深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

A port town with great hospitality and friendship tointernational travelers~Pusan Tour'16 Sept.①~

さて、今週のアップは予告通り、お隣は韓国、釜山の街に先週ふらりと出掛けて来た時に撮ったものを二週に分けてお送り致します。

今回も、基本的なパターン通り、3日間の休みに有給休暇を一日くっつけて4連休として、3泊4日の旅として出掛けてきたものです。

木曜の午後、成田を発ち、夕方に釜山金海空港着、翌金曜日には、前回初訪問し、写真撮影スポットとしては、適度にモデルさんになってくれる友好的で物好きなアミーゴの多い「甘川洞文化村」に出掛け、しかるのち、釜山での定点観測スポットと化している「チャガルチ市場」へと出かけた次第。

前編として、その到着2日目の甘川~チャガルチでの撮影結果をお送り致します。

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まず一枚目のカットですが、前回も撮りましたが、機種換えをしたので、その精緻な描写を際立たせる意味も有って、土城駅傍のバス停からのマウルバスの停留所の目の前、山麓の集落を背景として建つ「透明人間」?のオブヂェを至近距離で撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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二枚目のカットですが、「透明人間」オブヂェのちょうど道を挟んで反対側、山肌の崩落防止壁にところ狭しと貼り付けられた名も無き芸術家達の描いたデザイン木片の群れがとてもアーティスティックで素晴らしいので、観光客の混ざり、広角レンズのパースを活かし、集落の遠い住戸群もバックに入れて一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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三枚目のカットですが、甘川文化村のバス停からの順路のところどころに上に登る道があり、注意深く観察しながら歩くと結構、カラフルで魅力的な路地というか側道があり、ちょっと地中海に面した集落の生活道路にも見えなくもないので、さすが「釜山のサントリーニ」とか独りごちて、ローアングルから一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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四枚目のカットですが、前回訪問時もそうでしたが、ここ甘川洞文化村の街並みは結構な数の商業写真・画像の類いに用いられているらしく、今回もオーディション用の写真を撮りに来たといういたいけなアガシ二名が一生懸命、サムスンのコンパデヂをちっちゃな三脚に乗っけて二人の写真を撮ろうとしていたので、声かけて、アイゴー♪×2とか泣きそうなカットを何枚か撮って上げた代わりにモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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五枚目のカットですが、先ほどの壁面芸術のもっと本格的なものがより奥まった辺りに有って、その前で、韓国国内は云うに及ばず、中国、西欧諸国から来た旅人達が代わる代わる記念撮影など楽しんでいたのですが、ふと人の群れが途切れた頃合いを見計らって、また広角のパースを活かし、斜めからその全貌を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_006.jpg
六枚目のカットですが、再び幹線道路上の集落の中の通路を歩いて被写体を探していたら、居ました居ました、観光案内所並びに在る土産物屋街の中の貸衣装屋であろうことか、日本の中学生と思しき制服を借り出して、いわゆる「観光地コスプレ」を愉しんでいるアガシ二名に遭遇したので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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七枚目のカットですが、同じく上の集落の通路を歩いていたら、かなりイカしたカンジの香港人と思しきカポーの旅行者とすれ違ったので、振り向きざまに遠い山並みや集落の色とりどりの住戸の壁面をバックとして一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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八枚目のカットですが、集落の周回道路の中ほどにある「だるまさんが転んだ」をモチーフとしたとおぼしき壁画の前で嬌声を上げて、色々なポーズで写真の撮りっこをしていた、インドネシアかカンボヂア辺りの小姐の一団が居たので、わざとタイ語で話し掛けたら困った顔して首を傾げたので改めて韓国語で話し掛けてみたら、やっと通じ、韓国国内に留学に来ているベトナムアの女学生だということで、快くモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_009.jpg
九枚目のカットですが、集落の周回道路のどんづまり付近、これを西に進めば、下に降りて行ってしまう辺りで、地図を広げ、どうしたもんぢゃろぅのぉ?とか全然、文殊の知恵も湧かずにお困りのオランダからの小姐三人衆が居たので、声かけて、観光スポットとチャガルチ市場への戻り方を教えて上げた代わりにモデルさんになって貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはElmarit21mmf2.8による開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_010.jpg
十枚目のカットですが、どんづまりまで行ったので、またもと来たバス停方面に戻りながら周回道路沿いで被写体を探そうと鵜の目鷹の目で歩いていたら、居ました居ました、命がけ系オブヂェクトである、山肌にひな壇状に設けられた集落の道路の転落防止目的のコンクリ柵に置かれた、ここ甘川洞文化村のイメーヂキャラであるキツネを連れた少年の像の横に腰かけて、数メーター下の家屋群の屋根への転落の恐怖に半ば顔を引き攣らせ、記念撮影など愉しんでいるいたいけな若いアガシ達の様子を望遠で撮ってみたもの。
カメラはX-Pro1、レンズはC.Heliar78mmf1.8による開放、絞り優先AE撮影です。

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十一枚目のカットですが、甘川洞文化村では平日にも関わらず、前回以上にモデルさんになってくれた世界各国のアミーゴに恵まれ、望外の成果だったため、陽が高いうちに次なる撮影地、チャガルチ市場エリアにバスと地下鉄乗り継ぎで移動し、今回はすぐに魚市場エリアに直行せず、旧植民地時代の日本家屋が残る、南浦から続く、薬種問屋通りをまず撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_012.jpg
十二枚目のカットですが、薬種問屋通り奥、チャガルチの全容が見渡せる、南浦洞の船着き場から、手前の灯台と漁船をモチーフとして、遥か遠くの山肌に貼り付いた、甘川洞文化村っぽい雰囲気を漂わせる、昔からの住戸群の姿を併せて撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、薬種問屋通りを抜け、魚市場通りにやってくると、やはり先客は休日、平日関わり無しの中国人のグループ旅行があちこちに散開して、仲間と電話したり、物珍しい景色をバックにSNSでライブ画像上げたり、ごく普通に記念撮影したりとスマホンをフル活用して楽しんでいたので、手近な美形の小姐が口を半開きで風景撮影している傍らに寄って、その様子を一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_014.jpg
十四枚目のカットですが、時間も遅くなってきたからか、だいぶ市場のメインストリートというか、魚のリテールを行う通りは閑散としてきて、夕陽に照らされる遠方の山肌の住戸群も見渡せるようなイイ画が撮れる時刻となってきたので、さっそく一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_015.jpg
十五枚目のカットですが、中東系の美小姐3名組と市場の通りですれ違った時、明らかにアイコンタクトしてきたのが判ったので、さっそく追いすがり、声かけて、何枚か彼女たちのアイポンやらアスースのスマホンで撮って上げたり、また工房主自身にも一緒に入って欲しいということで一緒に記念撮影したりと盛り上がった後、ではお別れに、と一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_016.jpg
十六枚目のカットですが、市場の南西の外れまで歩いて行ったら、東の南浦の方向から怪しげなBGM流しながら、踊っては太鼓を叩くという、日本のチンドン屋さんをより強烈にしたカンジの路上パフォーマンス集団がやってくるのが見えたので、猛ダッシュして追いつき、後方に回り込み、眼光鋭い主催者のアヂュモニを入れたカットを撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

Pusan16_09_017.jpg
十七枚目のカットですが、そろそろ陽も暮れかけ、お茶もしたい時刻となって来たので、チャガルチ市場を後にする前、市場通りを振り返りざま、疲れた表情でリアカーを曳いた行商のアヂュモニがちょうど通りがかったので、これ幸いと一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはTessar35mmf3.5改Mによる開放、絞り優先AE撮影です。

さて次回は釜山三日目と四日目、今回初訪問の釜山からは片道4時間近くのニューウェイヴ観光地への訪問記も含めたレポートをお送り致します、乞うご期待!!
  1. 2016/10/02(日) 22:56:51|
  2. 旅写真
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

深い入り江を前方に従え、ちょっとした山岳都市の様な地形の佇まいが良く判るレポートです。

港湾都市がここまで栄えるというのは、どことなく香港を思い出させますが、港町独特の生活圏の分布が見えるような、生活臭のつよい港とその近隣と、観光客を呼び込んでいる特異な風物が混交する、複雑さが見えてきます。

衣食住からしたら、人寄せのちんどん屋モドキなど芸術家の戯画にみえるほど、魚市場の佇まいは日本でいえば築地方面の如く、強烈に市民生活を支えている力強さを見せつけられます。

今日では、異国の観光客がその地域への新しい情報発信源にもなりそうなくらいに、多様な人種に彩られている事が、よくわかりました。

昨晩のTVでちらりと見た、「日本は女性蔑視の国」というすこし大袈裟な見出しに、コスプレや各種アニメキャラクターグッズが海外でどのように展開してゆくのかナド、こうした海外での現在を伝える動向から比較文化出来るのではないかという、そんなハードな側を彷彿させる硬質な写真を、pro-2+f3,5テッサ―やライツのレンズが担えうるのだと思いました。
もう一方には、ヘリアーというほんのり甘めな描写で生活圏から逸脱するようなカットが魅力的です。このあたりに、レンズ使いの楽しみが見えて来るようでした。

では、次回も大いに、楽しみにしています。
  1. 2016/10/03(月) 03:57:36 |
  2. URL |
  3. treizieme ordre #-
  4. [ 編集]

treizieme ordre さん
有難うございます。
よく、観光ガイド本や、韓国の文物に関し、相当端折ったものの書き方をしている書籍では、ソウルが東京ならば釜山は大阪とかカリカチュア的に書いてありますが、これは一国のNo.1都市とNo.2都市と云うくらいの極めておおざっぱで不正確な定義であります。
ソウルと釜山の関係は東京対大阪ほど経済的にも政治的にも拮抗してはいませんし、気質については、釜山の人間は、大阪をはじめとする関西人というより、まさに地政学的にも近い九州の港町の人達に近いものを感じさせてくれます。
実際、釜山は朝鮮戦争での避難民が多く暮らして来たまさにミニ人種のるつぼですし、古墳時代頃には、伽耶国という地域で任那日本府として日本の一部だったという話もあるくらいで、そうでなくとも関釜フェリーで結構頻繁に人の行き来があるこの町は、ソウルより博多や大分、そして長崎の日本人の方がしっくりくる、と云ってはばからない人も少なくないので、彼らからすれば、日本からの客が来たと云っても、気取ることもなく、あたかも近所の友人が遊びに来て、玄関口で世間話する、くらいの違和感の無さのようなのです。
また、今回、台湾、韓国という親日、反日という二元論で括られがちな二地域を立て続けに旅してきましたが、その両者に共通するのが、やはり過去への敬意と思慕なのです。
両国とも、戦前の日本統治時代の家屋や公共インフラの希少性、重要性に気が付き、観光資源としても有望であることから、国、地方政府がお金を出して、レストア、メンテナンスしてしっかりと未来へと残し、皆で楽しもうという前向きな姿勢なので、まさに目からウロコでした。
しかも、両国の日本統治時代の遺構界隈で流行っているのは、日本の高度成長期前後の詰襟学生服とスカーフ付きセーラー服着てカポーで手を繋いで散策することだとか・・・
日本のマスメデア経由では知り得ない、本当のところをこれからも通って、自らの肌で感じたいと思いました。
  1. 2016/10/05(水) 23:44:15 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

10枚目が素晴らしい。

やはり何回も来ているだけあって、スペインとは距離感が違いますね。
自分の庭みたいに歩いて、一気に被写体の懐に飛び込み、撮影して立ち去るというヒット・アンド・アウェイの見本を見ているみたいでした。
特に10枚目の星の王子様とのツーショットは観光ポスターでも使えそうな感じでした。

ところで15枚目に映っていた中東系の方々は珍しいのでしょうかね。
あまり韓国に中東の人が来るのってイメージ湧かないのですが。
  1. 2016/11/14(月) 20:38:51 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:10枚目が素晴らしい。

出戻りフォトグラファーさん
有難うございます。
まぁ、韓国は言葉の関係も有り、準フランチャイズみたいなものですし、韓国の人々も、日本から来たと云うと、感覚的には近所の人が息抜きに座敷に上がって来た程度のカンジのようですから、ねぇ写真撮らしてよ、と声かければ、うん、良いけど・・・という成り行きでまず断られることはないのですよ。
ところで、韓国と中東と云うとあまりピンと来ないかも知れませんが、海水淡水化の巨大プラントしかり、発電所しかり、韓国の斗山重工など、日本よりも競争力有る企業もこれあり、そういった関係で結構、この西海岸の工業地帯の近い国際都市釜山には、中東をはじめ、世界各国の人々が闊歩しています。
  1. 2016/11/15(火) 00:05:56 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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