深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

美麗島旅情'15秋~Impression of Folmosa Trip '15 ②

さて、今宵のご紹介は9月のシルバーウィークに久々に訪問した美麗島(古ポルトガル語名:Folmosa)の旅、現地三日目を後編としてお送り致します。
当日は前回の時間設定面でのミスを考慮し、帰りの高鉄の時間を予約せず、また、撮影スポットに乏しい高雄駅周辺への立ち寄りは斬り捨て、10時台北発の高鉄で一気に左営まで移動し、そこから市営地下鉄で旗津島への渡船場が有る、地下鉄の終点駅、西仔湾に移動し、フェリーに乗って、5分ほどの旅で目の前に旗津島へ渡ったのでした。
その時思ったというか、フラッシュバックしたのが、その前週に訪問していた尾道のことで、そこでも目の前の向島へは5分程度の船旅で渡る渡船があったということでした。
そして、島では渡船場から海岸へ続く、商店街を通り、海岸で何組かに声かけ、皆さん、日本から来たというと、快く撮影に応じてくれたのがとても心地良かったです。
ただ、とても残念だったのは渡船場の近くにあった、旧日本人入植者のものと思しき廃墟となった住宅群が区画もろとも消失し、小ぎれいな華風のモダンな店舗や住宅に置き換えられていたことでした。
結局、まともなランチすら摂らず、島には16時近くまで滞在し、しかるのち、30分近く行列したフェリーに乗って、西仔湾側に戻り、地下鉄でまたもと来た道を辿り、左営駅から高鉄に乗って台北駅に戻り、余勢を駆って、今売り出し中の観光スポット、「鐃河観光夜市」(ラオフーナイトマーケット)に繰り出し、串焼きの一本も買うことなく、心を鬼にして撮影に励んだということです。
では、早速、当日の行程に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、西仔湾の渡船場から乗客、二輪車満載のフェリーが対岸の旗津渡船場に着くと、皆いっせいに上陸していくのですが、前回同様、見晴らしの良い2階デッキに陣取っていたので、渡船場周りの景色が着岸前から手に取るように見え、何となく牧歌的なこじんまりした漁港の佇まいに惹かれるものがあったので、降り際に一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはSummicron50mmf2Mリジッドによる開放、絞り優先AE撮影です。

