深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Return of the silver chevalier~Primoplan58mmf1.9 tuned by F.G.W.G~

さて、今宵のご紹介は予告通り、かつて、目測に近い距離目盛りを使ったR-D1sでの実写結果をアップしたPrimoplan58mmf1.9を堅くて指紋が取れそうなくらいヘリコイドのグリスが固まってしまったのを機会に全部バラバラにして、グリス入れ替えのみならず、エレメントの清掃から内面反射対策までやって組み直したPrimoplan58mmf1.9を同じドイツの玉の試運転の伴走機としてテストしたので、その結果を見て参りましょう。
レンズの詳しい解説は、かつて鎌倉での試写の際、書いていますので、そちらをご参照下さい。
http://pwfukagawa.blog98.fc2.com/blog-entry-192.html

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まず一枚目のカットですが、一本目の試写を終え、再び浅草寺に舞い戻ろうとしたら、何と宝蔵門前で韓国人小姐集団が見るも愛くるしいお揃いの着物着て、ひょうきんなポーズ決め、一人をカメラマンにして撮っていたんで、一番左の小姐に韓国語で話し掛け、日本語も判るとのことだったので、撮って上げるからモデルさんになってよ、とお願いして一枚撮らせて貰ったもの。

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二枚目のカットですが、韓国人小姐との約束通り、彼女達のスマホンで縦横2カットほど撮って上げ、ずいぶん喜んで貰えたのを確かめてから、いとまを請い、次に向かったのが伝法院通りでさっそく遭遇したアメリカからの学生さんというカポーに通りの風景をバックにモデルさんになって貰ったもの。

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三枚目のカットですが、この伝法院通りはホンマは国際通りなんのんちゃうか?と錯覚を覚えるくらい、色々な肌の色、装束の老若男女が行き交い、その中でもちょうどごついディープサウス辺りから出て来た元ロードウォリアーかプロレスラー上がりみたいな中年パパがいたいけな双子ちゃんの乳母車を押して破顔しながら歩いてきたので、声かけてモデルさんになって貰ったもの。

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四枚目のカットですが、伝法院通りから飲み屋の有る通り、そして花やしき遊園地前経由、また浅草寺境内に戻り、先ほどはスルーしてしまった手水場へ足を向けてみたら、ちょうど、お揃いのレンタル着物に身を固めた中国人親子が律儀にも参拝前の禊を見様見真似で行おうとしていたので、反対側からその様子を一枚戴いてみたもの。

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五枚目のカットですが、次に境内での定点観測スポットであるお神籤売り場に移動してみると、居ました居ました、中国人のレンタル着物軍団が、あたかも秦の始皇帝の兵馬俑の如く似たようなカッコで群れをなしていて、そのうち数名がお御籤にチャレンジし、中をろくすっぽ読まないカンジで、むしろ柵に結ぶところを撮りっこすることに注力していたので、大胆にも至近距離に紛れ込み、その様子を一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、ふと宝蔵門のふもとに目をやれば、かなりの数の着物小姐、アガシの類いが判で押したようにお互いに撮りっこしていたので、その中でたまには国産も良いなと思い、声高に関西弁で撮った写真をネタにボケと突っ込みで勝手に盛り上がっていた小姐二名が居たので、よし、写真が得意なヲヂサンがお二方の美しいお姿をタダで撮って上げよう、馬子にも衣装云うし♪とか云ったら、もぅイケスカンなぁ、でもホンマ?とか乗ってきたのでポーズ付けて貰ったもの。

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七枚目のカットですが、宝蔵門からまた仲見世をてくてくと歩いて雷門方面に歩き、雷門手前まで来たところで、ここもいつもの定点観測スポットである「美人茶屋あずま」さん裏の扇屋さん店頭の団扇のうち、ひょっとこの眼にピンを合わせて撮ってみたもの。

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八枚目のカットですが、あずまさん近傍の商店の周りには、いつでも観光客がたむろしていて、それが全員が全員買い物するわけでもなく、乗り気でなくとも観光につき合わされ、相方が店内を物色している間、外で待っている人間も居るわけで、如何にも退屈そうに店の前でスマホンに熱中していた、遠方からの観光客の片割れみたいな兄ちゃんの姿に悲哀を感じたので一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、仕上げたレンズの描写を見るのに、反射の強いガラス水槽に収められた細かい豆粒の類いほどもってこいの被写体もないと常々から思ってはいたのですが、この豆屋さん、亀戸の交差点の、豆を売るのが商売なのか、或いは野生の鳥類に餌付けをするボランテアの為に店を開いているのか判らないお店と比べて、殺人的に賑わっていて、なかなか店員さんが接客している横からちょいと失礼、と撮る根性も度胸も無かったのですが、この日は奇跡的に真空状態だったので、これ幸いと一枚戴いてみたもの。

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十枚目のカットですが、一本目のレンズは到着時に雷門前でテストしましたが、このレンズは行程上、雷門前では一枚も撮ってはいなかったので、また雷門の前までやって来て、面白そうなモデルさんを物色していたら、インドから出て来たと思しき家族連れが、手慣れた様子で自撮り棒を駆使して雷門下で提灯をバックの家族写真なんか撮っていたので、そのトライ&エラーの様子を一枚戴いてみたもの。

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十一枚目のカットですが、雷門周辺での試写御すぐに雷門至近の某ファミレスにてティータイムとしゃれ込み、小一時間寛いでから再び撮影に出た時、辺りはとっぷりと暮れ、仲見世の宵の口の様子を撮ろうと徘徊し始めたら、あずまさんよりちょい奥の人形焼きの実演販売やってるお店の職人さんの姿が珍しく店頭から丸見えだったので、ちょいと失礼!と店先から一枚戴いてみたもの。

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十二枚目のカットですが、仲見世の真ん中より少し雷門寄りのスキンヘッドの店員さんが人形焼だか瓦煎餅を商うお店が有って、そこの店頭は国内外の観光客で賑わっているのですが、この日は珍しく、日本人の着物姿の小姐数名が店頭に並び、行儀よく商品の包装を待っていたのでその様子を一枚戴いてみたもの。

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十三枚目のカットですが、陽もすっかり落ち、電灯の暖かげな光が恋しくなる時間帯でしたが、それでも滞在時間という制約の有る、或る意味、21世紀のシンデレラというかウルトラマンみたいな観光客各位は陽が暮れたのも構わず、自分の持ち時間の中で目一杯、見て食べて楽しんで帰ろうとしていたので、その健気なバイタリティに打たれ、その様子を一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、陽の落ちた仲見世では店頭の明かりも勿論賑やかではありますが、それ以上に、そのどんづまりに聳え立つ宝蔵門もライトアップした偉容が目を惹くので、時折ファインダを覗きながら、仲見世を前進し、画面目一杯に写る辺りでそのハイテクの象徴たるチタン瓦を纏った荘厳な姿を捉えてみたもの。

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十五枚目のカットですが、宝蔵門手前のちょっとした広場に面した揚げ饅頭屋さんの店頭で、いかにも青春を謳歌してますが何か?という雰囲気を纏った初々しい日本人カポーが、小姐各位のダイエットの大敵である揚げ饅頭なんざ旨そうに頬張っていたので、そのいたいけな横顔を一枚戴いてみたもの。

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十六枚目のカットですが、そろそろ帰りたいと思い、宝蔵門の手前から再び踵を返し、雷門経由、地下鉄駅に向かう途中、
いたいけな小姐相手に言葉巧みに観光乗車の勧誘などを行っている、ちょいと渋みばしったカンジの車夫の兄ちゃんのお姿を一枚戴いてみたもの。

今回の感想ですが、いやはや、ヘリコが軽くスムーズになり、実像見てピンを合わせられるようになると、APS-Cの焦点換算では87mm相当の中望遠ではありますが、X-Pro2のデヂスプリットも良く効き、なかなかスナップには面白いレンズだなぁと思いました。

さて次回はまだ決めてませんが、たぶん新年の川越で買った京セラの珍品ズームの試写結果でもご紹介しましょうかね、乞うご期待!!
  1. 2017/02/12(日) 19:46:57|
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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