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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Truth of Japanese Noctilux~Canon FL58mmf1.2~

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て、先週は工房主が不運にもインフルエンザA,B両タイプ制覇という人並み外れた偉業を達成してしまったが故に臨時休業、確定申告真っ盛りのシーズンにも関わらず、春の陽気に誘われて、昨日のど土曜日に葛飾柴又は帝釈天まで撮影に出掛けた結果をもとにレポートお送り致します。
今回ご紹介のレンズは既出ですが、フルサイズでの初テストということで、再度おさらいをしますと、CanonFL58mmf1.2で1964年発売の5群7枚、ちょうど最後群が分割されているズマリットタイプの変形プラナー型の光学系になります。
結論を申せば、フルサイズでエクステンションアダプタ経由の大口径レンズを使うことは、やはりビネッティングの心配があり、実際、空が入るシーンではやはり顕著に認められましたが、それ以外の暗所を撮るシーンではノクチルックスもかくやあらんばかりの高性能ぶりを発揮してくれたので、シーンを選んで使えば、今でも十分作品造りにも使えそうなレンズということです。
では、さっそく当日の行程に沿って実写結果を逐次見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、葛飾柴又といえば、まずは映画「男はつらいよ」の主人公フーテンの寅さんということで、駅前の広場には立派なブロンズの銅像が建立され、ここに降り立つ観光客は例外なく、この銅像を単体で撮影したり、或いは一緒に記念撮影したりと大忙しで地域のランドマークになっているので、敬意を表して一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、駅前のちょっとした広場を抜けると、帝釈天に続く参道があるのですが、この参道は柴又街道で二分されていて、手前の駅に近い方はどちらかというと昔からのせんべいやら漬物、或いは映画でも有名な草団子などのお店よりはもうちょい一般的なお店が並んでおり、その中のやきとん屋の店構えがなかなか良かったので焼き方の兄ちゃんに声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、柴又街道のすぐ手前の有名店、鰻及び川魚料理を売り物とするゑびす屋さんの昼なお薄暗い店頭で時代がかった黄色い御用提灯みたいなのが軒下に並べられて、なかなかイイ風情を醸し出していたのでいたので、ちょいと失礼とお客でもないのに軒下に入り込んで一枚撮らせて貰ったもの。

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四枚目のカットですが、柴又街道を渡ってすぐの参道向かって右側に、映画「男はつらいよ」で主人公の実家の草団子屋という設定で世界中の映画ファンには知れ渡っている「とらや」こと「高木屋」の店構えが目に入るので、ただ撮るのも面白くないので、前を親子連れが通りがかった瞬間を狙ってシャッター切ってみたもの。

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五枚目のカットですが、同じく帝釈天参道の「高木屋」の反対側、いつの間にか同業者の店舗を買収したのか、道の両側に「高木屋」のお店があり、その店先に据え付けられたベンチ上で、いたいけな関西からと思しき観光女子の小姐二名が美味しそうに名代の草団子なんか頬張っていたので、横から一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、ここ帝釈天の参道は浅草寺の仲見世と比べるべくもなく、短く、また人通りも比べるべくもないこじんまりとした通りですが、それでも写真の題材になりそうなシーンは結構あちらこちらに点在しており、また仲見世では時折「撮影禁止」の無粋な札が店頭に貼られたりしていますが、ここではどうぞどうぞお撮り下さい、という極めて嬉しい心使いで、お言葉に甘え、古めかしいせせんべいを収納したガラス容器群をお店の軒下で撮らせて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、ここ帝釈天の参道は、短い上に見どころが結構あるので、あっと云う間に山門前に着いてしまうため、標準レンズで全景が入る辺りの店先に佇んで、これは、と思うモデルさんがあ歩いてくるのを見計らってシャッター切ろうとしたら、派手な赤いヤッケで犬の散歩しているヲヂサンがややって来たので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、帝釈天の山門をくぐるとまず目につくのが、都内の寺院では珍しい端正な姿の石造りの仏像に水をかけて苔や水垢を擦り落とすという供養の場なのですが、ちょうど陽光の射し込み角度、色温度がベストに近い時刻に着けたので、山門の屋根の下を潜って射し込む夕陽に照らされた石仏の柔和な横顔を1枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、モニターで見た石仏の表情に満足し、もう一か所の仏像というか、護法童子の銅像が巨大な香炉を支えている造形の焼香場があるので、その軒下に潜り込み、人の流れが途切れたせ刹那を狙って、愛くるしい造形の護法童子の銅像の表情を捉えてみたもの。

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十枚目のカットですが、帝釈天の境内をあとにして、敷地東側の道路を歩くこと5分弱、ここも葛飾し柴又の著名な観光名所になっている「山本亭」を訪問し、お金を払って中に上がり込むほどのこともなないので、いつも庭園を素通りしながら写真を撮らせて貰うのですが、ふと目に留まったエントランスのランプシェードの造形が美しかったので1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、庭園を素通りしながらも、塀のすき間から、敷地内の贅を凝らした建物のよ様子を垣間見ることは可能で、たまたま午後の遅い陽光を浴びた無人の茶室の佇まいがとても心惹かれるものがあったので、塀のすき間から1枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、敷地の中を素通りすると云っても、建物の外装にも相当なお金を掛けているらしく、そこここに手の込んだ造形物が目に留まり、本館北側の窓の防犯用と思しき金属製の格子も和洋折衷のとても凝った造りで、持ち主の美意識を垣間見るような思いだったので、1枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、庭の通路伝いに設けられた掘り込み井戸風の蹲でこれも、おそらくは水道水でしょうが、流れ、滴り落ちる水と時代掛かった自然石の表情とが、午後の陽光に煌めいて、得も云われぬ美を作り出していたので、これも至近距離から1枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、さすが往年のお大尽が贅を凝らして作った庭園だけあって、庭木も銘木と云われるものが多いらしく、中でも一番大きく背の高い樹には、金沢は兼六園で有名な雪吊りが施されて、行き交う観光客の関心を惹いていたので、それでは、とアングルを工夫して一枚撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、そろそろ次なる目的地、横十間川エリアに移動したかったので、山本亭周辺での撮影もそこそこに切り上げ、帝釈天の参道をまた辿って駅に向かおうとしていたら、「高木屋」の手前辺りで優しげな表情の白人男性がしゃがんでいたいけな童子と会話を交わしていたので、お邪魔しては申し訳ないとか思いつつ、声を掛けてモデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、「高木屋」二号店のベンチには往きとは異なり、いたいけな童子を交えた家族連れが陣取って、買った草団子の賞味もそこそこにやれ、あの店に行きたいの、ちょっと歩いてくる、などなど腰を据えたい親の意向とは裏腹に極小姐達は落ち着かない雰囲気だったので、その様子がお面白く、通りざまに1枚戴いてみたもの。

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十七枚目のカットですが、柴又街道をまた渡って、駅側の参道に足を踏み入れると、往きは人だかりの無かった「ハイカラ横丁」なる川越の駄菓子屋横丁の店舗を丸々一戸切り取って置いたような駄菓子屋というか小物雑貨屋というかそういう類いのお店の前でいたいけなカメラ腐女子が撮った画像の確認なんかやっていたので、借景とばかり1枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、冒頭述べた通り、やはりAPS-Cサイズのデヂカメでは判らないことがまだまだあるので、この新しい相棒 Leica M(TIPO240)を駆使し、これからも再評価を続けて行きたいと思った次第。
さて、次回は横浜はCP+2018にこのTIPO240他と乗り込み、いたいけなコンパニオンの小姐、アガシの類いでも撮りまくって参りましょうかね、乞うご期待!!
  1. 2018/02/25(日) 21:55:49|
  2. 深川秘宝館
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Rebirth of hardluck optics gifted ~Petri Auto CC 55mmf1.4 FD-remounted~