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二枚目のカットですが、渡船場からの商店街を抜け、海岸近くまでやって来てウッドデッキの遊歩道を歩いていたら、良く似た顔つきの兄妹が自転車でやって来たので、抜き討ちざまにほぼ目測で一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはSummicron50mmf2Mリジッドによる開放、絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットですが、海岸までやって来て砂浜を徘徊しながら、モデルさんになってくれそうな人達を探していたら、季節はずれというのに、下に水着を着込んだ、現地の小姐ご一行二名様がきゃぁきゃぁはしゃぎながら、膝上くらいまで水の中に入ったり出たりしながら、お互いにアイポンで撮りっこなんかしていたので、声掛けて、シャッター押して上げる代わりに何ショットか撮らしてもらったうちの一枚。
カメラはX-Pro1、レンズはSummicron50mmf2Mリジッドによる開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_021-1.jpg
四枚目のカットですが、海岸の砂浜を歩いていると、海水浴シーズンはひと月近く前に終っているというのに、かなりの数の人達が水遊び、砂遊びをしていて、二人組み小姐のすぐ横で家族総出で砂遊びをしていたので、華南訛りの中国語で挨拶しながら、写真撮っても良かろうか?と聞いたら、ずるいことに若い両親とその爺さまと思しき大人はさっと視界から消え、横から、どうぞどうぞとか、どっかで覚えた日本語で勧めるため、ぢゃ遠慮なく、と童子達だけの砂遊び風景を一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはSummicron50mmf2Mリジッドによる開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_022-1.jpg
五枚目のカットですが、また暫く砂浜を徘徊し、遊歩道方面のお店に人だかりしていたので、そちらへ向おうとしていたら、若い元イケメン風のヲヤヂさんがいたいけな極小姐である娘さんをしっかと抱き抱えて歩いてくる姿とすれ違ったので、卒爾ながら、と声掛けて親娘モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはSummicron50mmf2Mリジッドによる開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_023-1.jpg
六枚目のカットですが、海岸近くの遊歩道脇で四川風のキムチ料理みたいな小吃(スナック)を商うお店に結構な人だかりが見られたので、その様子を撮ろうと近寄ったら、浅黒い肌と風になびく長い黒髪が美しい現地の小々姐がちょうど注文しているところだったので、これ幸いに一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはSummicron50mmf2Mリジッドによる開放、絞り優先AE撮影です。
Taipei15Sep_024-1.jpg
七枚目のカットですが、屋台でのいたいけな美小姐の横顔カットに気を良くして、もう少々、浜辺で頑張ってみようという気になって、商店街へ戻って、観光地価格のシーフード料理を食することをギブアップし、まさに「神と出会えば神を撮り、仏と出会えば仏を撮り、鬼と出会えば鬼を撮る」の気魄で砂浜を徘徊していたら、現地の女子高生ご一行様が砂遊びしてたので、撮らして貰うよ~んと声掛けて全貌を撮らしてもらったもの。尤も恥ずかしいのか意図的に下向いちゃってますが・・・
カメラはM8、レンズはUltron28mmf2による開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_025-1.jpg
八枚目のカットですが、砂浜を歩き続けていたら、爺様と孫娘である極小姐が、流木でしょうか、木の板を使って、砂浜に文字だか、抽象画を描きながら遊んでいたので、またしても声を掛けて、撮らしてもらうことにしたのですが、シャッター切る直前に、その爺さん、見た目とは裏腹な敏捷さでさっと身を引き、結局はいたいけな極小姐独り砂遊びのような写真になってしまったもの。
カメラはM8、レンズはUltron28mmf2による開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_026-1.jpg
九枚目のカットですが、そろそろ要塞跡、灯台といった観光名所界隈でも撮りたいので、後ろ髪曳かれる思いで砂浜を後にしようとしたら、日本人とバレたのか、いたいけな姉妹が遊ぶ手を止め、近づいてくる工房主をじっと見つめていたので、ははぁ~ん、これは撮って欲しいのだな、と勝手に見当つけて声掛けてみたら、嬉しそうに「好是!」とか可愛い声を揃えてOKしてくれたので、有り難く一枚撮らせて戴いたもの。
カメラはM8、レンズはUltron28mmf2による開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_027-1.jpg
十枚目のカットですが、要塞跡の在る丘陵部へ登る道へ向うため、いったん、渡船場に続く商店街を歩いていたら、いかにも東南アジアのビーチリゾート!といういでたちで前を歩く現地小姐2名が居たので後ろからそっとつけて、商店街の全貌が開けた辺りまで来たところでほぼ目測で一枚戴いたもの。
カメラはM8、レンズはUltron28mmf2による開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_028-1.jpg
十一枚目のカットですが、商店街を渡船場方向に向って左手に入った脇道を進んでいくと、要塞跡と灯台へ登る坂道の入り口に突き当たるのですが、その道すがら、なかなか風情ある時間の流れが刻まれた建物やオブジェが目に付くので、まずは目に付いたモルタル造り家屋壁面に置かれたエメラルドグリーンの褪せかけた椅子とアヤシゲな手作り人形の類いが縫いつけられた網戸の様子を撮ってみたもの。
カメラはM8、レンズはUltron28mmf2による開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_029-1.jpg
十二枚目のカットですが、同じく要塞跡/灯台への登山口に続く裏道にある、カラフルな色に塗り分けられながら、残酷な歳月と苛酷な潮風、そして仮借ない陽光の洗礼を受け、えもいわれぬ風格を纏った民家の壁面が何とも印象的だったので一枚戴いたもの。
カメラはM8、レンズはUltron28mmf2による開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_030-1.jpg
十三枚目のカットですが、同じ裏道沿いには、人が擦れ違って通れるか通れないかぐらいの狭い路地が多数在り、その中で、日本人なら絶対にこんな色に塗らないよなぁ・・・と思わず関心してしまうような配色の自転車が壁面に無造作に立て掛けられていたので、狭い路地の様子を象徴的に表現すべく一枚撮ってみたもの。
カメラはM8、レンズはUltron28mmf2による開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_031-1.jpg
十四枚目のカットですが、要塞跡を抜け、その奥に続く灯台への道も走破し、港への道を下ったつもりが何故か工事中で、島の西端の観光ウッドデッキ方面へ出てしまい、南側ビーチへ戻る観光隧道のちょうど正反対に在り、海へ伸びた突堤の根元でいたいけな現地小姐達がきゃぁきゃぁはしゃぎながらスマホンで写真の撮りっこなどしていたので、またしても声掛けてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはSummicron50mmf2Mリジッドによる開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_032-1.jpg
十五枚目のカットですが、無事、高雄旗津島での撮影を終え、また高鉄で台北駅に戻り、そこから在来線の列車に乗り換え、一つ目の駅で、「鐃河観光夜市」(ラオフーナイトマーケット)最寄り駅である松山駅まで出掛け、目的の夜市を探し、降りてから辺りをきょろきょろとしながら歩いていたら、ちょうど、画期的なオブジェの遥か彼方に台北タワー101が高くそびえ、現地のいたいけな小姐が南国っぽい装束で自転車に跨ったままスマホンでおしゃべりに打ち興じていたので、その様子を一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonL50mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_033-1.jpg
十六枚目のカットですが、くだんの夜市入ってすぐのところで、日本でも相当な美形で通用しそうなくっきりした顔立ちで、今や日本国内では絶滅危惧種?の緑の黒髪が魅力的な小姐がスマホンケースのデコレーションの夜店で働いていて、その様子がとても素晴らしく見えたので、大陸からの冷やかし観光客に混じって、美しい横顔を一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonL50mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_034-1.jpg
十七枚目のカットですが、日本のお祭りでもたまに見かける、ゲーム+賞品系の屋台で、いたいけな童子達が、ゲーム開始前に店主から支給されたと思しき飴ちゃんなど舐めながら、やる気&好奇心満々でゲームのルール、そして賞品の説明に聞き入っている横顔がとても眩しくみえたので、取り巻く親御さんに声掛けて輪の中に割り込ませて貰い戴いた一枚。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonL50mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei15Sep_035-1.jpg
十八枚目のカットですが、もう端から端まで歩いたし、夜市と並行する公道を通って松山駅まで戻ろうかと思いきや、虫の知らせというか、いつもの第六感が働き、公道と夜市を繋ぐ裏道からちょいと夜市の飲食店屋台を覗いてみれば・・・初めは目を疑いました、何せ「長澤まさみ」ばりの美小姐が「大島優子」そっくりの声であちこちの屋台からお裾分けでスープやらドッグ類みたいなのを貰って、ニコニコしながらこちらに歩いて来て、ということで、興奮と動揺をやっとのことで抑え、何とかものにした幻の美小姐の貴重?なカット。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonL50mmf1.2による開放、絞り優先AE撮影です。

今回の旅を通しての感想ですが、いやはや台湾は面白い、そして誰でも元気になれる、まさに島全体がリフレッシュ処なのではないでしょうか。また年内にでも行きたくなってしまいました、次回は訪問箇所を変えて、また九份と鹿港辺り回るのでしょうが。

さて、次回はちょいと遅ればせながら深大寺の彼岸花を工房製レンズのリベンジを含め撮影した結果をレポートします、乞うご期待!!
  1. 2015/10/04(日) 20:00:54|
  2. 旅写真
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コメント

台湾に行きたくなりますねえ。

charley944さん
御疲れです。

台湾旅行後編の写真を拝見いたしました。
前編同様台湾の今の空気感が出ていて良いですねえ。

今回はM8とX-Pro1の二台体制で行かれたのが良かったかもしれません。
M8のウルトロン28㎜とX-Pro1のズミクロン50mmが良い感じに補い合ってますね。
表情に関してはズミクロンの方が良いかなと思ったのですが、最後の2枚でやられました。
キヤノン50/1.2Lマウントが良い味出してますね。

こういうの見ると台湾に行きたくなっていけません。
ただ、私が行くとすれば、X-Pro1にFD35-70/2.8-3.5SSCとハイスピードレンズ1~2本、あとはディフューザー付マウントにすると思います。
一人旅ではないもので、そうそうレンズも変えられませんので(^^)
  1. 2015/10/04(日) 23:11:27 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:台湾に行きたくなりますねえ。

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。
確かに今回はシネレンズ、改造レンズに拘らず、撮影条件、撮影テーマをメインに考え抜いて、手持ちから自分なりのベスト機材を厳選し、現地に乗り込んだこともあり、かなり満足度高い成果を得られたにではないかと考えます。
それにしても、CanonL50mmf1.2の素晴らしさはいつも惚れ惚れしてしまいますね、先の「淡水」遊歩道でのジャンプしたいたいけな現地女子高生の擬似3D描写を例に牽くまでもなく、背景からの主題の浮き上がり感は往年のライツズマリット50mmf1.5のそれを更に拡張したカンジで、しかも開放値がf0.3明るくなっているので、M8みたいな古めのデヂと組んでも、最新のAE/AF機と同等以上の戦果を挙げてくれる、と思った次第。
或る意味、現在のスマホンであるGalaxy Jでも至近距離撮影や夜景ではLX-5のような高性能コンパデヂをも軽く凌駕し、普及版一眼レフに迫る描写をしますので、もうスペアボディ一台だけ入れて、メインボディとレンズだけで目一杯撮ること考えても良さそうですね。
なお、台湾は今でもお安く行けますし、旅行者に親切な上、食べ物も安心で旨いですから、家族旅行にもオススメですよ♪
  1. 2015/10/06(火) 00:06:26 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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