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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

¿Puedo sacar una foto?~Spain photographic tour2016②~

さて、スペインはアンダルシアの旅、到着四日目、コルドバ滞在二日目の朝からレポート再開です。
ホテルはRenfe(スペイン国鉄)のコルドバ駅の目の前にありましたが、旧市街地へは約1.2km程度離れていて、それでも途中、市民各位がヂョギングなどを愉しむ大きな緑地公園みたなところもあり、移動しながら、結構写真を撮ることが出来、相手が英語が出来れば会話なども楽しめたのでこれはなかなか有意義な行程だったと思っています。
そして到着五日目の午後にはコルドバの駅から急行列車に乗って、最終目的地マラガへと移動、しかるのち、出発前日まで、ロンダ、ミハス、カサレスと「白い家の村」豪華三点セットを電車、バス、タクシーを使い、自力で巡って来たというのが今回の旅の全容となります。
では、行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、コルドバ駅前のホテルで美味しい朝飯を頂き、シャワーを浴びてから、作戦行動開始とばかり、朝から街撮りに出掛けたのですが、ホテルの目の前の交差点を渡ってすぐのところで携帯電話をかけ終わりにこやかな表情の小姐が居たので、声を掛けてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

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二枚目のカットですが、幸先良い出だしに気を良くして、昨日夕方辿った旧市街への道と少し違うルートで移動しながら、次なる獲物を探していたら、居ました居ました、建物の軒下を携帯かけながらすれ違おうとする、ちょうどスパイ映画の中の指令を伝え合うシーンみたいなところに出くわしたのでこれ幸いにと傍から一枚戴いたもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットですが、駅前から南側を流れる川の方向に向かって伸びる大通り沿いを歩いている時、大型バイクに跨った、皮のライダージャケットもビシッと決まった、優しい目をした偉丈夫の姿が目に留まったので、声を掛けてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

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四枚目のカットですが、同じく大通りを歩いていたら、ちょっとしたロータリーの真ん中にある噴水の横で、民族衣装みたいなものを纏った国籍不明の極小姐がダンスのようなものを舞っていたので、傍らのご両親に声かけて、一家でモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

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五枚目のカットですが、モデルさんになってくれた一家にお礼を云って歩き出そうとしたその刹那、同じロータリー脇にあるカフェのテラス席で、モーニングを頼むのに、かなり詳細な注文付けているような雰囲気の巻き舌ブルルR音のスペイン語も凄まじいご婦人の姿が目に留まったので、これ幸いにと傍らから一枚戴いたもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

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六枚目のカットですが、やっと旧市街地の入り口に差し掛かった辺りで、往年のエルトンヂョンみたいなユニークな眼鏡を掛けたいたいけなお孫さんを連れた裕福そうなご婦人とすれ違ったので、声を掛け、雑談がてら、お孫さんと一緒のところを一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

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七枚目のカットですが、到着五日目の午後、コルドバに別れを告げ、急行で1時間強のマラガへ移動、まず駅前のホテルにチェックインして荷物を預け、しかるのち、日没前に旧市街に出掛けたら、少し大きめの広場みたいなところの手前のウェディングドレスを展示していたショーウィンドー前で、中国人の親子がじっとドレスに見入っていたので、ここぞとばかり、中国語で声かけて、いたいけな兄妹にモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2での開放、絞り優先AE撮影です。

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八枚目のカットですが、同じく旧市街の商店街を徘徊していたら、いたいけな小々姐が乳母車の中の幼い妹がオモニのウィンドショッピング、並びにそれに付随する婦人間の長い会話(井戸端会議とも言います)の間、退屈しないようにシャボン玉など吹いてご機嫌撮っていたので、傍から一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2での開放、絞り優先AE撮影です。

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九枚目のカットですが、同じく旧市街の建物の間の裏通りも好奇心の向くまま、かなり入念に散策を行い、シャッターチャンスを探し求めていたのですが、或るカフェの裏側でおそらく夜の営業の準備でしょうか、カウンターのセッティングに余念がない、髭面の優しい目をした青年の働きぶりを横から一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2での開放、絞り優先AE撮影です。

