深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Um paraíso no sul do oceano~深川宝玉軍団のバカンス~

LeicaM4x2.jpg
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Xenon01.jpg
【撮影データ】一枚目:カメラ;M4OD+Cine-Planar50mmT2.2改L/M フィルム;Ektar100、二枚目:カメラR-D1s+Summicron50mmF2、三枚目:カメラ;M4OD+Summaron35mmf3.5 フィルム;Ektar100、四枚目:カメラ;M4OD+Xenon50mmf2改L/M フィルム;Ektar100 <全コマ開放>
さて、先週の天川村~京都編に引き続き、工房主人のぐぅたらGWバカンス旅行記、沖縄編の登場です。

今回持ち出した機材は、珍しくフィルム主体で、メインをM4ODとし、R-D1sはバックアップ用として持って行きました。レンズは上に映っている4本の他にエルマリート28mmf2.8、ビオゴン25mmf2.8の合計6本を一番小さいカメラバックにぎゅうぎゅう詰めにしての一人旅です。

前回の関西旅行ではヤシコンSTと複数のZeiss銘レンズを用いてのゆったりした、いわば据え物斬り的な街撮り(村撮り?)でしたが、今回はいつもの都内でのスナップ試写に相通ずる、RF機の機動性を活かした速写でいってみました。

そして今回の旅のテーマは「Paraiso FotoII 未来への最終決戦」、それは、ほぼ理想のレンズを作り出した工房が、その渾身の作品の実力を知るべく、RF機、特にライカマウントのものでは、すでに神器の域にまで祭り上げられようとしている、ライツ社のズミクロン50mmf2、そして工房所有の広角レンズ中ではダントツの解像力、色抜けを誇るズマロン35mmf2と対決させようという魂胆だったのです。

今回は5月3日の午後一時羽田発の便で那覇に入り、到着は夕方になってしまったので、挨拶代わりに裏首里城こと、崎山町~金城町界隈の街並みとか観光客を入れてスナップ三昧、夜は国際通りの三線ライブやってる大座敷のお店で呑めや歌えやの豪華ディナー。

翌二日目は律儀に島内観光のバスツアーに紛れ込み、美ら海水族館だら、今帰仁城址だら、名護パイナップルパークだら朝8時45分から夜の8時過ぎまでかけて回り、市場で巨大イセエビを買い込んで、衆目環視のもと大人喰いする夢は時間切れとなってしまったので、仕方なく、アグー豚コースを市場至近の居酒屋兼焼肉屋で戴きました。

翌5日には、やっと満足して自由行動で、朝っぱらから、路線バスで糸満漁港行ったり、一旦那覇に戻り、路線バスで識名園に行ったり、また戻って、今度はモノレールで壺屋に出かけたり、帰りには牧志の公設市場で冷やかしがてら場内の写真撮ったりして、この日もまた朝から晩まで動き回るか写真撮るか、そうでなければどっかで何か喰ってるってな、全然、休みの旅が休みになっていないドタバタした一日で、あぁ、自分はやっぱりサラリーマンの悲しい性で、時間を一杯一杯使わないと不安で仕方ないんだなぁ・・・とか思いながら、ホテルの下の居酒屋で県特産のミーパイなる白身魚の茶漬けなどとこれもまた特産のタカセ貝のバター炒めなんか戴いてしまった次第。

そして最後の日、5月6日も仕上げの裏首里城ツアーってことで、ホテルをチェックアウトしてモノレールで首里町まで出掛け、崎山町~金城町コースを足早に撮って、また牧志公設市場に寄って、フィルム1本ほど撮ってから、大急ぎでホテルに寄って荷物を撮り、また午後二時那覇発の便で慌しく江戸の羽田飛行場に戻ったってな案配です。

