深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

個展写真 2016 Dec.

さて、いよいよ、今年最後の本ブログ更新となりました。
今回のアップは予告通り、遠く離れても目指すは同じ美の追求、それを写真というひとつの登り口から高みを目指そうとしている同志への、変わらぬ友情の証として、都内某所で30日まで開催されている拙個展の作品12点を一挙にアップ致します。
お題は会社の永年勤続褒賞で貰ったスペイン旅行で出会った地元の人々の惜しみない笑顔と彼らとの交歓で、コルドバ、マラガで10月の中旬に撮影したものです。
ではさっそく、追って作品を見て参りましょう。
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まず一枚目のカットですが、到着三日目の9時間に及ぶ鉄道の長旅を経てやっと到着したコルドバ滞在一日目の午前、愛機2台に必殺レンズを装着してコルドバの旧市街の城壁界隈を「闘牛士の唄」など鼻歌で歌いながら歩いていたら、城壁の下に座っていたタバコ工場に勤めるという女工さん達が口笛吹いたり、ウインクしたりして手招きしてくれたので、日本からバルセロナ経由鉄道で来たんだと話したら、アタシ達の写真撮って!ということだったので、この若くて美しい21世紀のカルメン達を闘牛士エスカミリオ宜しくウインクして一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8初代による絞り開放AE撮影です。 

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二枚目のカットですが、カルメン達に別れを告げ、ひたすら旧市街の中を進み、大きな河の近くの城塞まで来て、河を挟んだ橋の向こう側の塔まで行ってみようと思い、石造りの荘厳な橋を渡りかけて暫くしたら、いたいけな極小姐が走ってきてぶつかりがてら、左脚に取りすがって立ち上がったところ、そのオモニとやはり健気な幼い姉が走り寄ってきて、苦笑して謝りながら、怪我は無かったの的なことを聞いていたので、これも何かの縁なので、日本から来たんだけど、記念に写真撮らせてね、と声かけたら、即OK、三人揃って、旧城塞をバックにモデルさんになってくれたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8初代による絞り開放AE撮影です。 

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三枚目のカットですが、母娘に協力の礼を云って別れ、橋を渡り切ったところに聳え立つ、魔法使いがお姫様を閉じ込めておくのに専ら使いそうな石造りの頑丈な塔の根元で、親子三人、娘である小姐のアイポンで腕を伸ばし切って三名一緒に記念撮影をしようとしていたのですが、傍目に見ても全然上手く行っていないようだったので、卒爾ながら、と声かけて、シャッター押して上げたら相当喜んでくれたので、じゃその代わりに娘さんをモデルとして供出してくれい!と要求したもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8初代による絞り開放AE撮影です。 

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四枚目のカットですが、城塞近傍でのなかなかの戦果に満足し、旧ユダヤ人街を撮ってから、ローカル名物のランチにでもしようと思い、城塞裏の旧市街の道を歩いていたら、やたら視線を飛ばしながら、ヒラリヒラリと軽快に歩く、如何にもスパニッシュキャリアガール、という雰囲気を漂わせた小姐が向こうからやって来たので、これも声かけたら、あらま日本から? シーズンオフにようこそ☆てなカンジで即決、街頭モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8初代による絞り開放AE撮影です。 

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五枚目のカットですが、食事してから夕方までちょいと休もうと思い、駅前のホテルに引っ込んで、シエスタ宜しく一時間半ばかりも午眠し、陽もだいぶ西に傾きかけた19時前に得物をM8に持ち替えて、晩飯前の腹ごなしとばかり、再度、旧市街に出撃、駅前から続く公園通りから旧市街に入った辺りでバレーの練習から戻って来たと云う、婆ちゃんと孫娘に遭遇したので声かけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影です。

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六枚目のカットですが、いつかは日本に行きたいというまだ幼いものの、美しさが光る将来のプリマドンナとその保護者の婆ちゃんに礼を述べ、旧市街の城壁方向に進んで行ったら、特徴的な顔立ちの三人連れに出会ったので、婆ちゃんに声かけて、お孫さん二人とともに古い街並みをバックにモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影です。

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七枚目のカットですが、旧市街のランドマークのひとつ、城壁遺構の南側、午前中にタバコ工場の女工さん達と出会った辺りより若干南側の壁の切れ目から旧市街へ入ろうと通り掛かったら、「ハィ! ハポネ?」とか声かけてくる少年達が居たので、その通りだけどどうしたの?と聞いてみたら、イイカメラ下げてるんで、オレ達を記念に撮ってよ、ということだったので、一列に並んで貰い、ハイポーズ!とやったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影です。

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八枚目のカットですが、旧市街の宵の口の様子を一時間強に渡り存分に撮影し、そろそろおなかも空いてきたので、公園の中にある、ちょっと小粋なフードコートみたいなところで、到着した晩にたまたま寄ったバレンシア料理のコーナーが値段もリーズナブルだし、小姐もカンジイイし、何よりも料理が旨いので、そこを目指して気もそぞろに歩いていたら、道の向こうから、如何にも撮って頂戴オーラを発しているロコガール二名がやって来たので声かけて新市街との境界辺りで一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影です。

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九枚目のカットですが、コルドバに二泊の後、今回の旅のメインステージであるマラガまで電車で一時間強かけて移動し、到着したその日の夕方の市内の宵の口の様子を日本最強のハイスピードスナップレンズの威力で以て切り取ろうと、M8一台身に着け、旧市街に入ってすぐ、イカした兄ちゃん、姐ちゃんと遭遇したので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。
この中国人3世の兄ちゃん、英国人2世の姐ちゃんのカット、とても傑出した出来に思えたので今回の写真展のコンセプトを表す案内DMの図柄にも使ったくらいです。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影です。

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十枚目のカットですが、ちょっと見はおっかなげながら、実に気のイイ、兄ちゃん、姐ちゃんに心から協力の礼を述べ、また旧市街を徘徊していたら、とあるカフェの横に佇む、遠い目をした爺さんと、実にやんちゃそうな目がクリクリした女の赤ん坊のコンビが居たので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影です。

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十一枚目のカットですが、旧市街の中心部、すっかり陽も落ちて、これからバールやリストランテなどの営業が本格化する時分に、だいぶ客が入って来て、慌ただしくウェイターが仄暗い客席の中を飛び回るカフェの出入り口横に佇み、一心不乱にスマホンでメールなんかしながら、何かしらぶつぶつ言ってるんで、妙に日本の若いもんを思い出し、その様子を賑やかなカフェの店内を背景に1枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはCanonL50mmf1.2による絞り開放AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、出発当日の午前、フライトは15時台で市内から30分もあれば簡単に着けるマラガの空港へ移動する前に時間を12時半まで、と決めて、カメラはM8一台に絞り、旧市街地を徹底的に歩き回り、それこそ3分に一回はシャッター切ってるくらいのピッチでとにかく目に付くものを撮りまくり、カフェで優雅なブランチを撮ろうとしていた親子の息子さんと目が合ったのをイイことに挨拶がてらモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon35mmf2.8による絞り開放AE撮影です。

今回の感想ですが、初の個展、だいぶ仕事が忙しい時期と準備期間が重なってしまったのですが、やって良かった、ホント、誰がではなく、ギャラリーの壁一面に飾られた自分のまだ新鮮な記憶と改めて向かい合うことで、かなり難度は高いですが、それが故、達成出来た満足度もこれまでになく高い独り旅への感慨がこみ上げてきたのです。

今年も拙ブログご愛顧、有難うございました。

新年は愉快な仲間たちとの撮り初めを1/7に行いますので、1/8を初アップと致します。

では、どちらさまも佳きお年をお迎え下さい。
  1. 2016/12/26(月) 23:25:10|
  2. 旅写真
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Snap around the downtown of Tokyo'16.Dec.

さて、今週のご紹介は、予告通り、年末の撮り納めイベントを兼ね、写真のお仲間2名と連れ立って、土曜日に清澄白河から森下、浅草周辺と巡ってスナップを行った結果をアップ致します。
この日は、メンバーの日頃の行いに於ける功徳の積み重ねの賜物か、天気も良く、かといって、真冬の晴天の朝に有りがちな、放射冷却による厳しい冷え込みも皆無で、このところでは珍しい撮影日和の休日となりました。
では、さっそく、当日の行動に沿って実写結果を眺めて参りましょう。

下町ツアー’16E_001
まず一枚目のカットですが、清澄白河駅で11時かっきりに待ち合わせし、集まったところで、地上に上がり、まずはこの周辺名物である、長屋商店街の撮影を行おうと、工房主も今回持参したテストしたいレンズのトップバッターを愛機に装着し、あえて逆光に挑むべく、どこか懐かしい建物を背景に通り過ぎるカポーの後ろ姿を狙ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎のトリプレット75mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー’16E_002
二枚目のカットですが、同じく清澄白河駅前の長屋商店街で、半ば打ち捨てられた自転車のフレームの間から、顔を覗かせた可憐な真紅のバラの花がこれもまたドライフラワー化しているという、時の流れの岸辺に打ち上げられたオブヂェのような雰囲気をぷんぷん漂わせていたので、最短域で一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎のトリプレット75mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー’16E_003
三枚目のカットですが、同じく清澄白河の長屋商店街の建物の途切れた空き地の中に住民が設けたと思しきミニ花壇が有り、建物や、隣接する清澄庭園の木立によって日陰になっていたにも関わらず、そこに白い可憐な花が健気に咲いていたので、これも最短距離で撮影してみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎のトリプレット75mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー’16E_004
四枚目のカットですが、スケジュールをガチガチに決めた撮影ツアーということでもなく、また同行者各位が清澄庭園に足を踏み入れたことが無かったので、今回の中望遠をテストするのに格好のフィールドでもあるので、急遽、庭園に入場し、入り口付近の岸辺に腰掛けて、庭園の池を眺めながら、互いの来し方行く末を語らい合っているかの如きカポーのお姿を斜め後ろから戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎のトリプレット75mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー’16E_005
五枚目のカットですが、当日は、ボランテア説明員がフル稼働状態のようで、順路では前が渋滞していて、余計な時間を食ってしまうのももどかしく、付近の住民であり、この中を熟知している工房主がモグリのガイドとなって逆方向から庭園内をアバウトな説明とともに一周しながら、ちょうど時計で云えば8時辺りの方向から池の畔の紅葉をシルエットで撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎のトリプレット75mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー’16E_006
六枚目のカットですが、同じく庭園内の池の畔を逆方向に巡りながら、5時くらいの位置に「ツワブキ」の可憐な黄色い花が池の畔に咲いていたのが目に留まったので、ひっきりなしに通り過ぎる観光客を気にしぃしぃ、しゃがみ込んで最短距離で撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎のトリプレット75mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー16E_007
七枚目のカットですが、同じく庭園の池の畔、4時くらいの位置に池を眺めて何かしらを語らい合う中国人小姐2名組が居たので、
池を挟んで対角線、ほぼ10時辺りの方向にある紫宸殿みたいなカンジの貸座敷をバックとして、シルエットで一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎のトリプレット75mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー16E_008
八枚目のカットですが、清澄庭園を後にして、昼食会場である森下の老舗料亭「みや古」への道すがら、深川名所にも何度か登場する「萬年橋」に立ち寄り、メンバー思い思いのカットを何枚ずつか撮りましたが、これは北側から南方向に向け、ちょうど、一度に多くの人間が通り過ぎる頃合いを見計らってシャッター切ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎の広角21mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー16E_009
九枚目のカットですが、萬年橋を後にして、ここもいつもの撮影スポット、大川端の芭蕉座像がある芭蕉公園へ上がる手前のカラフルでファッショナブルな貸自転車屋さんの店頭の様子を一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎の広角21mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー16E_010
十枚目のカットですが、ここも芭蕉公園のある突堤下の半年前くらいまでは、お世辞にも綺麗とは言えないトタン造りの旧家屋が建っていた場所がキレイさっぱりリニュアルして、斜め前の貸自転車屋さんと競うが如く、如何にも若手の新進気鋭の建築家がデザインしました、といわんばかりに建て替えられていたので、その特徴的な屋外階段を一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎の広角21mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー16E_011
十一枚目のカットですが、突堤上の高台に在る芭蕉公園からは、大川端の景色が存分の見渡せるので、晴れた日には欠かすべからざる観光スポットなのですが、半ば冗談で「HimikoかHotarunaでも来ないかな?」とか云いながら川面を眺めていたら、あろうことか、噂をすれば何とやら、「Himiko」型二番艦「Hotaruna」がちょうど遡上して来たので、その優雅な姿を収めてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎の広角21mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。


下町ツアー16E_012
十二枚目のカットですが、森下「みや古」での深川せいろ飯御膳の豪華なランチを摂った後、次なる撮影エリアせある浅草に移動すべく、地下鉄森下駅に向かって歩いていたら、清澄通りに面して、レトロな雰囲気の古着屋兼カフェの店舗が目に留まり、更にその前を喚声を上げて、いたいけな地元の童子達が風の如く自転車で通り過ぎて行ったので、頃合いを見計らってシャッター切ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズは謎の広角21mmf4.5での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー16E_013
十三枚目のカットですが、蔵前駅からそぞろ歩きして浅草まで辿り着き、そして浅草寺より西の伝法院通りと公園通りが交差する
辺りから花やしき方面に向けて撮りながら歩いていたら、ビル全体で日本全国の物産を展示即売している観光スポット手前で、白人女性が同行のカポーの記念撮影をしようとカメラを構え、何枚か撮り始めたので、隙有り!とばかり通りがかりの一閃、一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCOSINA55mmf1.2での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー16E_014
十四枚目のカットですが、同じく浅草は花やしきの手前、ちょうど傍らを人力車が追い超して行き、そのお客は?とみれば、今風のトウモロコシの髭みたいな茶色い髪の日本人小姐のようだったので、花やしきを背景に、すかさずその後ろ姿を一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCOSINA55mmf1.2での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー16E_015
十五枚目のカットですが、花やしきの通りから、奥山を経て浅草寺境内に入り、本堂脇まで来てみれば、なんと、本堂横の雨水受けの上から身を乗り出して、中を覗き込むという、大胆な行動を見せている中国人小姐が居たので、反対側からその勇姿を一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCOSINA55mmf1.2での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー16E_016
十六枚目のカットですが、ここも浅草寺でのテスト撮影に於ける定点観測スポットであるお御籤授け場で、国産小姐二名が夕陽を浴びつつ、何か楽し気に語らい合いながら、御籤結び用のワイヤ棚に自分達の御籤を結んでいるところを横から一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCOSINA55mmf1.2での絞り優先開放AE撮影です。

下町ツアー16E_017
十七枚目のカットですが、浅草寺境内での撮影を上がって、ハヤタカメラボへ用足しに回ろうとした時、夕陽を浴びて、とても美しい横顔の白人小姐が通り過ぎようととしていたので、思わず、そのパートナーと思しき男性ともども呼び止め、趣旨を説明し、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCOSINA55mmf1.2での絞り優先開放AE撮影です。

今回の感想ですが、いやはや、一日、しかも連続した行程内で三本のレンズを使い分けるって結構大変、でも、皆、個性的なレンズだったのでとても楽しめました。

さて、今回が今年最後の更新の予定でしたが、都内某所で開催中の工房主の写真個展の作品を、遠方に居て、訪ねられない友の為にアップすることと致します、乞うご期待!!
  1. 2016/12/18(日) 22:13:24|
  2. 街撮り写真
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Shake down of neo-old lens contained for 17years~Tamron Macro-Tele Zoom28-70mmf3.5-4.5

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さて、先週は実家の用事がことのほか長引き、夕方の帰京した時はぐたっとしてしまい、結局ブログの更新をサボってしまったのですが、今週はキブン一新、数か月前に防湿庫の奥底から発掘された、未使用のTamron Macro-Tele Zoom28-70mmf3.5-4.5のご紹介いきます。

このレンズはタイから復員してすぐに、Canon FDマウントのカメラ群の常用レンズとして、もはや新品で交換レンズが入手できなくなっていた純正の代わりとして買い求め、常用機として使うはずだったEFにつけておくはずだったのですが、何回修理をやっても、低速域の電子シャッターが不安定でとても安心して使えないため、ボディの方は捨て値で叩き売って、パートナーを失ったレンズの方は哀れ、防湿庫の底で永い眠りに就いたまま、持ち主の忘却の彼方に置き去りにされてしまったのでした。

ということで、何せ買われたのが今から17年近く昔のことですから、当時の資料など残っていよう筈もなく、ただ判っているのが8群8枚の構成で非球面や特殊ガラスは全く使われていないということ。
この当時、例のライカ社のヴァリオエルマー28-70mmf3.5-4.5にOEM供給されたという某Σ社の同スペックのズームをはじめとして、各メーカー純正を含めて、この焦点域/開放値はかなり多く、一般的なものだったと云えそうです。
今回はFDマウントのデヂタルボディなどないので、X-Pro2にアダプタ経由はめて、土曜日の午後遅くの浅草で試写してみました。
全コマ開放での絞り開放AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、メトロの浅草駅から地上に上がってすぐの定点撮影スポット、雷門前広場ですが、いつも元気な薄着の兄ちゃん、姐ちゃん車夫・車婦各位がたむろしているので、極力、普通の会話をしていそうなところを狙って、シーンを探していたら、ちょうど、車夫の兄ちゃん同志がじゃれ合って楽し気にはしゃいでいたので、雷門を背景に一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、同じく雷門の名物、松下電器の名入りの大提灯下での記念撮影を楽しそうに行っている、中国人グループの側面に回り込み、背景を通る他の通行人各位も入れたカットにチャレンジしてみたのですが、何せF値の暗めのレンズでISOAUTO/Lowモードで撮ってしまったために後ろを通る黒人の女性のご尊顔が流れ、ピカソの「泣く女」そっくりになってしまったという奇遇の画。

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三枚目のカットですが、雷門を後にし、仲見世を歩くこと30秒程度、次なる撮影スポット、仲見世西側の側道に面した扇子屋さん店頭の図柄団扇を、いつものように上から二段めのひょっとこの目にピンを合わせ、背景に藍染の暖簾なども入るように構図を決めて撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、ここも仲見世上の貴重な定点観測スポット、美人茶屋「あずま」さん店頭で、いたいけな女給さんが、もうもうと湯気を上げる大釜から、おそらく冬仕様の熱い黍団子か何かを引き上げるところを、ズームの特典である、望遠域を活かし、店先の外国人中心のお客さんの頭の隙間から一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、同じく仲見世を宝蔵門方向に歩くこと、更に30秒程度で次なる定点観測スポット、メロンパンの販売店の店頭に到着、折よく、着物姿のタイ人小姐2名がそのメロンパンを発注し、包装して貰うのを待つ間、手持無沙汰のご様子だったので、側面に回り込んで、横顔を一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、更に仲見世を宝蔵門方向に歩いて行くと、伝法院通りと交差する手前辺りで、急に視界が開け、宝蔵門の偉容が目の前に広がるので、年末年始のお定まりのの宙に浮かされた縁起物の吊り看板にピンを合わせ、午後の陽光を鈍く照り返すチタン屋根も美しい宝蔵門を背景として一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、人混みでごったがえす仲見世で、ふと横に目を転じてみれば、如何にも中南米から観光に参りました、との雰囲気を色濃く漂うわせるダウン姿の若い父親が、向こうのお国の子守歌でしょうか、スペインやポルトガルのそれとは明らかに違うメロディを低く口ずさんで、いたいけな乳児をあやしている姿が目に留まったので側面から一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、伝法院通りとの交差点で、東方向に目を転じれば、天気がとても良い上、冬特有の湿気が少ない大気のおかげで、スカイツリーのテクスチャが肉眼でもくっきりと認められる状態だったので、望遠端の無限でちょうど上ったばかりの月も入れて一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、仲見世の商店街もそろそろ途切れ、宝蔵門前の広場に出ようという辺りで、スペイン語を話す小姐が明らかに別の国の小姐二名を案内し、結構似合った着物なんか着こなし、仲見世をそぞろ歩きしてきたので、覚えたてのスペイン語で声かけて、モデルさんになって貰ったもの。

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十枚目のカットですが、ムチャスグラシャスとか声かけて、いたいけな小姐三名組と別れようとしたら、ふと袖を引いて、プリーズ、プリーズとか声かけてくる者がいて、恐る恐る振り返ってみれば、テリー伊藤みたいな雰囲気の男の外国人観光客がオレも撮ってと、自らの顔面を指差し、プリーズプリーズ、フォトミー、プリーズとか言ってるんで、OK,OKと云ってカメラ構えたら、こんなおどけたポーズしてくれたもの。

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十一枚目のカットですが、仲見世のエンド、宝蔵門前広場まで歩き切ると、そこでは、いつもの通り、いたいけな国内外のグループやら、カポーが道端のフェンス沿いに佇み、スマホンなんか二人で覗き込んだり、デヂカメの撮影結果の相互確認なんかやっていたので、これも定点観測のひとつと割り切って、望遠端で一枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、宝蔵門下を潜り抜ける人物でも望遠端で狙おうと思い、通り過ぎる人々の姿をファインダを覗いていたら、程なく中国からと思しき若いカポーが現れ、ちょうど、その小綺麗な小姐の方が満面の笑顔でこちらを一瞬向いたのでその瞬間を狙って一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、当日は写真展案内DMハガキのデリバリがメインで撮影は従であったため、境内での撮影も程々に切り上げ、ハヤタカメラボに向かう途中、小粋な江戸文化の発信源である、旧「暮六」という小割烹のお店の店先の小さな庭園のもみじがイイ案配に赤くなっていたので、庭を背景に一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、無事、案内DMハガキをお届けして次なる目的地に向かう途中、すっかり陽も落ちた観音通りを歩いていたら、灯の点った煎餅屋さんの店先の雰囲気が得も言われぬ佳き雰囲気を醸し出していたので、ちょうどお客が入って来たのをチャンスとして一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、うーん、なかなかイイぢゃないですか・・・デッドストックとは言え、約17年前の普及品のズームが最新最強のミラーレスと組むと、ここまで働けるとは。

そうそう、まだシグマの同じようなスペックのKマウントのヤツも埋蔵されてったっけな・・・新年にかけて発掘してみようかな。

さて、次回は年内最後のアップとなろうかと思いますが、暮の浅草寺周辺から今戸、花川戸にかけての風景・人物を古レンズで撮ってお送り致しましょう、乞うご期待!!
  1. 2016/12/11(日) 22:00:21|
  2. 深川秘宝館
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プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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