深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

祝~写真展特集~千代田区一番町いきいきプラザ展示(前編)

一番館_01
一番館_02
一番館_03
一番館_04
愛読者の皆様、こんばんは。
昨日から、「ノン・ライツRF友の会@新宿西口写真修錬会 第四回写真展 あなたに見せたかったのは」が始まりました。

今回の写真展は今までと趣向を変えて、二部制で行うこととなりました。
その第一会場(4月17日~24日)が千代田区一番町いきいきプラザです。

当深川精密工房からは、第一会場では工房主の大好きな沖縄の景色を皆様に見て戴きたいということで、お気に入りのカットを8枚厳選して展示しております。

まだ会場にお越し戴けていないファン各位、そして、行きたくとも行けない遠隔地のマニア各位へ、今回出展作品のWeb中継的な目的で、今週、来週と4枚ずつご紹介致します。

では、早速いってみましょう。

まず一枚目。
これは、昨年11月、那覇泊新港から船で2時間程度に在る渡名喜島を訪れた時、集落内で撮影スポットを求め徘徊している時、宿の近くの貸自転車屋さんの入口で咲き誇っていた大輪のハイビスカスを撮ったものです。

カメラはR-D1sで以って、Cooke Sppedpanchro40mmf2改Mのほぼ最短距離で撮影しましたものですが、花の瑞々しさが余すところ捉えられており、背景の看板代わりの一輪の自転車輪の融けかかった輪郭とえもいわれぬ対比を作り出しているのではないかと思います。

そして二枚目。
これも昨年11月の沖縄旅行の際、たまたま壺屋のやちむん通り主催の陶器祭りが壺屋小学校で開催されていた時、真っ赤なシャツを着て溌剌とした表情のご老人がニコニコとテーブルについており、カメラを下げた小生に、珍しいカメラ下げてるね・・・へぇ、デジタルなんだ、しかも手作りレンズかぃ・・・どんなカンジに写るの?てな会話の中でお仕事をしている様子を撮らせて戴いたものです。
これもR-D1sで以って、レンズはSpeedpanchro40mmf2改Mで撮影しています。
今日、何名かの方から、沖縄で撮ると発色が全く違う・・・というご意見を異口同音に伺いました。
確かに普段はおとなしめの発色のSpeedpanchro40mmf2がこんな艶やかな赤の発色をするのは、高い位置の太陽と島ながら冬場の比較的乾いた空気の沖縄だからこそではないかと思いました。これぞうちなーマジック!!

続いて三枚目。
壺屋やちむん通りと言えば、ミニ東京と化しつつある那覇の中で、比較的古い町並みが残ることで有名です。
かくゆう工房主も、この時代に流されない街の佇まいと、古くからのものづくりに生きる人々の思いに引き寄せられ、沖縄に行くと必ず立ち寄る場所なのです。
その街のランドマーク、新垣家と並ぶ昔からの手動井戸が通りに面していて、ここに佇むと、何故か心が静まるのです。或る意味、極私的なパワースポットなのかもしれません。

このカットはZeiss Ikon ZMで以ってCine-Xenon50mmf2改Mで撮りましたが、この赤と緑の発色は、普段は地味で寒色系に転びがちなSchneider KreutznachのCine-Xenonは、ここ沖縄の陽光、冬場の乾いた空気、そしてKodak Ektar100の相互効果でCarlZeissの艶やかな描写のお株を奪ってしまっています。
しかし、この合焦位置に在る手動ポンプが浮かび上がるが如く描写されているのが、Cine-Xenonの美徳であり、極めてイイとこどりのカットと言えなくもありません。

最後の四枚目。
前回の沖縄訪問では、初めての撮影スポットである、北谷アメリカンビレッジへ行きました。
ここは、元々進駐軍の基地だった土地を返還後、アメリカのショッピングモールに擬えた街並みとして再開発した、那覇を含めた中南部の若者の人気スポットです。
ここで半日ほど滞留し、何十枚か撮りましたが、極めて異国情緒溢れた飲物のワゴンの前で何にしようか迷う地元のお下げ髪の少女の姿を一枚戴いたカットです。
肌の浅黒い少女の横顔と、日本らしからぬワゴン、背景の取り合わせがふと異国に迷い込んだような錯覚を覚えさせてくれる、これもお気に入りの一枚です。

