深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Holidays in a festival of Japan's one of the greatest provinces~石岡祭り2014②~

さて、今週も予告通り、石岡祭り2014からのレポート、会期二日目、9月14日朝からの行動に沿ってお送り致します。

機材は一枚目、三枚目~八枚目、十~十五枚目までがR-D1sと35mmf3.5の拙工房謹製謎のマルチコートレンズ、二枚目、九枚目が工房特製アダプタを介した世田谷区産の50mmf1.4絶版メーカーレンズでいずれも絞り優先AE撮影です。

では、早速、当日の足跡を実写結果を元に追って参りましょう。

ISHIOKA14_016r.jpg
まず一枚目のカットですが、土浦の宿からJR常磐線経由、石岡の駅に着き、そこから、また一日の無事を祈る目的で、常陸総社へお参りに行く途中、メインストリート沿いの商店で祭り装束のばっちし決まった幼い姉弟に出くわしたので、しめしめよ小走りに近づき、一枚撮らしてね、ウン♪ってことで撮らせて貰ったのですが、帰りの電車でプレビューしてみれば、残念なことに目を瞑ってた、というものです。

ISHIOKA14_017x.jpg
二枚目のカットですが、総社で心ばかりのお賽銭なぞ奉じ、さて、本格撮影前に厠でもお借りしましょうかね、ということで、社務所左手奥の厠へ行った帰り、お神輿を担ぐ、むくつけきヲヂサマ達が社務所脇の、建物下の駐車場へ降りる坂道に集結していたので、ちら見すれば、いかにもコワモテを画に描いたような偉丈夫が破顔して童子達とぢゃれていたので、もう堪らず声を掛けて撮らせて戴いたもの、ご協力深謝致しま~す。

ISHIOKA14_018r.jpg
三枚目のカットですが、総社から街に戻る途上、幌付き台車の獅子舞一行とちょうど出くわしたので、町会の綺麗どころと一緒に歩きながら撮らせて貰ったもの。

ISHIOKA14_019r.jpg
四枚目のカットですが、メインストリートへ抜ける裏道がやや詰まり加減だったので、獅子舞一行は小休止、楽しげに夢を語らい合ういたいけな小姐四人組がしきりにちら見してくるので、声掛けて楽しげな様子を一枚撮らして貰ったもの。

ISHIOKA14_020r.jpg
五枚目のカットですが、先の獅子舞一行がまだ動き出す気配が無かったので、世話役にお礼を述べてから別れ、総社から南北を走る大通りまで抜ける比較的大きな道路まで歩いて行ったら、ちょうど、商店の前で、獅子舞の演舞を行っていたので、近づいてみれば、二台のカメラを見た町会の人が気を利かし、前に通してくれたのでベストポジションで、その厳粛ながらもコミカルな獅子舞の様子を撮らせて貰ったもの。

ISHIOKA14_021r.jpg
六枚目のカットですが、気を利かせて佳きカットを撮らせてくれた町会の世話役の方にお礼と励ましの言葉を伝え、大通りに向かって歩いていたら、これまた面白いものに遭遇、そう、通りに面した路地でシャボン玉なんかやってる童子達がいたので、横で監督していた大人の方に声掛けて、ちょいポーズなんかも指示して貰って撮ったもの。

ISHIOKA14_022r.jpg
七枚目のカットですが、大通りに出て、昨年の撮影スポット、街中心部からやや北寄りの通りに面した土蔵の辺りで獲物を待ち構えていたら、来ました、来ました、かなりのスピードで山車が曳かれて来たので、交差する道から大通りの出る時、サスペンションも無い木製の車輪ぢゃ、上の搭乗員は相当な衝撃が有るので、その表情を撮ってやろうと、交差点下で待ち構え、ややタイミングはずれましたが、段差を無事乗り越え、ホットした表情を捉えられたもの。

ISHIOKA14_023r.jpg
八枚目のカットですが、去年以前は探訪しなかった、土蔵の建つ交差点から西方面に歩いてきたら、いかにもちゃきちゃきな雰囲気の祭り衣装の若いオモニがいたいけな童子達を率いて、鼻歌加減で山車曳いてる姿がとても痛快に見えたので、暫く一緒に進み、後ろから一枚戴いたもの。

ISHIOKA14_024x.jpg
九枚目のカットですが、写真を撮らせて貰った親子に「頑張ってね♪」とか声掛けて追い越し、また先に進んでみれば、通りのど真ん中に鎮座ましました山車の上で、真っ昼間から、ぶっつけやってる!そこで、真下まで歩み寄り、物凄く真剣な形相で笛を吹き相手を調伏せんと云う気魄に満ちた横笛の小姐のお姿を一枚戴いたもの。

ISHIOKA14_024r1.jpg
十枚目のカットですが、その通りの終点が神社になっていましたが、そこから右方向、南北を走る大通りと並行する生活道路みたいな地味めな道が続いており、そこで、山車の手前で一休み中の兄さん方が居たので、山車をバックにちょいと後姿撮らして貰いますよ、と声掛け、「ヲッサンでもイイの?」とか聞かれましたが、望むところです、とばかり一枚戴いたもの。

