深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Road to the greatest festival of optics in Yokohama 2016.

さて先週の予告通り、今週はそこはかとなく異国情緒の漂う港町横浜はみなとみらい地区にあるパシフィコにて一年に一度開催されているカメラと写真と映像の総合展示会CP+2017への道すがら、いつもの愉快なお仲間各位と山手の洋館街から元町の中華街をそぞろ歩きしましたので、道中撮ったスナップと会場内のいたいけなコンパニオン各位のスナップをお送り致します。
カメラはX-Pro2、レンズは開発中の試作45mmf1.7プラナータイプです。

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まず一枚目のカットですが、午前中は別行動だったため、一行とは14時前にエリスマン邸で落ち合うことになっていて、集合後、メンバーがぬいぐるみとアマチュア写真を展示しているという洋館に居るとのことなので、そこに向かい、一階の窓際に置かれていた、宮沢賢治の童話の世界にありがちな典型的なネコ目の猫のぬいぐるみを他の見物客に倣い、至近距離で撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、洋館での写真展の見物後、さぁてどうやってみなとみらいさ出っぺか?ということで路上で思案しながら、近所の洋館の生垣の千両だか南天だかに赤い実がびっしりとなっていたので、レンズの性能チェックの目的で、他のメンバー同様至近距離で撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、結局は港の見える丘方面と元町へ降りるルートの分岐点まで歩いていって、そこで雰囲気で決めましょうというような成り行きになって歩き出し、外人墓地手前の灯台みたいなデザインの真っ白い電話ボックスの反対側に建つ洋館レストランの二階から蒼い空に翻るフランスの国旗トリコロールをモチーフにした旗を撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、外人墓地を過ぎ、元町方面へ下るルートを撮ることとし、分岐点を少し過ぎた辺りで横浜管区気象台があり、その入り口に、使っているのか、或いは湘南に有りがちなオシャレな表札替わりのオブヂェなのか判らないですが、潮風にやれたカンヂのヂュラルミンのプロペラも渋い雰囲気の風向/風速計が置かれていたので、これも至近距離で撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが石川町駅まで降りて元町方面を目指して歩いていたら、洋館街でも何組か目にしましたが、当日は天気も良く、六曜もたぶん仏滅以外だったのか、結婚式場らしき建物の前で木遣りを披露すると思しき鳶の装束の中年男数名を目にして、程なく、なんと神輿まで出て来たので、これ幸いと通りざまに一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、暫く歩くと、すぐに中華街のランドマークのひとつである嗎祖廟前に出て、その門前に対で置かれていた大理石製の狛犬とシーサーの中間形態みたいな巨大な魔除けのオブヂェを至近距離で撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、この日の中華街は相変わらず日本人家族連ればかりでなかなか撮影に協力してくれそうな手頃なモデルさんが見当たらなかったので、路上で盛大に湯煙を立ち昇らせ中華スィーツを商っているいたいけな小姐二名のうち奥の方を撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、嗎祖廟から、昔何回か顔を出したことがある中古カメラ屋が関帝廟の裏の方に在るというので、とりあえずそこに立ち寄ってみませうということで、通りを歩きながら被写体を物色していたら、関帝廟の程近くの路地で仲睦まじく、大雨後の用水路の中のカエルの卵みたいで不気味な雰囲気の黒タピオカミルクティなんかとっかえひっかえ飲んでいるカポーが居たので、「油断大敵火事ぼうぼう」と心の中かで呟きながら傍らから一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、これも関帝廟近くの路上の点心か何かを商う物販店の店先で、女友達同士で並んで買い求めた獲物についての相互論評に余念がなく、せっかくの点心が冷めるに任せていたので、店頭の賑わいを背景として、その様子をつぶさに捉えてみたもの。

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十枚目のカットですが、人混みを縫って歩き、やっと関帝廟前まで辿り着いたところ、少々高い階段を上りきったところで、視線も鋭く、眼下の通りを行き交う人々を睥睨する国籍不明の母娘の姿が目に留まったので、これ幸いにと階段の途中から見上げる格好で一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、同じく関帝廟へ登る階段の上、反対側に向きを転じてみれば、防寒着完全武装の小姐二名組のうち一名が昔懐かしいディビークロケットを彷彿とさせるアライグマかなんかの毛皮の帽子を被っていて、相方の小姐と大声で歓談に打ち興じていたので、またしても心の中で「油断大敵火事ぼうぼう」とか呟きながら関帝廟の荘厳な屋根をバックに一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、関帝廟を後にして歩き出して直後、近くの路上で果物を商う露天商を取り囲む人々の中にいたいけな幼子を連れた若い夫婦者が混じっているのが目に留まり、品定めをしていたにも関わらず結局、値段が折り合わなかったのか、立ち去ろうとする刹那、午後遅くの斜めの陽光に幼子達の柔らかな髪の毛が輝いたところを捉えたもの。

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十三枚目のカットですが、元町駅方面への中華街の出口付近に昔懐かしい雰囲気のイラストが描かれた看板を入り口に立て掛けていた喫茶店が在ったので、店頭を背景として午後の斜めの陽光を照り返すその看板を撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、元町駅まで辿り着き、駅前でタクシーを拾い、CP+2017の会場であるパシフィコ横浜に入ったのはほぼ予定通り15時半、暫く併設の中古カメラ市を冷やかしてから、メインの展示会場に入ろうぢゃまいかということになって、会場見物を始めたのがおおよそ16時半前、真っ先に綺麗どころを撮ろうということで、いったん散開後、カシオ計算機さんのブースで太っ腹にもコンパニオンの撮影を自由にさせていたので、一枚撮らせて貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、たぶんアクセサリー系の会社のブースだと思われるのですが、東京オートサロンからそのまま転戦してきましたと云わんばかりの露出オーバーのいたけな小姐二名がガンガンにスポットライトで照らし、肉眼で見てもハレーション起こす寸前のコンディションでカメ爺、カメ兄が撮るのに任せていたので、ではご厚意に甘えまして、ということで傍から一枚戴いたもの。

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十六枚目のカットですが、パシフィコ会場内サンディスクさんのブースでは蒼いスカーフを首に巻き、白基調のスーツに身を固めた清楚で知的な雰囲気の小姐が、これも太っ腹にポートレを許していたので、ぢゃここでもご厚意に甘えましてとモデルさんになって貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、今回のベストカットではないかと思っていますが、会場閉場寸前に歩いていたら、キャノンさんのブース、他社とは異なり、自社製のカメラ以外ではダメとか、並んで所定の位置からではなければダメ、とか小うるさいことを言わず、動線の邪魔にさえならなければご自由にどうぞ、ということだったので何枚か撮らせて貰ったうちの一枚。

今回の感想ですが、うーん、まだ試作段階すが、このレンズ、X-Pro2のEVFのデシタルスプリットイメーヂも良く効くし、そこそこ立体感ある写りだし、面白そう、今度はもうちょい広角側で設計してみましょうかね。 

さて次回は何が出てくるか?確定申告の書類準備の進捗次第です・・・乞うご期待!!
  1. 2017/02/26(日) 22:31:07|
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A hawk with aggressiveness could hide its nails~Yashica ML35-70mmf4~

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さて、今宵のご紹介は予告通り、新春川越ツアーの最中にたまたま立ち寄ったカメラ屋さんの店頭でお茶を挽いていたかつての銘レンズ、Yashica ML35-70mmf4の実写結果をレポート致します。
まずこのレンズですが、1978年に旧ヤシカが独カールツァイス財団との協業で始めたコンタックスシリーズの廉価版という位置づけで同じYCマウントを使ったFR、FXシリーズの交換レンズとして1980年台初めに発売されたもので、7群7枚の構成、当然のことながら、コーティングにはT*は奢られておらず、富岡光学の普通のマルチコートが施されています。
ただ、廉価版と云いながら、鏡胴の材質は総金属製でずっしりと重く、刻印も深くしっかりと刻まれており、やはりコンタックスの兄弟分であるというアイデンテテーは十分に主張しています。
では、土曜日の原宿竹下通りでの撮影により、実写結果を眺めて参りましょう。
カメラはX-Pro2、全コマ開放による絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、まずは腹ごしらえをしてから腰を据えて撮影、と思い、前々から来よう来ようと思いながらなかなか機会の無かった、原宿の伝説のカレー「Ghee」へ立ち寄るべく、副都心線「北参道駅」で降りてからお店に向かう途中に小学校の門の脇の梅が満開状態だったので、思わず足を止め、見上げる格好で一枚撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、「伝説のカレー」を美味しく戴いてから、原宿方面を目指し、西に向かって歩いて行ったら、某宗教団体の建物が開放しているミニ庭園のようなスペースへの門扉から見えたので、中に入って、その不可思議な造形を曇り空をバックに一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、程なく原宿の線路伝いの道路に出て、竹下通りを目指して南下しようとしていたら、いかにもアーリーアメリカンテイストをプンプン匂わせたカンジの陽気な飲食店が在って、その店頭で、陽気なヤンキー娘がお尻フリフリ、真っ赤なスーモ君みたいな着ぐるみと販促活動をやっていたので、拙者かくかくしかじかの者であーる、ついては一枚撮らして欲しいと声を掛け、ノープロブレム♪てなことで手慣れたカンジでモデルさんやってくれたもの。

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四枚目のカットですが、竹下通りの入り口のゲートのところまでやって来たら、如何にもアメリカから観光に来てやったぜベイビィ♪てな家族連れがヲヤヂさんの腕伸ばしの秘技で竹下通りの雑踏をバックにスマホンで記念撮影しようとしたものの、なかなか得心行くカットが撮れないのか、何度も首を傾げて撮り直ししていたので、声かけて記念撮影して上げたお礼にモデルさんになってくれたもの。

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五枚目のカットですが、竹下通り入ってすぐ左側のマクドの出入り口付近で、如何にも地方から出て来て、東京小姐風の装束してますよと云わんばかりの気立ての良さそうな小姐二名が顔を寄せ合って、スマホンの画面を覗き込み、楽し気に盛り上がっていたので、その様子を70mm域の威力を発揮して通りから一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、同じく竹下通を100m程度中に入った辺りの交差点南角にある、かなりシュールというかグロ系の看板を掲げたハイファッション系のクツ、カバン店をバックに雑踏を行き交ういたいけな若者各位の様子を一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、竹下通り中ほど南側にある、建物の間の通路みたいなところ奥まったところに在る、レストランだかカフェへのエントランスの造作が、ここ人で溢れ返った原宿のど真ん中に在りながら、まったく人の気配すら感じさせない佇まいを見せているので、その対比が面白く、一枚撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、竹下通りの真ん中をちょい過ぎた辺りで、七色?の綿あめを商うお店が在り、それが意外なことに外国人観光客のみならず、いたいけな国産小姐からその保護者たる親御さん達各位にも人気のようで、建物のエントラス前のちょっとしたスペース一面に七色のとぐろを巻いた綿あめを持った若者がたむろしている様子を一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、これも通りの真ん中を過ぎてからすぐの南側に在るクレープ屋さんの店頭ですが、なかなか優しげな佇まいの金髪兄ちゃん店員に人気が有るのか、明らかに他のお店とは違って、いたいけな若い小姐のお客が並び、或る者は照れくさそうに、或る者は如何にも嬉し気にお金を払い、金髪兄ちゃんからクレープを受け取る様子が面白かったので傍らから一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、もう明治通りとの交差点が見え掛けて来た、竹下通りもどんづまりの辺りでいったん立ち止まり、元来た方向の人の賑わいを撮ってみようとふと考え、カメラを構え、EVFを覗いたところ、足早に物憂げなやや年配の小姐が通り過ぎようとしていたので反射的にシャッター切ったもの。

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十一枚目のカットですが、明治通りを挟んで反対側にも、この竹下通りの延長戦みたいなストリートが有って、竹下通りほどではないのですが、それなりに賑わっているようなので、引き続き、そちらへ進み撮ってみようと思い、道路を渡ってすぐの辺りで通りの様子を撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、明治通りを挟んだ竹下通りの延長はどうやら原宿通りと云うらしいのですが、ここでもやはり通りに面したクレープ屋さんやアクセサリ屋さん等々が主流らしく、いたいけな年端もいかぬ若者でごった返すあちらでは落ち着いて買い物もできないのか、或る店頭に白人観光客が鈴なりになって、真剣に商品の物色しているところが面白かったので一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、住宅街との境目に位置する商業ビルの地下に位置するカフェへの看板代わりの骨董ものの木製の椅子に白熱灯ランプを乗っけたオブジェが如何にも場違い感を漂わせながらイイ雰囲気を醸し出していたので一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、この原宿通りはどこまでも真っすぐに続くわけでもなく、どん詰まりはコンクリートの壁伝いの左手方向へ登る緩い坂のようになっていて、そのコンクリート壁面にさすが若者とファッションの街だけあって、韓国は釜山の甘川洞文化村を彷彿とさせるような壁画が描かれており、その手前でどこに行くか楽し気に相談していた母娘の姿を認めたので70mm域で一枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、どん詰まりの手前に南北へ走る通りとの交差点があり、ここは前回撮影に訪れたことが有って、南へ抜ければ、表参道方面へ抜けられ、その手前にもなかなか撮影に宜しいエリアがあるので、迷うことなくそちらに進む途中で南方向を撮ってみたもの。

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十六枚目のカットですが、原宿通りから南へ抜ける道の途上も元は閑静な住宅街であったにも関わらず、今や小粋なカンジのファッションストリートと化しており、ここも背後は普通の民家やアパートというロケーションにも関わらず、ラッパーっぽいファッションアイテムを商っていて、店頭に趣向を凝らしたマネキンが置いてあったので店のエントランスをバックに一枚戴いてみたもの。

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十七枚目のカットですが、もう表参道とは目と鼻の先に位置するラルフローレンの重厚な佇まいの店舗ビルの傍らを行き交う様々な年齢、国の人々の姿を広角端である35mmで撮ってみたもの。

今回の感想ですが、うーん、なかなか難しいレンズでした。この後に換装してテストした単焦点f1.7クラスのものと比べると、コントラストが不十分なのか、デヂタルスプリットイメージの効きが今一つで、しかも、この日は朝からスマホンで目を酷使し過ぎて本調子ではなかったようなので、果たしてこのレンズの真価を引き出すことが出来たかどうか・・・

さて、次回はCP+2017に乗り込んでのレポートです、乞うご期待!!
  1. 2017/02/19(日) 21:00:00|
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Return of the silver chevalier~Primoplan58mmf1.9 tuned by F.G.W.G~

さて、今宵のご紹介は予告通り、かつて、目測に近い距離目盛りを使ったR-D1sでの実写結果をアップしたPrimoplan58mmf1.9を堅くて指紋が取れそうなくらいヘリコイドのグリスが固まってしまったのを機会に全部バラバラにして、グリス入れ替えのみならず、エレメントの清掃から内面反射対策までやって組み直したPrimoplan58mmf1.9を同じドイツの玉の試運転の伴走機としてテストしたので、その結果を見て参りましょう。
レンズの詳しい解説は、かつて鎌倉での試写の際、書いていますので、そちらをご参照下さい。
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/blog-entry-192.html

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まず一枚目のカットですが、一本目の試写を終え、再び浅草寺に舞い戻ろうとしたら、何と宝蔵門前で韓国人小姐集団が見るも愛くるしいお揃いの着物着て、ひょうきんなポーズ決め、一人をカメラマンにして撮っていたんで、一番左の小姐に韓国語で話し掛け、日本語も判るとのことだったので、撮って上げるからモデルさんになってよ、とお願いして一枚撮らせて貰ったもの。

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二枚目のカットですが、韓国人小姐との約束通り、彼女達のスマホンで縦横2カットほど撮って上げ、ずいぶん喜んで貰えたのを確かめてから、いとまを請い、次に向かったのが伝法院通りでさっそく遭遇したアメリカからの学生さんというカポーに通りの風景をバックにモデルさんになって貰ったもの。

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三枚目のカットですが、この伝法院通りはホンマは国際通りなんのんちゃうか?と錯覚を覚えるくらい、色々な肌の色、装束の老若男女が行き交い、その中でもちょうどごついディープサウス辺りから出て来た元ロードウォリアーかプロレスラー上がりみたいな中年パパがいたいけな双子ちゃんの乳母車を押して破顔しながら歩いてきたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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四枚目のカットですが、伝法院通りから飲み屋の有る通り、そして花やしき遊園地前経由、また浅草寺境内に戻り、先ほどはスルーしてしまった手水場へ足を向けてみたら、ちょうど、お揃いのレンタル着物に身を固めた中国人親子が律儀にも参拝前の禊を見様見真似で行おうとしていたので、反対側からその様子を一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、次に境内での定点観測スポットであるお神籤売り場に移動してみると、居ました居ました、中国人のレンタル着物軍団が、あたかも秦の始皇帝の兵馬俑の如く似たようなカッコで群れをなしていて、そのうち数名がお御籤にチャレンジし、中をろくすっぽ読まないカンジで、むしろ柵に結ぶところを撮りっこすることに注力していたので、大胆にも至近距離に紛れ込み、その様子を一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、ふと宝蔵門のふもとに目をやれば、かなりの数の着物小姐、アガシの類いが判で押したようにお互いに撮りっこしていたので、その中でたまには国産も良いなと思い、声高に関西弁で撮った写真をネタにボケと突っ込みで勝手に盛り上がっていた小姐二名が居たので、よし、写真が得意なヲヂサンがお二方の美しいお姿をタダで撮って上げよう、馬子にも衣装云うし♪とか云ったら、もぅイケスカンなぁ、でもホンマ?とか乗ってきたのでポーズ付けて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、宝蔵門からまた仲見世をてくてくと歩いて雷門方面に歩き、雷門手前まで来たところで、ここもいつもの定点観測スポットである「美人茶屋あずま」さん裏の扇屋さん店頭の団扇のうち、ひょっとこの眼にピンを合わせて撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、あずまさん近傍の商店の周りには、いつでも観光客がたむろしていて、それが全員が全員買い物するわけでもなく、乗り気でなくとも観光につき合わされ、相方が店内を物色している間、外で待っている人間も居るわけで、如何にも退屈そうに店の前でスマホンに熱中していた、遠方からの観光客の片割れみたいな兄ちゃんの姿に悲哀を感じたので一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、仕上げたレンズの描写を見るのに、反射の強いガラス水槽に収められた細かい豆粒の類いほどもってこいの被写体もないと常々から思ってはいたのですが、この豆屋さん、亀戸の交差点の、豆を売るのが商売なのか、或いは野生の鳥類に餌付けをするボランテアの為に店を開いているのか判らないお店と比べて、殺人的に賑わっていて、なかなか店員さんが接客している横からちょいと失礼、と撮る根性も度胸も無かったのですが、この日は奇跡的に真空状態だったので、これ幸いと一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、一本目のレンズは到着時に雷門前でテストしましたが、このレンズは行程上、雷門前では一枚も撮ってはいなかったので、また雷門の前までやって来て、面白そうなモデルさんを物色していたら、インドから出て来たと思しき家族連れが、手慣れた様子で自撮り棒を駆使して雷門下で提灯をバックの家族写真なんか撮っていたので、そのトライ&エラーの様子を一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、雷門周辺での試写御すぐに雷門至近の某ファミレスにてティータイムとしゃれ込み、小一時間寛いでから再び撮影に出た時、辺りはとっぷりと暮れ、仲見世の宵の口の様子を撮ろうと徘徊し始めたら、あずまさんよりちょい奥の人形焼きの実演販売やってるお店の職人さんの姿が珍しく店頭から丸見えだったので、ちょいと失礼!と店先から一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、仲見世の真ん中より少し雷門寄りのスキンヘッドの店員さんが人形焼だか瓦煎餅を商うお店が有って、そこの店頭は国内外の観光客で賑わっているのですが、この日は珍しく、日本人の着物姿の小姐数名が店頭に並び、行儀よく商品の包装を待っていたのでその様子を一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、陽もすっかり落ち、電灯の暖かげな光が恋しくなる時間帯でしたが、それでも滞在時間という制約の有る、或る意味、21世紀のシンデレラというかウルトラマンみたいな観光客各位は陽が暮れたのも構わず、自分の持ち時間の中で目一杯、見て食べて楽しんで帰ろうとしていたので、その健気なバイタリティに打たれ、その様子を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、陽の落ちた仲見世では店頭の明かりも勿論賑やかではありますが、それ以上に、そのどんづまりに聳え立つ宝蔵門もライトアップした偉容が目を惹くので、時折ファインダを覗きながら、仲見世を前進し、画面目一杯に写る辺りでそのハイテクの象徴たるチタン瓦を纏った荘厳な姿を捉えてみたもの。

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十五枚目のカットですが、宝蔵門手前のちょっとした広場に面した揚げ饅頭屋さんの店頭で、いかにも青春を謳歌してますが何か?という雰囲気を纏った初々しい日本人カポーが、小姐各位のダイエットの大敵である揚げ饅頭なんざ旨そうに頬張っていたので、そのいたいけな横顔を一枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、そろそろ帰りたいと思い、宝蔵門の手前から再び踵を返し、雷門経由、地下鉄駅に向かう途中、
いたいけな小姐相手に言葉巧みに観光乗車の勧誘などを行っている、ちょいと渋みばしったカンジの車夫の兄ちゃんのお姿を一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、いやはや、ヘリコが軽くスムーズになり、実像見てピンを合わせられるようになると、APS-Cの焦点換算では87mm相当の中望遠ではありますが、X-Pro2のデヂスプリットも良く効き、なかなかスナップには面白いレンズだなぁと思いました。

さて次回はまだ決めてませんが、たぶん新年の川越で買った京セラの珍品ズームの試写結果でもご紹介しましょうかね、乞うご期待!!
  1. 2017/02/12(日) 19:46:57|
  2. 深川秘宝館
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Another guest from Wetzler Germany~Leidorf Lordon50mmf2.8mod.M uncoupled~

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さて今宵のご紹介は今年初の工房作品、ドイツはウエツラーのもうひとつのカメラメーカー、Leidorf社のLordmatというレンズ交換式のレンジファインダーカメラ向けにミュンヘンの隠れた銘光学機器製造メーカーEnna社が供給した標準レンズで、製造はおそらく1950年代初め頃のものと思われる、3群4枚のテッサータイプの重厚な真鍮鏡胴も美しいクラシックレンズです。
このレンズ、昨年冬の初め頃、新宿某所の中古カメラ店で見かけて買い込んでおいたのですが、あいにく、経年劣化による工房の主力設備、プロクソン社の小型旋盤の動力伝達系統の不調で操業が停止状態だったのが、やっと暮前にドイツからUボートで交換部品が届いたので年末の旋盤OHと一緒に交換して年明けに操業開始し、ボディの無い状態で外れないスピゴットマウントのスクリュー径、深さをレンズ後端から割り出すリバースエンジニアリングやって、艱難辛苦の果て作り出したものです。
では、能書きはここまでにしておいて、さっそく、今週末の浅草での試写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、深川を15時過ぎに出て、浅草には15時半過ぎに着いたのですが、最初の定番撮影スポットである雷門付近で被写体を探していたところ、有名な雷おこしのお店の横に観光客向けに設置された記念撮影ボードでお互いに撮りっこして遊んでいる中国ないし、台湾からの小姐二名が居たので横からお裾分け的に一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、雷門を後にして、仲見世通りを宝蔵門方向に歩き出してすぐ、例の「美人茶屋あずま」さんの手前で、その角を曲がって出て来た、キャメロンディアスちょい似のカノジョを連れたオーストリア人の兄ちゃんと遭遇したので声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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三枚目のカットですが、ここもいつもの定番試写スポット、仲見世通りの「美人茶屋あずま」さんの角を左に入ってすぐ右角の扇屋さんの店先に並べてある、やまと絵、浮世絵混成軍の団扇のうち、ひょっとこの眼にピンを合わせて撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、扇屋さん前での試写を終え、また仲見世を歩き出したら、妙に日本人的な、しゃらりしゃらりとした歩き方で着物を着こなす、聡明そうな黒人女性とすれ違ったので、即座に踵を返し追いすがって、一枚撮らせてね、とお願いしたところ、ハィどーぞ♪とのことだったので遠慮なく一枚戴いたもの。

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五枚目のカットですが、ここも仲見世のまだ半分より遥か手前の辺り、商店の店先で祭り装束に身を固め、煎餅焼きの実演なんかやってる爺さまが居て、外人観光客やら、PENを下げた写真女子みたいなのが周りにたかってミニ撮影会の様相を呈していたので、遠慮なく混ぜて貰って一枚戴いたもの。

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六枚目のカットですが、粋でいなせな爺さまが元気よく煎餅を焼きながら商うお店の斜め前の土産物屋の店頭に目を凝らしてみれば、言葉が通じないことを気に病んでいるのか、或いは財布でも落としたのか、店頭の商品を眺めては、手に取るでもなく、都度俯き加減になる若い白人観光客が居たので、その物憂げな横顔を一枚戴いたもの。

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七枚目のカットですが、なかなか面白い被写体に巡り合う日だったので、キブンも上々、鼻歌でも歌いたいカンジで仲見世を歩いていくと、また美人の中国人の小姐とすれ違いざまに目が合い、モノは試しにと声かけてみたら、快くOK、お姉さんとオモニも入ってくれて家族三名での記念撮影的カットになってしまったもの。

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八枚目のカットですが、仲見世には色々な商店が軒を並べて、朝そこそこ早くからそれこそ宵の口まで観光客相手に営業に励んでいますが、ちょうど、この時間の陽光の射し加減で初めて発見した赤い看板と提灯の並んだ陰影のカンジがなかなか官能的に思えたので、行き交う観光客を尻目に通りに佇み一枚撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、仲見世を抜け、宝蔵門から境内に入ってすぐの定番撮影スポット、手漕ぎ井戸まで来てみたら、春節の影響でしょうか、中国からの観光客の親子連れがすぐ横のベンチで休んでおり、いたいけな極小姐一名が、せっかく日本に来たのだから、日本のハイテクを体験しなければ・・・とばかり真顔で水を汲んでいたところを一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、井戸端から再び宝蔵門方向に目を転じてみれば、1/28付近が旧正月、春節なのは中国、台湾のみならず東南アジアの華僑、そして奇しくも1/31を旧正月とする韓国からのゲストも混じっており、まさに多国籍軍の様相を呈しており、その中の韓国人アガシ二名が宝蔵門にぶら下げられた大草鞋を背景にお互いに撮りっこしていた結果を眺め、お互いに感想を述べ合っていたところを斜め前から一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、境内に入って次なる定番撮影スポット、参道入り口付近東側のお御籤売り場でモデルさんを探していたら、何やら低い声で呪文のようなものを唱えながら、目を閉じ一心不乱にお御籤入れの六角柱を振る謎の東洋人の女性の横顔が夕陽に照らされ、とても不可思議な魅力を感じたので、抜き撃ち的に一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、この日は天気も良く、気温も比較的高かったので、いつもの週末に増して、国籍の如何を問わず、着物姿の小姐、アガシの類いが多く、この日本人小姐のグループもなかなか着こなしが決まっていたこともあり、撮らせてくれ!一緒に記念撮影して!の類いの観光客からのリクエストが多く、笑顔で対応していたので、つい甘えて一枚お願いしたもの。

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十三枚目のカットですが、ここも入り口付近のお御籤売り場の前、香港から来たという若いカポーがお御籤を抽いたがイイが、日本語版を抽いてしまったらしく、意味が判らず右往左往していたので、声かけて意味を教えて上げた代わりにお二方にモデルさんになって貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、本堂面前の焼香炉では、この日も善男善女で溢れ返っていましたが、その中で、おそらく、ベトナム辺りからの留学生?と思しきたどたどしい日本語を話すいたいけな着物姿の小姐と今風の髪型した日本人の兄ちゃんのカポーが仲睦まじく煙の浴びせっこなどやっていたので、すかさず煙越しに一枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、本堂の前まで歩いて行ったら、やはり、中国から初めて来たと云う着物姿のいたいけな小姐二名組が居て、スマホンで本堂をバックの二人の晴れ姿を撮ってくれそうな親切な日本人を探していたらしく、これみよがしに他人とは違うカメラを提げてキョロキョロしていた工房主を眼ざとく見つけ、写真撮って!と流暢な英語で頼んできたので、中国語で話し掛け、写真撮って上げる代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、そろそろお茶したいキブンにもなって来たので、また井戸経由、宝蔵門方面に歩くこととして、井戸の手前まで来たら、着物姿の中国人の小姐二名が夕陽を斜めから浴びて、えもいわれぬ佳き雰囲気を醸し出していたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、宝蔵門の下で大提灯のディテールでも至近距離から撮ろうかいなとカメラを構えていたら、目の前でなかなか美形の日本人小姐二名が相互撮影会なんか初めてくれたので、おぃおぃ、楽しそうだね、二人まとめて撮って上げるから、モデルさんになってね、と頼んだら、普段はコスプレ系小姐らしく、ストーリー性あるポージングを決めてくれたもの。

今回の感想ですが、やっぱり、旋盤元気だと週末楽しい、眠っていたレンズに21世紀の国際化した日本の今を見せて上げられたのはとても僥倖でした。

さて、次回はこのWetzlerからのお客のホスト役となった同じドイツ生まれの銘玉、フーゴメイヤの標準レンズのOH上がりの描写テスト結果ご紹介します、乞うご期待!!


  1. 2017/02/05(日) 20:00:51|
  2. Mマウント改造レンズ
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charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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