデルさん役やって貰ったもの。

今回の感想ですが、うーん、テッサー/エルマータイプは奥が深い・・・また数が出回っていないこともあり、国産のノンライツレンズの中でも知名度はそれほど高くはない地味な玉ですが、なかなか楽しいスナップの時間をプレゼントしてくれて、侮れない銘玉ではないかと思った次第。

さて次回はたぶん、旅行先からの旅情溢るるカットをお送り出来ると思います、乞うご期待!!
  1. 2016/06/26(日) 15:45:04|
  2. 深川秘宝館
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Lens aus Frankreich einen Schlummer zu bringen~Boyer Paris Saphir≪B≫2"f3.5 modL39 uncoupled~

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さて、今宵のご紹介は予告通り、工房製の改造レンズ、Boyer Paris Saphir≪B≫2"f3.5の登場となります。
このレンズ、言わずと知れた往年のフランス製で、超ブランド品?のKinoptikeやAngenieux、そしてSom-Betiotなどの陰に隠れ、地味で電子湾でのお値段的にも決して正当な評価が付けられているとは思えませんが、さる通人のお勧めに従い、電子湾の夜釣りで釣り上げ、入手したものです。
ただ、着いた当初は前後の玉とも埃や脂、そして煙草のヤニと思われるような汚れ、そして中の絞り前後のエレメントも絞り機構のオイルの揮発ないし撥ねと思しき汚れの膜が覆っており、全分解してエレメントのクリーニングと内面反射防止対策を行いました。
そういった手当の甲斐あってか、かなりコントラストも改善され、フレアも少なくはなったのですが、それでも、長年の酷使によるものか、最後面のコーティングもずるずる状態で光に透かすと、前玉にも薄っすらと磨き傷が認められるので、とりあえず現況でマウントをつけて試写し、しかるのち、光学系再生のプロの手に委ねようと考えた次第。
ところで、この玉の出自と仕様ですが、生まれはフランスで1950年半ばから後半、自社では製造出来なかったようで、Som-Bertiot社での委託生産とのことで、構成は4群6枚で両外群が貼り合わせのいわゆるオルソメタータイプの対称系です。
では、4月のストックフォトで入院前の実力?を見て参りましょう。
カメラはX-E1により絞り優先AE、全コマ開放撮影です。

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まず一枚目のカットですが、古河のもも祭りに撮りに出掛ける前に、まずは腹ごしらえとばかりに、駅からゆっくり歩いて15分弱の鰻&川魚料理の名店「たたみ家」さんに歩きながら色々と寄り道しているうちに桜の樹が立派なお寺のすぐ近くの飲食店の店先に咲く花々がきれいだったので、試写してみたもの。

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二枚目のカットですが、駅からの道中、道から見て境内の桜がちらほらと咲きかけていた名刹にお邪魔し、本堂裏の墓地界隈の桜の樹の下まで辿り着き、見上げる格好で、薄ピンクの桜の花を空を背景として数枚撮ったうちの一枚。

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三枚目のカットですが、お寺での桜撮影を終え、再び、「たたみ家」さんへの道を辿り、駅から続く広い幹線道路伝いに歩いていると、祭り用を中心とした提灯、雪洞の類いを商うお店が目に留まったので、最短距離付近での試写の目的も兼ねて、店先の商売物の提灯を撮らせて頂いたもの。

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四枚目のカットですが、同じく「たたみ家」さんへの移動の道すがら、通りまらちょっと入ったところに、いつものメンバーならおのずと好みそうな昭和40年以前系のトタン外装のアパートが小奇麗な表通りの繁栄から取り残された、それこそ、そこだけが異界の如く佇んでいたので、デテールの再現性なども見たかったため、フレーム一杯に入る前提で試写してみたもの。

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五枚目のカットですが、無事、「たたみ家」さんでふっくらとした旨い鰻重をご馳走になり、身も心も充実したキブンで駅前のシャトルバス乗り場に歩いて戻る道すがら、街の様子など撮っていたのですが、ちょうど、黒尽くめの土蔵の背景に現代的な超高層マンションが聳えているアングルが有ったのですかさず一枚撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、会場に着いて、時間まで自由行動で撮りましょう、ということで、会場内を徘徊しながら、桃の花のみならず、来訪者などで面白そうな被写体などないか鵜の目鷹の目、探していたら、陽光を燦然と照り返している、白毛犬ことピレネー犬と、その大きな肢体の横では小型犬にも見えてしまいそうなゴールデンレトリバーが日向ぼっこしていたので、何枚か撮らせて貰ったうちの一枚。

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七枚目のカットですが、同じくもも祭りの会場である古河総合公園では、利根川のすぐそばの湿地帯エリアというロケーションもあって、園内には大小の池沼やクリークなどが配されており、いつもの撮影スポットである手動ポンプのところで、おそらくは地元のよゐこが水をくみ上げる肉体労働に勤しんでいたので、輝く水面を背景に一枚頂いたもの。

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八枚目のカットですが、最短距離での試写として、園内の池沼を背景として、今を盛りとして咲き誇る桃の花のクローズアップを撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、やはりおフランス製のレンズですから、おフランスと云えば印象派の絵画、そんなモチーフで田園地帯を撮ったらどうなるか、無限付近での結像と画面全体の画質の均質性も確かめたかったので、もも祭り会場奥の、毎年、熱気球試乗コーナーが設けられていた辺りから南東方向の一番大きな池沼の岸辺と池沼にかかる橋を撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、公園南方面の最大の池沼の畔を一人散策しながら、おフランスのレンズの得意とする?風景を撮り歩いていたのですが、公園内最大の池沼の東の果てまで辿り着いてしまったので、池沼の中の浮島のようなところに建てられた東屋のような建物と、護岸の岩石などを水面の反射なども入れて撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、もう4~5年は通っていた古河もも祭りではありましたが、公園南側の古民家園には訪れたことがなかったので、何か面白い画でも撮れるかと、同行の愉快な仲間達を誘って古民家園に来てみれば、ちょうど、もも娘の小姐達が、観光協会の指示により団体見学客の供応に出て来ていて、記念撮影なんかも一緒にやっていたので、相乗りとばかり後ろから一枚頂いたもの。

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十二枚目のカットですが、同じく公園内の古民家園にて、前ボケの具合いも見たかったので、古民家の茅葺屋根を柴垣超しに撮ってみたもの。

今回の感想ですが、まぁ、可能な限りクリーニングして、コバ塗りや内面の反射防止をやったとしても、後玉や前玉の研磨再コートをして乱反射対策を徹底しないと、こんなもんでしょう・・・というカンジで、数か月後に光学系の再生が出来たら、再びビフォー&アフターとばかり、改善結果をご紹介したいと思います。

さて次回は久々に工房付設秘宝館から、国産の古い玉の描写でも紹介しましょうかね、乞うご期待!!
  1. 2016/06/19(日) 17:31:09|
  2. その他Lマウント改造レンズ
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An invitation from nymph of iris~Itako Iris festival '16~

さて、今宵の更新は予告通り、一部の事情通の方々にはお待ちかねの、潮来あやめ祭り2016からのレポートになります。

このお祭りはだいたい5月の下旬から6月の20日過ぎの週末くらいまでのスケジュールで毎年、北利根川対岸の佐原とセットで開催され、ちょうど、初春から行われて来た関東甲信越の花祭り系でも、初夏のシーズン開催ということもあり、工房主にとっては、これから7月に入り本格的な夏祭りシーズンへのヲーミングアップ的な役割も兼ねているのです。

