深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Rainy but very hearty festival!~Narita Gion Festival2016~

さて、今宵のご紹介は、予告通り、下総は成田の街の一年で一番熱い二日間、成田山祇園祭2016に写真のお仲間各位と連れだって訪問して参りましたので、そのレポートをお送り致します。
先週の土曜日、朝10時半にJR成田駅改札集合としたのですが、当日はあいにくの荒天、ほぼ雨が降り続く中でのお祭り撮影となってしまったのですが、そこはそれ、皆さん、名うての手練れ揃いですから、雨なら雨のお祭り風景を楽しもうぢゃまいか?ということで、11時過ぎからのランチを挟み、14時過ぎのお茶タイムを潮時に上がるまで、かなり気合いを入れつつも、飄々と撮りまくっていたのでした。
では、さっそく、当日の行動に沿って、実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、駅からまずは参道方面に向かい、道すがら撮りながら本山を目指そうぢゃまいか、ということで、メンバー4名は傘をさしたり、雨合羽に身を固めたりと思い思いの装備で沿道の景色、人物を撮り歩いて行ったのですが、工房主は遠目に浴衣の小姐2名組が傘さして、姦しく語らい合いながら歩いてくるのが見えたので、インターセプトポイントを決め、商店の軒下で傘をおろし、通り掛かった瞬間を狙って一閃浴びせたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはMinolta M-Rokkor40mmf2.0による絞り優先AEでの開放撮影です。

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二枚目のカットですが、参道を下っていくと、ランドマーク的な酒屋さんの手前に三つ又交差点が在り、晴れていれば、そこで山車、屋台ののの字廻しなど見物出来るのですが、あいにくの雨、路面状態のためか、それも期待出来そうになく、ただ、自分の街の山車及び随伴の社中の到着を心配そうに待ち侘びる世話役の哀愁帯びた後ろ姿を一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはMinolta M-Rokkor40mmf2.0による絞り優先AEでの開放撮影です。

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三枚目のカットですが、とにかく本山の境内をまず目指そうということで、三つ又交差点を下っていくと、雨具に身を固めた山車随伴の社中一行に追いついたので、古めかしい建物が両脇を固める参道を静々と歩いて行く彼らの後ろ姿を追いかけざまに一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはMinolta M-Rokkor40mmf2.0による絞り優先AEでの開放撮影です。

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四枚目のカットですが、祭り関係者の一行が過ぎてしまうと、それ以外の浴衣や祭り装束来た観光客などは、いつもの晴天時に比べると期待すべくもないので、いきおい、被写体としては沿道の商店のスタッフ、特に眉目麗しい小姐、アガシの類いに目が行ってしまうのですが、新しく出来た、オーガニック系の洗顔せっけん店舗の前で、元気良く、まばらな通行人に自社製品のPRを行う小姐が居たので、せっけん試しがてら話し掛け、モデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはMinolta M-Rokkor40mmf2.0による絞り優先AEでの開放撮影です。

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五枚目のカットですが、やっといつものペースでの声掛け撮影のリズムを掴めたので、雨天とはいえ、だいぶ、スナップへの気合いは高まり、雨だから撮るものが少ないから仕方ない、から、雨でもその時しか撮れないものを確実に撮るモードへスィッチし、せっけん屋さんのちょっと先の店舗横で、昼ビールなんか呑みながら、他の町会の兄ちゃんとおサボリ中のオッパーのチョイ悪オーラ漂う横顔を一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはMinolta M-Rokkor40mmf2.0による絞り優先AEでの開放撮影です。

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六枚目のカットですが、参道もうなぎ屋街が近くになって来た辺りで、間口を大きく開けた或る町会の詰め所で、品の良さそうなご老人が仮設の帳場に座って、背筋を伸ばして書き物をしていたので、酒樽越しに書き物してるところを一枚撮らして貰って良いですか、と声掛けたら、イイですよというお返事の代わりに、何処から来なすったの?と、聞かれて、江戸は深川から今朝出て来ました、と答えたところ、ぢゃ、まず地元のお神酒を一杯、二杯やってってください、写真の話はそれからだ、ということで、お言葉に甘え、「長命春」の樽酒を二杯半ほど頂き、しかるのち、記念に一枚撮らせて頂いたもの。

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七枚目のカットですが、美味しい樽酒をごちそうになり、今年も祭りの成功を心よりお祈りしますとお礼を述べて詰め所を出ようとしたところ、買い食いモードの町会の小姐2名が入って来たので、声かけたら、一瞬、バツが悪そうでしたが、両名顔を見合わせて、ウン、いいですよ♪ということでモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro1、レンズはMinolta M-Rokkor40mmf2.0による絞り優先AEでの開放撮影です。

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八枚目のカットですが、うなぎ屋街のすぐ手前、ランドマーク的存在の元旅籠の三階建て木造建築物の手前でイイ案配に年取った木戸に神域との結界を示す注連縄が掛けられており、その下の石段には色鮮やかな、サルビアなどのプランターが置かれていて、その対比が、雨に濡れてより鮮やかで目を惹いたので一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはMinolta M-Rokkor40mmf2.0による絞り優先AEでの開放撮影です。

