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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

An optic with great riddle~Kodak Ektar63mm mod. M uncoupled~

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さて、今週のご紹介は予告通り、確定申告も無事終わったことだし、ここ深川でも早い桜の樹は花も咲かせ始めたし、久々にLeica M(TIPO240)による工房製改造レンズ試写のレポート行ってみたいとおも思います。
今回、加工、テストしたのは、謎のKodak製Ektar銘の63mmレンズで開放値の表示すらないもので、シャッター速度から推定するにおそらくf5.6~6.3程度ではないかと思われる、総真鍮無垢削り出しの重厚なハウジングの奥底に小鳥の目玉みたいに可愛らしいエレメントがちょこんと鎮座ましましているという、如何にも謎に満ちた玉で、記憶の限りではここに着いてから、あまりにも重く、その一方、光学系がしょぼかったので、ちょっと改造意欲が湧かず、道具箱の奥底に転がされていたのですが、またいつもの降りてきて系の閃きが有って、確定申告終了後はコイツを撮れるようにしなければならないと思い込み、昨日の土曜日に3時間ほど掛けて加工したものです。
分解清掃の段階で判ったのは、構成がテッサー、或いはトリプレットタイプではないかと云うこと。
左側を被写体として、(凸-凹(-凸)といった構成なのですが、実のところ、二群凹の収められた厚めの真鍮黒塗りのハウジング筒が開けられなかったので、貼り合わせがあるかどうか確認出来ていないのです。なお、絞り機構はありません、尤も開放でしか撮らないので関係はないですが。
とまぁ、謎は謎のままとして、さっそく、実写結果行ってみたいと思います。
ロケ地はご存知浅草、カメラはLeica M(Tipo240)による絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、いつもの通り、地下鉄駅から上がると雷門へ向かい、その付近で何枚か撮ってみるのですが、この日も大勢の着物小姐が思い思いに記念撮影したり、頼まれ一緒モデルなんかやったりして和気あいあいの雰囲気だったので、赤いバラの髪飾りがステキだった中国人小姐のグループの後ろを通りざまに1枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、赤い髪飾りの小姐、結構、海外からの観光客に人気あるらしく、おそらくはまシンガポール辺りから来た華僑のグループに英語で一緒に入って撮らせてとか頼まれ、オケー、オケーととか二つ返事で了解しにこやかな雰囲気で撮っていたので、リーダー格と思しき中年男性に頼んで写列の横に入れて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、雷門付近でまずまずの戦果を挙げられたので、キブン良く、次の定点観測スポットである、美人茶屋あづまさんへ向かったのですが、今回はビジュアル的に魅力を感じる小姐が皆無だったのでパス、仕方なく、くもりの残ったノーコートレンズで空を入れて撮ったらどうなるか、仲見世入口付近の赤提灯にピンを合わせて撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、美人茶屋あづまさんはダメでも気立ての良い店頭デモンストレーション小姐が居る蒟蒻石鹸屋さんの前に行ってみれば、ここもいつものカンジ良い小姐の姿は見当たらずパス、では、とこれまた定点観測スポットである、扇子屋さん店頭の大和絵団扇でも撮ろうとしたら、何と、どういうワケか、いつもと反対に西側に向けられ、仲見世サイドから見るとのっぺらぼうの団扇が柵に並べられているように見えましたが、反対側に回って無事一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、そろそろ誰ぞに声でもかけて撮ろうかいなと思い、あづまさんの列に並ぶ関西弁の小姐二名にここで一枚撮らして貰ってイイ?と聞いたら顔さえ出さなきゃ全然オケーです、とか渋めのお答えだったので、じゃ並びながらメールしてるシチュエーションで、ということで合意、一枚撮らせて貰ったもの。

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六枚目のカットですが、この日は何かの祭礼イベントらしく、ふだんの日曜の午後の3~4倍の人出で、とてもじゃないが、通りで誰かに声かけて往来の真ん中で写真なんか撮れる状態ではない仲見世をあ足早に通り抜け、浅草寺境内に辿り着き、まずは上海旅行から無事、かつ大満足で帰国した母親加護のお礼参りを済ませるべく、手水を使い、本堂にお参りしての帰り、清楚な日本人小姐が本堂の階段上かから祭礼の写真なんか撮ってたので、声かけて、斜めしたからその様子を撮らせて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、お参り済ませて、ギアが一段上がった工房主は、降りた境内で次なるモデルささんを探したら、エクスキューズミーとか声を掛けてきたイタリア人カポーが居たので、本堂をバックにアイポンで記念撮影して上げる代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、本堂下を徘徊しながら次なるシャッターチャンスを探していたら、たまたまき着物の白人カポーが目に留まり、二人して肩なんか寄せ合って、金龍の舞なんかしみじみと見物していたので、せめてその後ろ姿をとか思ってEVF覗いていたら、ラッキーなことに小姐が横向いて美しい笑顔が見えたのでその一瞬を切り取ったもの。

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九枚目のカットですが、なかなか良いカットが撮れたわい、とか独りごちてその場を去ろうと踵を返した刹那、後ろでヲヤヂさんの肩車で祭礼を見物していたインド人極小姐目が合い、照れ笑いしたら向こうも微笑み返してくれたので、土台になったヲヤヂさんにお願いして父娘モデルさんになって貰ったもの。

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十枚目のカットですが、そろそろ雷門前のデニーズでお茶とスィーツを愉しんでもバチが当たらないような頃合いになって来たので、境内を辞そうと思った矢先、お御籤売り場で、これまた別の中国人小姐グループがワィワィ云いながらお御籤を拡げて見せ合っていたので、通りざまにその斜めうしろ姿を戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、このレンズ、開放値暗いクセに空とか強い光源が入ると白いフレアというか霧が出たみたいに画面全体のコントラストが低下するのですが、そうでなく、程々に明るいところでは、素晴らしいシャープネスと発色バランスを発揮してくれるので、宝蔵門下の大提灯で試してみたもの。

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十二枚目のカットですが、宝蔵門を出ると、そこには中国人小姐と韓国人アガシの二人組が台湾からのカメ爺一個小隊に包囲されてほぼ専属モデルにさせられているという浅草ならではの光景があり、混ぜて貰う前にまず周囲の全体像を撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、台湾国旗のバスタオルを両肩から掛けた、カメ爺団体のリーダーっぽいヲヤヂさんに声かけ、しかるのち、韓国語が聞こえたので貸し切りモデル状態の小姐の声かけたら、二人して、に日本語判るよ、ということで快諾を貰い枝垂れ桜の下で一枚撮らせて貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、そうこうしているうちに再び境内が賑やかになってきたので、足早に戻ってみると、先ほどの金龍の舞と一緒に行動していた稚児さん一行が屯所に戻るのか、大人に手を引かれ、参道を歩いてきたので、国内外の観光客が思い思いのカメラ、スマホンを片手に撮影していたので、あ空いていたところに入れて貰い、その様子を一枚撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、さぁお茶だ、お茶だとか歩き出そうとしたところ、またしても着物姿の小姐がつかつかと歩いてきて、やや訛りは判るものの、ほぼ完ぺきな日本語で、写真上手そうだから、二人一緒に撮って、ということでライカの御利益てきめんで、五重塔下で何枚かアイポンで撮ったお礼にモデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、宝蔵門から表に出ると、まだ先ほどの中韓連合小姐と台湾カメ爺ご一行様のセッションとトークが続いており、しっかり、国旗バスタオルの爺に、お、それライカだな、なんかヘンなレンズ付けてるけど、ちゃんと写ってるのかとか、たどたどしい日本語で突っ込んで来られたので、背面液晶見せながら、その仲間ともあーだら、うーだら写真談義してたら、またしてもスマホン片手の着物小姐二名組が桜の樹の下で記念写真撮って、とか頼んで来たのでまず一人目を撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、先の着物姿の日本人小姐の二人目、こちらはコスプレモデル経験有りでポージングには自信有り、ということで、目線は云うに及ばず、指先の仕草まで気を使い、やや本気モードでモデルさんになって貰ったもの。

今回の感想ですが、いやはや、見た目は重くて、中身がしょぼい、キテレツレンズだと思いましたが、なかなかどうして、光線状態さえコントロール出来ればシャープだし、発色はコダック固有の暖かいい色合いだし、小姐を撮るとイイ味出してくれて、クラシックレンズ使ったモデル撮影会なんかだと結構重宝するかも知れません、もうちょい丁寧にクリーニングしてみましょう。

さて、次週、その次もは久々の長めの海外遠征でスキップ、4月1日の日曜晩にその成果をお披露目すすることと致しましょう、乞うご期待!!
  1. 2018/03/18(日) 23:16:21|
  2. Mマウント改造レンズ
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High performance but less fame~Leitz Vario-Elmar21-35mmf3.5-4.0asph.

さて、今週のご紹介は予告通り、Leica M(TIPO240)によるLeitz R lens再評価第三弾行ってみます。
今回の患者さんはVarioElmar21-35mmf3.5-4.0asph.というRシリーズ最終機に出たズームレンズですですが、肝心のR8、R9がウルトラセブンに出て来た宇宙怪獣ジャミラみたいな異様なデザインとむ無意味に大きくて重かったことから全く売れず、従って発売期間、販売数の両面から見て、かなりレアな玉の筈なのですが、不気味なまでにプレミアが付くM用の玉に比べれば、まさに鳴かず飛ばず、先のICS世界の中古カメラ市@銀座松屋でも会場で未使用品を見かけましたが、それでも税込み30万円と新品の正規価格からすれば、信じられないような安価でした。
発売は2002年、構成は8群9枚で、この画角、開放値は当時としても、日本産では何の変哲もないスペックで、実際、画角的にはバッティングするCanon N-FD20-35mmf3.5Lなど1984年には発売されていましたし、トキナー辺りからも似たようなスペックのものは各マウントで発売されていたと記憶されています。そんなところからも、Mレンズと比べると気の毒なほど、お安い価格的評価に甘んじなければならなかったのかも知れません。
では、さっそく、実写結果を見て参りましょう。
ロケ地は本所から浅草、カメラはLeica M(TIPO240)による絞り優先AEモードでの全コマ開放撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、折角の超広角ズームをフルサイズで使えるのですから、M(TIPO240)を買った当初から是非とも試したい被写体が幾つか有ったのですが、そのうちのひとつが、スカイツリーとさ逆さスカイツリーを同一画面で写し込める横十間川の十間橋からの構図で、やはり21mmでも両方の頭を縦位置に収めるのは難しく、水面の方はちょっとズルして切って何とか収めたもの。周辺がやや光量落ち+色シフトしてます。

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二枚目のカットですが、くだんの橋からは横十間川を西方向、即ちスカイツリータウンに向かって5~6分も歩けば、もうスカイツリーの真下に着くのですが、ちょうど時刻的には早春の陽光が西に沈みかけた頃なので、川面に向かって浅い角度で低い色温度の光線が射すタイミングで、まだ冷たそうな水面と手前の歩道の手摺の金属感とまだ蕾も膨らまない桜の樹の枝のシルエットの構図がなかなか良いカンジとなった一枚。

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三枚目のカットですが、横十間川の夕暮れに見とれていたら、その傍らを賑やかに家族連れが童子は小走りに、まだ若い親御さん達は大股に歩きながら語らい合い、楽しげに通り過ぎていったので、光線の回り具合を見計らって、童子達のシルエットに光の縁取りが出来た一瞬を見計らってシャッター切ったもの。

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四枚目のカットですが、スカイツリータウン一階の広場に着いたら、フランス語でキャァキャァとはしゃぎながら、傘を斜めにさしたり、回したりして、おそらくは今流行り物のインスタ向けの写真なんか撮っていた白人のカポーが居たため、しめしめとばかり、写真が凄く上手なヲヂサンがシャッター切って上げるからとか甘い声を掛けてモデルさんになって貰ったもの。

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五枚目のカットですが、一階からエスカレータに乗って、スカイツリーへのエレベータへの乗り換えロビーのある4階屋上に移動し、さっそく、西側の広場でスカイツリーをシンメトリカルに収められるひ秘密の位置に立ち、最短焦点距離の21mm側でツリーの威容を下から見上げる格好で撮ってみたもの。ここでも空側に減光+色シフトが認められます。

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六枚目のカットですが、スカイツリー下での撮影もほどほどに切り上げ、まだ陽光が残るうちに東武電車で浅草に移動、雷門まで戻らず、浅草駅北口から出て、伝法院通りからいつものフランチャイズである仲見世にアプローチしモデルさんを探そうとしたら、いきなり着物着たアジア人と白人の二名組の小姐に声かけられて、シャッター切って上げた代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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七枚目のカットですが、先の二人組と別れてから、そのまま仲見世通りを浅草寺方面へと歩き、程なく宝蔵門前まで来たら、結構、着物が似合うネシアの小姐がお友達と写真撮りっこしていたので、一枚撮らせてよ、と頼んだら、着物着てない友人は他人のフリして逃げ出し、逃げ遅れた着物の小姐が快くもモデルさんになってくれたもの。