これは、Zeiss Ikon ZMで以って、Cine-Xenon50mmf2をEktar100で撮影しています。

さて、来週は残りの4枚を一挙ご紹介。本土では滅多に見かけない天然系美少女あり、メキシコと見紛う青空あり、乞うご期待。

テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真

  1. 2010/04/18(日) 22:57:23|
  2. Arri改造レンズ群
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
<<祝~写真展特集~千代田区一番町いきいきプラザ展示(後編) | ホーム | Comming up new American Hero!~Bausch & Lomb Baltar 50mmf2.3~>>

コメント

Charley944さん、お疲れです。

今回写真展で久々に沖縄の原色風景を見ることが出来ました。
家内も子どもも沖縄の風景にはなじみがあるので、あの後、場所も含めて沖縄の話で家族で盛り上がりました。

後編の4枚も期待してます。

それではまた。
  1. 2010/04/18(日) 23:43:12 |
  2. URL |
  3. 無芸大食 #u2sgJuXo
  4. [ 編集]

展示会、ご苦労さまです。

今週の写真展で沢山の方々から直接いろんなご意見を頂けるという事で、シネレンズの気運も高まっている中、楽しみですね。

今回掲載作例、xenonとpanchroの色傾向が上手く合っているのが興味深いです。また、最後のカット。お店のブロック色や飾ってある本土ではなかなか見掛け無い様なメニュウ、路地の雑多な感じが南方への郷愁を誘います。子どもの配置もいっそう生活感を感じさせられました。
  1. 2010/04/19(月) 01:46:46 |
  2. URL |
  3. trezieme ordre #-
  4. [ 編集]

無芸大食さん
有難うございます。
そして、写真展2日間のアテンドお疲れさまでした。

自分の大好きな沖縄の写真、ご家族の話題作りにでもお役に立てたなら、大変嬉しく思います。

沖縄に縁有る方には懐かしく思って戴き、まだの方には、是非とも訪れてみたい!そう思って戴ける様、今回の作品選びには工夫を凝らした次第です。
  1. 2010/04/19(月) 22:46:26 |
  2. URL |
  3. charely944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

trezieme ordre さん
有難うございます。
或る意味、沖縄という場所は、光線の具合、そして何処かしら本土と違う街のディティールのため、どこをどう撮ってもそれなりに作品にはなってしまうような気がします。
それでも、沖縄の人、土地柄を最大限に活かし、自分らしい沖縄の今を残し続けていきたいと改めて思いました。
そのかけがえない相棒が、自ら生み出したシネレンズ改という次第です。
  1. 2010/04/19(月) 22:50:30 |
  2. URL |
  3. charely944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

はじめて書き込みさせて頂きます。
展示会場で最後に記帳してSさんのご紹介でお話しさせて頂いた者です(R-D1とSummiluxぶらさげてました)以前よりブログは拝見しておりましたが、実際に作品やカメラを見せて頂きありがとうございました。またの機会を楽しみにしております。展示会お疲れさまでした。
  1. 2010/04/25(日) 02:16:48 |
  2. URL |
  3. タカ #GCA3nAmE
  4. [ 編集]

タカさん
有難うございます。
早速のコメント深謝申し上げます。

今回はかなりの人数、弊ブログをご覧になった方々にお越し戴き、中にはいきなりArri用の18mmf1.8だかの巨大レンズをパナのG1に装着してのご来臨とか、このブログが新種のクラカメウィルスを順調に蔓延させていることが改めて実感され、ますますの励みとなりました。

まだ27日から9日までの長丁場、2nd Phaseが残っております。
そちらでは、島写真は島写真でもまた一風違った島写真をご覧戴こうと思いますので、おヒマがあれば是非またご来臨下さい。
  1. 2010/04/25(日) 15:40:59 |
  2. URL |
  3. charely944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/tb.php/152-59c28d97
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる