深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

徠卡vs康泰克斯 數碼照相机上的戦門

【カメラ:Contax TVS-D、Panasonic Lumix LX3 全コマ開放 ISO100 絞り優先AE】
さて今宵の企画は、何と新旧最強デジカメのガチ勝負、八百長無しの5番勝負です。
本件は今まで暖めてきたものの、何を撮ろうか、どう見せたら良いか、なかなかアイデアが浮かばなかったため、実行に移せなかったものですが、沖縄での声掛け街角スナップの延長でやりゃえーぢゃん!ってことで、ホームグランドの浅草で、今日のお昼過ぎに8組近くの方々にお願いしてモデルさんになって戴き、ついでに新宿の用足しに出た際に某ブルヂョア御用達デパートの1階エントランスに鎮座ましましていた、セレブの愛車を撮ったものです。
では早速見て行きましょう。

conD_01.jpg
このカットはまず先攻TVS-Dで仲見世の裏通りを徘徊していた、カリフォルニアから来たという陽気な男女に声を掛け撮らせて貰ったものです。
かなり逆光に近いシチュエーションでしかも金髪の白人ですから、レンズのコーティング及び、内部反射といったゴースト、フレア対策をしっかりやっていないと、コントラスト低下どころか、まともに見られない写真となってしまいますが、この8年近く前の超高級コンパクトデジ、コンタックスのデジタルですから、まさにリアルコンデジは凄まじいほどの解像度と色再現性を持って、こんな難しいシーンを露出補整すらせず、開放でカメラ向けてシャッター切るだけで撮れてしまうのです。pana_01.jpg
二枚目はパナのLX5によるものです。このカットではちょっとちょんぼって、広角端24mmでの開放で撮ったので、必ずしもイーコールコンディションではないですが、実際に見た目より、ΔE*abの色差計で2~3度くらい彩度が高いカンジの発色になっています。
また、F2.8とf2を較べるのは必ずしもフェアではないですが、解像度はやはりバリオゾナーに軍配が上がるようです。
conD_05.jpg
今日は、外人さん中心の声かけ、かなりウケが良かったので、その余勢を駆って、日本人の小姐お二人組にも、声掛けて、おみくじを読んでいるところを撮らせて貰いました。ご協力、心より感謝申し上げます。
このカットでは、やはりTVS-Dのバリオゾナーの解像度と目で見たそのままの発色に驚かされます。
また、特筆すべきは、これほどピーカンの下で黒系の衣装を纏った人物を撮っても、全く赤外光の影響が無く、UVIRフィルタの性能が極めて優れているということを実感させてくれます。
pana_05.jpg
次いでLX-5による同カットです。ここでも24mm端で撮ってしまっているので、必ずしも画角が厳密に一致していませんが、立ち位置が同じなのと、同じモデルさん達なので、描写傾向の違いは判ると思います。
ここでも気が付くのは、バリオゾナーが解像度で勝負掛けるなら、バリオズミクロンは発色の艶やかさでそれに応酬する、という傾向です。
しかし、くどいようですが、たった500万画素で8年近く前のコンデジが、普及版なら最新一眼デジですら馬脚を出しそうなシーンで、最新最強ともいわれるLX-5と同等以上の勝負をしているのです。
conD_06.jpg
今度は境内の手水場前でお孫さんをあやしていたご婦人にお願いして、逆光も逆光の極めて苛酷な条件で五重塔をバックにお孫さんもろともモデルさんになって貰いました。
ここでも、TVS-Dのバリオゾナーは恐るべき性能の発揮します。
この逆光で開放撮りっぱなしのシーンでも、しっかりとご婦人とお孫さんの表情を捉えています。惜しむらくは、五重塔の屋根瓦の先端にパープルフリンジらしき光芒が僅かに認められることですが、これはどんなデジカメにとっても同様に苛酷な光線状態につき、やむなしと見ています。
pana_06.jpg
対するLX-5ではまたチョンボって24mm端での撮影ですが、パープルフリンジもない代わりに、全体の露光を落とし気味でその結果、ご婦人とお孫さんの表情もかろうじて判別は出来るものの、TVS-Dのそれに較べれば、やはり再現性という点で一歩譲ってしまいます。
本来ならば、写真コンテストに出すような作品であれば、この中間くらいの露光がちょうど良いのでしょうが・・・
【続く】

テーマ:街の風景 - ジャンル:写真

  1. 2011/02/13(日) 20:00:00|
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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