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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Photographic tour in and around Kyoto '22 Oct.②

さて、今回の更新は、予告通り、京の都到着三日目に、にわか雨もものかわ、隅々まで探訪した二条城、そして最終日、新幹線乗車直前まで撮り続けた伏見の様子をお送り致します。
まずは簡単な行程のご紹介ですが、朝9時半前に宿を後にして、近場のロイヤルホストで豪華なモーニングなど頂いてから、そのまま、堀川通を上がる、即ち、北上するバスで二条城に向かい、お昼過ぎまで徹底的に撮って、午後のランチタイム時分には大雨になってしまったため、いったん京都駅まで戻り、ランチして、宿に戻って、再び雨の上がる夕刻迄宿で昼寝したりして過ごし、翌四日目は、宿を9時過ぎチェッカウトし、まず京都駅まで出て、荷物をロッカーに預けてからモーニングして、近鉄電車で近鉄伏見駅まで移動し、ぶらぶら歩きながら、新幹線の時刻から逆算したランチタイムに京都駅に戻る時刻まで撮り歩いた、といったカンジです。
では二日間の行程に沿って実写結果を逐次眺めて参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、この日は朝からかなりヘビーな曇り+小雨交じりのお城巡りには泣きたくなるような空模様で、二条城最寄りのバス停で降りて、見慣れた厳めしい切込接の石垣の合間に設けられた漆喰壁の門が見えてくると、何故か、いつも異世界に足を踏み込むようで胸がときめいてしまうのですが、潜る前にお濠に映る雄姿とともに一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY α7c、レンズはCarlZeiss Biogon25mmf2.8ZMによる絞り開放AE撮影となります。

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二枚目のカットですが、同じく、二条城正門前のお濠にかかる橋というか、お濠を仕切る石壁の上に作られたちょっとした広場くらいある通路の手前から、歩道内から25mmのレンズでもギリギリ収まりきらなかった特大サイズの幅を持つ、他の城門とは異なり、重厚な木製の扉上の鍍金の金物もゴージャスな印象を与えている佇まいを真正面から撮ってみたもの。
カメラはSONY α7c、レンズはCarlZeiss Biogon25mmf2.8ZMによる絞り開放AE撮影となります。

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三枚目のカットですが、実は前回まで、全く見落としていた、というか、時間がない中での見学で、二の丸御殿と天守台にばかり気を取られていて、視界の片隅に入っていた辰巳と未申、即ち東南角と西南角の二つの隅櫓はノーケアで、今回は時間にはゆとりが有ったので、ザ・層塔型といった趣きの辰巳櫓の近くまで寄って、全貌を一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY α7c、レンズはCarlZeiss Biogon25mmf2.8ZMによる絞り開放AE撮影となります。

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四枚目のカットですが、前から気になっていた、辰巳櫓の城内側からの表情を仔細に検分し、写真も撮れたので、後顧の憂いなく、二条城見学のメーンディッシュに当たる国宝、そして世界遺産の中核をなす二の丸御殿の見学を行うべく、踵を返し、国の重文に指定され、時折、京都の観光名所のアイコンのひとつともなっている、陽明門とも絢爛豪華さを競えるような唐門を入れて、塀に囲まれた全景図を撮ってみたもの
カメラはSONY α7c、レンズはCarlZeiss Biogon25mmf2.8ZMによる絞り開放AE撮影となります。

Kyoto22Oct_020.jpg
五枚目のカットですが、同じく二の丸御殿の入口を守る、こけら葺きの切妻屋根の正面に唐破風というアーチ型の意匠を設けた極めて珍しい形状に加え、金物類には惜しみなく、金鍍金を施し、屋根の真下の木材には黒い漆塗り、更には破風の内側、冠木の上部には極彩色の手の込んだ彫刻が施され、この門を建てた徳川幕府の当時の威光を窺えるようだと感じ入り、入場前に一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY α7c、レンズはCarlZeiss Biogon25mmf2.8ZMによる絞り開放AE撮影となります。

Kyoto22Oct_021.jpg
六枚目のカットですが、まさに陽明門と双璧といっても過言ではない唐門を潜ると、御殿前にはまた広々とした広場が設えてあり、どんだけ贅沢に土地を使って建てたのかと、お江戸の狭苦しい現代の長屋もどきの安マンションに住まう身としては気が遠くなる思いでしたが、内部は一切撮影禁止ということもあり、気を取り直して正面入口を一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY α7c、レンズはCarlZeiss Biogon25mmf2.8ZMによる絞り開放AE撮影となります。

Kyoto22Oct_022.jpg
七枚目のカットですが、他の御殿は、本丸御殿であろうと、二の丸御殿であろうと全然撮影禁止ではないのに、フラッシュを焚かなくとも撮影は一切禁止ということで、廊下の幅、天井の高さ、調度のゴージャスさに驚きながらも、一切、撮らせて貰えないことに相当フラストレーションを募らせての見学でしたが、次に向かった、曲輪内でのオープンエアの名所、江戸城と同じく切込接の石垣も見事な天守台に登る前に、その高さと規模が判るよう、麓から一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY α7c、レンズはCarlZeiss Biogon25mmf2.8ZMによる絞り開放AE撮影となります。

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八枚目のカットですが、ここ二条城も、他の重要な城郭同様、外敵からの防御力を高めるべく、東西南北の角に計4つの隅櫓が建てられていたのですが、京都の街を襲った天明の大火で、瓦屋根に漆喰総塗籠の櫓といえどもひとたまりもなく、北側の二棟はあえなく焼け落ち、残っているのは、先ほどの辰巳櫓とその反対側の未申櫓だけだったとのことですが、天守台からは木々に囲まれた未申櫓の全景がよく見てとれたため、望遠で一枚撮ってみたもの。
カメラはSONY α7c、レンズはVoigtlaender Heliar75mmf1.8VMによる絞り開放AE撮影となります。

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九枚目のカットですが、翌朝、お江戸への出立日は前日の悪天候が何だったのか!?と憎たらしいほどの好天で、あと一日、奉公先をズル休みして京の都に留まりたい衝動に駆られたのですが、平日に休むと、電話は遠慮会釈なく来るわ、メールは返事しないと溜まるわ、で精神衛生上、全く以て宜しからずにつき、15時台のぷらっとこだまに乗る前提で、伏見の街を撮ろうと、近鉄の駅から出てすぐの昼なお暗いアーケード内で行き交う人々を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeicaM(TIPO240)、レンズはHugomeyer Kinon50mmf1.8壱號機による絞り開放AE撮影となります。

Kyoto22Oct_025.jpg
十枚目のカットですが、これも近鉄駅から、月桂冠や黄桜酒造をはじめとした大小さまざまな酒造メーカーのひしめく、灘と並ぶ、江戸期からの銘酒の里、伏見の中心部、濠川に面したエリアに向かう途中の、幕末期の伏見を舞台に大活躍をしたという坂本竜馬ゆかりのこの街にある、「竜馬通り」を通りがてら、仲睦まじく、手など繋ぎながら歩いていく親子連れの後姿のセミシルエットなど一枚戴いてみたもの。カメラはLeicaM(TIPO240)、レンズはHugomeyer Kinon50mmf1.8壱號機による絞り開放AE撮影となります。
カメラはLeicaM(YIPO240)、レンズはHugomeyer Kinon50mmf1.8壱號機による絞り開放AE撮影となります。

Kyoto22Oct_026.jpg
十一枚目のカットですが、「竜馬通り」を抜ければ、そこは江戸期そのままの日本酒のふるさとをイメージさせるには十分な、漆喰と木からなる壁の建物群に石畳もシックなイメージを醸し出しているストリートの風景が視界に広がり、その通りをお侍や町人ではなく、21世紀のストリートファッションに身を包んだ現代人が背中を丸め加減で行き交う様子が面白くて、路傍に足を止めて一枚撮ってみたもの。
カメラはLeicaM(TIPO240)、レンズはHugomeyer Kinon50mmf1.8壱號機による絞り開放AE撮影となります。

