深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Overwelming but hearty Samurai festival in Kofu'15①

さて、今宵のご紹介は今週末に、嬉し恥ずかしのお泊り旅行で出かけて来た、「甲府信玄公祭り2015」から二週に亘り二日間のレポートをお送りしたいと思います。

まず、初日、4/4(土)はちょいと寝坊して11時半の新宿発甲府行きのバスに乗ったのですが、途中、事故渋滞も有って、ついたのが14時過ぎ、まずは、いつもの「奥藤本店」さんで甲州名物とりもつ煮と手打ち蕎麦なぞを戴き、地元の皆さんと縁を取り持つよう願ってのランチののち、まさに喜劇駅前旅館そのものの宿にチェックインし、荷物を置いてから、夕刻までカメラ二台のみ持っての出撃でした。

この初日の装備が、X-Pro1にアダプタ経由でCanon N-FD85mmf1.2L、X-E1にOKC-8-35-1こと35mmf2です。

では、当日の行動に沿って、実写結果を見て参りましょう、機材は各カットで申し述べます。

Kofu15O_001-1.jpg
まず一枚目のカットですが、宿から、メイン会場たる甲府城址への近道は県庁敷地を通るルートなのですが、そこで、夕刻からの武者行列の「湖衣姫」ご一行さまのお付きのお女中衆役のいたいいけな小姐・アガシの類いが県庁建屋裏の駐車場にたむろしていたので、ちょいとご免なすって、とかスタッフに声掛けて、どーぞ、どーぞ、可愛く撮ってやって下さい、というお言葉に甘え、べちゃくちゃやってるそのまんまのお姿を一枚戴いたもの。
カメラはX-E1、レンズはOKC-8-35-1です。

Kofu15C_002-1.jpg
二枚目のカットですが、県庁敷地を抜け、道路を渡り、お城の廓に入るとすぐ、山梨学院への留学生といういたいけな南蛮からの小姐と、柔らか銀行のCMに出てきそうな黒人青年を連れた、妙に巻き舌英語をしゃべる国産アガシが眼に留まったので、ちょいからかって、韓国語で話し掛けたら、困った顔したので、英語で撮ってもイイ?と聞いて、破顔してOK、OKということなので、勢揃いして一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonN-FD85mmf1.2Lです。 

Kofu15O_003-1.jpg
三枚目のカットですが、廓を一回りして、いつもなかなかイイカットの撮れる露店通りへ抜けようと、お濠に掛かった橋を渡ってすぐの辺りに鉄板焼のフランクフルターなんざ酒のアテにして、豪快に黒生ビールなんか煽る南蛮からの妙齢の女史とそのご一行サマが居られたので、モノは試しにとドイツ語で一枚撮らして!と頼んだら、英語で、もうちょい発音勉強した方が宜しいな♪とかからかわれ、ぢゃ、一枚撮って貰おうか、ってことで一杯加減のお三方の雄姿を捉えたもの。
カメラはX-E1、レンズはOKC-8-35-1です。

Kofu15O_004-1.jpg
四枚目のカットですが、露店通りでは、もちろん、お祭りのスタッフも演者も食料調達するので、これもなかなか面白いカットが撮れるエリアになっているのですが、前を歩いていた風林火山よさこいもどき踊りの小姐二名が、鶏肉だかを豪快に鉄板で焼いているお店に立ち止まり、ランチでも購おうとしていたので、これ幸いに、ちょい距離を置いて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-E1、レンズはOKC-8-35-1です。

Kofu15C_005-1.jpg
五枚目のカットですが、城内のラウドスピーカーで催しの案内をしていたので、露店通りを端まで行った帰り、足を速めて、本丸南側の芝生広場にやって来てみれば、昨今のハーフタレントもかくやあらんばかりの美形のアガシが紅白の組み紐みたいなのを引っ張りながら、会場内をせわしく歩き回っていたので、人垣の間から、数枚、EVFのクロップ拡大に頼らずシャッター切った中のベストショット。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonN-FD85mmf1.2Lです。 

Kofu15O_006-1.jpg
六枚目のカットですが、広場を後にして、城郭の特徴有る建造物をバックに可憐に咲き誇る桜花を撮れそうなスポットを捜していたら、天守閣広場に繋がる櫓門の下の石段でちょうど、桜花を見上げたら、周辺の無辜の民草もろとも櫓門がバックに入ったので一枚撮ってみたもの。
カメラはX-E1、レンズはOKC-8-35-1です。

Kufu15C_007-1.jpg
七枚目のカットですが、夕刻に向けて、各屯所で怠り無く出陣準備を行う武者隊の様子でも撮ろうと思い、天守閣下北側の広場まで歩いて行ったら、武者行列のヲヂサマ各位と海外のお客さんが愉しそうに交歓の場を持っていたので、そこに混ぜて貰い、いかにも優しそうなをぢゐさんに抱かれた、文字通りいたいけな極小姐のつぶらな瞳にすっかりやられちゃったので、お願いしてほぼ最短距離から一枚撮らせて戴いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonN-FD85mmf1.2Lです。 

Kofu15O_008-1.jpg
八枚目のカットですが、撮影の合間、ちょいお茶でもしようかいなと駅方面に戻る途中、またしても、別の「湖衣姫」お女中様ご一行と遭遇してしまったので、こんどは一番、威勢良さげな小姐に話しつけて、モデルさんになって貰おうと思ったら、ヲレもヲレもと集まって来ちゃって、結局、集合写真になってしまった失敗作(笑)
カメラはX-E1、レンズはOKC-8-35-1です。

Kofu15C_009-1.jpg
九枚目のカットですが、お茶した後、もうひとふん張り撮ろうと思い、メイン会場の甲府城址に戻ったら、秋田小町もどきのコスチュームのいたいけな小姐が数名、暇そうにだべっていたので、声を掛け、お城の石垣と緑の植栽をバックに一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonN-FD85mmf1.2Lです。 

Kofu15C_010-1.jpg
十枚目のカットですが、日没からの本パレードに先駆け、各隊が隊列を組んで集合場所まで、沿道の観衆に愛想を振りまきながら歩いて移動して行ったのですが、いかにもl普段はOLやってます!ってカンジの小姐2名が愉しそうに語らい合いながら歩いて来たので、交差点前で小休止したのをイイことに、隊列の中へ飛び込み、ちょいと遠くから撮りますから、目線頂戴ね♪とか声掛けたら、すっかりその気になって、二人でポーズ決めてくれたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonN-FD85mmf1.2Lです。 

Kofu15C_011-1.jpg
十一枚目のカットですが、先の武者姿のOL二人組に有難う、頑張ってねぇ~とか声掛けて手を振りながら振り向いたら、夜の商売のアガシみたいなコスチューム(失礼!!)を纏った妙齢の小姐二名と目が合って、要は武者隊を撮った交差点の畔に建つビルが宝石商会館みたいなところで、この小姐二名はミス宝石ということでPR活動をしている、ということだったので、趣旨に賛同し、一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonN-FD85mmf1.2Lです。 

Kofu15C_012-1.jpg
十二枚目のカットですが、武者行列の集合場所はだいたい判っているので、その移動途上で背景の開けたところで狙おうと、山形交通デパートや県庁の東側の幹線道路沿いに陣取り、城の石垣を背景に隊列組んで徒歩で移動するパレード一行を捉えたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonN-FD85mmf1.2Lです。 

Kofu15C_013-1.jpg
十三枚目のカットですが、概ね目ぼしい隊列が通り過ぎたので、今度は騎馬隊のリハ会場まで移動して、その様子でも撮ろうかいな、とか歩き始めたら、すぐ近くで、ヒゲづらの白人の偉丈夫が、日本古来の鎧兜を身に装けておられ、それがまた妙に似合っている・・・そこで出演交渉して、ドアップで一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonN-FD85mmf1.2Lです。 

Kofu15C_014-1.jpg
十四枚目のカットですが、白人侍と少々話しをしてたら、またお城の門の方を散発的に武者姿の演者が歩いて通っているのが眼に留まったので、ちょいと失礼、とその場を離脱し、ダッシュでベストインターセプトポイントを目指し、そこで撮った一枚。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonN-FD85mmf1.2Lです。 

Kofu15C_015-1.jpg
十五枚目のカットですが、乗馬クラブから調教師もろとも出っ張って来た、心優しいお馬さん達を、この日ばかりは勇壮な武者の駆る駿馬に見立てなければなりませんから、まずは演者による習熟と、乗り手とお馬さんの馴れというものが必要とのことなので、県庁中庭にて、何度も何度もインストラクターから指導を受けながら周回している様子を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonN-FD85mmf1.2Lです。 

Kofu15C_016-1.jpg
十六枚目のカットですが、いったん宿にすっ込み、一休みしてから、日没とともに篝火が焚かれ、盛大な武者行列が駅前大通りを行進し始めたので、県庁建屋が真ん前に見えるベストポジションからパレードを狙って何枚か撮っていたら、丁度、目の前を秋田小町部隊が通り過ぎていったので、EVFのクロップ拡大モードでが間に合わないので、画面等倍でのピントで撮ったうちの数枚で奇跡的に中の人の表情まで撮れていたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonN-FD85mmf1.2Lです。 

さて、来週はお祭り二日目、子供武者行列の出発準備を中心に撮ったカットをご紹介したいと思います、乞うご期待!!
  1. 2015/04/05(日) 22:20:08|
  2. 旅写真
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  4. | コメント:4
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コメント

まさかのN-FD85/1.2Lとは。

charley944さん
お疲れです。
こちらがペトリを使っていたら、カウンターでキヤノンFDレンズに行くとは。

色彩はN-FDの方が鮮やかですが、OKC-8-35-1も負けてませんね。
今回は昨年の信玄公祭りで当たりをつけたであろうポジションで撮影されたのか、迫力がありますね。
85㎜で撮影したポートレートはこのまま写真展にも出せそうな感じで。
35㎜OKCの方はどちらかというとドキュメントレポート系の色合いに見えます。

それにしても16枚目の写真は全紙でも見てみたいなあ。
  1. 2015/04/06(月) 21:16:40 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:まさかのN-FD85/1.2Lとは。

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。
いやはや、出発直前まで装備には悩んでいたのですが、例の顔本の「開放お達者クラブ」だかで、一人なかなかの遣い手が居て、そのLittle小岩井みたいなHNの人間が、CanonN-FD85mmf1.2Lを上手く使いこなしていたので、拙工房ブログの同レンズの記事の評判があまり宜しくなかったこともあり、最新ではないにせよ、APS-C最強との呼び名も高いX-Pro1とタッグを組んで再挑戦してみたら、望外の結果を得られたということです。
個人的には、このX-Pro1まだまだイケる戦闘力持ってると思いますよ。
  1. 2015/04/06(月) 22:50:35 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

こんばんは。
出張、ご苦労様です。

女性ですら勇ましいという映像が沢山で、さすがに孫子を引用比較し語られるようなお国だと思いました。

レンズもキャノンFD時代の『宝刀の一つ』と云っても良い、凄みのあるLレンズですね。

いつもながら、一度は所有したヤシコン85mmf1.2を思い出してしまいます。わたしはこのシャープさとコントラストの高さが、プロがレフ板やケント紙でデフューズするようなセッティンぐを必要とするようで、苦手です。

今回は、天気が丁度デフューズするようで、上手くいっていると思います。
狙いとして、このレンズの高性能さを抑えるような最後の幻想的なカットが面白いと思いました。

okc8-35-1 も時々持ち出しますが、最近はやはりこの高性能さを持て余し気味です。

でも、これが気持ちとシンクロする機会があると思うと、やはり手放せない貴重なレンズだと思います。わたしがLレンズが欲しくなるのは、多分そんな時なのでしょう・・・。


最近は、ロシアのRAFという販売店から『M42ヘリコイド用アダプター』が出ていて、絞り設定部分がアダプタ―本体に接近しすぎて絞りの作動が辛いものの、レンズブロックだけで接続できる便利さがあるので、8-35-1も身近になったということを報告させていただきます。
  1. 2015/04/12(日) 22:34:44 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

treizieme ordre さん
有難うございます。
確かにCanonの赤鉢巻(この言い方も小生は平成8年に使い始めたら今や共通語になってしまいましたが・・・)の性能の凄さといったら、もうオーバースペックと云っても良いくらいで、正直、F1Nですら満足に使いこなせなかったくらいです。
でも、超APS-C級のX-Pro1のお陰で、だいたいは意図したカットが撮れたので、今回の秋田小町カットのような年に数回も撮れないようなものが撮れたのではないかと思います。
また、OKC8-35-1ですが、うーん、M42ですか、やっぱり、距離計連動かミラーレスで使いたいものです。
  1. 2015/04/13(月) 22:35:39 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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