深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A forggoton ace of classic lens in F.G.W.G.~Summicron50mmf2~

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さて、今宵のご紹介は予告通り、長年、というか一番最初に買ったライカレンズにも関わらず、シネヘリゴンをはじめとする改造レンズを使いこなすまではネームバリューに怖気づいて、ずっと防湿庫の肥やしとなっていて、使い出してからも、他のレンズに先を越され、これまで一回も秘宝館コレクションとして紹介されることのなかった悲劇のエース、1979年登場の二代目、4群6枚プラナータイプのSummicron50mmf2Mのご紹介です。

まぁ、ぶっちゃけ、このレンズの諸元や由来なんざつらつら書いても手間掛かって、読者各位も退屈してしまうだけなので、早速実写結果いってみましょう。

場所は今を去ること2009年GWの那覇、カメラはご覧のM4Pサファリ、フィルムはIlfordのXP2、要はカラープロセスC41で手軽にモノクロを楽しめるヤツです、はい。例によって例の如く、全コマ絞り開放です。

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まず一枚目のカットですが、那覇と云ったら、やはり首里城ですが、その首里城の裏手に位置する、金城町の石畳道もかなり有名な観光地で、その絵葉書等で何万カットも撮られたであろう、有名な石敢富の横手から遥か下を行くカップルを見下ろしたものです。

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二枚目のカットですが、金城町の石畳道降り口よりちょい下にある、高台から那覇港方面を見渡せるオッサレー♪なカフェの全景図を撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、金城町の石畳道の中腹くらいの広場に面して建っていて、金城町の集会所になっている古民家の軒下から縁側方向を撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、石畳道中腹のガヂュマルの樹が有る広場でいたいけな童子達が、一足早い夏をエンヂョイせんと、天然石の椅子に腰掛け、クー♪とか云いながら、冷たい缶ヂュースなんか呷ってる姿を戴いたもの。

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五枚目のカットですが、首里城南側の裏道、崎山町の辺りの月極め駐車場とも、ただの私設公園ともつかないちょっとした広場のガヂュマルの樹に吊り下げられていた、250kg爆弾の不発弾を平和利用したと思しき鐘?の姿を撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、首里城エリアからゆいレールで那覇市内に戻り、牧志公設第二市場方面に向かって、国際通りを歩いていたら、如何にも那覇のロコ小姐みたいなお二方が前に現れたので、これ幸いにと一枚後ろから戴いたもの。

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七枚目のカットですが、牧志公設第二市場へ向かうむつみ橋通りだったか平和通りだったかの路上で、楽しそうに語らい合う若いパパさんとその友人が居たので、まずは撮らして貰い、さすがに黙って立ち去るのも何なので、会釈して、撮りましたよ、と知らしめてからその場を後にしたときのもの。

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八枚目のカットですが、牧志公設第二市場の入口付近で、果物屋さんの店番手伝ってんだか、つまみ食いするために鎮座ましましてんだかワケ判らん童子が居たので、買い物客のオモニの背後に紛れての一枚。

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九枚目のカットですが、牧志公設第二市場でおそらく一番有名で人気あり、実際何度も撮らせて貰ったことのある、魚屋のおばぁのお姿を斜め後ろから一枚戴いたもの。

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十枚目のカットですが、市場の中で観光客が品定めをする姿を、手薬煉引いて、気合入れて待ち侘びるヲヤヂさんの勇姿をモチーフとして撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、同じく公設市場の食肉売場で、観光ガイド片手の若い観光客カップルと楽しげに談笑する中年ブッチャー氏の朗らかな姿をモチーフとして撮ってみたもの。

Summicron50mm_012.jpg
十二枚目のカットですが、地元の若き有閑マダム予備軍みたいな小姐が、同じような年回りのお店の小姐と、完全に世間話モードに入って寛ぎ放題のところをモチーフとして一枚戴いたもの。

今回の感想ですが、まだこの頃はKentmare100のような上質なクラッシックの風合いを再現出来るモノクロが無かったので、まぁ銘玉もこんなもんですが、近いうちに海外ロケででも銀塩モノクロ撮影もやってみたいな、とも思いました。

さて、次回は工房作品から久々の話題作行こうかな、乞うご期待!!

テーマ:スナップ写真 - ジャンル:写真

  1. 2014/03/09(日) 22:24:24|
  2. 深川秘宝館
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6
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コメント

ぬあ。いいすなぁ。
  1. 2014/03/10(月) 01:24:55 |
  2. URL |
  3. JY #1Nt04ABk
  4. [ 編集]

来たっ!

珍しく純正ライカレンズによるスナップですね。
あたかもそこにカメラだけがあるかのような、撮影者の気配を消した写真には息を呑みます。

しかもホームグラウンドの一つ沖縄公設市場ともなれば、撮影位置から人の動きまで全て頭の中に入っていると言って良い状況ですね。

それでいて、四枚目にしても十枚目にしても奥の人物の目線で語ってしまうのがすばらしい。
それにXP2でもこういう色合いになるのですね。

フィルター噛ませるとかするとこうなるのでしょうか。
今度自分もMFカメラ+モノクロフィルムで試してみるかな?
  1. 2014/03/10(月) 22:01:36 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

JYさん

有難うございます。

スナップもたまにはイイもんでしょう。

偶然ってもの自体がスパイスになってるんでしょうな。
  1. 2014/03/16(日) 21:57:10 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

Re:来たっ!

出戻りフォトグラファー さん
有難うございます。

とかく神話とかブランドイメージだけが先行しがちなライカ製品ですが、やはりイイものは正直、イイです。

特に激戦区の50mm域ではツァイスを含めたノンライツのライカマウント製品があり、迷うところですが、こういう偶然を味わい尽くすスナップにはこの経済的な評価は低めですが、ド定番のズミクロンは決して期待を裏切らない道具だと思いますよ。
  1. 2014/03/16(日) 22:01:08 |
  2. URL |
  3. charley944 #SFo5/nok
  4. [ 編集]

ボケも含めたシャープ感は非常にイイです。

わたしは投げてしまった気がしますが、さすがに三度目は・・・。

XP2って、たしか露出ラチチュードが広かったという記憶がありましたは、まだまだモノクロには進歩があってほしかったものです。

ZMプラナー50mmじゃ、ここまでくっきりしないでしょうか。(まだまだモノクロ用にと、新型50㎜に未練があるようです・・・。)
  1. 2014/04/01(火) 20:14:21 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

treizieme ordre さん
有難うございます。
亀レス申し訳ありませんでした。
やっぱり、ズミクロンってのはカミソリレンズって印象ですよね。
まさに鋭い輪郭で画を作るカンジで、これに対し、プラナーをはじめ、ツアイス社のレンズは線描写ではなく、色の分離の良さで見せる、という印象です。
まだまだ電子湾ぢゃ安いのも出てますから、一本いかがですか!?
  1. 2014/04/07(月) 23:04:02 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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