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十枚目のカットですが、旧市街の裏通りを歩いている時に建物の間から教会の尖塔かなんかしゃがんで撮っていたら、「ハポネスか?季節外れに珍しいね」みたいなことをたどたどしい英語で話しかけてきたカフェのオーナーが居たので、さすがに翌朝早いので飲酒は遠慮しましたが、雑談がてら記念に一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2での開放、絞り優先AE撮影です。

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十一枚目のカットですが、旧市街のランドマーク、大聖堂西側の広場まで来たら、スマホンで記念撮影だか試みている親子連れが居たのですが、二人で肩組んでならともかく、さすがにいくら腕伸ばしても、乳母車と愛娘を一緒に入れての撮影は物理的にムリと見え、首を傾げ、それぞれ二班に分けて撮影するなど、創意工夫を発揮していたのですが、シャッター押して上げようか、と声掛けたら、喜んでくれたので、ぢゃ、その代わりにモデルさんになって貰うよ、と一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2での開放、絞り優先AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、翌到着六日目の予定通り、10:05マラガZM駅発の列車で、一時間半近くかけ、まず最初の白い家の村「ロンダ」へ向かったのですが、あいにく当日は、秋の地中海性気候では稀有な降雨、しかも本格的な雨降りに見舞われ、駅で30分近くロスしてから小降りになったのを機にまず新市街経由、傘を買い求めて、旧市街へと移動する途中に撮ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit28mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、ロンダでは雨に加え、地中海沿岸地方の海風が時折強く吹き、高さ160m超の橋の上で危うくメリーポピンズ状態になりかけもしたのですが、午後になり、次第に雨も風も収まりつつあって、時折、陽射しも顔を覗かせるような状況になってきたので、小高い丘に残る中世の城址を散策しながら、ふと振り返ると石畳が雲の合間から射す陽光を照り返し、美しく光っていたので、一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit28mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

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十四枚目のカットですが、城址の近くの家族経営のカフェでランチとトイレ休憩ののち、いよいよ今回の訪問のハイライト、お城で云えば、本の丸に等しい、白い家の固まっているエリアへと移動し、その石畳を登り出してすぐ、白い家の前に、お揃いで誂えたかの如き、白いフィアット500が停められていたので、これ幸いにと一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit28mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

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十五枚目のカットですが、同じ白い家の集落を歩いていたら、見通しの良い高台の路上に、なんと、同郷のラリーカーがワークスカーのカラーそのままで、アンダルシアの緩い丘や石造りの集落を背景に佇んでいて、あたかもヨーロッパの山岳ラリーの出発前の競技車両を目の前にしているかの錯覚を覚え、次の瞬間、この地球の裏側での再開をとても嬉しく思い、記念に一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit28mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

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十六枚目のカットですが、そろそろ、帰りの電車に合わせて、旧市街からはそこそこ距離のあるRenfeの駅まで戻らなくてはと思い、後ろ髪引かれる思いで旧市街エリアを後にして、新市街を通り、駅まで戻ろうと歩き出してすぐ、馴染みのある、ドイツ語の大声で語らい合う若者達が居たので、そーいや、ここぢゃ、人物全然撮って無かったっけな、と思い出し、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit28mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

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十七枚目のカットですが、旧市街から新市街へ戻る途上の渓谷に掛かった橋の上から、先ほど散策していた、白い家の集落の全体像を名残惜しく撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit28mmf2.8での開放、絞り優先AE撮影です。

さて次回はアンダルシア編最終回、ミハスからカサレス、そして、出発間際までのマラガ市内でのデイタイムスナップの様子をお送り致します、乞うご期待!!

