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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

美麗島旅情'17~Taiwan Photographic Tour'17①~

さて、今回のアップは予告通り、9月の3連休に有休1日くっつけて出掛け秋のた台北ツアーを前編、後編の二部構成として、まず前編ををお送りしたいと思います。
まず、恒例の行程紹介ですが、9/15に成田から台北桃園空港には14時過ぎに入れた上、かなり順調に入国手続きが済んだため、空港MRT経由、台湾駅北門口至近の常宿には15時半前にはチェックイン出来、このチャンスを有効に活かすべく、前回、これまで何度もアプローチを試みながら、近くまで行ったものの、探訪できずに終わっていた「迪化街」がまさに"灯台下暗し"の譬え通り、宿から徒歩圏内であることに気づいたので、さっそく、カメラバッグのみ持って、宿から向かって、日暮れまで撮影し、しかるのち、今や最寄り駅となったMRT北門駅から松山・新店線に乗って西門駅に向かい、そこでお腹がすくまで撮ったというのが初日15日の行動、そして翌16日は、朝少し早めに起きて、いずれも西海岸の桃園周辺に位置する老街観光地である「三峡」、「北埔」のうち、近い方の「三峡」を電車+バスで訪問し、お昼過ぎまで撮ってから、台北市北西の観光エリア「淡水」に回り、日暮れまで撮って、「故宮博物館」見学か「士林夜市」撮影でもしようと考えていたのですが、頭で考える通りには物事が進まないのが世の常、着座しなければ急行相当の「自強号」にも乗れるということは判っていたので、それに乗ったはイイが、「三峡」最寄り駅の「鶯歌駅」は「桃園駅」のひとつ手前の駅で、各停相当の「区間車」しか泊まらないので、まだ「桃園駅」で降りて上りの区間車に乗って降りれば良かったのですが、手前の駅であることも忘れていて、そのまま「桃園駅」で乗り過ごしてしまい、あとは急行列車の常で、都市区間を過ぎると、急に停車駅のインターバルがあきますから、なんと次に停まったのは、桃園市の隣の新竹市の「新竹駅」で、今更、戻るのも時間のムダなので、仕方なく二日目の予定と三日目の予定を引っくり返して、当初は17日に行く予定だった「北埔」に目的地変更することとしたのでした。
ただ、それですぐに目的地に辿り着けるほど、旅とは甘いものではなく、新竹駅で「北埔行のバスは何処から乗るの?」と観光案内のいたいけなうら若き小姐に北京語で聞いてみたら、困った顔されたので、英語で聞いてもノーノーと答えられるばかりで、うーん困ったな、どうしようと独り言云ったら「バスはここではなく新幹線の駅から出ます」と日本語で言われ、案内カードを渡されたという恥かき体験付きで、大慌てで、在来線の「新竹駅」から新幹線の「新竹駅」に連絡する鉄道に乗って移動するところが、またしてもハプニングで、何とひとつ手前の駅で大勢の乗客に釣られて降りてしまい、次の電車はと時刻表を見ると約一時間後で、心が折れかけてきたので、もう諦めて台北へ帰って、陽が高いうちからヤケ酒でもかっ喰らおうかという自暴自棄の思いも頭をよぎりましたが、冷静になって、駅前のタクシーを使って、新幹線駅に移動し、そこで昼飯を食ってから無事、駅前からのバスに乗って、「北埔」へ辿り着いたということでした。
そして二時間ほど「北埔」を撮ってから、新幹線の「新竹駅」経由、台北市内に戻り、駅でお茶してからいったんホテルに戻ってシャワー浴び、それから台北駅で晩メシ食べてから「松山駅」近くの「饒河観光夜市」に向かい、体力の続く限り撮ったというのが二日目までの艱難辛苦のお話し・・・

