さて、今宵のご紹介は予告通り、二週に亘ってお送りする、今月初に久々に訪問した上海、及びその近郊への旅で撮ってきたカットから厳選集?をお送りしたいと思います。
まずは恒例の行程紹介ですが、まずは11/1の成田空港午後13時発の中国東方航空便で一路上海を目指し、上海には時差も1時間あるため、15時ちょい前にランディンし、巨大空港であるため、ターミナル間の移動と入国審査に時間を取られ、両替後、リニアに乗れたのが小一時間も経ってのことで、まずは第二ターミナル駅からリニアで時速300kmで浦東と市内の中間地点の駅まで移動、そこから上海の地下鉄網を乗り継ぎ、外灘の北に位置するホテルに着いたのは18時前になっていました。
その日は、翌日からのハードスケジュールに備え、新天地界隈でちょっと撮ってから食事だけして宿に戻る前提で、宿の英語が全然わからない従業員一同を前に七転八倒の上、チェッキンし、そのまま部屋に荷物を置いて、カメラだけ持って地下鉄経由、新天地へ出掛けて、ハイスピードレンズの威力を遺憾なく発揮し、撮るだけ撮ってからお目当てのお店に向かったら、なんと撤退していたので、仕方なく、日本出る前に調べていた海鮮料理の名店まで徒歩で移動し、名物のシャコを頼んだら、シーズン終わっちゃったので置いてなく、代品を頼んだら、オーダー入っておらず、仕方なく、お粥と青菜の蒸し炒めしたものの二品だけたべ、130元、日本円にして1700円近くも払って宿に戻ったというしょっぱい一日となり、滞在二日目は日本で既に新幹線のキップを予約していたので、虹橋駅に1時間半ほど早く着き、窓口でキップを受け取ってから客家料理と小籠包のセットを戴いてから無事新幹線に乗って、そこから一時間の快適な旅で杭州に移動、そこで12時過ぎから18時過ぎ迄ランチををはさみ、撮りに撮った、という次第。
ではさっそく、当日の行程に沿って実写結果を逐次眺めて参りましょう。

まず一枚目のカットですが、外灘北地区にある宿から地下鉄を乗り継ぎ、新天地には30分以上かかりましたが、地上に上がってみれば、辺りはとっぷりと暮れて、石造りの古めかしい重厚な建造物群は仄かな人工光に浮かび上がり、まさに不夜城の名を欲しいままにする上海中心部の観光スポットだけあって、昼間にも増して人撮りも多く、そんな街角で、一心不乱にスマホンをいじって人待ちの小姐が居たので、声をかけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

二枚目のカットですが、ここ上海に着いたのが金曜日の晩であったため、ここ新天地の飲食店では、テラス席、或いは、窓際のオープンエアの席は、11月に入り、季節的にはもう冬の入り口に差し掛かっているというのに大入り満員で、陽気に乾杯なんかで盛り上がっていた白人のグループが目に留まったので、その様子をお店の外から一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

三枚目のカットですが、いつも寄っていたシンガポール系の広東料理店は新天地奥の商業ビルの二階に位置しているので、撮りながら移動することとして、今までの経験と勘で声かけたら撮らせてくれそうな相手を探しながら歩いていたら、美しいヂモティの銀行員という二人組の小姐が目に留まったので、声掛けてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

四枚目のカットですが、夜の上海、しかもその歓楽街の代表選手のような新天地は、日没以降はすっかり大人の世界・・・と思いきや、どっこい、いたいけな童子達も親に連れられ、親が友人達と乾杯タイムの時は、別々の行動で盛り上がっているようで、近くのちょっとしたベンチやらで大げさなゼスチャ込みで盛り上がっていたので声掛けて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

五枚目のカットですが、ここ新天地のロードサイド店では、テラス席にはあえて明るい灯火を点さず、机の上のキャンドルだけで、ゲストには楽しいひとときを過ごして貰おうと云う心遣いのお店もそこそこあって、その中のひとつで、なかなか楽しそうに盛り上がっていた豪州からというカポーに声掛けてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

六枚目のカットですが、ここ新天地は、いまや田子坊と並ぶ、上海いおける租界をイメージした商業エリアの代表地ですが、表通りのみならず、その路地もなかなか上手く風情溢れるリノベが施されており、そんな裏通りの宵の街並みを撮ろうかいなと思ってカメラを構えたら、大声で歌なんか歌いながら、ヂモティの小姐一個分隊がやって来たので、有難く出演して頂いたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

七枚目のカットですが、新天地の観光客で賑わう一帯を抜け、本来なら大規模複合商業施設の二階に、シンガポール発の広東料理チェィン「翡翠小籠包・麺店」が営業している筈だったのですが、その前まで来てみて、ガーン!! なんとその商業モールは大規模リノベ中、従ってそのお目当てのお店も営業していようはずもなく、仕方なく近隣で別のお店を探そうと、まずは座って調べられるベンチを探していたら、巨大看板の前を自転車のヂモティオモニがとぼとぼと通り過ぎていく様子が何ともイイ雰囲気だったので、とっさに一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはVoigtlaender Nokton50mmf1.2ash.による絞り開放AE撮影となります。

八枚目のカットですが、翌朝、宿を8時ちょい前に出て、最寄りの地下鉄駅へ移動途上にある、マクドで軽く豪勢な朝メシなど頂き、そこから小一時間かけてほぼ市内中心部の反対に位置する新幹線の虹橋駅へ移動し、そこから1時間乗って東杭州駅に着き、まずは一仕事とばかり、銭塘江傍の再開発地区に建つ、チタン製巨大建造ブツの写真なんか撮ってから、まず第一目的地の「清河坊」へと地下鉄で移動し、駅から10分弱ほど歩いてエリアに入ってすぐの店舗でアクセサリなんか真剣な眼差しで物色する小々姐の姿を一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

九枚目のカットですが、歴史保全地区だけあって、中国の宋代の衣装を身に着けた若者を、かなりの頻度で見かけたのですが、たまたま通りのど真ん中で、ご自慢の器量よしの娘さん二人に着付けをしている、若夫婦とその両親のグループが目に留まったので、通じるかどうかイチかバチかで北京語で話し掛けて趣旨を説明したら、うん、良く判るよ、ライカで撮ってくれるの?イイね!と快諾して戴き、いたいけな小々姐二名にモデルさんになるよう指示してくれたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

十枚目のカットですが、とても鷹揚なジモティ一家にお礼を述べて撮影結果をご覧戴いてから、次なる獲物を探して清河坊の表通りを歩いていたら、上海市内では珍しい街頭の似顔絵描きの露店が何軒か軒を並べていて、そのひとつに、なかなかお転婆なカンジの小姐が、描いて貰ったばかりの自分の似顔絵の仕上げが待ち遠しくて、立ち上がって画家の方をじっと凝視している様子を傍らから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

十一枚目のカットですが、ここ清河坊は観光地になったからそうなのか、或いは宋の時代からの習わしなのか判りませんが、メインストリートのど真ん中に布袋様だの龍だのの金属製の巨大な像みたいなものが、アクセサリーなどを商う小店舗の合間にドカンと鎮座ましましていて、それをまた信心深い中国の人々、殊、老人層が行き当たり次第、深々と頭を下げて手なんか合わせるもんですから、お散歩につき合わされる、いたいけな童子達は好奇心むき出しで、あれ何、これ何、なんで頭下げたり手を合わせたりするの?とか聞きたがって、苦笑する老婆が、昔からそういうものなの・・・とか苦しまぎれに説明しているようなシーンに出くわしたので、物陰から一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

十二枚目のカットですが、清河坊は交通の便が極めて良く、かつ世界屈指の大都市、上海から160km程度上流に位置するため、市の中心部は元より都市化が進んでいたのですが、新幹線の開通後にその動きが加速し、古い建物は駅周辺やオフィス街近傍ではすっかり姿を消してしまったようですが、この清河坊は築うん百年といった佇まいの木造の店舗兼住宅が至る所に建ち並び、それがリノベによって、活気にあふれた商業・観光地になっているため、人通りが極めて多いという不思議な風景になっているので、その様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

