深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Someone finds tiny autumn~深大寺ツアー'10秋~

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【撮影データ】カメラ:R-D1s 露出 ISO200(1~5枚目)、ISO800(6枚目)、絞り優先AE 全コマ開放、レンズ:1~3枚目;Apo-Rodagon50mmf2.8改L39、4~6枚目;Gauss-Tachar32mmf2.3改M
さて、今宵のご紹介は、関係者のみ待ちに待っていた?とかいう極めてマイナーなイベントレポートです。
ロケはオール深大寺、毎年、秋のお蕎麦&撮影ツアーからの作例ご紹介です。

当日は、やや薄曇でしたが、定刻の11時過ぎには、メンバーは1名を除き全員集合、10名にも達する大所帯です。しかも、途中から2名合流され、しかも外国籍の方も2名参加という、極めて異例の撮影ツアーとなった次第。

これだけの数だと、「白い巨塔」の財前教授の回診じゃあるまいし、ぞろぞろ隊列をなして歩いていたら、思うように撮ることさえままならないので、何班かに別れ、途中、集合場所と時間だけ決めての自由行動タイムです。

我々の班は、あずセオリー通り、日中、陽の高い時間の方が彩度の高い画が撮れる神代植物園方面に出撃しました。
そして、このあと、深大寺城址、水生植物園と回る計画です。

まずは一枚目。
神代植物園の中は幾つかのゾーンに分かれていまして、まずは椿、さざんか園方面を回り、それぞれ工夫をこらした画を撮ったのち、紅葉が多いゾーンを抜け、芝生広場を目指しました。
その途中で見かけた、真っ赤な、まさに紅葉の見本そのものずばりの枝が有ったので、これを、アポクロマートレンズの性能を確かめれるためにも一枚頂き。
最近接での葉はマクロレンズも顔負けの精緻な描写ですが、遠景はキレイに融けて油彩のような抽象モチーフと化しています。しかし、中途半端に近い枝葉はシャープなレンズの副作用か、やや二線ボケ傾向です。

そして二枚目。芝生広場に入って、お目当てのバンパグラスとかいう昭和枯れススキの親玉みたいなのが群生しているゾーンを目指しました。
すると、同行のNさんが目敏く、いたいけな小々姐がシャボン玉アワーにうち興じているのを発見、親御さんの承諾を得て、一眼で連写しまくらちよ子状態です。

しかし、アングルが甘い・・・正面から色々高さや角度を変えて撮っていますが、シャボン玉アワーは、口から真っ直ぐ放出されそれから拡がるので、斜めから撮るのがセオリーなのです。そこですかさず、「拙者も御免仕る」と名乗りを上げ、プチ撮影会に参戦です。
その結果がこのカット。
シャボン玉の干渉色といい、いたいけな小々姐のさりげない表情といい、まさに美味しいところを戴いてしまった感アリでした。
一通り撮影を終え、親御さんにカメラマン2名のそれぞれのブログURL入り名刺をお渡しし、是非、ご覧戴ける様、抜け目なく、ヒット数向上対策も遂行してしまったのでした。

それから三枚目。
植物園から、水生植物園に移動するには、一旦ゲートを出ねばなりません。
そこで、また元来た道を辿り、深大寺門を目指して早足で歩いていたら、枯葉のカーペットの上で楽しげに遊ぶ乳幼児のお子さんとそれを幸せそうに眺めておられる若いご両親の姿が目に留まりました。

そこで、一枚撮らせて下さいね、とお願いし、初めは後ろ姿を撮ったのですが、ご両親に当ブログ名刺をお渡ししてお礼を述べ立ち去ろうとした刹那、親御さんが声を掛けたので、乳幼児のお子さんがこっちを振り返り、その瞬間、反射的にシャッターを切ったのがこの一枚。

ややピンが甘めではありますが、日本の秋を五感で楽しもうとする風雅な子供の雰囲気がなかなか良く捉えられているのではないでしょうか。

続いて四枚目。
まず深大寺城址に登り、通称「日立の樹」と呼ばれる巨木と、「外人墓地」と呼ばれる城の館の柱址を示す黒御影石もモチーフに何カットか撮っていたら、ちょうどレンズ交換した直後に、童子達が落ち葉だか木の実だかを袋に拾って、ベンチで戦果確認をしようとしているシーンが目に留まりました。

そこで、普段、千代田区内では絶対しないような、猛ダッシュで桜田クラブフェンス際の木陰のベンチを目指し、いたいけな童子達に「一枚写真撮らして♪」と声を掛けると、お姉ちゃんと思しき小々姐がにっこり笑って他の童子達の手を引いてベンチに座り、カメラ目線をくれるのですが、どうやら合流遅れの童子が一名居て、慌てて画面に飛び込んだところでシャッター切ったのがこの一枚。

そう、よく修学旅行の記念写真で、セルフタマーを過信して、ゆっくり隊列に戻ろうとして、急にパイロットランプの点滅が早くなって慌ててポーズ決めようとしたら、後ろ姿で慌てた姿のみ写っていた、というシ-ンを彷彿とさせるカットです。

ここでも、童子達にお礼を述べて立ち去ろうとしたら、親御さん達がちょっこし離れたところに居られることが判り、ここでもお礼を延べ、当ブログの名刺をお渡しした次第、営業?活動にも余念がありません・・・目指せ200ヒット/日!

まだまだの五枚目。
深大寺城址での撮影も無事終わり、水生植物園へと降りていきました。
園内を散策しながら、クランク状の木橋だの枯れた蓮の葉だのストイックな撮影を続けていたら、突如、素晴らしい被写体が現れました。
そう、家族連れの行楽客です。
しかも、水の中のガメラこと巨大野生化ミドリガメに喚声などあげ、イイ表情をしているではありませんか・・・
そこで、決死の柵乗り出し攻撃でこのシーンを激写、何とか思うようなカットを捉えました。

ここでは、さすがGauss-Tachar、背景は良く出来た印象派の油彩みたいに融けてしまっています。

最後の六枚目。
水生植物園を撮ったのち、15時に一行はいったん集合し、おやつ代わりの蕎麦をたぐりながら、戦果の中間報告タイムです。
小30分程度、寛いだ後、17時前の出発に向け、陽も沈み掛け、灯火の恋しい、門前の土産物屋&茶店街をスナップして歩きます。
はい、ここで定番スポットからのカットです。
これをワンカットでも載せないと深大寺に撮影に行った意味が無いので、深大寺窯横の「八起」さん店頭のいたいけな小姐のかいがいしく労働するシーンを数枚戴いたうちのワンカットです。
ホントは、蕎麦まんじゅうを一個買い求め、その取引上優位な立場を利用して、小姐店員さんにモデルになることを強要し、撮らせて貰った、独禁法抵触まがいのカットが有ったのですが、緊張のためか、ピンがやや甘だったので、ボツとしてこちらを採用した次第。

さて次回は工房作品からのご紹介となります。乞うご期待。

テーマ:ライカ・マウント・レンズ - ジャンル:写真

  1. 2010/11/21(日) 22:00:00|
  2. その他Lマウント改造レンズ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

5枚目6枚目がいいですねー。

表情が自然でカメラを意識してないって辺りさすがです。

更に距離をここまで寄るとは、charley944さんならではですね。

まだまだポケット広いなあ(^^;;;
  1. 2010/11/21(日) 22:57:45 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #-
  4. [ 編集]

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。
そーですね、人物スナップのコツなんてえらそうに語る立場でもないのですが、要は使い慣れて信頼出来る道具と一緒に行動するということ、そして、一瞬でも被写体に愛情を注ぐこと・・・こんなとこですか(笑)
ま、数をこなせば、撮らせてくれそうな人、撮って上げたら喜びそうな人、或いは撮っちゃイヤオーラを発している人、かなりの確率で判るようになると思います。それ以上にアプローチする度胸と説得力がつきますけどね(汗)
  1. 2010/11/21(日) 23:25:50 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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