深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Traditional but friendly festival in a local town~Serada Gion Festival'16~

さて、今宵の更新は先月、群馬県太田市は世良田で行われた、関東最古の祭りのひとつ、400年超の歴史を持つ、「世良田祇園祭り」からのレポートをお送り致します。

この祭りは昨年初めて訪問したのですが、実は、戦後の高度成長期以降、祭りの担い手がなく、ただの田舎の夏祭りのひとつとして、祭神である八坂神社の境内、およびその周辺の村道でのみ細々と山車を運行し、かろうじてその露命を繋いでいた状態だったのですが、昨年がその本格回復、国道354を封鎖しての運行による再始動に立ち会うことが出来たのです。

そして今年はその復興二年目、昨年の歓待ぶりに気を良くして、帰省がてらまたお邪魔した次第。

では、さっそく当日の行動に沿って、実写結果を見て参りましょう。

カメラはX-E1、レンズはVoigtlaender Nokton50nnf1.5 Originalによる絞り開放での絞り優先AE撮影です。

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まず一枚目のカットですが、お祭り撮影の際は、行程中の無事と豊漁を祈って、祭神にお参りしてから撮影開始することにしていますが、今回の祭神の八坂神社本殿前に置かれていた、年代物の手彫りの獅子頭がとてもイイ風合いを見せていたので、さっそく一枚戴いてみたもの。

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二枚目のカットですが、着いた時間は出陣式のかなり前だったので、何台かの屋台はまだ八坂神社境内でヲーミングアップというか、音合わせを兼ねたリハーサル状態で待機していたので、持ち場から離れ、無聊を託っていた、いたいけな童子達の暇そうな様子を捉えてみたもの。

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三枚目のカットですが、境内の屋台のうち一台では、ハローキテーの浴衣姿も愛くるしい、いたいけな極小姐が傍らのオモニから与えられたかき氷をいかにも美味しそうになめていて姿が微笑ましかったので、至近距離まで歩み寄って屋台の下から一枚戴いたもの。

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四枚目のカットですが、境内の屋台が順次出陣式に向け移動していったので、それに合わせて、祭りのメイン会場である国道354に移動して、道の東西に停車している山車を巡って写真を撮らせて貰おうと、まず西の方角に向かって歩き出してすぐに、古びた家屋の庭先に赤い小さな花が健気に咲いていたので、その様子を撮ってみたもの。

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五枚目のカットですが、出陣式での整列のため、国道354の世良田交差点際のメイン会場ステージ前に向かって、各地区の山車が移動していったので、道端に佇み、山車に従って、汗を拭き拭き傍らを歩く各地区の人々の姿を撮ってみたもの。

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六枚目のカットですが、交差点地区の山車渋滞のため、路上で停車した山車上で母親と思しき妙齢の女性に、文字通り、手取り足取り状態で、山車のお囃子のまさにコンチェルトマイスター的存在である鉦の稽古をつけられ、半ば泣きべそ状態ながらも、何故かしっかりカメラ目線のいたいけな小々姐の姿を下から撮ってみたもの。

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七枚目のカットですが、会場メインステージ前での出陣式を前にして国道354上に停車した各地区の山車の上ではお囃子のリハーサルに余念がないですが、まだ頑是なき小々姐ながら、かなり力強くタイトな小太鼓を叩く姿が目に留まったので、立ち止まって、屋台の下からその勇姿を一枚戴いてみたもの。

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八枚目のカットですが、去年、演奏中のお姿を下からそっと撮ろうとしたら、気が付かれ、おもむろに演奏をやめると「それ、ライカ?カッコイイね、高いんでしょ!?」と声を掛けてくれた笛吹きのヲヂサンが、また今年も山車の上で妙なる調べを元気に奏でていたので、目礼の上、その演奏姿を撮らせて頂いたもの。

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九枚目のカットですが、国道上の山車の上で出番待ちで退屈そうにしていたいたいけな童子達の姿を撮ろうとカメラを向けたら、一番幼げな極小姐一名のみが気づき、しっかりとカメラ目線向けて来たので、手を挙げて一枚撮らせて貰ったもの。