十三枚目のカットですが、清河坊のメインストリート自体は1kmもなく、せいぜい、5~600mといったところですが、その至る所に日本、或いは韓国や他のアジアの国々、こと中国文化の影響を受けた地域でもまず見られないような面白い景色があって、今回、地味ながら面白いと思ったのが、漆喰張りの土蔵の壁面全前面に巨大な漢字が描かれていたことで、どうすればその迫力が伝わるか逡巡の上、撮った一枚。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

十四枚目のカットですが、漢字の記された巨大な薬種問屋の旧居を過ぎたらすぐに、街並みの前でシャッター押して欲しいと、香港からやって来たと云うOLさんから声掛けられ、感心なことに自撮り棒みたいな無粋なものを持ち歩かずに、写真撮りたくなったら、自分の腕か、誰かに頼めばイイや、ということでやってきたということで、見事、白羽の矢が立った記念に一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

十五枚目のカットですが、メインストリートのどん詰まり手前に山手に登っていく道があり、公衆厠所もそちらにあるとのことで、脇にそれて少し歩きながら撮っていたら、地元の大学生という二人組が、「それ、ライカちゃう?二人仲良く撮ってくんない?」との軽いノリと中学生以下の英語で話しかけて来たので、まず、どうやって写真送ってくれる?とか撮る前にしっかり入手方法を確認し、約束してから撮らせて貰った一枚。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。

十六枚目のカットですが、そろそろ帰りの新幹線の時刻を気にしながら西湖の畔も撮らにゃならんので、後ろ髪惹かれる思いで清河坊を後にし、徒歩で20分くらいかけて、西湖の畔に辿り着いたら、ちょうど、陽が対岸の遥か向こうの山並みのスカイラインに沈みかけていたので、湖上にせり出した中華風のあずま屋みたいな建物とそこに集う人々をセミシルエットで捉えてみたもの。

十七枚目のカットですが、西湖の畔でも日没前にあと何人かは人物を撮りたいと思い、ちょうど良いモデルさんを探していたのですが、なかなか若くて写真写りの良さそうな小姐とsの愉快な仲間達に遭遇せず、その中で、日本製のα7シリーズに薄めのレンズ付けてた上海からの観光客という小姐がライカの写りには興味ある、ということで夕陽の中のシルエットでモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M(Tipo240)、レンズはLeitz Summaron35mmf3.5.による絞り開放AE撮影となります。
さて、次回は滞在三日目の水郷「朱家角」と、上海市内で人気急上昇中のリノベ観光スポット「田子坊」からの厳選カットをお送りいたします、乞うご期待!!
- 2019/11/24(日) 18:29:23|
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まず、不本意ながら、先週はマイPCが原因不明の不調でどうやってもWifiに接続することが出来ず、スキップとなってしまいましたが、先週半ばから今週末にかけてOSの再々インストールと調整の結果、やっと復旧し、アップ出来る運びとなりました。
さて、では予告していた、工房の画期的新作品、Hugo Meyer KinonIII 51mmf1.8をライカマウントの距離計連動モデルに改造したものを今を去ること2か月以上前の石岡祭にてテストした結果をお送り致します。
まずはこのレンズの氏素性ですが、一見、ニッケルメッキ仕上げとしたため、古そうに見えますが、実は元々のクロムメッキ仕上げが痛んでいたのとヘリコイドに装着固定及び、無限を合わせるためのジョイント金物を削り出した時に工房オリヂナル技術である、古色ニッケルメッキ仕上げとしていたので、レンズヘッドをいったんバラしてクロムメッキをコンパウンドと酸洗を併用して極薄くし、その上から厚手の電解ニッケルメッキを行い古色仕上げとしたもので、レンズ自体の生まれはおそらく50年代とかそんなものではないかと思います。そしてメーカーは泣く子も黙る、ドイツはフーゴマイヤ社で構成は3群4枚のペツバールタイプのプロヂェクター用です。
では能書きはこのくらいにして、さっそく実写結果を逐次眺めて参りましょう。
カメラはLeica M(TIPO240)による全コマ開放(絞り機構無し)での絞り優先AE撮影となります。

まず一枚目のカットですが、北関東道経由、石岡の街に入ったのは午後1時ちょい過ぎ、ちょうど山車や幌付き獅子舞屋台の演者各位はお昼を食べ終わり、そろそろ午後の運行に出掛けようかという頃合いで、まずは安全祈願のため、このお祭りの祭神であらせられる常陸国総社宮にお参りすべく、背の高い杉の並木に陽光が遮られた参道を歩きながら、灯の陽った提灯を撮ってみたもの。

二枚目のカットですが、無事、神社への参拝を終え、お祭りのメイン会場である市内を東西南北に走る幹線道路に戻りがてら、山車は路上に停めたまま、下座連は楽曲を奏で、屋台後部の舞台では神楽を舞っていて、その傍らでは出待ちの金棒曳きの小姐各位がお茶を挽いていたので、そのオモニに声かけて、町会ご自慢の山車の前でモデルさんになって貰ったもの。

三枚目のカットですが、オモニと小姐に撮った画を見て貰ってからお礼を述べて別れ、また大通りを駅方面に向かって歩いていたら、いたいけな小姐各位がステージというか雛壇みたいな台座の上に立って、自分たちの町会の山車に乗車の下座連の奏でる祭り囃子に合わせ、扇子を振りながら、唄とも口上とも聞こえるパホーマンスを一生懸命やっていたので、町会の人に声かけて、向こう正面に通して貰って面頭向かって撮ったもの。

四枚目のカットですが、そのいたいけな小姐一個小隊が台上で熱演する傍らで、まだその年齢に達してはいないものの、金棒曳からは卒業した頃合いの小々姐数名が威勢のイイ、台上の小姐各位のパホーマンスを見るでなし、横のお友達と楽しく歓談していて微笑ましかったので、横から一枚戴いてみたもの。

五枚目のカットですが、再び駅方面を目指し大通りを歩きながら、被写体を探していたら、ちょうど神社の方向から金棒曳の極小姐各位に率いられた町会の山車ご一行さまがやってきたので、大通りの車道から歩道上にいったん上がり、可愛らしい太刀持ち露払いが世話役の口上に乗って目の前まで歩いてくるのを待って撮ったもの。

六枚目のカットですが、いたいけな先導組に続いて大人の曳き手、そしてやっと山車本体が姿を現すのですが、その上で神楽を舞っていたおかめがなかなか剽軽な動きながら、それぞれの所作が洗練されていて、しかも、佐原祭りや川越祭りを見慣れた目からすれば、日本武尊の山車でおかめの舞???という不可思議な組み合わせに惹かれしたから一枚戴いてみたもの。

七枚目のカットですが、日本武尊の山車をやり過ごしてから、後を追うように駅方面に歩いてみれば、先ほどの雛壇の扇子ガールズとは別のコスチュームの小姐一個小隊がまた自らの所属する町会山車上の下座連のお囃子に乗って、体をゆすり、扇子を振って、熱心にパホーマンスを繰り広げていたので、傍らから一枚戴いてみたもの。

八枚目のカットですが、緑のお揃いの法被姿の小姐一個小隊の所属する町会の山車はと歩み寄って見てみれば、おそらくはおかめの親子の舞の子役を演じるであろう、いたいけな極小姐が知り合いのヲヂサン・ヲヴァサンだかに声掛け、励まされ、満面の笑顔で応えていたので、傍らから一枚戴いてみたもの。

九枚目のカットですが、笑顔が百点満点の極小姐の鎮座まします山車を後に、また駅方面へと歩き出したら、程なく、神輿と曳き太鼓のご一行様に遭遇、その太鼓の屋台の上には、カッコだけは大人顔負けの全身赤の柄模様入り祭り装束で身を固めた、いたいけな童子が、鋭い眼つきで辺りを睥睨していたので、斜め下から一枚戴いてみたもの。

十枚目のカットですが、同じく神輿と曳き太鼓の別の社中もやってきたので、目を凝らしてみれば、太鼓の屋台の上に、これまたカッコだけは一丁前ながら、麦わら帽子だけがちょっと場違い感を醸し出して緩い印象を与えている童子が陣取っていたので、これも近くに歩み寄って一枚戴いてみたもの。

十一枚目のカットですが、大通りを歩いていたら、またしても、山車からのお囃子に合わせた、複数の妙齢の小姐の威勢のイイかけ声が聞こえて来たので、目線を転じれば、台の上の並んだお揃いの藍染の法被姿の小姐が一生懸命ながら笑顔を浮かべて
自らの町会をPRするかけ声なんか発してるので、また町会の世話役の方に声かけて、演台の横に通して貰って撮ってみたもの。

十二枚目のカットですが、そうこうしてるうちに神社からの大人神輿がやってきたので、再び紅海のモーゼの前の海面の如く、工房主も含めた観客は車道をさっと開けたら、程なく、威勢の良い掛け声と子供神輿では考えられないような上下左右のストローク、いわゆる揉みを行って、白装束に烏帽子姿の壮丁達に担がれた神輿がやってきたので、何とか至近距離から担ぎ手の熱気を捉えてみたもの。

十三枚目のカットですが、大通りを石岡の新駅舎が遥かに見える辺りまできた辺りで、おそらくは山車の曳綱の曳き手であろう、法被に身を固めたポニーテ-ルの、なかなか眉目秀麗の小姐が真昼間から振る舞い酒なんか呑みながら、陽気に自撮りなんか楽しんでいたので、傍らからその楽し気な様子を一枚戴いてみたもの。

十四枚目のカットですが、同じく駅に通じる東西の大通りの路上で、縁起物の獅子舞にいたいけな我が子の無病息災、開運成就を祈った若い親御さんが、目の前に座らせ、お約束の頭ぱっくんちょをさせようと企んだらしいのですが、その極小姐は自分の置かれた立場が良く判らず、目の前の真っ赤な怪獣みたいなのをまず触って理解しようと、見つめながら手なんか伸ばそうとしていたので、獅子舞の演者も果たしてぱっくんちょなんかいきなりやっちゃってイイものなのか迷ってしまい、結果、お見合いになってしまったシーンを撮ってみたもの。t

十五枚目のカットですが、ここも駅までは徒歩3分もかからない辺りの大通りの路上で、なかなかイケメンの神楽舞いの兄ちゃんが向かいの山車の舞台の上で般若の面を脱いで、汗を拭いながら、同僚と話していたのを、いたいけな中学生くらいの小姐が路傍から、眩しそうな表情で下から見つめていたのを斜め後ろから一枚戴いてみたもの。

十六枚目のカットですが、もう駅の前の交差点辺りまで辿り着いた頃、駅前のロータリーで歌舞楽曲を演じていたと思しき山車が、いったん、大通りを神社方向、即ち西方面へと戻り始めていて、その曳綱役になかなか美形の小姐の姿を認めたので、山車を見送りがてら、路傍から山車をバックに一枚戴いてみたもの。

十七枚目のカットですが、駅前のロータリー手前である町会の山車の前で、それこそ富岡八幡宮の大祭でもゲストが務まるような全身ビシッと決めた祭り装束の童子が渾身の力と体重を駆使して自分の手足とさほど太さの変わらない綱を曳いていたので、応援したい気持ちも込めて、真横から一枚戴いてみたもの。
今回の感想ですが、いやはや、このレンズ、実は今まで不仲だったカメラ業者から或るレンズを買ったのをきっかけに仲直りし、その関係修復の気持ち、ということで彼のコレクションだったというフーゴマイヤのレンズを相場よりだいぶ安く譲って貰い、それをミラーレスで使うつもりで改造しようとしたら、なんと平行カムでM型ライカの距離計にばっちり連動したというウソのようなお話しで、このレンズ、結構気に入っています。
さて次回は先々週の上海ツアー三泊四日の旅からハイライトを二週に亘ってお送り致します、乞うご期待!!
- 2019/11/17(日) 20:00:00|
- その他Lマウント改造レンズ
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