深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Holidays in a festival of Japan's one of the greatest provinces~石岡祭り2014①~

さて、今週のご紹介は予告通り、関東三大山車祭りと称される、常陸の国は石岡郷の「石岡祭り2014」の前編をお送り致します。

ここ石岡のお祭りはだいたい、関東での主要秋祭りの先駆け的な日にちで行われることが多く、今回は9/13から14の三日間通しで行われています。

今回で3回目の訪問になりますが、街の皆さん、とても純朴で人懐こく、声掛けて写真撮らせて戴くたびに、とても暖かい気持ちになりました。

機材は、カメラがX-Pro1と予備機から主戦力機に再昇格したR-D1s、レンズは80mmf4が一本、50mmf1.4が一本、40mmf2.8が一本、そして35mmがf1.4とf3.5の各一本という、お祭り撮影では少しイレギュラーな編成でしたが、まぁ、結果はご覧の通り、ということで。

撮影データは、一枚目、三枚目~五枚目までが35mmf3.5謎のマルチコートパンケーキでいずれもR-D1s、二枚目が世田谷産と云われるミランダ用50mmf1.4でX-Pro1、六枚目が長野県産35mmf1.4モノコートでR-D1s、七枚目~十二枚目、十四、十五枚目はApo-Componon40mmf2.8でいずれもR-D1s、十三枚目が長野県産35mmf1.4モノコートでX-Pro1となっています。

では、早速実写結果に基づき初日の行動を追って参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、地方のお祭り撮影行く時は習慣にしている、お祭りの主役である祭神の神社へのお参りに伺う途中、灯りの灯った樹脂製灯篭の並ぶ参道を歩いてやってくる、祭りの役員さんのお姿を一枚戴いたもの。

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二枚目のカットですが、お参りを終え、常陸総社の境内から、山車の稼動しているという市内メインストリートへ歩いて行く途中、早速のご利益だったのか、金棒曳きのいたいけな姉妹を連れたオモニ一行の姿が目に留まったので、早速ダッシュで出演交渉、オモニの鶴の一声でモデルさんになって戴いたもの。

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三枚目のカットですが、まだ交通規制の敷かれていないメインストリートを通り、駅前まで戻る途上、なかなか器量良しの小々姐が演舞を行うおかめのお面をめくり上げ、物憂げな表情で遠くを見ていたので、近づいて笑顔でカメラを向けたら、相当退屈だったのか、笑顔でモデルさんになってくれたもの。

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四枚目のカットですが、駅へ向かう途上、裏通りも通ったのですが、その途上に古い佇まいの経師屋さんが目に留まり、その金箔押しのガラスに映る祭り装束の小姐の姿も併せて捉えてみたもの。

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五枚目のカットですが、駅前広場へ向かう途上、山車と並ぶもう一方の主役、幌付き台車の獅子舞とすれ違ったので、その横からヒマそうに外を覗くいたいけな童子とその係累でしょうか、コワモテの爺さまの渋がった表情の対比が面白かったので一枚戴いたもの。

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六枚目のカットですが、メインストリートの駅近くで山車が一台停車し、台上でひょっとこの神楽を舞っていたので下まで近づき、大口径レンズの味みたいなものを試すために動きの速いひょっとこを追いながら、シャッターを切ってみたもの。

ISHIOKA14_007.jpg
七枚目のカットですが、メインストリートを総社方面へと移動する幌付き台車の獅子舞一行のうち、眠ってしまったいたいけな童子を肩に抱えた若いヲヤヂさんの姿がなかなか美しいと思ったので背後に近づき、すかさず一枚戴いたもの。

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八枚目のカットですが、駅前付近で高額なお食事を戴いた後、再び総社方向に移動する途中、メインストリート上で、いつもの飛扇会の綺麗どころが艶やかに演舞を行っていたので、出来るだけ近づき、山車を背景に一枚戴いたもの。

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九枚目のカットですが、夕方に近づき陽も傾いて来たメインストリート上でお揃いの祭り装束が決まった若いヲヤヂさんが、いたいけな童子を抱き上げ、自らの所属する町会の山車のスポンサーの名の記された提灯を読んで聞かせている姿がとても感動的に思えたので横から一枚戴いたもの。この後、声を掛けて、お子方と一緒のカットも撮らせて戴いたのですが、やはりこれには及ばず、こちらを採用と致しました。

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十枚目のカットですが、メインストリートにずらりと並んだ山車の一台の脇で梶棒に捉まって、暫しの休息を取るオッパー2名の後姿をモチーフにメインストリートの遠景を捉えてみたもの。

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十一枚目のカットですが、メインストリートに居並ぶ山車の中の間を歩きながら、シャッターチャンスを求めていたのですが、そこで、いたいけな幼い姉弟でしょうか、山車の世話役の大人に話し掛けていた姿が何か微笑ましく見えたので、斜め後ろにしゃがみ込んで、その様子を一枚戴いたもの。

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十二枚目のカットですが、駅から伸びるメインストリートに突き当たったところから南北に伸びる表通りの古めかしい商店の前でちょうど差し掛かった山車上で夕陽を浴びながらお囃子を奏でる下座連のオッパーの様子を一枚戴いたもの。

ISHIOKA14_013.jpg
十三枚目のカットですが、山車が集結する仮旅所へ移動する道すがら、幌付き台車の獅子舞一行と一緒になったのですが、なかなかシャレっ気の有るオッパーが獅子頭担当だったので、カメラを向けたらこの通り、とっておきのポーズと満面の笑顔のおもてなしです。

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十四枚目のカットですが、仮旅所近くの路上で、夕陽を浴びながら、いたいけな白装束の小姐達が山車の綱を挽いていたのですが、この派手な小姐も、カメラを向けたら、この通り、満面の笑顔でこちらを向いてくれたもの。

ISHIOKA14_015.jpg
十五枚目のカットですが、仮旅所へ曲がる交差点で次から次へとやって来る山車とその社中一行様を待ち構え、夕陽の当たり加減など見ながらシャター切っていたのですが、その中で、美形の小姐が夕陽に向かいながら、凛々しい斜め後姿を見せてくれたので、一枚戴いたもの。実はこの小姐、この後声掛けて、正面から一枚撮らせて貰いましたが、その艶やかなお姿はまた別の機会ということで。

さて次回はお祭り二日目、即ち、今日の11時過ぎから14時半までぶっ通しで撮った結果をもとにレポート致します。乞うご期待。
  1. 2014/09/14(日) 23:09:05|
  2. 旅写真
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コメント

こんなにも沢山のレンズ撮り分け、御疲れ様でした。

茶っぽさに渋みがありますが、35mmf3.5はかなり堅実な写りだと思いました。それは三枚目着物の柄が色分け良く鮮明さがあるからです。
これがテッサ―タイプだとしたら、即座にはニコンSマウントしか(国産としたら)思いあたりませんので、貴重なサンプル写真だと思います。の

アポ・コンポノンは一般的なシネ用レンズのような印象で、ボケが重く、f2.8という開放値もあって画面全体が重い感じがしました。コントラストが高そうなので、使い勝手はムズカシそうな感があります。

13のモノコートは妙に写りが良いですが、Mマウントの量産品ですか?謎です。

ミランダはちょっとハイキ―なのでなんともいえませんが、やっぱり暗い時に本領を発揮するでしょうから、そんな時間帯で再び拝見したいです。このテでは、ペトリの柔らかさが有利とも思えてしまいました。それだけミランダの方が(しっかり描写で)堅実なのかもしれませんが、クセのあるレンズは評価が難しいものです。
  1. 2014/09/17(水) 22:05:06 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

Re:こんなにも沢山のレンズ撮り分け、御疲れ様でした。

treizieme ordre さん

有難うございます。

まず35mmf3.5のコードネーム"フグ刺し"ですが、おそらく月明けには発表がありますし、希望する方には、距離計連動版もリーズナブルなお値段で入手出来るようになるはずです。

ついでアポコンポノンですが、個人的には15枚目の夕陽に映える"石岡の林葉直子"嬢の劇的な演出に代表される、コシの強いコントラストの描写が好みです。

で、35mmf1.4は勿論、Mマウントの現行品で長野県産ですが、みなさん、同じ値段ならマルチコート!ということで、今や絶滅危惧種扱いです(笑)

なお、ミランダはまた夕暮に作例撮って、秘宝館アイテムとして正規デヴュー致しますのでお楽しみに。
  1. 2014/09/17(水) 23:14:50 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

フグ刺しレンズと長野産レンズがすごい!

一日目から飛ばしてますね~。
色々重荷が外れたということでしょうか(笑)

件のフグ刺しレンズ、なかなかの写りで驚きました。
デジタルだとこう映るのですね。
発表が楽しみです。
それと長野産35㎜/1.4レンズモノコートの写りもすごいですね。一時期中の硝材が曇りやすいとか、営業がプアでどうにもならないとか、CP+で客に逆切れする営業に閉口したりとか、裏方メーカーが表に出たいならそれなりに応対スキルを向上させろよと思うものですが、レンズそのものは素晴らしい写りですね。しかもこれがまだ市販品で出ているという。
手軽に良い写りをレンジファインダーで楽しみたいなら長野産レンズは押えておいて損はないでしょうね。

しかし、ここで発表されたから市場がまた荒れそうですねえ(笑)
  1. 2014/09/23(火) 18:56:09 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:フグ刺しレンズと長野産レンズがすごい!

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。

そうですね、船橋の老師が改造した時点でも、物凄く評価の高かったフグ刺しですから、今回の結果もむべなるかな、という印象ですが、かたや、そのデザートの重量級の長野県産リンゴパイですが、こちらも、会社のイメージをふっ飛ばすが如き、凄まじい高性能ぶりです。

実は、深大寺でもフグ刺しをR-D1s、リンゴパイをX-E1に装着し、同じ構図で何枚か撮りましたが、まさにクセとコクのリンゴパイ、あっさりとした旨みのフグ刺しという印象で、同じところにロケの行くにしても使い分けたら面白いかな、と思いました。

それにしても、ZeissのOEMを本格的に行うようになって、確かに浅葱裏の光学会社は脱皮しましたね、次は28mmf2か50mmf1.1でも買おうかな。
  1. 2014/09/24(水) 23:33:20 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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