今回は開催して二週目の6/5の週末にお邪魔し、宿が全然取れなかったので、仕方なく日帰り行程での訪問となりました。

木場で10時過ぎの電車に乗って、12時半過ぎくらいに着くイメージです。

ではさっそく、当日の行程に沿って実写結果を逐次見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、会場の前川あやめ園に着いて早々、あやめ娘各位の屯所である、ざっぱ船の船着き場の建物を目指し、そこで笑顔もぎこちなく、北関東訛りの時にはアルコールも吐息に混じった様々な観光客の相手をしていた文字通りいたいけな新人あやめ娘の小姐が目に付いたので、接遇の切れ間を見計らい、声かけて、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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二枚目のカットですが、撮らせて貰った後、毎年来てるんだ、とか、顔本には1300名以上、世界各国に小姐中心にお友達が居るから宣伝効果は絶大だ、とかいきなり宣伝モードに入っていたら、観光バスの退け時か、急にほかのあやめ娘各位もヒマになってしまったようなので、居合わせた小姐に順番こにモデルさんになって貰うことにした最初のカット。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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三枚目のカットは二枚目からの続きで、急にお手隙状態になるのと反比例して、急に愛想良くなった感ありきのあやめ娘各位の次のお二方のポートレを屯所前で撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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四枚目のカットですが、屯所に居合わせたいたいけなあやめ娘各位は撮り尽してしまったので、女中頭的存在と思しき方に鄭重に礼を述べ、申し訳程度に園内を散策しながら、主役のあやめを撮ろうと試みたのですが、とにかく日照り続きで、まだ開花している割合も少ない上、その貴重な花が萎れかけてしまっているので、なかなか撮りたい被写体に巡り合えず、やっと萎れ加減の少ない個体を見つけたは良いが、クラシックレンズとデヂカメのコンビにはきつい、陽光燦々と降り注ぐ真っ白いあやめの花でテクスチャは殆ど飛んでしまったの図。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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五枚目のカットですが、うーん、あやめ祭りなのに、このままぢゃ、あやめ供養になってしまうなぁ・・・などと、主催者が聞いたら顔を真っ赤にして北関東訛りの日本語で怒鳴り上げられそうな不埒なことなども考えながら、2時からの嫁入り船の行列のルートでも確認しておこうかと屯所へ戻る道すがら、新手のあやめ娘の小姐に遭遇したので、声かけてあやめ畑をバックに一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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六枚目のカットですが、まだランチにはちょいと早いので、では園内のザリガニ釣り童子各位の勇姿でも撮ろうかなとか思いつき、再び園内を徘徊し始めたら、これから潮来音頭で地元の婦人会が演舞を披露しますとかいうことなので、まさに「枯れ木も庭の賑わい」とばかりにあやめ娘各位の母~祖母くらいのオモニ、アヂュモニがなかなか華麗に舞い始めたので、遠くから一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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七枚目のカットですが、遠目では、オモニ、アヂュモニの集団民族衣装姿もそこそこ画にはなるわい、とか背面LCDの撮影結果を眺め、独りごちていたら、何と二組目のダンサーが登場、こんな過疎地に、良くもこれだけ踊りをたしなむ妙齢の女性が居たものだと妙に感心して、踊りを眺めながらその雄姿を一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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八枚目のカットですが、途中、元気なお年寄りのマスゲームに見とれてしまい、なかなか本懐を果たせなかったですが、ご幼少?の砌の工房主もそうでしたが、概して田舎の童子は男女を問わず、ザリガニ釣りを嗜むもののようで、今回も若い親御さんも子供そっちのけでザリガニ釣りに没頭し、童子たちは童子達で、初対面であるにも関わらず、共通目標で結束し、いかにして多くの大きなザリガニを釣り上げるかということで盛り上がってるところを一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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九枚目のカットですが、そろそろ1時も回った頃、この街の必殺ランチスポットである、”喜劇駅前食堂”でド定番のまぐろ漬け丼定食上を頂き、近海物の新鮮なマグロと旨いコメのクリスタルハーモニーに恵比須顔になって会場に戻ったら、何故か奈良美智の描く不機嫌キャラに良く似たあやめちゃんというマスコットがこの暑いさなか、色が地黒であることを除けば自分に良く似た、いたいけな極小姐と手など繋いで記念撮影などしていたので、これは面白いと思い横から一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Summicron50mmf2Rigid 1st.での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十枚目のカットですが、2時かっきりにあやめ園東側の空き地で人力車から降りた花嫁さんが、園内をしずしずと厳粛な雰囲気で一歩一歩踏み締めて歩き進んで行くさまを今回綿密に撮影位置チェックをして決めた場所から望遠を使って捉えてみたもの。
カメラはX-E1、レンズはVoigtlaender Classic Heliar75mmf1.8での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十一枚目のカットですが、あやめ畑の畔で嫁入り行列を見送って、ざっぱ船の船着き場へ入ったのを見届けたら、ここからが勝負とばかり、ダッシュで航路に当たる前川の畔で背景も考えた上で、人垣の薄いところを探してやっと見つけたポジションで待つこと10分弱、やっと船頭さんの漕ぐ船に揺られてやって来たいたいけな花嫁さんとそのご両親、そしてその船の後を付き従うお囃子社中の船がちょうど被写界に入ったため、必殺の一枚とばかりシャッター切ったもの。
カメラはX-E1、レンズはVoigtlaender Classic Heliar75mmf1.8での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十二枚目のカットですが、前川の畔から通り過ぎる船を撮ったら、また猛然とダッシュし、今度は橋の上からのカットをモノにすべく前川を横切る幹線道路の橋まで辿り着き、そこでちょうど観光協会の法被着た年配の方が顔見知りの観光客との雑談を終え場所を開けてくれたので、そこにパックンチョ♪とばかり収まって、橋上から一閃浴びせたもの。
カメラはX-E1、レンズはVoigtlaender Classic Heliar75mmf1.8での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十三枚目のカットですが、船二隻は無事、前川を通り、北利根川との仕切りである水門を潜り抜け、北利根川の広い水面に出て嫁入り船はすぐさま、愛しい花婿の待つ、堤防沿いの突き出したイベントスペースへと向かいましたが、お囃子船は少し離れた北利根川の水面を遊弋し、聞きなれた佐原囃子やら大杉アンバやらを軽快に奏で、二人の門出を祝っていたので、その様子がとても素晴らしく見えたので堤防上から一枚頂いたもの。
カメラはX-E1、レンズはVoigtlaender Classic Heliar75mmf1.8での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十四枚目のカットですが、堤防上の施設で落ち合った花嫁、花婿は今年からの趣向ですが、二台の人力車に花嫁の両親と分乗し、会場付近を通り抜け、撮影機会を提供しながら、居合わせた地元民各位、観光客各位から祝福を受けようという企画のようで、堤防下で待つこと20分強、親族、友人の撮影攻撃にややげんなりした表情の新婚さんいらっしゃ~いは無事、浅草から出張して来た熟練の人力車に乗って、再び前川あやめ園東側に向けて走り出したので、追いかけざまに一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Summicron50mmf2Rigid 1st.での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十五枚目のカットですが、ハイライトシーンも撮っちゃったし、今回は宿を押さえていないので、さすがに宵の嫁入り船まで時間潰すのも面倒なので、佐原で日暮れまで撮ってからお江戸に戻ることとし、あやめ娘各位にお別れを云いに行こうとしたら、あやめ娘のうちお三方があやめ畑を背後にニコニコ笑って立っていたので、惜別の辞代わりに声かけて撮りながら、今年の感想と協力の御礼、そして来年も必ずやって来る旨約束してその場を去る前の一枚。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Summicron50mmf2Rigid 1st.での絞り優先AEでの開放撮影です。

今回の感想ですが、去年までの慣れたあやめ娘各位がほぼ卒業してしまい、はじめはなかなか撮影もぎこちなく、また肝心のあやめも今年の異常気象で萎れて惨憺たる状況でしたが、でも、それでも継続は力なり、来年も嫁入り船の感動を少しでも多くの方々に伝えられるよう、心の奥深く、再訪を約したのでした。

さて、次回は工房作品、春の新作でもご紹介しましょうかね・・・乞うご期待!!
  1. 2016/06/12(日) 23:06:25|
  2. 旅写真
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A marverick from U.S.A.~Wollensak Cine-Velostigmat2" f2 mod.M uncoupled~

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さて、今宵のご紹介は、久々の工房作品、しかも、国産のありふれた絶版レンズやらコンパカメの玉を取り出して撮れるようにしましたぜ♪ではなく、偶然、電子湾の夜釣りで釣り上げた、謎の深海魚もかくやあらん珍玉、米国はWollensak社製のCine-Velostigmat2"f2です。
この玉が工房に到着した時、やはり同じくノーコートのKinic1.5"f3.5と同じようにエレメントは、コップの中で氷が解けて味が残っているかいないかギリギリの線のカルピスのような淡い白濁した状態で、直ちに分解し、エレメントの清掃、及び端面のコバ塗り直し、鏡胴内部の反射防止改善策を行いました。
構成は貼り合わせ無しの4群4枚、ただ、とても変わっているのが、f2クラスではまず他に例が無いと思われる、簡易ガウスというかオルソメター型というか、前後の構成が凸、凹、絞り、凹、凸という全くの対称型なのです。
製造、ないし発売の年代は番号帯の資料もなく、ネットで調べても類似品が皆無でしたが、漆黒のエナメル仕上げのノーコートで、硝材が1930年前後に製造されたと思しきCookeのKinicなどと似ていますから、おそらくは戦前の1930年代前半に作られたものではないかと考えます。
では、さっそく、この謎の?異端レンズの実写性能を先週の中目黒でのミニ撮影ツアーの行程を追って見て参りましょう。
カメラはX-Pro1、絞り優先AEでの全コマ開放撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、中目黒の駅を降りて南方面にある「中目黒銀座」なるこじんまりした商店街の入り口付近にある、それこそ、川越や佐原から切り取ってそこに置いたかの如き、古建築の酒屋さんの建物の一番特徴的な、銅の雨樋とそこに繋がったダウンパイプをメインに屋根越しに木枠の二階の窓枠まで背景として撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、同じく中目黒駅近くの商店街の入り口付近、古建築の酒屋さんを背にして通りで被写体を物色していたら、ちょうど、けたたましくベルなんかも鳴らしながら、爆走チャリ一家のお通りだぃ!状態をほぼ置きピンで捉えてみたもの。

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三枚目のカットですが、同行者の方々と商店街を奥に進んで行くと、ほぼ年二回は最低訪問しているはずなのに、結構目新しい発見も有って、被写体には事欠かず、木製で生ハムの腿を象った看板に白い木製の切り抜き文字で屋号、そして奥の店舗前の赤い壁には何処となく欧風の漫画みたいなものが描かれ、全体的になかなか洒脱な雰囲気を醸し出していたので、店先からその佇まいを一枚頂いたもの。

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四枚目のカットですが、同行者の一名から、この近くになかなか雰囲気のイイ神社が在ったはずなので、行ってみませう♪というなかなか建設的なご意見を出して頂いたので、一同はさっそく、建物と建物の間の狭い路地を通り、小ぶりな敷地ながらも地元民各位の篤い信仰心に支えられて境内は植樹もしっかり手入れされ、きれいに掃き清められ、とても清々しい気持ちにさせてくれましたが、神社、仏閣関連の写真は業務でチタン屋根関連を撮るくらいでプライベートではご遠慮申し上げているため、神社の塀というか結界を区切る木製の囲いに立て掛けられた深紅の自転車を撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、神社のすぐ裏手はそこそこの大きさに一通りの遊具も揃っている児童公園になっていて、いたいけな童子達がこの日も無邪気に歓声を上げて滑り台だのブランコだの、親御さん同伴で遊んでいたので、ちょいと失礼とばかり、絶叫しながら降りてくる我が子の勇姿をスマホンで捉えようとする若いヲヤヂさんのちょうど反対側に陣取って一枚頂いたもの。

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六枚目のカットですが、童子達が元気良く遊び回る児童公園をあとにして、また商店街探索に出ようとした時、公園の出入り口付近に紫色色の紫陽花が可憐に咲いていたので、最短距離付近の性能も見たかったため、一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、公園や神社のある裏通りからまた"銀座"と称する商店街へ戻る道すがら目についた、道端に植えられた真っ赤な季節の花の可憐な咲き加減を一枚撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、"銀座"と称する商店街を一行は適度に撮りながらずんずんと進んで行きましたが、或るリサイクルショップ、ないしアウトレット販売店みたいな小店舗の店先に発泡スチロールの箱やら白いプランターの箱を上手に活用した、ナノビオトープみたいなエリアがあり、そのお店の縁者と思しき、いたいけな童子達がぶくぶくと泡が立つ箱の中のめだかたかが泳ぎ回る様子を眺めて人生の無常を感じ取ろうとしている風情だったので、背後から通りがかりざまに一枚頂いたもの。

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九枚目のカットですが、銀座"商店街も真ん中を過ぎた辺りで、なかなか店頭のデスプレイというか、個性的な散らかり具合いが画的には蠱惑的な飲食店が在って、ただ店の佇まいを撮るんぢゃ面白くもないので、誰か適当なエキストラさんが通らないか、暫し置きピン状態で待ち構えていたら、ちょうど、一心不乱に乍らスマホンをして歩いて来た都会のOL風の小姐が店の前に差し掛かったので、僥倖、僥倖とばかりに一枚頂いたもの。

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十枚目のカットですが、同じく"銀座"商店街には色々な人々、老若男女がひっきりなしに行き交いますが、やや時間的には外してますが、愛犬?を横着こいて、自転車で散歩の真似事している、年齢、職業想定不能のヲヂサンのお姿をこれも置きピンで捉えてみたもの。

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十一枚目のカットですが、"銀座"商店街の奥地で、深大寺の門前土産物屋街とか葛飾柴又は帝釈天こと題経寺への参道辺りで良く見掛ける、展示と防湿保管を同時に出来る優れモノの、アルミのネジ蓋が付いた、横置きガラス広口瓶が多量に置かれた店の奥で故郷の老親への贈り物でしょうか、黒づくめのやや歳のいった小姐が真剣な眼差しで伝票を書いていたので、横のガラス窓に己が姿が映っているのにも気づかず、チャンス到来とばかり一枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、歩くこと数十分、"銀座"商店街のどんづまり付近まで到達しつつある辺りで、生の向日葵をゴーヂャスに店頭のプランター一杯に植えている、なかなか風情の有る飲食店を発見したので、その黒板にチョーク手書きの看板を背景に至近距離で一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、同商店街どんづまり付近で、まだ昼飯にはだいぶ時間も有るので、一行は思い思いに被写体を探していたのですが、目黒区で流行りなのか、或いはここ中目黒の狭いエリアの生活習慣なのでしょうか?結構、おしゃれというか、差別化を志した自転車そのものや自転車が目に付いたので、或るお店の店頭で色とりどりに並ぶ商品を一枚撮らせて貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、商店街のどんづまりもどんづまり、一番端のお店の店頭に、適度に風雪や直射日光に晒され、イイ案配に年を取った雰囲気の木製の丸椅子が置かれていて、これがアナクロにも古レコード店の店構えに妙にマッチしていたので、この椅子をモチーフに店頭周りの佇まいを一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、こういうフレアっぽいレンズは、やはり難しいですね・・・昨日出かけた潮来あやめ祭りとか、古河のもも祭り、或いは甲府信玄公祭りみたいな、ところどころ、ポートレートを確実に撮れるシチュエーションだと本領発揮するのでは、と思った次第。

さて、来週は、その潮来あやめ祭りから、あやめ娘各位のご協力も仰ぎ、また機材選択の妙も有った、嫁入船のハイライトシーンも合わせお送りしたいと思います、乞うご期待!!
  1. 2016/06/05(日) 20:11:07|
  2. Mマウント改造レンズ
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charley944

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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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