では、前置きが長くなりましたが、さっそく行程に沿って実写結果を逐次見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、桃園空港からMRTに乗って台北駅に移動し、ほど近い常宿にチェックインしたのち、カメラバッグだけ提げて頭の中に焼き付けた地図に従い、「北門駅」の前の通りを「淡水河」の堤防伝いに北上したら、程なくして、いかにもそれらしい、古風な石や煉瓦積みの低層の商店が立ち並ぶ通りの入り口に辿り着いたので、初訪問の喜びもこれあり、「迪化街」入口に位置するカフェ兼土産物屋みたいな商店が入った石造りのビルを撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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二枚目のカットですが、やっと、思い募らせた「迪化街」に辿り着けた嬉しさもひとしお、きょろきょろしながら、まるで台北初訪問の若葉マーク観光客よろしくあっち見ちゃシャッター切って、こっち向いちゃシャッター切って、しながら通りを歩き進んで行ったら、あたかもヨーロッパとまでは云わないまでも、マカオくらいなら肩を並べられそうなエキゾチックな雰囲気漂う交差点に出たので、振り返りざまに一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットですが、更に中へと進んで「永楽市場」の前辺りに来たら、ちょうど陽が傾き出して、商店街の東西の通りの建物の間から射し込むような光線状況になってきて、ふと周囲を見回すと、香港辺りでもチェーン店で目にする「屈氏民大薬房」(ワトソン薬局)の重厚な建物を前に端正な顔立ちに長い髪のいたいけな小姐がまだ幼い妹の手を引いて夕暮れの通りを渡ろうとしていたので、追い縋りざまに一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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四枚目のカットですが、漢方薬屋や乾物屋、そして新しいスタイルのカフェ、手工芸品のブティックのような店舗がモザイク状になって軒を並べる、この極めて魅惑的な商店街をどんどん奥に向かって歩いて行ったら、次第に観光エリアとしての表玄関から昔ながらの市民の商い、そして日頃の暮らしの場としての顔が見えて来たので、車が来ない頃合いを見計らって、道路にしゃがみ込んで、ローアングルで通りの様子を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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五枚目のカットですが、「迪化街」のどん詰まり近く、もはや観光客の姿を見かけることも稀有になってきた、昔ながらの店舗兼住宅が立ち並ぶエリアまで辿り着いたので、両側に立ち並ぶ、アールデコ調と云うか、大正モダニズムの遺産と云うか、とても重厚な佇まいのようにも見えながら、とても懐かしく、親しさを感じずにはいられないような建物を目にして秋空を背景に一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_006.jpg
六枚目のカットですが、いったん、「迪化街」のどん詰まり、高速道路の高架とぶつかって通りが終わっているポイントまで辿り着いたあと、来る時とは多少ルートを変えて、また入り口方面というか「北門駅」方面を目指して歩いていたら、来る時通った道の東側の通りにも、なかなか佳き風情の建物があり、一目見て感心したため一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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七枚目のカットですが、同じく「迪化街」の側道を辿って、「北門駅」方面に移動する際中、通りと直交する道になかなか古風な煉瓦積みの店舗兼住宅が建ち並んでいて、それを撮ろうとカメラを構えた時、いかにも躾の厳しそうな家庭で育てられましたとプラカード立ててデモしているのに等しい雰囲気の小姐がとぼとぼと歩いてきたので、これ幸いにと、エキストラ出演願ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_008.jpg
八枚目のカットですが、「迪化街」の撮影に大満足し、次なる目的地、とは云っても2km以内ではあり、どちらも常宿からは徒歩圏内のエリアなのですが、「西門駅」へと向かうべく、「北門駅」からMRT松山・新店線に乗って移動、駅から地上に上がり、まず目指したのが西門エリアのランドマーク、ちょうど浅草でいえば雷門に相当するような西門「紅楼」だったのですが、あいにく工事中で建物の一階部分に相当する高さの周囲に柵が巡らされており、全景を撮影することが不可能だったので、その周囲の広場の雰囲気を一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはPORST50mmf1.2による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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九枚めのカットですが、ここ西門の「紅楼」はさすが雷門に喩えられるだけあって、その周囲には仲見世的な存在の商店街もしっかり存在し、「紅楼」の南西には二階よりちょっと高いくらいの弧状の二階建ての商店街が周囲を取り巻くように建てられているので、その二階テラスから「紅楼」の写真でも撮ろうかなと上がったところ、愛想の良い猫と遭遇したので、通じるわけもないお世辞など言いながら一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはPORST50mmf1.2による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_010.jpg
十枚目のカットですが、「紅楼」周囲の商店街二階テラス等で建物の写真も何カットか撮ってから、次なる撮影エリアである、西門町の夜店通りに移動し、人間の眼より明るい大口径の玉を付けたデヂタルカメラの利点をフルに活かし、とっぷり陽が暮れ、人工光源だけが照らす夜の街で老若男女の暮らしぶりを撮ろうと思い、獲物を求めて徘徊していたら、ちょうど、封切の映画館の手前で、人待ち顔でベンチに腰掛けていた麦わら帽子の小姐の姿が目に留まったので、一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはPORST50mmf1.2による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_011.jpg
十一枚目のカットですが、翌16日は、冒頭で述べた通り、紆余曲折の結果、三日目に訪問予定だった「北埔」へ繰り上げ到着、当然のことながら、カバンの中には、ネットで事前に収集した現地情報のプリントなど持ってきてはいませんから、繋がりの悪いWifiだけを頼りにスマホンでバス停から老街の位置だけを再確認し、あとはいつもの勘働きに任せて撮るだけ撮ろうと思い、老街の入り口に位置する元客家相手の宿の佇まいを撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_012.jpg
十二枚目のカットですが、ここ「北埔」の街が元々、客家の住む集落だったということくらいは、出発前に国内で読み込んだ資料に書いてあったので良く覚えていたのですが、もはや交通の便も良くなり、そもそも日本統治下の民族間格差解消政策の影響もあって、客家だけの集落でなくなって久しい筈なのですが、そこはそれ商魂逞しい中華民族のことですから、歴史的なリソーズは上手く活用し、まさに日本の地方の町おこしではないですが、客家の伝統とか文化みたいなものを
巧みに活かし、露店は云うに及ばず、商店の店頭でも食品、手工芸品等を賑やかに商っており、たまたま観光に来ていた家族が客家食品を買っているところを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_013.jpg
十三枚目のカットですが、同じく「北埔」老街のメインストリート上、これまた客家の伝統食品と思しき、「仙草茶」なるハーブテーの類いを商っている露店のパラソル下で、興味深々とばかり嬉々として持参のペットボトルにくだんの薬草茶を詰めて貰うとしているいたいけな観光客の小々姐と売り子の婆さんとのやりとりを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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十四枚目のカットですが、ここ「北埔」でも、メインストリートの観光客の雑踏ばかり眺め、撮っていても、この手の老街撮影は半分しか目的を達したことにはならないので、表通りから目に付いた側道に足を踏み入れ、裏通り・路地裏撮影モードに入ることとし、当然、こういった観光ルートから外れたところの地図などないですし、Wifiの繋がりの悪いスマホンなどをナビゲータなどに期待することなどどだい無理ですから、いつもの超六感とラブラドール犬譲り?の臭覚・聴覚のみを頼りに撮り歩くこととし、まず目についた裏通りの茶店の佇まいを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_015.jpg
十五枚目のカットですが、この日はたまたま「北埔」の祖廟周辺がお祭りをやっていたようで、その参道にも、様々な露店や職人の実演販売みたいなブースが軒を並べており、なかでも、いたいけな童子達に人気だったのが、火を使い、ダイナミックに加工を行っていたガラス細工コーナで、見とれている極小姐と作業に没頭する職人さんの対比が面白かったので、斜め後ろから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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十六枚目のカットですが、暑さはだいぶ和らいできたとは言え、日中、動き回るとそれなりに喉も乾きますから、飲み物が欲しくなって、老街表通りに出た際、そういや通りの全体の雰囲気を撮ってなかったけな、と気づき、温和な表情で孫を抱えた爺さん以下の家族がやって来た時、一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_017.jpg
十七枚目のカットですが、ミネラルで喉を潤し、再び、裏通り・路地裏撮影モードに入ることとし、先ほど探訪したのとは別の入り口から東側の住宅街エリアを巡っていたら、同じようなことを考える人間は民族、人種に関わらず居るもので、ソニーのデヂカメを提げた兄ちゃん、姐ちゃんがやってきて、やはり路地裏撮影を始めたので、撮影結果を覗き込んでいつ様子を借景として一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

さて次回は、台北ツアーの旅後編、初めての三峡老街探訪等から厳選したカットをお送り致します、乞うご期待!!

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  1. 2017/09/24(日) 19:39:06|
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Return to the great provincial port town~Pusan photographic Tour'17②~

さて、今回のアップは予告通り、8月のお盆明けに3泊4日で出掛けた釜山ツアーから、後編をお送りしたいと思います。
滞在三日目はシティツアーバスを利用しての市東部のビーチエリア初訪問、その後、いったん出発地の釜山駅前に戻って、豪華な鮑粥、鮑ビビンバを戴いたのち、市西部の観光名所である甘川洞文化村へ訪問しました。そして出発日は便が午後遅くであったため、お昼前まで写真を撮る間があり、再びチャガルチ市場へ舞い戻って、名残惜しんでスナップを行いました。
なお、今回の釜山ツアーでは前回の釜山ツアーと異なり、季節が盛夏だったこともあり、訪問中、雨が殆ど降らず、最終日のチャガルチ市場の帰り道に小々パラついたくらいで、日焼けもしましたが、丸々ピーカンの下、撮影や現地の方々との交流を愉しむことが出来ました。
では、さっそく後半二日間の行程に沿って、逐次実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、シティツアーバスに乗って一番最初に降りたのが、市内では海雲台に次ぐ人気ビーチである広安里のバス停で降り、次のバスが回ってくるまでの30分一本勝負でスナップに賭けようと考え、M8一台に絞り、意を決して浜辺へ降りて行ったら、オープンな現地のカポーが外人さんが多いことに影響されてか、いたいけな小姐をお姫様抱っこして、殆ど無理心中モードで海へ向かっていったので、その愉快な姿を広安里大橋をバックに一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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二枚目のカットですが、近頃は湘南を代表とする日本の海水浴場のみならず、世界各地でボランティアによるビーチの清掃活動が広く普及してきましたが、なかなかどうして、ここ釜山でも、高校生くらいから初老まで、そしてまさに韓国人のみならず、海外からの留学生なども、サークル活動のノリ?で二人一組で楽しげに会話しながらトングで次々と浜辺に打ち棄てられたゴミを拾っており、その様子がなかなか楽し気だったので、まず韓国人大学生とインド人留学生のコンビに声をかけて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットですが、日本ではなかなか度胸がないと出来ない浜辺のスナップですが、写真を撮ったあと、サンキュと云われ、楽しんで下さいとまで言われちゃうとますますテンションは上がってしまうもので、次なる獲物は?と浜辺を虎視眈々と歩いていたら、来ました、来ました、次なる獲物が・・・ということで今度はいたいけな小姐二人組の清掃ボランティアが、お揃いのTシャツ着込んで、ゴミ拾いもそこそこに楽し気に話しながら歩いてきたので、声かけたら、撮ってもイイけど、顔出しはカンベンってことで、おひとりさま目出しで撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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四枚目のカットですが、韓国もお盆という制度があるのか、或いはもうシーズンオフなのか、ここ広安里も予想外に海水浴客が少なかったので、ビーチのあちこちをカメラを提げて大手を振って歩くことが出来、ビーチパラソルの数では世界一とか豪語している釜山エリアの白昼から閑古鳥が鳴きそうなビーチに立ち並ぶカラフルなパラソルの林を撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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五枚目のカットですが、季節外れの人気ビーチでは海水浴客は殆ど絶滅危惧種状態で殆ど遭遇することはなかったのですが、ひなたぼっこに来たお客さんはまた別で、ここでは韓国人よりも、むしろ、海外からのゲストの方が目に付くことが多く、一人でイヤホンつけて、スィングしながら読書なかしている、うら若い黒人女性が目に留まったので、小走りに近寄り、声を掛けたら、え、アタシで良いの?的なノリでモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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六枚目のカットですが、広安里のビーチ撮影を30分ちょい前で切り上げ、シティツアーバスのバス停から巡って来たバスに乗って次なる目的地、もはや日本の湘南、須磨を超え、世界的ビーチリゾートに躍り出た感もある海雲台へ移動し、バス停から、やはり季節外れで白昼から閑散としているビーチを散策しながら、海水浴客も殆ど居ないのに、砂浜を覆い尽くさんばかりに立ち並ぶカラフルなパラソルの林が目に付いたので遠景に高層ビルを入れてその様子を撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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七枚目のカットですが、閑散とした海雲台も30分ちょい前で切り上げ、今度は別ルートのシティバスに乗り換え、何も考えず、車内の案内に乗せられ、タルマジキルという何語か判らんような、しかも降りてみたらバス停周辺には何も施設もない、やっちゃった感満載のポイントで降りてしまったのですが、そこはそれ、いつもの第六感的被写体人力ナビをフルに働かせ、海岸の方へ下る道へ歩いて行ったら、廃線を観光用歩道に整備し直した施設が有って、そこで、地元のいたいけな小姐達が自主製作映画の傍ら、記念撮影ごっこに打ち興じていたので、日本から来たアジョシも混ぜて♪のノリで撮られたり、撮らせて貰ったりしたうちの一枚。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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八枚目のカットですが、シティツアーバスは朝チケットを買ってしまえば、一日何度でも乗り降りが出来るのですが、当日のうちに甘川洞も訪問して写真を撮りたかったのと、山の斜面を利用した再開発集落なので、ちょうど陽が西に傾きかけた頃合いが撮影には丁度良さそうなイメージだったので、14時半過ぎにいったん釜山駅前のターミナルに戻り、豪華なアワビ粥+アワビビビンパを少し遅めのランチに戴き、しかるのち地下鉄で最寄り駅の土城まで移動し、そこからマウルバス、日本で云えばコミュニティバスに乗って、山の中腹にある甘川洞文化村観光案内所手前のバス停で下車し、モデルさんを探していたら、一番最初の展望台付近で、日本のセーラー服がお気に入りという筋金入りのレイヤーの小姐二名が得意ポーズでモデルさんになってくれたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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九枚目のカットですが、幸先良いスタートに気を良くして、まずは高台に登らんと韓国名物の入り組んだ住宅の間の勾配のきつい路地を歩いていたら、ちょうど下の見晴らしの良い屋上展望台みたいなところで思い思いのポーズをつけて記念撮影をしていた、さっきのレイヤーさんご一行のお仲間がいたので、これ幸いにと上から見おろす格好で一枚戴いたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十枚目のカットですが、いやぁ、今日は人物撮影大漁だなぁとかM8のモニター見ながら一人ごちていたら、山の中腹辺り、キャラクターショップやら私設無料記念撮影スポットが軒を並べた辺りに来た時、白人の女性に突如呼び止められて、いきなり真顔であなたの手助けが必要だ、とか云われ、キョトンとしていたら、破顔して、何のことはない、立派なカメラ下げてるんで、どうせならそういう人にシャッター押して貰おうと思って、という話だったので二つ返事でOK、そのお礼と云ってはなんですが、ご一同サマにモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan17_028.jpg
十一枚目のカットですが、元々スタートした時刻が15時過ぎ、その上、やや雲も出て来たのでこの愛くるしいカラフルな村を撮るにはいささか不似合いな状況になってきたため、そろそろ、撤収して、南浦洞までバスと地下鉄を乗り継いで戻ってお茶とスィーツでも楽しもうとか思い、名残惜しんでバス停から振り返って、夕暮れに染まりつつある、この極彩色の家並みを撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan17_029.jpg
十二枚目のカットですが、翌朝、8時前に起き、早々に支度して、フロントに荷物を預けた上で9時半過ぎにホテルを後にして、また釜山きってのアイコンであるチャガルチ市場に暫しの暇乞いを兼ね、レンズ1本で1時間一本勝負のスナップに出掛け、初日の午後の市場とは違う真剣勝負の場を撮ろうと思ったものの、ぐずつく空に買い物客の出足も鈍い、朝のチャガルチの店頭の様子を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Summalit50mmf1.5による開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan17_030.jpg
十三枚目のカットですが、本来の市場の書き入れ時である朝の時間、雨の予報のためか、行き交う人もまばらで、それでも、商店が建ち並ぶ間の交差点のような位置でシャッターチャンスを待ち構えていたら、冷やかしなのか、南浦洞駅前のスタバ辺りで買い込んだと思しき、アイスコーヒーなんか飲みながらそぞろ歩きする親子が目の前を通り過ぎて、商店の建ち並ぶ通りに曲がって歩き去っていったので、その後ろ姿を一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Summalit50mmf1.5による開放、絞り優先AE撮影です。