で、今回の作例いってみます。

まず一枚目。これは三日目の自由行動で糸満漁港の次に訪れた「識名園」という琉球王朝の庭園兼接遇所みたいなところで、まぁ、お日柄も宜しいようで、遠来の観光客に混じって、ジモティ家族連れの行楽なんかも多数繰り出していて、愛くるしい女の子2名連れの家族も園内を散策していたので、特に断るでなし、向こうも撮られてるのは判ってるけど、観光客が風景の一部として撮ってんだろうね・・・ってカンジでぜんぜん気にするカンジもなかったので、園内行く先々で遭遇するたびにシャッター切ってたうちの一枚です。特に左側のお姉ちゃんの方は、撮られるのに相当慣れているらしく、足を交差し、手を無意識に拡げ、ポ-ズとってます。大きくなったら楽しみのような気がします。
このかっとはCine-Planar50mmT2.2のL/M改造レンズをフィルムで撮ったもので、合焦部のシャープさとボケの心地良さが同居していて、結構気に入った一枚になりました。

そして二枚目、一枚目のCine-Planar50mmT2.2が先攻となりましたが、今度はズミクロン50mmf2による作例です。このカットは識名園の中に立つ木造の接遇所のような建物の中に上がりこむことが出来るのですが、ここで、先の姉妹がまた薄暗い屋内から眩いばかりの庭園を眺めながら、何か語らい合っています、その子供らしい姿に感銘し、つい反射的にシャッターを切ったのがこの一枚なのです。
このシーンでは、かなり輝度差がありますが、R-D1sの露出補整し易さが功を奏して、見事、シャドーになった少女達の佇まいをクリアに捉えています。このあたりもさすがズミクロンと思いました。しかし、ボケの素性については、Planarの方に軍配が上がるようです。

そして3枚目。識名園から、今度は壺屋通りに移動しての一枚です。この街は那覇が王都になって以来、壺屋焼という、安南焼やセラドン焼のような東南アジア系の窯業に影響を受けた素朴な陶器を焼く窯元が集まり、今でも電気窯やガス窯、或いは重油窯に代わってはしまいましたが、実際にシーサーやら日常用の食器などを焼いていて、窯元直売のお店なども立ち並び、歴史散策とウィンドショッピングが同時に出来る、お勧めスポットなのですが、その中でも最古参格の新垣家住宅の前での一枚。ズマロン35mmf3.5を使い、フィルムで撮ったのですが、やはり優れた解像力、そして画面全体に亘る均質な画質がこの歴史的な石積み塀の辿ってきた歴史の重みの幾ばくかを写しとっている気がしました。

最後に4枚目。これは出発当日、どうしても旧日本軍32軍の指令壕跡が見たくて首里城の守禮門の近くまで行ったのですが、壕を発見し、何枚か写真を撮らせて貰い、まだ新しい花束に心を痛め、観光客で賑わう守禮門への通りを茫然と歩いていた時、史跡の碑の前まで来たら、現地の子供達が陽気に駈けずり周り、どうやら見慣れないカメラを2台も提げたアヤシイ風体の中年男に関心を示したのか、碑の周りから離れようとしません。時々、こっちをちろちろ見るので、意を決して碑に向けてシャッターを切ったら、ご覧の通り、奇声を上げながら、画面に飛び込んできて、見事に収まっちゃったという次第です。
レンズは奥目のXenon50mmf2をM4ODにつけてのフィルム撮影です。

しかし、省みる人もなく、観光スポットのすぐ真下で朽ちるに任せている旧日本軍の痛々しい遺跡を目の当たりにして、やるせない気分になった自分を、この無邪気な子供達が突然現れて元気を振りまいていったというのは、或る意味、沖縄という島の持つ、癒しと許しの具現だったのかも知れません。

こういう出会いが有るからこそ、沖縄訪問はやめられません。
  1. 2009/05/17(日) 23:17:26|
  2. その他Lマウント改造レンズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:12
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コメント

全体のまぶしい日差しに満ちた様子から、充実した旅行と推測させます。

先日、那覇市内だかの土建現場では未だに不発弾が山のように掘り起こされ、探索装置で事前に調べる役所工事さえ予算不足で成るがままと聞いて、本土戦が過去に終結した事象でない現在の実情に尚更の感慨です。
charleyさんの興味の三方向、「復興と風土」が大雑把に見えてきました。もうひとつの「戦跡」が今回のお話中にさわりがあるものの、怖いながらも見てみたいです。
  1. 2009/05/18(月) 00:19:28 |
  2. URL |
  3. Treizieme Ordor #-
  4. [ 編集]

Treizieme Ordor さん
有難うございます。
実は第32軍司令部壕付近の写真は相当数撮りましたが、あまりにモチーフが暗く、またこのサイトの閲覧者層が求めているものとは相容れない可能性が高いと判断し、掲載を断念した次第です。

そもそも中島飛行機の町で同社恩顧の家に生まれ、大空襲を生き延び発展したその田舎町から、またしても3/10の大空襲で灰燼と帰した深川、しかも中島の高性能エンジンの高々度性能を可能とした合成ゴム製燃油チューブを開発したフジクラのお膝元に暮らすようになって、れっきとした国防産業で禄を食む身としては、奇妙な縁の糸を意識せざるを得ず、従って、太平洋戦争で滅私奉公の精神を発揮し、本土国民の盾となって戴いた沖縄の戦中戦後は正視せざるを得ない問題なのです。

戦跡関連の写真は次回のオフ会ででも、水母伍長ともどもお目にかけましょう。
  1. 2009/05/18(月) 14:48:50 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

1枚目と4枚目は、色あいが
3枚目と違っているのは
やはりシネ用だからでしょうか?


1枚目の写真ですが
左側の子がいいですね~~~
いっそ、たて位置でトリミングして
この少女だけの写真に私ならしちゃいますね・・・マテw

2 3枚目は
やはりライカレンズですか・・・・
比べると流石としか言えない写りですね…(^_^;)


この四枚の写真の中では
私は2枚目が好きですね♪


  1. 2009/05/18(月) 20:15:20 |
  2. URL |
  3. 山形 #-
  4. [ 編集]

山形さん
有難うございます。
もはや美少女写真の大家?となりつつある貴兄から、2枚目が好みだなどと言われると嬉しくなってしまいますね。

冗談はさておき、確かに1枚目と4枚目は古えのKodak Colourともいうべき緑~水色の出方をしていますね。
小学校上がったばかりの頃、祖父がスイス旅行で撮った澄んだ青空の下での写真の色加減が頭をよぎり、ふいに懐かしい気分になりました。

これはたぶん、このEktarというフィルムが映画撮影用のネガフィルムにとても近い特性を持つらしいので、銀塩用のレンズよりは、元々のアリフレックス用のレンズの方が相性が良かったと見るべきかもしれませんね。
  1. 2009/05/18(月) 21:20:59 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

こんばんは~。
Ektar100、いかがでしたか?
カラーネガにしては色合いも精細感もほどよく高くて、僕は好印象でした。

今回のレンズ達、ライカが入ってたりしてとても公平(?)な印象を受けます。
旅のレンズ選びに、しっかりした意図を感じました。
フルサイズでのCine-Planar50mmT2.2改は、標準レンズとして充分な性能を持っていそうですね。
光量も充分、ボケにも変な(?)クセは見えないですし、もちろん合焦部も綺麗です。
そして、クセノンは発色良いですね。
主観ですが、やっぱり色乗りが良いというのがクセノンの印象です。
で、当り前といえば当り前ですが、ライカレンズはやっぱりよく出来てますよね...、近頃、自分のレンズでも実感してます。
50mmでF2付近のレンズは単焦点の激戦区ですよね、シネ用でもやっぱり50mmは面白そうです。
  1. 2009/05/18(月) 21:34:23 |
  2. URL |
  3. andoodesign #WSWGH/LU
  4. [ 編集]

andoodesignさん
有難うございます。
お勧めのEKTAR100、沖縄のピーカンでも、十分にコントラスト稼げましたし、発色も期待通りでした。

超微粒子タイプだけあって神経質なフィルムかと思いきや、ネガの美徳である広いラチチュードはそのままですし、惜しむらくは時間の都合上、純正EKTER仕上げが出来ず、C-41の通常プロセスでの現像となってしまったことです。

