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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A country located in neighborhood but politicaly far a way~Pusan Tour'19①~

さて、今週のご紹介は、7月の海の日の三連休+1で出掛けてきた、お隣は韓国、釜山及びその周辺からのレポートを二週に亘ってお送りする前編となります。
まずは恒例の行程紹介から、出発日は7月12日(金)の午後のエアプサンBX111、13:55発で釜山金海空港へは約10分遅れの16:25に到着、そこから軽鉄道、地下鉄を乗り継ぎ、釜山駅隣接の常宿にチェッキンしたのは18時ちょい前でした。
まずは明るい玉と暗所に比較的強いX-Pro2というパートナーで、勝手知ったる何とか状態の南浦洞へ向かい、夕暮れの街をスナップし、しかるのち、日没ぎりぎりのチャガルチ市場へ向かい、そこで一通り流して撮れるだけ撮って、また屋台通り経由、南浦洞の繁華街へ戻り、晩飯を食べ、お茶してから駅前の宿に戻り、翌朝は8時台のKTXで新慶州へ移動、そこからバスで良洞民族村へ向かうはずが、なんとKTXの駅からの直行バス203番は廃止、始発が、旧市内の都市間バスターミナル脇ということで、とりあへず手っ取り早いバスの乗って、高速バスターミナル停留所で降り、隣接する都市間バスターミナルの観光案内所で聞いてみれば、10:30発だからそれに乗ってね♪てなカンジでアヂュモニに親切に教えられ、暫く待って、ほぼ定刻通りやってきたバスに乗って、40分ほど揺られ、終点の(はず)の良洞民族村入口で降りるつもりでwifiなんか持ってってたので、車中で会社メールなんかチェックしたり、顔本のレスに応えていたりしたら、なんと、誰も停車ボタンを押さなかったため、良洞民族村のバス停をそのまま通り過ぎて行ってしまい、慌てて、アイゴーストップとか運転手氏に声を掛け、50m弱行き過ぎたところで降ろして貰い、2時間ちょいの見学時間だったので、かなり慌てて村の中を行きつ戻りつ撮り歩き、結局、缶のスポーツドリンク一本を買っただけで村を後にし、また203番のバスで慶州駅前まで戻って、まずは腹ごしらえをしてから古墳群でも見ようと歩き出したら、前々回、ふと立ち寄ったら結構面白かった、発掘途上の古墳をそのままドーム構造で覆ってしまい、構造が見て取れるようにした資料館にまた寄ってみたら、日本大好きという親切な学芸員のアジュモニに捕まってしまい、さらっと見て出るつもりだったのが、説明付きで回ったので、30分以上を要し、しかも出口で紙細工の王冠作らなくて良いのか、とか、とうもろこし茶飲んでけ、とか望外の大歓待で、次いで大陵苑という155基もの高句麗時代からの古墳が集まった古墳公園に向かい、そこで、セルフ撮り姐とか、コスプレ少年少女に声かけ、古墳をバックにポートレ撮らせて貰い、ホクホク顔でまたバスに乗って新慶州の駅に戻り、そこからKTXで釜山に戻ったのが二日目。
では、当日の行程に沿って、実写結果を逐次眺めて参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、陽も傾きだし、だいぶ人工光源が目立つ時刻になってきた南浦洞の地下鉄駅から路上に出ると、景気が良くないとは聞いて知ってはいたものの、街を行き交う人々の様子はそれほど悲壮というカンジでもなく、例の輸出規制強化を打ち出してすぐの渡航だったので、おとなしくしてないとヤヴァィのではとか内心びくびくしながら、この繁華街で被写体を探していたのですが、のっけから、通行人に声かける度胸などあろうはずもなく、路傍に佇み、磨き上げられたタンクが街灯りを映していたバイクをとりあえず撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender Nokton35mmf1.4VMによる絞り開放、AE撮影となります。

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二枚目のカットですが、暫く街を徘徊してみれば、結構な数の日本人も居り、また中国人やタイ、ベトナムなどの観光客も結構大胆に街角の景色撮影しているので、これなら全然問題無いや、と思い、いつもの置きピン撮影法で、派手な看板と目立つショーケースの店舗の前をいたいけな韓国産小姐の一個小隊が通るのを待ち構え、一枚戴いてみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender Nokton35mmf1.4VMによる絞り開放、AE撮影となります