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九枚目のカットですが、目指すうなぎ屋「駿河屋」さんに無事待つこと少々で入れ、しかも、毎年、特等席扱いで、まず予約でもしない限り入れない、二階窓際座席に雨天でお客の出足が鈍かったことも合って入ることが出来、食事前に何回か通り過ぎた、山車、屋台、そしてそれらに随伴する社中の艶やかな姿を眼下に眺め、いつもは下から見上げるだけだった屋根の上の大工方の勇姿も斜め上から間近に見ることが出来たため、その感動を残すため、一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはMinolta M-Rokkor40mmf2.0による絞り優先AEでの開放撮影です。

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十枚目のカットですが、無事、美味しい鰻重と出汁巻き卵、そして「長命春」の冷酒など堪能させて戴き、午後も頑張っペぇ!とばかりやや雨が小降りになった頃合いを見計らってお店を後にし、再びお祭りの舞台でもある参道に降り立ったのですが、午後に向けレンズ交換をしたので、そのピンの立ち具合いでどの程度速写出来るか、ちょうど通り掛かった浴衣の一行をターゲットに一閃浴びせてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはSpeedpanchro28mmf2.0改M(未発表)による絞り優先AEでの開放撮影です。

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十一枚目のカットですが、お店から出て間もなく、雨が小降りになるのを見計らっていたかの如く、いたいけな若者各位が色とりどりの浴衣姿で参道を闊歩するようになってきたので、山門方面に通り過ぎるグループの後ろ姿を追って一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはSpeedpanchro28mmf2.0改M(未発表)による絞り優先AEでの開放撮影です。

16Narita_012-1.jpg
十二枚目のカットですが、だいぶこのレンズが速写に向いていることが判ってきたので、カメラを参道を駅方向、三階建て木造建築前の路上に向けて、適当な祭り装束の地元民各位がやって来るのを待っていたら、ちょうどお誂え向きのお揃い衣装親子連れが買い出しから戻って来た風情で歩いていたので、これ幸いに一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはSpeedpanchro28mmf2.0改M(未発表)による絞り優先AEでの開放撮影です。

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十三枚目のカットですが、本堂手前の階段下広場までやって来たら、ガイド役の工房主が案内するまでもなく、手練れのメンバーは自然に散開、露店・屋台村の中を、まさに水を得た魚よろしく、キャンディドフォトと声掛け系を上手く使い分け、次々と軽快に撮り進んで行き、工房主も負けじとAF並みに速写が効く、この得物で海外の観光客が物珍しそうに露店を物色している様子を脇から一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはSpeedpanchro28mmf2.0改M(未発表)による絞り優先AEでの開放撮影です。

16Narita_014-1.jpg
十四枚目のカットですが、露店の客層は観光客のみならず、祭りの演者を含めた地元民各位もウエルカメですから、いたいけな若い小姐達に魅力的と思しきお店には、様々な小姐が集まり、目の前でも、同じような年回り背格好で、片や祭り装束の金棒引姿、片や原宿の竹下通りからワープしてきたようなミニやショートスリーブも眩しいカジュアルな夏服姿の小姐が並んでいるところが面白く背後から一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはSpeedpanchro28mmf2.0改M(未発表)による絞り優先AEでの開放撮影です。

今回の感想ですが、遅れて来たら、既に話が盛り上がっていたので、一枚撮らして、と切り出すタイミングを失ってしまった、極めて闊達でフレンドリーな地元女子大生二人組や、まずはお神酒をということで、見ず知らずの観光客に樽酒を進めてくれた詰め所のご老人、そしてカメラを向けると思い思いの笑顔やピースで返してくれた祭りに居た皆さん、ホント、雨天を跳ね返す暖かい街ぐるみのおもてなしに感服致しました。
また来年も、その更に次の年も、何とか都合付けてお邪魔し、及ばずながら情報発信したいと心から思いました。

さて、来週は海外遠征で一週お休み、その翌週は海外での撮影結果を二週にわたりご紹介致します、乞うご期待!!
  1. 2016/07/10(日) 19:59:48|
  2. 旅写真
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雨景も又よし、という

charley944さん

お疲れです。
あいにくの雨でしたけど、良い感じに撮影出来てますね。
流石ホームグラウンドの一つ、ポイントも判っている訳ですね。

ここのところ、中々撮影に行けないから私もカメラもって出かけないとなあ。
  1. 2016/08/11(木) 17:55:11 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:雨景も又よし、という

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。
亀レス申し訳ありませんでした、決してミュータントタートルになったわけでも、ゴーストバスターズの事務所の受付坊やってたわけでもないのですが・・・(笑)
成田の祇園で雨って初めてでした。
でも、雨なら雨で普段なら撮れない画も撮れますし、ようこそ!ってことでお酒のお振る舞いがあったり、例の鰻屋では、普段は予約すら極めて困難な二階席で山車の運行観ながら極上の鰻重味わえたし、これはこれでアリフレックスだと思いました。

  1. 2016/08/21(日) 23:57:32 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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