ISHIOKA14_026r.jpg
十一枚目のカットですが、朝から構図を考えていた、土蔵をバックにしたお祭り一行、山車と幌付き台車の獅子舞の二通り撮りましたが、こっちの方が、兄さん方の渋めの表情も構図もばっちり決まっているような雰囲気だったので採用したもの。

ISHIOKA14_027r.jpg
十二枚目のカットですが、満足行く土蔵をモチーフにしたお祭り写真が撮れたので、南北に走る大通り上で、帰りの時間まで、ひたすら面白そうなネタを鵜の目鷹の目捜して徘徊していたら、ちょうど、天下の往来のど真ん中、お揃いの祭り装束ではしゃぐ小姐三人衆が目に留まったので、早速出演交渉、難なくポーズを決めて撮らせて貰ったもの。

ISHIOKA14_028r.jpg
十三枚目のカットですが、また目を皿のようにし、耳をパラボラのようにして、全身全霊を注ぎ込み、お祭りのネタを求めて徘徊していたら、前方の商家店頭で、豪華にも山車のお囃子をバックに扇の舞を披露している小姐分隊が目に留まったので、またしても、浮かれる人の群れを縫ってダッシュし、人垣の合間からカメラを覗かせ一枚撮らせて貰ったもの。

ISHIOKA14_029r.jpg
十四枚目のカットですが、南北を走る大通りを南の端近くまで歩いてしまったので、そろそろ戻りながら帰る時間も考えなきゃねー♪とか一人ごちて、大通りを歩いていたら、かっけぇ外人さんとモデルさんみたいな美小姐のお二人連れが素晴らしく似合う浴衣姿で歩いてくるのとすれ違ったので、すぐさま我に返り、追い縋って、卒爾ながら!と声掛けて撮らせて貰ったもの。もしご覧になられていたら、メールでもお送りいただければ、快く撮影に応じて戴いたお礼に、このカットのリサイズ前のファイルをお送り致します。

ISHIOKA14_030r.jpg
十五枚目のカットですが、もう駅も見えてきたメインストリートに面したお店の店頭で、かっけぇヲヤヂさんと娘さんであるいたいけな極小姐が飲み物だかを購おうとしていたので、それが終るまでお待ち申し上げ、出演交渉、ちょい注文なんかつけさせて戴いてモデルさんになって貰ったもの。

今回の感想ですが、いやはや、いつまで経っても、石岡のホスピタリティは普遍です、観光客も地場の人もみんな一緒になってお祭りを盛り上げ、楽しもう、とい気概に溢れていて、いつも心を打たれます。

それに引き換え、高いカメラを持ってはいるがマナーのかけらさえ持ち合わせていない、美味しいものとみれば見境なく群がる小蠅みたいな年金ど素人カメラマンどもが大量に湧いて出て来ていて、相当不快な思いもしましたが、こういうクズどもが、お祭りでの演者と観客との信頼関係を破壊しないことをただただ祈るのみです。

さて、来週の更新は久々に工房の新作レンズご紹介致しましょう。乞うご期待。
  1. 2014/09/15(月) 20:12:08|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<A optic extremly thin but claimed to be "Toxic"~Tessar35mmf3.5T* mod.M~ | ホーム | Holidays in a festival of Japan's one of the greatest provinces~石岡祭り2014①~>>

コメント

フグ刺しの毒が回ってきそう(笑)

フグ刺しレンズの作例、眺めれば眺めるほどデジタルカメラとの組み合わせでこれだけクリアな写りになるかと驚きました。
レンズ加工は必要ですが、距離計連動にすることでこのレンズも焼却→再処理コースから免れ、レンズとしての寿命を延ばせてよかったのではないかと思います。

世田谷産のレンズも良い写りなんですが、フグ刺しと比べるとちょいとボケがうるさいかなあと言う気がします。
フグ刺しレンズと並べるならどんなレンズが良いかと考えるとこれまたなかなか難しいものですが、フグ刺しレンズの毒が私にも回ってきそうであります(笑)
  1. 2014/09/23(火) 18:46:32 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:フグ刺しの毒が回ってきそう(笑)

出戻りフォトグラファーさん

有難うございます。

一見頼りないほど薄いが、噛めば噛むほど味が出るという特徴も、当たれば痺れてしまうような毒があるところも、まさにその名の示すところ「テッサ」です(笑)

そして、このデジタルとの相性の良さには正直驚いてしまいました。

N1同士の比較なので、正確とは言い切れないかも知れませんが、同じヤシコンの高級レンズ搭載のT2のSonnar38mmf2.8と較べても、こちらの方が毒が効いていてクセになりそうな写りではないかと思います。

今週末のコンテンツは深大寺ロケでこのフグ刺しを思いっきり堪能して戴けると思います。
  1. 2014/09/24(水) 23:24:43 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/tb.php/396-7712373f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

charley944

Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる