深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

An invitation from nymph of iris~Itako Iris festival '16~

さて、今宵の更新は予告通り、一部の事情通の方々にはお待ちかねの、潮来あやめ祭り2016からのレポートになります。

このお祭りはだいたい5月の下旬から6月の20日過ぎの週末くらいまでのスケジュールで毎年、北利根川対岸の佐原とセットで開催され、ちょうど、初春から行われて来た関東甲信越の花祭り系でも、初夏のシーズン開催ということもあり、工房主にとっては、これから7月に入り本格的な夏祭りシーズンへのヲーミングアップ的な役割も兼ねているのです。

今回は開催して二週目の6/5の週末にお邪魔し、宿が全然取れなかったので、仕方なく日帰り行程での訪問となりました。

木場で10時過ぎの電車に乗って、12時半過ぎくらいに着くイメージです。

ではさっそく、当日の行程に沿って実写結果を逐次見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、会場の前川あやめ園に着いて早々、あやめ娘各位の屯所である、ざっぱ船の船着き場の建物を目指し、そこで笑顔もぎこちなく、北関東訛りの時にはアルコールも吐息に混じった様々な観光客の相手をしていた文字通りいたいけな新人あやめ娘の小姐が目に付いたので、接遇の切れ間を見計らい、声かけて、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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二枚目のカットですが、撮らせて貰った後、毎年来てるんだ、とか、顔本には1300名以上、世界各国に小姐中心にお友達が居るから宣伝効果は絶大だ、とかいきなり宣伝モードに入っていたら、観光バスの退け時か、急にほかのあやめ娘各位もヒマになってしまったようなので、居合わせた小姐に順番こにモデルさんになって貰うことにした最初のカット。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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三枚目のカットは二枚目からの続きで、急にお手隙状態になるのと反比例して、急に愛想良くなった感ありきのあやめ娘各位の次のお二方のポートレを屯所前で撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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四枚目のカットですが、屯所に居合わせたいたいけなあやめ娘各位は撮り尽してしまったので、女中頭的存在と思しき方に鄭重に礼を述べ、申し訳程度に園内を散策しながら、主役のあやめを撮ろうと試みたのですが、とにかく日照り続きで、まだ開花している割合も少ない上、その貴重な花が萎れかけてしまっているので、なかなか撮りたい被写体に巡り合えず、やっと萎れ加減の少ない個体を見つけたは良いが、クラシックレンズとデヂカメのコンビにはきつい、陽光燦々と降り注ぐ真っ白いあやめの花でテクスチャは殆ど飛んでしまったの図。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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五枚目のカットですが、うーん、あやめ祭りなのに、このままぢゃ、あやめ供養になってしまうなぁ・・・などと、主催者が聞いたら顔を真っ赤にして北関東訛りの日本語で怒鳴り上げられそうな不埒なことなども考えながら、2時からの嫁入り船の行列のルートでも確認しておこうかと屯所へ戻る道すがら、新手のあやめ娘の小姐に遭遇したので、声かけてあやめ畑をバックに一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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六枚目のカットですが、まだランチにはちょいと早いので、では園内のザリガニ釣り童子各位の勇姿でも撮ろうかなとか思いつき、再び園内を徘徊し始めたら、これから潮来音頭で地元の婦人会が演舞を披露しますとかいうことなので、まさに「枯れ木も庭の賑わい」とばかりにあやめ娘各位の母~祖母くらいのオモニ、アヂュモニがなかなか華麗に舞い始めたので、遠くから一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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七枚目のカットですが、遠目では、オモニ、アヂュモニの集団民族衣装姿もそこそこ画にはなるわい、とか背面LCDの撮影結果を眺め、独りごちていたら、何と二組目のダンサーが登場、こんな過疎地に、良くもこれだけ踊りをたしなむ妙齢の女性が居たものだと妙に感心して、踊りを眺めながらその雄姿を一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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八枚目のカットですが、途中、元気なお年寄りのマスゲームに見とれてしまい、なかなか本懐を果たせなかったですが、ご幼少?の砌の工房主もそうでしたが、概して田舎の童子は男女を問わず、ザリガニ釣りを嗜むもののようで、今回も若い親御さんも子供そっちのけでザリガニ釣りに没頭し、童子たちは童子達で、初対面であるにも関わらず、共通目標で結束し、いかにして多くの大きなザリガニを釣り上げるかということで盛り上がってるところを一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズは某英国製5枚玉(未発表)での絞り優先AEでの開放撮影です。

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九枚目のカットですが、そろそろ1時も回った頃、この街の必殺ランチスポットである、”喜劇駅前食堂”でド定番のまぐろ漬け丼定食上を頂き、近海物の新鮮なマグロと旨いコメのクリスタルハーモニーに恵比須顔になって会場に戻ったら、何故か奈良美智の描く不機嫌キャラに良く似たあやめちゃんというマスコットがこの暑いさなか、色が地黒であることを除けば自分に良く似た、いたいけな極小姐と手など繋いで記念撮影などしていたので、これは面白いと思い横から一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Summicron50mmf2Rigid 1st.での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十枚目のカットですが、2時かっきりにあやめ園東側の空き地で人力車から降りた花嫁さんが、園内をしずしずと厳粛な雰囲気で一歩一歩踏み締めて歩き進んで行くさまを今回綿密に撮影位置チェックをして決めた場所から望遠を使って捉えてみたもの。
カメラはX-E1、レンズはVoigtlaender Classic Heliar75mmf1.8での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十一枚目のカットですが、あやめ畑の畔で嫁入り行列を見送って、ざっぱ船の船着き場へ入ったのを見届けたら、ここからが勝負とばかり、ダッシュで航路に当たる前川の畔で背景も考えた上で、人垣の薄いところを探してやっと見つけたポジションで待つこと10分弱、やっと船頭さんの漕ぐ船に揺られてやって来たいたいけな花嫁さんとそのご両親、そしてその船の後を付き従うお囃子社中の船がちょうど被写界に入ったため、必殺の一枚とばかりシャッター切ったもの。
カメラはX-E1、レンズはVoigtlaender Classic Heliar75mmf1.8での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十二枚目のカットですが、前川の畔から通り過ぎる船を撮ったら、また猛然とダッシュし、今度は橋の上からのカットをモノにすべく前川を横切る幹線道路の橋まで辿り着き、そこでちょうど観光協会の法被着た年配の方が顔見知りの観光客との雑談を終え場所を開けてくれたので、そこにパックンチョ♪とばかり収まって、橋上から一閃浴びせたもの。
カメラはX-E1、レンズはVoigtlaender Classic Heliar75mmf1.8での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十三枚目のカットですが、船二隻は無事、前川を通り、北利根川との仕切りである水門を潜り抜け、北利根川の広い水面に出て嫁入り船はすぐさま、愛しい花婿の待つ、堤防沿いの突き出したイベントスペースへと向かいましたが、お囃子船は少し離れた北利根川の水面を遊弋し、聞きなれた佐原囃子やら大杉アンバやらを軽快に奏で、二人の門出を祝っていたので、その様子がとても素晴らしく見えたので堤防上から一枚頂いたもの。
カメラはX-E1、レンズはVoigtlaender Classic Heliar75mmf1.8での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十四枚目のカットですが、堤防上の施設で落ち合った花嫁、花婿は今年からの趣向ですが、二台の人力車に花嫁の両親と分乗し、会場付近を通り抜け、撮影機会を提供しながら、居合わせた地元民各位、観光客各位から祝福を受けようという企画のようで、堤防下で待つこと20分強、親族、友人の撮影攻撃にややげんなりした表情の新婚さんいらっしゃ~いは無事、浅草から出張して来た熟練の人力車に乗って、再び前川あやめ園東側に向けて走り出したので、追いかけざまに一枚頂いたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Summicron50mmf2Rigid 1st.での絞り優先AEでの開放撮影です。

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十五枚目のカットですが、ハイライトシーンも撮っちゃったし、今回は宿を押さえていないので、さすがに宵の嫁入り船まで時間潰すのも面倒なので、佐原で日暮れまで撮ってからお江戸に戻ることとし、あやめ娘各位にお別れを云いに行こうとしたら、あやめ娘のうちお三方があやめ畑を背後にニコニコ笑って立っていたので、惜別の辞代わりに声かけて撮りながら、今年の感想と協力の御礼、そして来年も必ずやって来る旨約束してその場を去る前の一枚。
カメラはX-Pro1、レンズはLeitz Summicron50mmf2Rigid 1st.での絞り優先AEでの開放撮影です。

今回の感想ですが、去年までの慣れたあやめ娘各位がほぼ卒業してしまい、はじめはなかなか撮影もぎこちなく、また肝心のあやめも今年の異常気象で萎れて惨憺たる状況でしたが、でも、それでも継続は力なり、来年も嫁入り船の感動を少しでも多くの方々に伝えられるよう、心の奥深く、再訪を約したのでした。

さて、次回は工房作品、春の新作でもご紹介しましょうかね・・・乞うご期待!!
  1. 2016/06/12(日) 23:06:25|
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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