深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A nostalgic trip to one of the greatest province in Japan~Kanuma festival '14~

さて今宵のご紹介は、今週末の土曜日、日帰り強行軍で撮って来た、鹿沼祭り2014からお送り致します。
どうでもイイ話しですが、今回は何故、日帰りだったかと云えば、宿が全く取れなかったこと、そして、会社の業務の超繁忙期に当たっていて、結局、日曜、本日祝日月曜もお昼前後から20時前後までみっちりこんと残業代稼がせて貰ったからです。
閑話休題、今回の機材はM8にこのところハマリ気味のClassic Nokton35mmf1.4S.C.で全コマ開放絞り優先AE撮影です。
では、当日の行動に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、同行のSKさんと合流する前に、カメラを下げてあちこち睥睨しながら歩いていたら、ガン飛ばしながら極小姐の手を引いて鼻歌交じりに歩いてきたヤンママとふと目があったので、コンチハ、決まってますね、一枚撮らせてね、合点だぁ!!てなノリで一枚戴いたもの。

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二枚目のカットですが、お祭り会場である街を南北に走るメインストリートのあちこちにお祭り主役の絢爛豪華な山車が停められ、地元の人々も、観光客も、カメ爺もカメ婆も仲良く撮っていたのですが、奇跡的に全然人だかりの無い真空地帯みたいな山車とその背景が目に留まったので、目にも鮮やかな龍の彫り物を1m付近で撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、会場本部に近づくにつれ、祭りの演者、観光客、カメ爺、カメ婆ともに人口密度は増していき、当然のことながら、モデルさんになってくれそうなノリの良い小姐達の存在確率も高まるので、ずいぶんと髪の毛の編み込みに手間が掛かったであろう、純朴な顔立ちの小姐二人組に、一枚撮らして! と頼んだら、ウィッス!とこんなポーズを決めてくれたもの。

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四枚目のカットですが、そろそろ、路上の山車がスタート地点であり、祭り期間中の無事と盛況への加護を祈るため集合する、今宮神社まで移動する準備を始めたので、山車の周りに集まり出した町会の演者各位の様子を山車もろとも一枚戴いたもの。

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五枚目のカットですが、こういった山車祭りにはつき物の金棒曳きの小姐ですが、今年も時代掛かったコスチュームと花魁道中ばりのド派手な化粧と緋色の巨大な日傘がとても印象的だったので、周囲のカメ爺、カメ婆と仲良く一緒に撮らせて貰ったうちの一枚。

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六枚目のカットですが、十二時近くになって、やっと順繰りに山車が今宮神社に向けて動き出したので、タイムスクープハンターのうどん県副知事よろしく、そのうちの一台に密着取材することに成功したので、金棒曳きの小姐の真後ろを歩かせて貰い、その躍動感ある姿を捉えたもの。

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七枚目のカットですが、大通りから東西を走る幹線道路へ曲がる交差点手前で、今宮神社の参道ネックで途中待機している山車が何台か有ったので、そこを巡りながら、ノリの良さそうな小姐・アガシは居ねぇだか!?とかカメラを下げた、なまはげばりに見て回り、またしても目が合った小姐三人組相手にに特殊交渉術を駆使し、モデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、大通りでの待機でも、ところどころの交差点で山車の下に油圧ヂャッキみたいな装置を差込んで、大人総出で山車を押して、回転させていたので、その真剣なお仕事ぶりを観光客目線で横から一枚戴いたもの。

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九枚目のカットですが、大通りの交差点を曲がってすぐ、本部テント前にまたいかにもノリの良さそうな田舎の姐ちゃん、兄ちゃん童子連が、キャァキャァ騒いで楽しそうだったので、ちょい写真撮らして貰うよ、とか声掛けたら、おふざけ中断し、こんなカンジで喜び勇んで仮面ライダーばりの即興ポーズでモデルさんになってくれたもの。

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十枚目のカットですが、東西を走る幹線道路経由、今宮神社の表参道に入り、ところどころで、山車や町内会の演者各位、そしてところどころに残る、明治、大正、昭和の古民家の様子なども撮りながら鳥居手前まで来て、ちょうど、写真撮るには格好のポーズで袢纏の後姿を見せてくれていた若衆が居たので、山車の彫り物、提灯共々、鳥居を背景に一枚戴いたもの。

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十一枚目のカットですが、参道を更に奥に進んでいくと、童子を抱えた若いヲヤヂさんが晴がましそうな表情で、童子をあやしながら山車の近傍を歩き回っている姿が目に留まったので、はい、一枚撮らしてね、と声掛けたら、いかにも嬉しそうに、腕の息子に、おぃ、写真撮ってくれるんだってさ、とか話しながらモデルさんになってくれたもの。

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十二枚目のカットですが、更に鳥居近くの山車でも、極小姐である娘さんをあやしながら、楽しく祭りに参加している風情の若いヲヤヂさんがいたので、声掛けたら、イエスというより先に極小姐が手を叩いてキャッキャと大喜び、ヲヤヂさんは少々狼狽しながらも、こんなカンジでイイですかねぇ、とか親娘水入らずでモデルさんになってくれたもの。

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十三枚目のカットですが、今宮神社の拝殿へ上がる階段前で町会ごとに山車や町会世話役各位がお祓いを受けていたのですが、他の社中面々は階段下で神妙な面持ちで儀式の成り行きを見守っていたので、その様子を斜め後ろから一枚戴いたもの。

