深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

開運!? 新春川越乱写ツアー2014より

さて、今宵のご紹介は、予告通り、先週の三連休中日を利用して、秘密結社「ノンライツRF友の会」恒例の新春川越乱写ツアー2014を挙行しましたので、そこでの撮影結果をレポート致します。

当日は10時半集合予定が何のかんので遅れ、結局、11時半過ぎくらいから、最初の目的地、喜多院に集結し、撮影を開始しました。

今回アップの機材はカメラはR-D1s、レンズは謎の改造レンズ35mmf2.5改Mによる全コマ開放、絞り優先AE撮影です。

では、早速、当日の行動に沿って、実写結果を見て参りましょう。 

Nikkor35mm_001.jpg
まず一枚目のカットですが、喜多院の西側からのアプローチ路であるどろぼう橋の手前のミニ公園には、何故か複数種類の鶏類が放し飼いされており、いつも、親子連れがささやかな動物とのふれあいを楽しんでいますので、今回も、柵の外からその様子を一枚戴いたもの。

Nikkor35mm_002.jpg
二枚目のカットですが、遅れて来たメンバーとも無事落ち合い、では一旦散開し、境内をスナップしませう、ということになり、あちこちを鵜の目鷹の目で画になりそうで撮らせてくれそうなモデルさんを捜したところ、北参道付近に出店していた焼き栗屋の小姐のぱっつん前髪と愛くるしいタレ目が何故か心に響くものがあったので一枚戴いたもの。

Nikkor35mm_003.jpg
三枚目のカットですが、続いて境内を徘徊していたら、赤い着物を着た極小姐連れのメガネを掛けた神経質そうな兄ちゃんの二人連れが居たので、一枚撮らしてね♪と声掛けて、二人揃って、はぃチーズ!と一枚戴いたもの。

Nikkor35mm_004.jpg
四枚目のカットですが、多くの人出で賑わう境内の中で、今も昔も綿菓子屋はいたいけな童子達には人気の露店のひとつですが、その前で我が子達のために綿菓子を購おうとしているオモニを待ち侘びる、健気な極小姐姉妹の姿を一枚戴いたもの。

Nikkor35mm_005.jpg
五枚目のカットですが、フレンチドックだかを旨そうに頬張るいたいけな極小姐と目が合ってしまったので、すかさず歩み寄り、美味しそうですなぁ、ヲッサンもおなか減っちゃったわさ、とりあえず、食べてるとこ一枚撮らして下さいよ、とか適当に親御さんにもお願いしてモデルさんになって貰ったもの。

Nikkor35mm_006.jpg
六枚目のカットですが、東門近く厠前のあずま屋風休憩所で、セミの物真似でもしているのか、しきりに礎石に乗っかっては柱にしがみつこうとするいたいけな極小姐と、それを何処吹く風とひたすら遠い目線のご老体が居たので、その対比が面白かったので一枚戴いたもの。

Nikkor35mm_007.jpg
七枚目のカットですが、セミ小姐?の近くの木立の下で、ハトの餌付けに関し、真摯に語らい合う親子の姿が目に留まったので、男同士の熱い世界はイイものだなぁ・・・とかいたく感心し、一枚戴いたもの。

Nikkor35mm_008.jpg
八枚目のカットですが、川越初参加のメンバー一名を案内し、東照宮方面にやって来たら、えもいわれぬ雰囲気の団子屋さんがあって、そこで産まれてこの方幾星霜、酸いも甘いも噛み分けたような老婆が売る団子に心惹かれたのか、一本食べたいと言い出したメンバーに即席エキストラになって貰って、その団子老婆から購うさまを一枚戴いたもの。

Nikkor35mm_009.jpg
九枚目のカットですが、喜多院からランチ会場である「幸すし」に向かう途上、足踏み健康施設で有名な神社が有り、しめしめ、今回も観光客風の若い小姐が苦悶の表情で、足踏み石を踏破せんとしていたので、一枚戴いたもの。

