深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

Birth of ultimate optics in F.G.W.G.~Fukagawa 7th Anastigmat45mmf1.7~ 

Fukagawa Anastigmat7-1
さて、今週のご紹介は、確定申告のペーパーワークが何とか夕方までに目鼻ついたので、なんとかブログの更新に辿り着き、前回、覆面レンズとして登場した、当工房オリヂナル設計、製造の標準レンズのご紹介いきます。

このレンズは元々、前にご紹介したOlimpus PenF等を遺してくれた近所の遠縁のをぢさんの持ち物で、本家の収納庫に30年以上もしまわれていて、工房主へ譲るという直筆の手紙とともに発掘されたため、元より古いカメラなどに興味など全くない、当主の従弟からやっと本来の相続人の元へやって来た中の一台のコンパクトカメラのレンズで、その時点検したら、何故か後玉にひどい引っかき傷があったのとシャッターが粘り、二重像も薄くなっていたので、何とか役に立てたいという思いはあったものの、具体的なアイデアが湧かないまま更に防湿庫の中で2年ほど眠っていて、突如閃き、工房に蓄えられていた、別のレンズの後群と組み合わされて新たな内鏡胴、そしてヘリコイドを得て、さすがに回転ヘリコイドではなかったので、ミラーレス用の標準域レンズとして生を受けたものです。
構成は4群6枚の標準的なプラナータイプです。
では、さっそく、この奇跡のレンズの実力を見て参りましょう。カメラはX-Pro2、全コマ開放による絞り優先AE撮影です。

Fukagawa7th_001.jpg
まず一枚目のカットですが、先にご紹介したヤシカ製ズーム35-70mmf4の試写を終え、表参道に面したちょっとした広場でこのレンズに換装し、まずは目の前のタブレットで一心不乱に地図の確認をしていた、中国からの二人組の小姐の後ろ姿を拝借して試し撮りを行ってみたもの。

Fukagawa7th_002.jpg
二枚目のカットですが、中国からの小姐の隣には、タイから来たと思われる若いカポーが居て、この人達も、周囲はそっちのけで、男性の撮ったEOSの背面LCDモニタを一心不乱に覗き込んだまま、何とはなし盛り上がっていたので、至近距離まで近寄り、その熱心なお二方の横顔を一枚戴いてみたもの。

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三枚目のカットですが、表参道に面した広場からまた元来た原宿通り、竹下通り経由、明治神宮前駅まで戻ることとして、歩き出してすぐ、一段高いところに位置するガラス張りの瀟洒なブティックみたいな店舗脇の道をいたいけな若者各位が次々と絶え間なく通り過ぎて行くのが目に留まったので、その様子がなかなか画になると思い、狙い定めて一枚戴いてみたもの。

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四枚目のカットですが、ここも原宿通りの観光スポットのひとつらしく、店舗にロボット犬が置いてあり、その犬が常にドッグフードを食べるしぐさをしているのがなかなかユーモラスでいたいけな若者のハートを鷲掴みにするのか、常に誰かしらが横に立って記念撮影などやっているので、中国人一家が小々姐に頭を撫でさせているところを記念撮影している斜め横から一枚戴いてみたもの。

Fukagawa7th_005.jpg
五枚目のカットですが、ここ原宿通りは目抜き通りの表参道や、ドル箱の竹下通りから比べれば、人通りこそ少ないですが、それでも都内のファッションの最先端エリアの一部であることは疑いようもなく、洒脱なデスプレイを誇る、若者や外国人観光客向けの店舗が軒を並べており、その中でもオッサレ~な帽子をラックに掛けて飾っていたお店があったので、これ幸いにと一枚戴いてみたもの。

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六枚目のカットですが、同じ原宿通りの途上、地図持参で道を聞いてきた、いたいけな米国人の小姐二名が居たので、聞かれたことにはちゃっちゃとお答えし、ついでに手製のレンズのテストやってる最中なんで、せっかくの美人揃いなんだから協力して行ってよと頼んだら、まぁ面白い♪ということでモデルさんになって貰ったもの。

Fukagawa7th_007.jpg
七枚目のカットですが、ここも原宿通りで、先のヤシカ製ズームでテストを行った、地下にあるレストランだかカフェの看板代わりのオブヂェである階段横の木製ロッキンチェアにランタンみたいなものを乗っけて、まだ陽のあるうちから光らせていたのを一枚戴いてみたもの。