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十四枚目のカットですが、小雨がパラつき出し、客足もいまひとつにも関わらず、何十年もの習慣が自然とそうさせているのか、或る商店のパラソルの下で初老のアジュモニがおそらくはアリランと思しき鼻歌を歌いながら手際よくアジを捌いていたので、思わず勤労の尊さを異国で改めて教えられた気がして声かけて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Summalit50mmf1.5による開放、絞り優先AE撮影です。

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十五枚目のカットですが、そう云えば活魚・鮮魚商が入居し、食堂も入っている市場ビル内の様子を撮っていなかったことを思い出し、かつて年何回か通ってよく中を撮らせて貰った那覇の牧志第二公設市場の様子を思い出し、入口付近からちょっと中に入り込んで、お茶なんか呑みながら雑談している商店主同士のひとときを撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Summalit50mmf1.5による開放、絞り優先AE撮影です。

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十六枚目のカットですが、朝の賑わいを期待して出発前の慌ただしい時間に早起きまでしてやって来たチャガルチ市場ですが、やはり、情熱は異国の天にも通じるものなのか、これまでこの辺りでは見かけたことがないような、生き生きとしたいたいけなアガシ二名組が楽しそうに語らいながら市場のメインストリートの比較的大きな交差点を通り過ぎて行ったので、ロケーション的にもほぼベストの状態で一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Summalit50mmf1.5による開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan17_034.jpg
十七枚目のカットですが、また市場の雑多な商店街に舞い戻り、働く人々の躍動感を捉えたカットを撮りたいと思い、また商店と商店のすき間で視界の開けた位置に立ち、チャンスを待っていたら、そろそろ撤収時間と考えていた5分ほど前に女性が主役のここチャガルチでいかにも誠実そうないで立ちでキビキビと荷物を手運びするアジョシがやってきたので、これ幸いにと一枚戴いてみたもの。

今回の三泊四日の旅を通しての感想ですが、やはり、釜山は暖かい街だと思いました。
確かに従軍慰安婦像を領事館の裏口前の歩道に設置してしまったとか、不愉快な出来事はありましたが、そこで思考停止して、街で出会う人達、或いはすれ違うこともないまま、黙々と日々の務めを果たしている無数の民草が友か敵かと二元論で片付けられるほど単純な関係でもないと思いました。
日本の植民地化以前にも鎖国されていた日本からの日本人居留地があり、また豊臣秀吉の侵攻後、両国は善隣外交こそが双方の国益に適うと信じ、江戸時代を通じ、幾多の困難を克服し、遥々江戸まで通信使を送り出してきた港もここ釜山なのです。
まだまだ毎回新発見のあるこのアジアの片隅の港町に折につけ通って、理解を深めたいと思います。

さて次回は、またしても、海外遠征のため一週スキップ、翌々週はそのレポートをお送りする予定につき、乞うご期待!!

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  1. 2017/09/10(日) 19:18:03|
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Return to the great provincial port town~Pusan photographic Tour'17①~

さて、今回のアップは予告通り、8月のお盆明けに3泊4日で出掛けた釜山ツアーから、二週に亘ってお送りする前編をお送りしたいと思います。

まずいつも通り、今回の旅の行程を簡単にご説明致しますと、8月17日の朝10時50分の成田発の日航機で約2時間半のフライトを経て釜山金海空港にはお昼過ぎに到着、そこから軽鉄道、地下鉄経由45分の距離にある釜山駅前の宿には14時半過ぎには着いてしまったので、チェックインまで間があったため、受付のみ行って、荷物を預かって貰い、そのまま地下鉄で二駅の南浦駅に移動し、まずは腹ごしらえとばかり、豪華なあわび粥を堪能後、そこから徒歩でチャガルチ市場に移動しながら撮り歩き、夕刻に宿には戻り正規チェックインし、夜のとばりもすっかりと降りた時分、駅近くのお店でチヂミとキムチすいとんをメインとした豪華デナー後、翌朝のKTXの新慶州までの切符を買い求め、翌朝はホテルに用意してある朝飯を食べてから8時40分のKTXで新慶州へ移動、そこから10時15分発の路線バスで良洞民俗村に移動、2時間ほど撮影後、またバスで慶州駅前に移動し、ローカル食堂でランチ後、古墳公園辺りを撮ってから、日暮れ前にバスで新慶州に戻り、そこからまたKTXで釜山に戻った、というのが今週ご紹介する前半の行程。
ではさっそく、各日の行程に沿って、実写結果を逐次見て参りましょう。
Pusan17_001.jpg
まず一枚目のカットですが、南浦洞駅から海側の地上に出るとそのまま右手にチャガルチまで続く乾物商店街が見え、その商店街に向かって立つと左手はもう釜山港の水面が見えますから、ホント田舎の港町なんだなぁと実感し、適当に目に付くものをカメラとスマホン使い分け撮りながら歩いていったら、ほどなく、チャガルチの魚市場通りに到着、いつも通りの元気なアジュモニ達のかけ声やキビキビと動き回る姿が目に入り、あぁ、また戻って来られたんだ、という感慨もひとしお、目に付いた真っ赤なTシャツも鮮やかなアジュモニの商談風景を通りざまに一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5による開放での絞り優先AE撮影です。

Pusan17_002.jpg
二枚目のカットですが、いかにも頑固そうですが、それでもいつも真っ直ぐ一本気に生きて参りましたという雰囲気を全身に讃えた老紳士がおしゃれなパナマ帽をかぶって、口をへの字に結び、店の奥をじっと凝視しているさまが、力強く働いていてこの市場の主であるかの如き闊達なアジュモニ達とは対比的に静かな存在感を主張しているかのように思えたので、通りざまに一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5による開放での絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットですが、ここチャガルチ市場は路上の露店のような零細個人商店ばかりではなく、ちょうどアメ横のセンタービルのような、活魚商や加工品業者、そしてフードセンターのような、買ったばかりの新鮮な魚介類を好みの方法で調理してくれるようなお店がたくさん入居している大きなビルが幾つかあるのですが、露店通りに面したビルのひとつが階段から直接二階に出入り出来きる構造になっているため、階段踊り場に立ち、上から目線で露店街に立ち並ぶカラフルなパラソル群を撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5による開放での絞り優先AE撮影です。

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四枚目のカットですが、市場ビル外階段から降りて再び露店街を歩きながら被写体を探そうとしたら、ちょうど降りきる手前辺りから近接したお店裏側で、ショートのパンチパーマのアジュモニがテキパキと練り物を揚げる作業風景が良く見えたので、すかさず一枚戴いたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5による開放での絞り優先AE撮影です。

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五枚目のカットですが、実は観光客には人気がありそうなここチャガルチ市場エリアは、庶民の台所という位置づけで、売ってるものが売ってるものだけあって、程近い南浦洞とは客層が全く異なっていて、親子連れの子供以外は、服や靴が汚れるのを嫌ってか、若い人間が滅多に通らないのですが、それでもたまにはいたいけなアガシが迷い込んでくることがあるので、姿を見かけた瞬間、人垣越しに一枚戴いたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5による開放での絞り優先AE撮影です。

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六枚目のカットですが、あたかもアジュモニの展示即売会の様相を呈していた露店通りの外れに近い辺りで、お店の中で鼻歌交じりにカマスを捌いていた、如何にも気の良さそうなアジョシが目に付いたので、声を掛けて、ノリノリで作業しているところを一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5による開放での絞り優先AE撮影です。

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七枚目のカットですが、翌滞在二日目の朝、KTX、路線バスを乗り継ぎ、4回目の釜山訪問にして初めて到着に成功した、世界遺産の良洞文化村の中を地図も見ないで散策を始め、村の集落の手前辺りから道端に咲くコスモスの花をモチーフとして村のシンボリックな茅葺屋根の佇まいを撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による開放での絞り優先AE撮影です。

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八枚目のカットですが、集落の中を撮りながら散策していると、やはり同じ東アジアの文化圏だけあって、何処か懐かしい日本の農村と似通った光景に出くわすことも多く、立派な土塀超しに、ぶ厚い茅葺屋根の軒下には見慣れた大根を吊るして乾燥させているのが目に留まったので、さっそく一枚撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による開放での絞り優先AE撮影です。

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九枚めのカットですが、この良洞民族村は、中国渡来の風水のセオリーに従って、李氏朝鮮時代の両班という貴族階級の同族が集落を作ったということなのですが、集落の南向きの斜面にそれこそ雛壇の如く豪邸が建てられており、上に住むほど位階が上だったのか、そこへアプローチする道沿いの塀も土を練った土塀ではなく、自然石を積み上げ、更にその上に本瓦の屋根を乗せるという贅沢ぶりで、その下から眺めたアングルが何となくミニ万里の長城的で面白かったため、一枚撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による開放での絞り優先AE撮影です。

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十枚目のカットですが、まさにこの風水による村の都市計画は「四神相応」を重視しており、北は山、即ち玄武ですが、南は朱雀ということで海ないし池が配置されており、ここでは観光も考慮してのことなのか、大きな蓮池になっていて、肝心な花はと云えば、若干シーズンオフだったのか、ぽつりぽつりとしか咲いておらず、満開の頃ならさぞや、と想像するには難くなかったものの、数少ない蓮の花を手前に集落高台の豪邸の佇まいを撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5による開放での絞り優先AE撮影です。

