深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

從懷舊回憶鏡頭~Olimpus PenF Zuiko Auto-S 38mmf1.8~

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さて、今週のご紹介は、Olimpus PenFの標準レンズZuiko Auto-S38mmf1.8をアダプタ経由、筆頭愛機X-Pro1に繋げて先週末の横浜パシヒコで開催されていたCP+にて、いたいけなイベントコンパニオン嬢の小姐各位を撮影したものをお送り致します。

このレンズ、ハーフサイズの一眼レフ、オリムパスペンの標準レンズとして、1963年に発売され、135判換算で55mm相当の画角とf1.8という気持ち明るい開放値でかなり有用なレンズだったようです。

構成は5群6枚、第二群の凸と凹を分離して会田に空気界面を入れるという、ヴォイクトレンデルで云えば、プロミナント用等の50mmf2、ライツで云えば、ズミクロン初代と固定鏡胴の前群と同じ造り付けとなっています。

ところで、今まで、何故かオリムパス製品が登場することなかったこの工房のブログに突如として、ハーフサイズ一眼レフの標準レンズなどという、最もオリムパス濃度の高い製品が登場したのでしょうか?

それは、今を遡ること35年近く昔の出来事ですが、実家の近所に一人暮らししていた遠縁のおぢさんが、物心付かない頃からよく遊んでくれ、長じてからは勉強みてくれたり、或いは人としての心構えみたいなもの、教養有る人間の使わざるべき言葉遣いに至るまで、何から何まで範を示してくれたのですが、不出来な小生が地元の一流校に潜り込んだのを見て安心しきったのか、体調不良を訴え入院した先での検査結果は末期の胃ガン、入院中意識があるうちに交わした最後の言葉が「ヒロシ君に水飲ませて貰って嬉しいね・・・」。その数日後に意識混濁し帰らぬ人となってしまったのですが、その人のメカ好きが受け継がれたようで、小学校高学年の頃、その人の愛機の数々を羨ましがっていたら、「もっと上手くなったら使わせてやるよ」そんな話しもしていて、亡くなった頃には気が動転していて、すっかりこんと忘れていたのですが、今年に入り、その本家を取り壊す際の片づけをしていた、うちの老母が二台のカメラを納戸から発見し、その当主である従兄弟からの承諾のもと、"本来の継承者"である小生の下にやって来たということでした。

では、その実力をさっそく確認して参りましょう。撮影条件は全コマ開放による絞り優先AEです。

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まず一枚目のカットですが、山手地区での洋館街撮影後、レンズをこちらに交換し、CP+会場に乗り込んで、JCIIブースに表敬を終え、さぁ、これから時間一杯撮りまっしょぃということで、鵜の目、鷹の目、出戻りフォトグラファーさんと会場徘徊し、まず一番初めにミニ撮影会状態だったブースの前でカメコに混ざり一枚戴いたもの。

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二枚目のカットですが、次なる撮影場所は、さすがCP+、カメラ、レンズだけぢゃなくてIT機器の企業も複数出て来ていたようで、たぶん、外付けポータボーSSDみたいなストレージ系の会社ブース前で、如何にも今日は幕張、明日はパシヒコ、週が明けたらビックサイト、みたいな雰囲気を纏ったいかにもジャンル不問のプロの展示会場の華ですわよってカンジの小姐二名がカメコの撮影に応じていたので、砲列に混じって一枚戴いたもの。

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三枚目のカットですが、やっと知ってる企業の一つであるタムロンブースの前に来たら、清楚な小姐が店番していた割にはカメコ、カメ爺の類いも僅少で、やる気になったので、声を掛けて、短いレンズ持ちの特権である、息が掛かるくらいの至近距離でほぼマンツーマン撮影会のノリで一枚戴いたもの。

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四枚目のカットですが、新製品にも少なからず興味があったので、出戻りフォトグラファーさんと、台風の目のひとつとも云えるCanonさんのブースに乗り込み、ブース内では展示してあるカメラと内臓SD以外での撮影が禁じられていたので、一休さんの頓知ぢゃあるまいが、撮影条件的には最悪に近い、ブース外側商品展示のイルミ板前に佇む美形小姐に声掛けて一枚撮らせて貰ったもの。

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五枚目のカットですが、CanonとくればNikonということで、新製品情報、というか出ると云う噂だけ先行していた、135判ミラーレスの噂の検証なりしようと、出戻りフォトグラファーさんとNikonブースに向ったのですが、ここでも、やはり出展機材以外のブース内での撮影はご遠慮下さいってことで表でカタログ配布と呼び込みやってたいたいけな黄色と黒の清楚で美形の小姐に声掛けてモデルさんになって貰ったもの。

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六枚目のカットですが、またしても会場を徘徊していたら、中小のブースながら、大手にも負けず劣らずの人だかり、但し、カメコ、カメ爺の類いが大挙してたかっていたところが目に付いたので、隙間から覗いてみれば、何と金の鯱鋒の付裳神みたいな、小柄ながら肉感的な肢体とK-POPによくありがちな目鼻のパーツがLサイズの派手な小姐が銀色の小姐と一緒にポーヂングなんかして撮影タイム状態だったので、隙間から入り込み、それなりのポヂションを確保して数枚撮ったうちで、何とか前を向いたもの。

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七枚目のカットですが、確かエプソンのブースに行こうと移動していた途上、笑顔のカンジが良い小姐と眼が合ったので、立ち止まり、その三脚とか、カメラバッグを商うブース前でモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、先のカットを撮ったすぐ近くで、やはりバッグからスタヂオの照明セットみたいなものまで商う中小ブースで弦楽四重唱でも演奏しそうなコスチュームに身を包んだ健気な小姐がまばらなカメコ達の餌食、もとい、モデルさんになっていたので、眼が合ったときの笑顔の雰囲気も悪くなかったので、声掛けて一枚撮らせて貰ったもの。

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九枚目のカットですが、当日、というか、今年入ってから撮った小姐の中ではダントツ一位の美形ではないかと思えるほどの美しい小姐が台湾系の用品メーカーのブース前で、声を掛けてくれる人もなく、スタッフ達とお茶挽いていたので、眼を爛々と輝かせて近寄って行ったら、故ナンシー関みたいなブース係員の大姐が、「写真撮りたい? どぞどぞ♪」てなカンジでお膳立てしてくれたので必殺の一枚を戴いたもの。

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十枚目のカットですが、またしても著名メーカーである、"ペンタリコ"ことリコーのブース前でなかなかイケてる巻髪の小姐が色っぽい目線なんざ飛ばしながらカタログ配布しつつ、ブースへの勧誘を行っていたので、声掛けてモデルさんになって貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、出戻りフォトグラファーさんと次なる目的地である富士フィルムブース移動途上にサンデスクというSDカードメーカーのブースがあり、なかなか艶やかな小姐達がお店番をされていたので、カメラの砲列を向けるカメコ達に交わって一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、やっと目的地の富士フィルムのブースに着き、ここもブース内では、何と富士フィルム製であろうと、ライカ製であろうとペトリ製であろうと、「展示品以外の私物カメラでの撮影はご遠慮下さい」、なので、ここでもブース外、或いは境界付近を徘徊するいたいけな案内係の小姐にX-Pro1をあたかも水戸黄門の印籠宜しくこれ見よがしに見せて、怯んだ隙に一枚戴くという手法で撮った一人目。

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十三枚目のカットですが、同じく富士フィルムブースで行きがけの駄賃とばかり、ブースの周辺部でお客であるカメ女数名に説明を終え、安堵の表情でブース内部へ帰還しようとしていたところを目ざとく見つけ、ここでもX-Pro1のヘヴィーユーザーだす、とか云って背景紙の前まで連れ出し、強制モデルとしたもの。

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十四枚目のカットですが、最後の目的地、EPSONのブースを探して会場を徘徊していたら、何かアングラ臭のするブース前で、いかにも素人カメコ集団のシェア撮影会にバイトで出てまーす♪というオーラの漂う、健気と云うかそこはかとない頑張ってる感の滲み出た小姐がビラ配っていたので、声掛けて一枚撮らせて貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、今回のもう一台の愛機EPSON R-D1sの実家訪問ということで、EPSONのブースをやっと探り当て、カメラ完成品無きブースでプリンタやら、EVFアッセンブリなんか見て地味な気分になる前の景気づけとばかり、店先でひまわり娘みたいな笑顔をふりまくいたいけな小姐に声掛けて一枚戴いたもの。

今回の感想としては、実は前の晩、機材点検していたら、絞りのすぐ後ろの面がうっすらと曇っていたので、前、後群ともレンズブロックから外し、バラせるだけバラしてクリーニングしたのですが、だいぶ良い結果が得られたのでは、と個人的には思いました。もう一本も昨日、築地でテストしたら望外の描写結果を叩き出してくれましたし・・・

さて、次回は今年入って初の工房製品で度肝抜かせて戴きます、ご覚悟を、もとい乞うご期待!!
  1. 2015/02/22(日) 15:45:36|
  2. 深川秘宝館
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

色々回りましたねえ。

Charley944さんお疲れです。
私の使ったArri-Cine-Xenon40mmやW-Nikkor35/2.5と比べてもPenFのレンズは負けてませんね。
むしろ見た目に忠実な描写な様に見えます。

その分肌のきれいな女性はきれいに、そうでない方は・・・、ともなってしまい使いどころを選びそうだなという印象を持ちました。

9枚目のカットについては流石Charley944さんと唸りました。良い表情引き出してますね。
それと、どうぞどうぞと仰られた方は確かに故ナンシー関さんに似てましたね(笑)

自分も寄れるときにはもっと寄らないとなあ。

来週も楽しみにしてます。
  1. 2015/02/23(月) 07:55:29 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

レンズ自体は神経質っぽいムズカシそうな描写ですが、9枚目はかえって微細さが際立っている感もあります。モデル様様ですね。

12枚目の肌色もきれいです。医療につよいだけあって、生き物・ことに肌再現に優れるのでしょうか。

クセの、使いこなしに楽しみがありそうです。
  1. 2015/02/23(月) 20:24:21 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

Re:色々回りましたねえ。

出戻りフォトグラファーさん
おつかれさまです。
思うにこのレンズの性能やら個性みたいなものは、絶対焦点面で撮れるミラーレスあればこそなのでしょうね。
それにしても、顔立ちや背丈、国籍は違え、みんな笑顔がステキで可愛い小姐ばかりでしたね♪
また来年もみんなで行けるとイイですね。
  1. 2015/02/25(水) 23:42:00 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

treizieme ordre さん
有難うございます。
そうですね、このレンズコントラストも彩度もブーストしないですし、コーティングも薄い単層ですから、こういうカクテルライト下では結構難しく、だいぶAEロックなんか使って気を使って撮りました。
がしかし・・・医療機器に強いということは、基本的に肌の下を撮る胃カメラとか、顕微鏡の類いがメインだったはずなので、表っつらの発色にはあまり関係ないんぢゃないのかとも思いますが・・・(笑)
  1. 2015/02/25(水) 23:47:01 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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