深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

¿Puedo sacar una foto?~Spain photographic tour2016③~

さて今週はスペインはアンダルシアの旅からのレポート最終回、「白い家」豪華三点セット筆頭と呼ばれる「Mijas」(ミハス)から三点セットの秘境「Casares」、そして出発当日、ギリギリまで粘って撮りまくったマラガでのデイタイムスナップをお送り致します。
では、さっそく、その行程に沿って実写結果を見て参りましょう。

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まず一枚目のカットですが、マラガ滞在二日目の朝10時過ぎのマラガ駅地下の近距離列車ホームからフェンヒローラ向け列車に乗り、そこから、また路線バスに乗り換えて、小一時間で到着したミハスの街で、まず目についたのが、街の中心部の広場付近のロバのタクシーとかなり上手に馬に乗るいたいけな童子達の姿で、持参したカメラ二台のうち一台は望遠を付けていたので、通りざまにすかさず一閃浴びせたもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender Heliar75mmf1.8VMによる絞り開放、AE撮影です。

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二枚目のカットですが、同じくミハスを散策中のカットですが、街の中心部の広場から、やや中心部を離れた山の斜面の住宅街に向けて散策しながら撮ろうかと思い、土産物屋の立ち並ぶ東西のメインストリートから北に折れたところで、歓声を上げながら駆けって来たいたいけなローカル小姐のお姿を一枚戴いたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCarl Zeiss Biogon 25mm f2.8ZM による絞り開放、AE撮影です。

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三枚目のカットですが、商業地域である街の広場周辺より数十メートル上の斜面に広がる住宅街の生活道路に出られたので、時折すれ違う住民各位のにこやかに挨拶など交わしながら、時折、白い家が両側に立ち並ぶ狭い道路を歩いて、時折、視界が開け、アンダルシアの冬の青空が見えたところでシャッター切るようにしていたのですが、そのまず手始めのカット。
カメラはX-Pro2、レンズはCarl Zeiss Biogon 25mm f2.8ZM による絞り開放、AE撮影です。

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四枚目のカットですが、同じくミハスの山の斜面の住宅街で、おそらくシエスタの時間に入ったのか、時折迷い込んだ観光客か、シエスタには縁の無い、犬猫くらいしかすれ違う相手が居ない閑散とした白い家の通りでなかなか洒脱な外見の長屋風住宅が並ぶエリア越しに冬の青空が顔を出していたので、一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCarl Zeiss Biogon 25mm f2.8ZM による絞り開放、AE撮影です。

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五枚目のカットですが、白い家ばかりが立ち並ぶ住宅街の頂上手前まで到達して、暫し海方向に視界の開いた展望台みたいな場所で遥か彼方のジブラルタル岬など眺めて感慨に浸っていたら、ドイツ語っぽいけどドイツ語でないオランド語と思しき言語で語らい合いながら、迷ったという素振りもみせず、堂々と散策していた白人のカポーが居たので、後ろを通り過ぎて暫くしてから、遠景の一部になって戴いたもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender Heliar75mmf1.8VMによる絞り開放、AE撮影です。

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六枚目のカットですが、同じくミハスの住宅街で、どんどん歩きながら撮って、ついに到達した一番上の階層の路上から両側に良く手入れをされたきれいな白い家を入れ、地中海の上の青い空を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCarl Zeiss Biogon 25mm f2.8ZM による絞り開放、AE撮影です。

Spain16_041.jpg
七枚目のカットですが、さて、そろそろ記念に何かキッチュな小物でも買い求めて、フェンヒローラ行きのバスさ乗っぺか、ということで、斜面の住宅街を降り、再び、街の繁華街である中心部の広場に向かって歩き出したところ、シエスタの途中に晩御飯の買い物でも思い出したのか、はしゃいだ様子のいたいけな極小姐の手を取ってショッピングバッグを下げた若い母親が通りがかったので、振り向きざまに一閃浴びせたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCarl Zeiss Biogon 25mm f2.8ZM による絞り開放、AE撮影です。

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八枚目のカットですが、翌日、マラガ滞在三日目の行程は、「白い家」豪華三点セットでも、アプローチに一番難度が高いと思われる「Casares」へ、マラガのバスターミナルからEstepona行のバスとタクシー乗り継いでやっとたどり着き、そのタクシーから降りてすぐ目の前に広がる山肌をびっしりと埋め尽くした白い家の偉容をさっそく一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender Heliar75mmf1.8VMによる絞り開放、AE撮影です。

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九枚目のカットですが、カサレスの街に着いた時、元、英語教師だったという寡黙なタクシー運転手がここぞとばかりに観光及び撮影スポットを饒舌な英語で教えてくれたのですが、まずはイスラームの古の砦跡が山の上にあるから、そこに登って全体図を把握してから回ると良いということだったので、そこを目指して歩く途中、なかなか洒脱な壁面アートを見つけたので一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeica Elmarit21mm f2.8 による絞り開放、AE撮影です。

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十枚目のカットですが、そのイスラームの古の砦を目指して歩く途中、ところどころ、道路の谷側の視界が開けて、段々畑状の住宅を上から見下ろすことが出来るのですが、雄大な岩山と地中海の青空を背景に赤瓦の屋根と白い壁が印象的に映えているところがあったので、思わず足を止め一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCarl Zeiss Biogon 25mm f2.8ZM による絞り開放、AE撮影です。

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十一枚目のカットですが、山というか山岳地帯のちょっとした峰の上のイスラムの古の砦跡への道も、ここカサレスでは、ほかのミハス、ロンダに比べると、クセスが不便なためか、極度に観光地化されていないので、生活道路というか、民家の間をすり抜けて山道を登っていくことになり、結構、息をのむような美しい路地が有ったりして目を奪われましたが、その出会いがしらの一発目がこのカット。
カメラはX-Pro2、レンズはCarl Zeiss Biogon 25mm f2.8ZM による絞り開放、AE撮影です。

Spain16_046.jpg
十二枚目のカットですが、地中海社会ではどこも共通のようなのですが、狭い裏通りのそれほど裕福そうな人達が住んでいそうもないところでも、道行く人達の心を和ませるためなのか、きれいな花を窓からプランターで吊るしたり、或いは、壁と道路のちょっとした隙間の植栽したりと、きれいな花が飾られていることが多く、その心意気に感じるものがあって、遠方から歩いて来た地元民各位をバックに一枚戴いてみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはCarl Zeiss Biogon 25mm f2.8ZM による絞り開放、AE撮影です。

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十三枚目のカットですが、マラガ滞在五日目、日本を出てから九日目の朝を迎え、当日の15時半過ぎにマラガ・コスタデル・ソル空港を発ち、またブルッセル国際空港経由、日本に戻らねばならない日がやって来てしまったので、名残を惜しみ、ホテルの朝食もそこそこ、ライカにお得意の35mmレンズを付けて、13時前まで鬼のようなストリートスナップに出掛けたのですが、その途上見つけた市民市場にお邪魔し、観光客に人気の「タコ兄ぃ」が売り物の地中海産タコを片手に微笑んでいるところを撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはRodenstock Heligon 35mmf2.8による絞り開放、AE撮影です。

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十四枚目のカットですが、おなじく朝のマラガ市民市場の場内で、向かいのタコ兄ぃの盛況ぶりを見て、忸怩たる思いを抱いていたかの中年ヲヤヂコンビと目が合っちゃったら、手招きして撮って撮って!とゼスチャするので、ハィ有り難く、とモデルさんになって貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender Heliar75mmf1.8VMによる絞り開放、AE撮影です。

Spain16_049.jpg
十五枚目のカットですが、幸先良く収穫が有った市民市場を後にして、市の中心部に向けて歩き出し、ところどころで立ち止まって写真なんか撮っていたら、家出少年か、徘徊老人の類いかと思ったのか、道端でファストフードのブランチを摂っていたらしいグループに呼び止められ、何処から来たのか?とか話し掛けられたので、少々自己紹介して、撮った写真など見せたら、ぜひ、我らも!というお申し出を頂いたので、有難く、モデルさんになって貰ったもの。

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十六枚目のカットですが、中心付近の商店街を散策していたら、またしてもM8が気を惹いたのか、乳母車を押した若いヲヤヂさんが、何処から来たのか、凄いのを使っているが仕事なのか?とか、すれ違いざま、かなり流暢な英語で話し掛けて来たので、日本から遊びで写真だけ撮りに来たのさ♪とか云ったら、ぢゃ、我らも!ということで、ではそこにお掛け下さい、ということでモデルさんになって貰ったもの。

Spain16_051.jpg
十七枚目のカットですが、荷物を預けたホテルに戻る途中、建物の間に並べられたカフェの即席テラス席で楽しそうにランチ後のテータイムを愉しむ男女のグループが居たので、最後の撮り納めとばかり、声かけてそのえも居われぬ佳き雰囲気を撮らせて貰ったもの。
カメラはLeica M8、レンズはVoigtlaender Heliar75mmf1.8VMによる絞り開放、AE撮影です。

今回の旅を通しての感想ですが、やっぱり、スペイン、特にアンダルシア地方はイイ、食べ物は旨いし、これでもか?と量が多いし、何といっても人々がとてもフレンドリーだし、これが最後の訪問かな、と旅の途上で何回か思ったりもしましたが、近場のアジアでの旅行の回数を減らして、格安航空券使ってでも、年に一回はまたこの地を踏みたい、と強く願った次第です。

さて、次回は、予定では、関東最後の秋祭りを今日の午後完成したレンズのシェイクダウンも兼ねレポートしようかと思います、乞うご期待!!
  1. 2016/11/06(日) 19:21:14|
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コメント

M8大活躍で。

流石のスペイン最終回。
人物との距離感も詰まってきて結構いい感じに撮ってますね。
色再現はX-Pro2の方が良い様に見えますが、空気感はM8の方が抑えているなと思いました。
やっぱり海外旅行だとライカを使った方が相手の印象も良いのかもしれませんね。
13-14枚目の雰囲気が良くて、こういうのはCharley944さんならではだなあと思いました。
  1. 2016/11/14(月) 20:12:04 |
  2. URL |
  3. 出戻りフォトグラファー #aYDccP8M
  4. [ 編集]

Re:M8大活躍で。

出戻りフォトグラファー さん
有難うございます。
そうですね、先般の10万円近くの出費にはなったものの、内部メカ更新の大改修、ここまでゴキゲンな画をプレゼントしてくれると、果たして、選択肢として考えないではなかった、M8を叩き売って、10万円足して、電子湾でM-E中古を調達する、という選択肢より満足度高かったのではないかと思えました。
因みに最終日にこんな地元民各位と親密距離で撮れるようになったかと云えば、カサレスからの帰りのバスの中で話し掛けてきた、元船乗りの爺さんに徹底的に発音直されて、次の日、街撮りで声かけ大作戦やったからかも知れません(笑)
  1. 2016/11/14(月) 23:39:27 |
  2. URL |
  3. charley944 #yjwl.vYI
  4. [ 編集]

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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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