Nikkor35mm_010.jpg
十枚目のカットですが、昼食後、次なるスポット、駄菓子屋横丁に向かい、そこで柱にもたれながら、駄菓子を堪能する姉と、え~オレにも頂戴な!とか姉弟格差への不満を笑顔であげつらう弟の麗しい家族愛の姿が目に留まったので、秒殺で一枚戴いたもの。

Nikkor35mm_011.jpg
十一枚目のカットですが、休日は朝のラッシュ時の東西線並みに込む駄菓子屋横丁のひと気に当てられたのでしょうか、いたいけな極々小姐がヲヤヂさんの肩の抱え上げられ、気を失ったような状態で、その様子がとても安らかに見えたので後ろからつけ、これも秒殺で一枚戴いたもの。

Nikkor35mm_012.jpg
十二枚目のカットは、駄菓子屋横丁ではもう名物になった、高台の上でもんじ焼みたいなものを挟んで食べさせるという風変わりなファストフードを商う小姐の図、いつも撮らせて貰っているので、買わなくとも、カメラを向ければ、このご愛想です。

Nikkor35mm_013.jpg
十三枚目のカットですが、駄菓子屋横丁の中ほど、漬物だったかを売っているお店の暖簾の手前で、ちょっと欧米の映画俳優っぽい渋い不良中年?ヲヤヂがあちこちに鋭い目線を放ちつつ、そこはかとない哀愁を発散していたので、一枚戴いたもの。

Nikkor35mm_014.jpg
十四枚目のカットですが、陽も暮れかけた頃、茶しばいて、お江戸に戻ろうってことで、大正浪漫通りでは有名な、元祖メイド喫茶に入り、そこのいたいけな女給さんが神妙な表情で接客なんざしていたので、オモシロ顔を撮ってやろうと思い、一枚撮らしてよ、面白いカッコしてるんだもん、とか云って撮ったら、しっかりこういう表情で写ってました。

今回の感想ですが、う~ん、記念すべき今年初めの改造レンズであり、出来映えもかなりの自信作なのですが、これをまた不用意に発表しちゃうと、レンズ本体も、改造のキーパーツも一時的に払底したり値が上がって、仲間内で欲しい人間が入手出来なくなっちゃったりしますので、ご本尊の開帳は今暫しのお待ちを、ということです。

さて、来週は工房附設秘宝館から国産の面白げなのを一発いっておきましょうか、乞うご期待!!

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

  1. 2014/01/19(日) 20:49:22|
  2. 街撮り写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
<<Levithan in the history of Japanese Optics~Konica AR Hexanon57mmf1.2~ | ホーム | A port of deer~鹿港旅情’13②~>>

コメント

モノクロなので余計に鋭さが伝わってきますわね。

Charley944さん
お疲れです。

新年撮影会では、いきなりシェイクダウンからフルブーストがかかっているじゃありませんか。
しかもR-D1sでの撮影もリズミカルにやっている感じだし、これでレンズの正体を明かそうものならその眷属も含めて値上がり必至ですな(笑)
今回のレンズはいつものシネレンズに勝るとも劣らない映りで、しかもMマウントに合わせたのでしょうからM8で使うとどうなるかも今度見せていただきたいものです。

個人的には10~14枚目の写真は大きく伸ばして飾ってみたいですね。
この中では僅差で11枚目がナンバーワン、10枚目がナンバーツーでしょうか。

でも8枚目も良いんですよね。
被写体は多分JYさんでしょうか。
ああ、日程が重ならなければぜひ参加したかった!

それにしても今回の撮影結果は、子供も含めて目のつやがしっかり出ていてきれいですね。
元のレンズがとても良い性能だと思います。多分正体聞いたらびっくりして、その後ああ、Charley944さんだから出来るんだねえ、って話になりそうです。

こっちもCP+までに準備を進めませんと。

あ、そうそう、何とかさくら印のモンスターレンズ入手できました。試写は来週あたりやろうかと思ってますのでお楽しみに。
  1. 2014/01/19(日) 23:05:17 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

あかんですやん。

Charley944さん
謎と書いておきながら、ヒント出しちゃダメですってば(笑)
  1. 2014/01/21(火) 21:54:21 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:モノクロなので余計に鋭さが伝わってきますわね。

出戻りフォトグラファー さん

有難うございます。

うーん、何のかんの云っても、やはりR-D1sは、「撮る人間を本気にさせるカメラ」ってのは疑いようもなく、そこに謎のシャープ極まりないレンズがくっついてりゃ、秒殺スナップ連発しちゃっても仕方ないんですわ。

でも、これがいつか経年劣化で壊れて撮れなくなったときはどうなっちゃうんだろう、とかたまに漠然と考えたりします。

ところで、"ヒント"、って本文中の僅かな記述でで判りますかね???
  1. 2014/01/21(火) 22:11:33 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

そうですよね>R-D1sの修理

フィルムカメラと違って家電製品ですから、耐用年数過ぎたらいつ動作停止となってもおかしくありませんしねえ。今のところまだ細々とR-D1xgとか生産しているので、あと10年くらいは何とかなると思いたいですけど、それ以降はどうなるんでしょうね。

割り切るには撮りやすくてあきらめきれませんし。
気に入ったデジカメにはこの問題がずっとついて回りますわね。
  1. 2014/01/21(火) 22:51:09 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

お久しぶりです。

今回の35mmf2.5というとそれほど多種ありませんし、ここには二線ボケ気味という面もあってちょっと意外(なレンズ作例)でした。

全体を拝見して、明るい面でも暗い面でもトーンをコントロールしやすそうなのは適度なコントラストのお蔭だと思いますが、なんといっても13枚目は暖簾のハイライトも効果的で絶妙なカットだと思います。

そしてやっぱり距離計連動の強みといえば、瞬間をとらえるタイミングです。

今更ながら、やっぱりモノクロを十分に生かせるフイルムライカに未練がでてきます。

  1. 2014/01/23(木) 20:38:39 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

Re:そうですよね>R-D1sの修理

出戻りフォトグラファー さん

再びのコメ深謝です。

そうですね・・・R-D1系列は寿命の短いデジタルでありながら、モノとしての造りそのものも、質感も、ヘタすると銀塩の兄弟機であるBessaや事によれば、Zeiss Ikon ZMと比べてもまだ良いくらいなので、愛着湧くのが人情というもので、しかも使っているうちに体の一部と化すような使用感を持つ稀有なカメラですから、動かなくなり、また修理が出来なくなった時の喪失感は考えるだけで恐ろしいですね。
  1. 2014/01/23(木) 22:39:26 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

treizieme ordre さん

有難うございます。
長い間、お見限りでしたね(笑)

そうですね、仕事ではたまにデジ一眼レフのAFレンズを使うこともありますが、それでも、撮る気合いのみならず、こういうスナップ現場ではレンジファインダの二重像合致式測距の方が素早いことがままあります。

因みに台湾の鹿港では半日、Zeiss Ikon ZMの絞り優先AEで撮りまくり、約二時間で36枚撮りフィルム3本とX-Pro1でも100枚弱撮りましたが、曇天下での撮影と割り切っていたら、シャター速度の上限が1/1000のM4をお供に撮っても良かったかも知れません。

今度、3月に何処かに撮影旅行行く時は、またKentmare100EX36とM型ボディ+Prominar50mmf1.4改M、或いは長年の愛機、Nikon SPにヲーレンザックのエンラージングヴェロスティグマット50mmf2.8改Sやら、W-Nikkor35mmf1.8でスナップしても楽しいかも知れません。
  1. 2014/01/23(木) 22:48:15 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/tb.php/360-9eee38bd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる