深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

潮来花嫁さんは♪~ツアー2015

さて、今宵のご紹介はこの土日に嬉し恥ずかしの独りお泊り旅行で出かけた、毎年恒例化しつつある潮来あやめ祭りへお邪魔してきた時のものとなります。
実は、お泊りは昨年が初めてでまだ要領を得なかったのですが、今年は駅の目の前の超便利な宿も運良く予約出来、アクティビティが格段に向上し、二日間で潮来、佐原エリアをかなり上手く回って、美味しいところを撮ってきたつもりです。
では、さっそく、両日の行動に沿って、実写結果を見て参りましょう。
機材はコマ単位で説明致します。

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まず一枚目のカットですが、土曜日の30日に東京駅を11時20分についたバスはそれほどの渋滞もなく、13時過ぎには潮来駅前の停留所に到着し、まず宿に荷物を預けて、喜劇駅前食堂で極上のまぐろ漬丼を戴いてから、二挺拳銃ならぬ二挺ミラーレスで会場に乗り込み、あやめのもののけと称する「あやめちゃん」なるゆるキャラと、PRに余念の無い健気な介添え小姐と出会ったが最後と一枚撮らせて貰ったもの。
機材はX-E1にFukagawa. EX-AnastigmatIII試作機50mmf1.9での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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二枚目は会場の目立つところにまとまって立っていて、一緒に記念撮影したり、モデルさんを雇うお金も、人脈もない哀れな中年カメラマン相手に好き勝手に写真を撮らせてくれるという、この上ないおもてなしを担当する「あやめ娘」の小姐達が目に付いたので、さっそくお願いして、あやめ畑の前でモデルさんになって貰ったもの。
機材はX-E1にFukagawa. EX-AnastigmatIII試作機50mmf1.9での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットは会場到着後、まもなく定刻の14時となり、お楽しみの「潮来嫁入り船」の巡行が始まり、亀の甲より年の功、しかも観光協会、青年商工会議所のあやめ祭り担当諸氏には顔が売れているので、難なく向こう正面のベストポジションをキープ、そこで200mm相当の望遠を使い、気品に溢れながらも喜びオーラ全開の健気な花嫁さんをドアップで戴いたもの。
機材はX-Pro1にKonica AR Hexanon135mmf3.5での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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四枚目のカットですが、14時半過ぎに花嫁船巡行は、舟に乗った花嫁と、北利根川の堤防上のイベント広場で無事予定通り落ち合い、はいおめでとうございました♪と終わり、また園内で被写体を探していたところ、いたいけな小姐があやめ畑をそぞろ歩きしているではないですか・・・そして小生の手には血に植えた200mm相当の望遠レンズ、さっそく、立っていた位置から、何も知らぬお花畑の健気な小姐のお姿を一枚戴いたもの。
機材はX-Pro1にKonica AR Hexanon135mmf3.5での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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五枚目のカットですが、この格安望遠の凄まじい斬れ味がすっかり気に入り、次なる獲物を探そうと思いましたが、いやはや、あやめ祭りに来て、まだ性根据えてあやめ撮ってねぇんぢゃね?ってことで、このカミソリ並みにシャープな望遠の最短域であやめの花を撮ってみたもの。
機材はX-Pro1にKonica AR Hexanon135mmf3.5での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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六枚目のカットですが、東京を出る前に前もって調べておいたとおり、あやめ祭りのイベントの間隙は、佐原での街撮りに費やすこととして、15時23分発佐原行きの電車で佐原に入って、お祭りでない平常時の魅力を探ろうと、街撮りモードで獲物を探していたら、深川の近所でも見かける、赤紫のメタリックな感じの花が路傍に群生していて、女子高生の小姐が我関せずとばかり平然と歩いてくるので、頃合を見計らってシャッター切ったもの。
機材はX-Pro1にW-Nikkor35mmf2.5mod.by F.G.W.G.での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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七枚目のカットですが、佐原と云えば、古い町並み、小野川の舟遊び、そして與倉屋大土蔵が名物ですから、まずは大土蔵を撮ろうと、小野川の畔の道を歩いていたら、忠敬橋のすぐ先の船着場で、モーター駆動の遊覧船に乗り込む観光客各位の姿が目に留まったので、忠敬の実家をバックにその観光船着場の様子を広角で撮ってみたもの。
機材はX-Pro1にW-Nikkor35mmf2.5mod.by F.G.W.G.での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Itako2015_008-1.jpg
八枚目のカットですが、定時に水を垂れ流す、通称「ザーヂャー橋」の袂でイタリア人のご夫人が人待ち顔で佇んでいたので、斜め後ろから洋館をバックに一枚撮ろうと構えたら、雰囲気を察知し、すかさずこちらを向いて、微笑してくれたもの。
機材はX-Pro1にW-Nikkor35mmf2.5mod.by F.G.W.G.での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Itako2015_009-1.jpg
九枚目のカットですが、云わずと知れた佐原観光屈指のランドマーク、與倉屋の大土蔵の外観写真で、数枚撮ったなかから、南側の外壁を撮ったのを選び出したもの。
機材はX-Pro1にW-Nikkor35mmf2.5mod.by F.G.W.G.での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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十枚目のカットですが、目的地の一つであった、與倉屋の大土蔵の中まで見せて貰う事が出来て、かなりの上機嫌で、小野川伝いの道をまた元来た方向に辿って行ったら、先ほど乗船風景撮った、観光船着場で、舟を送り出した老船頭の男女がまたーりと暫しの休憩に歓談している牧歌的な様子が目に留まったので川の上の道から一枚戴いたもの。
機材はX-E1にFukagawa. EX-AnastigmatIII試作機50mmf1.9での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Itako2015_011-1.jpg
十一枚目のカットですが、17時過ぎの電車に乗って再び潮来に戻り、19時過ぎの本番の備え、駅前の宿で暫し休憩してから暗くなりかけた会場に趣き、宵の嫁入り船の前にプロローグ的な画を撮ろうと歩いていたら、青年商工会議所の若人が、出航前の舟でも撮りますか?と気を遣って声を掛けてくれたので、お言葉に甘え、船着場内側に停泊中の嫁入り船の主装備を至近距離で撮らせて貰ったもの。
機材はX-E1にKonica AR Hexanon40mmf1.8での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、嫁入り船を至近距離で検分しつつ、装備品を撮っていたら、ハイちょっと失礼しますね、とかの安藤美姫をもうちょいワイルドにしたカンジの娘船頭さんが傍らを通り過ぎたので、すかさず振り返りざまに一撃浴びせたもの。
機材はX-Pro1にPorst AX50mmf1.2での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Itako2015_013-1.jpg
十三枚目のカットですが、定刻の19時半になり、嫁入り船の出航時刻となったので、いつもと違い、反対側の岸からカメラを構えて待ち構えていたため、喚声に送られて岸を離れた嫁入り舟を少々距離はありましたが、周りに押し合いへし合いもなく、かなり好きに気侭に撮ったうちの一枚。
機材はX-Pro1にPorst AX50mmf1.2での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Itako2015_014-1.jpg
十四枚目のカットは翌朝、前の晩の大地震もものかわ、千葉のはずれから早朝の電車で合流して下さったSKさんと会場を回りながら、11時の嫁入り船前に撮れるだけ撮っておきませう、ということで、櫓船乗り場前でのこやかに並んで立つ、いたいけなあやめ娘の小姐に声を掛けてモデルさんになって貰ったもの。
機材はX-E1にW-Nikkor35mmf2.5mod.by F.G.W.G.での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Itako2015_015-1.jpg
十五枚目のカットですが、園内には、まだ花の美しさに開眼しないいたいけな童子や、童心に帰りたい大人各位のためのザリガニ釣り堀が設けてあり、サキイカ付きの細い竹竿で釣り放題、去年のようにキャッチアンドリリースというルールも見当たらなかったのですが、好奇心旺盛な小童子がミニバケツに入っていた、釣り上げられたザリガニをバケツを揺すって、後ずさりする様を見て喜んでいたのですが、自分も真似して後ずさりしたら、堀に落っこちて、アイゴーx2と号泣して周りの大人を盛り上げさせたのですが、その落ちる直前の愛くるしいお姿を一枚戴いたもの。
機材はX-Pro1にW-Nikkor35mmf2.5mod.by F.G.W.G.での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Itako2015_016-1.jpg
十六枚目のカットですが、定刻の11時になって、嫁入り舟のためのあやめ畑内の巡行が始まったので、すっかり馴れていたので、今回も機材の焦点距離とボケの程度に合わせて取ったベストポジションで以て、200mm相当の望遠で、あやめ畑の中をまさに文字通り、しずしずと歩む、健気な花嫁さんのお姿をロングショットで戴いたうちの一枚。
機材はX-Pro1にKonica AR Hexanon135mmf3.5での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Itako2015_017-1.jpg
十七枚目のカットですが、花嫁さんご一行が船着場に吸い込まれる直前、持ち場を離れ、ロングショットで舟の全景を撮れる橋の上に移動し、またしても200mm相当のアドバンティッジを活かし、舟がやって来るのを待ち構え、数枚、連写を浴びせたうちの一枚。
機材はX-Pro1にKonica AR Hexanon135mmf3.5での絞り開放、絞り優先AE撮影です。