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十二枚目のカットですが、酒造メーカーの建ち並ぶエリアを抜け、濠川近くまで南下すると、伏見観光では、最も知名度が高く、一年を遠し、コアな歴史ファンやその筋のマニアが常にたむろするという、幕末の重要事件である、「寺田屋事件」の現場そのものの旅籠が、営業終了後も記念館、或いは資料館として営業しており、規模に比べれば、決して安いとは言えない入場料を払ってまで中に入る気もしなかったので外から一枚戴いてみたもの。
カメラはLeicaM(TIPO240)、レンズはHugomeyer Kinon50mmf1.8壱號機による絞り開放AE撮影となります。

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十三枚目のカットですが、さて、新幹線に乗る前に翌週末に群馬に帰省する際の気の利いた土産でもこの地で何か買い求めようと思い、前回はCOVID19蔓延のため、入場制限していたので、立ち寄らなかった、月桂冠直営のカフェ&売店に寄ろうと思い、店先にいかにも老舗の酒蔵然とした杉玉が提げられていたので、中に入る前に一枚撮ってみたもの。
カメラはLeicaM(TIPO240)、レンズはHugomeyer Kinon50mmf1.8壱號機による絞り開放AE撮影となります。

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十四枚目のカットですが、なかなか今回の京の旅では人物を撮るチャンスは少なかったのですが、月桂冠の売店で、田舎の老母向けに土産を何点か買い求め、ベテラン女性店員さんにそれらを包んで貰っている手持ち無沙汰に、若い方の店員さんも手持ち無沙汰のようだったので店の中の様子を撮る際のモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeicaM(TIPO240)、レンズはHugomeyer Kinon50mmf1.8壱號機による絞り開放AE撮影となります。

Kyoto22Oct_030.jpg
十五枚目のカットですが、無事、気の利いたお土産も買い求め、残るは、前回の訪問が真冬で濠川の水位が低く、というより、季節的に江戸っ子じゃあるまいし、川面を渡る風が相当冷たくなってくる季節に好き好んで川遊びなどしようとはしないのが都の人々の感性なのでしょうか、船が係留、いや、川底の泥に乗り上げたままブルーシートが架けられ、とても撮影に耐えられる状況ではなかったため、今回、ものは試しに、と寄ってみたら、観光和船が結構な頻度で行き交っていたので、堤からその様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeicaM(TIPO240)、レンズはHugomeyer Kinon50mmf1.8壱號機による絞り開放AE撮影となります。

今回の感想ですが、うーん、プロジェクションレンズ改距離計連動玉は、広い画角を必要とする城郭や寺社での撮影には不向きだとしても、普通に街並みスナップでは、なかなか新鮮な視点からの画を見せてくれるので、これは思いのほか軽いし、旅のお供にはもってこいではないかと再認識しました。また、伏見の撮影途上でシャッターの動作不安定を彦起こしたM(TIPO240)は無事退院し、今では元気に活躍中です。

さて、来週は、中華レンズの真骨頂、本家Leicaの約1/10のお値段で同スペックとなかなかの質感を繰り出してきた秘宝舘新着のレポートでも行おうと思います、乞うご期待!!
  1. 2023/04/17(月) 00:23:25|
  2. 旅写真
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Photographic tour in and around Kyoto '22 Oct.①

さて、今回の更新は、予告通り、またしてもクラシックレンズ達と旅をしてきた京都近郊の史跡巡りを二週に亘ってお送りする予定の一回目をご紹介致します。
まずは簡単な行程のご紹介ですが、昨年の10月の月曜日が「スポーツの日」なる意味不明の祝日の週末、金曜日を年休扱いにして、新幹線、正確にはぷらつとこだまで夕刻京都入りし、この時は残念ながら駅近くのホテルが取れなかったので、次点として考えていた、五条堀川交差点とJR丹波口の中間より若干堀川通に近い五条通り沿いの宿に二連泊し、そこを拠点にあちこち出て歩き、特に今回は、今まで行こうと思っても、市内に撮影スポツトが多く、反面、食事時間が遅くなると、まともな晩飯(お酒を吞まないで摂れるという意味で・・・)が食べられなくなってしまうので、特にCOVID19蔓延時には、食事処が時短状態だったので猶更だったのですが、昨年秋ごろからだいぶ緩くなってきたこともあり、丹波方面まで足を伸ばそうと出かけ、初日は午後遅くになってしまったこともあり、金沢で言えばひがし茶屋街のように安定して人が出ていて、しかも一定人数、撮って欲しい、或いは撮っても結構という奇特なご仁達が徘徊している祇園界隈に出て、翌日は、このところ「実はお城マニアどころか乗り鉄なんぢゃね?」とか揶揄されるくらいローカル鉄道であちこち巡ることが多くなっているように、今回もJRの嵯峨野・山陰本線経由、福知山まで出かけて、お城とじっくり向かい合ってきた、ということです。では、この前半二日間の行程に沿って実写結果を逐次眺めて参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、宿は五条通沿いなので、祇園界隈には歩いても行けない距離ではないですが、着いた当初、結構な雨だったのと、翌日の丹波エリア探訪の旅でどのくらい歩くのか見当も着かない以上、ムダに足に負荷をかけてしまうのは宜しくないので、五条堀川交差点に面したバス停から、祇園方面へのバスに乗って、四条大橋を渡ってすぐのバス停で降りて、いつも風情のある画の撮れる「祇園白川」エリアに足を運び、新橋通りと白川筋が合流する辺りの水辺の様子を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはHugmeyer Kinon50mmf1.8壱號機による開放撮影となります。

Kyoto2210_002.jpg
二枚目のカットですが、目論みは大外れ、いつでも賑わう花見小路から離れているのと、一見さんお断り系の料理屋から、一般受けするような飲食店、物販店への転換がそれほど進んでいないため、この時期でも営業しているお店は数少なく、そのため、行き交うのは地元の方々か、閑静な街並みを撮りたいというガイドブック片手の国内外のわずかな観光客くらいしかおらず閑散としていたのですが、こんな静かな京都も今だけ、と自分自身を鼓舞し、風情ある、巽橋を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはHugmeyer Kinon50mmf1.8壱號機による開放撮影となります。

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三枚目のカットですが、それでも、雨が上がって濡れた石畳の路地の風情に惹かれて、何組かの観光客がそぞろ歩きするために、ガイドブックなど片手にこのエリアに足を踏み入れてきて、陽気におしゃべりなどしながら、ところどころで、メンバーお互いに記念撮影などしながら、何か記念品を買ったり、或いは食べ歩きをしたりするような表通りのような気安いお店が皆無のため、さっと通り抜けて行ってしまうのですが、ちょうど巽橋の界隈で記念撮影したあと、「切通し」と称される路地経由、四条通り方面に戻っていったので、有難く後ろ姿出演願ったもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはHugmeyer Kinon50mmf1.8壱號機による開放撮影となります。

Kyoto2210_004.jpg
四枚目のカットですが、短い白川筋、そして新橋通りの辺りは、人通りが少なければ、街並み自体を撮って面白い場所は、多くの路地裏を擁する花見小路や金沢のひがし茶屋街ほどはないので、早々に引き上げ、まだ陽が残るうちに花見通りに移動し、往年に比べれば人通りは戻って来ているとは言えないものの、メインストリートである花見小路に直交する小地も並行する小地も、そこそこ、お店は開いていますし、それと付随して人も行き交っているので、仄かに提灯に灯も点り始めた八坂神社の建つ東方面に伸びる小路の入口付近から一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはHugmeyer Kinon50mmf1.8壱號機による開放撮影となります。

Kyoto2210_005.jpg
五枚目のカットですが、花見小路の奥まった辺りには、関西でも大きな部類に入るライカショップが通りに面した古めかしいお茶屋をリノベした建物に収まっていて、とても高くて、キャップくらいしか買えないですが、ライカを提げて入ると、何とはなしにセレブの民族の仲間入りしたような優雅な気分になれるので、時間あればだいたい立ち寄るのですが、その途中にあった、バリバリ現役のお茶屋さんの出格子窓周りを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはHugmeyer Kinon50mmf1.8壱號機による開放撮影となります。

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六枚目のカットですが、ここ花見小路界隈でも、COVID19蔓延前には、大陸からの観光客が大挙して押しかけ、あろうことか、仕事前後の舞子さん達を茶屋などの裏口で取り囲み、平和裏に一緒に記念撮影するならまだしも、日本髪や帯に触ってみたり、挙句の果ては鼈甲のかんざしや、珊瑚の髪飾りを引っこ抜いてみたりと狼藉三昧で、地域のお店の有志や自治会の面々が語らい合って、花見小路以外の小路、路地は「請勿拍照、No Photo!」(撮影禁止)と云う札や立て看板があちこちに立てられるようになったため、やむなく、雨に濡れた石畳の通り入口付近から一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはHugmeyer Kinon50mmf1.8壱號機による開放撮影となります。

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七枚目のカットですが、さて、プロジェクションレンズで古都の景色も存分に撮ったし、陽もどっぷりと暮れて、体がイブニングティーを欲しがる時刻になってきたので、そもそもこの近辺のカフェは混んでいてしかも法外に高いか、或いは18時にはしまってしまうお店のどちらかしかないことから、駅付近に移動してからお茶しようと思い、南座付近のバス停に向かって歩いていたら、南座の前でおもむろにEOS Rで二人の記念撮影撮ってくれという大胆不敵な外国人カポーが居たので、このキテレツレンズの人柱になってくれるなら、と交換条件出し、交渉成立したもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはHugmeyer Kinon50mmf1.8壱號機による開放撮影となります。

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八枚目のカットですが、翌日は、宿から最寄りのJR駅である丹波口から9時2分発の嵯峨野線に乗って、園部まで移動、そこで山陰本線に乗り換え、2時間1分で福知山駅へ到着、お城の方角は、電車で来る時に横を通って来たので一目瞭然、それでも初めて来た街なので、あちこちに掲げられた「福知山城」の道案内看板を横目に見つつ、線路と並行した大通りの先の小高い山の上の古風な下見板張りの天守を目にして、気もそぞろに早足で廓の麓からの坂道を駆け上がり、比較的狭い本丸に出て、南側から、後述する理由でユニークな天守の偉容を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

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九枚目のカットですが、では、どこにでもありふれたようなRC造の外観復元天守の何がユニークなのか、ということなのですが、「麒麟が来る」で一躍有名になった明智光秀が最初の領地として、街づくりと並行して築城したのが、ここ福知山城で、明治期にいったん破却され、第二次大戦後、市民運動により復元されたということで、同じ戦後生まれでも名古屋城や、小田原城が、1603年の徳川幕府成立以降の洗練し尽くした”モダン”な外観をそのまま復元しているにも関わらず、こちらは、織田・豊臣期のまだ安土城に初の本格天守が出来て間もない頃の粗削りな望楼型の天守をモデルとしており、それ以上にユニークなのが、なんと墓石や石碑の類いをふんだんに石垣に用いた転用石による石垣ということです。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