  1. 2016/10/30(日) 22:23:41|
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¿Puedo sacar una foto?~Spain photographic tour2016①~

さて今宵からのご紹介は、奉公先の会社での永年勤続褒賞旅行として、10月6日~15日まで滞在していたスペインアンダルシア地方の旅から三週に亘りハイライトをお送りいたします。
まず一週めの今回は、日本からの便でブリュッセル経由バルセロナに入り、翌日の朝、実質上の旅行スタート地であるペニスコラから、翌日、丸々一日がかりで列車で移動したコルドバまでのカットを紹介致します。
では、さっそく、行程に沿って街や人々の様子をレヴューして参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、到着二日目の朝、やや遅めの10時過ぎの列車でバルセロナから南下したカステリョン・デ・ラ・プラナに移動し、そこの喜劇駅前ホテルにいったんに荷物を預けて、また電車に乗り、行程途上、通過したペニスコラという観光地最寄駅まで戻り、まずは徒歩で見られる範囲を見ようと思い、海岸方面に歩き、やっと市街地に入った辺りで人通りがあったので、これ幸いとシャッター切ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り優先AE、開放撮影です。

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二枚目のカットですが、同じくペニスコラの新市街地でともかく目の前に見える大きな聖堂みたいな建物を目指して歩こうと思い、歩きながらキョロキョロと被写体を探し、国旗みたいな旗を軒先に飾った、いかにも南欧風の色使いの建物の前を比較的、通行人が通り過ぎて行ったので、街の雰囲気を掴むべく、一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り優先AE、開放撮影です。

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三枚目のカットですが、ペニスコラの駅からは彼方に見えた大聖堂の下まで辿り着いたら、ちょうどシエスタの時間に掛かったのか、街行く人々もまばらな時間帯に掛かってしまったのですが、シエスタとは関係ない、スペインのアンダルシア地方の農夫夫妻の素朴ながら力強い銅像が午後の夕陽に輝いていたので、街並みを背景にモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り優先AE、開放撮影です。

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四枚目のカットですが、到着二日目のペニスコラでの歩け歩け運動も無事パスし、翌日は朝から約9時間掛け、カステリョン・デ・ラ・プラナ駅からコルドバまで内陸部を通った鉄道の旅で移動し、四日目、10月9日から11日の朝まではコルドバに滞在しましたが、そのコルドバ到着翌日の朝、さっそく街撮りに出かけた際の近くの裏通りの表情を一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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五枚目のカットですが、コルドバも地方とはいえ、それなりに大きな都市で、しかも世界的に有名な観光地でもあるため、常に人通りも多く、表通りの歩道上には地元住民、欧州からの観光客目当てのカフェがテラス席代わりにパラソルとテーブル、チェアを所狭しと並べ、通勤途上と思しきローカル小姐が今まさに着座せんとするところを捉えたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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六枚目のカットですが、コルドバ滞在中のベースキャンプたるホテルのフロントで教えられた遺跡群や世界遺産指定の旧市街に向かう道すがら、商店と中小オフィスが混在する商業エリアを通るのですが、その途上、大通りの両側に街路樹が植えられていて、その横断歩道を思い思いのファッションで通り過ぎて行く人々の姿がとても興味深く思えたので、車も少なかったことをこれ幸いにと路上から一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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七枚目のカットですが、やっと旧市街の入り口に来たら、物凄いR音巻き舌というか、口の中で下をブルブル震わせるラテン系の発音の早口でおしゃべりしていたローカル小姐が居たので、さっそく、イタリア語なまりのスペイン語で話し掛け、交渉成立、モデルさんになってもらうことになり、ぢゃ、シャッター切るからね♪というところで、何故か、通り掛かった関係ないカポーの兄ちゃんが自分のGF放っぽり出して飛び入り参加したもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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八枚目のカットですが、同じくコルドバの旧市街地のエリアを細い道、細い道、しかも極力、両側が古そうな建物がせり出している通りを選んで歩きながらシャッター切っていたのですが、それでもまだ南欧の遅い出勤時間とラップしていたのか、地元民各位の人通りが結構多かったので、通行人役として出演願い、教会裏で一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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九枚目のカットですが、旧市街でも、それほど古い歴史的な建造物ではないにせよ、日本やアジア諸国とは違い、ともかく、街の景観に於ける調和がうるさく云われるヨーロッパでは外観の造りや色調も相当気を使って建てられており、狭い路地を歩いていると、光の射し込み方ではっとするような自然のライティング見せてくれることがあり、ここもその手始めのようなものだったので、一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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十枚目のカットですが、同じくコルドバの旧市街地エリア付近の裏通りのビルの谷間にテーブルやチェアを所狭しと並べたカフェの佇まいをローアングルから見上げる格好で撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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十一枚目のカットですが、写真撮りながら、色々と寄り道、回り道をして旧市街エリアの広場的なところに出たら、なかなか洒脱なファッションでスキンヘッドという、ロンドンの下町やミラノ辺りで出くわしたら、ちょっと引いちゃいそうな佇まいの若い父親が、眼つきも鋭く、辺りを睥睨しながら乳母車を押して歩いて来たのですが、声掛けて、写真撮らして貰うことに合意したら、途端にこんな優しそうなパパの顔に変身しましたとさ、という逆大魔神的な例であります。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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十二枚目のカットですが、同じくコルドバの旧市街で主に画になりそうな路地裏、裏通りを探しながら徘徊していたら、高校か大学でも在るのか、ジーンズにヨットパーカーみたいなファッションのいたいけな若者各位が盛んに通っている小路が有ったので、その途中に佇み、一個分隊が通り過ぎざまに一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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十三枚目のカットですが、同じくコルドバの旧市街には大小合わせ、結構な数の教会があり、その周囲にも路地裏、裏通りの類いが有って、そこを探訪せんと歩いていたら、遥か彼方から、カソリックの尼さん各位が話しながら歩いてきたので、カメラを構え、4~5mの距離まで近づいてきた辺りで、笑ってこっちを見ているのを確認出来たのでシャッター切ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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十四枚目のカットですが、マラガ到着後回ることになっている白い家の村三点セットではなくとも、地中海沿いの都市で、イスラームの文化が根柢にある都市では、モロッコやチュニスのような石やレンガで出来た家に漆喰等で白い外観を施す例は数多くあるらしく、ここコルドバも、長い間、後ウマイヤ王国だったかのイスラーム国家の首都だったため、通りからちょっと入るとこういう白い家の路地があり、嬉しくなってさっそく一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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十五枚目のカットですが、これは、先の十四枚目の白い家の建ち並んだ路地の辺りを散策していたら、付近にそこそこの広がりで白を基調とした店舗或いは住宅などが立ち並ぶエリアだったので、程近い別の裏通りで通行人がやってくるのを待って一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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十六枚目のカットですが、コルドバ旧市街の表通りは、マラガやバルセロナに比べれば数十キロ内陸部とは言え、それでも地中海沿岸の都市群のひとつには違いないので、スカコンキーン♪とした色温度の高い、強めの陽射しはもれなく付いてきて、旧市街エリアのランドマークのひとつである旧王宮東の広場で佇んでいたら、陽光をバックに急に馬車がやって来たので、とっさに構え一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

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十七枚目のカットですが、旧市街エリア屈指の撮影スポットである旧ユダヤ人街の裏通りを歩きながら、人通りを待っていたら、ちょうど、左右の建物、道の奥行きもイイ案配の辺りで、地元住民と思しき小姐数名が慌ただしく通り過ぎようとしていたので、これ幸いにと一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mmf2.8での絞り優先AE、開放撮影です。

さて、次週はコルドバ二日目からマラガ一日目、白い家の村シリーズトップバッター?のロンダ行きます、乞うご期待!!