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十枚目のカットですが、交差点での出陣式に向け、各地区の山車に予め定められたポジションに移動すべく、国道354上に一時停車中だった各山車は、再び地区の人々に曳かれて移動を開始したので、その様子を前に出て一枚撮らせて貰ったもの。

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十一枚目のカットですが、一足早く交差点際のポジションにつき、お囃子の演奏を始めた山車が有ったので、近くまで歩み寄って、その斜め下から、演者であるいたいけな童子達のやや緊張した面持ちを捉えてみたもの。

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十二枚目のカットですが、交差点際のポジションにつき、お囃子の演奏を始めた山車の上で、本番である出陣までの待ち時間、暇そうに山車の上から外を眺めていた、浴衣姿のいたいけな極小姐の姿を傍らから一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、出陣前に交差点付近に集合した山車の前では様々な地区の運行責任者が行き交っていて、それを眺めていたら、麦わら帽子などかぶって、夏祭りのお約束コスチュームの方が視界に入ったので慌てて撮ってみたもの。

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十四枚目のカットですが、出陣間際の国道354号上の或る山車の前で、前週に行われた太田祭りで選ばれた実質的ミス太田である「ミス八瀬川」の小姐二名がチョイ軽めのカンジの市の担当者と歓談にうち興じていたので、卒爾ながら、と声かけてお二方揃ってモデルさんになって貰ったもの。

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十五枚目のカットですが、いよいよ陽も落ち、出陣式も終えて、各地区の山車にも灯が点り、これから夜10時までの国道354上での往復運行に出発しようとする直前、地区の提灯を持った、山車の伴走の方々が集まってきたので、その様子を撮ってみたもの。

今回の感想ですが、いやはや、まだ知名度は極めて低いですが、さすが関東最古クラスの由緒あるお祭り、山車の上の演者も、伴走する地区の方々も、朴訥ながら、遠来の客に対し、精一杯楽しんで貰おうという熱意が伝わってくる、とても素晴らしいお祭りではないかと思いました。また来年もぜひお邪魔したいと心から願っております。

さて、次週の更新は、同じく太田市内の「尾島ねぷた祭り」からご紹介しましょうか、乞うご期待!!

  1. 2016/08/21(日) 22:02:23|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

この記事の13枚目以降の文章がなぜか消滅しています。間違えて消してしまったのでしょうか
  1. 2016/08/30(火) 21:38:10 |
  2. URL |
  3. Taro #-
  4. [ 編集]

Taroさま
ご指摘有難うございます。
このFC2ブログでは、個々の記事を編集モードにしない限り、記事の加除訂正は出来ない仕組みになっていますから、間違って消す、などということはまず有り得ないです。
原因は、おそらく、執筆途上にPCのメモリかクソwin.10の影響で落っこちちゃったので、それを何らかのDB管理上のミスで拾ってきて、コンプリート版と入れ変わっちゃった・・・そんなとこではないでしょうか。
これからもどうぞご贔屓お願いいたします。
  1. 2016/08/30(火) 23:42:52 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

尾島ねぶた祭りをみてからこれを見ると

祭りとの距離感がちょっとちぐはぐな気がするのですが、これって観光客が増えたことによるものでしょうか。
それとも山車の形とか祭りの流れが違うことによるものでしょかねえ?

これはこれで良い祭りだと思うのですが、charley944さんの撮影ポイントがまだ定まってない様な感じにみえました。
  1. 2016/09/05(月) 22:11:03 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #JC4vvGP6
  4. [ 編集]

Re:尾島ねぶた祭りをみてからこれを見ると

出戻りフォトグラファー さん
有難うございます。
そうですね、こちらはまだ二回目なので、とてもまだフランチャイズ戦とは云えるレヴェルではないし、お祭り自体がまだ復興間もないので、手探り状態で尾島みたいに安定化していないのでなかなか撮影スタイルが確立出来ないし、そもそも、着いてから、出陣まで演者が殆ど三尺高い台の上・・・という状態で、必然的に標準レンズだとこんな間合いになってしまうのですよ、近寄り過ぎるとみな、極端な仰角写真になっちゃいますしね、ホントはEOS1DsMKII+Vario Sonnar28-85mmf3.3-4.5みたいな万能ズームがイイのかも。
  1. 2016/09/11(日) 23:13:07 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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