深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A natty event in Japan's nostalgic provincial town~Tochigi Stockyard Street Skinship-festival’15~

さて、今宵のご紹介は、先週末に豪華ゲストもお迎えし、気心知れた仲間内で出かけた、栃木市「蔵通りふれあい祭り2015」を巡る冒険?から厳選カットをお送り致します。

そもそも、この「蔵通りふれあい祭り」とは何ぞや?ということなのですが、これは二年に一回の頻度で開催される「栃木祭り」の開催されない年に観光客誘致のため開催される深川で言えば富岡八幡祭りの「陰祭り」のようなもので、本格的な山車の運行こそないですが、お囃子実演あり、山車の展示有り、しかも今年はハロウィンの仮装コンテストみたいなのもあって、結構楽しめました。

当日は11時過ぎに集合してそこから鬼のように撮りまくる目論見だったのですが、いやはや趣味人が集まっちゃうと、四方山噺に花が咲いて、結局、12時過ぎに一旦集結したファミレスからランチのお店に徒歩で移動しながら少々撮って、そこでランチを戴いてから、歩行者天国撮って、定番の代官屋敷方面へ向う、というコーコースだったのですが、予想以上に日没が早く、観光の定番スポットうずまき川の周辺はあまり撮れず、初参加のメンバーには申し訳ないことをしてしまったと、反省しております。

と長い前置きはこれくらいにして、当日の行動に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、蔵通りのメインストリートには蔵造りの店舗のみならず、実際、明治から昭和初期くらいまでの様々な度合いのレトロ建築が混在していて、それをあーだの、うーだの論評しながら撮り歩くのが楽しいのですが、ランチを終えてすぐ大通りに戻って、タイル張りの古めの元店舗兼住宅と今や絶滅危惧種の業態である「荒物屋」の前を爺ちゃん、婆ちゃんと歩いて通り過ぎる、いたいけな童子の姿が見えたので、建物のアクセントとして3名一緒にご出演願ったもの
カメラは、X-Pro1、レンズはRobot-Biotar40mmf2改M距離計非連動、絞り優先AEでの開放撮影です。

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二枚目のカットですが、ここも蔵造りの大通りにある古くからの肥料業者の店舗脇の中庭へ続く通路脇に咲く、可憐な秋の花、黄色い菊をモチーフに板張りの肥料業者の店舗の古風な佇まいを捉えてみたもの。
カメラは、X-Pro1、レンズはRobot-Biotar40mmf2改M距離計非連動、絞り優先AEでの開放撮影です。

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三枚目のカットですが、これも店舗脇の菊の花を撮らせて戴いた肥料業者店頭のオブヂェというかディスプレーである、黒塗りの大八車の上に秋のシンボルであるいが栗や、ドライトマト状の野草の実のようなものをさりげなく広げておいてあるものをせっかくなのでみんなで代わりばんこに撮ったうちの一枚。
カメラは、X-Pro1、レンズはRobot-Biotar40mmf2改M距離計非連動、絞り優先AEでの開放撮影です。

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四枚目のカットですが、フェスティバルの新機軸として始まったらしい、ハロウィンの仮装コンテストで同行ゲストが言葉巧みにいたいけな小々姐各位を次から次へとリズミカルに撮っておられたので、やや出遅れ感もあったため、ターゲットを変え、目に付いた一番巨大な被写体、親子でドラゴンボールだかのカッコをしている外人さんとその日本人の奥さんに声掛けて、親子でモデルさんになって貰ったもの。
カメラは、X-Pro1、レンズはRobot-Biotar40mmf2改M距離計非連動、絞り優先AEでの開放撮影です。

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五枚目のカットですが、羽を生やし、愛くるしい髪飾りの極小姐が目に留まったので、古風な店舗を背景に後ろ姿を撮ろうとカメラを向けたら、横の親御さんが、写真撮ってくれるんだって、こっち向いて!とか気を回して声を掛けてくれちゃったもんだから、急に振り返って、びっくりポン!の表情でシャッター切ってしまったもの。
カメラは、X-Pro1、レンズはRobot-Biotar40mmf2改M距離計非連動、絞り優先AEでの開放撮影です。

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六枚目のカットですが、結構、入念の衣装を拵えて、歩き方なども練習したらしく、参加者の中ではかなり目立っていた、魔女っこコスチューム二人組の小々姐にステージ登場後、すぐに声掛たら、これもティーン向け雑誌かなんか読んで練習したらしく、決めポーズで「ハッピーハロウィーン!」とか云いながらモデルさんになってくれたもの。
カメラは、Leica M8、レンズはFujinon50mmf1.2L39、絞り優先AEでの開放撮影です。

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七枚目のカットですが、後ろ髪引かれる思いで、賑やかな蔵造りの大通りを後にして、代官屋敷「岡田家遺跡」へ向う途上に置かれている消防車のミラーだかに引っ掛けて陰干しされている消防ヘルメットの様子が面白かったので一枚撮ってみたもの。
カメラは、Leica M8、レンズはFujinon50mmf1.2L39、絞り優先AEでの開放撮影です。

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八枚目のカットですが、到着した代官屋敷「岡田家遺跡」へ到着し、さっそくその敷地に咲く、可憐なピンクの花を庭の中の茶室兼書斎みたいな不可思議な作りの小さな木造家屋をバックに一枚撮ってみたもの。
カメラは、X-Pro1、レンズはRobot-Biotar40mmf2改M距離計非連動、絞り優先AEでの開放撮影です。

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九枚目のカットですが、代官屋敷入り口付近に、守衛か番兵代わりに無造作に置かれていた、かなり巨大な信楽焼か万古焼の狸さんの像のドアップの図。
カメラは、Leica M8、レンズはFujinon50mmf1.2L39、絞り優先AEでの開放撮影です。

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十枚目のカットですが、代官屋敷本邸のお屋敷探訪している際、お座敷の縁側辺りに無造作に置かれていた、もう何年も子供が遊んだ形跡の無さそうな、少々寂寥感漂う木馬のおもちゃを一枚撮ってみたもの。
カメラは、Leica M8、レンズはFujinon50mmf1.2L39、絞り優先AEでの開放撮影です。

Tochigi15_011F.jpg
十一枚目のカットですが、これも、先の木馬を撮った直後に座敷の中でかなり強烈な光源を背後から照らした竹を編んだメッシュ状の一輪挿しみたいなものが木の板の上に無造作に置かれていて、それがまた妙にイイ雰囲気を醸し出していたのでかなり難しい光線状態もものかわ、精緻な細工の様子を捉えるため、一枚撮ってみたもの。
カメラは、Leica M8、レンズはFujinon50mmf1.2L39、絞り優先AEでの開放撮影です。

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十二枚目のカットですが、敷地内に幾つも林立する土蔵や木造の蔵屋敷みたいなところの合間には季節の花々や草木が植えられていて、訪れるゲストの眼を楽しませてくれるのですが、ちょうど、芒が、建物の立派な屋根を見上げるアングルで茂っていたので、秋らしいモチーフで一枚撮ってみたもの。
カメラは、Leica M8、レンズはFujinon50mmf1.2L39、絞り優先AEでの開放撮影です。

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十三枚目のカットですが、コンパクトな敷地内には、それこそ時代劇を思い起こさせるようなアイテムが散在しているのですが、漆喰で固められた土蔵の手前には、屋根をさし掛けて、滑車と釣瓶を配した、「山村貞子」風の井戸があるのですが、その手前に見事な菊の花が咲いていたので、あぁ、同じ井戸でも、そうか「番町皿屋敷」の方の井戸だったんだ・・・と妙に納得して、可憐な「お菊さん」を一枚撮ってみたもの。
カメラは、Leica M8、レンズはFujinon50mmf1.2L39、絞り優先AEでの開放撮影です。

Tochigi15_014B.jpg
十四枚目のカットですが、暗くなる前に銘木で拵えられた隠居屋敷の方も存分に撮りたかったので、代官屋敷本宅を後にして、通称「翁島」と呼ばれるうずまき川上流の三角州に有る別邸に移動し、まずは立派な庭園を撮ってから、室内撮影することとし、その途中、軒下から、窓越しに白熱電球が暖かそうな光を放つ2階を見上げる格好で撮った一枚。
カメラは、X-Pro1、レンズはRobot-Biotar40mmf2改M距離計非連動、絞り優先AEでの開放撮影です。

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十五枚目のカットですが、代官屋敷別邸も存分に撮って、そろそろ陽も暮れかけてきたので、今回の撮影テーマのひとつである、うずまき川流域の古建築も撮らねばならないと思い、そこそこの早足で一行は移動し、ところどころで立ち止まりながら撮影スポットを押えていたのですが、ちょうど川沿いの大土蔵横の通路へ差し掛かった時、若い小姐が和装でその石畳の道をすたすたと歩き出したので、まさに天佑!とその希少な後ろ姿を頂戴したもの。
カメラは、X-Pro1、レンズはRobot-Biotar40mmf2改M距離計非連動、絞り優先AEでの開放撮影です。

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十六枚目のカットですが、同じく川沿いの道で、もう駅に近い辺りまでやって来た頃、LEDでライトアップされ、しかもご丁寧なことに既設の水銀灯まで煌々と照らしている橋の上で赤子を抱いた若妻の写真を橋上で撮った若い旦那がその妻に写真を見せようと、二人で満面の笑顔でスマホンの画面を覗き込むさまがとても幸せそうな夕暮の光景に見えたので、カメラとレンズの限界ギリギリだったにも関わらず、なんとかブレ、ピンボケを起こさず、場の雰囲気を捉えた一枚。
カメラは、X-Pro1、レンズはRobot-Biotar40mmf2改M距離計非連動、絞り優先AEでの開放撮影です。

今回の感想ですが、やはり、いつも行き慣れた場所でも違う仲間と回ると、新鮮な発見が有ったり、今まで気付かなかった撮り方を教えて貰ったりと、自分としては実りあるツアーだったと思いました、でももうちょい雑談タイムを減らしてマジメに撮らねば(汗&苦笑)

さて、次回は工房でクリーニングして見違えるような性能になったシネレンズと国産輸出用広角レンズ、同一焦点距離での夢の?競演、いきます、乞うご期待!!
  1. 2015/11/08(日) 21:12:37|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

来年は行きたいですねえ。

charley944さん
お疲れです。

栃木のイベントも中々良い感じですね。
陰祭の様ですけど、あまり回らずこの祭りだけ撮影してもよかったのかもしれませんね。

M8に搭載のレンズはまたすごいもの出したものですね。
ポケット広いなあ。てっきり改造レンズで行くものかと思ったのに。

今回はゲストとのお話も弾んで良かった様ですね。
私も撮りに出かけないとなあ。
なかなか所用が入って動けないけど。

  1. 2015/11/09(月) 23:43:08 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:来年は行きたいですねえ。

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。
個人的には撮るよりもお話しに熱意を籠めてしまった感なきにしもあらずなので、枚数こそ伸びなかったですが、楽しい雰囲気の中でワイワイ撮った写真にはなかなか気に入ったカットも有って、こういう緩い撮影ツアーもまたアリかなぁと。
でも、来年は本祭りで地元各位も気合い入りますから、美味しいもの堪能も含め、是非、ご一緒しませう♪
  1. 2015/11/11(水) 23:21:43 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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