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三枚目のカットですが、だいぶ心にゆとりが出来、メインストリートを歩きながら、注意深く、側道や交差点辺りを観察していたら、前回、結構イイ雰囲気の町角写真が撮れた、黄色いカフェのテイクアウトコーナーが相変わらず流行っていて、ひっきりなしにいたいけな地元産の若者各位が紙コップ入りの飲み物をカウンターで買い求め、呑みながら歩いてくるので、その様子を撮ろうと、カメラを構えていたら、後で話して判ったのですが、大の日本カメラマニアという帽子の兄ちゃんがピースしたりおどけてみせたりして、どうしても写りたくて左端に戻ってきて写っちゃったもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender Nokton35mmf1.4VMによる絞り開放、AE撮影となります

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四枚目のカットですが、南浦洞のメインストリートを西に向かって歩いていくと、どん詰まりではないのですが、比較的大きなロータリーがあって、その上にお立ち台みたいな一段高い広場みたいなものがあって、裸の少年少女の手からカモメか何かが空にはばたくといういかにも意識高い前向きなテーマのブロンズ像が設置されていて、ちょうどその足元に核家族化の被害者、鍵っこと思しきいたいけな童子二名が所在なく佇んでいたので、その様子を一枚戴いてみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender Nokton35mmf1.4VMによる絞り開放、AE撮影となります。

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五枚目のカットですが、意識高い系のブロンズ像のある高台のすぐ下には、極めて庶民的というか生活臭溢れる、八百屋兼グロサリーストアみたいな店舗がタングステン系の暖かな光で転倒を煌々と照らし、その光に吸い寄せられるが如く、次々と立ち寄っては店頭に並べられた商品を手に取る街の人々の様子を高いところから一枚戴いてみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender Nokton35mmf1.4VMによる絞り開放、AE撮影となります。

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六枚目のカットですが、そのロータリーを過ぎ、更に西方面、即ちチャガルチ市場の方向に向かって歩いていくと、ここ釜山は世界映画祭りが開催されることもあり、「映画の街」を前面に打ち出していて、映画撮影をモチーにしたアーチ状のオブヂェが設けられていて、日暮れとともにパラソルをさした屋台が道の両脇に所せましと並ぶ通りをせわしそうに行き交う人々の様子を一枚戴いてみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender Nokton35mmf1.4VMによる絞り開放、AE撮影となります。

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七枚目のカットですが、通りの真ん中で行き交う人々の様子を撮り始めたら、いったん通り過ぎた白人姉妹が声をかけてきて、要は自分たちのスマホンで以てこの通りを背景に一枚撮って欲しい、そして、それが上手くいかなかったら、その良さげなカメラで撮ったものをSNS経由プレゼントして欲しい、というまさに渡りに船のお申し入れだったので、まずはiPhoneで撮って上げて、フラッシュモードになっていなかったこともあり、あまりお好みではなさそうだったので、では拙者のカメラで!と撮って上げたら、かなり喜ばれたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender Nokton35mmf1.4VMによる絞り開放、AE撮影となります。

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八枚目のカットですが、南浦洞の通りをチャガルチ市場の最寄り駅出口付近まで歩き、そこから南に下り、大通りを渡れば、すぐに港に面したチャガルチ市場の通りに出るのですが、さすがにこの時間になると、元々、朝が早い市場のため、多くの店舗は店仕舞いし、行き交う人々も朝から午後14時くらいまでのピークの何分の一かというくらいの閑散とした様子で、それでも、21時くらいまでは、気まぐれな買い物客や、そぞろ歩きをする観光客のために細々と商いを続け、ささやかな灯りを点すお店はあって、それが対岸の街並みの灯りと対照的でイイカンジなので、今回も市場の通りで、人通りが少ないのを逆手にとり、一枚撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender Nokton35mmf1.4VMによる絞り開放、AE撮影となります。

