深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Shonan Tour 2015 Spring

さて、今宵のご紹介は、またしても予定変更、謎の高性能改造レンズに代え、昨日の湘南ツアー2015春から、レンズの描写テストも兼ね、当日の行程の沿ってお送り致します。
まず昨日の行程はSunday_Photographerさんの必殺企画で、片瀬江ノ島駅をスタートに、江ノ島島内を極上ランチも含めほほ一周するイメージで撮って周り、しかるのち、江ノ電で長谷に移動し、そこで大仏寺、長谷寺を巡り、途中、OK村さんの旧友の方の古民家ストューディオを拝見したりして、仕上げは御成通、小町通を撮りながら鎌倉駅まで移動し、マンネリがちないつもの撮影行とはひと味もふた味も違うツアーとなったのでした。

では、さっそく、当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。

撮影機材は、当日は比較のためもX系列を二台持ち出しましたが、具体的には、個々のカットに記します。

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まず一枚目のカットですが、片瀬江ノ島駅から江ノ島に移動するためには必ず通る「洲鼻通り」の地下歩道ヂャンクションから島への歩道橋である「江ノ島弁天橋」へ上る坂でいつも撮っている、逆光状態での通行人各位のお姿。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

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二枚目のカットは島に上陸してすぐの江ノスパ前の怪獣のオブヂェの写真をスマホンで撮ろうとしたら、横から飛び込んで来て、今どき珍しく腕伸ばして自撮りを試みようとしていた、地方出身の純朴で気立ても良さそうないたいけな小姐2名が居たので、見るに見かねて、声掛けて撮ってあげて、その代わりに、ということでモデルさんになって貰ったもの。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

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三枚目のカットですが、辺津宮への表参道をそのまま上り、お札授所のところを右手に折れれば、本日のお食事処まではすぐなのですが、そこはそれ、撮影ツアーなので、幹事役のSunday_Photographerさんが気を利かせて、岩本楼手前、「ゑじま食堂」前の路地を抜け、元岩本楼のプライベートビーチに抜けたのですが、そこで見かけた、救命浮輪とパドルが幾星霜を経てイイ案配にやれた木の壁に掛かっている様を撮ってみたもの。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

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四枚目のカットですが、同じ構図を伴送機である、X-E1+Distagon35mmf2.8MMJで撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、途中撮りながら移動し、無事、同行メンバーのOK村さんとも合流し、「稚児ヶ淵」真上に位置する、隠れた老舗「魚見亭」での質素ながら満足度高いお食事を戴いてから、「あの鐘を鳴らすのはあなた」こと「龍恋鐘」等を巡り、島の北部に位置する漁村らしい佇まいが残ったエリアを散策した際に、裏通りで咲き誇っていた紫の花を至近距離で撮ってみたもの。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

Dista_001-1.jpg
六枚目のカットは同じ構図で搬送機のX-E1+Distagon35mmf2.8MMJで撮ってみたもの。

R-Sum_005-1.jpg
七枚目のカットですが、その漁師町エリアである裏通りの魚屋さん店頭で、イタリアとかギリシャの漁民みたいにずいぶんと派手な真っ赤上っ張りを着て、見事な手さばきで魚を捌くご老人が居たので、撮らせてもらいますね♪と声掛けて撮ってみたもの。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

Dista_002-1.jpg
八枚目のカットは同じ構図で搬送機のX-E1+Distagon35mmf2.8MMJで撮ってみたもの。

R-Sum_006-1.jpg
九枚目のカットは、江ノ島での撮影を終え、一同、江ノ電経由、長谷に移動し、まずは大仏、何が無くとも大仏♪ということで、気もそぞろに大仏寺へ向かい、そこで発見した、金髪碧眼のいたいけな極小姐を撮らせて貰おうと思い、ご本尊様の大仏もそっちのけでチャンスを窺っていたところ、手水場でお清め後、意外とガチムチマッチョなジム・キャリー風のヲヤヂさんに肩車して貰って歩き出したので、さっそく追尾し声掛け、モデルさんになって貰ったもの。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

R-Sum_007-1.jpg
十枚目のカットは、大仏裏手に位置する雪隠などを拝借してすっきりした帰り、ふと木立の方に目をやると、それはそれは端正なお地蔵様がまた目にも鮮やかな涎掛けを掛けられているのが目に留まり、木陰で背景の緑、赤の涎掛け、そして幾星霜を経た自然石削り出しの地蔵様・・・こんなにレンズテストしてくれ、と云わんばかりのシチュエーションは滅多にないですから、ご好意に甘え、さっそく一枚戴いたもの。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

Dista_003-1.jpg
十一枚目のカットは同じ構図で搬送機のX-E1+Distagon35mmf2.8MMJで撮ってみたもの。

R-Sum_008-1.jpg
十二枚目のカットですが、さて次の撮影場所に移動しましょうかねと、大仏寺を後にしようとした刹那、門付近で入って来たばかりの異国人さん一行の中でひときわ目を惹くいたいけな金髪碧眼の美少姐と目が合ったので、親御さんと思しき傍らのヲヤヂさんに交渉したところ、撮ってくれるんけ、そりゃ有り難い、ホレ、お前、こっちゃさ来い、ホレ笑え!!てなカンジで健気な少女に因果を含め、こんなカンジで撮らせて貰ったもの。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

R-Sum_009-1.jpg
十三枚目のカットですが、長谷観音寺での撮影も終え、陽も傾きだして来たので、そろそろ鎌倉駅方面へ移動しませう、ということになって、江ノ電と並行する広い道を鎌倉駅方面に歩いていたら、結構な数の素敵な店頭デスプレィが目に留まったので、或る鎌倉彫のお店の店頭で一枚戴いたもの。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

R-Sum_010-1.jpg
十四枚目のカットですが、鎌倉駅に移動する途中、OK村の旧友という「スタジオイシワタリ」さんに寄らせて戴いた際、当主の方との連絡待ちの間に玄関周りの風景を撮らせて戴いたもの。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

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十五枚目のカットですが、鎌倉駅西口に着いてから、小町通まで移動する途上、前々から気になっていた「Kamakura Inn」の前を通り掛かったら、ちょうど、駐車場の入口付近に優美な貴族趣味が売り物のマセラッティが停っていて、夕陽をに照らされたホテルの建物とのコントラストが絵画的だったので、一枚戴いたもの。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

R-Sum_012-1.jpg
十六枚目のカットは当日、最後の目的地、小町通裏通りの通称ミルクホール路地のランドマーク、数年前に建て替えられてから、すっかり立派になってしまったミルクホールの昔ながらの雰囲気を残す、テラス席の佇まいを撮ってみたもの。
機材はX-Pro1+R-Summicron35mmf2 3Camでの絞り優先開放AE撮影

今回の感想ですが、う~ん、意外や意外、値段的には恵まれないヤシコンのDistagon35mmf2.8MMJのファンタスティックな描写が、いまや市場価格が高騰しきっているとも云えるR-Summicron35mmf2 3Camの胸を借りてよりはっきりしたのかな、ということです。
まぁ、所詮は好みの問題ですが、見た目に忠実な発色、つまり記録色のR-Summicronに対し、彩度を上げてより魅惑的に脚色するDistagon・・・特に南国で使ったら、夢見るような作品を釣瓶打ち出来そうな気がしました。翻って、今回、本来の主役であったR-Summicronはもうちょい使い方、使うシーンを研究する必要がありそうです。

さて、来週はおそらく、地方のお祭りでの華やかな綺麗どころ総揃えとなる見通しです、乞うご期待!!・・・え、改造レンズは?って??
再来週ですかね(笑)
  1. 2015/05/24(日) 19:31:42|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

比較すると発見が多いですね。

charley944さんお疲れです。
X-Pro1とX-E1の設定は同じにしている分、レンズの素性と言うか設計思想の差が撮影結果に出ている様に思いました。
charley944さんも書かれてますが、記録色のR-Summicronに対して記憶色のDistagonという、同じ35㎜でもアプローチの違いでこうも色目や雰囲気が変わるのかと楽しい企画を堪能しました。

特にお地蔵様の写真では、赤い前掛けが色飽和状態になるギリギリのところにあるDistgagonに対して、落ち着いた布の質感を出すR-Summicronが良い様に見えました。後は好みの問題かなあと思うのですが、X-Pro1の彩度設定をガリガリに上げてこのR-Summicronを使ったらどう映るのか興味は残りますね。

うーん、折角自分もX-Pro1にFD35/2.0SSCをつけていったのだからもうちょっとcharley944さんと同じ写真を撮っておけばブログを跨いだレンズ比較テストが出来て面白くなったかもしれませんね。

また次回こういうのをやらせて頂ければと思うのでよろしくお願いします。
  1. 2015/05/24(日) 23:32:11 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:比較すると発見が多いですね。

出戻りフォトグラファー さん
有難うございます。
確かに比較すると、それなりに得られるものは大きいのですが、小生の場合、元マタギの孫ということもあり、写真撮影の脳内ソフトウェアは射撃統制装置の平和利用みたいなもんであって、ターゲットを見つけると、一撃必殺でとにかく仕留めることしかコマンドが働かなくなりますから、結局、ここぞ!というカットはR-Summicroonでしか撮っていないということなのですよ(笑)
ダメですね、もうカメラ持って街撮りモードに入っちゃうと、他のことに気が回らなくなってしまうので、冷静に撮り比べ、などという出戻りフォトグラファーさんみたいな気の利いたマネはとても出来そうにありません(笑)
それにしてもT*の写りは蟲惑的でイヤになってしまいそうですね・・・う~ん、もういっちょう35mmf2逝ってみっかぁ!?(笑)
  1. 2015/05/27(水) 00:20:33 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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