それでも、いつものセンチュリア同様、色ノリこそはこってりはしていますが、センチュリアの透明感の低い(≒濁り加減の)濃めの発色とは異なり、クリアで濃めの発色で以って、青も碧も蒼も描き分けをしっかりとやってくれていますね。

ところで、自分のコレクションは結構偏りがあって、やはり、50mmの標準域が一番多くて、次いで35mm、40mm、32mmが複数本ずつ有って、28mmはたった3本、21mm、25mm、飛んで85mm、90mmがライカもしくはSマウントで一本ずつというお寒いラインナップとなっています。

尤も、街撮りを主体とする今のスタイルの撮り方であれば、何も不自由を感じないのですが。。。
  1. 2009/05/18(月) 21:54:22 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

 こんばんは。

標準レンズだけでも標準的な描写にも関わらず、極めて特徴ある標準描写なので、焦点距離の相違どころではない事情でしょうか。それは製造メーカーの意地のような個性というような気がして、そのようなところの差異にとりわけ惹かれるのではないでしょうか?
今回もライカとツァイスとシュナイダーという個性が登場していますが、局面が際立って来るほど反目し合いそうなメーカー同士なのに、それを一回の旅行記に収めるなんて沖縄とテーマはあるもののまるで日本・本土上、独逸軍の内ゲバのようです。

ところで、ワタシも山形さんの二枚目が好きです。
暗闇に佇み漠としたソトを望む少女達こそ今回の旅行全体を示唆しているようです。核とした何かがあるわけでもありませんが、全体の流れでいかようにも解釈が出来る振れの強さをかんじます。
二枚目のズマロンサンハンって、現代のレンズのようにコントラストが強く、以前これ1本で海外旅行・昼間用に懸けましたがモノクロにも関わらずまいりました。でも、こんな晴天でもシャドウ側に全体を落とすとトーンに強そうなオモシロそうな重たさが、色彩が有るによって気ずかされます。
一枚目、萌える五月の陽気が際立つ描写こそプラナーで、写りに厚みを増すこれも一種の特殊描写レンズ。現場の雰囲気を確実に違うものにします。これには、シュナイダーさえもまだあっさりとしているような気さえします。この少女たちが、ロケの合間に遊んでいる子役のように、撮影者側の撮影に望む認識さえも変革させかねない個性を放っているレンズの気配が濃厚です。
今回、シュナイダーがあまりにもスナップ然としているのでソンをしているような気がしますが、シネ用レンズの強みはしっかりした舞台設定と設定描写という先入観さえ植え付けられそうなするのは、さらっと撮ったようなスナップのズミクロンがその描写のかろやかさとともに、距離計カメラの機動性と相性が良かったのではないかと邪推してしまいます。

しかしです。そこには知られざる小型ムービーという機材がありました。吹きっさらしの風が吹くようなどこか遠くの、こんな時間を思ってみました。
『・・・知らぬ間にたどり着いたここから、さらに強攻ロケ部隊の如く果敢に最前線へ目的も知らずに。さてと、そこはどんずまり後戻りできない、どちらを向いても守る命は自分次第だと、そんな銃口のむきなんか知りたくも無い。どうせ願った場所、キャメラのフイルムこれだけは相変わらず機嫌よく回りっぱなし・・・。』
そのような地点においては構図とか決定的瞬間だとかは意味を成さないです。

天国だか地獄だかの最高の修羅場を想像しながら、それらのレンズへの想いは日増しに強まります。
  1. 2009/05/20(水) 00:33:56 |
  2. URL |
  3. Treizieme Ordor #-
  4. [ 編集]

こんばんは。
やはり1枚目が秀逸です。
右側の子も沖縄典型ルックスのようでそうとう魅力的ですが、それでもあえて左の子にピントを合わせ絶妙なポーズを見逃さなかったのですから。
それに応えるレンズもすばらしいですね。
あえて苦言を呈するとすれば、ふたりの女の子が関連付かないことでしょうか。
これだと、同じポーズのままひとりずつ撮った方がありがたかったと感じます。
2枚目は場所や雰囲気は大きく変わりましたが、続いて自然なポーズの瞬間をとらえるのに成功しています。
シャープネスの犠牲でボケがきたないズミクロンですから、これはプラナーに負けるのも止むなしでしょう。
3枚目の建物はすごいですね。
竹富島へ行くのが夢だったのですが、本島にもすごいものがあると知らされました。
ただ、レンズはディスタゴンかと思わされました。
ズマロンの色ではないように思います。
粒状性などたいへん優れたフィルムと思われますが、緑など発色が少し不自然なように感じます。
光線の影響というだけの話かもしれないですが。
4枚目は、深度が深いように見えながら立体的に描写されるクセノンの魅力がいっぱいです。
おっしゃるように碑だけでは重いですが、少年たちの姿に救われるものがあります。
今回も、少年たちの交流や旨い沖縄料理、次回は連れてってくだされとお願いしたくなる旅の雰囲気が写真と文章に濃厚に漂っています。
  1. 2009/05/20(水) 00:35:16 |
  2. URL |
  3. 中将姫光学 #sKWz4NQw
  4. [ 編集]

Treizieme Ordor さん
いつもながらに深遠且つ含蓄の溢れたお言葉有り難く存じます。
確かにライツのレンズはどれも、銀塩のしかもRF用としては望外の高性能ですが、やはり相手が悪かった・・・Zeissがコストをはじめとした制約を殆ど無しとして設計した業務用レンズとでは、我が物顔に首都高を流すGT-Rが、その後ろから不意にやってきたベネトンあたりのF1に軽くぶち抜かれてしまうってのに似ています。

因みにお恥ずかしい話、実はズミクロンは一番最初に買ったライツのレンズなんですが、買ったお店が敷居が高くて、しかも初心者には勿体無いくらいのレンズとか、ベテラン店員に言われたものだから、ずっと防湿庫の中で、持ち主の心の準備が出来るまで待っていたんです。
ノクチ50mmf1.2とか、エルマリート28mmf2.8とか、もっと高いレンズを惜しみなく街撮りに引っ張り出してたのに笑えますよねぇ・・・

ライツのレンズって、性能だけぢゃなく、そういう記号論というか、曰く因縁があるからこそ、性能以上に有り難がられるんでしょうね。

しかし、今回、その幻想というか、呪縛を究極の産業用レンズ達があっさりと打ちのめしたことで、心置きなくライツのレンズも使えるようになりました。

それにしてもガマンは宜しくないですから、シネレンズ改のご用命はお早めに水母工房まで・・・(笑)
  1. 2009/05/20(水) 23:10:12 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

中将姫光学さん
有難うございます。
済みませんね・・・同じ兄弟のCine-Planarのうち、兄だけが沖縄でイイ思いしちゃって。
なるほど、一枚目の画像お気に召しましたか・・・
ズミクロンを超えるシャープネスとプラナーらしい大らかな後ボケ、それでも遥か遠くの入道雲の形がなんとはなしに判るのはこのレンズの産まれを端的に表していると思いました。
同じ被写体でも、映画「ワルキューレ」のように重くシリアスで人がバタバタと無残な最期を遂げていく物語を撮るよりは、こんな平和そのもののシーンを撮る方がレンズにとってはどれだけ幸せでしょうね。