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て今宵のご紹介は予告通り、久々の工房作品、2月になってパーツストックを整理していて、不意にキーパーツを発掘し、落雷の如き閃きで図面を引くこともなく、一気呵成に製造してしまったという、まさに衝動的作品、Petri CC Auto 55mmf1.4改FDマウントです。
このレンズは、改めて説明する必要が無いほどコアなマニア各位には有名かつ垂涎の的で、5群7枚、す即ち、よくある4群6枚のプラナータイプの対称型の一番後ろのエレメントを2枚に分けて、球面収差を緩和したと云われる贅沢な設計で、後玉の直径自体も、何とキャノンのN-FD50mmf1.2Lよりも更に一回り大きいという画期的なスペックなのです。
しかしながら、このレンズが相方として恃みにしたPetri FTは残念ながら、耐久性、信頼性という観点から、この隠れ銘玉の性能を100%引き出すには至らず、この特異なマウントのレンズを何とかだましだまし実写に持ち出せる、という程度の役割しか果たせていなかったというのが偽らざる実感でした。
では、マウント改造して他のボディに移植するか?となると、特殊なスピゴットマウントと43.5mmという、ショートフランジバックで知られるキャノンEOSのEFマウントよりも更に0.5mm短いフランジバック、そう、ちょうどミノルタのSRとか、MDとかMCマウントと同一値なのですが、ミノルタとて物故メーカーに等しく、まともにフィルム撮影出来そうな機種はX-1のプロフェッショナルファインダ付きくらいしか思い浮かばないのでボツ、これより短いミランダ、コニカARも同様の理由でボツとし、唯一残ったのが国産の雄、キャノンFDマウントということで、今回、たまたまメーカー純正の中間リングセットが発掘出来たので、前に閃いたアイデアがフラッシュバックし、即実用化したということだったのです。
改造といっても、もう再生産はされないし、何よりも状態の良い個体は年々減って、マニアの間ではう奪い合い状態というのが実態の貴重な玉ですから、本体を切った張った、穴を開けるのも惜しかったのので、オリジナルのマウント固定穴をそのまま使い、FDマウントアセンブリと固定出来る、可逆改造ととしたのです。従って、愛用の黒のV6につけたい時はビス6本を外して元のマウント金具を付けるだけで、ハーィ元のペトリマウントに早変わり!ということです。
もちろん、強度はオリジナルの2mmビスを全て軟鋼製のものから高強度鋼のものに換装し、耐久性と信頼性を上げ、無限、光軸調整には工房内製のコリメータを駆使し製造しました。
では、当日の行程に沿って実写結果を見て参りましょう。
ロケ地浅草、ボディはCanonN-FD OD、フィルムは富士カラー100ネガによる全コマ開放マニュアル撮影です。

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まず一枚目のカットですが、深川は木場から浅草に出るには運賃、時間からして日本橋乗り換えの銀座線が一択のルートにつき、最初のカットはどうしても雷門周辺スタートとなってしまいがちですが、そそこはそれ、春節の時期に突入したこともあって、中華圏からのゲストも大勢訪れてくれている雷門の松下電器寄贈の大提灯の下でおどけて記念撮影する観光客各位のお姿を一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、ここも定番の撮影スポット、観光客の間ではもはや浅草名所のひとつに入っているんぢゃまいか?とも思えるくらいいつ行っても人だかりが絶えない、仲見世通り「美人茶屋 あづま」さんの店頭にて、甘酒やらきび団子などを実演販売している小姐店員さんのかいがいしく働く姿を湯気越しに撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、「美人茶屋 あづま」さんで定番の撮影を終えると、次なるターゲットはすぐ裏の側道との交差点に建つ扇子屋さんの軒先に掲げられた大和絵モチーフの手作り団扇ですが、当日はこの辺りも結構な人出で、店先で撮影ポジションを確保するのに結構難儀した一枚。

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四枚目のカットですが、新機軸として、扇子屋さんの少し奥手に新規オープンした「蒟蒻せっけん」をあ商うお店で実演販売を行っている看板娘のお嬢さんにレンズテストに協力して、ブログで宣伝しますから、とお願いしたところ、快くモデルさんになって頂いたもの。場所的にはやや不利ですがこんなき気立ての良いお嬢さんが店番するお店はきっと大繁盛すると思います。

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五枚目のカットですが、気立てと泡立ちの良いせっけん屋さんの両お嬢さんにお礼を述べ、また仲見世通りに戻って宝蔵門ほ方面を目指して歩き出したら、ちょうど舟和で買い物を終えたと思しき小姐二名が成人式を彷彿とささせるような、いわゆる観光客相手のレンタル着物とは一線を画すような見事ないで立ちで前を歩いていたので、商店街をバックに後ろから1枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、仲見世通りを不審者宜しく草餅色の巨大な古めかしいカメラを片手にストラップ巻いて持ちながらきょろきょろしながら歩いていたら、程なく伝法院通りとの交差点に達して、こここでも着物ルックの小姐がそこそこ居たので、交差点の忍者のお店の前に立ち尽くし、これは!と思った小姐が通り過ぎざまに後ろ姿を一枚戴いたもの。

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七枚目のカットですが、同じく仲見世と伝法院通りの交差点で、ここからは南方向に向かって仲見世通りの商店街の裏側が見通せるので、これも遠近感が出てて、画としては面白そうなので、前を歩く団体が或る程度の距離まで離れたところで一枚撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、再び仲見世通りを歩き出すとすぐに目の前に宝蔵門のチタン製屋根の偉容が目に入りますが、ただ漫然と通りの溢れる観光客と宝蔵門をモチーフに構図撮っても、画としては面白くもなんともないので、画面のアクセントになり得るような人物が通りがかるのを待っていたら、リュックを背負った中国人の兄ちゃんがカノジョの手を引いて通り過ぎて行ったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、程なくして宝蔵門に到達し、そのまま境内に足を踏み入れると、まずは第一定点観測スポットである手漕ぎ井戸の方に視線を走らせましたが、この寒空の下、誰が好き好んで冷たい水なんか汲み出して手を洗おうものか、閑散として人っ子一人居なかったので、次なるポイント、お神籤売り場に足を運ぶと、ここは通年不動の人気で、居ました居ました子供用のレンタル着物に身を固めたいたいけな中国人極小姐が意味を知ってか知らずか、お神籤を棚に括りつけていたのでその姿を1枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、次なる定点観測スポットである巨大焼香場の香炉周りは当日、人だかりが凄まじく、近寄るのも艱難辛苦の状況だったため、作戦変更、その横にある手水場で参拝前に身を清めようという敬虔な善男善女の姿を戴くことし、ここでも中国人一家が楽しそうに手を清めていたので、その姿を向かい側から1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、境内はほぼ撮り尽しの感無きにしもあらずだったので、また観光客が一巡ししそうな頃合いを見計らって出直すべく、いったん、奥山方面から六区へ抜けることとし、今は亡き観音温泉に面した出口から西参道に出て、六区の通りを北に向かい、花やしき通りに入った辺りで大道芸人のヲヂサンが紙芝居なんかやってたので、ちょいと失礼とばかり通りすがりに1枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、花やしき通りをモデルさんを物色しながら歩いていたら、ちょうど、着物にレース手袋、ロシア帽というちょっと捻ったファッションでしゃらりしゃらりと八文字歩きに近い歩行をする小姐二人組が目に着いたので、これはきっとレイヤーさんだ!と確信して声を掛けたら見事ビンゴ、モデル撮影バイトが終わったので帰る途中でした、ということで快くオマケの無料撮影にお応じて貰ったもの。

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十三枚目のカットですが、花やしきの前の番屋みたいな佇まいの建物の前で、中国人小姐が仲間とはぐれたのか、電話したり、スマホンで画面を大急ぎでスクロールしたりと大忙しだったのですが、何となく、その平昌辺りに居てもおかしくはないような、可愛いウィンターファッションの小姐が場違い感あアリアリの番屋の前に立ち尽くしている姿が面白くまた愛くるしかったので通りざまに1枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、辺りを一回りし終えて、また奥山方面の一本北の門、影向堂前の道から本堂横に出て、そこからまた本堂前まで歩いて行ったら、いたいけな日本産小姐が五重塔をバックに満面の笑みで自撮りなんかしていたので、そのお姿を前から1枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、巨大焼香場はまだ黒山の人だかりでその人の輪に割り込んで、煙を身に纏おうとする善男善女の笑顔を撮ろうなどと云う大それた目論見は出来ようはずもなく、仕方なく、再びc手水場に目を転じれば、居ました、居ました、外国人観光客のグループが交代で手を清めていたので、一番目立つ、それこそ大輪の花の如きオーラを纏った白人小姐が前に出た瞬間を1枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、そろそろ次の予定もあり、フィルムも3枚かそこらを残すのみとなったので、また宝蔵門下を通って仲見世通りを戻ることとし、近くまで来たら、ヒップでホップなカンジの黒人のブラザー達が大股で歩いて来て、おもむろにこの使い方が判るかとか、SONYのRX100MKIVかVを差し出してきたので、もちろん判るよ、ということでEVFをポップアップし、記念撮影して上げたお礼にモデルさんになって貰ったもの。

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十七枚目のカットですが、宝蔵門を潜って仲見世通り方面に出るとすぐ、気立ての良さそうな韓国からのアガシ二名組が、自国でのオリムピックもものかわ、日本の方が大好き!と云わんばかりにお互いの全身で喜びを表現した写真の撮りっこをしていたので、器量良い方のアガシの番を待って一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、何せフィルムを使うのが3年ぶり以上、まして、露出計無しのオール人力で撮ったのはもう5年ぶり以上ですから、ほぼ全てのコマでオーバー露出となっていましたが、それでもフィルムの寛容性に助けられて何とか、レンズの描写は把握できるような実写結果になったのでは、と思いました。今度はモノクロにチャレンジしてみようかな。

さて次回はまたLeica M(TIPO240)使って、何かオールドレンズのフルサイズ描写の味見してみましょう、乞うご期待!!