Kanuma14_014.jpg
十四枚目のカットですが、お茶を挟んでまた神社へと戻って来たら、陽の沈むのも速い関東東のはずれの山里のこと、5時を回る頃にはだいぶ陽も傾き、山車のイルミネーションがその存在を主張し始める時刻になったので、屋根の上の粋でいなせな大工方の兄さんの雄姿ともどもその様子を一枚戴いたもの。

Kanuma14_015.jpg
十五枚目のカットですが、陽もとっぷりと沈み、境内も山車の灯りやお囃子で賑やかになってきた頃、初日での本番である夜祭のぶっつけの段取りも兼ね、各町会の世話役各位は大忙しで山車の周りを動き回っていたので、そのふと一息ついた瞬間を一枚戴いたもの。

Kanuma14_016.jpg
十六枚目のカットですが、18時台の快速電車に乗りたかったので、18時ちょい前に同行者のSKさんと別れ、駅に向かって歩いていく途中に昼間見かけた町会詰め所の提灯に灯が点り、そして背景の紅白幕を巡らした室内のほのぼのとした様子がえもいわれぬイイ雰囲気を醸し出していたので、通り掛けの駄賃とばかりに一枚戴いたもの。

今回の感想ですが、やはり、鹿沼は素晴らしいところだと思いました。

街の人々は他人を疑うことをよしとせず、あくまで親切で人懐こいですし、水の旨さからか、食い物も旨い、しかも関東の横手と云って良いほどの美人の産地とくれば、こうしたお祭りの時でもお邪魔しない理由が見当たりません。

石岡や佐原で頭を悩ませ、駆除を真剣に考えたカメ爺、カメ婆もここでは、かなりマナー良く、街のオーラがそうさせたのかな、とも思いました。

さて、次回は秘宝館から国産一眼レフ黎明期の銘玉の描写性能を本郷菊坂町での実写結果を元にレポート致します、乞うご期待!!
  1. 2014/10/13(月) 22:58:42|
  2. 街撮り写真
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  4. | コメント:6
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コメント

すばらしい。
  1. 2014/10/14(火) 17:57:47 |
  2. URL |
  3. 名無しの権兵衛 #-
  4. [ 編集]

遠出、ご苦労様です。
前回の深大寺とは違い、今回の開けた場所では、このくらいの広角レンズでもf1.4という大口径だけあって望遠レンズのように見えます。
初期ズミクロン35mmのコピーのようなレンズ構成の割には、f2でなく何故かf1.4と気張っていますが、この大口径化が背景ボケの強烈さなのでしょうか。
それにしても、開放滲みの微塵も無いという凄みが効いていると思いました。
  1. 2014/10/15(水) 20:16:40 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

名無しの権兵衛さん
感想有難うございます。
毎週更新してますのでよろしくです♪
  1. 2014/10/15(水) 23:05:59 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

treizieme ordre さん
有難うございます。
貴兄もご存知の通り、小生はピントの芯が有るか無いか判んないようなソフトフォーカスっぽいレンズは大嫌いで、ひたすらコントラストの高いシャープなレンズが好きです。

このレンズ、ズミクロン8枚玉の設計を新解釈し、あの落ちこぼれレンズ?ズミルックス35mmf1.4を改善したとなれば、或る意味、ライツが非球面に回答を求めたのとは別のアプローチが大成功した稀有な例といえます。

もちろん、非球面と謳った方が商業的には訴求性があって、高い値段を付けられますから、メーカーとしては魅力的ではありますが、小生がコシナを見直したのは、そういうギミックを使わず、古典的なアプローチで、ほうらこの通り、非球面に勝るとも劣らないフレアのないシャープでヌケの良い画を開放から叩き出す製品を送り出したということなのです。
  1. 2014/10/15(水) 23:17:44 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

祭りの迫力ありますね。

Charley944さん
お疲れです。
SC大活躍ですね。
今回はM8に装着ですか。
この日差しなら1/8000くらい行かないと絞り開放厳しいですよね。

鹿沼の祭りは佐原とはまた違った魅力がありますね。
用事さえ入らなければ行きたかったなあ。
M8だからかもしれませんが、R-D1sとは色の出方が違ってアッサリ気味に映ってますけど、昼景から夜景まで迫力ある祭りのシーンが続いて、自分も行った気になれました。

もしかすると道路が広めで客が押し合いへし合いしないところも雰囲気良いと感じた理由の一つかもしれませんね。

この週末は自分も何か撮ってこようっと。
  1. 2014/10/17(金) 22:52:14 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

出戻りフォトグラファー さん
有難うございます。
さすがご明察!! 同行のSKさんも「道路が広いためか、街の雰囲気が大らかで好印象」といった趣旨の感想を述べられておりました。

また、、小ぶりな山車も、地味な街ながら、石岡、佐原、栃木、川越と較べても、一番お金が掛かっているようにも感じられ、とても豪華で美しく感じました。

今回、同日程で佐原との選択を迫られましたが、やはり、佐原は夏に行っていたので、こちらを選んで正解だったと思います。

そしてM8での使用ですが、まさにかつてのレンズテスターの異名通り、シャープネス、発色、そして画面の均質性がAPS-Hならほぼフルサイズに準じてますから、この稀代のネオクラシックのハイコストパフォーマンスレンズの性能評価には相応しかったのではと思います。

今回、敢えて申し上げれば、ライカを世界のスーパーカー、例えば、フェラーリとかアストンに喩えれば、NOKTON35mmf1.4SCはまさに今のGT-Rのコンセプトそのものです。

値段こそ安いものの、実性能では一歩も引かず、ブランド力を実力で捻じ伏せる!そんな感想です。
  1. 2014/10/18(土) 11:09:40 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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