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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

一個在友邦國家釋放思緒的旅程~Taiwan Photographic Tour '19.Jan.~②

て、今宵のご紹介は、先週の予告通り、年初の三連休に有休を一日くっつけて訪問した台北ツアーかからの後編、十分、九份~迪化街編行こうと思います。

まずは恒例の簡単な行程紹介ですが、三日目の朝、少々早起きし、島内の天気予報などをニュースで確認の上、基隆市~新北市界隈が小雨模様となる旨を確認の上、携帯傘を含めた、必要最小限の装備をカメラバックに詰め、宿を9時半過ぎに出て、まずはMRT乗り継ぎで台北動物園ひとつ手前の「木柵」という駅まで移動、しかるのち、そこから十分行きの路線バスが出ていると云うので、11時過ぎの便に乗って、12時過ぎに十分駅入り口に到着、うらぶれた商店街の入り口付近のしもた屋風の街食堂で魯肉飯と魚丸湯、そして緑色の瓜かパパイヤみたいなものの炒め物を戴いてから、小雨が降ったりやんだりする十分の街を駅方面に歩き、線路伝いに作られた土産物屋街みたいなところに出て、一時間に一本の電車の合間を縫って、次々上げられるランタンの様子を撮り、しかるのち、14時台の電車で「瑞芳」駅迄移動し、そこから、ほどなくやって来たバスで九份へ移動、大雨の中、小一時間ほど滞在し、基山街のアーケード下中心にスナップ撮ってから、そそくさと台北駅北口直行の高速バスに飛び乗り、小一時間かけて台北駅北口迄戻り、幸いにして雨は降っていなかったため、目と先の宿に戻りたい欲求を堪え、そのまま反対方面に位置する「迪化街」へ日暮れまで撮りに出掛けたもの。

では、さっそく、当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、食事を終え、小雨の少々肌寒い天気だったので、誰も天灯(ランタン)上げやっていなかったらどうしよう、てか、人っ子一人線路付近に居なかったらどうしようか・・・とか、やや不安になりながら駅方面に歩いてみれば、視界が開けた線路上には、天気など無関係とばかり、アジア中から集まった善男善女が、店員諸氏の力を借りて、次から次へと天灯上げに勤しんでおり、さっそく、香港からという小姐二名組の打ち上げ風景を撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

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二枚目のカットですが、香港の気の良い小姐達の天灯が無事、天空に吸い込まれたを見届けた後、辺り見回せば、如何にも素朴そうな韓国人の若い家族連れがハングルを書き連ねた天灯を上げようとしていたので、これも声かけて、傍らから点火前の記念撮影モードを撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

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三枚目のカットですが、韓国人一家に笑顔でお礼と別れの挨拶を述べた後、また辺りを眺めてみたら、今度はベトナム人のご一行様がどうやら、職場の慰安旅行か何かで来ているらしく、サイゴンからのグループということで、天灯上げ前にまずは全員で記念撮影、ということで、横から一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

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四枚目のカットですが、予想以上に賑わっており、あまりに辺りに人がいて、気前よく天灯上げの様子を撮らせてくれるので、辺りの様子そのものを撮るのをすっかり放念上人していたのですが、ハノイとか、フィリピン辺りでは良くありがち、韓国では廃線跡を上手に利用した、線路をモチーフにした観光地なのですが、1時間に一本とは言え、線路の中にこれほど大っぴらに人が入り込んで、天灯上げやら記念撮影やらやっているところも台湾では珍しいので、人が少ない頃合いを見計らって、辺りの様子を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

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五枚目のカットですが、線路上で撮ったり、或いはライカを見て話し掛けてきた写真・カメラマニアと歓談していたら、駅というか土産物屋街に大音声のアナウンスとアラート音が流れ、どうやら一時間に一本の電車のお出ましか、ということで、土産物屋の軒下で待っていたら、本当に土産物の陳列棚にぶつからんばかりの距離ながら、おそらく小走り程度の速度で電車が通り抜けて行ったので、その距離感を通り抜けざまに一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

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六枚目のカットですが、電車を見送った後は、またゆっくり1時間は線路上で遊んだり、写真撮ったり出来ますから、曇天に時折、小雨がパラつくあいにくの空の下、めげずに天灯を上げんとする人々が線路上のあちこちに佇んでいますから、あとは好みのモデルを探し交渉するのみ、というまさにスナップ天国状態だったので、お次の獲物は香港からという美女と野獣系のカポーに交渉して撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

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七枚目のカットですが、同じく線路上でモデルさんを物色しながらキョロキョロと歩いていたら、土産物街のど真ん中の一等地で、高雄から来たと云う若い家族連れが書きあがったばかりの天灯を掲げ、発射前の記念撮影モードに入っていたので、家族四人のシャッター押して上げる代わりにモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

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八枚目のカットですが、線路上から遠くに吊り橋が見えたので、その辺りでも何枚か撮らねば、とか思って線路上を歩いて移動していたら、聞き覚えのある「カァー」「カァー」という会話が耳に入ってきたので、もしやと思い、タイのアガシかと声を掛けてみれば、「カァー」とのお返事だったので、久々にタイ語を使って出演交渉、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

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九枚目のカットですが、二、三枚撮らせて貰ったあと、少々立ち話をしましたが、あまりやるとボロが出るので、適当なところで切り上げ、目的の吊り橋まで到着、橋を渡り切った辺りから駅方面を眺めると、ちょうど、吊り橋の上部構造を超える位置に天灯が上がっていくので、暫く待ち構えていて、ちょうどイイのが上がった頃合いを見計らってシャッター切ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

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十枚目のカットですが、次の電車を逃すと更に一時間後になってしまい、陽があるうちに台北に戻れなくなってしまうこともあり、正直、同じ天灯上げばかり撮っていても、ブログのネタ的には面白みに欠けてしまうので、早々に切り上げることとし、1.5時間程度の滞在後、来た電車、正しくはディーゼル車に乗って、瑞芳経由、九份に移動し、バス停から大雨の中、傘をさして基山街のアーケードに入ってすぐ、「Go West!」のジャケット、或いはオリンピックのボルト選手のポーズみたいなカッコをお客と一緒にやってた店員さんの様子が面白くて、外から一枚撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、大雨の天気だと、昼なお暗い基山街のアーケードはところによっては、夕方から宵の口の迪化街並みに暗いところがあって、そういうところに限って、限られた光源からの灯りがスポットライトに被写体を照らして、印象的なカットが撮れることがままあるので、じっと息を殺して待っていたら、いったん通り過ぎた、アダプタで旧レンズ装着したα7を下げた小姐が傘さして戻ってきたので、その凛としたお姿を一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

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十二枚目のカットですが、狭いアーケード内で撮っていても、ところどころで雨はだだ漏れですし、何せ、いつでも、原宿の竹下通りと鎌倉の小町通りに歩いている人間を川越の駄菓子屋横丁にそのままぶちまけたくらいの人出というか人口密集度なので、アーケード内でのスナップにも限界を感じてきたので、いつもの竪山路の階段でも阿嗎茶屋入りで撮ろうとか思い、人混みを縫って移動し、階段下って、下から撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放AE撮影となります。

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十三枚目のカットですが、いよいよ、携帯傘では本人の半身かカメラバックのどちらかがもれなくずズブ濡れ、という危機的な大降り状態になってきてしまったので、竪山路を下ってから、そのままバス停まで徒歩で移動し、暫くしてやってきた台北駅北口直行高速バスに飛び乗り、1時間もしないうちに見慣れた風景、しかも全然雨が降っておらず、この時間からならスナップがかなり出来ると踏んで、宿に戻らず、徒歩10分ほどの迪化街に直行、まずはアーケード下の簡易食堂で麺なんか食している地元民様にモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.24asph.による絞り開放AE撮影となります。

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十四枚目のカットですが、ここ、台北市内の由緒ある老街である、迪化街では旧正月も近いこともあって、あちこちに新年を寿ぐオブヂェが飾り付けられており、やはり中華圏での縁起物の配色と云えば、赤と、そして金色となるため、金色の縁取りに真っ赤っ赤の提灯をそれこそ葡萄の実の如く柱に吊り下げたオブヂェが目に留まったので、下まで歩いていって、見上げるアングルで一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.24asph.による絞り開放AE撮影となります。