  1. 2018/02/11(日) 17:04:25|
  2. 旅写真
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Leitz's second arrow to enthusiast~R-Summicron35mmf2.0~

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さて、今週の更新は、工房主が想定外のA型インフルエンザに罹ってしまい、絶対安静してたので、更新が遅れてしまいましたが、予告通り、Rレンズの再発見行ってみましょう。
今回のレンズはかつて秘宝館にも登場したR-Summicron35mmf2.0で、1976年登場の4群6枚の標準的なプラナータイプの構成でフード内蔵式のコンパクトな鏡胴です。
今回、フルサイズでの初トライということで、周辺等にやや不安はありましたが、少なくともストリートスナップに使うくらいなら、光量、解像度共に特段問題は無いように思えました。
では、当日の行程に沿って実写結果を逐次見て参りましょう、カメラはLeica M(TIPO240)による絞り優先AE撮影、ロケーションは築地市場です。

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まず一枚目のカットですが、自宅兼工房での用事を済ませてからの出発だったので、築地に着いたのは14時半近く、もう大半の商店は店仕舞いの用意を始めるギリギリの線ですが、まずは腹が減っては戦が・・・ということで、手堅く「叉来い家」で漬け鮪丼を戴き、しかるのち、一番近くの通りから場外市場の中に入って行ってすぐ目に付いた観光客相手の鮮魚店の店先で一枚戴いたもの。

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二枚目のカットですが、南北を走る通路を抜け、一本目の東西に場外を貫通する通りに出る手前で白人一家の女の子と目が合って、笑って見せたらはしゃぎ出したので、これ幸いにとマイライカの試運転してるのでモデルさんになってね、と頼んだところ、ヲヤヂさんも興味深々、一家で満面の笑みを浮かべたモデルさんになってくれたもの。

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三枚目のカットですが、その白人一家にお礼を述べて画像を見て貰いGoodJob!とかお墨付き貰って、イイキブンで次の南北を走る通りの中ほどに在る刃物屋さんの前に歩いて行ったら、中国人と西欧人と思しきカポーが包丁に名入れをして貰うのを店頭で感心しながら見守っていたので、後ろからそっとその様子を戴いてみたもの。

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四枚目のカットですが、南北を走る通路と交差する二本目の東西通路の交差点近くに、まさに築地市場の場内外合わせても、インスタ映えチャンピオンになれそうな色鮮やかな甲殻類をこれまたダイナミックに飾り付けたお店が二軒在って、その東側のお店は、大将が実に気前良く、買おうが買うまいが店まで来てくれたお人は客に相違なしという心掛けなので、いつも甘えて写真撮らせて貰ってますが、今回もドアップで主力のタラバ蟹を撮らせて貰ったもの。

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五枚目のカットですが、場外市場を東西に貫く通りを西方向、即ち本市場に向かって歩いて行くと、マグロの解体しょーでもやった名残なのでしょうか?全体で100kgは裕にあると思われる黒マグロのお頭が氷を詰めた発泡スチロール箱の上に獄門首宜しく飾られており、それを中国人観光客と云わず、欧米のバックパッカーと云わず記念撮影やらインスタ掲載のために群がって撮っていたので、混ぜて貰って撮ったもの。

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六枚目のカットですが、同じく東西を貫く場外の通りの奥の方、即ち本市場エリアとを隔てる南北の広い道に突き当たる手前辺りに乾物を商うお店が在って、撮らしてね、とか云うと百万えーんとか云うので、じゃ出世払いでお願いね、とか軽口叩き合って写真を撮らして貰うことが何回かあったので、この日も撮らせてね、とか云うと、ダメダメ、オレを主役にしなきゃとか言ってたのでカメラ向けたら、ウソ、ほら、鮭だろ、鮭、とか言われたので有難く1枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、場外市場と本市場エリアとを隔てる南北の道の場外サイドには、観光客向けのお店が沢山並んでいて、もう15時も過ぎていると云うのに、テリー某の実家とは別のお店ですが、焼き立ての出汁巻きをそのまま食べたいという観光客が列をなして並んでいたので、その様子を通りざまに1枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、その南北の大きい通りを南方面、即ち市場正門入り口や波除神社方面に歩いて行くと、豪快にも両手に持った配管用と思われるブタンのバーナーで、ホタテ貝の貝殻を盛り皿として山盛りにしたウニやホタテ、そして好みによってカニやエビなどのむき身をトッピングしたものを炙っていて、注文主である家族のいたいけな童子が今にも涎を垂らさんばかりの様子で眺めていたので、通りざまに1枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、南北の大きい通りを歩きながらも、特に何を買おうとも、買い食いしようとも思っておらず、ただひたすら交差する東西の通りの様子には細心の注意を払っていたので、ちょうど午後の傾きかけた陽光による光線状態と店の前で人待ち顔の中国小姐の佇まいがとてもよくマッチングしていたので、通りざまに一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、その中国人小姐の路上の姿を捉えた通りの光の回り具合がとても魅力的だったので、場内へ進むのはいったん後回しにしておいて、一番南の場外市場内の東西を貫く通りを進み、適当なモデルさんが通らないか待ちかねていたら、ちょうど、如何にも冬支度ですよという恰好のカポーが仲睦まじく傍らを通り過ぎて行ったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、その東西を貫く通りが、一番東側の南北を走る通路に交差する辺りで、銅板葺きの住戸兼店舗がまだ何軒か残っていたことを思い出し、フルサイズで使う35mmの描写を確かめるため、そこに足を踏み入れ、マスクをしている人間が来ない頃合いを見計らってシャッター切ったもの。

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十二枚目のカットですが、再び、場外市場と本市場を隔てる南北の広い道路に戻り、なかなか趣きの有るカンジの少々鄙びた商店や飲食店が軒を並べる西側、即ち本市場の塀の東際に隣接している商店街を通りながら、ちょうどイイカンジにヤレたカンジのお店の前でどう撮ろうか考えている時に、ヤンチャな童子を速足で追いかける母親が傍らを通り過ぎて行ったので、これ幸いにと1枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、もはや15時も半を過ぎてしまうと場内の飲食店はほぼ全てクローズかオーダーストップとなってしまうため、被写体になってくれそうな国内外のゲストは皆無でしたが、それでもかろうじてお客がまだ残っている入り口に近い棟割長屋のお寿司屋さんでは、ちょいと場違い感無きにしもあらずのクロムメッキのパーツも眩しいハーレーだかの大型バイクがこれ見よがしに停められていたので、お店を背景に一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、同じく場内の北門方面への通路沿いに停められた、築地場内外の働き者、しかも真新しいターレットが目に付いたので、クローズアップで撮ろうかいな、とかEVFで難行苦行し、ピンを合わせて居たら、中国人一家がその後ろを通りがかったので、有難く一枚戴いたもの。

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十五枚目のカットですが、ここも殆ど定点観測スポットと化してしまってはいるのですが、本市場の北門近く、警備詰め所を出てすぐの何かの冷凍工場の壁の西側に設けられた市場内外で発生したターレットや台車、或いはフォークリフトなどの部品のスクラップがイイ案配に錆色を醸し出してくれているので、ついつい今回も撮ってしまったもの。

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十六枚目のカットですが、再び正門から場外に出て、勝鬨橋方面へ歩いて行こうとしたら、正門から一番近い東西を貫く通りの路上で、店仕舞いの支度なのか、この寒空の下、威勢よく、売り物を入れていたプラケースを丹念に洗い清めていた中年夫婦の姿が目に留まったので、声を掛けて一枚撮らせて貰ったもの。

今回の感想ですが、いやはや、LV立ち上がるのが異様に遅いし、シャッター押してからのブラックアウトの時間も無限の如く長いM(TIPO240)ですが、それでもその特性を感覚として体に刻み込めば、なかなか表現力に富んだ写真の撮れる組み合わせではないかと思いました。
さて、次回は旋盤も復調したことだし、久々に工房製造品の紹介行くかな・・・乞うご期待!!

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

  1. 2018/02/07(水) 00:02:20|
  2. 街撮り写真
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プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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