深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Invitation from a spirit of peach flowers~Koga Peach Flower Festival2016~

さて、今宵のご紹介は予告通り、二週遅れてはしまいましたが、古河の桃祭り2016からのレポートになります。
ここ古河市では毎年、桃の花の咲く3月中旬から4月の上旬までの期間、昔は古河公方の屋敷が在ったという、利根川の堤防からも程近い、古賀総合公園を会場として、毎年、盛大に開催される春の祭典で、これを皮切りとして、脳天気な工房主の年がら年中お祭り三昧の火蓋が切って落とされます。実はこの記事を書いている日曜も、とある世界的祭典から戻ってからのことなのです。
実は、今回は韓国から帰って来てから速攻で仕上げた新作レンズのシェイクダウンテストも兼ねての撮影行だったのですが、ご本尊さまの方は、別途、もう少し、内面クリーニングをきっちり行ってから別途発表することとして、謎の50mmf3.5、4群6枚という不可思議なスペックのフランス玉とだけ予告しておきましょう。
では、当日の行程に沿って、逐次、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、当日午前、JR古河駅で集合した一行は、まずは戦の前には腹ごしらえとばかり、古河の鰻&川魚料理の名店「たたみ屋」さんに徒歩で移動しながら、街の要所要所で撮って行こうということで、駅から西に伸びる旧日光街道を歩きながら、やれ看板が古めかしくて面白いだの、やれ店構えが時代がかってて、撮ったら面白そうとか論評しながら歩いていて、とある商店を望む歩道上に慎ましげなプランターが置かれ、何となく秋の草花っぽいのが植わっていたのですが、気にせず、花越しに商店の佇まいを撮ろうとしたら、ちょうど、通行人がやって来て、期せずしてエキストラ出演してくれたもの。

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二枚目のカットですが、同じく幹線道路を歩きながら、シャッター通りになってしまっている、街道沿いの古めかしい商店街の様子を撮ろうとして、誰か通りがかるのを待っていたら、ちょうど、自転車に乗って、長い髪を風になびかせた、いたいけな小姐が通ったので、これ幸いとシャッター切ったもの。

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三枚目のカットですが、佐原や栃木、或いは川越のように小江戸を称し、街の各所各所に伝統建築がまとまって残存しているのと
異なり、ここ古河は大通りから一本曲がると、いきなり、中国の胡同(フートン)を彷彿とさせる古風な石や煉瓦、或いは漆喰作りの店舗兼住宅の壁兼塀みたいな建造物が現れたりして、何か街中で宝探しをしているような意外感が有って、なかなか面白い街で、今回も古風な煉瓦作りの覗き窓付きの頑丈な壁兼塀の様子を撮ってみたもの。

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四枚目のカットですが、やいのやいの盛り上がりながら大通りを撮り歩き、そろそろ、別動隊との合流時間が近づいてきたので、お店の在る、お寺方面への道へと曲がり、程なく目印代わりの大きな割烹料理屋の前で別動隊と遭遇し、駐車場にリメイクと思しき年代物のクラウンに良く似せてある物体を発見したので撮ろうとしたところ、地元のいたいけな小姐が通りがかったので、とっさにピントを前にずらして一枚撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、メンバー全員集合で、美味しい鰻重を頂き、さぁ、性根据えて撮っぺか?ということで、来た道とはルートを変えて、駅まで戻り、そこからシャトルバスに乗って、会場に乗り込むこととし、「たたみ屋」さんから程近い、かつてのお大尽の邸宅の塀の忍び返しみたいな木製のパーツを撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、駅前に着いてから、ちょうど出てしまったので、次のバスを待ってから会場入りし、集合時間を決め、メンバーは三々五々、会場内に散って、撮り始めたのですが、まずは定点観測とばかり、入口付近にある用水の鋼製バルブを撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、もう4年は通っているので、勝手知ったる他人の台所ではないですが、何処に行けば、ミス桃娘各位の写真が手っ取り早く撮れるかは頭に叩き込んでおり、それこそ目を瞑ってもそこへは行けるので、脇目も振らずに真っすぐ、桃娘各位の勤務先へ直行、まずは、去年もモデルさんをお願いした年長の小姐に声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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八枚目のカットですが、桃娘各位は何故か二人一組で行動するような決まりになっているのか、顔見知りの桃娘の小姐と一緒にビラ配りをしていた小姐には見覚え無かったのですが、余勢を駆って、声を掛けてお願いして、同じく桃林を背景にモデルさんになって貰ったもの。

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九枚目のカットですが、彼女達の直接の雇用主である観光協会の男性スタッフが来年のポスターに使うのなんの言って、その場に居合わせた桃娘各位に桃林を背景に一列に並びポーズをつけるよう、結構、高飛車に指示していて、なんか小役人っぽくてイヤなヤツだなぁとか思いつつも、せっかくのチャンスですから、撮影している広報担当の女性の横から、シャッター切ったタイミングずらして撮ってみたもの。

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十枚目のカットですが、会場には、当然のことながら、桃の花ばかりではなく、春を感じさせるような色とりどりの花々が植えられており、本部テント前の桃林の奥にはちょっとした菜の花畑のような場所があり、まばらながらも、可憐に咲き誇る菜の花が目に留まったので、ピーカンの下、ほぼ最短距離で一枚撮ってみたもの。

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十一枚目のカットですが、園内には幾つかの定点観測ポイントというか、安定してそれなりのカットが撮れる場所が幾つかあり、午後の木漏れ日を浴びたせせらぎが照り返す、すぐ横に手動ポンプが設置され、いたいけなよゐこ各位が、けなげにも肉体労働の真似事に勤しんでいたので、そのセミシルエットのお姿を一枚頂いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、ここ、古賀総合公園は元湿地帯だったこともあり、クリークや、浅い底なし沼みたいな水辺の景色が至る所に配置されており、中でも、沼のようなところには、あちこち、蓮が植わっており、花こそ咲いてはいませんでしたが、その葉が水面を覆うさまは、なかなか印象派の絵画っぽくて好みなので、その様子を一枚撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、桃祭りの主役はやはり、可憐ながら艶やかな桃の花々でしょ♪ってことで、辺りの木々を水面に映す、春の水辺を背景として、花が鈴なりの枝の様子を一枚撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、いつもは時間が無くて南の古民家エリアの方へは訪れることはなかったのですが、今回は早めに会場入りしたこともあり、また真っ先に桃娘各位のお姿を思う存分撮らせて戴いてしまったこともあり、新機軸として、南側の未開拓のエリアを通って、雄大な湖沼地帯を散策し、なかなか素敵な造形物が並べられたエリアを発見したので、そこからの全景を撮ってみたもの。

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十五枚目のカットですが、そろそろ帰りのバスの時間も迫って来たので、メンバー集結し、公園西側出入り口外のバス停まで移動する際、いたいけな幼い兄弟を乗せた人力車が前からやって来たので、すれ違いざまの一閃、シャッターを切ってみたもの。

今回の感想ですが、花と美女、そして旨いものがあれば、やはりこの世も天国ですね、古河の桃祭りはまさに三拍子揃っている上に、毎年の年中行事の走りみたいなものなので、今回みたいに上手くいくと、否が応でもこれからの今年の幸先の良さを期待してしまいます。

さて、次回は、今週末に訪問した「甲府信玄公祭り2016」からレポート致します、乞うご期待!!

  1. 2016/04/10(日) 23:27:42|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

はっきりいって、ほしいです。

若干暗めに写していることもありますが、じっさい背景ボケも描写も重たげで、テッサ―よりも描写力が強い気もします。
しかも、テッサ―よりも緻密です。普通のダブルガウスがカルイ気さえしてしまいます。・・・と、勝手な事ばかりいっています。
  1. 2016/04/14(木) 15:28:18 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

是非お買い求めください♪

treizieme ordre さん
有難うございます。
実は、まだ全エレメントのクリーニングが完了していないので、レンズの性能の3割くらいくらいしか発揮出来ていないと思いますが、それでも、シネレンズばりの力強くも繊細な描写に完品となった時の期待大だと思います。
どうですか?
当工房で完品の発表をしてしまう前に一本、電子湾の夜釣りで押さえられては?
今なら、まだお値段はロシアの50mmクラスのシネレンズと大差ないですよ(笑)
  1. 2016/04/14(木) 22:35:03 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

画面の白さは乱反射?

charley944さん
御疲れです。

これクリーニングがまだ終わってないレンズなんですね。
だとすればこの写りも無理からぬことかと思います。
桃の花きれいだなあ。
仕事さえ入らなければ私も行きたかったですわ。

来年こそはー。
  1. 2016/04/22(金) 00:32:16 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:画面の白さは乱反射?

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。
そうなんです、クリーニングはしたことはしたのですが、要は外の前後と中の絞り前後の四面しか出来てなくて、先週末、やっと貼り合わせを除く残りの4面をクリーニング出来たのです。
ただ、前後の玉は時間なりの細かい擦れがあり、これもハイライトでのフレアを招いていますから、近日中に八丁畷へ持っていく算段してます。
で、来年は是非とも撮りどころ満載の古河へ。
  1. 2016/04/27(水) 23:35:24 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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