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九枚目のカットですが、人通りの殆ど無いチャガルチ市場の隅から隅まで歩き切るのは大したこともないので、程なくどん詰まりまで到達し、そろそろ腹も減ったので、また南浦洞まで戻ろうかと踵を返して間もなく、昼間だったら、商売に殺気立った市場内のこと、動物連れなど看過されようもないのですが、開店休業状態の夜間では店頭に鮮魚や海産物もそれほど盛大に並べられてもおらず、また注意するほど商売人も居ないので、大手を振って愛犬とお散歩のようだったのですが、声を掛けてみたら、どーぞ、どーぞというカンジで、注意散漫な犬ををこっちに向くように周囲の人達と撮影に協力して頂いたり、ということで何とかものにした一枚。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはVoigtlaender Nokton35mmf1.4VMによる絞り開放、AE撮影となります。

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十枚目のカットですが、翌朝、気分良く釜山駅から乗ったKTXを新慶州駅で降り、バス停に向かい、203号の乗り場表示が無いので、観光案内の小姐にわざと北のアクセントの韓国語で203番バスは何処から乗るのか?とか聞いたら、苦笑しながら日本語で、ここから直接行けるバスはないので、都市間バスターミナルまで行って、そこで乗り換えて下さい、ここから出る全てのバスでターミナルは行けます、とか返され、クシュンとなったのち、艱難辛苦の努力で何とか村に到着、入り口付近から撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十一枚目のカットですが、良洞民族村も世界遺産となって、国内外に知名度は高まったものの、それほど大きなエリアでもないので、写真撮って、さらっと見て回るくらいなら、2時間半もあれば十分なので、まずは、村の一番低い、東西を走るメインストリートを西の入り口から東方面へ歩きながら、適宜、横道に入って面白そうなものを撮ろうと考え、歩き出して早々に蓮池の畔で思いつめたように佇む、韓国産アガシが居たので、蛮勇を奮い起こして声を掛けてみたら、要は村の入り口付近の売店で買い求めた木製の民芸品をインスタ映えするように撮ろうとしたが、やっぱ自分も一緒に写りたいたいのでどうしたものか思案にくれていた、とのことで、ぢゃアヂョシがアガシのGalaxyで撮って上げるから、モデルさんになって!と交渉成立したもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十二枚目のカットですが、アガシが嬉しそうにバス停に向かって歩いて行ったのを見送り、前回来た時は、盛りを過ぎてしまって、なかなか素晴らしい蓮の花の画が撮れなかった蓮池の周辺を歩いてロケハンしていたら、底なし沼に等しい地獄の蓮池に滑り落ちて嵌ってしまい、ほうぼうの呈で村民に助け出される、などという国辱的リスクもなさそうな撮影ポイントが奇跡的に見つかったので、そこから集落の韓屋を背景に一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十三枚目のカットですが、世界遺産に指定されても、普通に村民が生活する村ですから、当然のこと、生活の糧は村民自ら稼がねばならず、そこで、李氏朝鮮時代からの街並みに因んだ工芸品の類いを売ってみたり、流行り物の飲み物や氷菓子を売ってみたり、民宿をやってみたり、或いは有料の手作り体験教室を開催したりと、なかなか商魂逞しいですが、その流行っている店舗兼住宅の前の賑わう様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十四枚目のカットですが、村の集落の中の伝統建築はその殆どが個人所有でしかも現住物件ですから、公開するしないは持ち主の裁量に任されているらしく、中が全く見えないように高い塀と門扉でシャットアウトしている建物も幾つかはありましたが、そこはそれ、世界遺産指定で国から補助金貰っている手前、遠路遥々訪れてくれる観光客に自分たちの歴史をPRしたいと云う思いも有り、庭までは開放し、あとは節度ある見学に任せるというお宅もあるようで、高台の一軒で庭の花越しに韓屋の落ち着いた佇まいを一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十五枚目のカットですが、実は今回はLCCでの渡航だったので、重い機材とカメラバッグを持ち込むことははなから断念していたので、絞り込んだ機材で撮影を敢行しなければならず、当日は広角2本しかカバンに入れていなかったので、蓮池の中の可憐な蓮の花を大きくドアップで撮ることは断念していたのですが、なんと軒先に幾つか大きな甕を置いていて、そこに蓮池のものにも勝るとも劣らな見事な蓮の花を丹精されていたお宅が有ったので、庭先の家人に声掛けて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十六枚目のカットですが、無事、世界遺産の村での撮影を終え、再び時間通りやって来た203号のバスに乗って、古都慶州の街に移動し、腹ごしらえののち、古墳の発掘資料館経由、日本とは異なり、樹木が一切生えておらず芝で覆われた古墳が多数存在する大陵苑へと歩いて移動し、入場料を支払った後、西入口ら一番近い二子山古墳の前の噴水池の前に来てみれば、居ました居ました、チョゴリに身を包んだ老若男女、世界各国からの敢行客が・・・ということで、何故か南京からやって来たという一家を撮らせてくれと頼んだら、子供だけにしてくれ、ということで、一人寂しく良家の子女を演じ切ってくれたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、AE撮影となります。

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十七枚目のカットですが、芝生に覆われたいかにも清々しい雰囲気の古墳の間を被写体探して散策していたら、いたいけなアガシを古墳の麓に乗せて、かり本格的に三脚なんか持ち出して、SONYのα7かなんかで撮影していた、ソウルからという初老のご両親の姿が目に留まったので、拙者にも一枚撮らせて下され、日本から馳せ参じ申したとか声かけたら、家族写真撮ってくれるならイイよ、ということで、アガシをモデルに差し出して戴けたもの。

さて、次週jは後編、市内観光のバスから、チャガルチ市場、南浦洞の、昼の景色、そして釜山随一のインスタスポット、甘川洞文化村行きます、乞うご期待!!
  1. 2019/07/28(日) 21:49:04|
  2. 旅写真
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Excellent wide view for onlooker of a festival~W-Nikkor35mmf2.5S~

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さて、今週のご紹介、予告通り、工房附設秘宝館に先のLeonon5cmf2.0と同時に入庫していた、黒の美品W-Nikkor35mmf2.5Sのご紹介となります。
実は、このレンズ、改造用の母体として買ったもので、先に買っていた銀鏡胴のものは、試写もせず、すぐに分解清掃したニコノス用Nikkor35mf2.5に前後のエレメント群を換装してしまったので、オリヂナルのものの写りがどんな案配かは試したことがなかったので、広角レンズの独壇場である山車系のお祭りである成田山新勝寺の祇園祭りに持ち出して試写を行ったという次第。
レンズ自体の氏素性は、あちこちで紹介されまくれりなので、あまり詳しくは述べませんが、4群6枚の極普通のWガウスタイプ、ちょうど、ライツのズマロン35mmf3.5のそれに似ているカンジです。
これが、改良型であるニコノス用ともなると、コマ収差低減用にキャノンの伊藤理論を参考にしたのか、微妙に前後のバランスを変えてあり、後群の絞り直前の凹は対面のものと大きさ、曲率を変えています。
では、さっそく、当日の行動に沿って、実写結果を逐一、眺めて参りましょう。
カメラはX-Pro2、全コマ開放による絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、この日はいにくの曇天から小雨模様で撮っては軒下に避難、山車が近づいてくるとレンズをかばいながら路上にさっと出て撮ってからまた退避、という行動の繰り返しだったのですが、京成駅前のロ-タリーから山門へと続く参道を最小限の雨除けだけ施した山車が、町会の方々に曳かれて、お囃子も賑やかに近づいてきたので、小雨もものかわ、沿道の人垣のすき間から、その雄姿を一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、ここ成田のお祭りも、高齢化社会に突入した日本の現状に抗うかの如く、明るい表情の若人たちが、演者として各町会に参加し、山車に繋がる綱を曳きながら、にこやかな表情で歩いて行くのですが、ぱらつく雨にも負けず、遠くからでも一目で判る素晴らしい笑顔の演者の小姐が至近距離まで近づいてきたので、路傍からその笑顔を一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、そういうわけか、成田山の祇園祭りは他の山車系のお祭りよりは、地域というか町会の縛りが緩いらしく、結構、別の町会の法被を着込んだ演者が、山車に連なる曳き綱行列の中で談笑いながら歩いていたりするのですが、仲之町町内会の社中でも、金棒曳き予備軍と思しき、極小姐が繋がって歩いてきた中に何故か別の町会の母娘を発見したので、面白半分に一枚戴いてみたもの。

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四枚目のカットですが、この仲之町の山車行列の社中はかなりの大所帯で、老若男女が次々と曳き綱につかまって歩いて来るのですが、あまりの見物人の多さに戦意消失したのか、或いは朝からだらだら坂を何往復もして疲労困憊になっちゃったのか、やや不機嫌そうな表情で、法被を着こなしたヤンママに抱えられて、山車の行列を歩んでくる母娘が目に留まったので、これも通りざまに路傍から一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、だらだら坂の参道の下から上を見上げるアングルで仲之町社中ご一行様を撮影していたのですが、そうそう、この参道の高い辺りから、山門方面を広角レンズで撮り下ろすと、結構、ダイナミックな景色が撮れるんだわな、とか思い出して、180°向き直って、通り過ぎつつある社中ご一行様を入れて山門方向の参道の店舗街を撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、仲之町社中のご一行さまの行列道中の最後尾が見えてきたので、その後ろに別の町会社中も来ていないこともあり、いったん追い越して山門方面へ急ごうとして行列の横を速足で通り過ぎようとしていたら、ちょうど、実写版チコちゃんの如く、不機嫌そうな表情だった極小姐とそのオモニのところまで辿り着いたので、通り過ぎざまに置きピン、背面LCDの画を見てシャッター切ってみたもの。

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七枚目のカットですが、この日は天気予報では結構な雨降りになると朝の時点では云われていたため、いつもより、だいぶ人出が少ないカンヂで、そのおかげで山車と並走しての移動も結構ラクであっという間に仲之町社中の最前列付近まで到達し、遥か前方に別の町会の山車とご一行様が見えてきた辺りで、前も詰まってきたこともあり、暫し伴走していたら、前を歩く町会の世話役のヲヂサンが沿道の知り合いから声でも掛けられたのか、振り返りざまに帽子を取って挨拶など始めたので、その様子を有難く一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、同じく仲之町社中のご一行様と伴走していたら、雨模様を吹き飛ばせとばかり、いつも以上に声を上げ、子供たちのやる気を鼓舞しながら行列を進めていくような風情で、世話役数名の行進のすぐ後ろのいたいけな童子達のパートで、若いちゃきちゃき系の小姐が頭陀袋の中に隠し持った秘蔵のお菓子を上げるの上げないので、屯所を前に小腹をすかせた一人の男の童子をからかっていたので、その他愛無い平和なやりとりを後ろから一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、ほどなく、だらだら坂中腹、鰻屋ストリート手前の仲之町社中の屯所へ到着、こういうシチュエーションが一番、オフショットを拾い易いと長年の経験がささやきますので、辺りを徘徊していたら、先ほど、行列を撮っていたら何回か目が合った小姐二人組が楽しそうに歓談に耽っていたので、かくかくしかじかと声かけて、イイっすよ♪と快諾して戴き、モデルさんになって貰ったもの。

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十枚目のカットですが、仲之町社中の世話役の方に撮影協力のお礼を述べに伺ったら、お神酒を戴いてしまい、恥ずかしげもなく、お替りはいかが?のお申し出に有難く頂戴し、ほうぼうの呈で屯所を後にし、山門方面へだらだら坂を下っていくとすぐに鰻屋ストリートと呼ばれる、常に鰻を焼く煙がたなびく、京の鳥辺野か、或いは江戸の代々幡かという風情で、その特徴ある元旅館の三階建て木造建築の全景を撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、鰻屋ストリートを、なるべく匂いをかがないようにして足早に通り過ぎると、すぐに成田山新勝寺の本堂の在るお山に繋がる石段の根元にある立派な山門が見えてくるのですが、その先の辺りで、山車の休憩時間にビールと露天商各位から買い求めた、いわゆる屋台メシを肴に一杯ひっかけようとしていたレディース連の小姐達を見かけたので、小走りに近寄り、モデルさんになって貰ったもの。

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十二枚目のカットですが、山門傍で、一杯ひっかけ始めたレディース連と立ち話していたら、別の町会の山車社中のご一行がやってくるようすだったので、別れを惜しみつつ離脱、まずは先導役の金棒曳の小姐をローアングルから狙おうと、路傍にしゃがみ込んで待ってたら、よほどその恰好が年寄りじみていたのか、明らかに吹き出しそうな表情でこっちを向いて歩いていったので、すかさず一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、金棒曳の小姐達の率いる幸町の山車の本体がほどなくやってきて、山門下で、町会総出の手踊りを披露する準備のため小休止していたので、屋根の上から降りてきて、他の演者と歓談していた大工方各位の楽しげな表情を山車をバックに一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、幸町各位は山門真下で栄えある総踊りのお披露目を終え、しっかり千葉テレビだかが録画したのを確認してから、いったん散開したので、時間も時間のため、駅方面へ戻りながら試写を続けようと、、再びだらだら坂を駅に向かって登り始めたら、鰻屋ストリートを過ぎ、仲之町社中の屯所も過ぎた店舗街の辺りでまた別の町会ご一行様と遭遇、その中に一段と人目を引く、今は亡き東京凡太か或いは一人獅子舞かという風情の唐草模様の祭り装束のエキゾチックな顔立ちの小姐がやって来たので、声援掛けがてら一枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、そろそろ駅まで数分という参道の入り口付近辺りまで戻ってきたら、何と、最初に遭遇した仲之町ご一行の山車が休憩のためか停車しており、動いている時はなかなか細部のパーツなど仔細に検分出来ないのが、どうぞどうぞということで、かなり近くまで寄せて貰ったので、このレンズの最短距離で、金属製の被写体の試写を仕上げに行うべく、撮らせて貰ったもの。

今回の感想ですが、良く写ることは間違いないのですが、いやはや、被写界深度が結構広いのか、或いは寄る年波は勝てず、目の解像度が落ちてきたのか、X-Pro2のEVFでは、このレンズ、クロップ拡大してもピントの山というか、芯がなかなか掴みづらく、こういう動きの早いお祭りスナップではヘリコイドも行ったり来たりで、おそらくウルトロンの35mmf1.7とか、ノクトンの35mmf1.4なら間違いなく速写し、モノにしていたろうな、というシーンを幾つか撮り逃しましたが・・・ま、釣りそこなった魚は大きいというのが常ですから(笑)

さて、次週から、今、地上で最もホットな観光地、韓国は釜山での撮影ツアーの結果を二週に亘ってお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2019/07/21(日) 22:29:16|
  2. 深川秘宝館
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A statue of passion ~Narita-san Gion Festibal '19 ~

さて、今週のご紹介は予告通り、土曜日に出掛けた、年一回の心躍る「成田山祇園祭り'19」からのレポートとなります。
この、お寺なのに神社みたいなお祭りは、そもそも成田山奥の院に祭られる大日如来に対し、五穀豊穣や無病息災などを祈願することから始まり、次第にこれが門前町の成田宿の町祭りと渾然一体化し、今の形に至ったそうで、300年ほどの歴史を持つとのことで、工房主の故郷太田市の世良田の祇園祭りの400年超の歴史には及ばないものの、お囃子が神田囃子と佐原囃子、山車とj鉾が競演する、お祭り好きにはたまらないてんこ盛りの催しで、天候にもよりますが、交通の便の良さも相俟って40~50万人の人出があるそうです。
なお、余談ながら、一度、佐原の夏祭りと同日程で開催されたことがありましたが、これはこれで電車で40分弱の距離ですが、文化的には江戸文化
のDNAの濃い両地区のお祭りですから、往復して楽しむにはもってこいでした。
では、当日の行程に沿って実写結果を眺めて参りましょう。
カメラはX-Pro2、レンズはCanonL28mmf.8による全コマ絞り開放AE撮影になります。