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十一枚目のカットですが、蓮池の畔から彼方に見えた集落高台の豪邸まで登ってみると、確かに村の全体が手に取るように判り、写真を撮るにも都合良かったのですが、上まで到着して下を眺めるや否や、この国の民族衣装であるチョゴリを着こなしたいたいけなアガシ二名が蓮池の南を東西に貫通する集落のメインストリートをひらりひらりと歩いて行く姿が目に留まってしまったので、せっかく上り詰めた高台から再びダッシュで下に降り、小走りに追い縋って、やっと一軒の古民家の前で声かけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による開放での絞り優先AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、良洞文化村を14時半過ぎのバスで後にして、次なる目的地である歴史地区の撮影を行うべく、慶州駅前に移動し、まずは食事場所を探しながら、歴史地区と隣接する何の変哲もない商店街でスナップを試み、道端でカメラを構えていたら、全然気にする素振りも見せず、前を横切っていったアガシが居たのでタイミングを合わせてシャッターを切ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による開放での絞り優先AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、同じく歴史地区近くの商店街で、西に開けたなかなか良い案配の裏通りが目に留まったので、さて、どんなアングルで撮ろうかいなと思案していた矢先、白いワンピで布製行李を背負った、いたいけな若いアガシが小走りに駆けて行ったので、後ろ姿でも入れて、と思ったら、シャッター切る瞬間にアガシが振り返り、切ったあと、横ピースして走り去って行ったもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による開放での絞り優先AE撮影です。

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十四枚目のカットですが、食事を終えてから徒歩5分圏内の「大陵苑」に到着、入場料を払って園内に入ると、前回来た時は晩秋だったため、雨に濡れた紅葉がお出迎えしてくれましたが、今回は盛夏であることから、園内の芝生も青々として、真っ赤な百日紅があちこちで咲いていたので、高麗の大王陵の墓所前の立派な門を背景に赤い花と芝生をモチーフに撮ろうと思った矢先、自撮り棒カポーが颯爽と現れたので、そちらをメイン被写体に切り替えたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5による開放での絞り優先AE撮影です。

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十五枚目のカットですが、園内の古墳やら樹々を愉しみながら景色などを撮り歩いていたら、素晴らしくお洒落なチョゴリにコーディネートした古風な帽子まで被った若い地元カポーが遥か前方を歩いているのが目に留まったため、これまたダッシュで追い縋り、明らかに主導権を持っていると見えたアガシの方に声かけてお願いしたら、オッパーの方はモジモジして、オレなんかイヤだなぁ、ハズいし、みたいなことを下向いて云ってたら、アガシにお尻をパーンと叩かれ、日本から来たヲヂサンが丁寧にお願いしてるのに何なのアンタ!みたいに一喝し、揃ってモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Summarit50mmf1.5による開放での絞り優先AE撮影です。

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十六枚目のカットですが、公園の南西部には「天馬塚」という内部に入れて埋葬状態の復元モデルや副葬品レプリカを見物出来る施設があるのですが、そこへ向かう途上、芝生の生えそろった古墳の麓で、自撮り棒を駆使してお互いを撮りっこしている中国人小姐二名が居たので、百日紅の樹と古墳ともども出演して戴いたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による開放での絞り優先AE撮影です。

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十七枚目のカットですが、「天馬塚」を見学を終え、そろそろお茶して新慶州に向かう時刻も近づいていたので、出口ゲートに向かって足早に歩いて居たら、芝生養生のため、本来は立ち入り禁止となっていた、比較的大き目の古墳の麓で、タイ人の家族連れが色とりどりのチョゴリに身を包み、かなり立派な日本製一眼レフで記念撮影なんかやっていたので、カメラマン役の兄ちゃんに声かけて、横で撮らせて貰ったもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeitz Elmarit21mmf2.8による開放での絞り優先AE撮影です。

さて次回は、釜山の旅後編、初めての市内バスツアー便乗により市東部ビーチエリア訪問とお馴染み甘川洞文化村探訪から厳選したカットをお送り致します、乞うご期待!!

  1. 2017/09/03(日) 16:23:01|
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charley944

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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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