  1. 2016/10/23(日) 22:43:14|
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A port town with great hospitality and friendship tointernational travelers~Pusan Tour'16 Sept.②~

さて今宵のアップは、やむにやまれぬ事情で一週間空いてしまいましたが、9月の下旬に出掛けた釜山ツアー三日目、正確にはもはやソウルの方が近い「群山」という地方都市に残る、植民地時代のレールの回りを取り巻いたレトロな環境を売り物とする、西海岸のニューウェイブ観光地「群山線路村」からのレポートをお送り致します。

ここ群山市は全羅北道に位置しますので、釜山よりはむしろ同じ西海岸エリアのソウルの方が近いのですが、今回、釜山をベースキャンプとしていたので、朝9時半釜山駅発のKTXソウル行に乗り、11時過ぎに大田駅着、そこから何とか市内バス停の乗り場を探し出し、市内バスに乗って、市中心から離れた総合バスターミナルまで移動し、その時点で一時間に一本の群山行きバスが11時半に出てしまったので、むしろこれをランチタイムと捉え、バスターミナルとも大型ショッピンセンターとも思える建物にあるキャフェテリアで、韓国風饅頭こと丸形蒸餃子の定食と長尺海苔巻き定食計6300ウォン(約580円)を頂き、しかるのち、12時半発のバスで1.5時間かけて群山バスターミナルに辿り着いた次第。

で、肝心の京岩洞線路村はバスターミナリから看板など出ていよう筈もなく、出発前にネットで見た地図の記憶を頼りにそれらしき方向に歩き、10分ほどで発見し、そこから2時間半近く廃線の線路上を行きつ戻りつし、みっちりとスナップしたというのが当日の顛末。

ではさっそく、当日の行動に沿って実写結果を見て参りましょう。
機材はカメラX-Pro2、レンズはVoiktlaender Ultron28mmf2.0での絞り開放AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、バスターミナルから程近い駐車場の中に残ったレール敷設の痕跡を頼りに東に歩いて行ったら、やっと廃線の線路実物が残されており、それに耳をつけて汽車の到来を予想していた、いたいけな童子の堅そうな金属製のオブヂェがあったため、これ幸いにと一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、こんな閑散とした簡易公園みたいなところが、ソウルからの半日観光地として、今や釜山の甘川洞文化村と人気を二分するとも云われているポップでシュールでノスタルヂックなエリアのはずがないと考え、ただひたすら記憶を頼りに東へと歩いて行ったら、やっとそれらしき、かつての線路脇住戸の跡が目に入って来たので、一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、ただひたすら、廃線となった線路の脇に、古めかしい造りながらも妙にペイントが生新しいカンジの店舗兼住宅のような建造物というか構築物のようなものが果てしなく続いているので、このエリアとしては珍しく閑散としたその様子を一枚戴いてみたもの。

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四枚目のカットですが、線路伝いに、速足で歩きながら、モデルさんになってくれる人というか、少なくとも甘川洞文化村には及ばずとも、それなりに人を入れて撮らないと、退屈した写真ばかりになってしまうので、後から、黄色い喚声を上げながら追い越して行った、いたいけなアガシお二人様の後ろ姿を借景として辺りの様子を一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、この廃線の線路伝いに歩くこと約30分ほどでやっといたいけな韓国人カポーの行き交うエリアに到達したらしく、皆一様に仲睦まじく、手など繋ぎながら線路の間の枕木を踏みながら歩いたり、或いはどちらかが線路上を平行棒代わりに歩いてみたりとしていたのですが、白のトップスと白のソックスがなかなか清潔そうな雰囲気を醸し出しているカポーが笑顔で「アニョンハセヨ~」とか挨拶して通り過ぎて行ったので、挨拶を返すや否や、振り向きざまに一閃浴びせたもの。

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六枚目のカットですが、居ました、居ました、甘川洞文化村にもたむろしていた、日本の古い中高生の制服をレンタルしてこの近傍を散策したり、記念撮影していたカポー、グループのうち、特にノリが良いアガシ集団が目についたので、声かけて、撮影仲間に入れて貰ったもの。 

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七枚目のカットですが、どうみても宮崎某監督作品から無断借用して来たような、線路脇の店舗兼住宅の壁画の前で、なかなか良いノリとリズムで制服撮影ごっこみたいなことをやってたアガシグループが居たので、声かけて個人撮影会に持ち込んだもの。

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八枚目のカットですが、造りは古めかしいですが、中間色のツートンカラーに塗り分けられた屋外階段の色合いとその手前に置かれたプランターの造形がえも云われぬキッチュな雰囲気を醸し出していたので、ここは人通りが捉えた頃合いを見計らって一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、貸衣装屋の兄ちゃんと思しきカメラマンに注文付けられ、傍からみればかなりオーバー演出気味のポーズをセリフ付きで熱演していた、いたいけな若いカポーとその愉快な仲間達が居たので、その仕切ってると思しき友人に声かけて、カメラマンの兄ちゃんの真横で一枚撮らせて貰ったもの。

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十枚目のカットですが、ここ線路村で一番流行っていると思しき、土産物屋兼カフェ兼貸衣装屋の店舗斜め手前から、目の前を通り過ぎて行った若いグループ各位を借景とし、その辺り一帯の様子を一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、ここも線路村上の簡易カフェというかお休み処的なキャラクターの店舗で、ソフトクリームやらフレッシュヂュースなどを商っており、確か、散策で小腹の空いたカポーや育ち盛りのいたいけな童子達のため、たこ焼き状のスナックも売っていた店先を一枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、線路村内の比較的人通りの多い商店街みたいなところをモデルさん求めて、行きつ戻りつしていたら、どうも視線を感じるので、そちらに目をやれば、ちょっと年齢はいっちゃってますが、なかなか美形のアガシが日本のセーラー服夏服なんか着込んで、目が合った途端、カフェの席から手のひらをひらひら左右に振って、如何にもあたし達撮って!というゼスチャだったので声掛けてモデルさんになって貰ったもの。

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十三枚目のカットですが、ここ群山線路村はまだ日本国内のガイドブックにも載っておらず、トリップアドバイザー辺りにも、アクセス方法を詳細に記した訪問記みたいなのはなかった筈なのですが、結構な数の中国、ないし台湾からのカポーが目に付き、これから黒竜江省の田舎町の結婚式の二次会行きますよ♪みたいないで立ちのカポーが手を繋いで追い越していったので、国際親善のため、後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、だいたい観光地で声掛け撮影みたいなのをネチネチやっていると、ほぼ必ずと云って良いほど出て来るのが、「スマホンでシャッター押して♪」系のカポーや小集団で、カメラを二台下げ、モデルさんを探して徘徊していたら、先ほどの「飾らない窓の少女」達との会話を聞いていたのか、アタシ達も撮って、と自分達のスマホンを差し出して来たので、モデルさんもお願いしたもの。

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十五枚目のカットですが、往復運動より、流行りの商店が立ち並ぶ線路村上の繁華街付近で獲物を待つ方が効率的だと云うことに気付き、待っていたところ、ほどなく、お揃いのピンストライプのスーツっぽいペアルックで、20代後半の背の高いかっけぇカポーが来たので、通り過ぎざまに一閃浴びせたもの。

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十六枚目のカットですが、現実問題としたら、大変なことになりそうですが、若夫婦が幼子を抱いて中学生の制服をお揃いで着込み幸せそうに歩いてきたので、声掛けて、どうして日本の制服着て散歩するのが韓国で流行っているの?と英語で問うてみれば、フレッシュでクールだと思わない?と聞き返されたので、そんなものかなぁと思いつつ記念撮影させて貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、同じく線路村の”繁華街”付近では、ここで借りたもの、或いは持ち込みを含め、結構な数のコスプレ系の男女、ないし女x2のカポーが頻繁に通り、カメラを構えた人間の前で、結構渋めに決めて通り過ぎて行く秀逸スポットがあったので、そこで待ち構えていたら、結構イケてる仮想男女カポーが目線くれながら歩き去って行ったのでこれ幸いにと一枚戴いたもの。

今回の釜山ツアー通しての感想ですが、うーん、韓国ってホント反日国家なの?対日感情悪いの!?という疑問でした。
そもそも、入社してすぐ同期の友人とソウルに旅行し、たまたまGWは国の独立に関わる祝日が有ったり、5/1は防空訓練の行われる日だったりしましたが、それでも現地の大学生ほか若者は日本の同世代の人間と交流したい、という欲求の方が勝っていたと記していますし、今もそう変わっていないと思えました。実際、今回の釜山ツアーでは声掛けて断られたのは一回もなかったですし、前回の釜山も、その前の旧正月のソウルも同様でした。まぁ、個人的には実際に居心地良ければ、マスとしての記号はどうでも良いことですが。

