深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A hearty carnival in a provincial town named Sawara 2014①

さて、今宵のご紹介は、今週末、土日泊りがけで撮影旅行に出かけた下総の国は佐原での夏の大祭2014から二週に亘ってお送りする前編となります。
機材は新規導入のX-E1、レンズは1~10枚目がGaussTachar32mmf2.3、11枚目以降は全てPORST50mmf1.2で全コマ絞り開放での絞り優先AE撮影です。
では、当日、夜までの行動に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、着いてすぐに昼飯を食べに佐原の名店「ロティスリー吉庭」さんへ寄って、散々食べてから寛いで、お祭りの主役たる山車をやっと探し当て、後ろから文字通り体張って山車を後推しする健気な若衆の上気した顔をモチーフに撮ったカットです。

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二枚目のカットですが、表通りから香取神社方面の山車が集結しているとの情報を得たので、山車を眺めながら通りを歩いていたら、たぶん最年少と思われる年端もいかないいたいけな極小姐が周りの大きな子供達に混じって、曳き綱を曳く姿が可愛らしかったので、一枚戴いたもの。

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三枚目のカットですが、色々な山車を眺めて歩いていたら、妙に細かいデテールが気になりだし、新カメラの表現力も見たいと思い、手っ取り早く目に付いた山車側面の繊細な彫刻を最短付近で撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、表通りから一本入った通りの曲がり角で、山車を「の之字廻し」なる人海作戦ドリフトみたいなワザを決めようとしていた時も極めて冷静沈着に「昭和枯れすすき」かなんかのお囃子を奏でていた下座連各位の様子がカッケェ♪と思い、自分の考えるベストアングルに回り込み一枚戴いたもの。

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五枚目のカットですが、休憩時間?のイザナミの命の山車の社中の小姐各位がいかにも楽しげに歓談などに打ち興じ、こちらに歩いてきたので、ご本尊である山車をバックに夏の青空も入れて一枚戴いたもの。

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六枚目のカットですが、そろそろお茶でもすっぺか?という雰囲気になり、同行者二名と伊能忠敬遺跡にある子孫が経営するという茶店に行こうとする途中、なかなかイケてる小姐が通り過ぎたので、小走りに追い縋り、首実検してみれば、一昨年も撮らせて戴いた、べっぴんさん二人組だったので雑談がてら、山車群をバックに交差点での撮影に応じて戴いたもの。

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七枚目のカットですが、伊能忠敬遺跡の茶店を出て、日没前にもう一スパートすっぺかとか語らいながら、小野川沿いを忠敬橋方面に歩き出したら、居ました、居ました、はしゃぎ回るいたいけな中国人小姐を連れた家族連れが・・・そこで中国語でヲヤヂさんに写真撮らせてよ、とか頼んだら、オモニとオッパーの方へしがみついちゃったので、ぢゃ、ママと一緒に撮りましょうねとか、通じたか通じないか判らんまま声掛けて撮った一枚。

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八枚目のカットですが、小野川を駅方面へ向かって下って行ったら、いつものランドマーク、「正上」の先の辺りで大きく、手書きの文字も立派な布製の幟も悠然と風にたなびいていたので、伝統的家屋群を背景に一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、これも小野川沿いの散策道の有名撮影スポットのうちの一箇所なのですが、佐原にしては珍しく広い間口に複数個所の木戸とその間を繋ぐスペースに今でも斬新な色使いのタイル張りの壁面が有り、また旧家にしては珍しく張り出の短い庇も特徴的なので、久々に軒下から一枚戴いたもの。

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十枚目のカットですが、同じく小野川沿いにある元造り酒屋の商店で、お祭り時期と云わず、日中から宵の口にかけて、いつも玄関のガラス引き戸を開けていて、店内の様子や中の窓越しに庭の様子ば眺められるようにしているお宅があるので、今回も声掛けて、夕陽を浴びる、造り酒屋時代の通い樽などをモチーフの一枚撮らせて戴いたもの。

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十一枚目のカットですが、一旦宿にチェックインしてシャワーなど浴び、装備を換えてから、夜祭フェイズに出撃する途上、宿に隣接する高度成長期以前の鉄階段アパートの窓にに地上波デジタルアンテナが整然と並び、夕陽をバックに虚空を指していたのが面白かったので一枚撮ってみたもの。

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十二枚目のカットですが、そのアパートの更に隣に平屋の貸家群があり、その庭に一輪優雅に咲いていた、大輪のひまわりの花に何故か心惹かれるものがあり、最短付近で一枚戴いたもの。

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十三枚目のカットですが、山車にかなりの接近戦が挑める、小野川沿い東側、いわゆる本河岸エリアを主戦場に選び、待ち構えたところ、やってきた山車上で照明に煌々と照らされた下座連の演じる姿を一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、前のカットと同じ山車が人力ドリフトこと必殺「の之字廻し」で方向を変えたら、バックの店舗の賑わいも入って、お祭りらしいシーンになったので、またしても一枚戴いたもの。

sawara14_015.jpg
十五枚目のカットですが、山車巡行が一段落し、月明かりに煌々と照らされた小野川伝いの道を表通り方面、忠敬橋
向かって歩いていたら、「正上」の建物群の間から月が煌々と照らし、建物がセミシルエット状態になっていたのが、あたかも東山魁偉の絵画のようで幻想的だったので、f1.2の威力を活かし、一枚撮ってみたもの。フィルターに反射して出来たもう一個の緑の月がご愛嬌です。

さて、来週の更新では日曜朝からの行動に沿っての実写結果をアップ致します、ここでも大口径単玉の魅力炸裂です、乞うご期待!!
  1. 2014/07/13(日) 22:59:38|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

フットワークの軽さが結果に反映されてますね。

charley944さん
お疲れでした。
日焼けはどうでしょう?
こちらは顔と腕がより黒く焼けましたよ(笑)

それはそれとして撮影データを見てみると、フットワークの軽さがそのまま結果の差につながっているなと痛感しました。
4~7枚目のカットにしても最初から頭の中に構図と結果を浮かべてそれに合致する様な撮影ポイントを瞬時に判断してポジションセットまでもっていっているんですよね。
これでX-E1だけでなく、もう一台のカメラでもピシッとピントの決まる写真を出してくるのですからすごいですわ。

Gauss-Tachar32/1.3の写り具合を見ると、自分もProtoSpeedPancro40/2.5を出せばよかったかなと思うところです。
夜景の切り札PORST55/1.2も良い色合いですね。こちらはFD55/1.2SSCで挑みましたが遠景ではいまいちな感じでした。
そう言えば12日の月はスーパームーンだったらしいですね。絞り開放だとこんな感じに映るのもまた良いですね。
  1. 2014/07/14(月) 21:37:51 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:フットワークの軽さが結果に反映されてますね。

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。
先週末はどうもおつかれさまでした。
本人は全く自覚症状が無かったのですが、念のため、今日、かかりつけの指圧に行ってみたら、「何ですかこの凝りようは!?」というくらい全身ガチガチで、このまま台北飛んでたら、腰が逝っちゃってたかも・・・という重篤だったようです(苦笑)
こうして、久々にモノクロ専用の伴走機とは云え、R-D1sとX-Pro1を同時に使用し、しかもその実写結果並べてみると、どうしてR-D1系列は正常進化しなかったのか・・・
これだけがいつも残念に思うところなのです。
  1. 2014/07/17(木) 00:17:17 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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  1. 2014/10/15(水) 09:52:01 |
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  3. #
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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