深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A travel to release my heart and soul~Hongkong & Macau tour 2015③

さて、今週は香港・澳門編最終回、21日の澳門から22日の出発までに撮影したカットをお送り致します。
まず22日は、到着初日の空港から直行して時間と費用を節約しようと目論んだものの、見事全て裏目に出た悲惨な澳門ツアーのリベンヂを果たすべく、満を持しての三日目の香港島上環発の澳門行きを果たしました。

実は一番最初に澳門に上陸した時、フェリーターミナルで「マカオのおかま」を訪ねているうちに、絢爛豪華な案内小姐各位の色香に惑わされ、気がついたら、バスに乗って贅を尽くした竜宮城のようなホテルへ連れて行かれ、そこのカジノで、かつての桐生競艇帰りの東武電車にたむろしていた賭博ヂャンキーが、その濁った目でフロアにところ狭しと徘徊していたのを垣間見て、あぁこれはまともな写真遊牧民の近寄る場所ぢゃないな・・・と思い、以降、三回の澳門行きではタイパ島自体を忌避し、半島の狭いエリアのみで写真撮っていたのでした。

ところが、たまたま顔本という世界的SNSで知り合った広東の友人にその旨述べたら、「半島部分だけでは勿体無い、是非、タイパ島の歴史地区も見て遊んで来ては・・・」とのことで調べたら、何と、魔窟「ヴェネチアンホテル&カヂノ」から1km圏内にコロニアル建築のエリアがあることを発見し、そこへ行くこととし、再び、ヴェネチアンのタダバスで半島からの橋を渡ったのでした。

では、早速、22日の澳門到着以降の行動に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、ヴェネチアンホテルから実は反対回りで干潟をぐるっと時計反対回りで歩き、かなりの距離を時間掛けて、タイパ歴史地区に着いたのですが、その移動途上、古そうな漆喰塗りの塀の前を若い西洋人のカポ-がせわしそうに足早に歩き過ぎて行ったので、その様子を背景の高層ビル群も入れて捉えてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはOKC-8-35-1での開放による絞り優先AE撮影です。

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二枚目のカットですが、地図もろくすっぽ調べず、ただキョロキョロと左右を眺め、道の先を眺め透かして、歴史地区を徘徊していたら、ラテン諸国に良くあり、もちろん、半島の旧市街にはあちこちにある、扇状の緩い石段を見つけたので、まずは登って、その先に何があるのか探検する前に下からその佇まいを撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはOKC-8-35-1での開放による絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットですが、ラテン系石段を登り切った先に在ったのが、南欧の田舎に点在する、小さめな広場とそれを囲む、石造りや漆喰壁の洋館、そして教会で、その西側のかつては植民地の統治の一端を担っていたであろう洋館前で、記念撮影をしていた、善良そのものの広東からの一家がいたいけな極小姐の記念撮影していたので、話し掛けて、撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはOKC-8-35-1での開放による絞り優先AE撮影です。

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四枚目のカットですが、洋館や教会がある小さめな広場の南側が干潟に向かい合った洋館群の建ち並ぶエリアとなっていて、おそらくは19世紀くらいまではマラリアにも悩まされたのでは、と想像するに難くない立地でしたが、そこを一望する道路の端に佇んでいた半島の旧市街から遊びに来たと云ういたいけな小姐2名に声掛けて、彼女達の親日感情に甘え、一枚モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはOKC-8-35-1での開放による絞り優先AE撮影です。

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五枚目のカットですが、高台の広場界隈はほぼ撮り尽くしてしまい、下の方が人出もあって面白そうだったので、そろそろ気もそぞろになり、洋館群へ繋がる南側の階段を歩き始めたら、とても可憐な極小姐の姉妹を連れたロシアからの若い夫妻が休んでいたので、声掛けて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはOKC-8-35-1での開放による絞り優先AE撮影です。

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六枚目のカットですが、あちこちキョロキョロしながら、カメラを二台提げて、如何にも観光客然として洋館街を徘徊しながら適当に撮っていたら、清楚なカンジのいたいけな小姐と如何にも裕福な家庭の奥方という風情のオモニがお互いに記念撮影しながら各洋館を巡っていたのが目に留まり、実際、何回か小姐の方とは目が合い、アイコンタクトしてたのでこりゃ横から撮っても問題無いわい、と判断し、オモニと語らい合いながら撮ってる横から一枚戴いたもの、もちろん、この後話し掛けて、至近距離で小姐ポートレ撮ってますが、これは写真展用スペシャルということで。
カメラはX-Pro1、レンズはOKC-8-35-1での開放による絞り優先AE撮影です。

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七枚目のカットですが、ここタイパビレッヂの洋館群エリアが観光スポットとして秀逸なのはもちろんのこと、写真の撮影スポットとして、澳門の観光当局まで宣伝するのかが、カットで或る程度判ると思いますが、要は19世紀以前の風情有る洋館群から南方面を望めば、広東地方に良くある鄙びた干潟越しに超近代的な高層マンションや、カジノ併設の富の象徴のような豪奢なホテル群が一望出来るからで、その様子を捉えてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8での開放による絞り優先AE撮影です。

HK_043L-1.jpg
八枚目のカットですが、これも洋館エリアから南の方向の景色で先ほどのものから角度東方向に向けて、ヴェネチアンホテル界隈を撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8での開放による絞り優先AE撮影です。

HK_044L-1.jpg
九枚目のカットですが、今度は干潟の方から、綺麗に飾りつけられた庭園のクリスマス向けオブヂェ越しに洋館の佇まいを撮ってみたもので、右斜め上の黒っぽいシミはCCDのゴミです、念のため。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8での開放による絞り優先AE撮影です。

HK_045F-1.jpg
十枚目のカットですが、洋館エリアの西側の花卉公園エリアではクリスマス直前であることを示す派手なデコレーションと、着飾った善男善女が所狭しとハッピーアワーを享受しており、中でも深圳から出て来たといういかにも人懐こそうな一家のいたいけな極小姐姉妹はご自慢の「アンナと雪の女王」のお揃いのドレスで愉しそうに踊りながらはしゃぎ回っていてので、声掛けてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはOKC-8-35-1での開放による絞り優先AE撮影です。

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十二枚目のカットですが、ここタイパビレッヂ西側の官庁街エリア方向に向け絢爛豪華な花壇とそこに設けられた地球を象ったモニュメントを撮ろうとしていたら、物憂げなお一人様の女性観光客がスマホンの画像をチェックしながらとぼとぼと歩いて来たので、旅は道連れとばかり出演して貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはOKC-8-35-1での開放による絞り優先AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、場所は変わって、再びヴェネチアンホテルまで歩いて行って、そこからタダバスでフェリーターミナルまで送って貰い、そこで今度は悪の秘密結社本部とも揶揄される旧市街中心部にあるグランリスボア向けのタダバスに乗り換え、グランリスボアを基点にセナド広場、聖ポール大聖堂遺構エリアを徘徊することとし、その道すがら、久々に塔石広場を通り掛かって、文化局の建物を目にしたので、一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8での開放による絞り優先AE撮影です。

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十四枚目のカットですが、再び塔石広場を後にし、まずはセナド広場に向かいたかったので、キリスト教墓地横を通って、西に進んでいたら、やはりポルトガルの植民地、かつてポルトで見たのと似たような道の表情が目に留まったので、暫し小休憩がてら、側道の佇まいを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8での開放による絞り優先AE撮影です。

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十五枚目のカットですが、キリスト教墓地からほどなくセナド広場よりは北の奥地に位置する聖ポール大聖堂遺構に着いたのですが、今回はラッキィなことに、いたいけな現地のカポーのウエディング撮影に鉢合わせしたので、スタッフに声掛けて一枚撮らせて貰ったもの、撮ったあと目礼したら、オッパーの方が笑顔でウインクしてくれました。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit21mmf2.8での開放による絞り優先AE撮影です。

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十六枚目のカットですが、いつ開発のため取り壊されるか気が気でない、秘密の古建築エリアにまたしても今回の滞在中二回目の訪問を行ったのですが、その帰り道、巷(日本で言う路地)に面した職人さんのお店で、仄かに灯りが灯る中、いたいけな童子が机に向って何か作業の真似事をしていたので、外からそっと写真撮ったら、見つかってしまい、挨拶したら、「拍照、拍照、好是!」のようなことを云いながらニコニコして出て来たので、ぢゃ、多謝と云う事で一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはOKC-8-35-1での開放による絞り優先AE撮影です。

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十七枚目のカットですが、香港へ戻る前、やはり優雅なティータイムは必須であることから、馴染?のロクシタンカフェに寄って、澳門名物のレモンタルトなぞ戴いて、良い香りのオリヂナルブレンドティーなぞ飲み、すっかり、イイ気分になって、夜戦向けにレンズも交換しての道すがら、後ろから見てもとても知的な雰囲気を漂わせている西洋人のカポーの姿が目に留まったので、ハイスピードレンズの威力を目にもの見せん!と一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはCanonL50mmf1.2での開放による絞り優先AE撮影です。

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十八枚目のカットですが、出発当日、22日の朝はホテルを少し早めにチェックアウトし、荷物を預かって貰った上で、これまで20回以上は訪問したことがある香港でまだ一回も足を踏み入れたことがない下町エリアである「堅尼地城」つまりケネディ地区を散策しようと思い立ち、去年の暮れに延伸されたMRTの駅を出て、街を散策しながら路面電車なんか撮ってたら、たまたま写り込んぢゃったことを気にして謝ってきたマダムと立ち話がてら、やんちゃなお子さん達の写真を撮らせて戴いたもの。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit28mmf2.8での開放による絞り優先AE撮影です。


HK_053L-1.jpg
十九枚目のカットですが、そろそろ空港行きの高速鉄道乗る予定時刻が近づいてきたので、MRT駅に向う途中、いかにも香港女性達の颯爽とした歩き方のテンプレートみたいな光景に出くわしたので、歩きながらノーファインダで撮った一枚。
カメラはLeica M8、レンズはElmarit28mmf2.8での開放による絞り優先AE撮影です。

今回の感想ですが、いやはや、香港、澳門は何回行っても、いつも別の顔を見せてくれる不思議な街です。しかも前もって調べるより、現地で考え、現地で人に聞いて行動した方が結果的に面白い経験が出来るのでは、と思った次第。

さて次回は先週末の撮り初め式@川越の様子をお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2016/01/11(月) 19:16:30|
  2. Arri改造レンズ群
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

21㎜と35㎜の競演が素晴らしい。

お疲れです。
マカオ旅行最終回ということで、Elmarit21mmとOKC-8-35-1がこれでもかと威力を発揮してますね。
M8だと30㎜位の画角でしょうか。
圧縮効果もあってポートレートも良い感じでうらやましいですわ。
OKC35㎜も自然な写りなのですけど、21㎜レンズでの人物撮影がとにかくすごいと思った次第です。
今回自分も川越で使ってみましたがまだまだですね。
精進あるのみです。
  1. 2016/01/11(月) 23:48:23 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:21㎜と35㎜の競演が素晴らしい。

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。
そうですね、このところ、海外へ出るときは、このElmarit21mmf2.8、同21mmf2.8、そしてOKC-8-35-1とCanonL50mmf1.2は完全にレギュラー化しており、これに撮影地やシーズンを考慮して、追加メンバーを加えることとしています。
でも、これらの4本はその地位に恥じない働きをいつもしてくれるので安心して持ち出せるのです。
たぶん、泡銭でも入ったら、Elmarit24mmf2.8も揃えたいところではありますが、これはAsph.なので同じEimarit兄弟でも違う味わいとパフォーマンスを見せてくれるような気がします。
尤も、コシナ製のヴォイクトレンデル銘の28mmf2は開放値も半絞り明るく、ライツの銘玉を脅かす威力を発揮しますから、同シリーズの21mmf1.8の如きスーパーレンズの写りも気になっています。
  1. 2016/01/13(水) 23:26:43 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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