一枚目の構図ですか・・・確かにバレリーナ崩れみたいなカッコする姐ちゃんと、膝を少し屈め恍惚の表情を浮かべる妹を単純に並べても、全然、物語性がないと言われても仕方ないですが、まぁ、二人とも沖縄特産の「美らさん」だったので、そこはそれご勘弁を。

二枚目はまさにこの時はR-D1sにズミクロンを付けていて正解だと思いました。
M8ではとっさの露出補整が間に合わないし、ボディがM4ODでは50mmきっかりの画角で中望遠で或る程度距離を置いて撮った臨場感が出ませんでしたから・・・

三枚目は、実はこの壺屋界隈では、エルマリート28mmf2.8をR-D1sにつけたものと、このM4ODにズマロン35mmをつけたもので同じ被写体を撮り較べていったのですが、確かにこのEKTARで撮ったものは、緑の出方が目で見たものより、かなり鮮やかに強調されていました。これはフィルムの特性によるものなのか、純正EKTAR仕上げを受けなかった報いなのかは良く判りません、何せ初めて使ったものですから。

こんなカンジで沖縄ってイイでしょ・・・那覇ももう3回目ですが、毎回新しい発見です。
こんどみんなで行きましょうよ♪
  1. 2009/05/20(水) 23:27:55 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

いつもタイミングはずしのコメントばかりで申し訳ありません。時差もありますが、皆さんの詳細な書き込みに圧倒されてしまって、なかなかキーボードに手が進みません。
とにもかくにも大豪華バカンス旅行、お疲れ様でした。次回はぜひ離島にも足をお伸ばしください。私は竹富島などは時間がいくらあっても足りないくらい浸れました。特に梅雨明け直後の太陽が素晴らしかった記憶があります。
レンズはどれも素晴らしいですが、今回はプラナーの透明感と、ボケの素直な部分が最も気にいりました。私もいつか自分最高のプラナーを見つけたいですね。
  1. 2009/05/20(水) 23:58:14 |
  2. URL |
  3. kinoplasmat #lpavF/Xw
  4. [ 編集]

kinoplasmat さん
こんばんは。
お忙しいところ、コメント有難うございます。
"タイミングはずし"などとは滅相もありません、ご高覧戴けるだけでも僥倖なのに、お言葉を戴けるとは感涙に堪えません。

さて、やはり今回のCine-Planar50mmT2.2、Kodak Ektar100での撮影、お気に召して戴いたようで何よりです。

実はこのレンズに電子湾内で巡り合い、遥かイスラエルから七つの海を飛び越えて手許にやってきた時、もしかして、これが工房の到達点になるかも知れない、という予感はありました。

勿論、手許には既にCine-Xenon50mmf2という並外れた描写の"怪物"レンズはありましたが、それにしてもまだ上が有るような気がしていたのです。

正直申し上げて、このレンズの改造を無事終え、デジタルでも銀塩でも、満足行く写りを見せてくれるようになってから、工房の加工対象が変わってきました。

今までは何かに追われるかの如く、ひたすらシャープでクリアで画面の均質性に優れ、しかもボケが汚くならない・・・そんな夢みたいなレンズを追い求め、週一本ペースで改造を行っていたのですが、或る意味、もう目標は達成してしまったので、肩の力が抜け、今まで顧みなかったようなレンズも改造するようになりました。

GW明けに既に3本完成、仕掛が2本、シャープネスとか、クリアさではなく、へぇ~こんなレンズも写るんだ、へぇ、こんな写りするんだ・・・自分もやってみたいな・・・などと多少は腕に覚えの有る方が曲がりなりにもチャレンジ出来るような対象物の開発も手掛けていきたいと思うようになりました。

kinoplasmatさんも、是非、近いうちに自分最高のプラナーに巡り合えます様、祈念しております。
  1. 2009/05/21(木) 19:31:02 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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