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八枚目のカットですが、ここもいつもの定点観測スポットのうちの一つですが、宝蔵門を潜って、そのまま本堂に至る道を辿らず、横東側の休憩スペースとの間に在る手漕ぎ井戸の方面に目をやったら、い居ました居ました、冬の間は水が冷たいため、どうしても敬遠される井戸に中国人親子がやって来て、童子が水汲んで手を洗いながら、親御さん達が写真なんか撮っていたので、声かけて撮影人に混ぜて貰ったもの。

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九枚目のカットですが、周囲もだいぶ暗くなって来ての屋根の下なので、開放値の明るくない玉ではどうかな、とは思ったのですが、ここ手水場もなかなか秀逸なカットが撮れることがままあるため、暫し張って居たら、来ました、来ました、久々の日本人で豪快に童子を肩に抱えた若いオモニが笑顔でお清めを始めたので、待ってましたとばかりに一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、巨大香炉の在る焼香場の傍ら、線香売り場と手水場が一体化した建物の南側、ちょうど御神籤売り場との間のちょっとした広場からはスカイツリーの勇姿が望めるのですが、同時に空いた場所でもあるので、メールやラインしたりする息抜きの場としていつも、何がしかの観光客がたむろしているので、ツリーを背景にその様子を捉えてみたもの。

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十一枚目のカットですが、境内での撮影が一段落し、今度は雷門方面へと仲見世を歩いて被写体を探してみようかと歩き出した刹那、またしても着物姿のアガシ二名に英語で声かけられて、五重塔を背景にシャッター切って欲しいというので、このタイからのアガシ二名の願いを聞き届け、代わりにモデルさんになって貰ったもの。

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十二枚目のカットですが、宝蔵門をくぐり、仲見世に入るとすぐに、糖質制限ダイエット中の自分は絶対に買わないでしょうが、結構な数の観光客が群がる揚げ饅頭屋さんの店頭で、これまた中国人の小集団が自分達の買う品物の上がりを待っていたのですが、その中でも極小姐が待ちきれないとばかりに実演のヲヂサンの目の前に進み出て無言でプレッシャ掛けてるその姿が面白くて、傍らから一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、仲見世を雷門方面に歩いてすぐに伝法院通りとの交差点に出ますが、ここの位置的にスカイツリーの全貌が見易くなっていて、先ほどの着物小姐二名組ではないですが、インスタ映えを狙い、キャァキャァ云いながらシャッター切っている観光客が多いのですが、あにはからんや、また居たので、その後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、人混みの仲見世を歩き通し、やっと雷門の手前、美人茶屋あづまさんの位置する交差点まで辿り着き、そこを西に曲がり、ここも定点観測スポットである、側道との角に位置する扇子屋さん店頭の大和絵団扇をモチーフに店頭の様子を撮ってみたもの。ここでも空は入っていますが、35mmサイドでの撮影なので、光量落ち+色シフトは全くと云って良いほど認められません。

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十五枚目のカットですが、この日は、結構な数の観光客、それこそ多国籍軍と云ってもイイほどの多種多様な人々が、和風テイストのインスタ映えを狙い、雷門周辺で自撮り、ないしカポーの交替撮りをか敢行していたのですが、特に何処の焼鳥レストランにも無いような巨大赤提灯が大人気らしく、下にた立ち止まっては代わる代わる記念撮影している中国人グループが居たので、傍らから一枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、同じく雷門付近での撮影で、今度は正面南から宝蔵門方面に向かい、やはり、巨大赤提灯とツーショット撮影を決め込もうとする若い小姐と、それを横目に見つつ冷淡な表情で傍らを足早に通り過ぎて行く年配のアガシとの対比を捉えてみたもの。

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十七枚目のカットですが、すっかり陽が落ち、人工光によるライトアップ時刻になった雷門前の広場で、思い思いのスタイルでパートナーとツーショット記念撮影を愉しむカポーや、人待ち顔でスマホン画面なんか覗き込む兄ちゃんなんかが散らばっていて面白いので、広角を活かし、一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、やはりフィルム時代の広角はデヂタルのフルサイズだと、CMOSの構造上、どうしても周辺が甘くなって、光量落ちと色シフトが起こるのですが、広角Mレンズに比べ、テレセントリック性は良い筈のRレンズでも少なくとも21mmサイドで空を入れた構図では光量落ちと色シフトは顕著に認められ、なるほどと納得した次第。
さて次回は確定申告も終わったし、何か工房製レンズのテストでもしようかな、乞うご期待!!
  1. 2018/03/11(日) 20:45:39|
  2. 深川秘宝館
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Classic but most advanced ~Voigtlaender Ultron35mmf1.7asph.~

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さて、今週のご紹介は予告通り、横浜はパシフィコで今週末に開催されていたCP+2018にて、導入したてのVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.試写した結果をお送り致します。
実は50mmは純正、改造を含め潤沢に在庫有り、よりどりみどりなのですが、いざM(Tipo240)をスナップに連れ出そうとすると、一番機動性が高い35mmのf2クラスのレンズが手薄で、何とド定番のズミクロン35mmf2すらなく、選択肢はVoigtlaenderのC.Nokton35mmf1.4かCanonL35mmf1.5、同f2しかなく、Canonのf1.5は独特の形状の連動カムのため、ライカM系列では距離計連動が危うく、f2は開放ではシャープとは言えないし、ボケも?ということなので、薄暮用に買ったC.Nokton一択の状態が続いていたので、年明けから35mmf2クラスの開放からシャープな玉の導入を検討していたのですが、価格が高騰している割には状態の良いものが少ないズミクロンは除外し、コシナのラインナップから買うか、或いは程度の良い中古のG.Planar35mmf2.0を買って台湾辺りのキット使って距離計連動改造しようか、色々考えていたのですが、結局、Biogon35mmf2.0かUltron35mmf1.7asph.、KM Hexanon35mmf2.0のいずれかから選ぶことに決めて、色々調べて、お店で現物見た結果、一番高い、Ultron35mmf1.7asph.を買うこととしたのです。
このレンズは2015年8月発売の、云わずと知れたコシナのVoigtlaenderのVMマウントシリーズの最新鋭の製品で、7群9枚で一番最後の凹レンズに非球面を採用しています。なお、意匠性の好みに合わせ、アルミ製で黒塗りのモデルと真鍮削り出しにクロムメッキを施したシルバーの二つがラインアップされていますが、素材の堅牢さ、そして仕上げの美しさを考慮し、定価が二万円高いシルバーを選んだ次第。
では、さっそく会場での試写結果を逐次見て参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)による全コマ絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、JCIIのブースで集合し、I大先生に遅まきながら新年のご挨拶などさせて戴いてから、仲間と再集合時間を確認し、そのうち一名と会場内を徘徊することととして、JCIIぶブースを出てから真っ先に目に付いたメーカーブースの軒先に佇んでいた、白いコスチュームも眩しい山口美枝似のコンパニオンの小姐にお願いしてモデルさんになって頂いたもの。

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二枚目のカットですが、いつもは必ず同伴している旧一号機X-Pro2の実家、富士フのブースにもしかして、また開発途上のハラショーな製品の痕跡でもないかと訪問したのですが、なかなか希望に沿うよようなものはなく、去年の中判に代わって、今年はアマチュア向けとしては???と思うX-H1の大々的なお披露目をやっていたのですが、その会場で結構ゆるめにモデルさんを撮らせていたので、いつもはPro2使ってるんだけを、今日は忘れたゴメン、ということで、苦笑する係員の黙認を良いことにステージ脇からミニショーを撮らせて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、なかなか幸先良いスタートに気を良くして、次なる獲物を虎視眈々と探しながら、お仲間と話しながら歩いても、目だけキョロキョロと辺りに視線を走らせ、ハクバのブースで結構気前よく撮影に応じていたのが目に留まったので、小走りに近寄り、コンパニオン小姐を撮ろうと行列している後ろについて、順番来てから一枚撮らせて貰ったもの。

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四枚目のカットですが、同じく会場を鵜の目鷹の目歩いていたら、東芝のブースで大々的にFlash Airのプロモーションのためのステージショーなど行われており、華やかなモデルの小姐達が、軽快なBGMに合わせ、ステージの左右を行き来し、ところどころで決めポーズなんか撮るので、ステージの脇にい入れて貰って、その全景図を1枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、会場内にはこれまで以上に海外、とりわけ中国籍の企業からの出展が目に付いたのですが、レンズフィルター会社のブース軒先で、製品を眺めていたら、いたいけな小姐が近づいてきて、相当流暢ですが、中国人特有の僅かななまりがあったので、話の途中に不意に北京語で、小姐、写真撮っても良いか?と切り出したら、一瞬驚いた表情ですがオケー、オケーということで、本人による背面液晶モニタでの画像チェックでオケー貰うまで3枚撮ったうちのベストショット。

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六枚目のカットですが、いたいけなコンパニオン各位の写真を撮るのみならず、飛ぶ鳥をも落とさんばばかりのSONYには色々と意見を述べ、聞きたいこともあったので、ブース位置を確認するとすぐさま向かったのですが、なかなかエンヂニアと話しをするのはハードル高そうで、まずは軒先で不織布のバッグなんか配っているコンパニオン小姐の写真なんか撮らせて貰い、一回りしてから再訪しようということでモデルさんになって頂いたもの。

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七枚目のカットですが、SONYのブースを出て、またしても、気立ての良さそうなコンパニオン小姐さ居ねぇだか?のノリで会場を徘徊していたら、タムロンのブースの入り口付近で、笑顔でカメコの撮影りリクにも気軽に応じていた小姐が居たので、声かけ、M(TIPO240)の原因不明のスタックにも関わらず、快く付き合って貰ったもの。

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八枚目のカットですが、会場を徘徊していると、いつの間にか同じブースを再訪し、知らないまま、ままた同じコンパニオンの小姐に声を掛けてしまうというのは、いつもよりテンションが高い、こういうイベントでは致し方ないことではありますが、ステージは撮らせて貰ったものの、ブース軒先で案内ししているコンパニオン小姐はまだ撮らせて貰っていないことを思い出し、声かけてモデルさんになって頂いたもの。

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九枚目のカットですが、毎年、結構気前良くポートレに応じてくれるコンパニオンの小姐を揃えていたことを思い出し、オリムパスのブースが目に留まるや否や速足で訪問し、周りのカメコがみんなOMととか、PENシリーズでお世辞交じりに小姐達を撮っているのに若干気まずい思いもしたので、EVFだけオリムパス製品なんで勘弁してね、とかヘンな言い訳しながらモデルさんになって貰った第一弾。

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十枚目のカットですが、モデルになってくれたコンパニオンの小姐が怪訝そうな表情ながらも、ライカにオリムパスのEVFが使えて、愛用者は結構多いという説明にいちおう感心したようで、これに気をよ良くし、同じブースの隣の組の小姐にも同様に声かけてモデルさんになって貰ったオリムパス編第二弾。

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十一枚目のカットですが、オリムパスブースでの想定外の厚遇に気を良くして、次なる獲物は?と再び会場徘徊を始めようとしたら、すぐ近くのブースでヘソ出し小姐が笑顔で次々訪れるカメコ、カメ爺の相手なんかしているのが目に留まってので、頼もう!ということで声かけたら、あらライカですね、可愛い!とか訳判らんノリだったので一枚撮らせて貰ったもの。

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十二枚目のカットですが、大変申し訳ないことにブースの主の会社の名前はすっかり失念してしまったのですが、ストラップ関係の大手メーカーというブースの前で、グラマラスな小姐がカメコも声かけないのか、ヒマそうに男性スタッフとお茶挽いていたので、必殺ポーズお願い!と声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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十三枚目のカットですが、同じストラップ関連のメーカーブースでモデルさんになって貰った小姐と不意にカメラ談義になったら、ちょうど、持ち場交代の小姐も中から出て来たので、では二人並んではハィポーズということで、唐突なお願いにカメラを反対に構えたのはご愛敬とばかり一枚撮らせて貰ったもの。

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十四枚目のカットですが、再びタムロンのブースを訪問すると、時間による交代なのか、さっきとはべ別の白いコスチュームのコンパニオンの小姐が出て来ていて、先に撮っカメコとの雑談タイムでは、おオートサロンなどにも出ていたらしくなかなか忙しいなどということだったので、ではぜひともそんな人気のコンパニオン様なら一枚お願い、ということでモデルさんになって貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、意外にガードが高そうで実はそうでもないのが、業界の一方の雄、Canonのブースで、何とブースの総合受付の小姐がカタログ貰うでなし、モデルのリクだけに立ち寄るカメコ、カメ爺の類いにも快く応じてくれていたのを通り掛かって見ていたので、一日の仕舞いに眉目秀麗な小姐が佇んでいるのを確認し、大胆にもお願いしてもの。

今回の感想ですが、いやはや、クラシック然としたルックスはもちろん、操作感、そしてライティングが不随意で光線状態が必ずしもベストとは言えない条件下の開放での描写といい、最新のコシナのレンズは素晴らしい、仲間内の夜の飲み会でも、コシナの躍進ぶりは話題にななっていましたし。会場で目にした50mmf1.2asph.は是非とも手に入れたいと思いました。
さて、次回は再びLeica M(TIPO240)によるLeica Rレンズ再評価いきます、乞うご期待!!

  1. 2018/03/04(日) 23:02:04|
  2. 深川秘宝館
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プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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