さて、次回以降は10/7~15までの南蛮大冒険記を三週連続でやっちゃいましょうかね、乞うご期待。
  1. 2016/10/05(水) 22:48:47|
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A port town with great hospitality and friendship tointernational travelers~Pusan Tour'16 Sept.①~

さて、今週のアップは予告通り、お隣は韓国、釜山の街に先週ふらりと出掛けて来た時に撮ったものを二週に分けてお送り致します。

今回も、基本的なパターン通り、3日間の休みに有給休暇を一日くっつけて4連休として、3泊4日の旅として出掛けてきたものです。

木曜の午後、成田を発ち、夕方に釜山金海空港着、翌金曜日には、前回初訪問し、写真撮影スポットとしては、適度にモデルさんになってくれる友好的で物好きなアミーゴの多い「甘川洞文化村」に出掛け、しかるのち、釜山での定点観測スポットと化している「チャガルチ市場」へと出かけた次第。

前編として、その到着2日目の甘川~チャガルチでの撮影結果をお送り致します。

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まず一枚目のカットですが、前回も撮りましたが、機種換えをしたので、その精緻な描写を際立たせる意味も有って、土城駅傍のバス停からのマウルバスの停留所の目の前、山麓の集落を背景として建つ「透明人間」?のオブヂェを至近距離で撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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二枚目のカットですが、「透明人間」オブヂェのちょうど道を挟んで反対側、山肌の崩落防止壁にところ狭しと貼り付けられた名も無き芸術家達の描いたデザイン木片の群れがとてもアーティスティックで素晴らしいので、観光客の混ざり、広角レンズのパースを活かし、集落の遠い住戸群もバックに入れて一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットですが、甘川文化村のバス停からの順路のところどころに上に登る道があり、注意深く観察しながら歩くと結構、カラフルで魅力的な路地というか側道があり、ちょっと地中海に面した集落の生活道路にも見えなくもないので、さすが「釜山のサントリーニ」とか独りごちて、ローアングルから一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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四枚目のカットですが、前回訪問時もそうでしたが、ここ甘川洞文化村の街並みは結構な数の商業写真・画像の類いに用いられているらしく、今回もオーディション用の写真を撮りに来たといういたいけなアガシ二名が一生懸命、サムスンのコンパデヂをちっちゃな三脚に乗っけて二人の写真を撮ろうとしていたので、声かけて、アイゴー♪×2とか泣きそうなカットを何枚か撮って上げた代わりにモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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五枚目のカットですが、先ほどの壁面芸術のもっと本格的なものがより奥まった辺りに有って、その前で、韓国国内は云うに及ばず、中国、西欧諸国から来た旅人達が代わる代わる記念撮影など楽しんでいたのですが、ふと人の群れが途切れた頃合いを見計らって、また広角のパースを活かし、斜めからその全貌を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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六枚目のカットですが、再び幹線道路上の集落の中の通路を歩いて被写体を探していたら、居ました居ました、観光案内所並びに在る土産物屋街の中の貸衣装屋であろうことか、日本の中学生と思しき制服を借り出して、いわゆる「観光地コスプレ」を愉しんでいるアガシ二名に遭遇したので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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七枚目のカットですが、同じく上の集落の通路を歩いていたら、かなりイカしたカンジの香港人と思しきカポーの旅行者とすれ違ったので、振り向きざまに遠い山並みや集落の色とりどりの住戸の壁面をバックとして一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_008.jpg
八枚目のカットですが、集落の周回道路の中ほどにある「だるまさんが転んだ」をモチーフとしたとおぼしき壁画の前で嬌声を上げて、色々なポーズで写真の撮りっこをしていた、インドネシアかカンボヂア辺りの小姐の一団が居たので、わざとタイ語で話し掛けたら困った顔して首を傾げたので改めて韓国語で話し掛けてみたら、やっと通じ、韓国国内に留学に来ているベトナムアの女学生だということで、快くモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_009.jpg
九枚目のカットですが、集落の周回道路のどんづまり付近、これを西に進めば、下に降りて行ってしまう辺りで、地図を広げ、どうしたもんぢゃろぅのぉ?とか全然、文殊の知恵も湧かずにお困りのオランダからの小姐三人衆が居たので、声かけて、観光スポットとチャガルチ市場への戻り方を教えて上げた代わりにモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十枚目のカットですが、どんづまりまで行ったので、またもと来たバス停方面に戻りながら周回道路沿いで被写体を探そうと鵜の目鷹の目で歩いていたら、居ました居ました、命がけ系オブヂェクトである、山肌にひな壇状に設けられた集落の道路の転落防止目的のコンクリ柵に置かれた、ここ甘川洞文化村のイメーヂキャラであるキツネを連れた少年の像の横に腰かけて、数メーター下の家屋群の屋根への転落の恐怖に半ば顔を引き攣らせ、記念撮影など愉しんでいるいたいけな若いアガシ達の様子を望遠で撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはC.Heliar78mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_011Ts.jpga>
十一枚目のカットですが、甘川洞文化村では平日にも関わらず、前回以上にモデルさんになってくれた世界各国のアミーゴに恵まれ、望外の成果だったため、陽が高いうちに次なる撮影地、チャガルチ市場エリアにバスと地下鉄乗り継ぎで移動し、今回はすぐに魚市場エリアに直行せず、旧植民地時代の日本家屋が残る、南浦から続く、薬種問屋通りをまず撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、薬種問屋通り奥、チャガルチの全容が見渡せる、南浦洞の船着き場から、手前の灯台と漁船をモチーフとして、遥か遠くの山肌に貼り付いた、甘川洞文化村っぽい雰囲気を漂わせる、昔からの住戸群の姿を併せて撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、薬種問屋通りを抜け、魚市場通りにやってくると、やはり先客は休日、平日関わり無しの中国人のグループ旅行があちこちに散開して、仲間と電話したり、物珍しい景色をバックにSNSでライブ画像上げたり、ごく普通に記念撮影したりとスマホンをフル活用して楽しんでいたので、手近な美形の小姐が口を半開きで風景撮影している傍らに寄って、その様子を一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