今回の感想ですが、いやはや、あやめ祭りみたいに嫁入り船とあやめ娘各位の撮影くらいしか撮るものないかな・・・と思って、毎年出て来ましたが、いやはや、今回も、ブレ、ピンボケ、そして、手や頭が入り込んだ、箸にも棒にも掛からないカットを落としても820枚も撮っていた・・・いやはや富士フィルム製ミラーレス恐るべし。

さて、次週は延び延びになっていた、謎の高性能レンズのご紹介を行います、乞うご期待!!
  1. 2015/05/31(日) 23:39:52|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ARに外しなし。

charley944さん
御疲れです。

深川試作三号機の写真を見てなるほどなあと思ったのですが、AR135/3.5の写真を見たら驚きました。
こうもくっきりはっきり映るとは。
流石フィルムメーカーのレンズは一味違うということでしょうか。
3,5,16,17枚目の写真で分かる通り、距離が稼げない時にはこういうところでは望遠レンズにした方が良い写真撮れそうですね。
換算200㎜ちょいという焦点距離もこのイベントには良かったのではないでしょうか。

さりげなくAR40/1.8の撮影結果も出してますし、この日はガラスレンズ担いで肩と首が痛くなったのではないですかね、そこが心配ですね。

今回は潮来だけでなく佐原も歩いてこられたとは。
秋の佐原祭りの下見も出来たわけですね。
7~9枚目が雰囲気出ていて佐原の祭りのない時の状況もわかりました。

あとは13枚目の夜景写真ですが、これ対岸の船着き場のある歩道みたいなところからの撮影ですか?
昨年行った際には、確か反対側の川岸から撮影される方も結構居られたので、あの辺からなら問題なく撮れそうだなと思ったものです。

今回の様な祭りですと昼は35㎜と135㎜の開放2.8~3.5くらいのレンズ、夜は55㎜とか90㎜位の1.2級とか2.0級の明るいレンズがベターなのでしょうねえ。

撮影枚数820枚とはcharley944さんにしてはかなりの枚数ですね。それだけ潮来まつりが楽しかったということで。
今回出さなかった伏せ札に何が映っているか、こちらも楽しみですね。
  1. 2015/06/01(月) 19:56:01 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #nOJiXcNY
  4. [ 編集]

Re:ARに外しなし。

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。
ホント、今回は脇役のつもりで限定的に嫁入り舟のロングショット撮るためだけに持って行ったAR-Hexanon135mmf3.5、たったの4群4枚の変則テレテッサー型なのにテレズミクロン並みにシャープで力強く説得力有る描写とは正直驚いてしまいました。
そうそう、翌日も潮来の撮影を15時過ぎに切り上げ、またしても佐原に寄ってSKさんと、歩きながら路地裏などを撮ったのですが、その結果も何処かで出さねば・・・(笑)
  1. 2015/06/01(月) 23:20:32 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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