深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

I don't know why but it's Shanghai 2016①

遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。
さて、今年一発目の更新はさっそく予定変更、昨年末の毎年恒例、避寒旅行ならぬ、避クリスマス旅行に出掛けた先、長年の宿願である中国メインランド復帰初の渡航地、上海の旅三泊四日のうち、撮影を行った中二日から二回に分けてお送り致します。
まず簡単に今回の旅の行程を説明致しますと、12/22の午後の便で成田から上海浦東空港に入り、その日は宿に着いて、翌日の中国高鐡「和楷号」の蘇州までの往復切符を手配して、近所の華北料理屋で晩飯を大喰らいしておしまい。
翌23日は朝10時40分の高鐡に乗るべく、宿のフロントの兄ちゃんの指示に従い、9時に宿を出発して、上海火站に向かい、そこから初の高鐡乗車で蘇州へGo!
当日は17時9分発の高鐡でまた上海へ戻り、駅に着き次第、そのまま、浦東を望む外灘へ夜景を見に直行、途中、新世界大丸デパートでお茶とスィーツを愉しみ、小一時間、外灘の河岸エリアを撮って、また地下鉄で宿のある東安路駅へ戻り、また大飯喰らって、その晩はお休み。
そして滞在三日目の24日は市内探索に当てるべく、10時に宿を出て、まずはかつてのフランス租界であった、准海中路を散策すべく、交通大学駅をスタート点として、途中、観光スポットによりながら、延々と外灘まで撮り歩いたのでした。
かくして25日の午後の便で上海は浦東空港からまた成田に戻ったという次第。
では、まず蘇州での一日の行動に沿って、逐次実写結果を見て参りましょう。

Shanghai16_001L.jpg
まず一枚目のカットですが、蘇州には有名な観光エリアが二か所あって、どのどちらも高鐡の着く蘇州火站からは地下鉄で30分以内の距離なので、まずは蘇州火站隣駅の「山塘街」(シャンタンヂャイ)へ向かい、駅から有名な水路のある老街へ向かったのですが、イブも近いこともあって、民族衣装に身を固めて、プロのカメラマンに景観地区の中で記念撮影をして貰おうというカポーが多く、入り口で遭遇した一組目にお願いして混ぜて貰ったもの。
カメラはLeicaM8、レンズはHeliar75mmf1.8による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_002L.jpg
二枚目のカットですが、幸先の良いカットに気分も高揚したのですが、暫くして呼吸を落ち着けると周囲を俯瞰する余裕も出来て来たので、絵葉書でもあまた撮られている水路の東方面を眺め、高台である幹線道路の橋の上から一枚撮ってみたもの。
カメラはLeicaM8、レンズはHeliar75mmf1.8による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_003F.jpg
三枚目のカットですが、先ほどの友好的かつ協力的なカポーにお礼を云って別れてから、振り返ってみれば、よほど興が乗っているのか、今度は河岸から幹線道路の橋の上に上がって来て、セリフ付きでなんかのシーンを真似て下から望遠レンズで撮って貰っていたようなので、それを橋の形が入るところまでバックして広角で撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはZeiss Biogon21mmf4.5による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_004L.jpg
四枚目のカットですが、水路沿いの道から老街へ足を踏み入れ、だいぶ前に訪れたことのある「周荘」に比べ、意外と観光地、観光地していない雰囲気にやや面食らいつつ、まずは、商店などが軒を連ね、賑やかそうな東方面に向かってみることにして、周囲の様子を撮ってみたもの。
カメラはLeicaM8、レンズはHeliar75mmf1.8による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_005F.jpg
五枚目のカットですが、老街を歩いていたら、水路方向に交差する道から、先ほど遠くに見えた、街のランドマーク的太鼓橋への登り口が見えたので、さっそく、登ってみて、水路を行き交う観光船も入れて、水路沿いの古い町並みを撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはZeiss Biogon21mmf4.5による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_006F.jpg
六枚目のカットですが、太鼓橋の上から見たら、生活感溢れる西方面の方が何となく面白そうだったので、東方面の探索は後回しにして、いったん、老街の道へ降りて、来た方向とは反対に歩き、さっそく地元民で賑わう食料品店の傍らでオモニの買い出しを待つ、いたいけな極小姐を連れた親子に声掛けて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはZeiss Biogon21mmf4.5による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_007F.jpg
七枚目のカットですが、老街を西方面にそぞろ歩きしていると、色々な人とすれ違うのですが、天気も良く、よほど気分も良いのか、すれ違いざまに笑顔で挨拶して来た爺様とその孫娘である極々小姐が居たので、声かけて一枚撮らせて貰ったもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはZeiss Biogon21mmf4.5による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_008L.jpg
八枚目のカットですが、更に西に向かって歩いて行ったら、いつしか商店街も途切れ、全くの地元民各位がつましく暮らしているような住宅街になってしまい、その石畳の道を防寒具に身を固めた爺さまと孫と老犬がとぼとぼと歩いていたのでしめしめと思い、中望遠を持っていたことの僥倖に感謝しつつ、可能な限りのローアングルで撮ったら、勘の鋭い童子に気付かれ、期せずしてカメラ目線でのカットになってしまったもの。
カメラはLeicaM8、レンズはHeliar75mmf1.8による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_009L.jpg
九枚目のカットですが、西方向への道をひたすら歩いていたら、ところどころ、小規模の商店の集まったところとか市場みたいなところが在ったのですが、カラフルな色使いの衣料品を商う店頭で童子を抱きかかえながら油売ってたアヂュモニ達に陽が射していたので、これ幸いにと中望遠を活かし一枚戴いてみたもの。
カメラはLeicaM8、レンズはHeliar75mmf1.8による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_010F.jpg
十枚目のカットですが、西の端の橋の下まで辿り着き、そろそろ腹も減って来たので、また元来た道を辿りながら、適当に横道にそれ、裏通り、路地などに迷い込みながら撮っていたら、ちょうど、小規模な地元民向けの市場の裏手から中に入れたようで、入り口付近で寝そべっていた犬を撮ろうとしたら、ハィハィごめんね、横通るよ、的なことを云いながら爺さまが通り過ぎて行ったので、これ幸いにと一枚戴いたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはZeiss Biogon21mmf4.5による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_011L.jpg
十一枚目のカットですが、山塘街では一番有名らしいレストラン「松鶴楼」にて、豚の脛肉の冷製と鮑載せ餡かけ茶飯みたいなものを戴き、気力満々食後の撮影に入ったのですが、次の予定地も有るので、商業地区である東方向への散策は程々にすべく、歩きながら老街の様子を撮ってみたもの。
カメラはLeicaM8、レンズはUltron28mmf2.0による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_012L.jpg
十二枚目のカットですが、老街を東にそぞろ歩きしていたら、先ほどの太鼓橋より一本東の太鼓橋の通りに出たので、その上に登って、かのトムクルーズ主演の映画「Mi-2」だったかでロケを行ったという水路沿いの街並みを撮ってみたもの。
カメラはLeicaM8、レンズはUltron28mmf2.0による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_013F.jpg
十三枚目のカットですが、山塘街を後にして、再び地下鉄に乗って、次の目的地「平江路」(ピンヂャンルゥ)に向かい、最寄駅である「相門駅」から地上に出て歩くこと約5分、「平江路歴史地区」の石碑の建つ通りに辿り着き、その入口付近で客と料金の交渉していたらしき輪タクの周囲が陽の当たり加減により絶妙な陰影を映し出していたので、さっそく一枚戴いてみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeicaSummarit50mmf1.5による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_014F.jpg
十四枚目のカットですが、ここ平江路も先ほどの山塘街同様、古えの水路を中心とした景観地区なのですが、やはり、ロケなどには格好のエリアと見えて、水路伝いの道を歩いていたら、学生映画を撮っていたグループに遭遇して、そのリーダー格と思しき兄ちゃんが一丁前にニコンFのアイレベルファインダにGNニッコールなんかくっつけてたんで、気安く声かけて、撮影に混ぜて貰ったもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeicaSummarit50mmf1.5による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_015F.jpg
十五枚目のカットですが、学生達のグループに上から目線で「頑張れよ!」とか声かけて別れてから、更に水路伝いの道を奥に進んで行くと、柳の下で、並んで一心不乱にメールだかをスマホンで打ってる、いたいけな小姐二人組が居たので、シャッター音が静かなのを良いことにかなり接近し、その横顔を一枚戴いてみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeicaSummarit50mmf1.5による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_016F.jpg
十六枚目のカットですが、ここ平江路でもかつては移動や輸送のメインは船だったので、水路を跨ぐ橋は全て太鼓橋になっており、中ほどのひときわ高い太鼓橋の上から、水路両側に立ち並ぶ古色蒼然とした街並みを撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeicaSummarit50mmf1.5による絞り優先AE、開放撮影です。

Shanghai16_017F.jpg
十七枚目のカットですが、帰りの高鐡の時間を気にしつつ、とにかく水路の奥、行けるところまで行ってみようと思い、時計と睨めっこしながら水路伝いの道を散策しながら、しっとりとしたウェット気味の描写を身上とする大口径単玉の威力に任せ撮り歩き、やや開けた広場みたいなところで、客待ちしていた子連れ狼的車夫の息子を一枚撮ってみたもの。
カメラはFuji X-Pro2、レンズはLeicaSummarit50mmf1.5による絞り優先AE、開放撮影です。

次回は、滞在三日目、上海市内の准海中路横断の旅からお送り致します、乞うご期待!!

  1. 2017/01/09(月) 22:18:35|
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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