深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Return to the finest hot springs area where even our hearts could be cured~Kusatsu hot springs area vol.2~

さて、今宵のご紹介は、気まぐれな工房主のこと、前回予告から大幅に変り、木曜時点で、ふいに企画した草津温泉再訪からのレポートと致します。
前回は往復電車+バスで行ったのですが、今回はギリギリにも関わらず、往復バスとペンションで約10,000円で収まり、しかも、今回泊った宿は、前回のところとは全く違う泉質の源泉から引いていて、貸切温泉が24時間入り放題、とい大名行列並みに豪華な待遇だったのです。
土曜日の10時かっきりに新宿というか代々木駅至近の新宿バスターミナルを出て、途中、伊香保温泉を経由し、草津温泉についたのは、2時半過ぎでした。
そこから湯畑周りで何カットか撮ったあと、とにかくチェックインして荷物を置き、本格的に撮りたかったので、地図を頼りにペンション村と呼ばれる地区の宿に辿り着き、荷物を置いて、また湯畑エリアに、ご主人から伺ったショートカットを通って出撃したのです。
では、そこから先は実写結果を元に行程を辿って参りましょう。
機材は、カメラが通しでX-Pro1、レンズが1~9枚目までがR-Vario-Elmar28-70mmf3.5-4.5、10~16枚目がPorst50mmf1.2で、全カット開放による絞り優先AE撮影となります。

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まず一枚目のカットですが、着いて早々に宿にチェックインし、荷物だけ置いて、ズーム付けたX-Pro1一本勝負で出撃したのは先に記したとおりですが、宿へ行く途中、漫然と歩いていたワケではなく、撮影モードに入ったら、こことここはこう撮って、とイメージトレーニングしながら歩いていたので、湯畑への途中、豪奢な造りの建物群が特徴的な湯畑北東の「大坂屋」さんの軒下から、これまた古風な佇まいの向いの旅館も入れて一枚撮ってみたもの。

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二枚目のカットですが、湯畑へはほんの1~2分歩けば着くので、まずは、自撮り小姐、アガシが頻発する湯畑滝壺前広場へ向い、居ました、居ました世界各国からの自撮り姫達が・・・ってとこで、その様子をバックに湯畑からの滝壺も入れて一枚撮ってみたもの。

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三枚目のカットですが、その自撮り姫達の中で、やだぁ、顔がヘンに歪んじゃうよぉとか、袖の皺々も写り込んでだっさあぃよねぇ・・・とか自分達の置かれた現状に対し、ご不満の小姐二名が居られたので、拙者がシャッター押して上げましょうか♪と言葉巧みに近寄り、背景とか、ポージングなんかそれらしく指示して数カット撮って上げたら、かなり喜んでくれたので、ではモデルさんお願いね☆と一枚撮らして貰ったもの。

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四枚目のカットですが、湯畑のシンボル的アイコンである、文政年間に建てられたという伊勢太々講の灯篭をモチーフとして湯畑周りの土産物店などの佇まいを撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、同じく湯畑の様子ですが、こちらは、南側のお湯が毎分何㌧も湧き出して来て、ここから十数本の樋に分湯する、云わば湯畑の心臓部越しに、何故かドイツのロマンチック街道沿いにありそうな場違いな建物の土産物や二軒の佇まいを撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、またしても湯畑からですが、湯畑心臓部である湧出池から引いている木製の樋に、湯の花と云われる硫黄を中心とした温泉の析出固形成分が沈殿したものが溜まっている有様をモチーフに観光客で賑わう「ホテル一井」さん前の様子を背景に一枚撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、まだまだ行きます湯畑特集ってことで、湯畑周りを散策している観光客の中で、いたいけな極小姐連れのヲヤヂさんが、すっかり疲れて腕の中で眠ってしまった我が娘をいとおしげに抱えて、一足先に足湯でサバーィ♪サバーィと極楽を決め込む奥方のもとへ歩いて行くさまを一枚戴いたもの。

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八枚目のカットですが、お茶の時間である15時もとうに過ぎ、17時にはいったん宿へ戻り、一休みしてから、夕暮の湯畑周りに出撃する目論みだったので、まずはひと息着くため、湯畑そばのカンジ良い、女性従業員だけのカフェへ入り、ケーキセットを頼み、お茶が出てくるまでの間に寸暇を惜しみ撮った、カウンターの向日葵の花。

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九枚目のカットですが、お茶した後は、西の河原経由、宿に戻ろうと思い、西の河原方面へ歩いていけば、有りました、有りました、前回同様、現役引退し、払い下げられたのでしょうか、赤、青、黄色、ではなく赤、水色、褐色に塗られた三本の郵便ポストが・・・ということで、前回も撮るには撮りましたが、あまりピンと来ないでボツとしましたが、今回は構図を工夫して一枚撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、一旦宿に戻り、風呂などへ入り、一休みしてから、晩飯も兼ねて湯畑方面へ出撃する途中、午後に前を通った「大坂屋」さんの近くの木造風の旅館の玄関周りが暖かげな照明に照らされて何ともイイ風情を醸し出していたので、大口径の威力を発揮させるべく幸先良い一枚を狙って撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、湯畑横にある足湯では老若男女そして国境も分け隔てなく様々な人々が部分的裸の付き合い、もとい、裸足の付き合いを楽しんでいますが、湯気に浮んだ、いたいけな若いカポーのお揃いの浴衣に丹前を着込んだ仲睦まじい後ろ姿が何故か心惹かれるものがあったので一枚戴いたもの。

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十二枚目のカットですが、同じく湯畑脇の足湯場で目を転じてみれば、外人さんとやまとなでしこの浴衣姿カポーが足湯槽から既に足を洗い、枠木台に腰掛けて、何やら仲睦まじく語らい合っているようです・・・これも羨ましさ半分で一枚戴いたもの。

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十三枚目のカットですが、あまりぐずぐずしているとお目当てのうどん屋さんが仕舞ってしまい、前回同様、高い割には満足度がイマイチどころか、宇都宮か鹿沼くらいのお店に入らねばならなくなってしまうので、晩飯を早々に済ませ、再び目の前の湯畑に繰り出したら、居ました、居ました、えもいわれぬ佳き雰囲気を醸し出す、如何にも大人のカポー☆というお二人さんが・・・さっそく湯煙越しにそのご様子を一枚戴いたもの。

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十四枚目のカットですが、湯畑周りで夜景を撮っていたら、御座の湯の辺りに人だかりが出来ているのが目に留まり、何じゃらホィと近づいてみれば、湯煙ミニコンサートということで、浴衣姿の仲居さんみたいな年輩女性が司会を務め、中年から初老のヲヂサマ各位が磨き上げられた金管楽器を構えていたので様子を見ていたら、聞き覚えある草津節をジャズ風にアレンジして演奏を始めたので、至近距離に移動し、一枚撮らせて貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、湯f畑から西の河原方面への近道沿いに建ち並ぶ旅館街には、中華風の提灯が吊るされてましたが、その灯りが仄かに映る濡れた路面を温泉街らしからぬスポーティなカッコで颯爽と相合傘で腕組んで歩き去って行く中年カポーの後ろ姿が目に留まったので、そのアンマッチさが面白く一枚戴いたもの。

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十六枚目のカットですが、さて、拙者も宿へ戻って温泉入っぺか?とすっかりぐんまちゃんモードになった頃、湯畑滝壺横の超人気焼鳥・焼とん屋さんの前で年齢・性別バラバラのグループが集い、愉しげに語らい合っていたので、その中で目を惹いたビニール傘越しに黒髪の美しい妙齢の小姐の後ろ姿を撮ってみたもの。

今回の感想ですが、いやはや、草津は何回言っても面白い!! どっかの校歌ぢゃないが、集まり散じて人は変れど・・・ということで、毎回、色々なシーンに巡り合え、注意深く散策していれば、それこそ天候や四季の移ろいまでもがシャッターチャンスを与えてくれる・・・また安いパック見つけたら、違う機材と共に訪問したいものです。

さて、次回こそ、珍作レンズのとんでも試写結果行ってみましょう、乞うご期待!!
  1. 2015/08/30(日) 23:03:12|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

まさに湯煙旅情

charley944さん
お疲れです。
良いですねえ、温泉。
私も行きたいですわー。
金と暇がないので、貯金してますけど。

今回も昼間はズーム、夜は1.2級の組み合わせですね。
今回はPORSTですか。
FDの色合いも好きですけど、PORSTの色合いも良いですね。雨と湯けむりが多い時間であればPORSTの方が合っているのかもしれませんね。

それにしても9枚目の三色ポストの立体感が半端ないです。こういうの見ると欲しくなっていけませんね(笑)
  1. 2015/08/31(月) 22:06:44 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #nOJiXcNY
  4. [ 編集]

Re:まさに湯煙旅情

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。
今回は木曜日に決めた土曜日出発の旅だったのですが、キャンセル分を上手く落武者狩りやって、1万円ポツキリで往復バスとペンションをゲッチュしたのですわ♪
で、今回の機材選択ですが、前回みたいに行く前からベストメンバーを決めていたのではなく、あ、取れちゃった、何持って行くんべぇか?と金曜晩に帰って来てから考え、そうだ天気も悪くなりそうだし、標準域ズームとハイスピードの組み合わせとして、重いのはカンベンとなったことから、FD55mmf1.2SSCに次ぐAR-Hexanon57mmf1.2はギブアップして、コンパクトで性能が高い、Porst50mmf1.2が早々当選、次いで、このレンズに見合うパートナーとして、二番目に良く写るV.Elmar28-70mmf3.5-4.5が選ばれたってことです。

確かにこのPORST50mmf1.2はバージョンアップ前に鹿沼へ持ち出し、それなりの性能を発揮しましたが、最後のバージョンアップ後の山梨でのN-FD85mmf1.2Lの凄まじい夜景描写からしても、このレンズの持てる性能をより引き出したのではないかと思います。

因みにこの28-70mmf3.5-4.5のV.Elmarはシグマ製ということが知れ渡ってしまっているので、マニアにそっぽ向かれ値段はボロボロ、3万円台後半でそこそこの個体買えますからね(悪の囁き♪)
  1. 2015/08/31(月) 23:17:06 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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