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まず一枚目のカットですが、この祇園祭りの面白いところは、山車や鉾主体のお祭りが祇園祭りのスタンダードスタイルだというのに、異例の神輿、しかも白装束の修験者スタイルの壮丁がワッショイ、ワッショイ♪といった類いの喚声も上げず、黙々と神輿を担いで成田山の門前町の坂道を駆け巡るという、江戸の町祭りを見慣れた目からは不可思議な行事なのですが、とりあえず、世話役の方に同伴して撮っても宜しい旨了解得たので、一緒に小走りで移動し、終点近くでやっと普通の神輿担ぎのように停まって揉んでいるところを下から撮らせて貰ったもの。

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二枚目のカットですが、神輿が終点まで渡御したのに付き合って、山門の先の通り迄歩き、そこからあた耳を澄ませば、元来た山門前のだらだら坂の道を佐原囃子を奏でながら一台の山車が下ってくるのが目に留まったので、再び、祭りの人波をかき分け、その山車の近くに近寄り、町会の世話役に挨拶してから、山車に付き添って歩く若衆に混じって一緒になって移動し、ここぞという時にシャッターを切ったのですが、ちょうど、お囃子を担当する下座連の横笛が眉目麗しい小姐に交代して奏で始めたところを狙って斜め下から一枚撮らせて貰ったもの。

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三枚目のカットですが、その山車に付き添って暫く一緒に歩いていたら、町会の方が、山車の前方には可愛い金棒曳きの小学生が乗って熱演しているから、是非、その姿も撮っていって!との嬉しいお声がけもあったので、お言葉に甘え、前に移動し、沿道のカメ爺、カメ婆を尻目に特等席から撮らせて貰ったうちの一枚。

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四枚目のカットですが、上町の山車が旅所というか、停泊地に到着し、暫し休憩と演者交代をするので巡行を休むということだったので、関係者各位にお礼を述べ、お神酒は辞退し、次なるターゲットを探していたら、ちょうど、山門前の道より一本北の山の周囲をぐるっと回り込む恰好の道路を巡行してきた別の町会の山車の先導役である金棒曳きの小姐隊がチャリーン、チャリーンとやって来たので、まずは沿道のインターセプトポイントを探し、そこでしゃがみ込んで、隊の到来を待ち、ちょうど目の前に来た辺りでローアングルから撮った何枚かのうち一枚。

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五枚目のカットですが、せっかく金棒曳きの到来に間に合ったので、山車本体まで延々と続く町会、並びにその係累のゲスト牽引綱役の隊列を撮ろうと思い、暫し、そのインターセプトポイントに踏みとどまって、延々と綱を曳きながら歩いてくる老若男女の姿を眺め、別のところで見かけたフェイスペイントの眼鏡っこに率いられた小姐三人組がやってきたので、ここぞとばかり一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、そうこうするうちにほどなく、賑やかな佐原囃子の音曲とともに屋根の上に大工役を載せた山車本体がやってきて、ちょうど山門の前辺りに停車し、いつも佐原で耳にする懐かしい佐原囃子のメドレー始めて、それに合わせて、屋根の上のバイオリン弾きならぬ大工方の男衆もお囃子に併せて扇を振って踊りを披露していたので、いつものことながら、佐原とはまた違う表現方法に改めて感心し、下から一枚戴いてみたもの。

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七枚目のカットですが、実はいつも部屋でBGM代わりに佐原囃子のCDをかけていて、それなりに演奏の巧拙は聞き分けられるようになってきてはいるのですが、この幸町の下座連もスタジオで録音された佐原囃子には及ばないものの、本家、佐原の街をこのまま屋根に大工方を載せたまま巡行しても違和感ないくらい上手に演奏していたので、下座連の方に敬意を表し、下から一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、お囃子があるところまでくると、次は手踊りに入るのが本家、佐原でのお祭りの流儀ですが、ここでも同様に、「大杉あんば」という曲から、歌詞付きで歌いながら踊り始め、「うちの頭はイイ男」、そして「佐原小唄」の替え歌「成田小唄」と男女曳き手が山門真下で総踊り状態で、初めは遠慮がちに端で撮っていたら、笑顔の町会の方々にお尻を推され、いつの間にか踊りの真ん前に押し出されてしまったので、後ろの観客の邪魔にならないようしゃがみ込んでローアングルから撮った何枚かのうちベストショット。

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九枚目のカットですが、曲の途中ですが、しゃがみ込んでの撮影は結構しんどいので、お囃子の途中ながら傍らの町会の方に礼を述べて移動しようとしたら、後ろ、後ろ、後ろも撮ってって、後ろは女踊りやってるから!と笑顔で云われたので山車を通り越し、後ろに回ってみれば、確かに男衆とは異なった振り付けでいたいけな小姐各位が熱演していたので、一番の美形と思しき小姐前に貼り付きで何枚か撮らせて貰ったうちの一枚。

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十枚目のカットですが、そろそろ喉も乾いてきたので帰りの電車の時間も考え、いったん駅方面へ移動しようかと山門前のだらだら坂を上りかけたら、また大会警備員が「山車が来るので道を空けてください、左側通行にご協力お願いします」とメガホンで叫び出したので、暫し、路傍で待っていたら、後ろから、いたいけな小々姐、極小姐が長い曳き綱を曳きながら、時折、立ち止まっては仲間内でくっちゃべっては歩き、通称、鰻屋ストリートまでやってきたので、特徴的な建造物である大野屋旅館を背景にしたインターセプトポイントで待ち構え、隊列が到達次第、一枚撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、15時台の電車で都内に戻るつもりだったので、駅前のサイゼリヤでのお茶は諦め、空模様と相談しながら、だらだら坂の入り口の三つ又交差点辺りまで戻り、そこでやって来た山車とそのご一行様を撮らせてもらう作戦に切り替えたのですが、ちょうど、当日、初めて見掛けた、巨大な扇型の旗印を高く掲げ、なかなかダンディに決まったレトロモダンチュックな衣装の世話役が隊列を率いる町会を見かけたので、その佇まいを一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、時計とにらめっこしましょあっぷっぷ状態ではありましたが、程なく、先導役の金棒曳きの小姐隊が到着し、世話役の前で一旦小休止、そこで世話役の一人りから、労いの言葉と共に演じる上での注意事項などを申し渡され、やや緊張した面持ちで聞き入っていたので、その様子を傍らから一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、世話役からの訓示が終わってほどなく、本隊がやっと追いついたようで、隊列を整え直し、再出発、こちらはその動きと逆行し、山車本体の方へ近づきながら、時折、路傍で立ち止まり、これはと思う曳き綱役を撮っていたのですが、毎年、元気な参加者を送り込んでくる、成田ならではの国際関連の専門学校の生徒さん達が来たのを見計らって、その溌溂とした姿を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、この町会には何故か空港で働いておられる筈の「鉄の軍団」ならぬ「鶴丸軍団」も老若男女問わず参加しており、先ほど、別のところで、美形の方が一名目に留まったので、もしやと思い、待ち構えていたら、やはりイイ笑顔でやって来てくれたので、路傍から一枚戴いてみたもの。

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十五枚目のカットですが、鶴丸美女の笑顔を画面に収められたことで、達成感と幸福感に浸っていたら、程なく山車本体が見えてきて、その一番本体に近い位置の曳き綱役は「絆心」のお揃いの法被を着込んで、抜群のチームワークで綱さばきをこなしていたので、一番カッコ良く見えそうなアングルで撮れそうな位置に通して貰い、そこから一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、事前の天気予報では天気はボロボロ、一日雨降り続きでとてもお祭りどころぢゃないような話しでしたが、そこはそれ、ハイパー晴れ男の神通力を信じ、今回は傘も持たず現地入りし、結局、3本のレンズで3時間半弱の滞在で300枚弱撮れ、いつぞやの雨で撮影中止、鰻屋の二階からビニールかけた山車見て、後は駅前のサイゼリヤでお茶してサヨウナラという成り行きに比べれば、遥かに上出来の一日でした。

さて、次回は海外遠征で一週スキップ、その翌週の成田山祇園祭でシェイクダウンテストした工房附設秘宝館新入荷レンズのレポートをお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2019/07/07(日) 19:26:55|
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charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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