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深川精密工房 [Fukagawa Genauigkeit Werke GmbH]

深川精密工房とは、一人のカメラマニアのおっさんの趣味が嵩じて、下町のマンション一室に工作機械を買い揃え、次々と改造レンズを作り出す秘密工場であります。 なお、現時点では原則として作品の外販、委託加工等は受付けておりません、あしからず。

美麗島旅情'17~Taiwan Photographic Tour'17①~

さて、今回のアップは予告通り、9月の3連休に有休1日くっつけて出掛け秋のた台北ツアーを前編、後編の二部構成として、まず前編ををお送りしたいと思います。
まず、恒例の行程紹介ですが、9/15に成田から台北桃園空港には14時過ぎに入れた上、かなり順調に入国手続きが済んだため、空港MRT経由、台湾駅北門口至近の常宿には15時半前にはチェックイン出来、このチャンスを有効に活かすべく、前回、これまで何度もアプローチを試みながら、近くまで行ったものの、探訪できずに終わっていた「迪化街」がまさに"灯台下暗し"の譬え通り、宿から徒歩圏内であることに気づいたので、さっそく、カメラバッグのみ持って、宿から向かって、日暮れまで撮影し、しかるのち、今や最寄り駅となったMRT北門駅から松山・新店線に乗って西門駅に向かい、そこでお腹がすくまで撮ったというのが初日15日の行動、そして翌16日は、朝少し早めに起きて、いずれも西海岸の桃園周辺に位置する老街観光地である「三峡」、「北埔」のうち、近い方の「三峡」を電車+バスで訪問し、お昼過ぎまで撮ってから、台北市北西の観光エリア「淡水」に回り、日暮れまで撮って、「故宮博物館」見学か「士林夜市」撮影でもしようと考えていたのですが、頭で考える通りには物事が進まないのが世の常、着座しなければ急行相当の「自強号」にも乗れるということは判っていたので、それに乗ったはイイが、「三峡」最寄り駅の「鶯歌駅」は「桃園駅」のひとつ手前の駅で、各停相当の「区間車」しか泊まらないので、まだ「桃園駅」で降りて上りの区間車に乗って降りれば良かったのですが、手前の駅であることも忘れていて、そのまま「桃園駅」で乗り過ごしてしまい、あとは急行列車の常で、都市区間を過ぎると、急に停車駅のインターバルがあきますから、なんと次に停まったのは、桃園市の隣の新竹市の「新竹駅」で、今更、戻るのも時間のムダなので、仕方なく二日目の予定と三日目の予定を引っくり返して、当初は17日に行く予定だった「北埔」に目的地変更することとしたのでした。
ただ、それですぐに目的地に辿り着けるほど、旅とは甘いものではなく、新竹駅で「北埔行のバスは何処から乗るの?」と観光案内のいたいけなうら若き小姐に北京語で聞いてみたら、困った顔されたので、英語で聞いてもノーノーと答えられるばかりで、うーん困ったな、どうしようと独り言云ったら「バスはここではなく新幹線の駅から出ます」と日本語で言われ、案内カードを渡されたという恥かき体験付きで、大慌てで、在来線の「新竹駅」から新幹線の「新竹駅」に連絡する鉄道に乗って移動するところが、またしてもハプニングで、何とひとつ手前の駅で大勢の乗客に釣られて降りてしまい、次の電車はと時刻表を見ると約一時間後で、心が折れかけてきたので、もう諦めて台北へ帰って、陽が高いうちからヤケ酒でもかっ喰らおうかという自暴自棄の思いも頭をよぎりましたが、冷静になって、駅前のタクシーを使って、新幹線駅に移動し、そこで昼飯を食ってから無事、駅前からのバスに乗って、「北埔」へ辿り着いたということでした。
そして二時間ほど「北埔」を撮ってから、新幹線の「新竹駅」経由、台北市内に戻り、駅でお茶してからいったんホテルに戻ってシャワー浴び、それから台北駅で晩メシ食べてから「松山駅」近くの「饒河観光夜市」に向かい、体力の続く限り撮ったというのが二日目までの艱難辛苦のお話し・・・

では、前置きが長くなりましたが、さっそく行程に沿って実写結果を逐次見て参りましょう。

Taipei17sep_001.jpg
まず一枚目のカットですが、桃園空港からMRTに乗って台北駅に移動し、ほど近い常宿にチェックインしたのち、カメラバッグだけ提げて頭の中に焼き付けた地図に従い、「北門駅」の前の通りを「淡水河」の堤防伝いに北上したら、程なくして、いかにもそれらしい、古風な石や煉瓦積みの低層の商店が立ち並ぶ通りの入り口に辿り着いたので、初訪問の喜びもこれあり、「迪化街」入口に位置するカフェ兼土産物屋みたいな商店が入った石造りのビルを撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_002.jpg
二枚目のカットですが、やっと、思い募らせた「迪化街」に辿り着けた嬉しさもひとしお、きょろきょろしながら、まるで台北初訪問の若葉マーク観光客よろしくあっち見ちゃシャッター切って、こっち向いちゃシャッター切って、しながら通りを歩き進んで行ったら、あたかもヨーロッパとまでは云わないまでも、マカオくらいなら肩を並べられそうなエキゾチックな雰囲気漂う交差点に出たので、振り返りざまに一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_003.jpg
三枚目のカットですが、更に中へと進んで「永楽市場」の前辺りに来たら、ちょうど陽が傾き出して、商店街の東西の通りの建物の間から射し込むような光線状況になってきて、ふと周囲を見回すと、香港辺りでもチェーン店で目にする「屈氏民大薬房」(ワトソン薬局)の重厚な建物を前に端正な顔立ちに長い髪のいたいけな小姐がまだ幼い妹の手を引いて夕暮れの通りを渡ろうとしていたので、追い縋りざまに一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_004.jpg
四枚目のカットですが、漢方薬屋や乾物屋、そして新しいスタイルのカフェ、手工芸品のブティックのような店舗がモザイク状になって軒を並べる、この極めて魅惑的な商店街をどんどん奥に向かって歩いて行ったら、次第に観光エリアとしての表玄関から昔ながらの市民の商い、そして日頃の暮らしの場としての顔が見えて来たので、車が来ない頃合いを見計らって、道路にしゃがみ込んで、ローアングルで通りの様子を撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_005.jpg
五枚目のカットですが、「迪化街」のどん詰まり近く、もはや観光客の姿を見かけることも稀有になってきた、昔ながらの店舗兼住宅が立ち並ぶエリアまで辿り着いたので、両側に立ち並ぶ、アールデコ調と云うか、大正モダニズムの遺産と云うか、とても重厚な佇まいのようにも見えながら、とても懐かしく、親しさを感じずにはいられないような建物を目にして秋空を背景に一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_006.jpg
六枚目のカットですが、いったん、「迪化街」のどん詰まり、高速道路の高架とぶつかって通りが終わっているポイントまで辿り着いたあと、来る時とは多少ルートを変えて、また入り口方面というか「北門駅」方面を目指して歩いていたら、来る時通った道の東側の通りにも、なかなか佳き風情の建物があり、一目見て感心したため一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_007.jpg
七枚目のカットですが、同じく「迪化街」の側道を辿って、「北門駅」方面に移動する際中、通りと直交する道になかなか古風な煉瓦積みの店舗兼住宅が建ち並んでいて、それを撮ろうとカメラを構えた時、いかにも躾の厳しそうな家庭で育てられましたとプラカード立ててデモしているのに等しい雰囲気の小姐がとぼとぼと歩いてきたので、これ幸いにと、エキストラ出演願ったもの。
カメラはX-Pro2、レンズはLeitz Ekmarit21mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_008.jpg
八枚目のカットですが、「迪化街」の撮影に大満足し、次なる目的地、とは云っても2km以内ではあり、どちらも常宿からは徒歩圏内のエリアなのですが、「西門駅」へと向かうべく、「北門駅」からMRT松山・新店線に乗って移動、駅から地上に上がり、まず目指したのが西門エリアのランドマーク、ちょうど浅草でいえば雷門に相当するような西門「紅楼」だったのですが、あいにく工事中で建物の一階部分に相当する高さの周囲に柵が巡らされており、全景を撮影することが不可能だったので、その周囲の広場の雰囲気を一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはPORST50mmf1.2による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_009.jpg
九枚めのカットですが、ここ西門の「紅楼」はさすが雷門に喩えられるだけあって、その周囲には仲見世的な存在の商店街もしっかり存在し、「紅楼」の南西には二階よりちょっと高いくらいの弧状の二階建ての商店街が周囲を取り巻くように建てられているので、その二階テラスから「紅楼」の写真でも撮ろうかなと上がったところ、愛想の良い猫と遭遇したので、通じるわけもないお世辞など言いながら一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはPORST50mmf1.2による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_010.jpg
十枚目のカットですが、「紅楼」周囲の商店街二階テラス等で建物の写真も何カットか撮ってから、次なる撮影エリアである、西門町の夜店通りに移動し、人間の眼より明るい大口径の玉を付けたデヂタルカメラの利点をフルに活かし、とっぷり陽が暮れ、人工光源だけが照らす夜の街で老若男女の暮らしぶりを撮ろうと思い、獲物を求めて徘徊していたら、ちょうど、封切の映画館の手前で、人待ち顔でベンチに腰掛けていた麦わら帽子の小姐の姿が目に留まったので、一枚撮ってみたもの。
カメラはX-Pro2、レンズはPORST50mmf1.2による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_011.jpg
十一枚目のカットですが、翌16日は、冒頭で述べた通り、紆余曲折の結果、三日目に訪問予定だった「北埔」へ繰り上げ到着、当然のことながら、カバンの中には、ネットで事前に収集した現地情報のプリントなど持ってきてはいませんから、繋がりの悪いWifiだけを頼りにスマホンでバス停から老街の位置だけを再確認し、あとはいつもの勘働きに任せて撮るだけ撮ろうと思い、老街の入り口に位置する元客家相手の宿の佇まいを撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_012.jpg
十二枚目のカットですが、ここ「北埔」の街が元々、客家の住む集落だったということくらいは、出発前に国内で読み込んだ資料に書いてあったので良く覚えていたのですが、もはや交通の便も良くなり、そもそも日本統治下の民族間格差解消政策の影響もあって、客家だけの集落でなくなって久しい筈なのですが、そこはそれ商魂逞しい中華民族のことですから、歴史的なリソーズは上手く活用し、まさに日本の地方の町おこしではないですが、客家の伝統とか文化みたいなものを
巧みに活かし、露店は云うに及ばず、商店の店頭でも食品、手工芸品等を賑やかに商っており、たまたま観光に来ていた家族が客家食品を買っているところを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_013.jpg
十三枚目のカットですが、同じく「北埔」老街のメインストリート上、これまた客家の伝統食品と思しき、「仙草茶」なるハーブテーの類いを商っている露店のパラソル下で、興味深々とばかり嬉々として持参のペットボトルにくだんの薬草茶を詰めて貰うとしているいたいけな観光客の小々姐と売り子の婆さんとのやりとりを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_014.jpg
十四枚目のカットですが、ここ「北埔」でも、メインストリートの観光客の雑踏ばかり眺め、撮っていても、この手の老街撮影は半分しか目的を達したことにはならないので、表通りから目に付いた側道に足を踏み入れ、裏通り・路地裏撮影モードに入ることとし、当然、こういった観光ルートから外れたところの地図などないですし、Wifiの繋がりの悪いスマホンなどをナビゲータなどに期待することなどどだい無理ですから、いつもの超六感とラブラドール犬譲り?の臭覚・聴覚のみを頼りに撮り歩くこととし、まず目についた裏通りの茶店の佇まいを一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_015.jpg
十五枚目のカットですが、この日はたまたま「北埔」の祖廟周辺がお祭りをやっていたようで、その参道にも、様々な露店や職人の実演販売みたいなブースが軒を並べており、なかでも、いたいけな童子達に人気だったのが、火を使い、ダイナミックに加工を行っていたガラス細工コーナで、見とれている極小姐と作業に没頭する職人さんの対比が面白かったので、斜め後ろから一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_016.jpg
十六枚目のカットですが、暑さはだいぶ和らいできたとは言え、日中、動き回るとそれなりに喉も乾きますから、飲み物が欲しくなって、老街表通りに出た際、そういや通りの全体の雰囲気を撮ってなかったけな、と気づき、温和な表情で孫を抱えた爺さん以下の家族がやって来た時、一枚撮ってみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