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十枚目のカットですが、こちらも同じく、RC造の外観復元天守の石垣の至近距離からの図なのですが、熊本城の今回の地震罹災で、「奇跡の一本石垣」と呼ばれた、飯田丸五郎櫓が一筋の石垣により全体を支えられ、転落を防いだことはまだ記憶に新しいことかと思いますが、その支えた部位が、石垣の角、一般的に「算木積」と言われる長方形に近い形状の石をそれぞれ直交する辺に交互に詰んでいく工法で、はからずも、熊本城ではその堅牢さが実証されたわけですが、ここではなんと、その石垣の要となるようなコーナー部にまで、転用石をはめ込んでいるのが一目瞭然に分かるように撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

Kyoto2210_011b.jpg
十一枚目のカットですが、ユニークな石垣の観察・撮影を十分に堪能したのち、天守内部の見学に写り、RC造復元である以上、最古参の戦前生れの大阪城であろうと戦後生まれの小田原城であろうと中は上に行くに従って狭くなっていき、構造上、内部にはエレベータなどないのが普通の資料館ビルなのですが、それでも、ここ福知山城は一、二階まではかなり広いフロアだったのが最上階の展望スペースまでやってくると、それこそ可愛い現存天守である丸岡城、犬山城よりも小さいくらいの殆ど、屋内は階段周囲の通路のみという狭さが特徴的だったので、隅から一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeica M(TIPO240)、レンズはCarlZeiss Biogon25mmf2.8による開放撮影となります。

Kyoto2210_012b.jpg
十二枚目のカットですが、それでも、木造の現存や復元天守と比べて、大阪城を筆頭とするRC造の復元、或いは模擬天守のアドバンテージは最上階の部屋周囲の廻縁を全て展望スペースとすることが出来るということで、到着日てゃうって変わっていい天気に恵まれたこともあり、廻縁部に出て、東の小天守越しに丹波山々の佇まいを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはCarlZeiss Biogon25mmf2.8による開放撮影となります。

Kyoto2210_013.jpg
十三枚目のカットですが、天守は木造であろうとRC造であろうと、てっぺんまで登り詰めてしまえば、そこで見学は終了、あとはまた元来た道を下って、建物の外に出るだけというのが、ここ福知山城のみならず、国宝・世界遺産の姫路城から、異国はドイツ南部のフュッセンに建つノイシュバンシュタイン城まで全て同じことなのですが、この釣鐘門という名の木造の門は、城内でも数少ない江戸時代からの遺構、尤も明治になって民間に払い下げられたのち、復元天守の建築を核とする廓の整備の一環として移築されたとのことですが、その古風な横顔を一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による開放撮影となります。

Kyoto2210_014.jpg
十四枚目のカットですが、本丸の中は余り狭すぎて、たとえ超広角レンズを使っても、歪みなしにこの古風で美しい複合連結式の天守の全貌を撮ることは不可能なので、或る程度離れたところから望遠で撮ろうと思い、今回は荷物の重量とも相談の上、75mm玉を持ち出してきたのですが、上から見てもなかなかお城と同じ高さくらいの見晴らしの良い場所が見当たらず、仕方なく、お城下の「ゆらのガーデン」という公園とレストラン街が一体化したようなゾーンがあったので、そこから狙って撮ってみたもの。

Kyoto2210_015.jpg
十五枚目のカットですが、実は、今回は駅からのバスが理不尽にも想定外の遅れで閉館時間となってしまうことから泣く泣くというか、怒り狂いながら諦めた篠山城への移動とその前にランチを駅周辺で摂る必要があったので、この美しい佇まいのお城に、再会を約した上で別れを告げ、駅までの途上でランチを頂き、電車の時間までは少々時間あったので、来る時に気になっていた駅前広場のSLの写真を撮ってみたもの。
カメラはLeica M(TIPO240)、レンズはCarlZeiss Biogon25mmf2.8による開放撮影となります。

さて次回は到着三日目ににわか雨もものかわ、隅々まで探訪した二条城、そして最終日、新幹線乗車直前まで撮り続けた伏見の様子をお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2023/04/09(日) 15:11:14|
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プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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