Fukagawa7th_008.jpg
八枚目のカットですが、竹下通りとここ原宿通りを隔てる大きな通りの手前まで戻って来たら、いたいけな小姐のグループがいわゆるナンパを待っているのか、或いは所持金が底を尽き、他に行くところもないのでただたむろしているだけなのか判りませんが、とにかくスマホンなどいじりながら漫然と立ち尽くしていたので、その様子を背景の通りと合わせて一枚戴いてみたもの。

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九枚目のカットですが、竹下通りに再び戻って、シャッターチャンスを探しながら歩いていたら、とあるクレープ店で、季節外れのサンタクロースみたいな赤いモコモコのお揃いの衣装でクレープを贖っているいたいけな小姐二名組が居たので、音もなく近寄り、シャッターを切ったところ、妙に感が良く、振り返ってカメラ目線となったもの、でもシャッター切ったあと横ピースされても遅い・・・

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十枚目のカットですが、これも竹下通りで、お揃いファッション、イメージ的にはヤクルトスワローズの巨大な九官鳥かなんかのマスコットを彷彿とさせるような光沢のある長めのジャンパーに背負い紐が何となく長めでルーズなカンジのピンクのリュックを背負い、白いミニのフレアスカート履いた山出しっぽい小姐二名組がショップ店頭のバーゲン品を一心不乱に物色していたので、2mくらいの距離から一枚戴いてみたもの。

Fukagawa7th_011.jpg
十一枚目のカットですが、竹下通りも原宿駅に近いところまで戻ってきたところ、ふと通り横の側道入り口の脇にしゃがみ込んでいた、優しい目をしたテンガロンハットの美青年?と目が合ったので、これも何かのご縁、と思い、やぁ、とってもクールに決めてるねぇ、ところで手製のレンズのテストやってるんだけど、どう写るか興味無い?とか一気に話し掛けたら、実は女性・・・面白そう、ぢゃ、撮ってみて、ということでモデルさんになって貰ったもの。

Fukagawa7th_012.jpg
十二枚目のカットですが、竹下通りの中ほどを過ぎた辺りで、スキンヘッドのヲヤヂさんを頭領としたなかなかファンキーな一家が居たので、手製のレンズのテストしてるんだけど、協力してくれる?と聞いたら、おもむろに「TV局のイタズラ番組か何かか?」とか真顔で聞いて来て、いや違う、趣味で遊んでいるだけだけど、と返したら、判った、じゃ四人でちょっとパフォーマンスするからその瞬間撮ってみろ、と云われて撮ってみたもの。

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十三枚目のカットですが、来る時もシャッターチャンス満載だった、七色綿菓子を商う店の前までやって来て、さて何か面白いものはないかと物色していたら、インドネシア人っぽいエキゾチックな顔立ちの極小姐がもう七色綿菓子を食べ終えようとしているのか、その巻き芯材である竹のひごみたいなのから手でむしっては口に運んでバクバク食べていたので、その対比が面白く人垣越しに一枚戴いてみたもの。

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十四枚目のカットですが、ここも七色綿菓子のお店の店頭のちょっとした広場で、いたいけなOL風の若い小姐グループが脇目も振らず、本来ならダイエットの大敵であるはずのザラメ糖の化身である綿菓子片手に恋バナだか、余暇の過ごし方に関する突拍子もない話を仲間としながらうんうん頷いたり、ケタケタ大声で笑い出したりと傍弱無人の盛り上がりぶりだったので、斜め後ろからそっと一枚戴いてみたもの。

Fukagawa7th_015.jpg
十五枚目のカットですが、竹下通りもどん詰まり、山手線と並行して走る大きな幹線道路から通りに下る、ちょっとした坂道の上から、通りの賑わいを写し取るべく、ただ漫然と何処にピンがあるのか判らない写真では意味がないので、手前の小姐グループの比較的美形の、黒キャップのアガシにピンを合わせて撮ってみたもの。

今回の感想ですが、うーん、やっぱり、国産の高級コンパクトカメラはイイレンズ使ってたんですね。何処のメーカーを使ったか明かしてしまうとヂャンクの程度の良いものが払底し、ロクなことにならないので、ここでは伏せますが、加工さえきちんと行えば、違う会社同士のエレメントでもここまでパフォーマンス発揮してくれるのですから・・・

さて、次回は秘宝館から何か紹介しましょうかね、乞うご期待!!
  1. 2017/03/05(日) 22:19:57|
  2. その他Lマウント改造レンズ
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今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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