Taipei17sep_017.jpg
十七枚目のカットですが、ミネラルで喉を潤し、再び、裏通り・路地裏撮影モードに入ることとし、先ほど探訪したのとは別の入り口から東側の住宅街エリアを巡っていたら、同じようなことを考える人間は民族、人種に関わらず居るもので、ソニーのデヂカメを提げた兄ちゃん、姐ちゃんがやってきて、やはり路地裏撮影を始めたので、撮影結果を覗き込んでいつ様子を借景として一枚戴いてみたもの。
カメラはLeica M8、レンズはLeitz Elmarit28mmf2.8による絞り開放、絞り優先AE撮影です。

さて次回は、台北ツアーの旅後編、初めての三峡老街探訪等から厳選したカットをお送り致します、乞うご期待!!

テーマ:旅の写真 - ジャンル:写真

  1. 2017/09/24(日) 19:39:06|
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Author:charley944
今を去ること60年前、古き佳き江戸情緒の残るこの深川の地に標準レンズのみを頑なに用い、独特のアングルにこだわった映画監督が住んでいました。その名は小津安二郎。奇しくも彼の終いの住まい近くに工房を構え、彼の愛してやまなかったArriflex35用標準レンズの改造から始まり、忘れかけられたレンズ達を改造し、再び活躍させます。

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