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十五枚目のカットですが、すっかり陽も傾き出したここ迪化街では、各店舗から迫り出した騎楼の下
にも灯りが点り、その前を行き交う人々の様子も、心なしか幸せそうに見えたので、煉瓦造りの街並みをバックに家路に就く人々の後ろ姿を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.24asph.による絞り開放AE撮影となります。

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十六枚目のカットですが、ここ迪化街はメインは乾物と薬種問屋の店舗がメインなのですが、大稲埕までの長い通りの奥の方には、籠屋の店舗街が有ったり、反物屋のエリアがあったり、なかなかバラエティに富んでいて面白いのですが、紙問屋街で、旧正月の準備向けと思しき、金と赤の紙細工が店頭に所狭しと並べられたのをいかにも欲し気に眺めていた幼い姉妹の後ろ姿を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.24asph.による絞り開放AE撮影となります。

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十七枚目のカットですが、奥まで歩いていって、また戻ろうとしたら、リュックを背負ったいたいけな小姐二名が手を繋いで歩いていたのとすれ違ったのですが、これが煉瓦造りの騎楼造りの街並みをバックになかなかイイ組み合わせだったので振り向きざまに一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.24asph.による絞り開放AE撮影となります。

今回の感想ですが、いやはや、これまでX-Pro2と比べて信頼性がイマイチと思い、先の香港ツアーではなかなかメインになりきれなかった感有りのLeica M(TIPO240)でしたが、今回は高雄・台南、そして十分・九份の各地で、なかなか素晴らしい画を捉え、レンズを選ぶ必要はありますが、画のみ密度感、発色の艶やかさ等々、得心行く結果になったと思います。

さて、次週は車検で帰省のため、一週スキップ、その翌週は、今年の工房製レンズ第二弾、通説を裏切る驚異の実写結果をご紹介したいと考えます、乞うご期待!!
  1. 2019/02/17(日) 21:53:10|
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一個在友邦國家釋放思緒的旅程~Taiwan Photographic Tour '19.Jan.~①

さて、今宵のご紹介は、先週の予告通り、年明け早々渡航した3泊4日の台湾の旅から、二週に亘り紹介するうちの前編、高雄~台南編をお送りしたいと思います。

まずは恒例の行程レヴューですが、1/11の午後のキャセイ便で台北に入り、宿に着いたのが19時近くになっていて、翌日は台湾新幹線で遠出する予定だったので、そのまま晩飯だけ駅ビルまで食べに行っておしまい、翌12日は10時過ぎの新幹線で左営(高雄市)駅迄移動、そこでランチ後、台湾国鉄に一駅だけ乗って、蓮池潬という大きな池というか小さな湖の周りに仏教関連建造物が立つ、極楽浄土のテーマパークみたいなところに徒歩で移動、そこで1時間半ほど滞在してから、また徒歩と台湾国鉄で左営駅迄移動し、そこから新幹線で30分もかからない距離の台南駅まで移動し、また台湾国鉄経由、台南の市内へ移動し、バスで神農街へ行こうと30分以上も来ないし、来たバスには乗車拒否され、仕方なく、タクシーの言い値で神農街へ移動し、日暮れ迄撮って、バスと在来線、そそして台湾新幹線乗り継いで台北へ戻った、というのが今回ご紹介する二日目の行動のあらまし。

では、さっそく、当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズが1~7枚目迄がLeitz Elmarit21mmf2.8、8~17枚目迄がVoigtlaender Ultron35mmf1.7asph.による全コマ絞り開放での絞り優先AE撮影。

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まず一枚目のカットですが、ここ高雄の蓮池潬エリアはJTBなど旅行会社の世界の風景選のカレンダーのグラビアに選ばれるほどの有名観光地らしく、同じ職場で、台湾に放牧されていたという先輩社員からも、何十回も台湾飛んでいて、行ったことがないのは片手落ちとまで言われ、却って依怙地になってスルーしていたこともあるのですが、実家の仏間に掛かったカレンダーの龍虎の塔の図柄がな何となく心に留まっていたので、不意に行く気になり、肝心のツインタワー前でご自慢のElmarit21mmf2.8で撮ったはイイが、周辺がボロボロになり、落ち込みかけた一枚。

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二枚目のカットですが、無限だとイメージサークルも縮まりますから、では至近距離ではどうか、とまずは龍の頭に近寄り、ネバーエンディンストーリーのカット宜しく、片側からかろうじて塔のてっぺんまでが収まる構図で撮ってみたのですが、やはり周辺のブラックアウトとそこから中央方面に伸びるマゼンタ変色が気になり、あぁ、こんなことならデヂタル対応しているとアナウンスされていいるVoigtlaender のSW-Heliar15mmf4.5asph.をX-Pro2につけてきた方が数倍マシマシだったという残念な一枚。

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三枚目のカットですが、SW-Heliar15mmf4.5asph.をカバンに潜ませてこなかったことを薄々後悔しながらも、まさか家まで取りに帰るわけにも、宿の前の福倫達台湾総代理店に買いに行くわけにもいかないのので、だましだまし使うことにして、龍のお頭の反対側に位置する虎の頭でも撮ろうかいな、とか池の上の桟橋を渡っていたら、いたいけな童子達のはしゃぐ声が聞こえてきたので、出待ちして撮ったもの。

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四枚目のカットですが、頼りの21mmで念願の?龍虎ツインタワー全貌写真が見るも無残な結果に終わり、スマホン写真と五十歩百歩の暗澹たる出来映えとなってしまったので、落ち込むキブンを何とか奮い立たせ、お隣の湖上?オブヂェへ向かい、ここなら、周辺落っこちても、高い建物無いし、構図的には問題ないだろうと、桟橋の手前から砂上ならぬ、湖上の楼閣の姿をターヂマハル的に撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、湖上のターヂマハルは先端まで行ってみても、周囲がぬるそうな水面に囲まれていて、面白くも何ともないので、早々に引き返し、また湖岸を徒歩で移動し、お隣の龍と観音様と巨大な鯉みたいな淡水魚が渾然一体化した極彩色のコンクリート建造物へ向かい、さて、この俗悪なオブヂェをどうやって撮ろうかいなとかキョロキョロしていたら、いかにも気の強そうな色黒の小姐二名がちょろちょろこちらをチラ見して、何か話し合っているようすなので、こういうカッコの人種には関わらない方が良いと目を合わせないようにしていたのですが、何と、そのカメラはライカですか?とかたどたどしい日本語で聞いてきて、写真撮って送ってくれませんか、ということだったので、何枚か撮ってあげたうちの一枚。

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六枚目のカットですが、先の小姐二名組と連絡先を交換後、人は見掛けに寄らないもんだねぇ・・・とか独りごちて、隣といっても100mは離れている巨大神像を中心にしたミニテーマパークみたいなところまで歩いていくと、よく、都内でも、真昼間から、ナンバープレートを曲げて、上に向け、ブィンコブィーンコブィーンココココ♪とかアクセル吹かして走り回るスクーターの暴走族まがいの連中が居ますが、あろうことか、子連れで、そんなカンジの騒々しい走り方でやってきた、若いアボシがすぐ近くにスクータを停めたので、声かけて一枚撮らせて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、工房主には実は不治の持病が有って、それは、こげ茶色の四つ足の動物を見ると、無意識に近寄って、触りたくなってしまうという、見方によっちゃ、危険極まりない宿痾なのですが、湖を時計回りに回って、対岸からそのまま左営の駅まで徒歩で戻ろうと歩き出し、ちょうど、10と2時の位置を結ぶ橋があったので、そこを渡ってすぐの茶屋みたいなカンジのカフェの前でますマスコットドッグ二頭がひねもす、プラスチック製の骨みたいなのをかじっていたので、目測でピンを合わせ、目いっぱいしゃがみ込んで撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、隣に位置する自治体なのに、高雄から台南市内への移動は結構時間が掛かってしまい、神農街へ到着したのは、もうすぐ陽もくれよう、という時刻で、考えようによっては、日暮れ前の通りの質素な佇まいと日暮れ後の商業ベースの賑わいの両モード撮れたので、結果的にはべストの時間帯に到着したと云えば云えなくもないのでしたが、まずは入り口付近で通りの様子を撮ってみたもの。

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九枚目のカットですが、ここ神農街は商業地区であることは疑いようもないのですが、その観光資源としての通りのすぐ隣には、下町の人々の暮らし、しかも日本統治時代からの歴史が連綿と息づいていて、一本メインストリートを曲がれば、マカオの旧市街のような古めかしい煉瓦造りの住居兼家内制手工業の工場が佇んでいるという様子を撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、神農街は或る意味、鉄道が開通した時、その駅からは2キロ以上も離れていいて、駅中心の商業ベースの再開発やら、街の人達の買い物の動線からは完全に外れてしまい、その結果、開発から取り残されたことがタイムカプセル的な効果となって観光資源としての古い街並みが残った九份やら鹿港と同じように、懐かしい建物が建ち並び、日暮れまでは人通りもそれほどではなないので、風情有る建物の前を行き交う人々の様子を撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、通りの入り口から100mもいかない辺りに色褪せたエメラルドグリーンみたいな塗装の扉周りが特徴的な店舗兼住宅が在って、その前で、ムービー撮ってた、香港からという学生達のグループが居たので、話し掛けて、横からスチルを撮らせて貰ったもの。

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十二枚目のカットですが、たまたま偶然にいつもの勘働きに任せ、横道へ入ってみたら、いきなりののび太が霊幻道士のコスプレしているみたいなオッパーに遭遇し、興味半分で話し掛けて、写真撮らせて貰ったら、せっかく日本から写真撮りに来たのなら、うちのお社の祭りを観て行って!というこことで案内され、町会というか、社中の祭り会場入口付近で撮ったドラゴンダンス青年団のもの。

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十三枚目のカットですが、霊幻道士こと呉さんの案内で、裏通りに位置しながらも、地元の方々の篤い信心を集め続けていることが一目で判るような、建物も敷地もきれいに清められた「金勝宮」といういかにも有難いお名前の廟の周囲に設けられた、旧正月の前のお祭りに急遽ゲストとして招かれ、そのVIP席から撮った、道教の神々の着ぐるみの入場する雄姿。

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十四枚目のカットですが、その「金勝宮」のお祭りのVIP席のVIP席たる所以は、一連のイベントのクライマックスである、少年少女による龍の舞の時に良く判り、廟の中に鎮座増します神々に献納すするダイナミックな踊りが、この廟右手前のスペースが全て手に取るように見えるので、呉さんが、ここで見ててくれ、という意味が判った一枚。

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十五枚目のカットですが、同じく「金勝宮」の龍の舞の一シーンで、陽も暮れかけてきた、裏通りのお宮の敷地では、刻一刻と暗くなり、シャッター速度が稼げなくなって、その一方でクライマックスに向け、動きが一層早く、激しくなってきた踊りを捉えるのも一筋縄ではいかず、こういう時は、家で万年お留守番のEOS1DsMKIIに50mmf1.2でもつけて持ってきていたら、と思ったものの、意外とピンが来ていてブレていないのもあったので、その中で良さげなカットを選んだもの。

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十六枚目のカットですが、ご招待された有難いお名前の「金勝宮」のお祭りが完全にはねてから、また神農街のメインストリートに戻ろうと、別の路地を散策していたら、大通りに面した神農街入り口の看板代わりの提灯のオブジェに灯が点り、先ほど来た時の煤けた表情とは打って変わって、風情有る様子に変わっていたので、観光客に混じって、下から一枚撮ってみたもの。

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十七枚目のカットですが、すっかり陽もくれた「神農街」の入り口に佇み、先ほどの質素で閑散とした通りとは打って変わって、艶めいた蠱惑的な表情を見せ、如何にもアジアの都市の夕暮れの通りという雰囲気に変わったため、遠くからちょうど良いカポーがやってくるのを待って、一枚撮ってみたもの。

さて、次回は、台湾ツアー’19年1月の後編、十分、九份ハシゴ、その帰り、台北への直通バスの停留所からほど近い、迪化街の夕暮れの佇まいをお送りしたいと思います、乞うご期待!!

  1. 2019/02/10(日) 19:49:11|
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A peaceful holiday of new year in Kawagoe with Petri.

さて、今宵のご紹介は、先週の予告通り、新春の川越を蘇った旧レンズ、そう昨年の栃木祭りでも大活躍してくれたPetri CC Auto40mmf1.7改FXをX-Pro2につけ、撮り歩いた中からの厳選カットをお送りしたいと思います。もちろん、全コマ開放でのAE撮影です。
撮影日は年も明けてすぐ、お屠蘇気分も抜けきれない1月5日の土曜日、電車を乗り継ぎ川越に着いたのは11時過ぎ、まずは定番コースとばかり、喜多院へと向かい、そこで30分強撮ってから蔵造りの
街のメインストリート経由、いつものランチスポットの某寿司屋へ向かいましたが、何故か、その日は店仕舞い、し仕方なく、時の鐘前の鳥料理屋まで徒歩移動し、そこで小一時間並んで、質素なランチののち、蔵造りの街を通って、氷川神社へ移動、そこでまた30分強撮影、そして駄菓子屋横丁へ移動し、カポー状態の会社の小姐に突然声掛けられて、動揺しながらも無事スナップを敢行し、質屋を覗き、あかり屋であ粟ぜんざいを食べて、日暮れと共にお江戸に戻ったというのがその日の行動でした。

では、さっそく当日の行動に沿って、実写結果を逐次、眺めて参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、川越最初の撮影地は、駅に近い方から撮り進んで行くという、極めてあ安直なコースに則り、今回も、喜多院からスタートすべく、本川越駅から蔵造りの街へつながる川越街道を手前で東に逸れ、一路、喜多院の森を目指し、どろぼう橋を渡ってすぐ目に留まるのが、お御籤結い柵界隈の風景で、木漏れ日を浴びて、オモニにお御籤の内容を読んで聞かせて欲しいとせがむ極小姐の横顔を撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、同じく喜多院のお御籤結い柵の前には、さっきの女性同士の親子とは対照的に男同士の親子連れも居て、アボジに担がれ、肩口から寝顔を覗かせる、いたいけな童子はこの新年早々の人混みに疲れてしまったのか、完全に寝入ってしまっていたので、その可愛さに惹かれ、通り掛けに一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、お御籤結い柵の辺りを通って、本堂前を過ぎると、喜多院のランドマーク、川越では時の鐘と並ぶ二大鐘楼と呼んでも良さそうな、三重塔の黒い瓦屋根に赤く塗られた木造の建物が視界に入って来て、何回かこの前でお武家様のコスプレをした男女五人の一家の写真を撮らせて貰ったことがあったのですが、今回も遭遇出来なかったので、残念ながら、時代掛かった塔のみの単独出演となってしまったもの。

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四枚目のカットですが、いつもは、喜多院の建物内見学とセットでしか入場出来ない、喜多院名物の「五百羅漢」のエリアも、建物が正月中は何らかのイベントに供されていて、一般客は入場不可となっているため、半額以下で入場出来ることが判ったので、これもご縁と思い、入場券を買って、中に入って、穏やかな石仏群からモデルを募り、何体か、良さげなカットを撮ったうちの一枚。

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五枚目のカットですが、喜多院を後にして、成田山方面の出口から退出、蔵造の街にある、ランチスポット「幸すし」を目指して撮りながら歩き始めてすぐ、大正マロン通りの中ほどで、スマホンを差し出して、シャッター切って欲しいという小姐二名組に遭遇したので、お願いを聞いた代わりに一名にモデルさんになって貰ったもの。

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六枚目のカットですが、「亀屋本店」前というか、鰻の「はやし屋」前の通りから蔵造りの街のメインストリートでである川越街道に出て、どうやって、通りの様子を切り取ろうかとか、実質60mmの中望遠相当にななるこの40mmの使い方を考えながら歩いていたら、賑やかな観光客のアガシの一群がやってきて、その背後に反射光を撒き散らかしながら、背の高い大衆乗用車がやって来たので、頃合いを見計らってシャッター押した必殺ショット。

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七枚目のカットですが、同じく、物販店やら、飲食店が軒を並べる川越街道沿いの或る一角に、結構な人だかりのテイクアウトというか、食べ歩き用の小吃を商うお店が有って、その店頭にアクセントの強い、ロシア語だか、ポーランド語だかで話をしながら順番を待っていた、白人の親子連れが、道路向かいの蔵の屋根越し午後の陽射しを浴びて、なかなか美しかったので、横から一枚撮らせて貰ったもの。

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八枚目のカットですが、蔵造りの街の各店舗は建物全体の造りのみならず、商品の陳列やら、店頭の細部の装備品にもなかなか凝っていて、歩いていて、ふと目に留まった、おそらくは明治から大正にかけての様式であろう、古めかしくも、潔い機能美に満ちた、金属製のランプシェードの下まで近寄って、その姿を写し取ってみたもの。

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九枚目のカットですが、蔵造りの街のメインストリートである川越街道を北の端、即ち市役所方面へと繋がるふ札ノ辻を更に通り過ぎて北に向かい、川越地裁へと向かう道との交差点を東に曲がって暫く歩くと、喜多院とはまた趣きの異なる佇まいの森の中に佇んだ、氷川神社の神域に到着し、まずは手水場で手を清めてからお参りを、と足を向けた刹那、なかなかイイ雰囲気の着物姿のカポーが目に留まったので、午後の陽射しを浴びて、手を清める後ろ姿を一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、比較的人口密度の低い喜多院と異なり、様々なイベントやら、オブジェがあり、着物姿のいたいけな若いアガシやらカポーも多い氷川神社では、シャッターチャンスもそこそこ多くて、中でも、恒例の鯛釣り御籤と水に流すお御籤みたいな場所は人だかりが絶えず、なかなか良い表情が撮れるので、外国人観光客に混じって、鯛釣りに興じる中国産小姐の横顔を撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、同じく氷川神社境内の鯛釣り御籤のコーナーにて、凛とした表情で鯛釣りに取り掛かろうとする、今時珍しい黒髪ロングのいたいけなダウンヂャケット小姐の姿が目に留まったので、その清楚な美しい横顔を一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、ここも氷川神社の定番撮影スポット、絵馬奉納トンネル、いつもは広角レンズはパースをつけ、コントラストも高くなるように撮っていたのですが、今回は60mm相当の画角なので、万遍なく全体的な雰囲気を撮ることは諦め、手前の特徴的なイラスト入りの絵馬にピンを合わせて周囲はボカして撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、氷川神社の境内には、日本人を含め、世界各国からの観光客が、蔵造りの街の貸衣装屋で借りた着物姿のままで市内を徘徊し、市街中心部からは少々離れたここにも、少なからず巡ってきているので、そのうち一名の小姐が釣った鯛の御籤の中身を背中丸めて読んでいるところを斜め後ろから一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、まさに川越市観光協会のポスター用にでも売り込みたいカンジの出来栄えで、鯛釣り御籤と並ぶ人気の水に流す御籤のせせらぎの上にせり出した石板の台の上で、いたいけな極小姐の姉妹が満面の笑顔で、御籤を水に流して、無かったことにしようとしていたので、横から一枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、氷川神社を後にした時には、冬の陽はだいぶ西に傾き始めていたのですが、また元来た道を辿って、時の鐘まで戻って来た時には、陽の色合い、角度もイイ案配になってきたので、東側から全体図を撮ろうかと思いカメラを構えたら、ちょうど目の前の中国産カポーが不意に極めてスィートな成り行きとなったので、これ幸いとばかり、後ろから一枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、時の鐘から歩くこと10分弱、日暮れも間近い頃の駄菓子屋横丁に到着し、さっそく撮り始めようと思った矢先、入り口近くの観光鰻料理屋の店頭の菰掛けの前で、夕陽を浴びたなかなかイケててる小姐が人待ち顔でスマホンなんかいじくっている姿がとても眩しかったので、通りざまに一枚戴いてみたもの。

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十七枚目のカットですが、駄菓子屋横丁では、新年の休日でもあり、老若男女で賑わっていましたが、夕暮れも近いため、買い物もそこそこに横丁を一回りして店先を眺めてから、足早に帰り道に就くとという行動パターンが多いのですが、いたいけなカポーが仲睦まじく寄り添って歩く姿が目に留まったので、立ち止まった位置から一枚撮ってみたもの。

今回の感想ですが、やはり、こういうレトロで接近戦の多いシチュエーションでは、優しい画を安定生産出来るPetriの単焦点レンズ、しかも、大口径の玉はまさに適材適所ではないかと思いました。今度は海外に連れ出して、台湾の老街やら、上海の老房子、或いは北京の胡同など撮り歩いてみたいと思いました。

さて、次回は、年明け早々、川越ツアーの翌週末に渡航した台湾から、先に完成したKowa Prominar45mmf2改Mも交えての撮影結果を二週に亘ってお送りしたいと思います、乞うご期待!!

  1. 2019/02/03(日) 19:41:38|
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charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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