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十四枚目のカットですが、時間も遅くなってきたからか、だいぶ市場のメインストリートというか、魚のリテールを行う通りは閑散としてきて、夕陽に照らされる遠方の山肌の住戸群も見渡せるようなイイ画が撮れる時刻となってきたので、さっそく一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_015.jpg
十五枚目のカットですが、中東系の美小姐3名組と市場の通りですれ違った時、明らかにアイコンタクトしてきたのが判ったので、さっそく追いすがり、声かけて、何枚か彼女たちのアイポンやらアスースのスマホンで撮って上げたり、また工房主自身にも一緒に入って欲しいということで一緒に記念撮影したりと盛り上がった後、ではお別れに、と一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

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十六枚目のカットですが、市場の南西の外れまで歩いて行ったら、東の南浦の方向から怪しげなBGM流しながら、踊っては太鼓を叩くという、日本のチンドン屋さんをより強烈にしたカンジの路上パフォーマンス集団がやってくるのが見えたので、猛ダッシュして追いつき、後方に回り込み、眼光鋭い主催者のアヂュモニを入れたカットを撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

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十七枚目のカットですが、そろそろ陽も暮れかけ、お茶もしたい時刻となって来たので、チャガルチ市場を後にする前、市場通りを振り返りざま、疲れた表情でリアカーを曳いた行商のアヂュモニがちょうど通りがかったので、これ幸いと一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

さて次回は釜山三日目と四日目、今回初訪問の釜山からは片道4時間近くのニューウェイヴ観光地への訪問記も含めたレポートをお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2016/10/02(日) 22:56:51|
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charley944

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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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